日本語版ニュースリリース

シスコ、Jabber の HD ビデオ、音声、コラボレーション エクスペリエンスをシスコおよびサードパーティ製シンクライアント上の仮想デスクトップで実現する新ソフトウェアを発表


シスコ、Jabber の HD ビデオ、音声、コラボレーション エクスペリエンスをシスコおよびサードパーティ製シンクライアント上の仮想デスクトップで実現する新ソフトウェアを発表

ワークスペースの変革を推進するシスコ− Jabra、Logitech と共同開発した専用アクセサリが多様なワークスタイルを支援

シスコシステムズ合同会社(代表執行役員社長:平井 康文、本社:東京都港区 以下シスコ)は本日、いつでもどこでもコラボレーションを可能するための取り組みの一環として、Cisco Jabber™の統合コミュニケーション アプリケーションを仮想化された職場環境に対応させる新しいソフトウェアを発表しました。仮想デスクトップ間での強力なコラボレーションを推進する長期的ソフトウェア戦略の一環として、「仮想化エクスペリエンス メディアエンジン(Virtualization Experience Media Engine; 以下 VXME)」と命名されたこのソフトウェアは、まずシスコのシンクライアント用に提供され、今後、Dell Wyse のシンクライアントを皮切りに Windows ベースのシンクライアントや Windows PC など、サードパーティのデバイスにも対応していく予定です。

VXME によって、音声や高解像度(HD)ビデオ、プレゼンス、インスタントメッセージング(IM)などの Jabber のエンタープライズ クラスのコラボレーション機能が Cisco®Virtualization Experience Infrastructure(VXI)のスマートソリューションの一部として統合され、仮想デスクトップのユーザからアクセスできるようになります。デスクトップ仮想化のための Cisco VXI のエンドツーエンド ソリューションによって仮想デスクトップ、アプリケーション、コラボレーションサービスがシスコのユニファイド データセンターで一元的にホスティングされ、シスコのネットワーク全体への配信が可能になり、ユーザはさまざまな種類のデバイスでより優れた仮想ワークスペースエクスペリエンスを活用することができます。

シスコは同時に、シスコ専用に設計された Logitech および Jabra の新デスクトップアクセサリ製品への対応も発表しました。これによって、Cisco Jabber for Windows のユーザは、仮想ワークスペースを自分の使いやすい形にカスタマイズし、生産性を一層高めて効率的に作業を行うことができます。例えば、仮想デスクトップを使ってホームオフィスからログインしているユーザは、必要に応じて独自の発信者番号を表示するキーボードや通話制御ボタンを利用することができます。また、据え置き型のスピーカーフォンからハンドセット、Web カメラまで、Jabber®ユーザが仮想デスクトップから HD ビデオを使ってコラボレーションするために専用に設計されたさまざまな周辺機器も提供されます。シスコと Jabra、Logitech の連携によって、音声やコンピュータ、ビデオサービスを含めたデスクトップのコラボレーション機能が強化され、Jabber を中心として構築された仮想デスクトップソリューションの機能が完全に統合されます。

本日の発表は、企業内で社員が望みどおりの働き方ができるよう支援するものです。柔軟な勤務形態を望む社員が増加するにつれ、デスクトップの仮想化に取り組む企業が一層増加する傾向にあります。米国で実施された「2012 年シスコ IBSG 展望調査(Cisco IBSG Horizons study)」によれば、回答者の 68%が、ナレッジワーカーの企業内での職務の大部分がデスクトップ仮想化に適していると回答しており、実際に半数以上の企業ですでに仮想化が導入されているか、もしくはデスクトップの仮想化戦略の導入過程にあると回答しています。この調査では、企業が今後デスクトップの仮想化を推進させる要因として、データ保護、社員のモビリティ化、ビジネスの敏捷性の 3 つが挙げられています。

発表の概要

VXME による仮想環境向けの Cisco Jabber は、まずシスコのシンクライアントである仮想化エクスペリエンスクライアント(VXC)6215 向けに提供を開始し、VXME ソフトウェアは今年半ばまでには全世界での提供を開始する予定です。VXME の主な特長は、以下とおりです。

  • ユーザの選択の自由度が向上:VXME ソフトウェアは 2013 年上半期中に Dell Wyse の Z50D シンクライアント向けの提供を開始し、その後サードパーティの Windows ベースのシンクライアントおよび Windows PC へと範囲を拡大して、その他のエンドポイントに対しても VXI アーキテクチャの一部としてエンタープライズの高度なコラボレーション エクスペリエンスの提供を可能にします。
  • ユーザ エクスペリエンスの向上:Cisco VXI はシスコ初のデスクトップ仮想化アーキテクチャで、エンドユーザのデバイスと仮想デスクトップをホスティングするデータセンターの間を行き来する音声やビデオのリアルタイム トラフィックによって往々にして引き起こされる重大なネットワーク ボトルネックやサーバーのオーバーロードを排除します。本日発表の VXME ソフトウェアはこのソリューション体系をベースとして構築され、VXME ソフトウェアを使用することによって、Cisco Jabber はユーザ デバイスのコンピューティングやプロセッサのローカルなリソースを使用できるようになります。これによって、HD オーディオやビデオのリアルタイム トラフィックがネットワークやデータセンターリソースに与える影響が最小化され、帯域幅が解放されるため、仮想デスクトップ上でのユーザ エクスペリエンスを向上させることができます。
  • 一層容易な IT 管理を実現:本日の発表によって、Cisco VXI はデスクトップ仮想化アーキテクチャとして初めて、ネットワークベースのクオリティ・オブ・サービス(QoS)を統合することになります。シンクライアント上で動作する VXME ソフトウェアによって、仮想デスクトップ上の音声やビデオトラフィックをネットワークで認識させることができるため、コラボレーションのためのこうしたトラフィックを自動的にネットワーク上での優先度を高めることができます。これによって、ジッタや遅延が低減され、品質を最大限に高めたコラボレーションエクスペリエンスを実現します。
  • 情報アクセスや仮想コラボレーションための高度なセキュリティ:仮想環境向けの Cisco Jabber によって、Cisco VXI は音声やビデオ機能を損なうことなくコラボレーション エクスペリエンスを強化することができます。エンドユーザは Cisco Jabber を通じて、仮想デスクトップから文書や社内アプリケーション、あらゆるコラボレーション ツールへの極めて安全性の高いアクセスが提供され、従来の職場環境と同様の環境が構築されます。
  • デスクトップ仮想化の主要企業とのパートナーによる相互稼動性:仮想環境向け Cisco Jabber は、Citrix XenDesktop 5.6 FP1、Citrix XenApp Published Desktop version 6.5、VMware View® 5.1.で稼働する Cisco VXI ソリューションとの相互稼動性が確保されています。

シスコでは新たに Logitech および Jabra のデスクトップ アクセサリにも対応し、ユーザが仮想デスクトップ エクスペリエンスをパーソナライズするためのさまざまなオプションも提供します。

  • キーボードで従来型電話機同様の通話コントロール
    • Logitech UC Keyboard K725-C は、キーボードから音声やビデオによる通話を直接制御できるほか、電話番号を表示する LCD 画面を備え、Cisco Jabber と完全に一体化できるため、ユーザはキーボードだけで通話をすべてコントロールすることができます。キーボードには Logitech M525-C ワイヤレスマウスも付属しています。
  • ユーザの選択肢を広げる専用オーディオ/ビデオ デバイス:
    • Jabra Speak 450 for Cisco は 120 度の周音範囲を持つハンズフリースピーカーフォンで、ワークスペースを簡単にミニ会議室に変えることができます。
    • コードレス ハンドセット Jabra Handset 450 for Cisco は、仮想デスクトップ環境で使い慣れた電話機と同様の使い方ができ、手元でミュートや音量調節ができるほか、不在メッセージを通知するライトも搭載しています。
  • ビジネスグレードの高解像度ビデオ
    • Logitech C920-C Webcam によってフル HD ビデオを Cisco Jabber と一体化でき、リッチメディアを使用したコラボレーション エクスペリエンスを提供します。

コメント

シスコ エンタープライズスマートソリューションズ エンジニアリング担当バイスプレジデント、フィル・シャーバーン
「企業内でオフィスや働き方に関して柔軟な勤務形態を望む社員が増加し、職場の定義は変わろうとしています。Cisco Jabber が仮想環境でも利用できるようになったことで、シスコのお客様は社員に対してエンタープライズ機能に期待される卓越した性能を損なうことなく、文字通り完全に『どこでも』デスクトップの提供が可能になります。エンドツーエンドの VXI ソリューションの一環として、Cisco Jabber は仮想デスクトップの新たなユーザエクスペリエンスを創造するのです」

ネットワンシステムズ株式会社 コラボレーション技術担当  テクニカルスペシャリスト、荒牧 大樹氏
「当社では BYOD の導入やテレワークに取り組んでおり、社員の敏捷性をより高める職場を創造する手法を検討していました。エンドツーエンドのアーキテクチャの一部としてシスコのシンクライアントを採用することによって、営業担当者はどこにいてもセキュアな環境でリモートで仕事ができるようになりました。今回さらに、当社の IT 部門は Citrix と VMWare のデスクトップも同様にサポートできるようになり、モニターさえあればあらゆる機能を備えた営業オフィスやバックオフィスを簡単に作り出せるようになります」

Citrix デスクトップ&アプリケーション グループ、マーケティングおよびパートナー エンゲージメント担当 バイスプレジデント、クリシュナ・サブラマニアン氏
「これまでシスコと Citrix はパートナーシップを組み、どこからでも、どのようなデバイスを使用していてもユーザがコラボレーションを行うことができるデスクトップ仮想化ソリューションの提供で実績を上げてきました。本日、仮想環境向けに最適化されたあらゆる機能を備えた Jabber が発表され、シスコと Citrix は引き続き、ビジネスの敏捷性や職場のパフォーマンスをさらに高めるために取り組んでいきます」

VMware エンド ユーザ コンピューティング担当 チーフ テクノロジー オフィサー、スコット・デービス氏
「VDI のメリットが企業に認識され、採用が拡大するにつれ、当社のお客様は VMware View®を使用して、セキュアで敏捷性に優れ、品質の極めて高いエクスペリエンスをエンドユーザに提供しようとしています。エンドツーエンドのシスコの VXI アーキテクチャの一部として、仮想環境向け Cisco Jabber は VMware View を採用するお客様に対して高品質な音声やビデオをはじめとするリアルタイムのコラボレーション機能を提供し、より柔軟で生産性の高いコネクテッドな職場の実現を推進することができます」

Jabra 最高経営責任者、モアン・エルスバーグ氏
「企業が効果的にコラボレーションを行うためには、質の高いユーザエクスペリエンスが求められます。仮想デスクトップ向け Cisco Jabber のために設計されたコードレスのハンドセットや据置型スピーカーフォンはユーザに新たな音声オプションを提供します。シスコのために設計されたこれらの新たなオーディオ端末を利用することで、ユーザのニーズを取り入れた完璧な職場空間を創出することができます」

Logitech ビジネス部門担当シニア バイスプレジデント兼ゼネラル マネージャー、エリック・キンツ氏
「コラボレーションやエンゲージメントを向上させることが、今日の企業にとって最優先課題となっています。音声やビデオ、メッセージの管理機能を統合した初の Cisco Jabber 用キーボードを始めとする Logitech の新しい周辺機器は PC でも仮想環境のどちらでもコミュニケーションを自由に行うことができます。シスコ専用に設計された Logitech UC Solution for Cisco 725-C にはフル HD 対応 Web カメラと人間工学的にデザインされたマウスが付属しており、パーティションで仕切られた空間や共有の『ホットデスク』からホームオフィスまで、ユーザはどのような作業環境においても生産的で効果的に仕事をすることができます」

関連リソース

シスコ コラボレーションについて

IP コミュニケーション、モビリティ、カスタマー ケア、Web カンファレンス、メッセージング、エンタープライズ ソーシャル ソフトウェア、相互運用可能なテレプレゼンスなど、受賞歴もある優れたエクスペリエンスを提供するシスコは、オープン スタンダードに基づいたネットワークベースの統合コラボレーション ソリューションを実現します。シスコおよびそのパートナーが、構内のプラットフォーム、クラウドベースのプラットフォームまたは仮想化されたプラットフォームで提供するソリューションやサービスは、ビジネスの成長、革新、生産性の促進を支援することを目的としています。

シスコシステムズ合同会社について

シスコシステムズ合同会社は、米国シスコ(NASDAQ:CSCO)の日本法人です。シスコは、ビジネスの基盤となるインテリジェントなネットワーキングソリューションから、音声、映像、データ、ストレージ、セキュリティ、エンターテイメントをはじめとする新しい分野、そして、人々の仕事や生活、娯楽、学習のあり方を一変させることのできるネットワーク プラットフォームの提案を目指しています。 シスコの会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
<http://www.cisco.com/jp>

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*Cisco およびシスコ ロゴは、シスコまたはその関連会社の米国およびその他の国における商標です。シスコの商標の一覧については、http://www.cisco.com/web/JP/trademark_statement.htmlをご覧ください。記載されているサードパーティの商標は、それぞれの所有者に帰属します。「パートナー」または「partner」という用語の使用は Cisco と他社との間のパートナーシップ関係を意味するものではありません。(1005R)

**当資料は、2013 年 1 月 17 日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳に日本独自の情報を追加しています。
Cisco Introduces Software To Extend Jabber's HD Voice, Video and Collaboration Experience to Virtual Desktops on Cisco and Third-Party Thin Clients