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ヨーロッパ通信各社、音声サービス集中化に動き出す

~3分の2の通信会社が、従来の音声サービスによる収益は2006年には5割を割り込むだろうと答えています~

2003年10月15日、ジュネーブ発
シスコシステムズ社がヤンキーグループに新たに依頼した調査によると、ヨーロッパの通信会社は近年になって自社の市場戦略を大幅に見直し、営業計画の焦点を従来の音声サービスと回路交換方式のネットワークから、パケットベースのネットワークを介したより高効率な集中型サービス配信へと移行したということです。

調査は、音声・データ・動画の集結化を巡るモチベーションおよび理解度を評定することを目的に、ヨーロッパ16カ国の新旧取り混ぜた25社の通信会社を対象として実施されました。その結果、以下のようなことが明らかになりました。

収益とサービス

  • 増収(55%)、ならびにコスト削減(32%)が各社共通の関心事である。
  • 3分の2(67%)の通信会社が、従来の音声サービスによる収益は2006年には5割を割り込むだろうと答えている。
  • 新サービスの開発は将来的な企業発展の鍵を握ると考えている(45%)。
  • ブロードバンド(DSL)をサービス開発の躍進の要だと捉えている(24%)。多くの通信会社にとって、集中型サービスとはブロードバンド DSL に直結している。つまり回答者は、ブロードバンドを増収に関わる戦略課題の解決手段であると認識していることが分かる。
  • すでに IP テレフォニー サービスの提供を行っている、あるいは3年以内のサービス開始を計画している(83%)。この回答は、集中型サービスに対するエンドユーザの要求が高まっていることを反映した内容となっている。

インフラストラクチャ

  • 回答者の21%は、従来の音声サービス用に取り入れた技術の寿命はもはや終わりにきていると述べている。
  • 回答者の60%はすでにパケットベースのインフラストラクチャを何らかの形で採用している。
  • インタビューに答えてくれた古参の通信会社の42%は、2年以内に大規模な技術移行を実施することを計画している。

パケットベースのインフラストラクチャへと通信会社を駆り立てる主な要因としては、運用コストの削減(39%)、および新たなサービス展開(33%)のふたつが挙げられます。CAPEX(投資コスト)や OPEX(運用コスト)を抑えたり人員を削減したりといったことに重きを置く会社は少なくなってきており、これらの通信会社がすでに支出の大幅な削減に成功したという事実がうかがえます。そして、現在彼らが力を注いでいるのは、継続が可能で需要の見込めるサービス ポートフォリオを広範なものにすることによりさらなる利益を生むことなのです。

今回の調査により、通信会社が主なターゲットに据えているのは今日の集中型サービスに向けたハイエンド市場であることが明らかになりました。中小規模のビジネス顧客の場合、多機能サービスの展開や音声・データ集中型ネットワークの運用を実施するには社内資源が乏しいという事実を指摘した上で、ヤンキーグループではこのハイエンドを狙う戦略を相当数の中小規模ビジネス顧客にまで広げることを提案しています。

「この調査から分かったのは、通信会社が集中型サービスとパケット インフラストラクチャに社運を賭けているということでした。また、通信技術の転換を今まさに進めているところだという声がよく聞かれました」と、シスコ EMEA のマーケティング・チャネル・アライアンシス担当副社長、マーク・デ・サイモンは述べています。

「シスコの技術や顧客および資金面での強さが、現在の市場の原動力となっています。サービス プロバイダがベンダーに期待するものは技術力だけではありません。そのサービスに人をひきつけ、うまく運用するための手段として彼らはベンダーに注目してもいるのです」

この調査はまた、通信市場の大きな力の移行が与える影響を指し示してもいます。顧客は今まさに分岐点に立っているのです。「通信の変革は上層から始まっている、つまり、最初に顧客のニーズに注目し、その後でビジネスケースを構築してサービスを開始するという通信会社が増えてきているのです。このことは、先にサービスを開発しそれに市場が追随するという今までの業界の慣例を覆す大きな変化となるでしょう」と、ヤンキーグループ EMEA 担当副社長、クリス・ルイス氏は語っています。

「ヨーロッパ通信各社、音声サービス集中化に動き出す(European Telcos Voice Their Faith in Convergence)」の全容は http://newsroom.cisco.com/dlls/European_Telcos_Convergence.pdf にてご覧いただけます。

ヤンキーグループについて

ヤンキーグループは、通信・ネットワークのリサーチおよびコンサルティング分野で世界をリードする調査会社です。ビジネスの可能性とリスクを分かりやすく分析し、コミュニケーションや情報交換を促す商品とサービスを開発、展開、および消費する際の競争圧力を明らかにします。創業40周年を迎えた現在、ヤンキーグループはボストンを基点に、北米、ヨーロッパ、中南米、および環太平洋地域の各国にオフィスを展開しています。詳しい情報については www.yankeegroup.com をご覧ください。

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