対象読者
このガイドは、Cisco Aironet アクセス ポイントをインストールして管理するネットワーキングの専門家を対象にしています。このガイドを読むには、Cisco IOS ソフトウェアの操作経験があり、無線ローカル エリア ネットワークの概念と用語をよく知っている必要があります。
このガイドでは、12.4(10b)JA と 12.3(8)JEC の 2 つの IOS リリースについて説明します。Cisco IOS リリース 12.4(10b)JA では、次の Autonomous 32MB プラットフォームをサポートします。
Cisco IOS リリース 12.3(8)JEC はメンテナンス リリースであり、次の Autonomous 16MB プラットフォームをサポートします。
目的
このガイドには、アクセス ポイントをインストールして、設定するために必要な情報を記載してあります。また、アクセス ポイントで使用するために作成され、変更された Cisco IOS コマンドを使用する手順について説明します。ただし、これらのコマンドについて詳細には説明していません。これらのコマンドに関する詳細は、このリリースの『Cisco Aironet アクセス ポイント/ブリッジ Cisco IOS コマンド リファレンス』を参照してください。標準の Cisco IOS ソフトウェア コマンドについては、Cisco.com のホーム ページの Support > Documentation から入手できる Cisco IOS のドキュメンテーションを参照してください。Cisco Support Documentation のホーム ページで、Cisco IOS Software ドロップダウン リストから Release 12.4 を選択します。左側のフレームから、wireless を選択して Wireless Support Resources ページを表示し、使用するアクセス ポイントまたはブリッジに移動します。
このガイドでは、Command-Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)の全機能をカバーしている Access Point Web-based Interface(APWI; アクセス ポイントの Web ベース インターフェイス)の概要についても説明します。このガイドには、APWI ウィンドウのフィールドレベル、および APWI からアクセス ポイントを設定する手順については記載してありません。APWI ウィンドウのすべての説明と操作手順については、アクセス ポイントのオンライン ヘルプを参照してください。オンライン ヘルプは、APWI ページの Help ボタンをクリックすると表示されます。
構成
第1章 「概要」では、アクセス ポイントのソフトウェアとハードウェアの機能のリストを示し、ネットワークでのアクセス ポイントの役割について説明します。
第2章 「Web ブラウザ インターフェイスの使用方法」では、Web ブラウザ インターフェイスを使用してアクセス ポイントを設定する方法について説明します。
第3章 「CLI の使用方法」 では、コマンドライン インターフェイス(CLI)を使用してアクセス ポイントを設定する方法について説明します。
第4章 「アクセス ポイントの最初の設定」 では、新しいアクセス ポイントに基本設定を行う手順について説明します。
第5章 「アクセス ポイントの管理」では、アクセス ポイントへの不正なアクセスの防止、システムの日時の設定、システム名とプロンプトの設定など、アクセス ポイントを管理する 1 回限りの操作を実行する方法について説明します。
第6章 「無線の設定」では、無線ネットワーク内の役割、送信電力、チャネル設定など、アクセス ポイント無線の設定方法について説明します。
第7章 「複数の SSID の設定」では、アクセス ポイントに複数の Service Set Identifier(SSID; サービス セット ID)と複数の Basic Service Set Identifier(BSSID; 基本サービス セット ID)を設定して、管理する方法について説明します。アクセス ポイントには最大 16 の SSID と最大 8 の BSSID を設定できます。
第8章 「スパニング ツリー プロトコルの設定」では、Spanning Tree Protocol(STP; スパニング ツリー プロトコル)を、アクセス ポイント、ブリッジ、またはブリッジ モードで実行中のアクセス ポイントに設定する方法について説明します。STP を設定すると、ネットワーク内でブリッジ ループが発生するのを防ぎます。
第9章 「ローカル認証サーバとしてのアクセス ポイントの設定」では、無線 LAN 用のローカル Remote Authentication Dial-In User Service(RADIUS)サーバとして機能するアクセス ポイントの設定方法について説明します。メインの RADIUS サーバへの WAN 接続が故障の場合、アクセス ポイントはバックアップ サーバとして機能し、無線デバイスを認証します。
第10章 「暗号スイートと WEP の設定」では、認証済みキー管理に必要な暗号スイートの設定方法、Wired Equivalent Privacy(WEP)、Message Integrity Check(MIC; メッセージ完全性チェック)、Cisco Message Integrity Check(CMIC)、Temporal Key Integrity Protocol(TKIP)、Cisco Key Integrity Protocol(CKIP)などの WEP 機能、およびブロードキャスト キー ローテーションについて説明します。
第11章 「認証タイプの設定」では、アクセス ポイントに認証タイプを設定する方法について説明します。クライアント デバイスは、これらの認証方式を使用してネットワークに接続します。
第12章 「WDS、高速安全ローミング、無線管理、およびWireless Intrusion Detection Services の設定」では、WDS に参加し、クライアント サービスのローミングで高速な再アソシエーションを可能にし、無線管理に参加するためのアクセス ポイントの設定方法について説明します。
第13章 「RADIUS サーバと TACACS+ サーバの設定」では、Remote Authentication Dial-In User Service(RADIUS)と Terminal Access Controller Access Control System Plus(TACACS+)を有効にして設定する方法について説明します。RADIUS と TACACS+ は、認証プロセスと許可プロセスに詳細なアカウント情報と柔軟な管理制御を提供します。
第14章 「VLAN の設定」では、有線 LAN の VLAN 設定と相互運用するためにアクセス ポイントを設定する方法について説明します。
第15章 「QoS の設定」では、Web ブラウザ インターフェイスを使用してアクセス ポイントに Media Access Control(MAC; メディア アクセス制御)アドレス、IP、Ethertype フィルタを設定して管理する方法について説明します。
第16章 「フィルタの設定」では、Web ブラウザ インターフェイスを使用してアクセス ポイントに Media Access Control(MAC; メディア アクセス制御)アドレス、IP、Ethertype フィルタを設定して管理する方法について説明します。
第17章 「CDP の設定」 では、アクセス ポイントに Cisco Discovery Protocol(CDP)を設定する方法について説明します。CDP は、すべてのシスコ ネットワーク機器で実行されるデバイス検出プロトコルです。
第18章 「SNMP の設定」では、アクセス ポイントに Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)を設定する方法について説明します。
第19章 「リピータ/スタンバイ アクセス ポイントおよびワークグループ ブリッジ モードの設定」では、アクセス ポイントをホット スタンバイ ユニットまたはリピータ ユニットとして設定する方法について説明します。
第20章 「ファームウェアと設定の管理」では、フラッシュ ファイル システムの操作方法、コンフィギュレーション ファイルのコピー方法、ソフトウェア イメージのアーカイブ(アップロードとダウンロード)方法について説明します。
第21章 「システム メッセージ ロギングの設定」では、アクセス ポイントにシステム メッセージ ロギングを設定する方法について説明します。
第22章 「トラブルシューティング」 では、アクセス ポイントの基本的な問題についてトラブルシューティング手順を説明します。
付録A 「プロトコル フィルタ」では、アクセス ポイントでフィルタリングできるプロトコルのリストを示します。
付録B 「サポートされている MIB」では、アクセス ポイントがこのソフトウェア リリースでサポートする Simple Network Management Protocol(SNMP)Management Information Bases(MIB; 管理情報ベース)のリストを示します。
付録C 「エラーおよびイベント メッセージ」では、CLI エラーおよびイベント メッセージのリストを示し、各メッセージの説明とその推奨アクションを提示します。
表記法
このガイドでは、次の表記法に従って手順および情報を記載します。
- ・ コマンドおよびキーワードは太字で示しています。
- ・ ユーザが値を指定する引数はイタリック体で示しています。
- ・ 角カッコ([ ])は省略可能な要素を示しています。
- ・ 波カッコ({ })で選択肢をグループ化し、縦棒( | )で代替要素を区切っています。
- ・ 波カッコと縦棒を角カッコで括ってある場合は([{ | }])、省略可能な要素のうち必ず 1 つは選択する必要があることを示しています。
- ・ 端末セッションやシステムで表示される文字は screen フォントで示しています。
- ・ ユーザが入力する情報は、太字の screen フォントで示しています。
- ・ パスワードやタブなどの出力されない文字はかぎカッコ(< >)で囲んで示しています。
関連資料
アクセス ポイントの完全な情報は次の文書に記載されています。
- ・ 『 Quick Start Guide: Cisco Aironet 1100 Series Access Points 』
- ・ 『 Quick Start Guide: Cisco Aironet 1130AG Series Access Point 』
- ・ 『 Quick Start Guide: Cisco Aironet 1200 Series Access Points 』
- ・ 『 Quick Start Guide: Cisco Aironet 1240 Series Access Point 』
- ・ 『 Quick Start Guide: Cisco Aironet 1250 Series Access Point 』
- ・ 『 Quick Start Guide: Cisco Aironet 1300 Series Outdoor Access Point/Bridge 』
- ・ 『 Cisco IOS Command Reference for Cisco Aironet Access Points and Bridges 』
- ・ 『 Cisco Aironet Access Point Hardware Installation Guide 』
- ・ 『 Installation Instructions for Cisco Aironet Power Injectors 』
- ・ 『 Installation Instructions for Cisco Aironet 1250 Series Access Point Power Injector 』
- ・ 『 Cisco Aironet 802.11g Radio Upgrade Instructions 』
- ・ 『 Cisco Aironet 1250 Series Access Point Radio Upgrade Instructions 』
- ・ 『 Release Notes for Cisco Aironet 1240 and 1300 Series Access Points for Cisco IOS Release 12.4(10b)JA 』
- ・ 『 Release Notes for Cisco Aironet 1100 and 1200 Series Access Points for Cisco IOS Release 12.3(8)JEC 』
技術情報の入手方法、サポートの依頼方法、セキュリティ ガイドライン
技術情報の入手方法、サポートの依頼方法、セキュリティ ガイドライン、推奨エイリアス、および一般的なシスコ資料については、月刊『What's New in Cisco Product Documentation』をご覧ください。最新版のシスコ技術マニュアルの一覧については、次の URL からもアクセスできます。
http://www.cisco.com/en/US/docs/general/whatsnew/whatsnew.html
