日本版ニュースリリース

シスコ、10年目となる「Cisco Visual Networking Index(VNI)Mobile Forecast」を発表


10年目となる「Cisco Visual Networking Index(VNI)Mobile Forecast」、2020年までに世界の総人口の70%がモバイル ユーザーとなり、1人あたりの接続数が1.5台になると予測

スマート デバイス、モバイル ビデオ、4Gネットワークの増加により、 今後5年間にモバイル データ トラフィックの量は8倍に

2016年2月12日

米国シスコ(本社:カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ:CSCO、以下シスコ)は本日、2015年から2020年までの5年間の世界のモバイル データ トラフィックの動向について調査・分析を行った年次報告書「Cisco Visual Networking Index™ Global Mobile Data Traffic Forecast(2015 to 2020)」を発表しました。

カメラ付き携帯電話が初めて登場した2000年以降、モバイル ユーザーの数は5倍になりました。2020年にはモバイル ユーザーの数は55億人となり、世界の総人口(1)の70パーセントを占めるようになります。モバイル デバイスの普及、モバイルの拡大、モバイル コンテンツの需要により、今後5年間にモバイル ユーザーの数は、世界総人口の2倍のペースで増加します。モバイル ユーザー、スマート デバイス、モバイル ビデオ、4Gネットワークの急増により、モバイル データ トラフィックの量は、今後5年間に8倍に拡大します。

スマート モバイル デバイスおよび接続(2)は、2020年にはモバイル デバイスおよび接続全体の72パーセントを占めるようになります(2015年の36パーセントから増加)。2020年には、モバイル データ トラフィックの98パーセントはスマート デバイスによって生成されるようになります。個別デバイスの面では、スマートフォンがモバイル トラフィックの大半を占めており、2020年には、モバイル トラフィックの総量の81パーセントを占めるようになります(2015年の76パーセントから増加)。「ファブレット」(スマートフォンとタブレットの機能のハイブリッド)を含む携帯電話の利用は急増しており、2020年には、携帯電話の利用者数(54億人)は、電気(53億人)、水道(35億人)、自動車(28億人)の利用者数を上回ります。

モバイル アプリケーションの中で増加率が最も高くなるのは、モバイル ビデオです。一般利用者とビジネス ユーザーともに、ビデオ解像度、帯域幅、処理速度の拡大向上を求めており、4G接続デバイスの利用が増加します。4G接続の割合は、2018年には2G接続を上回り、2020年には3G接続を上回ると予想されます。2020年には、4G接続は全モバイル トラフィックの70パーセント以上を占め、1か月あたりでは、4G以外の接続の6倍近いトラフィックを生成するようになります。

シスコのサービス プロバイダー マーケティング担当バイスプレジデントであるダグ・ウェブスター(Doug Webster)は、次のように述べています。「何十億もの人とモノとの接続は、ますます増え続けており、今日の世界的なデジタイゼーションへの転換を実現するには、モビリティが鍵になると言えます。新しいスケールの要件、セキュリティ上の課題、ユーザーからの要求に対応するには、5Gをはじめとするセルラー分野の今後のモバイル技術革新とWi-Fiソリューションが必要になります。IoTの発展は、人々や企業、社会に、目に見える形でのメリットを今後も与えてくれます」

モバイル データ トラフィックの予測とトレンド:

増加の一途をたどる世界のモバイル データ トラフィック

  • 2020年には
    • 世界の1か月あたりのモバイル データ トラフィックの量は30.6エクサバイトに到達します(2015年の3.7エクサバイトから増加)。
    • 世界の1年間のモバイル データ トラフィックの量は366.8エクサバイトに到達します(2015年の44.2エクサバイトから増加)。
  • 2020年時点で予測される年間モバイル データ トラフィック量の366.8エクサバイトとは、次の量に相当します。
    • わずか10年前の2010年に世界で生成された全モバイル トラフィックの120倍。
    • 81兆枚の画像(MMS、Instagramなど) -googleoff 世界中のすべての人々が1年間を通じて毎日28枚の画像を送信した場合に相当。
    • 7兆本のビデオクリップ(YouTubeなど) -googleoff 世界中のすべての人々が1年間を通じて毎日2.5本以上のビデオクリップを視聴した場合に相当。
  • 2015年から2020年の間に、世界のモバイル データ トラフィックの量は世界の固定IPトラフィックの2倍のペースで増加します。
  • 2015年には、世界の全モバイル データ トラフィックの51パーセントがオフロードされました。2020年には、全モバイル データ トラフィックの55パーセントがオフロードされます。
  • 2020年には、世界のモバイル データ トラフィックの75パーセント以上はビデオになります。

「スマート」モバイル デバイス接続の割合がさらに顕著に

  • モバイル対応デバイスとM2M接続の総数は、2015年の79億から116億(パーソナル モバイル デバイスが85億台、M2M接続が31億)に増加する見通しです。
  • 世界のモバイル デバイス/接続に占める「スマート」デバイスの割合は、2015年から2020年の間に36パーセントから67パーセントに増加する見通しです。
  • 世界のモバイル データ トラフィックに占める「スマート」デバイス/接続の割合は、2015年から2020年の間に89パーセントから98パーセントに増加する見通しです。
  • 2020年に世界のモバイル メディア トラフィックに占めるスマートフォン、ノートPC、タブレットの割合は、約92パーセントとなります(2015年の94パーセントから低下)。2020年に世界のモバイル データ トラフィックに占めるM2Mトラフィックの割合は7パーセントとなり(2015年の3パーセントから増加)、ベーシックフォンの割合は1パーセントとなります(2015年の3パーセントから低下)。
  • 2020年には
    • モバイル デバイス/接続の66パーセントがIPv6対応になります(2015年の36パーセントから増加)。
    • 全モバイル データ トラフィックに占めるIPv6トラフィックの割合は、54パーセントとなります(2015年の13パーセントから増加)。

増加を続けるM2M(マシン ツー マシン)接続とウェアラブル デバイス

M2Mとは、無線/有線システムが同一機能を持つ別のデバイスと通信できるようにするアプリケーションを意味します(たとえば、GPS/ナビゲーション、アセット トラッキング、水道光熱使用量メーター、セキュリティ/監視ビデオ、ヘルスケア モニタリングなど)。ウェアラブル デバイスは、身に着けることができ(たとえばスマート ウォッチ、医療モニター)、組み込まれているセルラー接続機能を利用して直接、またはBluetoothやWi-Fiなどを利用して別のデバイス(主にスマートフォン)経由でネットワークと通信します。この予測では、ウェアラブル デバイスはM2Mカテゴリーのサブセットです。

  • 2020年にモバイル接続デバイスに占めるM2M接続の割合は、26.4パーセントとなります(2015年の7.7パーセントから増加)。
  • 2020年に全モバイル トラフィックに占めるM2M接続の割合は、6.7パーセントとなります(2015年の2.7パーセントから増加)。
  • 2015年から2020年の間に世界のウェアラブル デバイスの数は6倍に増加します。
  • 2020年には、6億台以上のウェアラブル デバイスが使用されます(2015年の約9,700万台から増加)。

モバイル ネットワークの高速化と4G接続の拡大

  • 世界のモバイル ネットワークの平均通信速度は、2015年(2.0 Mbps)から2020年(6.5 Mbps)の間に3.2倍になる見通しです。モバイル通信速度が高速化する主な要因は、世界での4Gの利用増加です。
  • 2020年には
    • 全モバイル接続に占める4G接続の割合は、40.5パーセントとなります(2015年の13.7パーセントから増加)。
    • 全モバイル接続に占める3G接続の割合は、38.7パーセントとなります(2015年の33.7パーセントから増加)。
    • 全モバイル接続に占める2G接続の割合は、13.5パーセントとなります(2015年の52.3パーセントから低下)。
  • 2015年から2020年の間に4Gトラフィックの量は13倍に増加します。
  • 2020年に全モバイル データ トラフィックに占める4G接続の割合は、72パーセントとなります(2015年の47パーセントから増加)。

増加するWi-Fiホットスポット

  • 家庭内スポットを含む世界のWi-Fiホットスポットの数は、2015年(6,400万)から2020年(4億3,200万)の間に7倍に増加します。世界の家庭内スポットの数は、2015年から2020年の間に5,700万から4億2,300万に増加します。
  • 2015年には、1か月あたりのWi-Fiオフロード トラフィックの量(3.9エクサバイト)が、初めて1か月あたりのモバイル/セルラー トラフィックの量(3.7エクサバイト)を上回りました。
  • 2020年に生成される1か月あたりのWi-Fiオフロード トラフィックの量は38.1エクサバイトとなり、予測される1か月あたりのモバイル/セルラー トラフィックの量(30.6エクサバイト)を今後も上回り続けます。

拡大の兆しが見えるVoWi-Fi(Voice-over-Wi-Fi)

Wi-Fiテクノロジーの成長とモバイル ネットワーキングとしての役割を踏まえ、本年の調査でもVoWi-Fiとその他のモバイル音声サービスの比較が行われました。従来のVoWi-Fiサービスには、利用とエンドユーザー エクスペリエンスに影響する制約がありました。現在のキャリアグレードのVoWi-Fiサービスは、Wi-Fi専用タブレットなどのSIM非対応デバイスでも利用できます。

  • 2016年には、1年あたりのVoWi-Fiの利用時間はVoLTEを上回ります。
  • 2018年には、1年あたりのVoWi-Fiの利用時間はVoIPを上回ります。
  • 2020年に全モバイルIP音声サービスの利用時間に占めるVoWi-Fiの割合は、半分以上の53パーセントに到達します。
  • 2020年には、Wi-Fiに対応したタブレットとPCの数(17億台)は、セルラーに対応したタブレットとPCの数(5億4,800万台)の3倍以上になります。

モバイル データ トラフィックの地域別増加率(2015〜2020年)

1. 中東およびアフリカ(15倍)
2. アジア太平洋(9倍)
3. 中央および東ヨーロッパ(8倍)
4. 中南米(8倍)
5. 西ヨーロッパ(6倍)
6. 北米(6倍)

Cisco Mobile VNI予測と方法論

「Cisco® VNI Global Mobile Data Traffic Forecast(2015-2020)」は、独立系アナリストの予測、実際のモバイル データ利用状況の調査結果に基づいています。これらをもとに、モバイル アプリケーションの導入状況、使用時間、転送速度についてシスコ独自の推計が行われています。Cisco Mobile VNIの予測や調査結果には、モバイル ブロードバンドの速度やデバイスの処理能力といった要素も、重要な促進要因として考慮されています。調査方法の詳細については、報告書に記載されています(下のリンクから報告書の全文をご覧いただけます)。

付記事項

メディア、アナリスト、ブロガー、サービス プロバイダー、政府機関、その他関係者の方々は、本レポートの結果を引用、参照していただくことができます。その際は、「出典:Cisco Visual Networking Index Global Mobile Data Traffic Forecast Update, 2015-2020」の明記をお願いいたします。

また、シスコでは、用語を次のように定義しています。

  • セルラー トラフィック:セルラーまたは無線ネットワーク接続からのトラフィック(2G、3G、4G)。
  • Wi-Fiオフロード トラフィック:Wi-Fiおよびスモールセル ネットワークでセルラーとWi-Fiの両方の接続をサポートするデュアルモード デバイス(ノートPCを除く)からのトラフィック。オフロードは、セルラー接続からWi-Fi/スモールセル アクセスへの切り替え時に、ユーザーまたはデバイス レベルで行われます。
  • 固定/Wi-Fiトラフィック:家庭用Wi-Fiルーターや公衆ホットスポットなどの固定ネットワーク ソースを利用する無線接続からのトラフィック。

画像とビデオ

その他関連リソース

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**当資料は、2016年2月3日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳を元にしています。
10th Annual Cisco Visual Networking Index (VNI) Mobile Forecast Projects 70 Percent of Global Population Will Be Mobile Users