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新たなユーザ体験を実現するシスコのIP-NGN戦略
![]() 去る2月28日、六本木アカデミーヒルズ40において日経NGNフォーラムが開催されました。NGNの実現にかかわる各企業のキーパーソンおよび有識者が、NGNがどのように「ビジネス」「暮らし」「社会」を変えていくかを紹介するなか、シスコは「新たなユーザ体験を実現するシスコのIP-NGN戦略」と題して講演を行いました。 2000年以降、ネットワークの発展により、ビジネス(企業)と個人の境界線がなくなりつつあります。ネットワーク上では、個人も大企業も違いはありません。さらに、さまざまなネットワークが1つに融合され、ユビキタス ネットワークの実現に向かっています。もはやネットワークは、ノードとノード、マシンとマシンを接続するためのものではなく、人と人を結びつけるヒューマン ネットワークへと進化しているのです。 IP ネットワーク上でさまざまなサービスを提供する NGN は、ヒューマン ネットワークに欠かすことのできない要素の1つです。サービスプロバイダーは、これまでの「クワッド プレイ」(音声、ビデオ、データ、モビリティ)の各サービスを組み合わせ、「Any Play(エニイ プレイ)」サービスを提供するようになります。すなわち、自宅、職場、あるいは移動中であっても、常にネットワークに接続することができるようになり、新たな「ユーザ エクスペリエンス(体験)」が可能になります。 シスコでは、ヒューマンネットワークによりもたらされる、新たなユーザ体験を「コネクト ライフ」として紹介しています。 シスコの IP NGN 戦略シスコでは、次世代ネットワークを実現するため、3 つの階層から構成されるアーキテクチャを提示しています。3 つの階層とは、ネットワーク、サービス、アプリケーションです。 2004年、シスコは CRS-1 というキャリア ルーティング システムを発表しました。最大92Tbps の処理速度、システムの常時稼働、これまでにないサービスの柔軟性と長期的なシステム利用といった特長を備えた Cisco CRS-1 は、まさに NGN のネットワーク レイヤのための製品であり、インテリジェントなインフラストラクチャを構築します。特に CRS-1 が提供する Cisco IP over DWDM は、コア ネットワークにおけるサービスの柔軟性と効率性を向上させる、IP NGNのための統合ソリューションです。さらに今年2月29日には Cisco QuantumFlow Processor (QFP)を発表。サービスプロバイダーのエッジ ネットワークを変革し、ビデオやコラボレーションといった NGN サービスの展開を可能にしました。(その後、QFPを搭載した次世代エッジルータ Cisco ASR 1000 シリーズ ルータを発表しました。) このようにネットワークのインテリジェント化が進むことにより、サービス レイヤにおける「サービス エクスチェンジ」の機能が重要となってきます。サービス エクスチェンジによって、サービスプロバイダーがどのようなアプリケーションを顧客に提供しているとしても、顧客アクセスとIPサービスの使用状況を制御できます。そしてサービス プロバイダーは、これまでの「クワッド プレイ」を超えた「エニー プレイ」サービスへと移行できるのです。 ![]() Cisco TelePresence NGN のアプリケーション レイヤの鍵となるのは、ビデオや動画です。動画は、ネットワークにおけるユーザ体験を大きく変化させます。たとえば、テレプレゼンスを考えてみましょう。テレプレゼンスでは、離れた場所にいる人同士が、同じ空間にいるような感覚で会話ができます。高解像度モニターにより、表情やジェスチャーが伝わることで、意思決定のスピードを早め、出張費を削減し、エグゼクティブや社員の生産性を向上させます。実際にシスコにおいても、素晴らしい費用対効果を出しているのです。 現在、テレプレゼンスは「高解像度モニター」という2次元の映像を使用しますが、これが 3 次元になったらどうでしょうか?実際、インドのあるイベントで、米国シスコシステムズの会長兼CEO ジョン・チャンバーズがこれをデモンストレーションしました。舞台の上には、米国カリフォルニアにいるはずの人が登場し、まるでその場にいるかのようにこちらに語りかけます。非常にエキサイティングな瞬間でした。これが、NGN の具体的な姿の1つなのです。 さらに、NGN にとって重要かつ課題となっているものがあります。それは「データセンター」です。現在、データセンターには、標準化、物理的施設、機能、規制など、多くの課題があります。ご存知のようにデータセンターのテクノロジーは、中央集中化から分散化、そして仮想化へと急速に変化しています。多くのプロセッサ、ストレージ、I/O の複雑な組み合わせによって構成されているデータセンターに、シスコは次世代スイッチとして Cisco Nexus 7000 シリーズを投入しました。Cisco Nexus 7000 シリーズが提供するユニファイド ファブリック、ファイバチャネル オーバー イーサネット(FCoE)は、より強力で効果的なデータセンターの構築を可能にし、いつでも次世代ネットワークに対応できるデータセンターを実現します。 コネクト ライフNGN は、安全で信頼性の高いネットワーク環境を提供することにより、ユーザのこれまでの家庭や職場におけるライフスタイルを大きく向上させます。これは、未来に向けての新たな価値の創造となります。ユーザは NGN によって、今までにない体験を得られることになります。シスコでは、これを「コネクトライフ」と表現しています。 アプリケーションやネットワークのインテリジェント化が進み、NGN が実現した先には、私たちの仕事、生活、遊び、学習を大きく変えるユーザ体験が待っています。シスコは、そのユーザ体験の一例をスポーツの世界で具体化しようとしています。 「Cisco Field」をご存知でしょうか?カリフォルニア州フレモントにある米メジャーリーグのOakland Athleticsの球場の名称です。この野球場では、モビリティそして動画を活用した楽しい体験ができます。この球場では、「StadiumVision HD」と呼ばれるハイビジョンのリアルタイム画像配信を計画しています。客席にはワンタッチで操作できるビデオ画面があり、ユーザが必要とする情報にあわせて画面サイズを変えながら、野球のコンテンツを端末に写すことができます。VIP 席では、テレプレゼンスを使って、選手と会話することもできます。また、このようなハイビジョン映像を、今後はオンラインで自宅からでも、モバイル端末で移動中にもネットワークを介して観ることができるようにシステムを拡張しようとしています。 このように、ネットワークはスポーツの楽しみ方も変えてしまうのです。 コネクト ライフは、ヒューマン ネットワークによって実現します。そのユーザ体験は、エクスペリエンス プロバイダーによって提供されます。そして、エクスペリエンス プロバイダーを下支えするのは、プラットフォームとしてのネットワーク、すなわちNGNです。いつでも、どこからでも、どのようなデバイスを使ってでもネットワークに接続できる。Cisco IP NGN は、エクスペリエンスプロバイダーを強力にサポートし、サービスプロバイダーの NGN 実現への取り組みを、IPに関する豊富な実績と革新的なソリューションによって全面的に支援します。 Cisco IP NGN 戦略の詳細はこちら |
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