日本語版ニュースリリース

シスコ、「Internet of Everything(IoE)」の中核となるネットワーク コンバージェンス システム(NCS)を提供


シスコ、「Internet of Everything(IoE)」の中核となるネットワーク コンバージェンス システム(NCS)を提供

世界の主要サービス プロバイダーBSkyB、KDDI、Telstraに NCSが画期的なインターネット機能を提供

2013年9月26日

シスコシステムズ合同会社(本社東京都港区、代表執行役員社長:平井康文、以下シスコ)は本日、クラウド、モバイル、ビデオ、マシンツーマシン アプリケーションの新たな潮流によりインターネット トラフィックが急増する中で、大規模な拡張に対応し、よりスマートで、順応性に優れたインターネット基盤として機能するように設計されたネットワーク ファブリック ファミリー、Cisco® Network Convergence System(NCS)を発表しました。BSkyB(Sky)、KDDI、Telstraをはじめとする世界の主要サービス プロバイダーは、新たな収益源を獲得し、業務を簡略化し、画期的なパーソナライズされた体験をそれぞれの顧客に提供するために、CiscoNCSを導入しています。システムのプログラマビリティと仮想化機能により、サービス プロバイダーはSDN(ソフトウェア定義型ネットワーキング)とNFV(ネットワーク機能仮想化)への移行を加速できます。

業界をリードするNCSの先進機能により、サービス プロバイダーは増加を続けるネットワーク トラフィックに対応できるだけでなく、人、データ、プロセス、モノのネットワーク化された接続であるInternet of Everything(IoE)によって生じる、兆単位の数のプログラマブルなデバイス発生型イベントによってもたらされる収益機会も獲得できます。IoEを実現するには、ネットワークの帯域幅を拡張するだけでなく、ポリシーを管理し、応答をプログラミングして所定の時間内に正確な結果を導けるように、コンピューティング機能とコントロール機能も拡張する必要があります。NCSは、このようなIoEイベントを円滑化できるように設計されています。IoEイベントには、人、アプリケーション、デバイスの間で双方向に行われる、一連の継続的な「会話」も含まれます。これらのデバイスには、個人情報とクラウドベースのヘルス ポータルに接続したウェアラブル ヘルス モニターや、自宅が近づいたことを運転手に告げ、家庭内ネットワークを起動し、室内の温度と照明を調節する4G LTEに接続した自動車などがあります。

今後10年間に、兆単位の数の新しい「接続されたイベント」がインターネット ネットワークに流入することが見込まれており、サービス プロバイダーにとって、この期間は大きな収益化機会となります。特に、ヘルスケア(1,740億ドル)、製造業(2,840億ドル)、スマートホーム(8,500億ドル)などの垂直市場での需要が見込まれています(出典:「Machina Research」)。

Cisco Network Convergence System:業界をリードする機能

100件以上の特許技術が搭載されたNCSファミリーは、業界をリードするCisco CRS(Carrier Routing System)とASR(Aggregation Services Router)を結合し、アーキテクチャを相互に接続するための基礎的ネットワーク ファブリックとして機能することで、次のメリットを提供します。

  • スケーラビリティ:業界で唯一のピタビット スケール向けに構築されたシステムは、接続されたファブリック上で生じる兆単位の数のイベントに対応できます。NCSは、NetFlixライブラリ全体を1秒以内に転送できます。
  • アジリティ:業界初のキャリアグレードのプログラマブル コンバージェンス システムは、高度な仮想化機能を提供します。NCSは、アプリケーション、ネットワーク、データセンターを拡張、接続、制御し、これらに応答します。また、ネットワークを管理し、アーキテクチャ上のどこであっても、必用とされるコンピューティング リソースを常にリアルタイムに移動します。
  • 効率:SDN/NFVを採用し、これを拡張するCisco ONEサービス プロバイダー アーキテクチャの一部としてCisco NCSを導入することで、ネットワーク事業者は総所有コストを45パーセント削減し、同時に消費電力を60パーセント削減できます。

NCSは、ネットワーキング業界のブレークスルーとなる次の機能を備えています。

  • 業界で最もスケーラブルでプログラマブルなプロセッサ:NCSには、最近発表されたCisco nPower™ X1統合型ネットワーク プロセッサが搭載されています。これは、CRS-Xでも使用されており、新たなレベルのパフォーマンスと帯域幅を提供します。1つのチップに40億個のトランジスターが搭載されたnPower X1は、ネットワーク プロセッサではかつてないレベルのパフォーマンス、機能、プログラマビリティ、スケーラビリティを実現します。
  • 最適化と簡略化のためのインテリジェント コンバージェンス:Cisco シスコNCSは、IPネットワークと光ネットワークを統合し、シスコのデータセンター イノベーションがサポートするCisco Unified Computing System™(Cisco UCS®)およびDFA(Dynamic Fabric Automation)機能とシームレスに統合されるように設計されています。この統合により、NCSは進化したプログラマブル ネットワークの柔軟な基礎的ネットワーク ファブリックとして機能し、データセンター、コア、エッジ、光学のリソースを自発的かつリアルタイムにシフトさせ、リダイレクトすることができます。サービス プロバイダーは、サービスのスピードを向上させるのと同時に、全体的な複雑さを軽減し、運用コストを削減できます。
  • 高度な仮想化機能:NCSのエレメント、システム、アーキテクチャ仮想化機能の組み合わせにより、システムは物理的、仮想的、地理的にまったく異なるエレメントのサービスとリソースを、Cisco Prime™およびCisco Quantum™ソリューションを使って単一統合システムの一部のように調整できます。システムの高度な仮想化機能により、サービス プロバイダーはネットワークとコンピューティング リソースの両方を弾力的にスケールアップ、スケールダウンさせ、単一エンティティとして管理できるスケーラブルなマルチシャーシ構成を実現できます。ネットワークの一部でシステム スケールが超過すると、NCSはコントロール プレーン機能をデータセンター内のUCSサーバーに移行します。クラス最高の処理能力を持つブレード サーバーの利用により、実質的に無限のコントロール プレーン スケールが生まれます。サービス プロバイダーは、ダイナミックなIoEサービスの需要に迅速に対応するために、インフラストラクチャをスケーリングし、別の目的を持たせることができます。さらに、アーキテクチャ仮想化により、NCSは分散NFV(Network Function Virtualization)やUCSなどの機能を利用して、サービスの機能がどこで必要とされている場合でも、サービスの機能と配置を仮想的かつ自動的にドメイン間で調整できます。

業務の簡略化のためのアーキテクチャ面でのアプローチ

Cisco NCSファミリーは、ビジネス アジリティと業務簡略化のために単一の統合システムとして管理できる3つの主要コンポーネントから構成されます。

  • 本日から出荷されるNCS 6000は、業界初の1 Tbpsライン カードを搭載し、スロットあたり最大5 Tbps、システムあたり1.2 Pbpsの転送性能を持ち、IP環境と光環境の統合をサポートします。
  • 2014年前半に出荷予定のNCS 4000は、スロットあたり400 Gbps、システムあたり6.4テラビットをサポートし、単一、バックツーバック、およびマルチシャーシ構成に対応します。また、光伝送ネットワーク(OTN)、高密度波長分割多重方式(DWDM)、SONET、およびEthernetアプリケーションもサポートします。
  • 本日から出荷されるNCS 2000は、100 Gbps以上のデータ レートでDWDMトランスポート ネットワークを接続し、96チャンネルの次世代インテリジェントROADM機能により、動的なネットワーク構成をサポートします。

エグゼクティブのコメント

シスコ、サービス プロバイダー ネットワーキング グループ担当SVP兼GM、スリヤ・パンディティ
「Cisco NCSは、現在だけでなく、将来の需要にも対応できるプログラマビリティ、インテリジェンス、スケーラビリティを備えています。進化したプログラマブル ネットワークをNCSが提供することで、サービス プロバイダーは、新たな収益源とビジネス モデルを獲得し、エキサイティングな新しい体験を顧客に提供できます」

KDDI株式会社 技術統括本部長 取締役執行役員専務 嶋谷 吉治氏
「今日では、携帯電話通信網と固定回線を利用して、ビデオや音声だけでなく、すべてがIPバックボーン インフラストラクチャ上で実行されています。インターネットは今岐路にあると言えます。人的に発生させるイベントだけでなく、マシン発生型イベントの影響は、ネットワークのダイナミクスを変え、まったく新しいサービスに対する要求が生まれつつあります。インターネット上のトランザクションはマシン速度で行われ、もはや帯域をコントロールするだけでは十分ではありません。KDDIは、シスコNCSが新世代のインターネットの基盤になると考えています。総所有コストを抑えて、一般ユーザーやビジネス ユーザーに最新の素晴らしいインターネット体験を提供できます。」

Sky、ネットワーク戦略およびアーキテクチャ担当責任者、ローレント・ラバリー氏
「Skyは、英国で人気のある、テレビ、ブロードバンド、固定電話の「トリプルプレイ」プロバイダーです。それと同時に、インターネット テレビのリーダーでもあり、英国最大のオンデマンド サービスや、Sky Go、NOW TVなどの革新的なオーバーザトップ ビデオ サービスを運営しています。それだけに、お客様がビデオ コンテンツへのアクセスにインターネットをどれほど利用しているかを具体的に把握しており、ビデオ配信を念頭においてブロードバンド ネットワークを構築しました。しかし、当社のリーダーシップを維持し、ビデオにアクセスするための最高のネットワークであり続けるには、需要を大きく上回るサービスを提供し続ける必要があります。シスコと連携して行っている業務とCisco NCSの導入により、当社はネットワークのキャパシティとインテリジェンスを拡張し、お客様の進化するニーズに対応できます」

Telstra、ネットワーク担当エグゼクティブ ディレクター、マイク・ライト氏
「TelstraがシスコをパートナーとしてCRS(Carrier-Routing System)プラットフォームを導入したのは、7年以上前のことです。当社は現在、新たなレベルのスケーラビリティ、仮想化、回復性を獲得するために、このコア ルーティング プラットフォームをCisco Network Convergence Systemに移行しているところです。このネットワークの進化により、当社はオーストラリアで最大かつ最も信頼性の高いIPおよび3G/4G無線ネットワークを維持し続けることができます。激増するビデオの管理、スマートフォンへの継続的な対応、産業界のクラウドベース サービスへの移行に対応できる、インテリジェンスと適合性を持ったネットワークです」

関連リソース

シスコシステムズ合同会社について

シスコシステムズ合同会社は、米国シスコ(NASDAQ:CSCO)の日本法人です。シスコは、ビジネスの基盤となるインテリジェントなネットワーキングソリューションから、音声、映像、データ、ストレージ、セキュリティ、エンターテイメントをはじめとする新しい分野、そして、人々の仕事や生活、娯楽、学習のあり方を一変させることのできるネットワーク プラットフォームの提案を目指しています。 シスコの会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
<http://www.cisco.com/jp>

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*Cisco およびシスコ ロゴは、シスコまたはその関連会社の米国およびその他の国における商標です。シスコの商標の一覧については、http://www.cisco.com/web/JP/trademark_statement.htmlをご覧ください。記載されているサードパーティの商標は、それぞれの所有者に帰属します。「パートナー」または「partner」という用語の使用は Cisco と他社との間のパートナーシップ関係を意味するものではありません。(1305R)

**当資料は、2013年9月24日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳です。
Cisco Delivers Network Convergence System to Power "Internet of Everything"