日本版 ニュースリリース

シスコ、トラフィックが急増するインターネットの未来に対応


シスコ、トラフィックが急増するインターネットの未来に対応

IP NGN アーキテクチャの強化により、サービス プロバイダーに最もシームレスでスケーラブル、かつコスト効率の高い IPv6 へのパスを提供

2009年10月14日

米国シスコ(本社:米国 カリフォルニア州 サンノゼ、NASDAQ: CSCO、以下シスコ)は本日、IP NGN(Internet Protocol Next-Generation network)アーキテクチャを大幅に強化したことを発表しました。これによりシスコは、接続デバイスの急激な増加にも対応するインターネット基盤の構築と、セキュアで効率的なビデオ配信およびコラボレーションを可能にします。新しいキャリアグレードの IPv6(Internet Protocol Version 6)ソリューションを使用すれば、サービス プロバイダーは目前に迫った IPv4 アドレスの枯渇によって生じるボトルネックを効果的に解消できます。これは、市場で最大のシェアを誇るシスコの IPv6 ポートフォリオに追加された新しいソリューションです。

シスコの IPv6 製品は、ネットワーク コアから家庭用まで幅広く取り揃えており、現在さまざまなルータやスイッチで IPv6 機能を使用できるようになりました。シスコは新たに、キャリアグレードの IPv6 移行機能を、ネットワーク コア用の Cisco CRS-1 (キャリア ルーティング システム)と、ネットワーク エッジ用の Cisco ASR(アグリゲーション サービス ルータ)へ搭載することを発表しました。これらの機能は、コスト効率の高い効率的な IPv6 IP NGN への完全な移行を実現し、既存の IPv4 アドレスを引き続き使用しながら、スムーズな移行を実現します。

概要

  • インターネットに接続するデバイスには IP アドレスが必要です。IPv6 は、インターネットに最初に実装され、現在最も広く使用されている IPv4 を継承する次世代の IP バージョンです。
  • IPv4 アドレスは、2011 年半ばには枯渇すると予測されています。IPv4 は、約 40 億個まで使用できる有限な固有のアドレスです。Internet Assigned Numbers Authority (IANA)のIPv4アドレスの割り当てを追跡するWebサイト(http://potaroo.net)によると、IPv4 アドレスは増え続けるインターネット接続機器やスマートデバイスにより急速に減っており、2011 年には枯渇すると予測されています。
  • 業界ではこれを見越して IPv6 を開発しました。IPv6 は、340 澗個の固有のアドレス(3.4 x 1038)を使用できます。つまり、地球上の全人類が 1 人につき 5.6 穣個(5.6 x 1028)以上のアドレスを使用できるため、増え続ける IP アドレスの需要を十二分に満たすことができるといえます。ただし、IPv4 と IPv6 のプロトコルには直接の互換性はないため、IPv4 から IPv6 にネットワークを移行する場合は、IP NGN への再設計と段階的な実行計画を綿密に調整する必要があります。
  • IPv6 をリードするシスコが開発した新しい IPv6 製品ならびにソリューションは、サービス プロバイダーが IPv6 ネットワークへの移行を図る際に直面するギャップを解消します。新製品ならびにソリューションの内容は、次のとおりです。
    • Cisco CRS-1 用シスコ キャリアグレード サービス エンジン サービス プロバイダーのネットワークのコアに導入することで、シスコの IPv6 対応機能を最大限に活用できます。これは 大規模NAT (Large Scale Network Address Translation)に対応した製品で、変換とスループットにおいて業界最高のスケーラビリティを実現します。
    • Cisco ASR シリーズ用シスコ キャリアグレード IPv6 ソリューション 搭載された新機能により、小規模や分散型の IP NGN のニーズに対応した、ネットワーク エッジでのIPv6ネットワークへの移行を可能します。
    • シスコ キャリアグレード IPv6 ソリューション向けサービス シスコは、サービス プロバイダーがお客様のニーズに応えられるよう、コスト効率の高い方法で スムーズに IPv6 に移行するためのサービスを提供し、IP NGN 運用上のリスクを低減します。初期計画や IPv6 の準備状態の評価から、包括的な設計や実装に至るまで、幅広いサービスを提供します。
  • 新機能は、さまざまなシスコ インフラストラクチャ製品の IPv6 機能を、業界で最も幅広く補完します。長年の計画を経て、ほぼすべてのルーティング製品とスイッチング製品で、デュアル スタック、IPv4 over IPv6、および IPv4 over IPv6 トンネリング テクノロジーなどの機能が使用できるようになりました。完全な IPv6 ネットワークへの移行を促進する上でこれらの機能は不可欠であり、また 大規模NATと連携して機能します。この新しいコアおよびエッジ ソリューションは、家庭、企業やデータセンター内の IPv6 ポートフォリオを補完し、市場で最も幅広く豊富なソリューションを提供しています。

コメント

  • FREE 最高戦略責任者、ザビエル・ニール氏
    「残りの IPv4 アドレスが減少し、まもなく枯渇することは、インターネットの発展を妨げています。このような状況に備えて計画しておくことは賢明であり、当社でも対応策を実施してきました。シスコが提供する IPv6 移行用の考え抜かれた戦略とソリューションのポートフォリオには満足しています。既存のアドレスを活用することから始まるシスコのアプローチを使用すれば、シンプルなフレームワークで完全な IPv6 インフラストラクチャに移行できます」
  • NTTコミュニケーションズ株式会社、宮川 晋氏
    「NTTコミュニケーションズ株式会社では、エンド ユーザに最良のユーザ エクスペリエンスを提供できるように努めており、IPv6 をデバイスにとらわれないサービスを提供するための重要な要素と見ています。IPv4 アドレスが急速に枯渇しつつあるため、通信業界ではスムーズで系統的な IPv6 への移行を必要としています」
  • 中国のCERNETセンター副所長、シン・リー氏
    「IPv4 アドレスの枯渇は、中国でのインターネットの成長に大きな障害となるため、IPv6 への移行をスムーズに行う必要があります。そのため、当センターでは先陣を切って、IETF で提案されている新テクノロジーをいくつか採用しています。新たなトンネリング テクノロジーや変換テクノロジーの導入をサポートするシスコの IPv6 アーキテクチャ アプローチとロードマップには、非常に満足しています」
  • シスコのサービス プロバイダー ルーティング テクノロジー グループ、バイスプレジデント、ケリー・アフジャ
    「インターネットは産業化の転換点を迎えており、接続デバイスは急激に増加しています。シスコのソリューションはその登場以来、インターネット構築に重要な役割を果たしてきました。業界をリードする IPv6 対応ポートフォリオを補完するこれらの新しい IPv6 移行機能により、シスコはサービス プロバイダーの差し迫った課題を解決して、長期にわたる成功とビジネスの成長を実現します」

関連リソース

シスコシステムズ合同会社について

シスコシステムズ合同会社は、米国シスコ(NASDAQ:CSCO)の日本法人です。シスコは、ビジネスの基盤となるインテリジェントなネットワーキングソリューションから、音声、映像、データ、ストレージ、セキュリティ、エンターテイメントをはじめとする新しい分野、そして、人々の仕事や生活、娯楽、学習のあり方を一変させることのできるネットワーク プラットフォームの提案を目指しています。 シスコの会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
<http://www.cisco.com/jp>

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*Cisco、Cisco Systems、およびCisco Systemsロゴは、Cisco Systems, Inc.またはその関連会社の米国およびその他の一定の国における登録商標または商標です。本書類またはウェブサイトに掲載されているその他の商標はそれぞれの権利者の財産です。「パートナー」または「partner」という用語の使用はCisco と他社との間のパートナーシップ関係を意味するものではありません。(0905R)
**当資料は、2009年10月13日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳です。
Cisco Helps Assure Internet's Future Amid Device Growth

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