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ネットワーク型エンターテインメントが順調な成長を続けるも、消費者はいまだホーム ネットワーキングの基礎と格闘中

ホーム ネットワーキングの大々的な移行を前に、ABI Research の最新調査により、いまだ人々がホーム ネットワークの設定、セキュリティ、トラブルシューティングに苦戦していることが明らかに

  * 当資料は、米国で発表されたニュースリリースの抄訳です。

2009 年 5 月 12 日

ホーム ネットワークのオーナーは、いまだネットワーキングの基礎と格闘中である。

テクノロジー調査会社 ABI Researchが行った最新の調査から、このような事実が明らかになりました。一足早く結果を見てみると、ホーム ネットワーク オーナーの 3 人に 1 人がネットワークの設定や保守に頭を悩ませていることが分かります。ホーム ネットワーキングはシスコが考える方向に向かって進化を続けており、そのことが重大な市場移行となっているにもかかわらず、このような事実が明らかになりました。

これらに代表されるホーム ネットワーキングの諸問題に対処するために、シスコは本日、Cisco Network Magic 5.5 ソフトウェア スイートの最新版を発表しました。同ソフトウェアは、ファイルやプリンタの共有、ネットワーキング問題のトラブルシューティング、保護されたワイヤレス環境の設定といった一般的なタスクを大きく簡素化するとして、企業のエグゼクティブの間で高い評価を得ています。シスコではコンシューマ市場の開拓を推し進めており、8 月にシアトルの Pure Networks を買収した際に引き継いだ Network Magic ソフトウェアが、今回初めてシスコ ブランドのもと提供されることになりました。

ホーム ネットワーキング市場がどういった進化を続けているのか、そして Cisco Network Magic に代表されるソフトウェア ツールがホーム ネットワーク オーナーの抱える課題にどのように対処することができるのかを探るべく、News@Cisco では、ABI Research のシニアアナリスト、ジェーソン・ブラックウェル氏に話をうかがいました。

先般、ABI Research によって、ホーム ネットワーキングをめぐる消費者の動向についての調査が行われましたが、そのことについてお話をうかがえますか。

ジェーソン・ブラックウェル:ホーム ネットワークに関して消費者がどのような問題を抱えているのかを知るために、1,000 人のホーム ネットワーク オーナーを対象にオンライン調査を実施しました。今回の調査は、設定、ワイヤレス セキュリティ、新しいデバイスのネットワークへの接続といった事柄のほか、設定後のネットワーク管理やトラブルシューティング、およびネットワークの長期的な安定稼働の確保などにフォーカスした内容となっています。弊社では、すべての調査結果をまとめた報告書を発表する予定です。

ですが、結果をかいつまんで紹介すると、回答者の約 30% がネットワークの設定を難しいと感じた経験があるということがわかりました。さらには、消費者はホーム ネットワークに関して、1) ワイヤレス ネットワークの接続、2) プリンタの共有、3) トラブルシューティング、4) 新しいデバイスの接続、5) ワイヤレス ネットワークのセキュリティ――という 5 つの重要な問題を抱えていることが明らかになりました。このように、消費者はネットワークの設定や保守の際にいくつもの問題に直面しています。このような場面で大きな効果を発揮するのが、Cisco Network Magic に代表されるホーム ネットワーク管理ソフトウェア ツールであり、消費者のイライラを解消し、ネットワークの設定と保守を容易にしてくれます。

ホーム ネットワーキング市場はまとまりがなく、定義が困難だということは周知の事実ですが、あえて定義するとしたら、その市場規模と成長率はどの程度だと考えますか。

ジェーソン・ブラックウェル:ABI Research では、ホーム ネットワークに対してデバイス中心のアプローチをとっており、市場を 4 つのデバイス カテゴリに分けて定義しています。第 1 のカテゴリはホーム ゲートウェイとルータ、第 2 のカテゴリはホーム アダプタと、ブリッジ、ネットワーク インターフェイス カード (NIC)、第 3 のカテゴリはホーム ネットワーク ストレージ、そして第 4 のカテゴリはメディア アダプタやワイヤレス ホーム オーディオなどのデバイスを含むエンターテインメント ネットワークです。

成長に関して言えば、ホーム ルータ市場はすでに飽和状態に達していると見ています。少なくとも、北米と西欧、アジアではそうです。ホーム ネットワークを欲しいと考える人の多くが、すでに所有している状態です。確かに一部の発展途上国では、ホーム ネットワークが成長過程にありますが、ゲートウェイとルータの市場全体として見れば、弊社の予測期間を通して横ばい状態が続いています。

そのような中、成長を見せているのがエンターテインメント ネットワークです。よって、ベンダーにとっての課題は、次のレベルの消費者層――すなわち今の段階ではホーム ネットワークの必要性を感じていない消費者や、デバイスを試してみたものの、設定が難しすぎて返品してしまった消費者など――を取り込むことだと言えます。これらは、今後も成長が見込まれる分野です。意外に思われるかもしれませんが、ダイヤルアップ接続を利用している消費者は多数存在し、彼らはホーム ネットワークの必要性を感じていません。しかし、ブロードバンドの普及がさらに進めば、市場拡大の機会が訪れるはずです。

ホーム ネットワークは、いわば「次なる戦いの場」となっています。Apple、Microsoft、Sony などの企業は、いずれもこの戦いを制することで、コンテンツを家庭に持ち込み、それらにアクセスするためのメイン デバイスを提供する主要企業になろうとしています。つまり、そこには多くの機会が存在するということであり、今後、接続環境が広く整備され、膨大な数のデバイスが導入されていくことでしょう。TV、DVD、ゲーム コンソール等、家庭内のどこかに置かれたデバイスが何らかの形でネットワークに接続され、そしてホーム ネットワークに携わる企業の数はさらに増えていくと思われます。

では、ベンダーがそのような新しい消費者層を取り込むにはどうすればいいのでしょう。

ジェーソン・ブラックウェル: ルータや NAS デバイス、あるいはメディア ハブと、あらゆるホーム ネットワーキング デバイスを普及させる上で一番の課題となるのは、消費者の教育と認識です。ネットワーク ベンダーが克服すべきマーケティングの課題は並大抵のものではありません。何しろ消費者は、どのようなメリットがあるのかも分からないまま小売店に足を運ぶのですから。なぜメディア ハブが必要なのか、802.11b ルータがちゃんと機能しているのにどうして 802.11n ルータがいるのかといったことを、理解してもらう必要があります。つまり、教育と認識が大きなハードルとなるわけです。

現在ホーム ネットワーキングはどのような状態にあるのでしょう。どう変化しているのか、またその理由についても説明してください。

ジェーソン・ブラックウェル: ネットワークは、PC、ラップトップ、そして時には NAS などのデバイスを接続するデータ中心型のものから、メディア中心型のホーム ネットワークへと移行しつつあります。これに伴い、一般的なコンピュータ指向型(TV、セットトップボックス、ゲーム コンソールなど)以外のデバイスとの新たなレベルの接続性がもたらされ、リビングルームがホーム ネットワークの一部になろうとしています。

その背景には、Web にアクセスするプレミアム コンテンツや、ホーム コンピュータに保存されているであろうユーザが作るコンテンツ(写真や音楽など)といった、あらゆるメディア コンテンツを PC やホームオフィスからリビングルームに配信したいという人々の欲求の高まりがあります。コンテンツがサービスプロバイダーのものであれ、あるいはサービスプロバイダー以外の企業のサービス(Apple TV や VUDU など)で提供されるものであれ、TV や、DVD、Blu-Ray ディスク プレーヤー、セットトップボックスなど、あらゆるデバイスを使って接続できるようになってきています。

このようなメディア中心型の新しいホーム ネットワークが平均的なユーザにもたらす課題とは何ですか。

ジェーソン・ブラックウェル: これらの新しいデバイスはコンピュータ中心型ではないため、多種多様な課題がもたらされることになります。家電分野のデバイスの場合、PC やラップトップのものと同じようなユーザ インターフェイスがかならずしも搭載されているわけではありません。

そのため、これらのデバイスをネットワークに接続して、安全な接続を確保し、誰もが自由にアクセスすることがないよう制限することは、これまで以上に難しくなります。たとえば、ネットワーク上でワイヤレス セキュリティが有効になっている場合、TV などのデバイスにキーを入力して、ネットワークに安全に接続できるか確認する必要があります。これは誰にでも簡単にできるわけではありません。また、家族の誰かが不適切なコンテンツにアクセスできないようにするペアレンタル コントロールも課題の 1 つです。

ホーム ネットワーキングの課題に対処するのに、Network Magic などのツールはどういった点で有効なのでしょうか。

ジェーソン・ブラックウェル:ホーム ネットワーク管理ソフトウェア ツールを使えば、メディア中心型の新しいホーム ネットワークを集中制御することが可能です。通常、消費者は、ルータやネットワークごとに管理方法が異なるという問題に直面することになります。コンピュータのオペレーティングシステムにも、そしてルータ ソフトウェアやルータ ファームウェアにも、独自の管理ツールが搭載されていますし、アンチウイルス プログラムなどのソフトウェアを使用していれば、そこにも別のネットワーク管理機能が備わっています。ホーム ネットワーク管理ソフトウェア ツールを使えば、これらのプログラムを 1 カ所でまとめて制御できるため、ネットワークの管理のためにあちこち動きまわらなくてもすむようになります。集中化され、使いやすく、コンシューマ フレンドリな言語が使われているのが、このようなホーム ネットワーク管理ソフトウェアの特徴です。

ホーム ネットワーキングにおける標準技術の役割について教えていただけますか。

ジェーソン・ブラックウェル:ホーム ネットワーク市場の成長を加速させる上で、標準技術は引き続き重要な役割を果たしていくと考えています。消費者がネットワーク上のデバイスに接続したり、それらを探す場合、デバイスが標準に基づいたものであることが非常に重要になってきます。ホーム ネットワークの標準がもっとも多く生まれているのはワイヤレス分野であり、今後もその傾向が続くと思われます。高速 802.11n 標準や、家中のあらゆる場所でのメディア ストリーミングを可能にする帯域幅への移行が進めば、なおさらです。しかし、ほかの有線標準にもチャンスはあります。たとえば、同軸ネットワークや電力線搬送通信を使って、ワイヤレス通信圏外の地域や、ワイヤレス帯域幅が基準に達していない地域にコンテンツを配信しているケースを多く目にすることができます。

今後数年間で、ホーム ネットワークはどのような方向に向かうと見ていますか。

ジェーソン・ブラックウェル:エンターテインメント ネットワーキングに向けた進化が継続することでしょう。また、シームレスな接続とクロスドメインのコンテンツフローへの移行が進むことで、ネットワーク周辺でコンテンツが配信されるようになり、その発信元をかならずしも消費者が認識する必要はなくなると考えています。配信されるコンテンツとしては、ケーブル TV や IPTV プロバイダーによるプレミアム コンテンツ、VUDU などの Web ビデオ サービスから Web 配信されるコンテンツ、あるいはネットワーク上で PC やメディア ハブにローカルに保存されたパーソナル コンテンツなどが考えられます。私共では、ホーム ネットワークの次のステージを、このようなクロスドメインのコンテンツ フローとデバイスの接続性が実現する段階として見ています。

シスコシステムズ合同会社について

シスコシステムズ合同会社は、米国シスコ(NASDAQ:CSCO)の日本法人です。シスコは、ビジネスの基盤となるインテリジェントなネットワーキングソリューションから、音声、映像、データ、ストレージ、セキュリティ、エンターテイメントをはじめとする新しい分野、そして、人々の仕事や生活、娯楽、学習のあり方を一変させることのできるネットワーク プラットフォームの提案を目指しています。 シスコの会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
<http://www.cisco.com/jp>

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