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シスコ、クラウドを構築、管理、接続するためのエンドツーエンド フレームワークCisco CloudVerseを発表

世界の一流企業がパブリック、プライベート、ハイブリッドなクラウドの構築や最新クラウド アプリケーションの提供にCisco CloudVerseを採用

  * 当資料は、米国で発表されたニュースリリースの抄訳です。

米国シスコ(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ:CSCO、以下 シスコ)は本日、パブリック、プライベート、ハイブリッドの各クラウドの構築、管理、接続に必要な基本要素を組み合わせたフレームワークCisco CloudVerse® を発表しました。Cisco CloudVerseは、Unified Data Center、Cloud Intelligent Network、Cloud Applications and Servicesという主要クラウド要素を統合したものです。これにより企業は、アジリティの向上や財政の改善、セキュリティ強化、ダイナミックで確実なエクスペリエンスといった、クラウドのあらゆる恩恵を受けることができます。

先に発表されたCisco Cloud Indexは、企業のITと消費者サービスがクラウドによってどれほど劇的に変化するかを予測しています。Cisco Cloud Indexによると、2014年にはデータ センターにおけるコンピューティング ワークロードの50%以上がクラウドベースになり、2015年までに全世界のクラウド トラフィックはこれまでの12倍以上に増加して年間1.6ゼタバイトになる見通しです。1.6ゼタバイトとは、地球の全人口が商品レベル品質のビデオを96時間分以上所有している分量に相当します。クラウドの爆発的な発展には、データ センターとネットワークを連携させてエンドツーエンドのクラウド アプリケーション配信をサポートする必要があり、この連携を可能にする上で最新の機能が欠かせないとしています。

現在、クラウド技術の大部分は個別に独立して存在するため、効果的な統合管理アプローチをとる上での妨げとなっています。Cisco Unified Data Center、Cloud Intelligent Network、Cloud Applications and Services という3つの基本的なクラウド要素を統合することにより、Cisco CloudVerseはクラウド内、クラウド間、クラウドを超えてエンドユーザへと、高品質なクラウド エクスペリエンスを提供します。

多数の企業、サービスプロバイダ、政府がクラウド戦略の基盤としてCisco CloudVerseを採用することを本日発表しています。具体的には、米ゼロックス社傘下のACS、Fujitsu UK、NWN、LinkedIn、Orange Business Services、Qualcomm、Silicon Valley Bank、Telecom Italia、Telefónica S.A.、Telstra、ベライゾン傘下のTerremark 等が挙げられます。現在、主なクラウド プロバイダーの70%以上が、クラウド事業にCisco CloudVerseを利用しています。

Cisco CloudVerseの新機能

シスコは本日、CloudVerseの3つのコア要素に以下に挙げる複数の新ソリューションをご紹介します。

Unified Data Center のファブリック ベースのプラットフォームは、クラウド インフラストラクチャの経済的側面に変化をもたらします。このプラットフォームは物理環境と仮想環境の全域にわたり「as-a-service」モデルを自動化するとともに、ユニファイド コンピューティングとユニファイド ファブリックを利用してデータ センター内およびデータ センター間でリソースを柔軟に割り当てることにより、ビジネスの要求に応じて規模の拡大縮小ができるように設計されています。さらに、以下のUnified Managementの新機能も追加されています。

  • Cisco Intelligent Automation for the Cloudはデータ センター内およびデータ センター間でのクラウド サービスの配信向けに、データ センターのリソースのプロビジョニングおよび管理を自動化するように設計されています。
  • Cisco Network Services Managerは物理的なネットワーキング リソース、仮想ネットワーキング リソースの作成、配置、修正をオンデマンドで自動的に行うよう設計されています。

Cloud Intelligent Networkはユーザがいる場所にかかわらず、アプリケーションやサービス提供に関与している複数クラウド全域にわたり、矛盾がなく、非常に安全性の高いユーザ エクスペリエンスを提供します。今回新たに「Cloud-to-Cloud Connect」機能が追加されました。

  • ASR 1000 シリーズならびに9000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータに2012年に装備されるCisco Network Positioning Systemを利用した「Cloud-to-Cloud Connect」により、データ センターとクラウドの間でリソースの識別、割り当て、最適化がダイナミックに実行可能になります。

Cloud Applications and Servicesにより、シスコとサードパーティ両方のクラウド アプリケーションの「as a service」が実現します。Hosted Collaboration Solution (HCS) には以下の新機能が追加されます。

  • Private Cloud HCSにより、企業は検査・実証済みのソリューションと全管理機能を使って、独自のコラボレーション クラウドを構築できます。
  • Mobile HCSは、モバイル サービス プロバイダがコラボレーションを提供する費用効果の高い簡単な方法をクラウドから供給するので、「固定」デバイスから携帯電話までサービスを広げられます。たとえば、プロバイダはある企業の何千人もの携帯電話ユーザをひとつの番号で仮想的に接続でき、プロバイダの顧客は卓上電話から携帯電話へ、通話を中断することなく切り替えられます。
  • HCSにCisco Customer Collaborationの機能をすれば、Customer Collaborationのコールセンター機能にさらに簡単にアクセスできます。こうした機能は現在のところ限定的利用のみが可能ですが、一般向けには2012年中の提供開始を予定しています。

シスコはクラウドを可能にする新サービスでCloudVerseを支えていますが、こうしたサービスではシスコの専門的および技術的サービスの知識を、広範なエコシステムにおけるパートナーの知識と組み合わせて、クラウド実現までの時間を短縮するとともに、クラウドのあらゆる可能性を実現します。

「クラウド技術はこれまで個別に独立して存在していたため、クラウドの構築や管理、複数のクラウドの相互接続は難しく、多くの組織にとって大変な難問でした。シスコは独自の方法で、多数のクラウドが存在する世界を可能にし、次世代インターネットに向けて人々やコミュニティ、組織を高品質のクラウド ユーザエクスペリエンスへとつなげます。世界の多くの一流企業やサービス プロバイダがクラウド戦略の基盤としてCloudVerseを採用していることを私たちはとても喜んでおり、多数のクラウドが存在する世界を目指して、緊密に協力していくことを楽しみにしています」と、シスコ エンジニアリング担当シニアバイスプレジデント兼CTO、パドマスリ・ウォリアーは述べています。

Cisco CloudVerse の経済的な利点は非常に魅力的であり、ビジネスとしてIT-as-a-serviceやダイナミックなSMBおよび消費者サービスを提供する上での手助けとなります。仮想化された従来のデータ センターからCisco CloudVerseのクラウドへ移行すれば、ITの総所有コスト(TCO=運営費と資本的経費)を最大50%削減でき、新規クラウド サービスの提供にかかる時間を週単位から分単位に短縮できます。

Cisco CloudVerse採用企業

多くの一流企業やサービス プロバイダー、政府がクラウド戦略の基盤としてCisco CloudVerseを採用しており、以下の組織がCisco CloudVerseの利用を発表しています。

  • ACS(米ゼロックス社傘下) クラウド サービス担当シニアバイスプレジデント、ケン・スティーブンス氏
    「ゼロックス社傘下のACSは、シスコと同様お客様をサポートするために業務を推進し、新しい方法を導入する上で、クラウド コンピューティングがビジネスにたくさんのチャンスをもたらすと考えています。クラウドは基本的にネットワークに根ざしたものなので、当社のクラウド サービス事業はシスコ上で運営されています。当社ではCisco Cloudverseを利用していますが、安全かつ柔軟なITサービスをオンデマンドでお客様に提供する上で、Cisco Cloudverseがその手助けをしてくれます。シスコのセルフサービス クラウド ポータルと自動編成のおかげで、当社のお客様はITインフラストラクチャのコストを削減しながら、ITの新機能をより短時間で展開できるのです」
  • Fujitsu UK ホスティングおよびネットワーク サービス 担当エグゼクティブ ディレクター、アンディー・スティーヴンソン氏
    「当社の経験と広範囲におよぶネットワークを組み合わせ、シスコと共に今回の新しいホスト型の商品を開発しました。これにより、Fujitsu Cloud Connectサービスという、柔軟で信頼性と感度が高いエンドツーエンドのマネージド ソリューションが提供できます。当社の新サービスを使えば、従業員がどのデバイスを使っていても、そのデバイスがクラス最高品質のシスコ コラボレーション技術を用いたオンデマンド型の同一スイートを利用していれば、従業員間でより効率的にコラボレーションできます」
  • NWN 社長兼CEO、モン・フェルプス氏
    「NWNのお客様は、規模の拡大縮小が容易で、値段が手頃、そして安全性の高いコラボレーション アプリケーションへのアクセスを希望しており、シスコと協力することにより、私たちはこの要望に対応できます」
  • LinkedIn プロダクト オペレーション担当ディレクター、ソヌ・ネイヤー氏
    「CiscoASR 9000 アグリゲーション サービス ルータのおかげで、LinkedInは次世代データ センターへのアクセスを迅速に拡大して増大する帯域幅の要件を満たし、サービスの可用性を確実にすることができました。シスコの協力のおかげで、LinkedInは業界一の信用を保ちながらインフラストラクチャのコスト削減を実現できており、この協力関係はLinkedInが成功を続けていく上で必要不可欠になっています」
  • Orange Business Services France Telecom-Orange シニア エグゼクティブ バイスプレジデント兼Orange Business Services CEO、ヴィヴェク・バドリナス氏
    「Orangeでは、クラウド コンピューティングをエンドユーザの視点から見ています。シームレスなユーザエクスペリエンスをもたらすためのデータ センターとネットワーク インフラストラクチャを包括的に見るわけです。Orangeは世界最大のシームレス ネットワークを有するネットワーク オペレータであると同時に、クラウド コンピューティングとITサービスのプロバイダとしても一流であり、エンドツーエンドの安全なクラウド エクスペリエンスを提供しています。シスコとの関係は長年にわたり、これまでに強固なネットワークやクラウド コンピューティングの基礎の構築に取り組み、Hosted Collaboration Solution、vBlock、Scansafeといったサービスを提供してきました。シスコ、EMC、VMWareと当社によるFlexible 4 Businessアライアンスは、他に類をみない価値ある提案を継続していくことの表れであり、クラウド コンピューティングを一層容易に採用できる道を開いています。私たちは今後もシスコと緊密に協力し、多国籍企業に採用されるような多種多様なクラウドを提供していきます。なぜなら、将来的にはクラウドの混合が主要傾向になるからです」
  • Qualcomm シニアバイスプレジデント兼最高情報責任者(CIO)、ノーム・フェルドハイム氏
    「モビリティのようなテンポの速い産業において、現在の世界の一流デバイス メーカーを相手にビジネスをするには、柔軟でインテリジェントなITインフラストラクチャが必要です。Qualcommの従業員は全世界で増加を続け、そのニーズも複雑性を増していますが、シスコのクラウド インテリジェント ネットワークによって高レベルの柔軟性とパフォーマンスが手に入るため、そうしたニーズを満たすことができます」
  • Silicon Valley Bank インフラストラクチャ アーキテクト、アンソニー・オン氏
    「プライベート クラウドの目標は、物理的インフラストラクチャと仮想インフラストラクチャの両方の全域で、ITの機敏性を向上させ、サーバ、ネットワーク、ストレージの各オペレーションの効率を上げることです。私たちの要望はセルフサービスでプロビジョニングとプロビジョニング削除が可能なクラウド管理ソリューションであり、これにはパブリック クラウド サービスに加えてCisco UCSとその他の既存システム環境の全域における編成も含まれます。私たちの銀行はシスコのデータ センター技術を選択しましたが、これにはクラウド サービス プラットフォームを構築するためのCisco Intelligent Automation for Cloudが含まれており、成果には非常に満足しています」
  • Telecom Italia マーケティング担当VP、ステファノ・ノセンティーニ氏
    「この1年間、Telecom Italiaとシスコは緊密な協力態勢を敷き、当社のクラウド戦略を発展させていく方法を明確にしてきました。Telecom Italiaの『クラウドの中のネットワーク』を中心としたNuvola Italiana戦略とシスコのCisco CloudVerse戦略は完全に連携しています。異なるクラウド ソリューション(プライベート、パブリック、ハイブリッド)と接続性をバンドルすることにより、Telecom Italiaは引き続きシスコとの協力関係を強固なものとし、Nuvola Italianaの推進に努めます」
  • Telefónica Digital グローバル M2M クラウド アプリ ディレクター、カルロス・モラレス氏
    「ユニファイド データ センターとクラウド インテリジェント ネットワークを組み合わせたシスコのCisco CloudVerseソリューションにより、Telefónicaは新たなVirtual Data Centerのサービス開始に向けて非常に強力な基礎を築くことができます。Cisco CloudVerseによって統合された技術によりTelefónicaはクラウドの構築、規模の拡大縮小、管理が可能になり、エンド ユーザに対してすばらしいクラウド エクスペリエンスを保証できます。シスコとの提携により、Virtual Data Center サービスを通じて法人顧客に有意な技術革新を提供できるようになり、Telefónicaは一流のクラウド サービス プロバイダとなれるでしょう」
  • Telstra データ、IP、ネットワーク アプリケーション&サービス担当常務取締役、フィリップ・ジョーンズ氏
    「Telstraとシスコは両社にとって重要な成長のチャンスであるクラウド コンピューティングを組み入れるよう関係を拡大しました。ネットワーク ベースのサービスを規模に応じて提供することについては、これまでの投資と経験において、オーストラリアで当社がナンバーワンです。革新的なクラウド サービスを提供してオーストラリア企業のニーズを満たすべく、市場をリードする当社のネットワーク インテリジェンスと先進のシスコ クラウド プラットフォームを活用しています」
  • Terremark(ベライゾン社傘下) ケリー・ベイリー社長
    「私たちが移行しようとしている世界では、当社の企業顧客が場所や時間、使用デバイスの制限を受けることなく、サービスを利用したいと考えています。Cisco CloudVerseはクラウド上での確実な業務遂行をサポートするよう設計されています。異なる顧客やアプリケーションのニーズを満たすべく、オンデマンドで安全かつ迅速に再利用と管理が可能なコンピューティング、ストレージ、ネットワークの各リソースを統合することでこのサポートを実現しています。こうした機能はクラウドの基本であり、Cisco Cloud Intelligent Networkは、私たちが必要としているセキュリティ、スケーラビリティ、柔軟性のサポート専用に構築されています」

関連リソース

シスコシステムズ合同会社について

シスコシステムズ合同会社は、米国シスコ(NASDAQ:CSCO)の日本法人です。シスコは、ビジネスの基盤となるインテリジェントなネットワーキングソリューションから、音声、映像、データ、ストレージ、セキュリティ、エンターテイメントをはじめとする新しい分野、そして、人々の仕事や生活、娯楽、学習のあり方を一変させることのできるネットワーク プラットフォームの提案を目指しています。 シスコの会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
<http://www.cisco.com/jp>

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*Cisco、Cisco Systems、およびCisco Systemsロゴは、Cisco Systems, Inc.またはその関連会社の米国およびその他の一定の国における登録商標または商標です。本書類またはウェブサイトに掲載されているその他の商標はそれぞれの権利者の財産です。「パートナー」または「partner」という用語の使用はCisco と他社との間のパートナーシップ関係を意味するものではありません。(0905R)

* 米国で発表されたニュースリリースの内容は、以下をご参照ください。
<Cisco Introduces CloudVerse, an End-to-End Framework to Build, Manage and Connect Clouds>

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