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次世代ワイヤレス ネットワークへの布石

5GHz 帯のチャンネル数を拡張する W56 への対応

次世代ワイヤレス ネットワークへの布石
5GHz 帯のチャンネル数を拡張する W56 への対応

ワイヤレス ネットワークで用いられる 2.4GHz 帯と 5GHz 帯の電波のうち、2.4GHz 帯は多数の機器が利用していることから混雑が激しく、通信品質や帯域の確保が難しくなっていると言われます。そこで、企業のワイヤレス ネットワークでは、 5GHz 帯の利用に注目が集まっています。その利用を促進するきっかけとなるのが、W56 と呼ばれる新しいチャンネル(帯域)です。 ここでは、W56 の概要と、シスコの対応製品をご紹介します。

「W56」とは?

IEEE 802.11a 規格のワイヤレス ネットワーク で用いられる 5GHz 帯の電波は、これまで 8 チャンネルが用意されていました。これを「W52(注1)」「W53」と呼んでいます。2007 年 1 月に、総務省の省令改正(電波法関係法令改正)によって新たに 11 チャンネルが追加され、現在 5GHz 帯では合計 19 チャンネルを利用できるようになっています。

出典:社団法人 電子情報技術産業協会 「5GHz帯無線LANの周波数変更」
に関するガイドラインについて 第二版、Q&Aより(http://www.jeita.or.jp)
※ 画像をクリックすると、大きく表示されます。popup_icon

「W56」とは、この 2007 年 1 月から追加された 11 チャンネル分を指します。シスコでは、W56 対応の企業向けアクセス ポイント製品をいち早く投入し、より優れたワイヤレス LAN の構築を可能にしています。

また、W56 として規定されているチャンネルには、次のようなポイントがあります。

・屋外での利用が可能

これまで 5GHz 帯を利用する IEEE 802.11a 規格のワイヤレス ネットワークは、屋外での利用が許可されていませんでしたが、W56 として解放されたチャンネルは屋外での利用が可能になりました。

・気象レーダーとの干渉を避けることが義務づけ

5GHz 帯の電波は気象レーダーで用いられている帯域と同じため、干渉を検出した場合には回避動作を行うことが義務づけられています(注2)。従来はチャンネル数の不足などもあって回避時の通信安定性を保つことが難しいと言われてきましたが、W56 によってチャンネル数が大幅に増えたことで、企業向けネットワークに求められる通信品質、安定性を確保できるようになりました。

注 1:2005 年 5 月以前は「J52」として規定されていたチャンネルです。
注 2:W53 および W56 として規定されているチャンネルは、干渉を避けることが義務づけられています。W52 として規定されているチャンネルでは回避動作は必須とされていません。

W56 対応によるメリット

・混雑していない 5GHz 帯を有効活用できる

PC やモバイル機器だけでなく、マイクロ波を用いる機器(電子レンジなど)もあることから、非常に混雑して帯域の確保が難しいとされる 2.4GHz 帯ではなく、クリーンで干渉を受けにくい 5GHz 帯なので、高品質、高信頼性のワイヤレス LAN をビジネスに活用できます。

・マルチ チャンネルによる安定性、可用性を維持できる

チャンネルの切り替えなど複数の経路を確保することが容易になり、ビジネスに求められるワイヤレス LAN の通信品質、安定性、可用性を大きく高めることができます。

・屋外での利用が柔軟に行える

工場や倉庫、病院、大学キャンパスなど、広い敷地内で帯域やカバーエリアの確保が求められる場所でも、高速なワイヤレス LAN 環境を速やかに構築できます。

対応製品:Cisco Aironet 1240AG シリーズ、Cisco Aironet 1130AG シリーズ

Cisco Aironet 1240AG シリーズと Cisco Aironet 1130AG シリーズの「-Q 型番」モデルは、企業向けアクセス ポイントとして初めて W56 に対応した製品です。 独自のチップセットを設計し、気象レーダーの検出範囲を拡大することで、より広い範囲で運用する場合にも高い安定性と通信品質を確保しています。

どちらのモデルもシスコ ユニファイド ワイヤレス ネットワークを構成する製品として、集中管理型のワイヤレス LAN に対応します。アクセス ポイントの一元的な管理と運用によって、各種設定やポリシーの適用、セキュリティの維持など、さまざまな面における負担や労力を削減できます。

  • Cisco Aironet 1240AG シリーズについては、こちらもご覧ください。
  • Cisco Aironet 1130AG シリーズについては、こちらもご覧ください。
  • 「-Q 型番」モデルのリリースについては、こちらをご覧ください。

無線IPフォン Cisco 7921G も W56 に対応

場所を問わずに通話できる無線 IP フォン Cisco 7921G も W56 に対応しており、上記アクセス ポイント製品と組み合わせることで、高品質な通話を、いつでもどこでも行うことができます。機動力のあるビジネスに欠かせないソリューションです。

Cisco 7921G については、こちらもご覧ください。