日本版ニュースリリース

シスコ、フォグ コンピューティング ポートフォリオの拡充によりアプリケーション導入の可能性を拡大、IoTユースケースを更に積極的に推進


シスコ、フォグ コンピューティング ポートフォリオの拡充によりアプリケーション導入の可能性を拡大、IoTユースケースを更に積極的に推進

IOxパートナー エコシステムの拡大、IOxプラットフォームのサポート強化、データ分析用のCisco IoE Software and Services Suiteの概要

2014年10月14日、シカゴ「IoT World Forum」

米国シスコ(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、CEO兼会長:ジョン・チェンバーズ 以下シスコ)は本日、IoT World Forum(IoTWF)において、フォグ コンピューティング戦略を拡張し、産業分野のIoT(Internet Of Things)導入に向けたIOxプラットフォームの第2弾の提供を開始すると発表しました。同時に、業界エコシステム パートナーのモメンタムの拡大について説明し、IoTプラットフォームのサポートを強化することを明らかにしたほか、IOx Application Management Moduleを発表しました。Cisco® フォグ コンピューティング戦略の重要な構成要素であるIOxは、Linuxなどのサードパーティ製のOSや業界ソフトウェア アプリケーションが、耐環境性の高いシスコのIoTネットワーク プラットフォーム上で直接動作することを可能にします。アプリケーション、ストレージ、コンピューティング等のリソースが、センサーやデバイスなどの「モノ」の近くに置かれる必要のあるIoTソリューションでは、このことが極めて重要な意味を持ちます。

シスコは、ネットワーキング、コンピューティング、ストレージをクラウドからフォグで提供できるようにし、IoTにより生み出される機会をお客様にフルに活用していただくため、シスコならではの価値を提供します。IoT環境には、分散したセンサーとデータの結合や、ネットワーク(通信経路上)を移動中のデータの分析の最適化、制御の集中化といった独自の要件が伴い、強力な集中型データセンターと堅牢なエッジを用いた新しいインフラストラクチャ アプローチが必要になってきます。シスコは、Intercloudなどのハイブリッド データセンター ソリューション、およびフォグへの投資に向けた戦略により、IoTのインフラストラクチャを最適化します。

本日シスコは、IoT製品群を拡張しIoEの価値を促進するIoE Software and Services Suiteの構成要素の概要についても明らかにしました。同スイートはIoT環境から抽出したデータを分析し、それらを人およびビジネス プロセスと結びつけます。このプロセスは、アプリケーション統合、プロセス自動化、コンテキスト認識型のモバイル コラボレーションの機能、さらにはインテリジェンスについて明らかにし、組織がより迅速に情報に対応できるよう支援するものです。先般シスコは、これらの新機能を活かした都市の安全・保安および接続型交通のソリューションを発表しました。

シスコ、フォグ ソリューションを拡張し、IOxプラットフォームの第二弾を提供すると発表

  • Cisco IOxを発表してから8カ月で、シスコは同アーキテクチャをサポートするプラットフォームの数を8倍に増やしました。Cisco Connected Grid™ Router(CGR1120とCGR1240)に加え、Cisco 819、88x、89xシリーズ ルータなど、他の16のプラットフォームでも新たにCisco IOxがサポートされるようになりました。今回の拡張により、製造、運輸・交通、エネルギーなど、特定の業界ユースケースのさまざまな物理環境でフォグ アプリケーションを実行できるようになります。
  • 発表以来、IOxプラットフォームは主要な垂直型ビジネス モデルを展開するための事実上のフォグ インフラストラクチャとなっており、GE(Predix)、Itron、OSISoft(PI)、IntelとWindRiver、日本の株式会社smart-FOA、北欧のTieto、Bitstew、Davra、SK Solutions、Rockwell Automation、SAP Hanaなどの企業がサポートを表明しています。
  • このようなフォグベースの業界IoTコンピューティング モデルの促進・拡大に向けて、シスコは本日、IOx Application Management Moduleを発表しました。この新しいソフトウェア ソリューションは、Cisco IOxエッジで動作するフォグ コンピューティング アプリケーションを集中管理することで、数百万のエンドポイントならびにネットワーク エッジで動作するアプリケーションの管理と監視に必要な時間とコストの削減を支援します。
  • 本日の発表によって、開発者と運用者が大規模なIoT環境を細かく把握しやすくなり、ネットワークでのセンサーとアプリケーションの設置/取り外しの効率化が実現します。
  • シスコは、サイバーおよび物理のセキュリティから、コア ネットワークとフォグ コンピューティングのコンポーネント全般に至るまで、IoTインフラストラクチャに向けたエンドツーエンドの包括的な安全・保安ソリューションを提供します。シスコのフォグ コンピューティング フレームワークは、エッジベースでストレージとコンピューティングの機能を提供することで、安全と保安に関するデータの堅牢な分析をIoT環境全域で可能にし、セキュリティ データを実用的な総合セキュリティ インテリジェンスへとリアルタイムで変換します。

Cisco IoE Software and Services Suite

  • シスコは本日、IoE Software and Services Suiteの主要コンポーネントの概要についても明らかにしました。同スイートは、プロセスの自動化とパーソナル インターフェイスの利用によって、IoTのデータをビジネス インパクトへと変えるソフトウェア、サービス、ソリューションにより構成されます。
  • 同スイートは、分析、データ仮想化、データ統合のソフトウェアを利用したリアルタイム意思決定ソリューションで構成されます。これらのソリューションは、ネットワークのコアからエッジまでの全てのデータを取得して処理を行い、シスコのIOxとフォグ コンピューティング モデルを活用して実用的なビジネス インテリジェンスを生み出します。
  • Cisco IoE Software and Services Suiteによって、企業は分散プロセスの統合と自動化を通じて状況の変化に適応できるようになります。同スイートはAPI管理・統合ソフトウェアによるアプリケーションとインフラストラクチャの統合をサポートします。また、ネットワーク組み込み型のアプリケーション プラットフォームによる業務運営を可能にし、次世代のモバイル コラボレーション体験をもたらします。
  • 先頃、シスコはIoTポートフォリオを拡張し、Video Surveillance 7.6ソリューションにインテリジェンスと分析機能を実装したことを発表しました。この拡張は、都市および企業の安全・保安の用途に向け、エッジにおいてビデオ分析を提供するためのものです。これによってイベントのインテリジェントな処理と分類が可能になり、中央ロケーションでデータ分析を実行する前であっても、例外的なイベントのアクションと管理を行うことができます。
  • Cisco Connected Transportationソリューションの構成要素の1つであるセンサー ネットワークは、シスコのフォグ コンピューティングを利用してエッジで演算を行います。同センサーによって、鉄道事業者はCisco IoE Software and Services Suiteの分析機能を利用して、センサーで生成されたデータを集約し、事故回避のための情報に基づいた意志決定を行えるようになります。

コメント

シスコ、エンタープライズ製品&ソリューション部門シニアバイスプレジデント、ロブ・ソダーベリ(Rob Soderbery)
「シスコはIoTの数多くの可能性を現実のものにすべくさまざまな取り組みをしています。IoTに関心を持つ人々にとっての課題は、ビジネスに関する深い知識と技術革新とを融合させることです。第1に、自社の価値連鎖と、IoTによって価値を付加できる箇所を理解しなければなりません。第2に、それらの機会を評価し、優先順位を決める必要があります。そうして初めて、技術プラットフォームを有効に利用して、望みどおりのビジネスの優位性を手にすることができるのです」

シスコ、Internet of Thingsシステムズ&サービスグループ バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャー、キップ・コンプトン(Kip Compton)
「ここ数カ月、IoTソリューションの成長の加速に伴い、Cisco IOxは圧倒的な市場けん引力を生み出しています。早期採用段階のIoTが広く普及することになれば、シスコのフォグ テクノロジーが大きく拡大し、多くの業界のソリューション プロバイダーが革新的なソフトウェア製品を製造できるようになることでしょう」

Itron、最高技術責任者(CTO)サイモン・ポンティン(Simon Pontin)氏
「Itronの最大のブレークスルーのひとつは、複数の無線周波数、電気系統通信、Wi-Fiチャネルを自動的かつ継続的に選択する適応型通信です。適応型通信は、シスコのIPv6ネットワークと開発者ネットワークの上に構築され、信頼性とコスト効率に優れ、相互運用可能なスマート グリッド アプリケーション向けのコネクテッド フィールド エリア ネットワークを形成します。この進歩とItron Rivaのエッジ インテリジェンス、シスコのIOxフォグ コンピューティングを組み合わせることで、グリッド全体での分散コンピューティングが実現し、競合ソリューションが提供できないアナリティクスおよびコントロール機能を提供する機会をもたらしています。イノベーションとインテリジェント グリッドの約束を果たすための環境がようやくできあがりました」

Tieto Industrial Internet、代表、タネリ・ティッカ(Taneli Tikka)氏
「Internet of Everythingは企業を大きく変えようとしています。今まさに業界革命が起ころうしており、この先、ビジネスの考え方の古い枠組みが根本から変わることになるでしょう。変化しない業界はひとつとしてありません。新規事業部門であるTieto Industrial Internetでは、シスコのIOxプラットフォームを活用して、お客様の利益のために最高の品質、信頼性、機能性を提供したいと考えています。そのために、市場を先導する他のソリューション プロバイダーと積極的に協力して、世界規模のアジャイルなInternet of Everythingエコシステムを構築していきます」

GE、Software VP、ビル・リュー(Bill Ruh)氏
「GE Softwareは、耐久性の高まったシスコの次世代ネットワーキング製品にPredixソフトウェアを統合する予定です。PredixにCisco IOxフレームワークを組み合わせることによって、資産のパフォーマンスと運用のデータをネットワークのあらゆる場所で収集・分析する機能が強化されます。シスコとGEは、Predix対応のシスコ インダストリアル ルータを共同で開発しました。同ルータは、石油・ガス製造施設などの苛酷な環境に向けた設計となっており、エッジでの接続と演算によって資産と運用を最適化する製品群の第1弾として開発されたものです」

株式会社smart-FOA、代表取締役社長、奥雅春氏
「製造現場で得られるデータの利用は日本の強みであり、smart-FOAのコンセプトはデータの利用法を強化する我々のミッションから生まれました。FOA(Flow Oriented Approach)は、センサーが収集した生データとイベントを組み合わせて、それらをユーザが利用可能なフォーマット(情報短冊)に加工することで、製造業者が問題を解決し、リアルタイムの意思決定を行なうためのメカニズムを提供します。弊社のアプローチはシスコのテクノロジーおよび製品と高い親和性を持ち、またネットワーク エッジで分散型の処理を実行するという、フォグ コンピューティングおよびシスコのIOxのコンセプトに適合するものとなっています」

Internet of Things World Forumについて

Internet of Things World Forumは参加者限定のイベントであり、世界のリーダーが一同に会して協調的な議論を行う場となっています。Internet of Thingsが世界の経済、社会、環境に与える影響を加速する議論が繰り広げられます。2014年のフォーラムでは、自分達の組織および社会全体のためにイノベーションを引き起こし、Internet of Thingsの発展を促進することを目指すビジネスリーダーや世界の思想的リーダーが業界、技術、地域の枠を超えて再び集結する予定です。 2013年10月29〜31日にバルセロナで開催された第1回Internet of Things World Forumは、産官学の優れた思想家、実行家、革新者を集めました。シカゴで開催される今年の2014 IoTWでは、スポンサー数が3倍の49に増え、エンドユーザー カスタマーの数も初回の3倍に近づいています(2014年は1,100人)。フォーラムへの参加者は全体で1,500人に達する見通しで、業界最大のInternet of Things関連カンファレンスとなります。

関連リソース

シスコシステムズ合同会社について

シスコシステムズ合同会社は、米国シスコ(NASDAQ:CSCO)の日本法人です。シスコは、ビジネスの基盤となるインテリジェントなネットワーキングソリューションから、音声、映像、データ、ストレージ、セキュリティ、エンターテイメントをはじめとする新しい分野、そして、人々の仕事や生活、娯楽、学習のあり方を一変させることのできるネットワーク プラットフォームの提案を目指しています。 シスコの会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
<http://www.cisco.com/jp>

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*Cisco およびシスコ ロゴは、シスコまたはその関連会社の米国およびその他の国における商標です。シスコの商標の一覧については、http://www.cisco.com/web/JP/trademark_statement.htmlをご覧ください。記載されているサードパーティの商標は、それぞれの所有者に帰属します。「パートナー」または「partner」という用語の使用は Cisco と他社との間のパートナーシップ関係を意味するものではありません。(1305R)

**当資料は、2014年10月14日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳です。
<Cisco Doubles Down to Accelerate IoT Adoption with New Application Deployment Options at the Edge and Expanded Fog Computing Portfolio>