この章では、フラッシュ ファイル システムの操作方法、コンフィギュレーション ファイルのコピー方法、およびソフトウェア イメージのアーカイブ(アップロードとダウンロード)方法について説明します。
フラッシュ ファイル システムの操作
アクセス ポイントにあるフラッシュ ファイル システムには、ソフトウェア イメージやコンフィギュレーション ファイルを管理しやすくするためのコマンドが用意されています。
フラッシュ ファイル システムは、ファイルを保存できる単独のフラッシュ デバイスです。このフラッシュ デバイスは、 flash: と呼ばれます。
- ・ 使用可能なファイル システムの表示
- ・ デフォルト ファイル システムの設定
- ・ ファイル システムのファイルに関する情報の表示
- ・ ディレクトリの変更と作業ディレクトリの表示
- ・ ディレクトリの作成と削除
- ・ ファイルのコピー
- ・ ファイルの削除
- ・ tar ファイルの作成、表示、抽出
- ・ ファイルの内容の表示
使用可能なファイル システムの表示
アクセス ポイントで使用可能なファイル システムを表示する場合は、次の例に示すように、特権 EXEC コマンド show file systems を使用します。
Size(b) Free(b) Type Flags Prefixes
* 16128000 11118592 flash rw flash:
16128000 11118592 unknown rw zflash:
表20-1 は、コマンド show file systems のフィールドの詳細を示しています。
デフォルト ファイル システムの設定
システムが、デフォルトのファイル システムとして使用するファイル システムまたはディレクトリを指定するには、特権 EXEC コマンド cd filesystem: を使用します。デフォルトのファイル システムを設定すると、関連するコマンドから filesystem: 引数を省略できます。たとえば、オプションで filesystem: 引数を指定するすべての特権 EXEC コマンドについて、システムは cd コマンドで指定されるファイル システムを使用します。
デフォルトでは、デフォルト ファイル システムは flash: です。
cd コマンドで指定された現在のデフォルト ファイル システムは、特権 EXEC コマンド pwd を使用すると表示できます。
ファイル システムのファイルに関する情報の表示
ファイル システムの内容を操作する前に、内容のリストを表示できます。たとえば、新しいコンフィギュレーション ファイルをフラッシュ メモリにコピーする前に、ファイル システムに同じ名前のコンフィギュレーション ファイルがまだ格納されていないことを確認できます。同様に、フラッシュ コンフィギュレーション ファイルを別の場所にコピーする前に、別のコマンドで使用するファイル名を確認できます。
ファイル システム上のファイルの情報を表示する場合は、表20-2 の特権 EXEC コマンドのいずれかを使用します。
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開いているファイルの記述子のリストを表示します。ファイル記述子は、開かれたファイルを内部的に表現したものです。このコマンドを使用して、別のユーザがファイルを開いているかどうかを確認できます。 |
ディレクトリの変更と作業ディレクトリの表示
特権 EXEC モードから、次の手順に従ってディレクトリを変更し、作業ディレクトリを表示します。
ディレクトリの作成と削除
特権 EXEC モードから、次の手順に従ってディレクトリを作成および削除します。
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コマンド例では、ディレクトリ old_configs を作成する方法を示しています。 ディレクトリ名は、スラッシュ(/)の間に 45 文字以内で指定します。名前には制御文字、空白、削除、スラッシュ、引用符、セミコロン、コロンを使用できません。 |
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ディレクトリとそのファイルおよびサブディレクトリを削除するには、特権 EXEC コマンド delete /force /recursive filesystem :/ file-url を使用します。
名前の付いたディレクトリとサブディレクトリ、および格納されたすべてのファイルを削除するには、 /recursive キーワードを使用します。ディレクトリ内の各ファイルの削除を確認するプロンプトが表示されないようにするには、 /force キーワードを使用します。この削除プロセスの最初で 1 回だけプロンプトが表示されます。 archive download-sw コマンドを使用してインストールしたが、不要になった古いソフトウェア イメージを削除するには、 /force キーワードと /recursive キーワードを使用します。
filesystem には、システム ボードのフラッシュ デバイスの flash: を使用します。 file-url には削除するディレクトリ名を入力します。ディレクトリ内のすべてのファイルとディレクトリが削除されます。
ファイルのコピー
ファイルをコピー元からコピー先にコピーするには、特権 EXEC コマンド copy [ /erase ] source-url destination-url を使用します。コピー元とコピー先の URL には、 running-config と startup-config キーワード ショートカットを使用できます。たとえば、 copy running-config startup-config コマンドは、現在実行中のコンフィギュレーション ファイルをフラッシュ メモリの NVRAM セクションに保存し、システム初期化の際にコンフィギュレーション ファイルとして使用されるようにします。
ネットワーク ファイル システムの URL には、 ftp: 、 rcp: 、および tftp: が含まれ、次のような構文で表されます。
- ・ File Transfer Protocol(FTP): ftp: [[ // username [ : password ] @ location ] / directory ] / filename
- ・ Remote Copy Protocol(RCP): rcp: [[ // username @ location ] / directory ] / filename
- ・ Trivial File Transfer Protocol(TFTP): tftp: [[ // location ] / directory ] / filename
書き込み可能なローカル ファイル システムには flash: が含まれます。
コピー元とコピー先の組み合わせには無効なものがあります。特に、次の組み合わせを使ってコピーすることはできません。
- ・ 実行コンフィギュレーションから実行コンフィギュレーション
- ・ 起動コンフィギュレーションから起動コンフィギュレーション
- ・ あるデバイスから同じデバイス(たとえば copy flash: flash: コマンドは無効)
コンフィギュレーション ファイルでコマンド copy を使用する例については、コンフィギュレーション ファイルの操作を参照してください。
新しいバージョンをダウンロードするか既存のバージョンをアップロードしてソフトウェア イメージをコピーするには、特権 EXEC コマンド archive download-sw または archive upload-sw を使用します。詳細は、ソフトウェア イメージの操作を参照してください。
ファイルの削除
フラッシュ メモリ デバイス上のファイルが不要になった場合、永久に削除できます。指定したフラッシュ デバイスからファイルやディレクトリを削除するには、特権 EXEC コマンド delete [ /force ] [ /recursive ] [ filesystem : ] / file-url を使用します。
ディレクトリとすべてのサブディレクトリ、および格納されたすべてのファイルを削除するには、 /recursive キーワードを使用します。ディレクトリ内の各ファイルの削除を確認するプロンプトが表示されないようにするには、 /force キーワードを使用します。この削除プロセスの最初で 1 回だけプロンプトが表示されます。 archive download-sw コマンドを使用してインストールしたが、不要になった古いソフトウェア イメージを削除するには、 /force キーワードと /recursive キーワードを使用します。
filesystem : オプションを省略した場合、アクセス ポイントは cd コマンドで指定されたデフォルト デバイスを使用します。 file-url には、削除するファイルのパス(ディレクトリ)とファイル名を指定します。
次の例は、デフォルトのフラッシュ メモリ デバイスからファイル myconfig を削除する方法を示しています。
tar ファイルの作成、表示、抽出
次の項で説明するように、tar ファイルを作成し、そこにファイルを書き込み、tar ファイルに含まれるファイルのリストを表示し、tar ファイルからファイルを抽出できます。
tar ファイルの作成
tar ファイルを作成し、そこにファイルを書き込むには、次の特権 EXEC コマンドを使用します。
archive tar /create destination-url flash:/ file-url
destination-url には、ローカルまたはネットワーク ファイル システムの宛先 URL のエイリアスと、作成する tar ファイルの名前を指定します。次のオプションがサポートされています。
- ・ ローカル フラッシュ ファイル システムの場合、構文は flash:/ file-url です。
- ・ File Transfer Protocol(FTP; ファイル転送プロトコル)の場合、構文は ftp: [[ // username [ : password ] @ location ] / directory] / tar-filename .tar です。
- ・ Remote Copy Protocol(RCP)の場合、構文は rcp: [[ // username @ location ] / directory ] / tar-filename .tar です。
- ・ Trivial File Transfer Protocol(TFTP)の場合、構文は tftp: [[ // location ] / directory ] / tar-filename .tar です。
tar-filename .tar は作成される tar ファイルです。
flash:/ file-url には、新しい tar ファイルの作成元になるローカル フラッシュ ファイル システム上の場所を指定します。また、ソース ディレクトリ内のファイルまたはディレクトリのオプション リストを新しい tar ファイルに書き込むように指定できます。何も指定しなかった場合、現在のレベルにあるすべてのファイルとディレクトリが新しく作成された tar ファイルに書き込まれます。
次の例は、tar ファイルを作成する方法を示しています。このコマンドは、ローカル フラッシュ デバイスの new-configs ディレクトリの内容を、TFTP サーバの 172.20.10.30 にある saved.tar というファイルに書き込みます。
ap# archive tar /create tftp:172.20.10.30/saved.tar flash:/new-configs
tar ファイルの内容の表示
tar ファイルの内容を画面に表示するには、次の特権 EXEC コマンドを使用します。
source-url には、ローカルまたはネットワーク ファイル システムのソース URL エイリアスを指定します。次のオプションがサポートされています。
- ・ ローカル フラッシュ ファイル システムの場合、構文は flash: です。
- ・ File Transfer Protocol(FTP; ファイル転送プロトコル)の場合、構文は ftp: [[ // username [ : password ] @ location ] / directory ] / tar-filename .tar です。
- ・ Remote Copy Protocol(RCP)の場合、構文は rcp: [[ // username @ location ] / directory ] / tar-filename .tar です。
- ・ Trivial File Transfer Protocol(TFTP)の場合、構文は tftp: [[ // location ] / directory ] / tar-filename .tar です。
tar-filename .tar は表示する tar ファイルです。
また、tar ファイルの後にファイルまたはディレクトリのオプションリストを指定すると、ファイルの表示を制限できます。リスト内のファイルだけが表示されます。何も指定しなかった場合、すべてのファイルおよびディレクトリが表示されます。
次の例は、フラッシュ メモリにある c1200-k9w7-mx.122-8.JA.tar ファイルの内容を表示する方法を示しています。
ap# archive tar /table flash:c1200- k9w7-mx.122-8.JA .tar
c1200-k9w7-mx.122-8.JA/ (directory)
c1200-k9w7-mx.122-8.JA/html/ (directory)
c1200-k9w7-mx.122-8.JA/html/foo.html (0 bytes)
c1200-k9w7-mx.122-8.JA/c1200-k9w7-mx.122-8.JA.bin (610856 bytes)
c1200-k9w7-mx.122-8.JA/info (219 bytes)
次の例は、 c1200-k9w7-mx.122-8.JA/html ディレクトリとその内容だけを表示する方法を示しています。
ap# archive tar /table flash:c1200- k9w7-mx.122-8.JA /html
c1200-k9w7-mx.122-8.JA/html/ (directory)
c1200-k9w7-mx.122-8.JA/html/foo.html (0 bytes)
tar ファイルの抽出
フラッシュ ファイル システムのディレクトリに tar ファイルを抽出するには、次の特権 EXEC コマンドを使用します。
archive tar /xtract source-url flash:/ file-url
source-url には、ローカルまたはネットワーク ファイル システムのソース URL エイリアスを指定します。次のオプションがサポートされています。
- ・ ローカル フラッシュ ファイル システムの場合、構文は flash: です。
- ・ File Transfer Protocol(FTP; ファイル転送プロトコル)の場合、構文は ftp: [[ // username [ : password ] @ location ] / directory ] / tar-filename .tar です。
- ・ Remote Copy Protocol(RCP)の場合、構文は rcp: [[ // username @ location ] / directory ] / tar-filename .tar です。
- ・ Trivial File Transfer Protocol(TFTP)の場合、構文は tftp: [[ // location ] / directory ] / tar-filename .tar です。
tar-filename .tar はファイルを抽出する tar ファイルです。
flash:/ file-url には、tar ファイルの抽出先であるローカル フラッシュ ファイル システムの場所を指定します。また、tar ファイル内の抽出するファイルまたはディレクトリのオプション リストを指定できます。何も指定しなかった場合、すべてのファイルやディレクトリが抽出されます。
次の例は、TFTP サーバ 172.20.10.30 の tar ファイルの内容を抽出する方法を示しています。このコマンドは、 new-configs ディレクトリだけをローカル フラッシュ ファイル システムのルート ディレクトリに抽出します。 saved.tar ファイルにあるその他のファイルは無視されます。
ap# archive tar /xtract tftp://172.20.10.30/saved.tar flash:/new-configs
ファイルの内容の表示
リモート ファイル システムのファイルを含め、読み取り可能なすべてのファイルの内容を表示するには、特権 EXEC コマンド more [ /ascii | /binary | /ebcdic ] file-url を使用します。
次の例は、TFTP サーバのコンフィギュレーション ファイルの内容を表示する方法を示しています。
ap# more tftp://serverA/hampton/savedconfig
! Saved configuration on server
service timestamps log datetime localtime
コンフィギュレーション ファイルの操作
この項では、コンフィギュレーション ファイルの作成、ロード、維持の方法について説明します。コンフィギュレーション ファイルには、Cisco IOS ソフトウェアの機能をカスタマイズするために入力されたコマンドが格納されています。これらのコマンドをより効果的にするために、アクセス ポイントにはシステム ソフトウェアと対話するための最小限のデフォルト実行コンフィギュレーションが含まれています。
TFTP、FTP、RCP サーバのコンフィギュレーション ファイルは、次の理由でアクセス ポイントの実行コンフィギュレーションにコピー( ダウンロード )できます。
- ・ バックアップ コンフィギュレーション ファイルを復元するため。
- ・ 別のアクセス ポイントのコンフィギュレーション ファイルを使用するため。たとえば、ネットワークにアクセス ポイントを追加して、そのアクセス ポイントを元のアクセス ポイントと同じように設定できます。新しいアクセス ポイントにファイルをコピーすると、ファイル全体を作り直すことなく関連する部分を変更できます。
- ・ ネットワークにあるすべてのアクセス ポイントに同じ設定コマンドをロードするため。これは、すべてのアクセス ポイントを同じように設定するために行います。
TFTP、FTP、または RCP を使用して、アクセス ポイントのコンフィギュレーション ファイルをファイル サーバにコピー( アップロード )できます。この作業は、現在使用しているコンフィギュレーション ファイルの内容を変更する前に、このファイルをサーバにバックアップする場合に実行できます。オリジナルのコンフィギュレーション ファイルは後でサーバから復元できます。
使用するプロトコルは、使用しているサーバの種類により異なります。FTP と RCP の転送メカニズムによって、TFTP よりもパフォーマンスが高速化し、データ配送が確実になります。FTP と RCP が組み込まれたプロトコルであり、接続指向型の Transmission Control Protocol/Internet Protocol(TCP/IP)スタックを使用しているので、このような改善が可能なのです。
- ・ コンフィギュレーション ファイルの作成と使用のガイドライン
- ・ コンフィギュレーション ファイルのタイプと場所
- ・ テキスト エディタによるコンフィギュレーション ファイルの作成
- ・ TFTP によるコンフィギュレーション ファイルのコピー
- ・ FTP によるコンフィギュレーション ファイルのコピー
- ・ RCP によるコンフィギュレーション ファイルのコピー
- ・ 設定情報のクリア
コンフィギュレーション ファイルの作成と使用のガイドライン
コンフィギュレーション ファイルの作成によって、アクセス ポイントを設定できます。コンフィギュレーション ファイルには、1 つまたは複数のアクセス ポイントの設定に必要なコマンドの一部、またはすべてを格納できます。たとえば、同一のハードウェア構成を持つ複数のアクセス ポイントに同一のコンフィギュレーション ファイルをダウンロードできます。
コンフィギュレーション ファイルを作成する場合は、次のガイドラインに従ってください。
- ・ アクセス ポイントにパスワードが設定されていない場合は、グローバル設定コマンド enable secret secret-password を入力して、各アクセス ポイントにパスワードを設定する必要があります。このコマンドには空白行を入力します。パスワードは、クリア テキストとしてコンフィギュレーション ファイルに保存されます。
- ・ パスワードがすでに存在する場合、パスワードの検証に失敗するので、グローバル設定コマンド enable secret secret-password を入力できません。コンフィギュレーション ファイルにパスワードを入力すると、アクセス ポイントはファイルを実行するときに誤ってコマンドとしてパスワードを実行しようとします。
- ・ 特権 EXEC コマンド copy { ftp: | rcp: | tftp: } system:running-config は、コマンド ラインでコマンドを入力するのと同じように、アクセス ポイントでコンフィギュレーション ファイルをロードします。アクセス ポイントは、コマンドを追加する前に既存の実行コンフィギュレーションを消去しません。コピーされたコンフィギュレーション ファイルのコマンドにより、既存のコンフィギュレーション ファイルのコマンドが置き換えられた場合、既存のコマンドは消去されます。たとえば、コピーされたコンフィギュレーション ファイルに既存の設定とは異なる特定のコマンドの IP アドレスが含まれている場合、コピーされた設定の IP アドレスが使用されます。ただし、既存の設定のコマンドには、置換または無効にされないものもあります。この場合、結果として得られるコンフィギュレーション ファイルは、既存のコンフィギュレーション ファイルとコピーされたコンフィギュレーション ファイルが混成したものになりますが、コピーされたコンフィギュレーション ファイルが優先されます。
コンフィギュレーション ファイルをサーバに保存されたファイルの完全なコピーに復元するには、特権 EXEC コマンド copy { ftp: | rcp: | tftp: } nvram:startup-config を使用して、このコンフィギュレーション ファイルを起動コンフィギュレーションに直接コピーし、アクセス ポイントをリロードします。
コンフィギュレーション ファイルのタイプと場所
起動コンフィギュレーション ファイルは、システムの起動中にソフトウェアを設定するために使用されます。実行コンフィギュレーション ファイルには、ソフトウェアの現在の設定が格納されます。2 つのコンフィギュレーション ファイルは異なる場合があります。たとえば、設定を永続的ではなく、短期間だけ変更する場合があります。この場合、実行コンフィギュレーションを変更しますが、特権 EXEC コマンド copy running-config startup-config を使用して保存しません。
実行コンフィギュレーションは DRAM に保存され、起動コンフィギュレーションはフラッシュ メモリの NVRAM セクションに保存されます。
テキスト エディタによるコンフィギュレーション ファイルの作成
コンフィギュレーション ファイルを作成する場合、システムが適切に応答できるように、コマンドを論理的にリストする必要があります。次の方法は、コンフィギュレーション ファイルを作成する 1 つの例です。
詳細は、TFTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロード、FTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロード、またはRCP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードを参照してください。
ステップ 2 UNIX では vi や emacs、PC ではメモ帳などのテキスト エディタでコンフィギュレーション ファイルを開きます。
ステップ 3 必要なコマンドを使ってコンフィギュレーション ファイルの一部を抽出し、新しいファイルとして保存します。
ステップ 4 コンフィギュレーション ファイルをサーバの適切な場所にコピーします。たとえば、ワークステーションの TFTP ディレクトリ(通常、UNIX ワークステーションの / tftpboot)にファイルをコピーします。
ステップ 5 ファイルの権限が world-read に設定されていることを確認します。
TFTP によるコンフィギュレーション ファイルのコピー
作成したコンフィギュレーション ファイルを使用したアクセス ポイントの設定、別のアクセス ポイントまたは TFTPサーバからのダウンロードが実行できます。コンフィギュレーション ファイルをTFTP サーバにコピー(アップロード)して保存することができます。
- ・ TFTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備
- ・ TFTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロード
- ・ TFTP によるコンフィギュレーション ファイルのアップロード
TFTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備
TFTP を使用してコンフィギュレーション ファイルのダウンロードやアップロードを開始する前に、次の作業を実行します。
- ・ TFTP サーバとして機能するワークステーションが適切に構成されていることを確認します。Sun ワークステーションの場合、/etc/inetd.conf ファイルに次の行が含まれていることを確認します。
tftp dgram udp wait root /usr/etc/in.tftpd in.tftpd -p -s /tftpboot
/etc/services ファイルに次の行が含まれていることを確認します。
- ・ アクセス ポイントに TFTP サーバへのルートが設定されていることを確認します。サブネット間のトラフィックをルータでルート設定していない場合は、アクセス ポイントと TFTP サーバが同じサブネット内に存在する必要があります。 ping コマンドを使用して、TFTP サーバへの接続を確認します。
- ・ ダウンロードするコンフィギュレーション ファイルが、TFTP サーバの適切なディレクトリ(通常、UNIX ワークステーションの / tftpboot)に存在することを確認します。
- ・ ダウンロード操作の場合、ファイルの権限が正しく設定されていることを確認します。ファイルの権限は world-read に設定されている必要があります。
- ・ コンフィギュレーション ファイルをアップロードする前に、TFTP サーバに空のファイルを作成する必要がある場合があります。空のファイルを作成するには、 touch filename コマンドを入力します。 filename には、ファイルをサーバにアップロードするときに使用するファイル名を指定します。
- ・ アップロード操作の間、サーバにある既存のファイル(空のファイルを作成している場合はそのファイルを含む)に上書きする場合は、ファイルの権限が正しく設定されていることを確認します。ファイルの権限は world-read に設定されている必要があります。
TFTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロード
TFTP サーバからダウンロードしたコンフィギュレーション ファイルを使用してアクセス ポイントを設定するには、次の手順に従います。
ステップ 2 TFTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備を参照して、TFTP サーバが適切に設定されていることを確認します。
ステップ 3 Telnet セッションでアクセス ポイントにログインします。
ステップ 4 TFTP サーバからコンフィギュレーション ファイルをダウンロードして、アクセス ポイントを設定します。
TFTP サーバの IP アドレスまたはホスト名と、ダウンロードするファイルの名前を指定します。
- ・ copy tftp: [[[ // location ] / directory ] / filename ] system:running-config
- ・ copy tftp: [[[ // location ] / directory ] / filename ] nvram:startup-config
コンフィギュレーション ファイルがダウンロードされ、ファイルが 1 行ずつ解析されてコマンドが実行されます。
次の例は、IP アドレス 172.16.2.155 にあるファイル tokyo-confg からソフトウェアを設定する方法を示しています。
ap# copy tftp://172.16.2.155/tokyo-confg system:running-config
Configure using tokyo-confg from 172.16.2.155? [confirm] y
Booting tokyo-confg from 172.16.2.155:!!! [OK - 874/16000 bytes]
TFTP によるコンフィギュレーション ファイルのアップロード
アクセス ポイントから TFTP サーバにコンフィギュレーション ファイルをアップロードして、保存するには、次の手順に従います。
ステップ 2 Telnet セッションでアクセス ポイントにログインします。
ステップ 3 アクセス ポイントの設定を、TFTP サーバにアップロードします。TFTP サーバの IP アドレスまたはホスト名と、アップロード先のファイル名を指定します。
- ・ copy system:running-config tftp: [[[ // location ] / directory ] / filename ]
- ・ copy nvram:startup-config tftp: [[[ // location ] / directory ] / filename ]
次の例は、コンフィギュレーション ファイルをアクセス ポイントから TFTP サーバにアップロードする方法を示しています。
ap# copy system:running-config tftp://172.16.2.155/tokyo-confg
Write file tokyo-confg on host 172.16.2.155? [confirm] y
FTP によるコンフィギュレーション ファイルのコピー
コンフィギュレーション ファイルを FTP サーバにコピー、または FTP サーバからコピーできます。
FTP プロトコルでは、クライアントは FTP 要求ごとに、リモート ユーザ名とパスワードをサーバに送信する必要があります。FTP を使用してコンフィギュレーション ファイルをアクセス ポイントからサーバにコピーする場合、Cisco IOS ソフトウェアは、次のリストで最初に有効なユーザ名を送信します。
- ・ ユーザ名が指定されている場合は、 copy コマンドで指定されたユーザ名。
- ・ グローバル設定コマンド ip ftp username username が設定されている場合は、このコマンドで設定されたユーザ名。
- ・ 匿名(anonymous)。
アクセス ポイントは、次のリストで最初に有効なパスワードを送信します。
- ・ パスワードが指定されている場合は、 copy コマンドで指定されたパスワード。
- ・ グローバル設定コマンド ip ftp password password が設定されている場合は、このコマンドで設定されたパスワード。
- ・ アクセス ポイントが作成するパスワード username@apname.domain 。変数 username は、現在のセッションと関連付けられたユーザ名、 apname は設定済みホスト名、 domain はアクセス ポイントのドメインです。
ユーザ名とパスワードは、FTP サーバのアカウントと関連付けられている必要があります。サーバに書き込む場合、FTP 書き込み要求を受け付けるように、FTP サーバを適切に設定しておく必要があります。
すべてのコピーにユーザ名とパスワードを指定するには、 ip ftp username および ip ftp password コマンドを使用します。現在のコピー操作だけにユーザ名を指定する場合は、 copy コマンドにユーザ名を入力します。
サーバにディレクトリ構造が作成されている場合、コンフィギュレーション ファイルは、このサーバ上でユーザ名と関連付けられているディレクトリを対象に書き込みやコピーを行います。たとえば、コンフィギュレーション ファイルがサーバ上にあるユーザのホーム ディレクトリに存在する場合、リモート ユーザ名としてそのユーザ名を指定します。
- ・ FTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備
- ・ FTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロード
- ・ FTP によるコンフィギュレーション ファイルのアップロード
FTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備
FTP を使用してコンフィギュレーション ファイルのダウンロードやアップロードを開始する前に、次の作業を実行します。
- ・ アクセス ポイントに FTP サーバへのルートが設定されていることを確認します。サブネット間のトラフィックをルータでルート設定していない場合は、アクセス ポイントと FTP サーバが同じサブネット内に存在する必要があります。 ping コマンドを使用して、FTP サーバへの接続を確認します。
- ・ Telenet セッションを使用してアクセス ポイントにアクセスしていて、有効なユーザ名を持っていない場合は、現在の FTP ユーザ名が、FTP ダウンロードで使用したいユーザ名であることを確認します。有効なユーザ名を確認するには、特権 EXEC コマンド show users を入力します。このユーザ名を使用したくない場合は、すべてのコピー操作で、グローバル設定コマンド ip ftp username username を使用し、新しい FTP ユーザ名を作成します。新しいユーザ名は NVRAM に保存されます。Telenet セッションを使用してアクセス ポイントにアクセスしていて、有効なユーザ名を持っている場合は、このユーザ名が使用されるので、FTP ユーザ名を設定する必要はありません。現在のコピー操作だけにユーザ名を指定する場合は、 copy コマンドにユーザ名を入力します。
- ・ FTP サーバにコンフィギュレーション ファイルをアップロードする場合、アクセス ポイントのユーザからの書き込み要求を受け付けるように FTP サーバを適切に設定しておく必要があります。
FTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロード
特権 EXEC モードから、次の手順に従って FTP を使用したコンフィギュレーション ファイルのダウンロードを行います。
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FTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備を参照して、FTP サーバが適切に設定されていることを確認します。 |
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アクセス ポイントでグローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 この手順は、デフォルトのリモートユーザ名やパスワードを無効にする場合だけに必要となります(ステップ 4、5、6 を参照)。 |
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copy ftp: [[[ // [ username [ : password ] @ ] location ] / directory ] / filename ] system:running-config copy ftp: [[[ // [ username [ : password ] @ ] location ] / directory ] / filename ] nvram:startup-config |
FTP を使用して、ネットワーク サーバから実行コンフィギュレーション ファイルへ、または起動コンフィギュレーション ファイルへコンフィギュレーション ファイルをコピーします。 |
次の例は、コンフィギュレーション ファイル host1-confg を IP アドレス 172.16.101.101 のリモート サーバにある netadmin1 ディレクトリからコピーし、アクセス ポイントでそのコマンドをロードして実行する方法を示しています。
ap# copy ftp://netadmin1:mypass@172.16.101.101/host1-confg system:running-config
Configure using host1-confg from 172.16.101.101? [confirm]
Loading 1112 byte file host1-confg:![OK]
%SYS-5-CONFIG: Configured from host1-config by ftp from 172.16.101.101
次の例は、リモート ユーザ名 netadmin1 を指定する方法を示しています。コンフィギュレーション ファイル host2-confg は、IP アドレス 172.16.101.101 のリモート サーバにある netadmin1 ディレクトリからアクセス ポイントの起動コンフィギュレーションにコピーされます。
ap(config)# ip ftp username netadmin1
ap(config)# ip ftp password mypass
ap# copy ftp: nvram:startup-config
Address of remote host [255.255.255.255]? 172.16.101.101
Name of configuration file[rtr2-confg]? host2-confg
Configure using host2-confg from 172.16.101.101?[confirm]
Loading 1112 byte file host2-confg:![OK]
%SYS-5-CONFIG_NV:Non-volatile store configured from host2-config by ftp from 172.16.101.101
FTP によるコンフィギュレーション ファイルのアップロード
特権 EXEC モードから、次の手順に従って FTP を使用したコンフィギュレーション ファイルのアップロードを行います。
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FTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備を参照して、FTP サーバが適切に設定されていることを確認します。 |
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この手順は、デフォルトのリモートユーザ名やパスワードを無効にする場合だけに必要となります(ステップ 4、5、6 を参照)。 |
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copy system:running-config ftp: [[[ // [ username [ : password ] @ ] location ] / directory ] / filename ] copy nvram:startup-config ftp: [[[ // [ username [ : password ] @ ] location ] / directory ] / filename ] |
FTP を使用して、アクセス ポイントの実行中のコンフィギュレーション ファイル または起動コンフィギュレーション ファイルを指定された場所に保存します。 |
次の例は、実行コンフィギュレーション ファイル ap2-confg を、IP アドレス 172.16.101.101 のリモート ホストにある netadmin1 ディレクトリにコピーする方法を示しています。
ap# copy system:running-config ftp://netadmin1:mypass@172.16.101.101/ap2-confg
Write file ap2-confg on host 172.16.101.101?[confirm]
次の例は、FTP を使用して、コピーした起動コンフィギュレーション ファイルをサーバに保存する方法を示しています。
ap(config)# ip ftp username netadmin2
ap(config)# ip ftp password mypass
ap# copy nvram:startup-config ftp:
Name of configuration file to write [ap2-confg]?
Write file ap2-confg on host 172.16.101.101?[confirm]
RCP によるコンフィギュレーション ファイルのコピー
Remote Copy Protocol(RCP)を使用すると、リモート ホストとアクセス ポイントの間でコンフィギュレーション ファイルを別の方式でダウンロード、アップロード、コピーできます。コネクションレス プロトコルの User Datagram Protocol(UDP)を使用する TFTP と異なり、RCP は接続指向の TCP を使用します。
RCP を使用してファイルをコピーするには、ファイルのコピー先またはコピー元となるサーバが RCP をサポートしている必要があります。RCP のコピー コマンドは、リモート システムの rsh サーバ(またはデーモン)に依存します。RCP を使用してファイルをコピーする場合、TFTP を使用する際のように、ファイルの配布用にサーバを作成する必要はありません。リモート シェル(rsh)をサポートするサーバへのアクセスだけが必要です。(大半の UNIX システムで rsh がサポートされています)。ある場所から別の場所にファイルをコピーするので、コピー元のファイルに読み取り権限、コピー先ファイルに書き込み権限が必要です。コピー先ファイルが存在しない場合、RCP によりこのファイルが作成されます。
RCP は、クライアントに対し、各 RCP 要求で、リモート ユーザ名をサーバに送信する必要があります。コンフィギュレーション ファイルをアクセス ポイントからサーバにコピーする場合、Cisco IOS ソフトウェアは次のリストで最初に有効なユーザ名を送信します。
- ・ ユーザ名が指定されている場合は、 copy コマンドで指定されたユーザ名。
- ・ グローバル設定コマンド ip rcmd remote-username username が設定されている場合は、このコマンドで設定されたユーザ名。
- ・ 現在の TTY(端末)プロセスと関連付けられているリモート ユーザ名。たとえば、ユーザが Telnet 経由でルータに接続され、 username コマンドによって認証されている場合、アクセス ポイント ソフトウェアは Telnet ユーザ名をリモート ユーザ名として送信します。
- ・ アクセス ポイント ホスト名。
RCP コピー要求を実行するには、ネットワーク サーバ上でリモート ユーザ名にアカウントを定義する必要があります。サーバにディレクトリ構造が作成されている場合、コンフィギュレーション ファイルは、このサーバ上でリモート ユーザ名と関連付けられているディレクトリを対象に書き込みやコピーを行います。たとえば、コンフィギュレーション ファイルがサーバ上にあるユーザのホーム ディレクトリに存在する場合、リモート ユーザ名としてそのユーザ名を指定します。
- ・ RCP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備
- ・ RCP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロード
- ・ RCP によるコンフィギュレーション ファイルのアップロード
RCP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備
RCP を使用してコンフィギュレーション ファイルのダウンロードやアップロードを開始する前に、次の作業を実行します。
- ・ RCP サーバとして機能するワークステーションでリモート シェル(rsh)がサポートされていることを確認します。
- ・ アクセス ポイントに RCP サーバへのルートが設定されていることを確認します。サブネット間のトラフィックをルータでルート設定していない場合は、アクセス ポイントとサーバが同じサブネット内に存在する必要があります。 ping コマンドを使用して、RCP サーバへの接続を確認します。
- ・ Telenet セッションを使用してアクセス ポイントにアクセスしていて、有効なユーザ名を持っていない場合は、現在の RCP ユーザ名が RCP ダウンロードで使用したいユーザ名であることを確認します。有効なユーザ名を確認するには、特権 EXEC コマンド show users を入力します。このユーザ名を使用したくない場合は、すべてのコピー操作で、グローバル設定コマンド ip rcmd remote-username username を使用し、新しい RCP ユーザ名を作成します。新しいユーザ名は NVRAM に保存されます。Telenet セッションを使用してアクセス ポイントにアクセスしていて、有効なユーザ名を持っている場合は、このユーザ名が使用されるので、RCP ユーザ名を設定する必要はありません。現在のコピー操作だけにユーザ名を指定する場合は、 copy コマンドにユーザ名を入力します。
- ・ RCP サーバにファイルをアップロードする場合、アクセス ポイントのユーザからの RCP 書き込み要求を受け付けるようにこのサーバを適切に設定しておく必要があります。UNIX システムの場合は、RCP サーバ上のリモート ユーザ用 .rhosts ファイルにエントリを追加する必要があります。たとえば、アクセス ポイントに次の設定行が設定されているとします。
アクセス ポイントの IP アドレスが ap1.company.com に変換された場合、RCP サーバの User0 の .rhosts ファイルに次の行を追加する必要があります。
RCP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロード
特権 EXEC モードから、次の手順に従って RCP を使用したコンフィギュレーション ファイルのダウンロードを行います。
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RCP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備を参照して、RCP サーバが適切に設定されていることを確認します。 |
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copy rcp: [[[ // [ username @ ] location ] / directory ] / filename ] system:running-config copy rcp: [[[ // [ username @ ] location ] / directory ] / filename ] nvram:startup-config |
RCP を使用して、ネットワーク サーバから実行コンフィギュレーション ファイルへ、または起動コンフィギュレーション ファイルへコンフィギュレーション ファイルをコピーします。 |
次の例は、コンフィギュレーション ファイル host1-confg を IP アドレス 172.16.101.101 のリモート サーバにある netadmin1 ディレクトリからコピーし、アクセス ポイントでそのコマンドをロードして実行する方法を示しています。
ap# copy rcp://netadmin1@172.16.101.101/host1-confg system:running-config
Configure using host1-confg from 172.16.101.101? [confirm]
Loading 1112 byte file host1-confg:![OK]
%SYS-5-CONFIG: Configured from host1-config by rcp from 172.16.101.101
次の例は、リモート ユーザ名 netadmin1 を指定する方法を示しています。その後、コンフィギュレーション ファイル host2-confg は、IP アドレス 172.16.101.101 のリモート サーバにある netadmin1 ディレクトリから起動コンフィギュレーションにコピーされます。
ap(config)# ip rcmd remote-username netadmin1
ap# copy rcp: nvram:startup-config
Address of remote host [255.255.255.255]? 172.16.101.101
Name of configuration file[rtr2-confg]? host2-confg
Configure using host2-confg from 172.16.101.101?[confirm]
Loading 1112 byte file host2-confg:![OK]
%SYS-5-CONFIG_NV:Non-volatile store configured from host2-config by rcp from 172.16.101.101
RCP によるコンフィギュレーション ファイルのアップロード
特権 EXEC モードから、次の手順に従って RCP を使用したコンフィギュレーション ファイルのアップロードを行います。
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RCP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備を参照して、RCP サーバが適切に設定されていることを確認します。 |
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copy system:running-config rcp: [[[ // [ username @ ] location ] / directory ] / filename ] copy nvram:startup-config rcp: [[[ // [ username @ ] location ] / directory ] / filename ] |
RCP を使用して、アクセス ポイントの実行中のコンフィギュレーション ファイルまたは起動コンフィギュレーション ファイルからネットワーク サーバにコンフィギュレーション ファイルをコピーします。 |
次の例は、実行コンフィギュレーション ファイル ap2-confg を、IP アドレス 172.16.101.101 のリモート ホストにある netadmin1 ディレクトリにコピーする方法を示しています。
ap# copy system:running-config rcp://netadmin1@172.16.101.101/ap2-confg
Write file ap-confg on host 172.16.101.101?[confirm]
次の例は、起動コンフィギュレーション ファイルをサーバに保存する方法を示しています。
ap(config)# ip rcmd remote-username netadmin2
ap# copy nvram:startup-config rcp:
Name of configuration file to write [ap2-confg]?
Write file ap2-confg on host 172.16.101.101?[confirm]
設定情報のクリア
保存されたコンフィギュレーション ファイルの削除
保存されたコンフィギュレーション ファイルをフラッシュ メモリから削除するには、特権 EXEC コマンド delete flash: filename を使用します。グローバル設定コマンド file prompt の設定に応じて、ファイルを削除する前に確認を求めるプロンプトが表示されることがあります。デフォルトでは、ファイルを削除するかどうか確認を求めるプロンプトが表示されます。 file prompt コマンドの詳細は、『Cisco IOS Command Reference for Release 12.4』を参照してください。
ソフトウェア イメージの操作
この項では、システム ソフトウェア、Cisco IOS ソフトウェア、無線ファームウェア、および Web 管理 HTML ファイルを含むソフトウェア イメージ ファイルのアーカイブ(ダウンロードとアップロード)の方法を説明します。
アクセス ポイント ソフトウェアをアップグレードするには、アクセス ポイント イメージ ファイルを、TFTP、FTP、または RCP サーバからダウンロードします。バックアップ用に、アクセス ポイント イメージ ファイルを TFTP、FTP、または RCP サーバにアップロードします。アップロードしたこのイメージは、今後、同じアクセス ポイントまたは同じ種類の別のアクセス ポイントにダウンロードする際に使用できます。
使用するプロトコルは、使用しているサーバの種類により異なります。FTP と RCP の転送メカニズムによって、TFTP よりもパフォーマンスが高速化し、データ配送が確実になります。FTP と RCP が組み込まれたプロトコルであり、接続指向型の Transmission Control Protocol/Internet Protocol(TCP/IP)スタックを使用しているので、このような改善が可能です。
- ・ アクセス ポイントのイメージの場所
- ・ サーバまたは Cisco.com の tar ファイル形式のイメージ
- ・ TFTP によるイメージ ファイルのコピー
- ・ FTP によるイメージ ファイルのコピー
- ・ RCP によるイメージ ファイルのコピー
- ・ Web ブラウザ インターフェイスによるイメージのリロード
アクセス ポイントのイメージの場所
Cisco IOS イメージは、バージョン番号を表示したディレクトリに保存されています。サブディレクトリには、Web 管理に必要な HTML ファイルが入っています。イメージは、システム ボードのフラッシュ メモリ(flash:)に格納されています。
特権 EXEC コマンド show version を使用して、現在、アクセス ポイントで実行中のソフトウェアのバージョンを確認できます。 System image file is... で始まる行をディスプレイで確認します。この行には、フラッシュ メモリで、イメージが保存されているディレクトリ名が表示されます。
また、特権 EXEC コマンド dir filesystem : を使用して、フラッシュ メモリに保存したその他のソフトウェア イメージのディレクトリ名を表示することもできます。
サーバまたは Cisco.com の tar ファイル形式のイメージ
サーバ上にあるソフトウェア イメージや Cisco.com からダウンロードされたソフトウェア イメージは、tar ファイル形式で提供されます。これには次のファイルが含まれます。
info ファイルは、常に tar ファイルの先頭にあり、その tar ファイルに含まれるファイルの情報が入っています。
info.ver ファイルは、常に tar ファイルの末尾にあり、info ファイルと同じ情報が入っています。info.ver ファイルは tar ファイルの最後のファイルなので、このファイルが存在すればイメージ内のすべてのファイルがダウンロードされたことになります。
TFTP によるイメージ ファイルのコピー
TFTP サーバからアクセス ポイント イメージをダウンロードしたり、アクセス ポイントから TFTP サーバにイメージをアップロードしたりできます。
アクセス ポイント ソフトウェアをアップグレードするには、アクセス ポイント イメージ ファイルをサーバからダウンロードします。現在のイメージを新しいイメージで上書きできます。
バックアップのために、アクセス ポイントのイメージ ファイルをサーバにアップロードします。アップロードされたこのイメージは、将来、同じアクセス ポイントや同じ種類の別のアクセス ポイントにダウンロードする際に使用できます。
TFTP によるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備
TFTP を使用してイメージ ファイルのダウンロードやアップロードを開始する前に、次の作業を実行します。
- ・ TFTP サーバとして機能するワークステーションが適切に構成されていることを確認します。Sun ワークステーションの場合、/etc/inetd.conf ファイルに次の行が含まれていることを確認します。
tftp dgram udp wait root /usr/etc/in.tftpd in.tftpd -p -s /tftpboot
/etc/services ファイルに次の行が含まれていることを確認します。
- ・ アクセス ポイントに TFTP サーバへのルートが設定されていることを確認します。サブネット間のトラフィックをルータでルート設定していない場合は、アクセス ポイントと TFTP サーバが同じサブネット内に存在する必要があります。 ping コマンドを使用して、TFTP サーバへの接続を確認します。
- ・ ダウンロードするイメージが TFTP サーバの適切なディレクトリ(通常、UNIX ワークステーションの / tftpboot)に存在することを確認します。
- ・ ダウンロード操作の場合、ファイルの権限が正しく設定されていることを確認します。ファイルの権限は world-read に設定されている必要があります。
- ・ イメージ ファイルをアップロードする前に、TFTP サーバに空のファイルを作成する必要がある場合があります。空のファイルを作成するには、 touch filename コマンドを入力します。 filename には、イメージをサーバにアップロードするときに使用するファイル名を指定します。
- ・ アップロード操作の間、サーバにある既存のファイル(空のファイルを作成している場合はそのファイルを含む)に上書きする場合は、ファイルの権限が正しく設定されていることを確認します。ファイルの権限は world-read に設定されている必要があります。
TFTP によるイメージ ファイルのダウンロード
新しいイメージ ファイルをダウンロードし、現在のイメージと置き換えたり、現在のイメージを維持することができます。
特権 EXEC モードから、ステップ 1 〜 3 に従って TFTP サーバから新規イメージをダウンロードし、既存のイメージを上書きします。
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イメージをワークステーション上の適切な TFTP ディレクトリにコピーします。TFTP によるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備を参照して、TFTP サーバが適切に設定されていることを確認します。 |
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archive download-sw /overwrite /reload tftp: [[ // location ] / directory ] / image-name |
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archive download-sw /leave-old-sw /reload tftp: [[ // location ] / directory ] / image-name |
ダウンロード アルゴリズムにより、イメージがアクセス ポイント モデルに適していること、および DRAM が十分あることが確認されます。不備があった場合は、プロセスが中止され、エラーが報告されます。 /overwrite オプションを指定した場合、新しいイメージと同じであるかどうかに関わらず、ダウンロード アルゴリズムによりフラッシュ デバイス上の既存イメージが削除され、新しいイメージがダウンロードされて、ソフトウェアがリロードされます。
/leave-old-sw を指定した場合、既存ファイルは削除されません。新しいイメージをインストールして現在実行中のイメージを維持するための容量が十分でない場合は、ダウンロード プロセスが停止し、エラー メッセージが表示されます。
このアルゴリズムによって、ダウンロードされたイメージはシステム ボードのフラッシュ デバイス(flash:)にインストールされます。イメージは、ソフトウェア バージョンの文字列で名付けられた新しいディレクトリに保存され、新しくインストールされたイメージをポイントするように、システム ブート パス変数が更新されます。
/leave-old-sw キーワードを指定して、ダウンロード プロセス中に古いイメージを維持した場合、特権 EXEC コマンド delete /force /recursive filesystem :/ file-url を入力して、そのイメージを削除できます。 filesystem には、システム ボードのフラッシュ デバイスの flash: を使用します。 file-url には、古いイメージのディレクトリ名を入力します。ディレクトリ内のすべてのファイルとディレクトリが削除されます。
TFTP によるイメージ ファイルのアップロード
イメージをアクセス ポイントから TFTP サーバにアップロードできます。後でこのイメージを同じアクセス ポイントや同じ種類の別のアクセス ポイントにダウンロードできます。
特権 EXEC モードから、次の手順に従って TFTP サーバにイメージをアップロードします。
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TFTP によるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備を参照して、TFTP サーバが適切に設定されていることを確認します。 |
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archive upload-sw tftp: [[ // location ] / directory ] / image-name .tar |
特権 EXEC コマンド archive upload-sw は、info ファイル、Cisco IOS イメージ ファイル、HTML ファイル、および info.ver ファイルの順にアップロードして、サーバにイメージ ファイルを構築します。これらのファイルのアップロードが完了すると、アップロード アルゴリズムにより tar ファイル形式が作成されます。
FTP によるイメージ ファイルのコピー
FTP サーバからアクセス ポイント イメージをダウンロードしたり、アクセス ポイントから FTP サーバにイメージをアップロードしたりできます。
アクセス ポイント ソフトウェアをアップグレードするには、アクセス ポイント イメージ ファイルをサーバからダウンロードします。ダウンロード後、現在のイメージを新しいイメージで上書きしたり、現在のイメージを維持したりできます。
バックアップ用に、アクセス ポイント イメージ ファイルをサーバにアップロードします。アップロードしたイメージは、今後、同じアクセス ポイントまたは同じ種類の別のアクセス ポイントにダウンロードする際に使用できます。
FTP によるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備
FTP プロトコルでは、クライアントは FTP 要求ごとに、リモート ユーザ名とパスワードをサーバに送信する必要があります。FTP を使用してイメージ ファイルをアクセス ポイントからサーバにコピーする場合、Cisco IOS ソフトウェアは次のリストで最初に有効なユーザ名を送信します。
- ・ ユーザ名を指定している場合は、特権 EXEC コマンド archive download-sw または archive upload-sw で指定したユーザ名。
- ・ グローバル設定コマンド ip ftp username username が設定されている場合は、このコマンドで設定されたユーザ名。
- ・ 匿名(anonymous)。
アクセス ポイントは、次のリストで最初に有効なパスワードを送信します。
- ・ パスワードを指定している場合は、特権 EXEC コマンド archive download-sw または archive upload-sw で指定したパスワード。
- ・ グローバル設定コマンド ip ftp password password が設定されている場合は、このコマンドで設定されたパスワード。
- ・ アクセス ポイントが作成するパスワード username@apname.domain 。変数 username は現在のセッションと関連付けられたユーザ名、ap name は設定済みホスト名、 domain はアクセス ポイントのドメインです。
ユーザ名とパスワードは、FTP サーバのアカウントと関連付けられている必要があります。サーバに書き込む場合、FTP 書き込み要求を受け付けるように、FTP サーバを適切に設定しておく必要があります。
すべてのコピーにユーザ名とパスワードを指定するには、 ip ftp username および ip ftp password コマンドを使用します。特定の操作のためだけにユーザ名を指定する場合は、特権 EXEC コマンド archive download-sw または archive upload-sw にユーザ名を指定します。
サーバにディレクトリ構造が作成されている場合、イメージ ファイルは、このサーバ上でユーザ名と関連付けられているディレクトリを対象に書き込みやコピーを行います。たとえば、イメージ ファイルがサーバ上にあるユーザのホーム ディレクトリに存在する場合、リモート ユーザ名としてそのユーザ名を指定します。
FTP を使用してイメージ ファイルのダウンロードやアップロードを開始する前に、次の作業を実行します。
- ・ アクセス ポイントに FTP サーバへのルートが設定されていることを確認します。サブネット間のトラフィックをルータでルート設定していない場合は、アクセス ポイントと FTP サーバが同じサブネット内に存在する必要があります。 ping コマンドを使用して、FTP サーバへの接続を確認します。
- ・ Telenet セッションを使用してアクセス ポイントにアクセスしていて、有効なユーザ名を持っていない場合は、現在の FTP ユーザ名が、FTP ダウンロードで使用したいユーザ名であることを確認します。有効なユーザ名を確認するには、特権 EXEC コマンド show users を入力します。このユーザ名を使用したくない場合は、グローバル設定コマンド ip ftp username username を使用し、新しい FTP ユーザ名を作成します。この新しい名前は、すべてのアーカイブ操作で使用されます。新しいユーザ名は NVRAM に保存されます。Telenet セッションを使用してアクセス ポイントにアクセスしていて、有効なユーザ名を持っている場合は、このユーザ名が使用されるので、FTP ユーザ名を設定する必要はありません。特定の操作のためだけにユーザ名を指定する場合は、特権 EXEC コマンド archive download-sw または archive upload-sw にユーザ名を指定します。
- ・ FTP サーバにイメージ ファイルをアップロードする場合、アクセス ポイントのユーザからの書き込み要求を受け付けるように FTP サーバを適切に設定しておく必要があります。
FTP によるイメージ ファイルのダウンロード
新しいイメージ ファイルをダウンロードし、現在のイメージを上書きしたり、現在のイメージを維持することができます。
特権 EXEC モードから、ステップ 1 〜 7 に従って FTP サーバから新規イメージをダウンロードし、既存のイメージを上書きします。現在のイメージをそのまま維持するには、ステップ 7 をスキップします。
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FTP によるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備を参照して、FTP サーバが適切に設定されていることを確認します。 |
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この手順は、デフォルトのリモートユーザ名やパスワードを無効にする場合だけに必要となります(ステップ 4、5、6 を参照)。 |
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archive download-sw /overwrite /reload ftp: [[ // username [ : password ] @ location ] / directory ] / image-name .tar |
イメージ ファイルを FTP サーバからアクセス ポイントにダウンロードし、現在のイメージを上書きします。
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archive download-sw /leave-old-sw /reload ftp: [[ // username [ : password ] @ location ] / directory ] / image-name .tar |
イメージ ファイルを FTP サーバからアクセス ポイントにダウンロードし、現在のイメージを維持します。
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ダウンロード アルゴリズムにより、イメージがアクセス ポイント モデルに適していること、および DRAM が十分あることが確認されます。不備があった場合は、プロセスが中止され、エラーが報告されます。 /overwrite オプションを指定した場合、新しいイメージと同じであるかどうかに関わらず、ダウンロード アルゴリズムによりフラッシュ デバイス上の既存イメージが削除され、新しいイメージがダウンロードされて、ソフトウェアがリロードされます。
/leave-old-sw を指定した場合、既存ファイルは削除されません。新しいイメージをインストールして実行中のイメージを維持するための容量が十分でない場合は、ダウンロード プロセスが停止し、エラー メッセージが表示されます。
このアルゴリズムによって、ダウンロードされたイメージはシステム ボードのフラッシュ デバイス(flash:)にインストールされます。イメージは、ソフトウェア バージョンの文字列で名付けられた新しいディレクトリに保存され、新しくインストールされたイメージをポイントするように、BOOT パスリストが更新されます。ブート属性を表示するには、特権 EXEC モード show boot コマンドを使用し、ブート属性を変更するには、グローバル設定コマンド boot を使用します。
/leave-old-sw キーワードを指定して、ダウンロード プロセス中に古いイメージを維持した場合、特権 EXEC コマンド delete /force /recursive filesystem :/ file-url を入力して、そのイメージを削除できます。 filesystem には、システム ボードのフラッシュ デバイスの flash: を使用します。 file-url には、古いソフトウェア イメージのディレクトリ名を入力します。ディレクトリ内のすべてのファイルとディレクトリが削除されます。
FTP によるイメージ ファイルのアップロード
イメージをアクセス ポイントから FTP サーバにアップロードできます。後でこのイメージを同じアクセス ポイントや同じ種類の別のアクセス ポイントにダウンロードできます。
アップロード機能が使用できるのは、Cluster Management Suite(CMS)と関連付けられた HTML ページが既存のイメージとともにインストールされている場合だけです。
特権 EXEC モードから開始し、次の手順に従って FTP サーバにイメージをアップロードします。
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FTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備を参照して、FTP サーバが適切に設定されていることを確認します。 |
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この手順は、デフォルトのリモートユーザ名やパスワードを無効にする場合だけに必要となります(ステップ 4、5、6 を参照)。 |
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archive upload-sw ftp: [[ // [ username [ : password ] @ ] location ] / directory ] / image-name .tar |
現在実行中のアクセス ポイント イメージを FTP サーバにアップロードします。
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archive upload-sw コマンドは、info ファイル、Cisco IOS イメージ ファイル、HTML ファイル、info.ver ファイルの順にアップロードして、サーバにイメージ ファイルを構築します。これらのファイルのアップロードが完了すると、アップロード アルゴリズムにより tar ファイル形式が作成されます。
RCP によるイメージ ファイルのコピー
RCP サーバからアクセス ポイント イメージをダウンロードしたり、アクセス ポイントから RCP サーバにイメージをアップロードしたりできます。
アクセス ポイント ソフトウェアをアップグレードするには、アクセス ポイント イメージ ファイルをサーバからダウンロードします。ダウンロード後、現在のイメージを新しいイメージで上書きしたり、現在のイメージを維持したりできます。
バックアップ用に、アクセス ポイント イメージ ファイルをサーバにアップロードします。アップロードしたこのイメージは、今後、同じアクセス ポイントまたは同じ種類の別のアクセス ポイントにダウンロードする際に使用できます。
RCP によるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備
RCP では、リモート ホストとアクセス ポイントの間でイメージ ファイルのダウンロードやアップロードを別の方式で実行できます。コネクションレス プロトコルの User Datagram Protocol(UDP)を使用する TFTP と異なり、RCP は接続指向の TCP を使用します。
RCP を使用してファイルをコピーするには、ファイルのコピー先またはコピー元となるサーバが RCP をサポートしている必要があります。RCP のコピー コマンドは、リモート システムの rsh サーバ(またはデーモン)に依存します。RCP を使用してファイルをコピーする場合、TFTP を使用する際のように、ファイルの配布用にサーバを作成する必要はありません。リモート シェル(rsh)をサポートするサーバへのアクセスだけが必要です。(大半の UNIX システムで rsh がサポートされています)。ある場所から別の場所にファイルをコピーするので、コピー元のファイルに読み取り権限、コピー先ファイルに書き込み権限が必要です。コピー先ファイルが存在しない場合、RCP によりこのファイルが作成されます。
RCP は、クライアントに対し、各 RCP 要求で、リモート ユーザ名をサーバに送信する必要があります。RCP を使用してイメージをアクセス ポイントからサーバにコピーする場合、Cisco IOS ソフトウェアは次のリストで最初に有効なユーザ名を送信します。
- ・ ユーザ名を指定している場合は、特権 EXEC コマンド archive download-sw または archive upload-sw で指定したユーザ名。
- ・ グローバル設定コマンド ip rcmd remote-username username が入力されている場合は、このコマンドで設定されたユーザ名。
- ・ 現在の TTY(端末)プロセスと関連付けられているリモート ユーザ名。たとえば、ユーザが Telnet 経由でルータに接続され、 username コマンドによって認証されている場合、アクセス ポイント ソフトウェアは Telnet ユーザ名をリモート ユーザ名として送信します。
- ・ アクセス ポイント ホスト名。
RCP のコピー要求を正常に実行させるには、ネットワーク サーバ上でリモート ユーザ名にアカウントを定義する必要があります。サーバにディレクトリ構造が作成されている場合、イメージ ファイルは、このサーバ上でリモート ユーザ名と関連付けられているディレクトリを対象に書き込みやコピーを行います。たとえば、イメージ ファイルがサーバ上にあるユーザのホーム ディレクトリに存在する場合、リモート ユーザ名としてそのユーザ名を指定します。
RCP を使用してイメージ ファイルのダウンロードやアップロードを開始する前に、次の作業を実行します。
- ・ RCP サーバとして機能するワークステーションでリモート シェル(rsh)がサポートされていることを確認します。
- ・ アクセス ポイントに RCP サーバへのルートが設定されていることを確認します。サブネット間のトラフィックをルータでルート設定していない場合は、アクセス ポイントとサーバが同じサブネット内に存在する必要があります。 ping コマンドを使用して、RCP サーバへの接続を確認します。
- ・ Telenet セッションを使用してアクセス ポイントにアクセスしていて、有効なユーザ名を持っていない場合は、現在の RCP ユーザ名が RCP ダウンロードで使用したいユーザ名であることを確認します。有効なユーザ名を確認するには、特権 EXEC コマンド show users を入力します。このユーザ名を使用したくない場合は、すべてのアーカイブ操作で、グローバル設定コマンド ip rcmd remote-username username を使用し、新しい RCP ユーザ名を作成します。新しいユーザ名は NVRAM に保存されます。Telenet セッションを使用してアクセス ポイントにアクセスしていて、有効なユーザ名を持っている場合は、このユーザ名が使用されるので、RCP ユーザ名を設定する必要はありません。特定の操作のためだけにユーザ名を指定する場合は、特権 EXEC コマンド archive download-sw または archive upload-sw にユーザ名を指定します。
- ・ RCP サーバにイメージをアップロードする場合、アクセス ポイントのユーザからの RCP 書き込み要求を受け付けるように、このサーバを設定しておく必要があります。UNIX システムの場合は、RCP サーバ上のリモート ユーザ用 .rhosts ファイルにエントリを追加する必要があります。たとえば、アクセス ポイントに次の設定行が設定されているとします。
アクセス ポイントの IP アドレスが ap1.company.com に変換された場合、RCP サーバの User0 の .rhosts ファイルに次の行を追加する必要があります。
RCP によるイメージ ファイルのダウンロード
新しいイメージ ファイルをダウンロードし、現在のイメージと置き換えたり、現在のイメージを維持したりできます。
特権 EXEC モードから、ステップ 1 〜 6 に従って FTP サーバから新規イメージをダウンロードし、既存のイメージを上書きします。現在のイメージをそのまま維持するには、ステップ 6 をスキップします。
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RCP によるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備を参照して、RCP サーバが適切に設定されていることを確認します。 |
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archive download-sw /overwrite /reload rcp: [[[ // [ username @ ] location ] / directory ] / image-name .tar ] |
イメージ ファイルを RCP サーバからアクセス ポイントにダウンロードし、現在のイメージを上書きします。
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archive download-sw /leave-old-sw /reload rcp: [[[ // [ username @ ] location ] / directory ] / image-name .tar ] |
イメージ ファイルを RCP サーバからアクセス ポイントにダウンロードし、現在のイメージを維持します。
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ダウンロード アルゴリズムにより、イメージがアクセス ポイント モデルに適していること、および DRAM が十分あることが確認されます。不備があった場合は、プロセスが中止され、エラーが報告されます。 /overwrite オプションを指定した場合、新しいイメージと同じであるかどうかに関わらず、ダウンロード アルゴリズムによりフラッシュ デバイス上の既存イメージが削除され、新しいイメージがダウンロードされて、ソフトウェアがリロードされます。
/leave-old-sw を指定した場合、既存ファイルは削除されません。新しいイメージをインストールして実行中のイメージを維持するための容量が十分でない場合は、ダウンロード プロセスが停止し、エラー メッセージが表示されます。
このアルゴリズムによって、ダウンロードされたイメージはシステム ボードのフラッシュ デバイス(flash:)にインストールされます。イメージは、ソフトウェア バージョンの文字列で名付けられた新しいディレクトリに保存され、新しくインストールされたイメージをポイントするように、ブート環境変数が更新されます。
/leave-old-sw キーワードを指定して、ダウンロード プロセス中に古いソフトウェアを維持した場合、特権 EXEC コマンド delete /force /recursive filesystem :/ file-url を入力して、そのイメージを削除できます。 filesystem には、システム ボードのフラッシュ デバイスの flash: を使用します。 file-url には、古いソフトウェア イメージのディレクトリ名を入力します。ディレクトリ内のすべてのファイルとディレクトリが削除されます。
RCP によるイメージ ファイルのアップロード
イメージをアクセス ポイントから RCP サーバにアップロードできます。後でこのイメージを同じアクセス ポイントや同じ種類の別のアクセス ポイントにダウンロードできます。
アップロード機能が使用できるのは、Cluster Management Suite(CMS)と関連付けられた HTML ページが既存のイメージとともにインストールされている場合だけです。
特権 EXEC モードから開始し、次の手順に従って RCP サーバにイメージをアップロードします。
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RCP によるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備を参照して、RCP サーバが適切に設定されていることを確認します。 |
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archive upload-sw rcp: [[[ // [ username @ ] location ] / directory ] / image-name .tar ] |
現在実行中のアクセス ポイント イメージを RCP サーバにアップロードします。
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特権 EXEC コマンド archive upload-sw は、info ファイル、Cisco IOS イメージ ファイル、HTML ファイル、および info.ver ファイルの順にアップロードして、サーバにイメージ ファイルを構築します。これらのファイルのアップロードが完了すると、アップロード アルゴリズムにより tar ファイル形式が作成されます。
Web ブラウザ インターフェイスによるイメージのリロード
アクセス ポイントのイメージ ファイルをリロードするには、Web ブラウザ インターフェイスも使用できます。Web ブラウザ インターフェイスでは、HTTP や TFTP インターフェイスを使用したイメージ ファイルのロードがサポートされています。
ブラウザ HTTP インターフェイス
HTTP インターフェイスを使用すると、PC 上にあるアクセス ポイント イメージ ファイルを参照し、アクセス ポイントにイメージをダウンロードできます。HTTP インターフェイスを使用する手順は、次のとおりです。
ステップ 2 ブラウザのアドレス入力用ボックスにアクセス ポイントの IP アドレスを入力し、Enter キーを押します。Enter Network Password 画面が表示されます。
ステップ 3 User Name フィールドにユーザ名を入力します。
ステップ 4 Password フィールドにアクセス ポイントのパスワードを入力し、Enter キーを押します。Summary Status ページが表示されます。
ステップ 5 System Software タブをクリックして、Software Upgrade をクリックします。HTTP Upgrade 画面が表示されます。
ステップ 6 Browse ボタンをクリックして、PC 内のイメージ ファイルを探します。
詳細は、Software Upgrade 画面で Help アイコンをクリックしてください。
ブラウザ TFTP インターフェイス
TFTP インターフェイスを使用すると、ネットワーク デバイスの TFTP サーバを使用してアクセス ポイントのイメージ ファイルをロードできます。TFTP サーバを使用する手順は、次のとおりです。
ステップ 2 ブラウザのアドレス入力用ボックスにアクセス ポイントの IP アドレスを入力し、Enter キーを押します。Enter Network Password 画面が表示されます。
ステップ 3 User Name フィールドにユーザ名を入力します。
ステップ 4 Password フィールドにアクセス ポイントのパスワードを入力し、Enter キーを押します。Summary Status ページが表示されます。
ステップ 5 System Software タブをクリックして、Software Upgrade をクリックします。HTTP Upgrade 画面が表示されます。
ステップ 6 TFTP Upgrade タブをクリックします。
ステップ 7 TFTP Server フィールドに、TFTP サーバの IP アドレスを入力します。
ステップ 8 Upload New System Image Tar File フィールドに、アクセス ポイントのイメージ ファイル名を入力します。TFTP サーバのルート ディレクトリ下のサブディレクトリ内にファイルがある場合は、TFTP サーバのルート ディレクトリに対する相対パスとファイル名を指定します。ファイルが TFTP サーバのルート ディレクトリにある場合は、ファイル名だけを入力します。
詳細は、Software Upgrade 画面で Help アイコンをクリックしてください。
