日本語版ニュースリリース

シスコ、業界をリードするCRSファミリにCarrier Routing System-X(CRS-X)を拡充


シスコ、業界をリードするCRSファミリにCarrier Routing System-X(CRS-X)を拡充

Cisco CRS-1の10倍の容量を実現、 全世界で750社を超える通信サービス プロバイダ、1万社を超えるCisco CRSシステム導入企業に長期的な投資保護を提供

2012年6月13日

シスコシステムズ合同会社(代表執行役員社長:平井康文、住所:東京都港区赤坂、以下シスコ)は、本日、業界をリードするCisco Carrier Routing System (以下Cisco CRS) ファミリに新たなランアップ、「Cisco Carrier Routing System-X (以下Cisco CRS-X)」を拡充することを発表しました。Cisco CRS-Xはかつてない経済規模を実現し、Verizon Wirelessやソフトバンクモバイル株式会社など、現在ネットワークインフラの基盤としてCRSを採用する全世界で750社を超える通信サービス プロバイダや1万社を超える企業に対して、長期に渡る投資保護を提供します。

Cisco CRS-Xは今年中に提供が開始される予定で、1スロットシステムあたり400ギガビット/秒(Gbps)に対応し、マルチシャーシ構成ではCRSプラットフォーム発表当初のCisco CRS-1に比べて10倍の容量に匹敵する1ペタビット/秒近い容量まで拡張可能になります。CRSプラットフォームはネットワーク容量を新たな水準まで拡張できるように設計された新しいクラスのコアルーティングシステムとして2004年に発表され、以後10年間急増するビデオやデータ、モバイルトラフィックに対応してきました。

ここにきて、通信サービスプロバイダは拡張性の限界や個別に構築された光ネットワークとインターネットプロトコル(IP)ネットワーク、アーキテクチャ上の制約など複数の課題に直面するようになっており、最新のCisco CRS-Xは業界最高の拡張性を誇るエラスティック コアネットワークのプラットフォームを提供して、こうした問題を解消します。Cisco CRS-Xのマルチシャーシアーキテクチャは、1スロットあたりの密度を400 Gbpsまで高めたCisco AnyPort™テクノロジー搭載の400 Gbps対応ラインカードを使用することによって、かつてない拡張性を実現します。ラインカードには独自のCMOSフォトニックテクノロジーCisco CPAK™が採用され、消費電力を低減するだけでなく、部品コストを削減し、柔軟性を高めた導入形態を可能にしています。例えば、100ギガビット対応のインターフェースはポートごとに100ギガビットイーサネット(GE)、2ポート40 GEあるいは10ポート10 GEに設定でき、それぞれ特定のCPAKトランシーバを選択することで短距離、長距離またはさらに距離を拡張した光ネットワークに対応できます。こうした柔軟性が提供されることによってネットワーク設計やオペレーションを簡素化でき、サービス プロバイダはハードウェアを交換することなくそれぞれの必要に応じて10 GE や40 GE、100 GEのアプリケーション需要に対応できます。

さらに、Cisco CRS-XはIPと光ネットワークとの融合も一層簡素化して拡張することができます。サービス プロバイダは統合された光ネットワークを導入するか、Cisco nV™テクノロジーを利用した光サテライトを新たに導入するかを選択できるようになります。いずれの場合も、シスコのnLight™技術を活用してIPと光を単一のシステムとして運用し、制御プレーンを自動化することができます。サテライトとして導入されたnVの光ネットワークは、シスコのCRSファミリとともに単一のマネージド システムとして運用できるため、運用コストを削減し、100 GEのポート密度を高めることができます。

Cisco CRS-Xは業界最高水準の容量を実現し、コスト効率良く拡張可能にして、投資全体の保護を実現することが可能です。シスコが10年弱の間に同一システムにおける容量を10倍にまで拡大させたことによって、Cisco CRSの導入企業は競合他社の最も類似したソリューションを導入した場合に比べて総所有コストを50%近く削減できます。さらにこの間、Cisco CRSは消費電力を80%低減すると同時に、伝送コストも76%削減させています。またCisco CRS-Xは、すでにCisco CRS-1や Cisco CRS-3を導入している1万を超えるシステムにおいて、トラフィックに与える影響を最小限に留めてアップグレードが確実に容易に行えるよう構築されています。このためCRSの導入企業はカードを入れ替えるだけで、サービスを停止させることなくCRS-Xの機能に移行することができるほか、既存のマルチシャーシ構成にCRS-Xを追加するだけで規模を拡張することもできます。

概要

  • Cisco CRSは業界で最も堅牢で拡張性が高く、世界で最も幅広く導入されているマルチシャーシ コアルーターです。ラインカードはスロットごとに4ポート100 GEの400 Gbps をサポートし、1つのシャーシで64ポートx 100 GE、マルチシャーシシステム全体で1ペタビット/秒近くまで拡張可能で、かつてない経済規模を実現します。
  • Cisco AnyPort テクノロジー採用のCisco CRS-Xの400 GE対応ラインカードにはシスコ独自のCMOSフォトニック技術であるCisco CPAK™テクノロジーが採用されており、消費電力を低減すると同時に、競合他社のソリューションに比べて100 GEのポート密度を3倍に高めます。さらにCPAKテクノロジーによって、1枚のカード内で異なるレートのインターフェース(10 GE、40 GEおよび100 GE)や距離(SR、ERおよびLR)を組み合わせて対応させることができます。
  • Cisco CRS-Xは、システム容量を拡張する際も常に稼働が可能な、独自の自己回復・自己防御型オペレーティング システム、IOS-XRソフトウェアを採用しています。
  • Cisco CRSのエラスティックコア アーキテクチャは柔軟な拡張性とトランスポートおよびサービスを実現し、サービス プロバイダ ネットワークの複雑化を最小限に抑えて、サービスによる収益を最大化させます。nLightテクノロジー採用のシスコのnV™テクノロジーによってオプティカル伝送機器を単一のエンティティとして運用管理でき、100 GEの密度に対応するプロビジョニングやネットワークのオペレーションを簡素化します。
  • 今年5月に発表された「Cisco® Visual Networking Index(VNI)Forecast(2012〜2017)」で示さているように、2004年に最初のCisco CRSルーター、Cisco CRS-1が発表された2004年以降、IPトラフィック量は急増しています。VNIの最新の予測によれば、2012年から2017年の間に世界のIPトラフィックは3倍に増加し、2012年に522.8エクサバイトだった年間トラフィック量は、2017年には1.4ゼタバイトに達すると予想されています。トラフィックの増加と複雑化はコア ネットワークのコンバージェンスを推進し、マルチサービス、マルチパス、マルチアクセスのトラフィックではCRS-Xのように運用の継続性やクラウド インテリジェンス、キャリア グレードのネット ワークサービス、さらにはIPと光ネットワークのコンバージェンスをサポートできる大規模なコア ソリューションが求められます。

コメント

  • Verizon Wireless ネットワークオペレーション担当バイスプレジデント、マイク・ハバーマン氏
    「シスコのCRSによってインテリジェントなコアソリューションが提供され、1スロットあたりの容量を400Gbpsまで高められることで、Verizon Wirelessは将来的なサービス需要にも十分に対応することができます」
  • ソフトバンクモバイル株式会社 取締役専務執行役員 兼 CTO、宮川 潤一氏
    「当社の最先端ネットワークインフラの基盤は長年に渡ってCisco CRSプラットフォームによって支えられており、シスコのこのプラットフォームが常に進化を続けていることを非常に嬉しく思っています。最高400ギガビット/秒の拡張性と可用性を高度に高めたCRSのアーキテクチャによって、比類ない投資保護が引き続き提供され、ブロードバンドコンテンツおよびサービス プロバイダとして日本市場を牽引するテクノロジーを提供いただけることを期待しています」
  • シスコサービスプロバイダーネットワーキンググループ担当シニアバイスプレジデント兼ジェネラルマネージャ、スリヤ・パンディティ
    「シスコの主力製品であるネットワーク プラットフォームは、今後何十年にもわたって投資を保護し、他社製品とは違って定期的にすべての機器の入れ替えを余儀なくされることはありません。世界中のサービス プロバイダや大規模な教育・研究ネットワーク、政府関連機関などでは次世代インターネットのための体制づくりを始めており、ビデオやコラボレーション、分散コンピューティングへの対応を進めています。Cisco CPAKテクノロジーと400ギガビット/秒スロットの容量を持つCRS-Xは、IPコア テクノロジーの分野で業界を牽引し、これまでにCRSを導入してきたお客様の投資を保護するためにシスコが真摯に取り組んでいることを示すものです」

関連リソース

シスコシステムズ合同会社について

シスコシステムズ合同会社は、米国シスコ(NASDAQ:CSCO)の日本法人です。シスコは、ビジネスの基盤となるインテリジェントなネットワーキングソリューションから、音声、映像、データ、ストレージ、セキュリティ、エンターテイメントをはじめとする新しい分野、そして、人々の仕事や生活、娯楽、学習のあり方を一変させることのできるネットワーク プラットフォームの提案を目指しています。 シスコの会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
<http://www.cisco.com/jp>

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**当資料は、2013年6月12日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳です。
Cisco Adds Carrier Routing System X (CRS-X) Core Router to Industry-Leading CRS Family