ワールドニュース

シスコのグローバル調査:「2013 Cisco Global IT Impact Survey」


シスコのグローバル調査:「2013 Cisco Global IT Impact Survey」
明らかになったIT部門のビジネスへの影響度とその課題について

IT部門のリーダーたちがどれだけ効果的にビジネス部門と同じ立場でネットワーク戦略を考え、最新の業界トレンドにも対応しているのか検証

  * 当資料は、米国で発表されたニュースリリースの抄訳です。

2013年5月13日

米国シスコ(本社:カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ:CSCO、以下シスコ)は本日、グローバル調査:「2013 Cisco Global IT Impact Survey」を発表いたしました。「2013 Cisco Global IT Impact Survey」によれば顧客サービス改善のために、企業は新規アプリケーションを続々と導入し、新しいコネクテッド ユーザー エクスペリエンスを創り出しています。その中で、IT組織はネットワーク サービスの拡大と、ビジネス要件に合わせたネットワーク戦略の調整という課題に直面しています。本日、発表したシスコのグローバル調査によれば、IT専門家の過半数(63パーセント)は、ビジネスニーズへの適応力に自信を持っています。またその一方で、約3分の1(27パーセント)は自社のビジネス イニシアティブに対するIT部門の視界の悪さを霧深いロンドンの街と同等に見なしています。

「2013 Cisco Global IT Impact Survey」はビジネス イネイブラー、つまり、実際のビジネスを牽引しているIT部門の役割について知見を提供し、ネットワーク投資がビジネスの需要に追い付いている度合いを評価し、IT部門のビジネス的影響力を増大できる新規テクノロジーをIT部門が採用できる可能性を検証しています。

調査結果により明らかになった点は以下の通りです。

  • アプリケーションとユーザーの期待はますます複雑に:約4分の3(71パーセント)のIT関係者は、IT部門は1年前より多くのアプリケーションを導入していると回答しています。
  • ビジネス イネイブラーとしての認識が高まるITとネットワーク:より多くのIT部門(78パーセント)が、前年同時期と比較して、アプリケーション配信におけるネットワークの重要性が高まっている回答しています。
  • ITとビジネスの適合性が向上する一方で、意思決定の場にIT部門が常に参加しているわけではない:約10人に9人(89パーセント)のITリーダーは、少なくとも月に1度はビジネス部門のリーダーと連携しており、アプリケーション配信においてネットワークの重要性が高まっていることがビジネス上の共通認識になっていることを示唆しています。ただし、調査の対象となった3分の1以上(38パーセント)のIT専門家は、計画と導入のプロセスに遅れて招かれたと回答しています。

その他の調査結果では、「Cisco Global IT Impact Survey」はソフトウェア定義型ネットワーキング(SDN)やInternet of Thingsといった最近のトレンドに対するIT部門の捉え方についても知見を提供しています。調査結果によれば、3分の1以上(34パーセント)は実際のSDN開発を見たことがないと回答し、半数近く(42パーセント)はInternet of Thingsについてよくわからないと回答しています。

調査結果の詳細:IT部門とビジネス部門のリーダー間の調整は進むが、さらに改善の余地あり

  • 社内でIT部門がどのように見られているかという質問に対し、ビジネス部門のリーダーから見たIT部門の役割をもっともうまく表す言葉として36パーセントが「イノベーター」と回答しました。これ以外に34パーセントが「オーケストレーター」、15パーセントが「消防士」、7パーセントが「ゴースト」、7パーセントが「占い師」と回答しています。
  • 調査結果によれば、半数以上のITリーダーは実際のビジネスに適合できていると考えていますが、ビジネス アプリケーションの導入は自分たちのいない場所で決定されています。4分の3以上(76パーセント)のIT関係者は、ビジネス部門のリーダーとIT以外の別のチームが新規アプリケーションを導入し、IT部門はそれに「まったく」または「ときどき」しか関わっていないと回答しています。
  • さらに調査の対象となったITの専門家の3分の1以上(38パーセント)は、計画および導入のプロセスに「導入プロセスの最中」または「導入の前日」に招かれたと回答しています。これは、業務の進行に合わせて事前にIT部門の話を聞くことなく新規のビジネス イニシアティブが進められ、新規アプリケーションへの対応でネットワークに課題が生じる可能性を示唆しています。
  • ビジネス上の判断を下す経営者に対してネットワーク インフラのアップグレード予算を要求する際の心構えをIT部門のリーダーに質問したところ、18パーセントは追加予算を要求するくらいなら「脱獄するかトライアスロンのトレーニングを受ける」ほうがましだと回答しました。
  • いい仕事をしていることをどのような場面で知るかを質問したところ、4分の1(26パーセント)は「お呼びがかからないとき」と回答しています。別の4分の1近く(23パーセント)は、「会社ではなく自宅で眠れるとき」と回答しています。

業界の新たなビジネス機会によって生じるネットワーク対応の課題

  • アプリケーション配信でネットワークの重要性が増していることについてはビジネス部門からの認識を得ているものの、回答者の82パーセントはWeb、ファイル サービス、電子メールなどの基礎的アプリケーションを含め、標準的なビジネス アプリケーションのユーザー体験にネットワーク パフォーマンスが影響すると回答しています。
  • この1年間で新規アプリケーションの導入を遅らせた主な原因を質問したところ、予算を上げるといった回答が最も多く、34パーセントでした。回答者の26パーセントは、データセンター インフラストラクチャへの対応、クラウドへの対応、帯域幅などのネットワーク制限を挙げています。4分の1(25パーセント)は、「いつもの先送り」が主因と回答しています。
  • 71パーセントは、今後12か月以内にSDNソリューションの導入を計画しています。その理由は、3分の1(33パーセント)がコスト節減、別の3分の1(33パーセント)はインフラストラクチャの迅速な拡張性と回答しました。
  • 約4分の3(71パーセント)は、IT部門が1年前より多くのアプリケーションを導入していると回答していますが、41パーセントはBYODポリシーのサポートにネットワークが対応しきれいていないと回答し、38パーセントはクラウド展開のサポートに対応しきれていないと回答しています。
  • Internet of Thingsアプリケーションと導入への対応度を質問したところ、約半数(48パーセント)は新たなビジネス機会につながると回答しました。
  • 調査の対象となった関係者に今後1年間のビジネスで最も重要となるネットワーク イニシアティブについて質問したところ、クラウドへの対応(29パーセント)が最も多く、「ITテクノロジーとビジネステクノロジーの統合」(28パーセント)、「データセンターの強化/可視化」(27パーセント)がそれに続きました。
  • 過去1年間で最も難しかったITイニシアティブについて質問したところ、アプリケーションのクラウドへの移行(40パーセント)が最も多く、データセンターの可視化(38パーセント)がそれに続きました。このデータは、IT専門家の一部が本来の仕事ではなく、クラウド展開に関連するネットワーク上の課題に追われていることを指摘した「2012 Cisco® Global Cloud Networking Survey」の結果と一致しています。
  • 「2012 Cisco Global Cloud Networking Survey」では、クラウド サービスまたはモビリティを正しく導入する上でセキュリティが最大の障害となっていることを指摘していますが、これも今回の調査結果と一致しており、80パーセントが課題として挙げています。

コメント

シスコ エンタープライズ ネットワーキング グループ シニアバイスプレジデント兼ジェネラルマネージャー、 ロブ・ソダーベリー
「複数の技術変化に対応できるネットワーク アーキテクチャを構築することで、IT部門がビジネスに深い影響力を持ち、戦略的パートナーとして活躍できるかつてない可能性があります。最も成功するIT専門家は、ネットワークの対応度が企業内での迅速な意思決定に直結していることを知っている人たちです」

概要

  • 13ヶ国、1,300人以上のIT部門の意思決定者を調査対象に含む「Cisco Global IT Impact Survey」では、ビジネスを方向付ける意思決定に対するITの専門家の影響度と、ビジネスとネットワークの関連度合いの特定が委託されました。シスコによって委託され、Insight Expressによって配布されるこの調査は、画期的な新しいスマート ビジネス プロセスの実現に関連する課題について、ビジネス リーダーとIT組織がより深く理解できるようにすることを目的としています。
  • 調査対象となった国は、オーストラリア、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、インド、日本、メキシコ、ロシア、スペイン、英国、米国です。
  • すべての調査結果はwww.cisco.com/go/impactsurveyで公開されています。

関連リソース

シスコシステムズ合同会社について

シスコシステムズ合同会社は、米国シスコ(NASDAQ:CSCO)の日本法人です。シスコは、ビジネスの基盤となるインテリジェントなネットワーキングソリューションから、音声、映像、データ、ストレージ、セキュリティ、エンターテイメントをはじめとする新しい分野、そして、人々の仕事や生活、娯楽、学習のあり方を一変させることのできるネットワーク プラットフォームの提案を目指しています。 シスコの会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
<http://www.cisco.com/jp>

# # #

*Cisco およびシスコ ロゴは、シスコまたはその関連会社の米国およびその他の国における商標です。シスコの商標の一覧については、http://www.cisco.com/web/JP/trademark_statement.htmlをご覧ください。記載されているサードパーティの商標は、それぞれの所有者に帰属します。「パートナー」または「partner」という用語の使用は Cisco と他社との間のパートナーシップ関係を意味するものではありません。(1305R)

* 米国で発表されたニュースリリースの内容は、以下をご参照ください。
<Innovator, Firefighter, or Ghost? Cisco Global Survey Reveals Insight into IT's Impact on the Business>