社会への貢献(CSR)

有害物質の削減

シスコのプロダクト・スチュワードシップ・プログラムは、グローバルな製品関連の環境法規制、またはお客様のいずれかで規制されている規制物質に関する方針や諸手続きの両方を対象といたします。

このプログラムの主な目的は次のとおりです。

  • 高い製品品質と信頼性を確保しながら、有害物質の種類と使用量を減らします
  • 関連する業界団体と連携し、一般的な資格基準を定義して、実行可能なソリューションを開発します
  • 世界中において、特定有害物質の使用を制限することで、製品関連の環境法規制を遵守します

 

特定有害物質使用制限について

欧州経済地域
シスコ製品は、欧州連合(EU)の有害物質指令(RoHS指令)による規制の該当要件を満たしています。シスコは引き続き、該当するRoHS 要件を順守すると同時に、指定された期間内で、代替品への変更や修正を図ります。

中華人民共和国
シスコの製品は、一般的に中国 RoHS 指令と呼ばれる「電子情報製品による汚染の抑制に関する管理弁法」という文書で概略が述べられている、中国情報産業省の要件を満たしています。中華人民共和国で販売するために発注された製品は、該当する製品の環境保護使用期間( EPUP )ラベルと有害物質表の添付、ならびに適用される規制要件や標準に従ったリサイクルマークのパッケージへの表示が行なわれます。中国規制当局が最終決定した追加要件も含め、シスコは中国版 RoHS に対する継続的な遵守をいたします。

ウクライナ
2011 年 1 月 1 日以降にウクライナ向けにシスコが提供するシスコ製品は、一般的にウクライナ RoHS 指令と呼ばれる、ウクライナ内閣による 2008 年 12 月 3 日付け決議第1057 によって承認された「電気・電子機器中の特定の危険物質の使用制限と許可のための技術基準」へ適合しています。

ベトナム
2012 年 12 月 1 日以降にベトナム向けにシスコが提供するシスコ製品は、一般的にベトナム RoHS 指令と呼ばれる、ベトナム産業貿易省通達30/2011/TT-BCTにより定められた暫定規制「電気・電子製品に含まれる有害物質の使用可能制限」へ適合しています。

日本
シスコ製品は、日本における製品含有化学物質規制である「資源有効利用促進法(J-MOSS)」に適合しています。

その他の地域
シスコ製品は、物質規制を採用している他の地域の該当する要件を満たしています。また、シスコはパートナーによって提供される製品や材料のコンプライアンスを保証するために、サプライチェーンと密接に連携しております

RoHS 宣言書のダウンロードサイト(英語)

化学物質の登録、評価、認可、および規制に関する規則 (EC) No 1907/2006

化学物質の登録、評価、認可、および規制に関する規則は、欧州の幅広い化学品に関する法律であり、27 カ国のすべての加盟国で適用されるだけでなく、欧州自由貿易連合(EFTA )欧州経済領域(EEA )の国、すなわちノルウェー、リヒテンシュタイン、アイスランドでも適用されます。

REACH は、EEA 域内で製造・供給される化学物質の販売と使用制限に対する情報収集、人々の健康や環境へのリスク評価と規制に対する、新しい唯一の枠組みを確立します。本規則は、EEA 域内の生産者、輸入業者、製品の代理店や小売店、ならびに産業や専門的活動の過程で化学物質を利用する者に対して影響を及ぼします。なお、要求事項は、数年にわたって段階的に導入されていきます。

シスコは、人々の健康と環境の保護を改善するという、総体的な REACH の目標を支持しており、該当する義務が指定された期間で果たされることを確実とするための、包括的な遵守プログラムを策定しています。

シスコは、REACH の要件を満たし、継続的なコンプライアンスを確保するための、顧客やサプライチェーンとの協業を、強くコミットします。さらに、シスコはエレクトロニクス業界他社と共に、REACH 遵守のための業界共通の規制や取り組みを促進します。

シスコ REACH 宣言:成形品に含まれる物質に関する情報開示義務(*)

シスコの知見に基づいて納品される製品、ならびに製品の包装は、REACH 候補リスト(**)に含まれる化学物質を、0.1 重量パーセント(W/W)以上の濃度では含んでおりません。
また、製品付属のケーブル類は、候補リスト記された以下の物質が含まれている可能性があります。

    フタル酸ブチルベンジル(BBP) (CAS No 85-68-7, EC No 201-622-7)
    フタル酸ジブチル(DBP) (CAS No 84-74-2, EC No 201-557-4)
    フタル酸ビス(2 - エチルヘキシル) (DEHP) (CAS No 117-81-7, EC No 204-211-0)
    ジイソブチルフタレート(DIBP) (CAS No 84-69-5, EC No 201-553-2)

この宣言は、REACH の候補リストに変更が生じたり、新しい規制物質が追加された場合、速やかに更新されます。情報については、製品出荷ドキュメントにて、シスコ製品をお受け取りになる方に提供すると同時に、消費者の皆様にはご要望に応じて提供させていただきます。
最新情報につきましては、定期的にこのサイトをご参照ください。
不明な点があれば、environment@cisco.com 宛に電子メール(英語のみ対応)までお問い合わせください。

*規則(EC)No 1907/2006 :登録・評価・認可・および化学物質制限(REACH)第33条

**REACH 候補リスト 2013 年 6 月 20 日版。将来の追加可能性に関する公式情報を得るには、欧州化学物質庁(ECHA)のWebサイトで、登録の意向に関するページを定期的にアクセスすることをお勧めします。

臭素系難燃剤とポリ塩化ビニルについて

臭素化難燃剤(BFR)とポリ塩化ビニル(PVC)は、シスコ規制物質仕様、ならびに当社の有害物質管理政策の主要な要素に含まれています。シスコでは、当社研究開発チームや製造パートナー、さらには業界標準技術委員会や学会と協力して、臭素系難燃剤やポリ塩化ビニルの代替案の当社製品への適用を検証してまいりました。

シスコでは、シスコの製品に使用する BFR および PVC を含有するプラスチックの代替案を、確認・承認・推奨を継続しております。この 2-3 年の間に、材料評価、サプライヤー調査を行ない、BFR フリー材料と PVC フリー材料への移行に関し、大きな影響を与える可能性のある成功事例を有しております。成功事例について、プリント回路基板、シスコが設計したプラスチック部品、そしてケーブルの分野に関し、以下に詳しく説明します。

プリント回路基板中の臭素系難燃剤
2011 年、シスコは新しいラミネート代替品に対する新素材適合プロセスにおいて、独自の信頼性試験とシグナル・インテグリティ・テストを導入しました。その結果、シスコは、ハイエンドのスイッチングおよびルーティング分野における新製品で使用する、ハロゲン系難燃剤を使用しない新規のプリント回路基板用ラミネート素材を適合採用することができました。また 2012 年には、より多くのハロゲンフリーのプリント回路基板ラミネート
材料を適合とし、数々の新製品にこれら新材料を採用しています。これからもシスコでは、新製品における性能要件を満たすことができる、新しいラミネート材料を研究します。

シスコが設計したプラスチック部品中の臭素系難燃剤やポリ塩化ビニルシスコは、シスコが設計したプラスチック部品に用いられるプラスチック樹脂を注視しています。2012 年度には、当社に提供、あるいは当社のために製造された、シスコが設計したプラスチック部品中の臭素系難燃剤やポリ塩化ビニルの存在に関する情報の収集を実施いたしました。この調査によって、シスコ製品で使用される樹脂化合物の 75 %以上(部品体積比)が BFR および PVC フリーな樹脂を使用していることがわかりました。一方、BFR やPVC を含んでいるシスコが設計した部品は、一般的に小容量(25 グラム未満)と比較的低い販売量の製品に使用されていることもわかりました。シスコは本調査を継続し、我々の製品には BFR および PVC 不使用の代替案の採用を進めるべく、当社の「環境に配慮した設計ガイドライン」の中で、プラスチックにおける BFR および PVC 不使用代替材料の使用を、すべての新規設計用に推奨してまいります。

ケーブルに用いられる PVC
シスコは、iNEMI 塩ビ代替プロジェクトを通して、ケーブルにおける PVC 含有量の削減を推進し、PVC 被覆と非 PVC 被覆製品を「ゆりかごから墓場まで」ライフサイクル全体で評価することで、非ハロゲンやバイオベース素材による被覆の標準における環境トレードオフのより良い理解を助けます。シスコはまた、PVC を含まないケーブル配線材料の業界動向を注視しており、ケーブルメーカーと樹脂サプライヤーを招いて最新情報や課題を学んでいます。シスコでは引き続き、認定やテスト、PVC を含まないケーブル配線の実装努力を重ね、需要喚起も促してまいります。

RoHS (Restriction of Hazardous Substances)に関する、よくある質問と回答
質問 回答
有害物質とは何ですか? 有害物質とは、法律や市場、あるいは顧客によって、製品や製造工程での使用が規制された化学物質のことです。
RoHS とは何ですか? RoHS とは、電気電子機器に含まれる特定有害物質の使用制限についての欧州連合(EU)指令を示す頭字語です。
RoHS 指令にリストされた物質は何ですか? RoHS 指令で規制する物質は、鉛(Pb)、カドミウム(Cd)、水銀(Hg)、六価クロム(Cr+6)、ポリ臭化ビフェニル(PBB)、ポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDE)、の6種類です。
シスコ製品は RoHS 物質を含有していますか? はい。一般的に、ほとんどの電気·電子製品が、RoHS 指令の下で、免除された用途のために許可された RoHS 規制物質使用しています。なお、シスコの RoHS 適合製品に含まれる RoHS 規制物質は、RoHS 指令値未満であるか、または RoHS が規制を免除する用途のために使用されたものに該当しています。
RoHS2 (2011/65/EU)に対するシスコの取組はどうなっていますか? 「RoHS への取組」の項をご覧ください。
シスコ製品に記された CE マークは、何を示しているのでしょうか? EEA 市場向けにシスコが供給する製品に付された CE マークは、関連する適合性評価手続が満たされており、その製品が、例えば、安全、健康、環境保護などの EU 関連法規の該当する規定を満たしていることを意味します。また、2013 年 1 月以降に CE マークを付して EEA 市場向けに生産された製品は、RoHS2 要件に準拠していることが推定されます。
シスコの今後の規制遵守に対する継続的な取り組みはどうなっていますか? シスコは、強固なコンプライアンスプロセスとインフラストラクチャーを持っています。 シスコは RoHS2 要件に適合するために、欧州標準化機関 CENELEC によって開発された、欧州統一規格 EN50581:2012 への準拠を、とりわけ重視しております。
シスコでは、製品の適合宣言を企業に提供することができますか? 宣言は、Web サイトからダウンロード可能です。RoHS2 適合を含む、正式な EU の宣言書(DoCs)が、一定のお時間の後、入手可能となります。
REACH (Registration, Evaluation, Authorization, and Restriction of Chemicals)に関する、よくある質問 (FAQ)
質問 回答
REACH とは何ですか? 一般的に REACH と呼称される、化学物質の登録、評価、認可、および制限に関する規則(EC)No1907/2006は、欧州連合(EU)および欧州経済領域(EEA)国の広範な化学物質規制法規です。
REACH は、化学物質応用品の特性や危険性についての情報の収集と評価をする手段と、必要に応じて最も懸念される可能性のある化学物質を規制するための、単一の規制フレームワークを確立しています。
具体的には、REACH ではこの 11 年間で約 30,000 の化学物質が登録された上に、より安全な代替案の評価と承認を通じて、最も有害なものを段階的に廃止いたしました。
REACH 規制に配慮しなければならないのはなぜですか? もし御社が EFA 域内に製品や化学品を出荷しているか、または御社が EFA 域内で業務を行なっているのであれば、REACH 規則を認識した上で、影響の有無と、影響があるのであれば、それがどのような影響であるかを判断する必要があります。したがって、REACH が御社の業務にどのように影響するかについて、法的助言を求めることをお勧めします。
REACH 規制に対するシスコの取組はどうなっていますか? シスコは、REACH 規制を含め、必要となるすべての法律および規制の要件を満たすことに取り組んでいます。REACH については、次のURLをご覧ください。 http://www.cisco.com/go/reach
REACH 遵守に対するシスコの戦略はどういうものですか? シスコは、該当する義務が指定された期間で果たされることを確実とするための、包括的な遵守プログラムを持っています。
さらに、シスコはエレクトロニクス業界他社と共に、REACH 遵守のための業界共通の規制や取り組みを促進してまいります。
REACH の第 33 条で定められた、REACH 候補リストに特定された高懸念物質(SVHC)が製品内に含まれる場合の情報開示義務の扱いについて、シスコの場合を教えてください。 シスコでは、サプライチェーンや業界の調査研究グループと積極的に高懸念物質(SVHC)の含有有無の特定作業を行ない、シスコ製品の受領者に、REACH 規則で義務付けられた関連情報を提供いたします。
SVHC 物質(欧州化学物質庁 ECHA により定義された候補リスト、2013 年 6 月 20 日版)の、シスコ製品の含有に対する REACH 第 33 条に関する宣言については、次のURLをご覧ください。
http://www.cisco.com/go/reach
さらに、シスコは第 33 条宣言管理の一環として、製品出荷ドキュメントにて、シスコ製品をお受け取りになる方に情報提供させていただいておりますと同時に、消費者の皆様にはご要望に応じて提供させていただきます。
また、第 33 条宣言は、REACH の候補リストに変更が生じたり、新しい関連物質が追加された場合、速やかに更新いたします。
シスコの REACH チームは、継続的なコンプライアンス・プログラムの一環として、候補リストや関連する開発状況等を密に監視しております。
シスコは、REACH(予備)登録の義務にどのように影響されますか? シスコは現時点で、EFA 域内に年間 1 トンを超える量の化学物質の製造や輸送、あるいは調剤を行っていません。また、シスコの EEA 域内で生産、あるいは輸入される製品は、REACH 規則と既存の指針で定義されている、合理的に予見可能な状態における通常使用状態で意図的に放出される化学物質を含みません。
シスコは現在、事前登録、あるいは登録する可能性を持つ化学物質に関する、直接的な REACH の義務は負っておりませんが、EFA 域内のサプライヤーと密接に協力し合うことで、シスコが直接、またはサプライチェーンやその他の関係会社を通じて間接的にも、REACH の義務を遵守しているかどうか、あるいはシスコやサプライヤーが規制物質を使用した場合は、それを定められた期間内に正しく登録されるかを確認いたします。
加えてシスコでは、サプライヤーに対して、関連するすべての REACH 要求事項を遵守しつつ、継続的な供給を確保して、ビジネス関係を保護するための保証を求めてまいります。
REACH の結果、製品変更や製造中止を行なうことはありますか? シスコでは、REACH 規則の要件を満たすために、製品の製造中止または変更を実施する予定はありません。そうした必要が生じた場合は、シスコの標準的な製品ライフサイクルプロセスを経て、製造中止、または変更が行われることになります。
どこで、シスコの REACH プログラムの詳細情報を入手することができますか? シスコの REACH プログラムに関しては、次のURLをご覧ください。最新情報を得るために、定期的にご確認をお願いいたします。
http://www.cisco.com/go/reach (英語のみ)
あるいは、次のアドレスにメールでお問い合わせいただくことも可能です。(英語のみ対応)
environment@cisco.com
どこで、REACH のプロセスと開発に関する公式情報を入手することができますか? 欧州化学物質庁(ECHA)のウェブサイトをご覧ください。

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