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ジョン チェンバーズ(会長兼CEO)とフランク・カルデローニ(CFO)が語る、
2008年会計年度第4四半期および通期の業績



* 当資料は、米国で発表されたニュースリリースの抄訳です。

2008年8月5日

シスコは、2008年会計年度第4四半期および通期の業績発表を行いました。会長兼CEO(最高経営責任者)のジョン・チェンバーズとCFO(最高財務責任者)のフランク・カルデローニは、シスコの業績とビジネスの見通しについて、次のように語りました。

本年度はどのように特徴づけられるとお考えですか。
ジョン・チェンバーズ:第一に、業績についてですが、本年度の堅調な業績には非常に満足しています。

売上高は、前年比13パーセント増となる記録的な395億ドルを達成し、営業活動によるキャッシュフローは、前年比20パーセント増の121億ドルとなりました。

また、GAAPベースの1株当たり利益は、前年比12パーセント増の1ドル31セント、プロフォーマベースの1株当たり利益は、前年比16パーセント増の1ドル56セントでした。

第二に、受注高も今期、前年比で堅調な伸びを見せました。製品の受注高は約12パーセント増、サービスの受注高は約25パーセント増でした。また、製品の受注対出荷比は1を上回りました。

第三に、本年度はさまざまな難局を目の当たりにした一年でしたが、地理的にバランスのよい結果を出すことができたこと、受注高前年比増を達成できたことに満足しています。

アジアを除くエマージング マーケット地域は、トータルで約19パーセント増を達成し、メキシコが受注高32パーセント増、ロシアが23パーセント増、ブラジルが48パーセント増を達成しました。アジア太平洋地域は、トータルで約20パーセント増となり、中国は約30パーセント増、インドは32パーセント増でした。また、欧州市場は約13パーセント増、米国およびカナダ地域は9パーセント増、日本は5パーセント増となりました。

第四に、本年度の製品売上高については、やはりCRS-1が売上高約119パーセント増を達成して好調だったハイエンド ルーティングのおかげで、ルーティング部門が前年比で14パーセント増を達成しました。スイッチング部門は、前年比7パーセント増でした。アドバンスト テクノロジー部門は、51パーセント増を達成したユニファイド コミュニケーションと、約36パーセント増を達成したアプリケーション ネットワーキング サービスのおかげで、前年比21パーセント増となりました。

最後に、本年度の顧客部門については、エンタープライズ部門および公共部門全体の受注高が前年比で約10パーセントの伸びを見せたほか、コマーシャル部門も引き続き好調で、受注高前年比20パーセント増を達成しました。また、サービスプロバイダー部門の受注高も、約10パーセント増となりました。

今期はどのように特徴づけられるとお考えですか。
ジョン・チェンバーズ:特に今期は、世界市場で厳しい局面に直面していることを考えると、シスコにとっては堅調な四半期だったといえるでしょう。今期の成果についても、また隣接市場への参入を目指したシスコの長期的な差別化戦略についても、非常に満足しています。

第一に、業績についてですが、今期の結果には非常に満足しています。売上高は前年比10パーセント増となる記録的な104億ドルを達成し、四半期の売上高としては初めて100億ドルを突破しました。また、営業活動によるキャッシュフローは35億ドルでした。

GAAPベースの1株当たり利益は、前年比6パーセント増の33セント、プロフォーマベースの1株当たり利益は、前年比11パーセント増の40セントでした。

第二に、今期の受注高についてですが、前年比でバランスのよい伸びを見せました。製品の受注高は約10パーセント増、サービスの受注高は約20パーセント増となり、製品の受注対出荷比も、1を楽に上回る結果となりました。

第三に、地域別の受注高についてですが、今期はプラス要素も多かった反面、いくつかの難局にも直面した四半期となりました。

アジア太平洋地域の受注高は今期、非常に堅調な伸びを見せ、前年比で約19パーセント増となり、中国が30パーセント超増、インドが約20パーセント増となりました。日本は今期も引き続き堅調な勢いを保ち、好調だった前期に次いで約10パーセント増を達成しました。欧州地域は、経済環境が厳しくなるなかで、受注高約11パーセント増を達成し、堅調に四半期を終えました。米国およびカナダ地域は今期、前年比で7パーセント増でした。また、エマージング マーケットに属するほぼすべての国でバランスのとれた結果を残すことができたことに非常に満足しています。エマージング マーケットは、前年比で約10パーセント増でした。

第四に、今期の製品売上高については、やはりCRS-1が売上高約85パーセント増を達成して好調だったハイエンド ルーティングのおかげで、ルーティング部門が前年比で8パーセント増を達成しました。また、スイッチング部門は、前年比5パーセント増でした。アドバンスト テクノロジー部門は、29パーセント増を達成したユニファイド コミュニケーションと、約30パーセント増を達成したアプリケーション ネットワーキング サービスのおかげで、前年比15パーセント増となりました。

そして最後に、世界全体の顧客部門については、エンタープライズ部門および公共部門全体の受注高は今期、前年比で約10パーセント増となり、エンタープライズ部門は約13パーセント増、公共部門は約4パーセント増となりました。コマーシャル部門も引き続き好調で、受注高前年比17パーセント増を達成し、サービスプロバイダー部門も、受注高約5パーセント増となりました。また、米国エンタープライズ部門の受注高は、前期は6パーセント増であったのに対し、今期は前年比で13パーセント増を達成しました。

業界におけるシスコの位置づけについてはどのようにお考えですか。長期的な戦略によってシスコとお客様が確実にメリットを得られるようにするために、どのように取り組んでいかれるのですか。
ジョン・チェンバーズ:ビジョン、差別化戦略、実行力という点で、シスコは業界の中で非常によい位置づけにあると思います。インターネットが次のフェーズを迎えようとしている今、ネットワーク化されたWeb 2.0テクノロジーによって実現するコラボレーションが、成長と生産性のカギを握るようになるに違いありません。お客様にこれらのコラボレーション機能をテクノロジーとビジネスの両面から導入していただけるよう、製品アーキテクチャとノウハウを提供すべく最善を尽したいと考えています。また、シスコ社内での導入事例についてもお客様と共有していければと思います。要するに、1990年代初めに実行した戦略と同じようなことを、今後10年をかけて実行していく予定です。以前に申し上げましたように、1990年代に実行した戦略がその後の10年の成長に大きな力を与えました。今後数年をかけて同じ戦略をとることで、同様の成功を得たいと考えています。ただ、当時と明らかに違うのは、シスコがランレート400億ドル以上、従業員数66,000人の大企業に成長したということです。そのため、前回よりも大きな成長を遂げられる可能性があるのではと考えています。ネットワークがこれらの機能を提供するプラットフォームとなった今、お客様とのパートナーシップ、マーケットシェア、お客様の通信およびIT投資額全体におけるシェアという観点では、今のところシスコの実行力は狙いどおりに発揮されていると考えています。

現在のマクロ経済環境はシスコの事業にどのような影響を与えていますか。
ジョン・チェンバーズ:以前に申し上げましたように、業界が今後どのように進化するかというシスコの見通しと差別化戦略をもってすれば、たとえ市場が低迷をつづけたとしても、長期的なビジネスチャンスへの劇的な影響はないと考えています。次年度を迎えるにあたっては、マクロ環境の回復にどれだけの時間がかかるかにかかわらず、シスコは新市場および隣接市場への長期的な投資を積極的に行っていく計画です。現在の低迷が長引くと判断し、長期的な成長目標を達成する見込みが高くないと判断していれば、積極的な投資をしようとは考えていなかったでしょう。

これまでと同様、この調整局面において、お客様の投資額におけるシェアを拡大することがシスコの目標です。ちなみに、過去15年の間、シスコは景気が後退する度にそれらをうまく乗り切ってきました。1993年、1997年、2001年、2003年の景気後退をその都度乗り切ってきたわけですが、いずれの場合も、“ウォレット” シェアだけでなく、プロフィットシェアも獲得することができたのではないかと考えています。その結果、景気変動によって、同業他社よりもよいポジションにつくことができました。

また、既存市場や隣接市場における拡大の機会も、実際に増えてきていると思います。このことは、データセンターから家庭向け市場まで、つまり、サービスプロバイダーから小規模企業、消費者向け市場にまで当てはまります。 このように、シスコは今後も独自の財務モデルを継続しつつ、必要に応じて積極的な投資を続けていきますのでご期待ください。

2008年会計年度第4四半期および通期の財務状況に関するフランク・カルデローニのコメント

今期および通期の財務状況についてはどのように特徴づけられますか。
フランク・カルデローニ:今期の業績には非常に満足しています。これは、バランスのとれたポートフォリオ管理によるアプローチによって、技術革新や世界的基盤の拡大、優れた実行力を発揮してくれる人材にフォーカスして取り組んだ結果だといえるでしょう。また、トップラインが好調な伸びを示した上半期と、経営の舵取りがうまくいった下半期に支えられた本年度通期全体の業績についても満足しています。シスコが事業を展開する主要な地域でマクロ経済がやや不安定だったこの1年に、堅調な業績と優れたキャッシュフロー、好調な受注対出荷比を達成できたことは、シスコのビジネスモデルの力強さを物語っているといえます。最後に、先にジョン・チェンバーズが申し上げたとおり、シスコは市場の変化を活かし、今後3〜5年に向けた長期的な成長目標に向けて邁進するため、すでに実績のある採算性にフォーカスしながら、多様なテクノロジー ポートフォリオへの投資を継続していきたいと考えています。

コア テクノロジーやアドバンスト テクノロジー、サービスその他について、今期の売上高の具体的な数字を教えていただけますか。
フランク・カルデローニ:今期の総売上高は、前年比で約10パーセント増となる104億ドルでした。四半期の売上高が100億ドルに達したのは、シスコ史上初めてのことです。

ルーティング部門の売上高は引き続き好調で、前年比8パーセント増の20億ドルとなりました。特に、CRS-1の売上高が好調で、前年比約85パーセント増を達成するなど、ハイエンド ルータ ポートフォリオが引き続き売上増を達成したこと(前年比12パーセント増)が大きな理由だと思います。

スイッチング部門の売上高は、固定スイッチング ポートフォリオの成長によって、前年比5パーセント増の35億ドルとなりました。

アドバンスト テクノロジー部門の総売上高は、前年比29パーセント増を達成したユニファイド コミュニケーションと、約30パーセント増を達成したアプリケーション ネットワーキング サービスのおかげで、前年比15パーセント増となる26億ドルとなりました。

その他の製品の売上高の総計は、前年比9パーセント増の5億5,100万ドルでした。

一方、サービスの総売上高は、前年比約16パーセント増の17億ドルで、すべての地域で堅調な伸びを示しました。特に、アドバンスト サービスの売上高が前年比23パーセント増を達成できたことに満足しています。

今期の業績について、さらに具体的な数字を挙げていただけますか。
フランク・カルデローニ:GAAPの観点から申し上げると、GAAPベースの純利益は、前年同期が19億ドルであったのに対し、今期は20億ドルでした。

GAAPベースの1株当たり利益は今期、完全希釈ベースで前年同期の31セントから33セントに増加しました。

地域別の総粗利益は、エマージング マーケットの62.6パーセントから日本の70.9パーセントまでの範囲で推移しました。粗利益は、いずれの地域も、過去数四半期にわたって比較的安定しています。

今後、将来的な成長と技術革新を推進していけると判断した地域に対して投資を続けていく予定ですが、裁量支出については手堅く管理していきたいと考えています。

利子およびその他の収入は、前年同期が2億2,800万ドルであったのに対し、今期は1億5,700万ドルでした。前年比減となったのは、市況の影響で、公開株への投資による利益が減少したこと、また金利が低下したことが理由です。ただ、投資ポートフォリオの質の高さと保守的なリスク プロファイルには満足しています。

プロフォーマベースの純利益は、前年同期が23億ドルであったのに対し、今期は前年比6パーセント増の24億ドルとなりました。

プロフォーマベースの1株当たり利益は今期、完全希釈ベースで前年同期の36セントから40セントに増加し、前年比で11パーセント増となりました。

本年度通期の財務的な特徴としては、特にどのようなことが挙げられますか。
フランク・カルデローニ:本年度の総売上高は、前年度の349億ドルから約13パーセント増加し、395億ドルとなりました。ルーティング部門の売上高は、CRS-1の売上高が好調な伸びを示し、前年比119パーセント増を達成したことから、前年比14パーセント増の79億ドルを達成しています。

スイッチング部門の売上高は、前年比7パーセント増の133億ドル、アドバンスト テクノロジー部門は、前年比21パーセント増の97億ドルでした。サービスの総売上高は、前年比約18パーセント増の64億ドルとなりました。

GAAPベースの純利益は、前年度が73億ドル(完全希釈ベースで1株当たり1ドル17セント)であったのに対し、本年度は81億ドル(完全希釈ベースで1株当たり1ドル31セント)となり、純利益は前年比で10パーセント増、1株当たり利益は12パーセント増となりました。

プロフォーマベースの純利益は、前年度の84億ドルから約14パーセント増加し、本年度は96億ドルとなりました。

プロフォーマベースの1株当たり利益は、完全希釈ベースで前年度の1ドル34セントから1ドル56セントとなり、前年比で16パーセント増となりました。

年度末における受注残高は、前年度が39億ドルであったのに対し、本年度は48億ドルでした。

* 当資料は、米国で発表されたニュースリリースの抄訳です。米国で発表されたニュースリリースの内容は以下のWebサイトをご参照ください。
<http://newsroom.cisco.com/dlls/2008/hd_080508c.html >

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