日本版 ニュースリリース

IT管理者が予測する世界のIT動向−クラウドの普及でサーバー仮想化およびデータセンター ユニファイド ファブリックに注目


IT管理者が予測する世界のIT動向−クラウドの普及でサーバー仮想化およびデータセンター ユニファイド ファブリックに注目

シスコの調査によって、データセンターでのネットワークの役割とモバイルアクセスのセキュリティの重要性が明らかに

米国シスコ(本社:カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ:CSCO、以下シスコ)は本日、Cisco® Connected World Reportの最終回の結果を発表しました。このレポートは、場所、使用しているデバイスを問わず情報にアクセスする際の行動傾向や、そのニーズに対応するITプロフェッショナルの能力に関するグローバル調査に基づいたものです。最新結果では、職場でのモバイル化や分散化が進む中でのデータセンター、仮想化、クラウド コンピューティングの動向と、進化するITの役割に注目しています。この調査から、データセンター内のチーム間のコラボレーションの増加や、仮想化およびクラウド コンピューティングなどの新技術の導入により、世界中のITプロフェッショナルが新たな雇用機会を創出していることが判明しました。その一方で、従業員によるネットワークや情報への社外からのアクセス要求が高まるにつれ、セキュリティやデータ管理の維持に関する課題に直面していることが明らかになりました。

たとえば調査を実施した13カ国で、クラウド コンピューティングを使用または計画していると答えたITプロフェッショナルは全体の52%でした。今後さらにクラウド導入率が高くなっていくと予測される国では、ブラジル(70%)、中国(69%)、インド(76%)があげられます。世界中のデータセンターにおける今後3年間の優先事項は、ビジネスアプリケーションの導入におけるアジリティ改善と速度向上(33%)、リソース容量の管理改善による需要に合わせた容量の提供(31%)、データセンターの回復力強化(19%)、電力および冷却コストの削減(17%)という回答でした。

本日の発表は、時間、場所、デバイスを問わずに企業の情報に柔軟にアクセスしたいという従業員の要望に関する10月に発表した第1回目の調査結果と、情報へのアクセス、ITポリシー、従業員のポリシーに対する認知度とそれに対しての期待に関する違いを明らかにした11月に発表された調査結果に続くものです。今回の調査結果では、IT管理者がソーシャルメディアやデバイスの急増、ビデオ、社員のモバイル化などの職場動向に対応しながら、いかにしてデータセンターを進化させ、新技術を利用しているのかについて分析しています。

主な調査結果

クラウド コンピューティングの動向

  • 現在のクラウド使用率:調査を行った13カ国で、現在クラウド コンピューティングを使用していると答えた回答者の平均は、わずか18%でした。このほかに、34%がクラウドの使用を計画しています。
  • 現在クラウド使用が進んでいる国:すでに使用している13カ国の平均(18%)を上回る国は、ブラジル(27%)、ドイツ(27%)、インド(26%)、米国(23%)、メキシコ(22%)が上位を占めており、すでにクラウド コンピューティングを有効に活用しています。
  • 将来のクラウド使用率:ITプロフェッショナルの大半(88%)が、今後3年以内に会社のデータやアプリケーションをプライベートまたはパブリック クラウドに保存すると予測しています。
  • プライベート クラウド:ITプロフェッショナルの3人に1人が、今後3年以内に会社のデータやアプリケーションの半分以上をプライベート クラウドに保存すると回答しました。プライベート クラウドの導入予測が高かったのは、メキシコ(71%)、ブラジル(53%)、米国(46%)でした。
  • パブリック クラウドの時期:パブリック クラウド使用予定の回答者のうち、3分の1(34%)が1年以内の導入を計画しています。今後2年以内の会社によるパブリック クラウド使用の予測は44%で、2年から3年の間であるとの予測は21%でした。

仮想化の動向

  • サーバー仮想化:本番あるいはテスト環境においても、まだ広範囲に普及していません。半数以上の本番サーバーが仮想化されていると答えたのは世界でわずか29%、半数以上のテスト サーバーが仮想化されていると答えたのはわずか28%でした。
  • 仮想化導入の理由:ITプロフェッショナルは、多い順にITアジリティの増加(30%)、リソース最適化能力によるコスト削減(24%)、アプリケーションのプロビジョニングの迅速化(18%)をあげました。
  • 仮想化の阻害要因:仮想化導入の大きな障害として、セキュリティ(20%)、安定性に関する懸念(18%)、仮想環境向け運用プロセス構築の難しさ(16%)、管理(16%)などが回答されました。
  • 仮想化の拡大:今後3年間のうちに状況は変化します。IT回答者のほぼ半数(46%)が、本番環境サーバーの50%から100%が仮想化されると見込んでいます。
  • ITプロフェッショナルは仮想化による大幅な節約を予測:5分の2(40%)の回答者が25%から49%のデータセンター コスト削減を、さらに30%が24%以下のコスト削減を予測しています。

データセンターの動向、懸念事項、優先事項

  • データセンターに関する懸念事項:IT管理者は、データセンターに関する懸念事項としてセキュリティ、パフォーマンス、信頼性、メンテナンスおよび管理費をあげています。
  • 最新技術と動向:IT管理者の3分の1が、データセンターにもっとも大きな影響を与える動向として情報へのモバイル アクセスをあげています。この傾向は、特に中国(47%)、ブラジル(40%)、ドイツ(39%)において顕著でした。次いで仮想化(32%)、ユニファイド データセンター ファブリック(29%)、デスクトップ仮想化(27%)、クラウド コンピューティング(17%)が続きます。
  • データセンターへの影響が大きいビジネス動向:今後3年間にデータセンターに大きな影響を与えると思われるビジネス動向をすべてあげるという質問に対して、IT管理者の5分の2(40%)は、今後3年間のビジネス動向としてアプリケーションとデータの増加をあげました。次に、セキュリティやリスク管理(39%)、コスト削減(34%)でした。この他には、分散化したモバイルまたは遠隔地勤務者への対応や、ビデオやコラボレーション技術の利用増などがあげられました。
  • ネットワークの役割:およそ10分の7(69%)のIT回答者が、データセンターでの重要性およびリソース統合や管理能力により、ネットワークの役割が高まると予測しています。
  • データセンターの優先事項:世界中での今後3年間のデータセンターの優先事項として、ビジネスアプリケーション導入におけるアジリティと速度の改善(33%)、リソース容量の管理改善による需要に合わせた容量の提供(31%)、データセンターの回復力強化(19%)、電力および冷却コストの削減(17%)があげられました。
  • 主要なデータセンター戦略:IT管理者の4分の1以上(28%)が、データセンターの技術戦略のトップとしてストレージとローカル エリア ネットワークのデータ トラフィックを統合するためのユニファイド データセンター ファブリックをあげました。次いで、データセンター仮想化(23%)、クラウド コンピューティング(18%)、ユニファイド コンピューティング(17%)、デスクトップ仮想化(13%)の順に続きます。
  • ユニファイド コンピューティング:ユニファイド コンピューティングは非常に新しい技術であるにもかかわらず、ITプロフェッショナルの5分の1(19%)がすでにテストまたは導入済みでした。さらに41%が今後1年以内のテストまたは導入を計画しています。
  • データセンターの平均数:IT管理者は、会社のサーバー容量が平均14カ所のデータセンターに格納されることを示しています。

データセンターによるキャリア機会:新しい仕事の役割とチームコラボレーション

  • キャリアにおける利点: ユニファイド データセンターに向けた動向により、かつては別々であったITチーム間のコラボレーションが促進され、新しいトレーニング プログラムや新しい認定、新しい仕事の役割、役職が増加しました。
  • ITキャリアの機会:ITプロフェッショナルの約50%が、かつては別々であったチーム間のクロス トレーニングやコラボレーションの結果、今後3年間のうちに新しいITキャリアの機会ができると予測しています。4分の1以上(27%)が、ITチーム間のコラボレーションの理由として効率向上をあげており、25%がITチームの統合強化のためには新技術の導入が必要であると指摘しています。
  • 雇用の成長:クロス トレーニングやコラボレーションによるIT雇用の大きな発展を予測している国としては、インド(59%)、中国(56%)、スペイン(53%)、メキシコ(53%)があげられます。
  • 雇用機会:すべての国において、43%がデータセンター管理者向けの最新のトレーニングや認定プログラムにより、ITの雇用機会が開かれると予測しています。特に、中国(64%)と米国(52%)でこの傾向が顕著です。
  • 全体としては、41%がデータセンター設計者やデータセンター管理者として説明される肩書を持つ新たなキャリア機会が開かれると予測しています。この傾向が高いのは、中国(75%)とインド(51%)です。

調査の概要

  • この調査は、シスコからの委託により、米国を拠点とする第三者マーケットリサーチ会社であるInsightExpress社が実施したものです。
  • この調査は、仮想化データセンターやクラウド コンピューティング、従来型の有線および無線ネットワークが増加する中、モビリティやセキュリティ リスクへの対応能力、ユビキタスにアプリケーションや情報にアクセスできる技術など、企業が従業員やビジネスニーズに対応しようとする際に直面する課題について明らかにするために行われたものです。
  • このグローバル調査では、2種類のアンケートが実施されています。1つは従業員を対象にしたもので、もう1つは IT プロフェッショナルを対象にしたものです。それぞれの調査で、13カ国から100人ずつが対象となり、回答者総数は 2,600 人となりました。
  • 調査は、イタリア、インド、英国、オーストラリア、スペイン、中国、ドイツ、日本、ブラジル、フランス、米国、メキシコ、ロシアの13カ国で行われました。

コメント

シスコ クラウド コンピューティング担当チーフ テクノロジー オフィサー、ルー・タッカー
「データセンターは、いつでもどこからでもあらゆるデバイスからネットワーク、アプリケーション、情報にアクセスしたいという従業員の期待に応えるべく、進化を続けています。第3回目のCisco Connected World Reportは、世界中のITプロフェッショナルが会社のビジネス目標達成を支援しながら従業員の期待にこたえるために、仮想化、クラウド コンピューティング、デスクトップ仮想化、ユニファイド データセンター インフラストラクチャなどの新技術を受け入れていることを実証しています」

関連リソース

シスコシステムズ合同会社について

シスコシステムズ合同会社は、米国シスコ(NASDAQ:CSCO)の日本法人です。シスコは、ビジネスの基盤となるインテリジェントなネットワーキングソリューションから、音声、映像、データ、ストレージ、セキュリティ、エンターテイメントをはじめとする新しい分野、そして、人々の仕事や生活、娯楽、学習のあり方を一変させることのできるネットワーク プラットフォームの提案を目指しています。 シスコの会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
<http://www.cisco.com/jp>

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**当資料は、2010年12月8日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳です。
Information Technology Managers Predict Widespread Private and Public Cloud Adoption; Server Virtualization and Data Center Unified Fabric Rated as Top IT Trends Worldwide> 

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