日本版 ニュースリリース

シスコ、「Virtualization Experience Infrastructure(VXI)」を発表


シスコ、「Virtualization Experience Infrastructure(VXI)」を発表
デスクトップ仮想化を簡素化し、仮想コラボレーション エクスペリエンスを向上

シスコ、EMC、ヴイエムウェア、シトリックス、ネットアップ、ワイズテクノロジーの最先端テクノロジーを結集した検証済デスクトップ仮想化システムCisco VXI、ならびに仮想デスクトップ環境用の新デバイスを発表

2010 年 11 月 24 日

シスコシステムズ合同会社(代表執行役員 社長:平井 康文、住所:東京都港区赤坂、以下 シスコ)は本日、シスコおよびエコシステム パートナーである大手仮想化ベンダー各社のコラボレーション、ボーダレス ネットワーキング、データセンターの技術を結集させた、包括的なデスクトップ仮想化システムとソリューションを発表しました。

「Cisco® Virtualization Experience Infrastructure (VXI)」システムは、断片化されたソリューションによって仮想デスクトップの導入が複雑化している現在の状況に対処するとともに、リッチメディアとビデオにおいて従来のデスクトップ仮想化を強化しています。

Cisco VXI により、企業はユーザ エクスペリエンス、およびリッチメディア機能やビデオ コラボレーション機能の統合性を損なわずに仮想デスクトップ導入に伴う問題を解決することができ、コスト削減やデータ セキュリティ、柔軟な働き方といった本来のデスクトップ仮想化によるメリットを実現できます。加えて、各サーバにホスティングできる仮想デスクトップの数が大幅に増えることから、デスクトップ仮想化ソリューションの総所有コスト(TCO)が抑えられます。

また、シスコは、高性能PCの特性であるリッチメディアのコラボレーション エクスペリエンスはそのままに、デスクトップ仮想化のすべてのメリットを享受できるゼロクライアント デバイス2機種もあわせて発表しました。そのほか、ヴイエムウェア、シトリックス、ワイズテクノロジーの最新クライアント アプリケーションの採用により、Cisco Cius™ ビジネス タブレットが仮想デスクトップ環境で利用可能になります。

アナリストの試算(注1)によると、デスクトップ仮想化によりユーザあたりのPCサポートコストは51%削減することができます。これは、PC関連のITコストの67%を占めています。また仮想デスクトップでは、物理デバイスではなくデータセンターで情報を管理するため、企業の知的財産保護にも大変有効です。エンドユーザが仮想デスクトップにアクセスするデバイスを選択できるという利点もあります。これらのメリットとあわせて、リッチメディアおよびビデオ アプリケーションによってもたらされる生産性とビジネスに対する俊敏性の向上が、エンドユーザやビジネスの価値をさらに高めます。

概要

トップベンダーが提供するテスト・検証済みのソリューションにより、幅広いCisco VXIの導入選択肢を提供

  • Cisco VXI の検証済み設計では、Cisco Collaboration、Cisco Data Center Virtualization、Cisco Borderless Networks アーキテクチャに、デスクトップ仮想化における最善のソフトウェアとデバイスが統合されています。
  • Cisco VXIにおいて検証済みのシスコ テクノロジーには、仮想環境とCisco Cius タブレットなどのエンドポイント用に最適化されたCisco Unified Communications アプリケーション、Cisco Quad™ プラットフォーム、Cisco ACEのロード バランシング機能とアプリケーション デリバリ機能、シスコの広域アプリケーション アクセラレーション ソフトウェア、Cisco Adaptive Security Appliance、Cisco AnyConnect™ VPN クライアント、Cisco Unified Computing System™、Cisco Nexus®、およびCisco Catalyst® データセンター スイッチ ファミリ、Cisco MDS マルチレイヤSANスイッチ、Cisco Integrated Services Router が含まれます。
  • Cisco VXIには、大手ベンダーのヴイエムウェアとシトリックスが提供するデスクトップ仮想化ソフトウェアのVMware View™ 4.5と Citrix XenDesktop® 5が実装されています。また、同システムでは、管理・セキュリティ アプリケーション、EMCと NetAppのストレージ システム、および多数のMicrosoftアプリケーションもサポートしています。
  • Cisco VXIシステムは、Cisco Unified IPフォン、ノートパソコン、Cisco Ciusなどのビジネス タブレット、スマートフォンといった、さまざまなエンドポイント デバイスをサポートしています。シスコは業界リーダーのWyseとハードウェアおよびソフトウェア技術で連携し、Cisco VXIシステムと関連アーキテクチャを使用した場合にアプリケーションの高度な反応性が確保されるようにしています。シスコのオープン エコシステムにあわせて、DevonITとIGELのデバイスについてもCisco VXIシステムでの検証が完了しています。
  • Cisco VXIの構成要素は、顧客のニーズに応じて複数の選択可能な導入環境で稼動するよう設計されており、テストも完了しています。同ソリューションは、メディア選択の柔軟性に加え、幅広いエンドユーザ デバイスとアクセス方式をサポートしており、アプリケーション ニーズとビジネス要件に合わせて、どのデバイスと方式を使うかをユーザが自由に選べるようになっています。

シスコ、リッチメディア コミュニケーション用に最適化されたデスクトップ仮想化デバイスを発表

シスコは本日、Cisco Unified Communicationsと連動して「ゼロクライアント」形式でデスクトップ仮想化機能を提供する、Cisco Virtualization Experience Client (VXC) デバイス2機種の全容を明らかにしました。

  • Cisco VXC 2100はコンパクトタイプのデバイスで、Cisco Unified IP Phone 8900または9900シリーズに組み込まれているため、デスク上のスペースを取りません。PoE (Power-over-Ethernet)と最大2台のモニター接続をサポートしており、仮想デスクトップ環境に合わせて4つのUSBポートでマウスとキーボードを接続できるようになっています。
  • Cisco VXC 2200は、スタイリッシュなスタンドアロン型で、省スペースのゼロクライアント デバイスであり、仮想デスクトップおよび仮想デスクトップ環境で稼働するビジネス アプリケーションにアクセスできるようになっています。Cisco VXC 2200は環境に優しいワークスペースを意識した設計となっており、PoEまたはオプションの電源から電力を供給できるほか、4つのUSBポートと2つのビデオポートが装備され、仮想デスクトップ環境に即した周辺機器をサポートすることが可能です。

仮想デスクトップ デバイスの機能を拡張するシスコ コラボレーション アプリケーション

  • 現在利用可能なCisco Unified Communicationsクライアント ファミリでは、インスタント メッセージング、ビジュアル ボイスメール、社員名簿、通信履歴、ビデオ、ウェブ カンファレンシング、および高度なプレゼンス対応コラボレーションの機能が仮想デスクトップ上で利用可能になります。Cisco Unified Communicationsクライアントは、Cisco Unified Personal Communicator、Cisco Quadエンタープライズ コラボレーション プラットフォームが含まれます。
  • データセンターで仮想化されたこれらのアプリケーションをCisco CiusまたはCisco VXC上で稼働させれば、通信アプリケーションから仮想デスクトップにアクセスできるようになります。

サービスと提供時期

  • Cisco VXI は、本日より、シスコおよび一部のシスコ データセンター&ユニファイド コミュニケーション認定テクノロジー プロバイダー パートナーによる販売が開始されます。
  • シスコは、戦略やプランニング、設計を含むVXIプロフェッショナル サービスもあわせて提供する予定トップ インフラストラクチャの運用への方針を見極められるよう支援するものです。プランニング サービスと設計サービスはITプロフェッショナルを対象としたものであり、エンドツーエンドのデスクトップ仮想化ソリューションを設計し、ビジネスリスクを最小限に抑えつつ速やかな移行を実施するための計画策定をサポートします。
  • Cisco CiusはOSにAndroidを採用し、Citrix Receiver™ 、VMware View、Wyse PocketCloudをサポートいたします。

コメント

Cisco VXI パートナーのコメントはこちらをご参照ください。

EMCジャパン株式会社 代表取締役社長 諸星俊男氏
「EMCジャパン株式会社は、このたびの「Cisco VXI」の発表を心より歓迎致します。昨今、お客様の既存IT環境で課題となっているシステムの複雑さや柔軟性の欠如、増大するコストなどを改善できる唯一の方法が、仮想化でありクラウドコンピューティングだと考える中、「Cisco VXI」は、お客様の仮想化への移行を強く後押しするものと確信しています。EMCは、「Cisco UCS」、「VMware view」と共に、検証済みのユニファイドストレージ「EMC Celerra」を「Cisco VXIシステム」として提供致します。今回のVXIに含まれる、EMCの先進的なストレージ技術である「FAST」や「FAST フラッシュキャッシュ」をお客様にご利用頂くことで、類を見ないパフォーマンスや拡張性、コストの効率化を実現致します。EMCは、「Cisco VXI システム」における協業をコミットし、これまで以上に高い顧客満足を提供して参ります。」

インテル コーポレーション データセンター事業部 副社長 兼 マーケティング本部長 ボイド・デイビス氏
「インテルは、さまざまなコンピューティング・モデルを柔軟にサポートするため、セキュアで、管理性とコスト効率の高いインフラストラクチャを業界各社と積極的に構築してまいります。インテル® Xeon® プロセッサー・ファミリーやインテル® Core™ vPro™ プロセッサー搭載ビジネスPCの先進テクノロジーを活用するため、インテルはVXIテクノロジー開発においてシスコ様と協力しています。VXIのようなクライアント認識環境の利点が、顧客の体験を高めるインテリジェントや機能、ユーザの生産性向上と多くの機器からのデータ利用に柔軟性を提供します」

ヴイエムウェア株式会社 代表取締役社長 三木 泰雄氏
「ヴイエムウェア株式会社は、この度のシスコシステムズ合同会社(以下、シスコシステムズ)のVirtualization Experience Infrastructure (VXI)の発表を歓迎いたします。現在、多くの企業の皆様が、優れたユーザエクスペリエンスを実現する包括的なデスクトップソリューションを求めています。VXIとVMware View™ 4.5の組み合わせによるソリューションは、圧倒的なパフォーマンスとセキュリティを提供するとともに、リッチメディアとビデオの融合を実現したユーザエクスペリエンスを実現することが可能となります。ヴイエムウェアは、このソリューション分野においてもシスコシステムズと連携し、あらゆる端末に低コストで最高のユーザエクスペリエンスをお客様にご提供し続けます」

シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社 代表取締役社長 マイケル・キング氏
「シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社は、シスコシステムズ合同会社様によるCisco® Virtualization Experience Infrastructure(VXI)の発表を歓迎いたします。デスクトップ仮想化の導入が加速する中、Cisco VXIは、その展開を支えるデータセンターやネットワーク・インフラストラクチャをより強固なものへ進化させます。Cisco VXIとCitrix XenDesktop®を、シスコ社が提供する新しいシンクライアントやCisco Cius™ ビジネス タブレットと組み合わせることにより、より柔軟でモバイル性に優れたデスクトップコンピューティングを実現するエンドツーエンドのソリューションをお客様へ提供します」

ネットアップ株式会社 代表取締役社長 タイ・マッコーニー氏
「ネットアップは業界のリーダーと協力して、柔軟で効率的なソリューションをさまざまな企業に提供しています。 Cisco VXIの発表は、ネットアップとシスコの協業の成果の一つであり、私たちはこのデスクトップ仮想化リファレンスアーキテクチャを実現するための重要なパートナーになることを喜んでおります」

ワイズテクノロジー株式会社 日本法人代表 松浦 淳氏
「ワイズテクノロジー株式会社はシスコシステムズとのCisco® Virtualization Experience Infrastructure (VXI)におけるコラボレーションを歓迎いたします。クラウドコンピューティング環境に最適化されたWyseハードウェアとソフトウェアとの融合により、企業やユーザが必要としている柔軟なワーキングスタイル、高いセキュリティ、ユーザエクスペリエンス、そしてTCOの削減がCisco VXIで実現されることとなります。更に、PC時代の終焉が叫ばれている今、いつでも、どこでからでもデータやアプリケーションへのアクセスが可能といった真のデスクトップ仮想化によるメリットをユーザまで提供することが可能となるでしょう。今回の発表が国内における更なるデスクトップ仮想化の発展に繋がりますことを大いに期待します」

関連リソース

(注1)調査会社ガートナーが2008年2月28日に発表したノートパソコン総所有コストに関する調査によると、仮想デスクトップの導入によるコスト削減効果は主に、エンドユーザパソコンの破損修理コスト(ソフトウェアのダウンロード、ソフトウェア間の相互運用性の問題の解決、パソコン修理中のエンドユーザの作業中断時間など)を回避できることによるものである。ガートナーは、このようなコストが従来パソコンでは年間1ユーザにつき5,473ドルである一方で、仮想デスクトップユーザでは2,689ドルと、50.8%の削減になると試算している。

シスコシステムズ合同会社について

シスコシステムズ合同会社は、米国シスコ(NASDAQ:CSCO)の日本法人です。シスコは、ビジネスの基盤となるインテリジェントなネットワーキングソリューションから、音声、映像、データ、ストレージ、セキュリティ、エンターテイメントをはじめとする新しい分野、そして、人々の仕事や生活、娯楽、学習のあり方を一変させることのできるネットワーク プラットフォームの提案を目指しています。 シスコの会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
<http://www.cisco.com/jp>

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*Cisco、Cisco Systems、Cisco Systemsロゴ、Cisco AnyConnect、Cisco Capital、Cisco Nexus、Cisco Quad、Cisco TelePresence、Cisco Unified Computing System、Catalyst、およびCiusは、Cisco Systems, Inc.またはその関連会社の米国およびその他の一定の国における登録商標または商標です。本書類またはウェブサイトに掲載されているその他の商標はそれぞれの権利者の財産です。「パートナー」または「partner」という用語の使用はCisco と他社との間のパートナーシップ関係を意味するものではありません。(0905R)
**当資料は、2010年11月15日に米国で発表されたニュースリリースに日本独自の情報を付加したものになります。ニュースリリースの原文は、以下のWebサイトをご参照ください。
<Cisco Unveils Virtualization Experience Infrastructure, a Complete IT System to Simplify Desktop Virtualization and Improve Virtual Collaboration Experiences>  

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