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Cisco Systems, Inc. ®

NGN Summit レポート − 次世代 IP ネットワークがヒューマン ネットワークを実現する


 2007年10月3日・4日、日経BP社主催の NGN の最新動向を解説する専門セミナー「NGN Summit」が開催されました。1 日目は「ビジネスDAY」として、NGNの最新動向や NGN によって実現する商用サービスなどが紹介されました。そのなかでシスコシステムズ合同会社マネージングディレクター サービスプロバイダー営業担当 堤 浩幸は、「NGN時代の新たな付加価値サービスの創造について」というテーマで、シスコが目指すネットワーク社会を紹介し、シスコがそれに向かってどのような活動をしているかについて語りました。

NGN Summit

 セッションは、シスコが提唱する「ヒューマン ネットワーク」を紹介する短いビデオで始まりました。

 今や、仕事だけでなく、個人の暮らしのなかにも深く浸透しているネットワーク――。それは、仕事、遊び、学習、生活など、私たちの日常のすべてを大きく変えました。ネットワークを介して世界の人々とつながることで、新しい共同作業のやり方、新しい仕事のやり方、新しい生活体験を生み出すようになっているのです。

 もちろんネットワーク自身は、20年以上前からすでに存在していました。メールやファイル転送はもちろん、テレビ会議システムも、IP 上での音声通信も、Web でさえも、技術的には革新的なものではありません。では、NGN は何が違うのでしょうか。堤氏は、「以前は苦労してやっと実現していたことが、いとも簡単にできるようになること」と定義します。遅い回線で不自然な動きの動画が映し出されるテレビ会議システムは、音声と映像の統合化の第1歩だったでしょう。それが今ではテレプレゼンスに代表される「同じ空間を共有するシステム」にまで発展しています。その根底には、回線の速度もありますが、ネットワークが誰にでも手に入れることができるほど低価格化し、日常的なものになったという事実が大きく影響しています。

シスコが提唱する「IP NGN」

 NGN は、電話網としての次世代ネットワークを意味することが多いのですが、IP ネットワークの先駆者であるシスコでは、IP を中核とする NGN、すなわち「IP NGN」を提唱しています。また、日常的にネットワークの利用する生活を「コネクテッド ライフ」と定義し、自社製品であるコア ルータの提供、パートナーシップ、買収といった方法で、さらにコネクテッド ライフを広げる活動を行っています。その例として、2007年8月に発表されたマイクロソフトとの7つの分野での協業、中国の大手家電メーカーであるハイアール社との協力関係を挙げることができます。

 コネクテッド ライフにおいて提供されるコンテンツの特長と言えば、マルチメディアです。音声、映像、データ、モビリティを組み合わせた「クワッドプレイ」に留まらず、これらを掛け合わせて「エニープレイ」に発展させるのが IP NGN だということができます。そこには、個人ごとの好みや趣向に合わせてコンテンツを提供できるパーソナル化が必須となります。

 これらのコンテンツを提供するプロバイダーもまた、シスコのパートナーです。シスコが開発したコア ルータがネットワークを支え、サービス エクスチェンジによってサービス間の相互リンクを可能にします。つまり、ケーブル、DSL、モバイル、オプティカルなど、どのようなメディアを利用していても、同じサービスを受けることができるのです。このサービス エクスチェンジこそが、IP NGN のキーワードです。

IP NGN による新しい事業の開発
シスコシステムズ合同会社マネージングディレクター サービスプロバイダー営業担当 堤 浩幸氏

 サービスプロバイダーは、常にその時代に求められるサービスを提供する必要があります。NGN 時代の到来が迫っている今、シスコはサービスプロバイダーのパートナーとして、新たな利益、新たな付加価値を生み出すための、費用対効果の高いソリューションを提供します。

 例えば、シスコの最強コア ルータ Cisco CRS-1 は、シスコが提唱する IP NGN の実現を支援する機器の 1 つです。すでに世界の通信事業者のなかには、Cisco CRS-1 を導入して IPTV などのサービスを提供しているところがあります。またテレプレゼンスは、高解像度のモニターと立体的な音声によって、離れた場所にいる人とでも臨場感のある対面会議が可能です。これを利用して、通信事業者は新しいサービスを開発することができます。堤氏のセッション中では、家族の都合で遠くに引っ越してしまった秘書のマーガレットが、テレプレゼンスを使って今までどおりオフィスに在席しているかのように秘書業務を行っているというアメリカのテレビニュースの映像が紹介されました。

 ヒューマン ネットワークの世界では、ネットワークはプラットフォームです。これからのネットワークの上では、クワッドプレイ、さらにエニープレイによって、どこでも、どのデバイスからでも、あらゆるコンテンツにアクセスが可能となります。これらのニーズに応え続けるため、シスコは、IP ネットワークの専門家としてだけでなく、人々に新しい生活体験をもたらすためのプラットフォームを実現する企業として、これからもよりよい社会の創造に貢献していきます。

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