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シスコ、TANDBERG社株式の公開買付けを完了し、残株の強制買取りを開始

両社の製品を統合したCisco TelePresence™製品ポートフォリオで、新しい働き方を提案

  * 当資料は、米国で発表されたニュースリリースの抄訳です。

2010年4月18日、米カリフォルニア州サンノゼ発

米国シスコ(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ: CSCO、以下シスコ)は本日、ビデオ通信分野で世界をリードするTANDBERG社(OSLO: TAA)の株式の任意公開買付けを完了したことを発表しました。取引が完了し、両社の製品を統合した広範な製品ポートフォリオが誕生することにより、シンプルでユニークかつ相互運用可能なコラボレーション技術の提供が可能となり、人々のコミュニケーションやコラボレーションの変革を目指すシスコの構想が実現に向けて大きく前進します。

「人々をコラボレーションの中心に据え、人々の働き方の変革を目指す道のりにおいて、私たちは今日、お客様のために極めて重要な一歩を踏み出しました。シスコが提供する豊富なコラボレーション ポートフォリオの全製品がそうであるように、次世代のビデオ会議システムであるテレプレゼンスにより、ビデオや対面式のコラボレーション技術が広く普及することにより、どこでも、誰もがより生産的に働くことができる新しい働き方が可能になると確信しています」と、シスコ エマージング テクノロジー ビジネス グループ担当シニア バイスプレジデント、マーティン・デビアは述べています。

TANDBERG社の全製品は、Cisco TelePresence™ ポートフォリオに統合されます。この製品ポートフォリオを通じて、完全に統合されたアーキテクチャやネットワークベースの包括的なエンドポイント、ベンダー各社と相互運用性のあるインフラストラクチャ ポートフォリオを提供するとともに、他にはない独自の体験を可能にし、カスタマイズ可能なアプリケーションを提供するほか、柔軟な導入モデルを提案します。

取引の完了に伴い、元TANDBERG社CEOのフレデリック・ハルバーセンは、シスコのシニア バイスプレジデントとなり、デビアが統括する部門の1つである、新しいTelePresenceテクノロジー グループの責任者となります。この新しいグループは、エンドポイント、インフラストラクチャ、Cisco TelePresenceクラウドサービスという3つの事業を完全に統合したものです。

新しい指導者のもと、統合された製品ラインや従業員、構想により、シスコは、お客様に一貫性と投資保護を提供するとともに、新しいコラボレーション体験の創造にプラスの影響を与える技術革新の促進に向けて取り組む方針です。

株式公開買付けの条件に従い、残株の強制買取りが完了した時点で、シスコは、TANDBERG社の全発行済み株式の取得を完了したことになります。買収価格は1株当たり170ノルウェークローネで、買収総額は約190億ノルウェークローネ(約33億ドル)となります。シスコは、今回の買収により、2010年会計年度におけるプロフォーマベースの利益が希釈化され、2011年会計年度におけるプロフォーマベースの利益が増加するものと予測しています。

新しいCisco TelePresence体験:エンドポイント、インフラストラクチャ、Cisco TelePresenceクラウドサービス

シスコは、コラボレーションにアーキテクチャ面から独自にアプローチし、ネットワークをベースとしたオープンで統合的かつ相互運用可能なソリューションを結集しました。多目的会議室や没入型ソリューションからPCクライアントを含む個人向けシステムまで、この度統合されたCisco TelePresenceポートフォリオには、シスコとTANDBERG社が提供する各種エンドポイント、インフラストラクチャ製品、柔軟な導入オプションがそのまま継承されています。また、お客様には、汎用アプリケーションや業界別アプリケーションに対応した包括的なソリューション プラットフォームも提供されます。シスコはこれまで、ポートフォリオの全製品に他社のシステムやMicrosoft Office CommunicatorなどのPCビデオ クライアントとの互換性を持たせるよう取り組んできました。

この統合されたインフラストラクチャには、お客様に自社内または企業間での今までにないコラボレーション体験や、パフォーマンスに優れた多拠点間会議、あらゆる機器との相互運用性を提供する各種ソリューションやサービスが含まれます。また、これらのサービスやソリューションは、強力な管理機能やスケジューリング機能をはじめ、「One Button to Push(ワンボタン機能)」や「Continuous Presence(画面分割機能)」など、安全性の高い便利な機能も提供します。特に、Cisco TelePresence独自の機能には、高度な録画機能やストリーミング機能、音声テキスト変換機能、コード変換機能、ビデオ分析機能を提供する一連のメディアサービスがあります。

シスコはまた、Cisco TelePresenceのオンプレミス(自社導入型)およびオフプレミス(社外運用型)に対応した各種導入・サービス オプションを提供しています。お客様は、シスコのパートナーである世界トップクラスのサービス プロバイダーが提供する包括的なマネージド サービス(企業間サービスを含む)から、ホステッド型の企業間サービスやクラウド型アプリケーション、さらには、いわゆる「DIY(ドゥ・イット・ユア・セルフ)」オプションにいたるまで、それぞれのニーズに適った柔軟な導入・サービス オプションを選択することができます。つまり、会議の参加者や場所、接続環境に応じて、企業間のコラボレーション オプションを適切に組み合わせることが可能です。

業界における相互運用性の拡大と業界標準の開発

この度統合されたCisco TelePresenceポートフォリオは、企業間の相互運用性を実現するだけでなく、あらゆるビデオ技術同士の相互運用を可能にする豊富なオプションを提供します。このようなベンダー各社に対応した各種オプションと、テレプレゼンスの相互運用機能を開発時点で組み込むことができる「Telepresence Interoperability Protocol(TIP)」による幅広い業界標準の提供に向けた取り組みにより、お客様の投資を保護するとともに、新しいコラボレーション形態に投資していただくための柔軟なオプションを提供します。

TIPは、拡張性の高いマルチスクリーン切り替え型アーキテクチャの基盤となるもので、テレプレゼンスの相互運用機能を開発時点で組み込むことのできる手法として発表されました。TIPは現在、シスコが付与するライセンスを受けたベンダーに対して提供されていますが、今後は、相互運用性を促進するため、International Multimedia Teleconferencing Consortium(IMTC)または別の独立系業界団体に譲渡される予定です。

開発時点におけるテレプレゼンスの相互運用機能の統合を促進するため、シスコは「TIP Open Source」プロジェクトをスタートし、2010年7月1日までにTIPのソースコード ライブラリを公開する予定です。現在までに、ビデオ会議やテレプレゼンス ソリューションを提供するベンダー9社が、TIPのライセンスを取得しています。

パートナーの機会を拡大

世界クラスのCisco TelePresence体験やビデオコラボレーション体験を提供し、サポートしているシスコとTANDBERG社の世界中のパートナーが、今後もお客様をサポートします。シスコは、TANDBERG社のサービスチームがこれまでTANDBERG社のお客様やパートナーに提供してきた従来のサービスやサポートを引き継ぐ方針です。既存および新規のお客様に対してシームレスな体験を提供していくため、シスコは今後、TANDBERG社とシスコのプログラムを最適に組み合わせたパートナー協調戦略を発表する予定で、パートナー各社に新たな機会を提供していきます。

残株の強制買取りを開始

シスコはまた、本日、シスコの完全子会社であるCisco Systems Netherlands Holdings BV(以下「Cisco BV」が同社未取得のTANDBERG社全発行済み株式を強制買取りにより取得する予定であることを発表しました。強制買取りが完了した時点で、Cisco BVはTANDBERG社の唯一の株主となります。

任意公開買付けが完了したことで、Cisco BVは現在、TANDBERG社の議決権および株式資本の約91.1パーセントを保有しています。Cisco BVは、ノルウェー証券取引法第6〜22条(ノルウェー株式公開会社法第4〜25条を参照)に従い、TANDBERG社株式の強制買取りを実施する権利を行使することを決定しました。強制買取りは、本日の取引終了後から有効となり、TANDBERG社の株式がオスロー証券取引所で取引されるのは、本日が最後となります。

Cisco BVは、強制買取りにあたり、任意公開買付けで支払われた額と同額の1株当たり170.00ノルウェークローネの対価を支払う予定です。

強制買取りの対象となる株式を所有するすべての株主に対して、買取価格やその他強制買取りに関連する情報を記載した文書が送付されます。強制買取り後、TANDBERG社は、できるだけ早期に、オスロー証券取引所への上場廃止を申請する予定です。

買収完了までには、まだブラジルの規制当局による調査が残されていますが、ブラジルでの承認は、取引完了に必須の条件ではありません。

シスコのコラボレーション

受賞暦のあるIPコミュニケーションからモビリティ、カスタマーケア、ウェブ会議、メッセージング、エンタープライズ ソーシャルソフトウェア、相互運用可能なテレプレゼンス環境にいたるまで、シスコは、オープンスタンダードを基に開発されたネットワークベースの総合的なコラボレーション ソリューションを結集しました。これらのソリューションと、シスコやパートナー各社が提供するサービスは、事業拡大やイノベーション、生産性向上に役立てられるよう考えられたものです。また、チームのパフォーマンスを向上させ、投資を保護し、適切な人材や適切な情報を簡単に探すことができるよう開発されています。

シスコシステムズ合同会社について

シスコシステムズ合同会社は、米国シスコ(NASDAQ:CSCO)の日本法人です。シスコは、ビジネスの基盤となるインテリジェントなネットワーキングソリューションから、音声、映像、データ、ストレージ、セキュリティ、エンターテイメントをはじめとする新しい分野、そして、人々の仕事や生活、娯楽、学習のあり方を一変させることのできるネットワーク プラットフォームの提案を目指しています。 シスコの会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
<http://www.cisco.com/jp>

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*Cisco、Cisco Systems、およびCisco Systemsロゴは、Cisco Systems, Inc.またはその関連会社の米国およびその他の一定の国における登録商標または商標です。本書類またはウェブサイトに掲載されているその他の商標はそれぞれの権利者の財産です。「パートナー」または「partner」という用語の使用はCisco と他社との間のパートナーシップ関係を意味するものではありません。(0905R)

この文書はシスコの公開情報です。

将来予想に関する記述
本リリースには、「Private Securities Litigation Reform Act of 1995」で定められた免責条項に該当する将来予想に関する記述が含まれる可能性があります。これらの将来予想に関する記述には、強制買取り、顧客やパートナーにもたらされると予想される利益、技術革新に及ぼされると予想される有益な影響、TIPに関する記述が含まれます。これらの将来予想に関する記述はあくまでも予想であり、さまざまな要因により、実際の出来事や業績と大幅に異なる可能性があります。これらの要因としては、買収に関する不確実要素がTANDBERGの業務に与えるであろう影響、TANDBERG社員のつなぎとめ、TANDBERGを統合し期待される利益を得るためのシスコの能力、ネットワーキング業界、顧客市場、およびさまざまな地域における事業状況と経済状況ならびに成長トレンド、地政学環境におけるグローバル経済状況と不確実要素、および2010年2月17日付で米国証券取引委員会に提出されたシスコの最新のForm 10-Q報告書で示されているその他のリスク要因などがあげられます。本リリースに含まれる将来予想に関する記述はシスコが現在入手可能な限られた情報に基づいています。これらは変更される可能性がありますが、その際シスコがかならずしも情報を更新するとはかぎりません。

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