Red Hatとシスコ、仮想化テクノロジーの統合における関係を強化
Cisco VN-LinkとRed Hat Enterprise Virtualizationの統合を通じて、総所有コストの削減、パフォーマンスの強化、投資回収率の向上をデータセンターで実現
2010 年 6 月 23 日
米国Red Hat, Inc.(本社:米国ノースカロライナ州ラーレー、社長兼CEO:ジム・ホワイトハースト(Jim Whitehurst)、NYSE: RHT、以下Red Hat)と米国シスコ(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ: CSCO、以下 シスコ)は本日、仮想化事業における両社の協業を拡大し、Cisco Virtual Network Link (VN-Link) テクノロジーと Red Hat Enterprise Virtualization を統合することを発表しました。これにより、データセンターを仮想化するためのパフォーマンスの強化、ネットワークの可視性と制御性の向上、総所有コストの削減を可能にする機会を、双方のお客様に提供します。
ネットワークと仮想化の領域を接近させ、データセンターの導入を簡素化するために、Red Hatとシスコは、Cisco Unified Computing System 仮想インターフェイス カードと Red Hat Enterprise VirtualizationのKVM(Kernel-based Virtual Machine) ハイパーバイザを統合します。これにより、パフォーマンスを低下させることなく、仮想化のためのネットワークの完全な可視性、制御性、整合性を実現する論理ネットワーク インフラストラクチャを構築することができます。VN-Link は、ネットワークやストレージ サービスの動作を自動化することにより、データセンター内を移動する仮想マシンを追跡し、データセンター内のあらゆるサーバ(物理サーバまたは仮想サーバ)間で一貫したポリシーに基づくネットワーク機能を確保します。今回の統合により、以下のことが可能になります。
- 仮想マシンが、専用の物理I/Oリソースに直接アクセスできるため、ネットワークのスループットが向上し、CPU サイクルが解放され、アプリケーション密度と仮想マシン密度が高まり、パフォーマンスが向上します。
- Red Hat Enterprise Virtualization で動作するアプリケーションについて、仮想マシン単位でVN-Linkが提供する可視性とネットワーク制御の強化によって、仮想化環境の管理とセキュリティ確保を行うことができるようになります。
- 両社の仮想化管理ツールがサポートするポリシーベースのネットワーク構成によって、仮想マシンの作成を自動化することにより、アプリケーションの導入が迅速化されます。
- より一貫したネットワークの管理、セキュリティ、および隔離制を備えた大規模なクラウドの導入を実現できます。
- 従来の仮想化ソリューションに比べ、取得コストを最大20〜40パーセント削減できます。Cisco Unified Computing System の簡素化されたアーキテクチャとRed Hatの一元化された仮想化管理機能によって、ビジネス アプリケーションの導入にかかるコストと時間の両方を削減できるため、結果として、総所有コストを削減することができます
幅広いビジネス サービスを提供する企業であり、世界各地の旅行関連企業に重要なトランザクション処理ソリューションを提供する大手プロバイダーのTravelportグローバル サーバ エンジニアリング担当マネージャー、スティーブン・セネカル氏は、「Travelportでは、動きの激しい旅行業界にとって不可欠なITフットプリントの縮小と仮想化および非仮想化アプリケーション導入の迅速化を図るため、Cisco Unified Computing Systemを導入しました。Linux市場が成長する中、シスコのVN-LinkテクノロジーとRed HatのKVMハイパーバイザが統合されることで、業界の大手2社からオープンソース市場向けの高パフォーマンスな仮想化ソリューションが提供されることになり、Linuxプラットフォームに仮想化を導入するための選択肢が増えるとともに、仮想マシンにも物理サーバと同程度のセキュリティとポリシーを適用できるようになります」と述べています。
Red Hat CTO(最高技術責任者)兼エンジニアリング担当副社長、ブライアン・スティーブンス (Brian Stevens) は次のように述べています。「私たちは、Cisco Unified Computing SystemとRed Hat Enterprise Virtualizationの緊密な統合により、大幅に向上した仮想化パフォーマンス機能を双方のお客様に提供することを目指しています。Red Hatは今日、シスコと協業してVN-Linkを統合した仮想化ソリューションを提供する初のLinuxベンダーとなり、仮想化およびLinux技術におけるRed Hatのリーダーシップにとってまたひとつの重要なステップが刻まれることになります」
シスコのサーバ アクセス&バーチャライゼーション事業担当CTO(最高技術責任者)、エド・ブニョンは、「データセンターやクラウド コンピューティングにおける仮想化が普及し、Linuxベースのサーバ インフラストラクチャの導入が進んだことで、仮想サーバI/O向けに簡素化されたソリューションの需要が生まれました。Cisco Unified Computing SystemとRed Hat Enterprise Virtualizationを統合することで、オープンソース コミュニティの成長の勢いに支えられたシスコの最新技術を活用することが可能となり、仮想インフラストラクチャの導入に適したオープンで統合化された環境を構築することができるようになります」と述べています。
Red Hatとシスコの統合ソリューションは、Red Hat Enterprise Virtualization Hypervisorが搭載されたRed Hat Enterprise Linux 6の発売に合わせ、本年中に販売が開始される予定です。
関連リソース
- 発表の詳細 - Red Hat Summitより放送されたRed Hatのウェブキャストのリプレイ放送(要登録)
- Red Hat Enterprise Virtualizationの詳細 [英語]
- Cisco VN-Linkの詳細
Red Hat, Inc.について
オープンソースソリューションのプロバイダとして世界をリードし、S&P500社に名前を連ねるRed Hatは、ノースカロライナ州ラーレーに本社を置き、世界65ヶ所以上に事業所を展開しています。ベンダの価値を評価するCIO Insight Magazineの調査では、各社のCIOが6年連続でRed Hatを最も価値の高いソフトウェアベンダと評価しています。Red Hatは、オペレーティング システム プラットフォームのRed Hat Enterprise Linuxをはじめ、仮想化、アプリケーション、管理、サービス指向型アーキテクチャ(SOA)など、Red Hat Enterprise VirtualizationやJBoss Enterprise Middlewareに代表される各種ソリューションにより、高品質かつ低コストのテクノロジーを提供しています。また、Red Hatは、世界各国のお客様にサポート、トレーニングおよびコンサルティング サービスを提供しています。詳細につきましては、http://www.redhat.comをご覧ください。
シスコシステムズ合同会社について
シスコシステムズ合同会社は、米国シスコ(NASDAQ:CSCO)の日本法人です。シスコは、ビジネスの基盤となるインテリジェントなネットワーキングソリューションから、音声、映像、データ、ストレージ、セキュリティ、エンターテイメントをはじめとする新しい分野、そして、人々の仕事や生活、娯楽、学習のあり方を一変させることのできるネットワーク プラットフォームの提案を目指しています。
シスコの会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
<http://www.cisco.com/jp>
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*Cisco、Cisco Systems、およびCisco Systemsロゴは、Cisco Systems, Inc.またはその関連会社の米国およびその他の一定の国における登録商標または商標です。本書類またはウェブサイトに掲載されているその他の商標はそれぞれの権利者の財産です。「パートナー」または「partner」という用語の使用はCisco と他社との間のパートナーシップ関係を意味するものではありません。(0905R)
* 米国で発表されたニュースリリースの内容は、以下をご参照ください。
<Red Hat and Cisco Expand Relationship with Virtualization Technology Integration>