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Cisco Security Advisory: Crafted TCP Packet Can Cause Denial of ServiceRevision 1.0a最終更新日 2007年1月26日 7:00 UTC(GMT)公開日 2007年1月24日 16:00 UTC (GMT)Please provide your feedback on this document.目次要約 要約特定バージョンの Cisco IOS ソフトウェアにおいてTransmission Control Protocol (TCP) 受信機器は、遠隔から悪用できるメモリリークが発生する脆弱性によってサービス妨害を引き起こされる可能性があります。 この問題は、シスコ Bug ID CSCek37177(登録) ユーザーのみで文書化されています。 本脆弱性の影響を緩和する回避策 もあります。 本アドバイザリーは以下にて確認できます。 該当製品脆弱性が存在する製品本脆弱性はシスコ IOS ソフトウェアが稼動するすべての機器に影響します。ただし、IPv4 を処理し TCP パケットを受信するように設定された機器のみが影響を受け、IPv6 のみが稼動する機器は影響を受けません。 本脆弱性は 9.x、10.x、11.x そして 12.x を含む未修正のシスコ IOS すべてに存在します。 シスコ製品で稼動中のソフトウェアを確認するには、機器にログインし show version コマンドを実行し、システムバナーを画面に表示します。 以下の例は シスコ 7200ルーターで IOS リリース 12.2(14)S16、イメージ名 C7200-IS-M が稼動していることを示しています: Cisco Internetwork Operating System Software リリーストレインのラベルは "12.2" となっています。 次の例は シスコ 7200ルーターで IOS リリース 12.3(7)T、イメージ名 C7200-IK9S-M が稼動していることを示しています: Cisco IOS Software, 7200 Software (C7200-IK9S-M), Version 12.3(7)T12, RELEASE SOFTWARE (fc1) シスコ IOS のバナーに関するさらなる情報は以下の URL を参照してください。 http://www.cisco.com/en/US/products/sw/iosswrel/ps1828/products_white_paper09186a008018305e.shtml#3脆弱性が存在しない製品IOS が稼動しないシスコ製品は影響を受けません。 Cisco IOS XR は本アドバイザリーの影響を受けません。 これ以外のシスコ製品において本アドバイザリーの影響を受けるものは現在確認されていません。 詳細
TCP はコネクション型の信頼性のあるデータ配送を提供するために設計されたトランスポート層のプロトコルです。それを実現するために TCP では状態を示すフラグとパケットを再構築する際にそれらを特定するためのシーケンス番号を使用します。TCP は次に到着するを期待するパケットのシーケンス番号を示すためのアクノレッジ番号も提供しています。TCP プロトコルの詳細については以下をご参照ください。 脆弱性スコア詳細シスコは Common Vulnerability Scoring System(CVSS) に基づいた脆弱性のスコアリングを提供しています。 またシスコは個々のネットワークにおける環境影響度を算出するツールを以下のURLにて提供しています。 http://intellishield.cisco.com/security/alertmanager/cvss
影響脆弱性の利用に成功した場合、少量のメモリーリークが発生する可能性があり、その結果としてサービスレベルの低下が発生することがあります。 本脆弱性はシスコ IOS が稼動する機器宛てのトラフィックのみ関係します。機器を通過するトラフィックを契機としてこの問題が発生することはありません。 ソフトウェアバージョンおよび修正ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、http://www.cisco.com/go/psirt およびそれ以降のアドバイザリも参照して、起こりうる障害と完全なアップグレード ソリューションを判断してください。 いずれの場合も、アップグレードする機器に十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新しいリリースで引き続き適切にサポートされていることの確認を十分に行ってください。 情報が不明確な場合は、シスコ Technical Assistance Center(TAC) もしくは契約している保守会社にお問い合せください。 以下の シスコ IOS ソフトウェアの表の各行は、対象となるリリーストレイン、プラットフォームおよび製品群を示します。あるリリーストレインが脆弱である場合、修正が組み込まれている最も早いリリース(最初に修正されたリリース)とそれが利用可能となる予定日が "Rebuild" and "Maintenance" の列に示されます。リリーストレインで示されたリリースより前のものを使用している機器は脆弱であることが知られています。使用するリリースは少なくとも示されたリリース以降へアップグレードすることが推奨されます。 "Rebuild" および "Maintenance" の用語に関する情報は以下をご参照ください。http://www.cisco.com/warp/public/620/1.html 注意:2007年1月24日に3つのIOS関連のSecurity AdvisoryとField Noticeが発行されます。個々のアドバイサリーはそのアドバイサリー内の問題を解決するリリースについてのみ記載しています。全ての修正が含まれたソフトウェア一覧はhttp://www.cisco.com/warp/public/707/cisco-sa-20070124-bundle.shtml にて確認できます。ここでは3つ全ての脆弱性に対応するソフトウェアリリースを選択することができます。1月24日に発行されるアドバイサリー及びField Notice は以下の通りです。
サマータイム (DTS) の変更を含むソフトウェア・リビルドは 2007年3月に提供されます。これについてのリクエストは Technical Assistance Center(TAC)まで直接お問い合わせください。その際にこのアドバイサリーをリファレンスとしてご利用ください。
回避策回避策の効果は、お客様の状況、使用製品、ネットワークトポロジー、トラフィックの性質や組織の目的に依存します。影響製品が多種多様であるため、回避策を実際に展開する前に、対象とするネットワークで適用する回避策が最適であるか、お客様の サービスプロバイダーやサポート組織にご相談ください。 ネットワーク内のシスコ機器に適用可能な他の軽減策は付属ドキュメントである シスコ Applied Intelligence にてご案内しております。 http://www.cisco.com/warp/public/707/cisco-air-20070124-crafted-tcp.shtml注: VTY access-class フィルタを設定することは本脆弱性の影響を効果的に軽減する方法とはなりません。 Infrastructure ACLs (iACL)ネットワークを通過するトラフィックを遮断することはしばしば困難ですが、自身の基幹機器をターゲットとした許可すべきではないトラフィックを特定し、そのようなトラフィックはネットワークの境界で遮断することは可能です。 Infrastructure ACL は、特定の脆弱性に対する回避策であると同時に、 長期に渡る最善のネットワークセキュリティーと考えることが出来ます。 以下の ACLは、infrastructure access-list の一部として設定されるべきであり、infrastructure IP アドレス・レンジに含まれるIPアドレスを持つ全ての機器を防御します。 IOS における access list の例を以下に示します。 ! permit TCP services from trust hosts destined to infrastructure addressesaccess-list 150 permit tcp TRUSTED_HOSTS MASK INFRASTRUCTURE_ADDRESSES MASK ! deny TCP packets from all other sources destined to infrastructure addresses access-list 150 deny tcp any INFRASTRUCTURE_ADDRESSES MASK ! permit all other traffic to transit the device access-list 150 permit IP any any interface serial 2/0 ip access-group 150 in ホワイトペーパーの "Protecting Your Core: Infrastructure Protection Access Control Lists"は、アクセスリストによって基幹機器を守るためのガイドラインと、推奨される導入方法が記載されています。 Receive ACLs (rACL)分散型のプラットフォームにおいて、Cisco12000 シリーズ(GSR) では 12.0(21)S2、Cisco7500 シリーズでは 12.0(24)S、 Cisco10720 シリーズでは 12.0(31)S の IOS ソフトウェアにてサポートされている Receive ACL が選択肢となります。 Receive ACL は悪影響を及ぼすトラフィックがルートプロセッサに影響する前に、そのトラフィックから機器を防御することができます。 Receive ACL は それが設定された機器だけを防御するためにデザインされています。 Receive ACL は、特定の脆弱性に対する回避策であると同時に、長期に渡る最善のネットワークセキュリティーと考えることが出来ます。ホワイトペーパーの "GSR: Receive Access Control Lists" には、機器宛の正当なパケットとそれ以外の遮断されるべきパケットを判断する手法が記載されています。 次の receive path ACL は trusted host からのこのタイプのトラフィックを許可するように記述されています ! permit tcp services from trusted hosts allowed to the RP access-list 151 permit tcp TRUSTED_ADDRESSES MASK any ! deny tcp services from all other sources to the RP access-list 151 deny tcp any any ! permit all other traffic to the RP access-list 151 permit ip any any ! apply this access list to the 'receive' path ip receive access-list 151 Control Plane Policing (CoPP)Control Plane Policing (CoPP) により、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。次の例では、信頼できるホストかの受信 IP アドレス宛の TCP トラフィック だけがルートプロセッサ(RP)に到達します。他の全ての通過 IP トラフィックには影響しません。 未知のあるいは信頼できない IP アドレスからのトラフィックをドロップすると、IP アドレスが動的にアサインされたホストが Cisco IOS 機器に接続できなくなる可能性があることに注意してください。 access-list 152 deny tcp TRUSTED_ADDRESSES MASK any access-list 152 permit tcp any any access-list 152 deny ip any any ! class-map match-all permit-tcp-class match access-group 152 ! ! policy-map permit-tcp-policy class permit-tcp-class drop ! control-plane service-policy input permit-tcp-policy 上記の CoPP の例では、 "permit" アクションの ACL エントリ に該当して本脆弱性を利用する可能性のあるパケットは policy-map の "drop" 作用により廃棄されますが、一方 "deny" アクションに該当するパケットは policy-map の "drop" 作用の影響を受けません。 policy-map permit-tcp-policy class class permit-tcp-class police 32000 1500 1500 conform-action drop exceed-action drop Cisco IOS の 12.2S と 12.0S において policy-map syntax が異なることに注意してください。 policy-map permit-tcp-policy class class permit-tcp-class police 32000 1500 1500 conform-action drop exceed-action drop CoPP は Cisco IOS の 12.0S, 12.2SX, 12.2S, 12.3T, 12.4 と 12.4T においてサポートされています。 CoPP の設定と使用法についての追加情報については、以下をご参照ください。 http://www.cisco.com/en/US/products/ps6642/products_white_paper0900aecd804fa16a.shtml Anti-spoofing送信元アドレス詐称に起因する問題を軽減するには Unicast Reverse Path Forwarding
(Unicast RPF) 機能が有効です。その機能はシスコルータおよびファイアーウォール製品で使用可能です。 Unicast Reverse Path Forwarding
(uRPF)を設定にすることにより、全ての詐称パケットが最初の機器で廃棄されます。 router(config)# ip cef BGP と BTSH/GTSMご使用のソフトウェアリリースによっては、BGP セッション
をメモリリークから防御することが可能です。もし他の方法でこの脆弱性によるメモリリークのリスクを排除できない場合、CSCee73956(登録ユーザのみ)
により、BTSH (BGP TTL Security Hack)
機能が改善されており、それよりメモリリークのリスクを低減することが可能です。この機能は、RFC 3682 中の GTSM
(Generalized TTL Security Mechanism) として知られています。この機能は GTSM を eBGP
セッションにのみ適用しています。 修正ソフトウェアの入手シスコは本脆弱性の影響を受けるお客様のために、本脆弱性対処用の無償のソフトウェアを提供しています。 ソフトウェアの導入を行う前に、機能のソフトウェアの互換性およびお客様のネットワーク環境に特有の問題に関して確認いただくか、あるいはお客様のメンテナンスプロバイダーにご相談ください。 お客様がインストールしたり、サポートを受けたりできるのは、ご購入いただいたフィーチャーセットに対してのみです。 そのようなソフトウェア アップグレードをインストール、ダウンロード、アクセスまたはその他の方法で使用すると、お客様はhttp://www.cisco.com/public/sw-license-agreement.html にあるシスコのソフトウェア ライセンスの条項または http://www.cisco.com/public/sw-center/sw-usingswc.shtml にある Cisco.com のダウンロードに示されるその他の条項に従うことに同意したことになります。 ソフトウェアのアップグレードに関し、"psirt@cisco.com" もしくは "security-alert@cisco.com" にお問い合わせいただくことはご遠慮ください。 ご契約を有するお客様 ご契約を有するお客様は、通常の経路でそれを 入手してください。ほとんどのお客様は、シスコのワールドワイドウェブサイト上の ソフトウェアセンターから入手することができます。http://www.cisco.com.
サードパーティのサポート会社をご利用のお客様シスコ パートナー、正規販売代理店、サービス プロバイダーなど、サードパーティのサポート会社と以前に契約していたか、または現在契約しており、その会社からシスコ製品の提供または保守を受けている お客様は、該当するサポート会社に連絡して、本脆弱性に関する適切な処置について支持と支援を受けてください。 サービス契約をご利用でないお客様シスコから直接購入したがシスコのサービス契約をご利用いただいていない場合、また、サードパーティ ベンダーから購入したが修正済みソフトウェアを購入先から入手できない場合は、シスコの Technical Assistance Center(TAC)に連絡してアップグレードを入手してください。 TAC の連絡先は次のとおりです。
無料アップグレードの対象であることをご証明いただくために、製品のシリアル番号を用意し、このお知らせの URL を知らせてください。 サポート契約をご利用でないお客様に対する無料アップグレードは、TAC 経由でご要求いただく必要があります。 さまざまな言語向けの各地の電話番号、説明、電子メール アドレスなどの、この他の TAC の連絡先情報については、http://www.cisco.com/warp/public/687/Directory/DirTAC.shtml を参照してください。 |
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| Revision 1.0a | 2007-Jan-26 | ソフトウェアバージョンおよび修正の項を修正(日本語版のみ) |
| Revision 1.0 | 2007-Jan-24 | 初版 |
シスコ製品におけるセキュリティの脆弱性の報告、セキュリティ事故に関する支援、およびシスコからセキュリティ情報を入手するための登録方法について詳しく知るには、シス コワールドワイドウェブサイトの http://www.cisco.com/en/US/products/products_security_vulnerability_policy.htmlにアクセスしてください。 このページにはシスコのセキュリティ通知に関してメディアが問い合わせる際の指示が掲載されています。全てのシスコセキュリティアドバイザリは http://www.cisco.com/go/psirt で確認することができます。
| Updated: January 24th 2007 | Document ID: 72318 |