この章では、wireless deviceの設定に使用できる Web ブラウザ インターフェイスについて説明します。この章の内容は、次のとおりです。
- ・ 初めて Web ブラウザ インターフェイスを使用する場合
- ・ Web ブラウザ インターフェイスの管理ページの使用方法
- ・ 安全なブラウザ利用のための HTTPS の有効化
- ・ オンライン ヘルプの使用方法
- ・ Web ブラウザ インターフェイスの無効化
Web ブラウザ インターフェイスには、wireless deviceの設定の変更、ファームウェアのアップグレード、およびネットワーク上の他の無線デバイスの監視と設定に使用する管理ページが含まれます。
初めて Web ブラウザ インターフェイスを使用する場合
wireless deviceの IP アドレスを使用して、管理システムを参照します。IP アドレスをwireless deviceに割り当てる方法は、IP アドレスの取得と割り当てを参照してください。Web ブラウザ インターフェイスの使用を開始する手順は、次のとおりです。
ステップ 2 wireless deviceの IP アドレスをブラウザの Location フィールド(Netscape Communicator の場合)または Address フィールド(Internet Explorer の場合)に入力し、Enter キーを押します。Summary Status ページが表示されます。
Web ブラウザ インターフェイスの管理ページの使用方法
システム管理ページでの設定情報の表示と保存には、一貫性のある手法が使用されています。ページの左側にはナビゲーション バーがあり、下部には設定アクション ボタンが表示されます。ナビゲーション バーは他の管理ページへ移動する場合に使用し、設定アクション ボタンは設定の変更を保存またはキャンセルする場合に使用します。
図2-1 は、Web ブラウザ インターフェイスのホーム ページを示しています。
図2-1 Web ブラウザ インターフェイスのホーム ページ
アクション ボタンの使用方法
表2-1 は、ほとんどの管理ページに表示されるページ リンクとボタンの一覧を示しています。
入力フィールドの文字制限
1200 シリーズのアクセス ポイントは Cisco IOS ソフトウェアを使用するため、Web ブラウザ インターフェイスの入力フィールドに使用できない文字がいくつかあります。次の文字は入力フィールドで使用できません。
安全なブラウザ利用のための HTTPS の有効化
HTTPS を有効にすることで、アクセス ポイントの Web ブラウザ インターフェイスとの通信を保護できます。HTTPS は、Secure Socket Layer(SSL)プロトコルを使用して HTTP ブラウザ セッションを保護します。
FQDN を作成し、HTTPS を有効にする手順は、次のとおりです。
ステップ 2 Express Setup ページを表示します。図2-2 は、Express Setup ページを示しています。
図2-2 Express Setup ページ
ステップ 3 System Name フィールドにアクセス ポイントの名前を入力し、Apply をクリックします。
ステップ 4 Services - DNS ページを表示します。図2-3 は、Services - DNS ページを示しています。
図2-3 Services - DNS ページ
ステップ 5 Domain Name System で Enable を選択します。
ステップ 6 Domain Name フィールドに、会社のドメイン名を入力します。たとえば、シスコシステムズのドメイン名は cisco.com です。
ステップ 7 Name Server IP Addresses 入力フィールドに、Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)サーバの IP アドレスを最低 1 つ入力します。
ステップ 8 Apply をクリックします。アクセス ポイントの FQDN は、システム名とドメイン名を組み合わせたものです。たとえば、システム名が ap1100、ドメイン名が company.com の場合、FQDN は ap1100.company.com です。
ステップ 10 Services: HTTP Web Server ページを表示します。図2-4 は、HTTP Web Server ページを示しています。
図2-4 Services: HTTP Web Server ページ
ステップ 11 Enable Secure (HTTPS) Browsing チェックボックスをオンにし、Apply をクリックします。
ステップ 12 ドメイン名を入力して、Apply をクリックします。
警告ウィンドウが表示され、アクセス ポイントを参照するのに HTTPS が使用されることが伝えられます。また、この警告ウィンドウは、アクセス ポイントを参照するために使用する URL を、http から https に変更するように伝えます。図2-5 は、この警告ウィンドウを示しています。
図2-5 HTTPS 警告ウィンドウ
ステップ 13 OK をクリックします。ブラウザのアドレス入力用ボックスのアドレスは、http://ip-address から https://ip-address に変更されます。
ステップ 14 別の警告メッセージが表示され、アクセス ポイントのセキュリティ証明書は有効だが発行者が既知のソースでないことが伝えられます。しかし、ここでは問題のサイトが自分のアクセス ポイントであるため、自信を持って証明書を承認することができます。図2-6 は、証明書の警告ウィンドウを示しています。
図2-6 証明書の警告ウィンドウ
ステップ 15 View Certificate をクリックして証明書を承認し、次に進みます。(証明書を承認せず次に進むには、Yes をクリックし、ステップ 24 にスキップします)。図2-7 は、証明書ウィンドウを示しています。
図2-7 証明書ウィンドウ
ステップ 16 証明書ウィンドウで、Install Certificate をクリックします。Microsoft Windows の証明書のインポート ウィザードが表示されます。図2-8 は、Certificate Import Wizard ウィンドウを示しています。
図2-8 証明書のインポート ウィザード ウィンドウ
ステップ 17 Next をクリックします。次に表示されるウィンドウでは、証明書を保管する場所を確認されます。システム上のデフォルトの保管領域を使用することをお勧めします。図2-9 は、証明書の保管領域について確認するウィンドウを示しています。
図2-9 証明書ストア ウィンドウ
ステップ 18 Next をクリックし、デフォルトの保管領域を承認します。証明書が正常にインポートされたことを伝えるウィンドウが表示されます。図2-10 は、完了ウィンドウを示しています。
図2-10 証明書のインポートの完了ウィンドウ
ステップ 19 Finish をクリックします。Windows の最後のセキュリティの警告が表示されます。図2-11 は、このセキュリティの警告を示しています。
図2-11 証明書のセキュリティの警告
ステップ 20 Yes をクリックします。インストールが成功したことを伝えるウィンドウが表示されます。図2-12 は、完了ウィンドウを示しています。
図2-12 インポートの成功を伝えるウィンドウ
ステップ 22 図2-7 に図示した、この時点で引き続き表示されている証明書ウィンドウで、OK をクリックします。
ステップ 23 図2-6 で図示したセキュリティの警告ウィンドウで、Yes をクリックします。
ステップ 24 アクセス ポイントのログイン ウィンドウが表示されます。アクセス ポイントに再びログインします。デフォルト ユーザ名とデフォルト パスワードは、どちらも Cisco(大文字/小文字を区別)です。
CLI の設定例
次の例は、安全なブラウザ利用のための HTTPS の有効化に記載された手順と同じ機能を果たす CLI コマンドを示しています。
AP(config)# ip domain name company.com
AP(config)# ip name-server 10.91.107.18
AP(config)# ip http secure-server
この例では、アクセス ポイントのシステム名は ap1100、ドメイン名は company.com、DNS サーバの IP アドレスは 10.91.107.18 です。
この例で使用されているコマンドの詳細は、『Cisco IOS Commands Master List for Release 12.3』を参照してください。次のリンクをクリックすると、コマンドのマスター リストを参照できます。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios123/123mindx/index.htm
HTTPS 証明書の削除
HTTPS を有効にすると、アクセス ポイントは証明書を自動的に生成します。しかし、HTTPS を有効にした後でアクセス ポイントの完全修飾ドメイン名(FQDN)を変更したり、FQDN を追加する必要が生じた場合、証明書の削除が必要になることがあります。この手順は、次のとおりです。
ステップ 2 Enable Secure (HTTPS) Browsing チェックボックスをオフにし、HTTPS を無効にします。
ステップ 3 Delete Certificate をクリックして証明書を削除します。
ステップ 4 HTTPS を再び有効にします。アクセス ポイントは、新しい FQDN を使用して新しい証明書を生成します。
オンライン ヘルプの使用方法
Web ブラウザ インターフェイスの各ページの上部に表示される Help アイコンをクリックすると、オンライン ヘルプが表示されます。図2-13 は、Help アイコンと Print アイコンを示しています。
図2-13 Help アイコンと Print アイコン
新しいブラウザ ウィンドウにヘルプ ページが表示された後、Select a topic ドロップダウン メニューを使用して、VLAN の設定などの共通の設定作業のヘルプ索引または手順を表示します。
ヘルプ ファイルの場所の変更
シスコでは、アクセス ポイントの最新の HTML ヘルプ ファイルをシスコの Web サイトで管理しています。デフォルトでは、アクセス ポイントの Web ブラウザ インターフェイスでヘルプ ボタンがクリックされると、アクセス ポイントは Cisco.com にあるヘルプ ファイルを開きます。しかし、ヘルプ ファイルを各自のネットワークにインストールして、アクセス ポイントでそこにアクセスすることもできます。ヘルプ ファイルをローカルにインストールする手順は、次のとおりです。
http://tools.cisco.com/support/downloads/pub/MDFTree.x?butype=wireless
アクセス ポイント上のソフトウェア バージョンに合ったヘルプ ファイルを選択します。
ステップ 2 アクセス ポイントがアクセスできるネットワーク上のディレクトリに、ヘルプ ファイルを解凍します。ヘルプ ファイルを解凍すると、ヘルプのバージョン番号とアクセス ポイントのモデル番号に従って名付けられたフォルダに、HTML ヘルプ ページが保存されます。
ステップ 3 アクセス ポイントの Web ブラウザ インターフェイスの Services: HTTP Web Server ページを表示します。
ステップ 4 Help Root URL 入力フィールドに、ヘルプ ファイルを解凍した場所への完全なパスを入力します。ヘルプ ボタンをクリックすると、アクセス ポイントでは入力したパスにヘルプのバージョン番号とモデル番号が自動的に追加されます。
ネットワーク ファイル サーバ上の //myserver/myhelp にヘルプ ファイルを解凍した場合、Help Root URL は次のようになります。
表2-2 は、1100 シリーズ アクセス ポイントのヘルプの場所と Help Root URL の例を示しています。
Web ブラウザ インターフェイスの無効化
Web ブラウザ インターフェイスの使用をすべて中止するには、Services: HTTP-Web Server ページで Disable Web-Based Management チェックボックスをオンにし、Apply をクリックします。
Web ブラウザ インターフェイスを再び有効にするには、アクセス ポイントの CLI で次のグローバル設定コマンドを入力します。
