日本版ニュースリリース

シスコと業界リーダー各社、OpFlexプロトコルを利用して、Application Centric Infrastructure(ACI)のための標準ベースのオープンなマルチベンダー ネットワークを提供


シスコと業界リーダー各社、OpFlexプロトコルを利用して、Application Centric Infrastructure(ACI)のための標準ベースのオープンなマルチベンダー ネットワークを提供

シスコのNexus 9000スイッチとACI、先行導入で高評価を獲得

2014年4月15日

シスコシステムズ合同会社(代表執行役員社長:平井 康文、住所:東京都港区赤坂、以下 シスコ)は本日、業界リーダー各社と協力して、データセンターにおけるApplication Centric Infrastructure(ACI)ビジョンに基づき、標準ベースの新しいオープン プロトコル“OpFlex”の導入を通した情報技術(IT)の変革に対する継続した取組みを発表しました。OpFlexを通して、Cisco ACIは次世代ネットワークのための標準ベースのビルディング ブロックを提供しつつ、複数の業界リーダーと共にイノベーションの促進を図ります。Sungard Availability Services、du、Acxiom、Telstraをはじめとするシスコのお客様は、40ギガビット イーサネット(40GbE)への移行に向け、新しいNexus 9000スイッチング プラットフォームの導入をいち早く進めており、重要なビジネス アプリケーションをサポートするデータセンター インフラストラクチャの自動化の新モデルとしてACIを採用しています。

たとえば、エンタープライズ データ、分析、software-as-a-service(SaaS)を専門に手掛けるAcxiomでは、信頼性、経験、拡張性を融合させるという独自の方法により、データに基づく結果を提供しており、現在、新しいNexusスイッチとACIの導入を進めています。

「Acxiomでは、世界中のお客様に代わって毎週数百万件のトランザクションを処理しており、最適なパフォーマンスと拡張性を兼ね備えた強力な40GbEデータセンターを必要としています。シスコは知識豊富な信頼できるパートナーであり、Cisco Application Centric Infrastructure(ACI)を使うことで、お客様サービスの強化に伴い継続的に拡張が行える、将来にわたって利用可能なオープン仕様のデータセンター アーキテクチャがもたらされます。シスコのNexus9500スイッチング プラットフォーム、集中管理のためのCisco Application Policy Infrastructure Controller(APIC)、OpFlexサウスバウンド プロトコルを1つに統合することで、高性能で拡張性に優れた、今日の市場で最強のデータセンター ソリューションが実現します」とAcxiom、ネットワーク&セキュリティ アーキテクト、チャック・クレイン(Chuck Crane)氏は述べています。

ACIは、ネットワークで接続された物理および仮想のITリソースの完全な可視化と統合管理を可能にする初のデータ センター向けクラウド ソリューションであり、動的でアプリケーション アウェアなネットワーク ポリシー モデルを通してアプリケーションの導入を加速します。ACIのポリシーベースのアプローチの適用範囲は、拡大を続けるベンダー エコシステムにまで拡張される予定であり、複数のハイパーバイザ、物理スイッチ、ネットワーク サービスにまたがりアプリケーション アウェアなポリシーを利用して、お客様の既存のデータセンター投資を保護していただくことができます。

OpFlexはCitrix、IBM、Microsoft、Sungard Availability Servicesとの共同開発により完成しました。独自のメカニズムにより、ネットワーク コントローラを使って、充実したネットワーク ポリシーをデバイス上で直接レンダリング可能な一連の“スマートな”デバイスに抽象ポリシーを転送することができます。シスコのApplication Policy Infrastructure Controller(APIC)とOpFlexを利用することで、マルチデータセンター環境でのポリシー フェデレーションによる完全なポリシー実行が可能になり、アプリケーションの大規模な導入と管理に対応していただけるようになります。

シスコはOpFlexオープンソース コミュニティの一員として長年にわたり活動しており、オープンソース テクノロジーの発展の推進、オープンスタンダードの開発の拡大、および持続可能なイノベーションに向けた投資に努めています。OpenStackのように広く普及しているオープンソースベースのソリューションをはじめ、広範なエコシステムにおけるサポートを促進するために、シスコは共同開発企業各社と協力してIETFを通じたOpFlexの標準化を支援し、オープンソースの実装を提供していく予定です。

Cisco ACIとOpFlexを使うことで、今日のデータセンターが抱える緊急の課題を解消できることをお客様は理解しています。ビジネス アジリティと効率的なリソース利用の促進のために、インフラの広範囲にわたってアプリケーションをすばやく導入できることが求められるだけでなく、物理および仮想の両方のインフラのパフォーマンス、拡張性、セキュリティ、可視性の確保も欠かせません。

このたびシスコは、新しいOpFlexプロトコルを通してさまざまなインフラストラクチャ プロバイダーに対しAPICアプリケーション ポリシーを公開しました。これによって、お客様のマルチベンダー ネットワークの自動化と管理の簡素化が実現することになります。OpFlexにより、主要なハイパーバイザ、スイッチ、ネットワーク サービス(レイヤ4〜7)での、アプリケーション ポリシーに基づくセルフ設定が可能になります。OpFlexテクノロジーの採用が決まっている業界パートナーには、Canonical、Citrix、Microsoft、Red Hatといった大手のハイパーバイザ ベンダーやソフトウェア ベンダーが含まれます。これらのベンダーは、自社の仮想環境においてOpFlex対応の仮想スイッチを共同でサポートし、Cisco ACIポリシー フレームワークの拡張を行う予定です。Avi Networks、Citrix、Embrane、F5 Networksなどのネットワーク サービス ベンダーは、自社のアプライアンス製品にOpFlexエージェントを搭載して販売することが決まっています。

またシスコは、オープンソースのSDNコントローラの開発を行う有力な業界プロジェクトのOpenDaylightと協力して、完全オープンソースでACI互換性を備えたポリシーモデルと、OpFlexリファレンス アーキテクチャの開発を進めています。OpenDaylight参加企業は世界のデータセンター設備投資の60%を担っており、メンバーには幅広い業界リーダーが含まれます。また、IBM、Midokura、Plexxiなどの社員が同ポリシー プロジェクトに貢献しています。

発表の概要

シスコのOpFlex、業界で広くサポート:標準化プロセスが現在進行中

  • シスコはOpFlexの業界標準化をIETFに申請しています。
  • Canonical、Citrix、Microsoft、Red Hatはハイパーバイザ スイッチを通してOpFlexをサポートし、ACIポリシーのサポートに対応する計画です。
  • Avi Networks、Citrix、Embrane、F5 Networksなどのネットワーク サービス ベンダーは、アプライアンス製品でOpFlexをサポートする計画です。
  • オープンソースのSDNコントローラの開発を行うOpenDaylightプロジェクトでは、近日リリース予定のHeliumで、ACI互換性を備えたポリシーモデルを提供します。シスコ、IBM、Midokura、Plexxiはこのリリースに貢献することになっており、またOpenDaylightではシスコのポリシーベースのテクノロジーに向けたオープンなアプローチと透明性の確保を支援する体制を整えています。

以下のシスコ製品でOpFlexプロトコルがサポートされる予定です。

  • Cisco Application Centric Infrastructure、Nexus 9000シリーズ
  • Cisco Nexus 1000V
  • Cisco ASR 9000シリーズ
  • Cisco Nexus 7000シリーズ
  • Cisco ASA
  • Cisco SourceFire

シスコの9000シリーズ スイッチとACIに対するお客様のコメント

  • du
    duはアラブ首長国連邦の大手統合通信サービスプロバイダーであり、中東地域において最も著しい成長を遂げているオペレータです。duでは、複数のデータ施設を2つの次世代データセンターに集約する計画を進めています。これらのデータセンターは、シスコのNexus 9000スイッチとACIを使って最新のクラウドサービスをホスティングするように設計されています。「duではオープンスタンダードに基づくインフラの構築を進めています。シスコのAPICサウスバウンド プロトコルであるOpFlexにより、ハイパーバイザ スイッチ、物理スイッチ、ネットワーク サービス、サーバなど、データセンターのあらゆるデバイスをサポートするためのオープンで拡張可能なフレームワークがもたらされます」とduのネットワーク開発・運用部門のエグゼクティブ バイスプレジデント、サリーム・アル・バルーシ(Saleem Al Balooshi)氏は述べています。Cisco Advanced Servicesは、設計、導入、サービス マイグレーション、プロジェクト管理を通してduをサポートする予定です。
  • Sungard Availability Services
    「当社がCisco ACIソリューションに興味を持ったのは、同ソリューションが物理ファブリックと仮想ネットワークの両方の管理に対応しており、サードパーティのサービスと連動し、Sungard Availability Servicesのクラウド オーケストレーション システムであるCloudStackとの統合が可能だったからです。要するに、クラウド データセンター全体でお客様のネットワーク リソースを配備・管理できるというACIの可能性にひかれたわけです」とSungard Availability Serviceのグローバル クラウド ソリューション部門SVP、デイブ・ギルピン(Dave Gilpin)氏は話します。「また、ACI OpFlexプロトコルを用いたシスコのオープンスタンダードベースのアプローチにより、ACIはさらに強力なものになると考えています。先般、ACIのテストを行ったところ、全てにおいて期待どおりの結果が得られ、同ソリューションがすでに安定・成熟した状態であることが実証されました」
  • Telstra
    Telstraのクラウド、グローバル エンタープライズ、サービス部門のエグゼクティブディレクタ、エレズ・ヤルコーニ(Erez Yarkoni)氏は、OpFlexがTelstraのお客様にもたらすパートナーシップと機会について次のように語っています。「Opflexは、クラウド サービスに向けたアプリケーション中心型のオープンなアプローチに対するシスコのコミットメントを表しています。このことは、お客様がエンタープライズグレードのクラウドに期待するサービスのアジリティ、セキュリティ、パフォーマンスを提供する上で役立つことでしょう。インテリジェントなネットワーク対応クラウドの開発にシスコと共同で取り組めることを嬉しく思っています」
  • Millennial Media
    Millennial Mediaは、モバイル広告プラットフォームを提供する独立系の大手企業です。「当社は、さまざまなモバイル対応デバイスやスクリーンに数十億本の広告を毎日配信しており、お客様のニーズを満たすにはモバイル広告インフラが問題なく動作することが大前提です。必要なサービス レベルに対応するために、最適な40GbE性能を提供する、大規模な拡張が可能なデータセンターへの移行を進めているところです」とMillennial MediaのCTO、ボブ・ハモンド(Bob Hammond)氏は述べています。「毎秒数十万件のトランザクションを処理できることが重要なため、レイテンシと40Gスループットが最優先の課題となります。さまざまなベンダーのソリューションを評価したところ、シスコのNexus 9000スイッチング プラットフォームは絶えず進化する当社のデータセンターをサポートするための最適なパフォーマンスを備えていただけでなく、既存のIT投資の保護にも対応することが分かりました」
  • 株式会社サイバーエージェント
    「Cisco OpFlexにより、ACIとOpen vSwitchとの緊密な統合が可能になることから、Openstack環境でACIとそのポリシーモデルをこれまでよりもはるかに活用しやすくなります」と株式会社サイバーエージェント、アメーバ事業本部アーキテクチャ開発グループ、シニア ネットワーク エンジニア、高橋哲平氏は述べています。「OpFlexには大いに注目しており、シスコおよびOpFlexコミュニティと共に同プロトコルの発展に立ち会えることを楽しみにしています」
  • マンティーカ統合学区
    「10Gおよび40G対応のスケーラブルなインフラストラクチャを安心して導入でき、現在進行中のSDNとApplication Centric Infrastructureの導入に対し、将来を見据えた投資を行えることが、Cisco Nexus 9000スイッチを選択する際の決め手となりました」とカリフォルニア州にあるマンティーカ統合学区の情報技術ディレクター、コルビー・クラーク(Colby Clark)氏は話します。「シスコの革新的な技術は、オープンスタンダードに基づき構築された当学区のデータセンターの変革を進めるうえで最適なプラットフォームを提供してくれることから、教育現場で最新のテクノロジー サービス、BYOD(Bring Your Own Device)、教育アプリケーションを望むエンドユーザのニーズに応えることができます」

Cisco Application Centric Infrastructure

Cisco Application Centric Infrastructure(ACI)では、ネットワークのプログラマビリティと管理に向けた独自のアプローチを採用しており、集中型のApplication Policy Infrastructure Controller(APIC)を利用して、物理および仮想のデータセンター ファブリックの自動化と管理を行います。旧式のSDNコントローラと違い、ネットワーク デバイスに対して実際に設定を行うのではなく、アプリケーション ポリシーを供給することで、セルフ設定を可能にします。ポリシーに重点を置くことで、APICの適用範囲が全てのネットワーク デバイスにまで拡張されるほか、新しいインフラストラクチャを、お客様が望まれる管理、自動化、クラウド オーケストレーションのシステムと容易に統合できるようになり、インフラ全体の協調的かつ包括的な自動化が実現します。さらには、既存のSDNソリューションでは提供不能なレベルの拡張性とレジリエンシー(復元力)がACIインフラストラクチャにもたらされます。

Cisco Application Centric Infrastructureは以下のコンポーネントで構成されます。

  • 最適化済みNX-OS搭載のNexus 900スイッチ ポートフォリオ。
  • Application Policy Infrastructure Controller(APIC):ACIファブリック、ポリシー プログラミング、ヘルス モニタリングの自動化と管理を一元化し、あらゆる場所に設置された、あらゆるアプリケーションをサポートします。
  • Application Network Profiles:アプリケーションの要件、およびそのアプリケーションと基礎インフラとの依存関係を定義します。APICはこれらのプロファイルを利用することで、アプリケーションの設置場所や変更の内容に関係なく、ネットワーキング、サービス、計算ストレージ、セキュリティ ポリシーを動的にプロビジョニングします。

関連リソース

シスコシステムズ合同会社について

シスコシステムズ合同会社は、米国シスコ(NASDAQ:CSCO)の日本法人です。シスコは、ビジネスの基盤となるインテリジェントなネットワーキングソリューションから、音声、映像、データ、ストレージ、セキュリティ、エンターテイメントをはじめとする新しい分野、そして、人々の仕事や生活、娯楽、学習のあり方を一変させることのできるネットワーク プラットフォームの提案を目指しています。 シスコの会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
<http://www.cisco.com/jp>

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*Cisco およびシスコ ロゴは、シスコまたはその関連会社の米国およびその他の国における商標です。シスコの商標の一覧については、http://www.cisco.com/web/JP/trademark_statement.htmlをご覧ください。記載されているサードパーティの商標は、それぞれの所有者に帰属します。「パートナー」または「partner」という用語の使用は Cisco と他社との間のパートナーシップ関係を意味するものではありません。(1305R)

**当資料は、2014年4月2日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳を元にしています。
Cisco and Industry Leaders Will Deliver Open, Multi-Vendor, Standards-Based Networks for Application Centric Infrastructure with OpFlex Protocol