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この章では、モジュールを 開放型ラックに据え付ける前に実施すべき手順と、留意すべき点について説明します。ここには、シスコ製の 密閉型ラックに MGX 8250 を設置するときに適用される情報も含まれています。MGX 8250 がシスコの密閉型ラックに収納された状態で納品された場合は、ただちに接地、 電源接続、およびオプションの 耐震固定プレートの取り付けを開始できます。
キャビネットと電源システムの仕様については、 システム仕様 を参照してください。
設置作業に進む前に、注文した部品がすべて揃い、良好な状態にあるかどうか確認してください。 部品とシリアル番号の記録を保管しておきます。 欠品や損傷している部品がある場合には、製品を購入された弊社代理店にご連絡ください。
以降で説明する電源と接地要件に加え、設置場所は、次の要件も満たす必要があります。
一部の国際サービス領域では、公衆交換網に接続されている私設ネットワークに対する電気通信上の規則で、ケーブル接続に使用するネジ、ボルト、またはナットはきつく締め、工具を使用しないと取り外せないようにすることが要求されています。
MGX 8250 ノードは、幅が 50.5 Cm(19.9 インチ)または 59 Cm(23 インチ)の床スペースを必要とします。 キャビネットの 周囲に は扉を開けたままでキャビネットの前面および背面にアクセスできるスペースが必要です。 推奨する空きスペースは、前面と背面で 76.2 Cm(30 インチ)、各側面で公称 30.5 Cm(12 インチ)です。 DC電源ノードには、上下方向に 71.1 Cm(28インチ)のスペースを必要とします。 AC 電源ノードには、上下方向に 84.5 Cm(33.25 インチ)のスペースを必要とします。
取り付け用レール パターンは、EIA 規格の 56 インチ(32 ラックマウント単位)に従います。
AC 電源モデルには、1.8 M(6フィート) の電源コードが付属しています。 DC 電源モデルでは、ユーザまたは設置者が適切な長さのワイヤを用意します。ワイヤには、6 AWG(10平方 mm)を使用してください。
全実装の AC 電源 MGX 8250 ノードは、最大 9560 BTU (2.8 KW 時)の熱を放散します。DC 電源 MGX 8250 ノードは、最大 8200 BTU(2.4 KW 時)の熱を放散します。
DC 電源モデルの重量は、最大 87 Kg(190 ポンド)です。AC 電源モデルの重量は、最大 112.5 Kg(250 ポンド)です。
床下にケーブル収納用の充分なスペースがあるフリーアクセス フロアをお勧めします。
ノードの設置場所には、データ ケーブルの配線と電話会社または通信会社の回線を収容する必要があります。
建物には、静電気放電による損傷を防止するために十分な接地が備えられている必要があります。詳細については、「 ボンディングと接地 」を参照してください。 MGX 8850 には静電気防止用のリスト ストラップが付属しています。
この章では、MGX 8250 スイッチの AC 電源モデルと DC 電源モデルに適用される認定準拠事項と安全情報について説明します。
電源が供給されている装置を取り扱う場合は、次のガイドラインに従ってください。
シスコ提供キャビネットを固定するため、上下の隅に、3/8 インチまたは 1/2 インチのボルトに対応する穴があります。 さらに、オプションの 固定プレート もシスコ製キャビネットと一緒に購入できます。 固定プレートを床にボルトで固定し、次にキャビネットを固定プレートにボルトで固定します。固定プレートの取り付け方法については、 耐震用固定プレートによるラックの固定 を参照してください。
ここでは、シスコ製キャビネットをオプションの耐震用固定プレートを使用して設置する方法を説明します。 固定プレートがない場合は、 キャビネットの設置とカードの取り付け に進んでください。
次の手順に従って、 固定プレートを使用してシスコ製キャビネットを設置します。
ここでは、スイッチおよび設置場所での電源と接地に関連する要件を示します。この要件は、セントラル オフィス(CO)および民間企業(PE)の設置場所に適用されます。
AC 電源は専用の AC 分岐回路から取る必要があります。 各回路は、専用の 2 極回路ブレーカーによって保護されている必要があります。入力電源に使用する回路ブレーカーの定格電流と動作時間は、MGX 8250 の回路ブレーカの値より大きくなければなりません。 設置場所の各分岐回路で、20A の長遅延型 2 極 AC 回路ブレーカーを使用することをお勧めします。
MGX 8250 では、各 AC 入力用に 2 極の 20A 回路ブレーカーを使用しています。 この回路ブレーカーのメーカは ETA です。 ETA 部品番号は 8340-F120-P1P2-B2H020A です。
DC モデルのシステムには、専用の DC 分岐回路を使用してください。 この分岐回路は、専用の回路ブレーカーによって保護されている必要があります。この回路ブレーカーの定格電流と動作時間は、MGX 8250 の回路ブレーカーの値より大きくなければなりません。 設置場所の各分岐回路で、専用の 60A 中遅延型単極回路ブレーカーを使用することをお勧めします。
MGX 8250 の AC 電源として必要な条件は 220 VAC(少なくとも 180〜240 VAC の範囲内)または 110 VAC(少なくとも 100〜-240 VAC の範囲内)である必要があります。 システム仕様 も参照してください。AC 電源は、システムから 1.8 M(6フィート)以内にあり、簡単に手が届く場所である必要があります。 電源を入れる前に、ノードに供給されている電源が専用の分岐回路から取られていることを確認してください。
110 VAC 電源では、電源モジュールあたり最大出力 1200W です。ただし、電源コードの安全規格上の制限から、110 VAC 電源モジュールの出力電力は 110 VAC 電源モジュールの出力電力 に示すようになります。
ノードを接続する 電源レセプタクルは、接地型にしてください。 レセプタクルに接続する 接地線は、サービス機器にある保護接地に接続する必要があります。 ACプラグ配線の電圧関係 に 3 極コンセントの配線を示します。
ここでは、DC 電源システムの安全および規格準拠について説明します。電気的なノイズに関するボンディングと接地については、この後の ボンディングと接地 を参照してください。
MGX 8250 の DC 電源モデルには、1 つまたは 2 つの電源入力モジュール(PEM)を使用して、DC 電源が供給されます。DC PEM は、60A の電流を供給できる入力電源に接続します。 給電部の各分岐回路には、60A の回路ブレーカーがあり、PEM とソース間を接続する線で 60A の電流を流せる必要があります。 6 AWG(10平方ミリメートル)の銅線を使用してください。 DC 電源接続の導体のサイズについては、必要に応じて現地または国の基準に従ってください。 導体は、60A に合うものである必要があります。
接地線コンジットは確実に接地する必要があります。 接地導体をスタッドに接続する場合には、丸穴端子を使用するようお勧めします。
この機器は、DC 電源システムのアース電極導体、またはDC 電源システムのアース電極が接続されているアース終端バーやバスのボンディング ジャンパに、直接接続してください。
この機器は、同じ DC 電源回線に接地されている導体と接地用のコネクタ間の接続、さらにその DC システムの接地ポイントを持つその他の機器(キャビネットなど)と隣接して設置する必要があります。 DCシステムは、その他の場所で接地してはいけません。
DC 電源給電部は、この機器と同じ建物にある必要があります。 スイッチまたは遮断器は、DC 電源給電部とアース電極導体の接続ポイント間の接地回線導体内に置かないようにしてください。
MGX 8250 ノードの各電源入力モジュール(PEM)の入力は、UL 1950、EC 950、EN 60950、および CSA C22.2 No.950-95 で規定される安全特別低電圧(SELV)の要件に準拠する -48 VDC の入力電源以外には接続できません。
DC 電源の MGX 8250 ノードは、 立入り制限 区域に設置してください。米国における立入り制限区域は、米国電気規則 ANSI/NFPA 70の10-116、10-117、および10-118 に定義されています。
機器が EMI および EMC に対する完全な整合性を維持するためには 、 集中接地 網または 非分離接地 網にボンディングする必要があります。 機器に損傷を与えるような静電気放電または雷の影響を軽減することが目的です。最新の ITU-T勧告K.27 または Bellcore GR-1089-CORE を参照して、正しいボンディングと接地の手順を実行してください。 ここで推奨されているフレーム ボンディング用の接続部が、ラック マウント システム用のシスコ製キャビネットに装備されています。接続方法については、この章の「 フレーム ボンディング(接地)接続 」(後述)を参照してください。
AC 電源モジュールを除いて、ラックマウント システムのモジュールはすべて、ラックを接地として使用します。 したがって、ラックは保護接地に接続する必要があり、ボンディングを保証するためにも機器はしっかりとラックに設置する必要があります。
DC 電源ノードでは、2 つの異なる場所で接続する接地線が必要です。
MGX 8250 やその他の Cisco WAN スイッチの DC 電源モデルは、 非分離 アース系に接続できるように設計されています。 対照的に、ルーターやその他のLAN機器はしばしば 分離 アース方式を使用します。ITU-T 勧告 K.27 に説明されているような 等化接続 で相互に正しく配線されていれば、分離と非分離接地システムが混在した接地システムを形成できます。接地システムが分離か非分離かにかかわらず、その接地システムのどの 2 点間においても、電位差が基準電圧の 2 % を超えてはいけません(48 V の 2 % は 960 mV)。
混合アース システム に、混在アース システムを示します。この図は、保安接地とアース接地およびバッテリ A とバッテリ B の主 DC 給電部と冗長 DC 給電部を示します。各接地導体は、Z1〜Z5 とラベル付けされています。 Z はシャーシと、たとえば、ビルディングの接地系への接続との間の接地導体のインピーダンスを表します。1〜4 の番号は、ビルディングの接地ポイントを表し、ビルディングの接地システムにおいて異なるポイント間にインピーダンスがあることを表しています。 これらの各記号は、電圧低下が起きる可能性を示しています(ただし、基準電圧の 2 % を超えてはいけません)。Z1〜Z5 の説明については、 混合アースのための接地ポイントの説明 を参照してください。
混合アース システム に示すように、非分離システムには 48 VDC の帰線があり、これは内部的にバックプレーンに接続されています(この設計ではハードワイヤを使用するので、 オプション や代わりの接地接続を使用することはできません)。 内部接続は、48 VDC 帰線とフレーム接地間で低インピーダンス接続を提供します。 この接地構成によって、雷や静電放電で発生する過渡電流による損害から、バックプレーン上の信号を守ることができます。
過渡電流に対する保護を強化するために、-48 VDC 電源、48 VDC 帰線、および保護接地導体を可能な限り近くに配置して、ループ領域(および結果として生じるループ インピーダンス)をなるべく小さくしてください。
ITU-T K.27 で推奨されているように、メッシュ ボンディング ネットワークでのマルチポイント接地は、接地システムにおいて低インピーダンスを提供することで、機器を最も良い方法で保護します。 詳細な情報は、ITU-T 勧告を参照してください。
信号劣化を防ぐためには、導体が十分大きく、そのインピーダンスによって発生する電圧低下が基準電圧の 2 % 以上にならないことが必要です。 また保護接地導体も、48 VDC 帰線が損傷した場合にすべての電流を流すために、十分大きいものである必要があります。 後者の要件は、安全のためです。 スイッチの保護アース接地と 48 VDC 帰線に同じサイズの導体を使用することで、完全な冗長性が達成されます。
電圧降下を許容値以下に抑えるためのワイヤの長さとワイヤ ゲージについては、 銅線長に対するワイヤ ゲージと電流負荷 を参照してください。ワイヤ ゲージと銅線 305 M(1000 フィート)の抵抗値との関係を 銅線のワイヤ ゲージと抵抗値 に示します。 これらの情報は設計のためのものなので、現地の法律や規定などとは異なる場合があります。
MGX 8250 には、作業者を接地して電気部品を静電気から保護するための リスト ストラップが付属しています。 リスト ストラップ キットは、ストラップ 1 本、コイル コード 1 本、およびストラップを留めるクリップ 1 個で構成されています。
異なるシスコ製品を、同じラックに搭載することができます。マルチシステム ラック構成に BPX 8600 シリーズ スイッチ を設置する場合は、そのスイッチを一番下に配置します。
ここでは、シスコの接地指針に基づく接地接続の手順を説明します。 各ノードからラックの接地接続までのオプションの接地接続、およびアース接地ネットワークの一部分であるラック間の等化接続について説明します。
シスコ提供キャビネットには、キャビネットの最上部と底部に接地用スタッドがあり、そのスタッドに接地線を固定するためのハードウェアが添付されています。 このスタッドの寸法は長さ 1/4 インチでネジ山は 1 インチあたり 20 本です。このスタッドには 2 穴圧着端子を緩まないように取り付けることができます。 シスコ提供ラックのフレーム ボンディング接続 にキャビネットの上部と底部に 接地用スタッドが付いた シスコ製キャビネットを示します。 シスコ製ラックにある接地の目印が接続点を示します。
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