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スイッチ
Catalyst 3750 Metro シリーズ
Catalyst 3750 Metro スイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Cisco IOS Release 12.2(25)EY
はじめに
このマニュアルについて
図一覧
表一覧
概要
CLIの使用方法
スイッチのIPアドレスおよびデフォルト ゲートウェイの割り当て
スイッチのクラスタ設定
IE2100 CNSエージェントの設定
スイッチの管理
SDMテンプレートの設定
スイッチベースの認証の設定
802.1xポートベースの認証の設定
インターフェイス特性の設定
SmartPortマクロの設定
VLANの設定
VTPの設定
プライベートVLANの設定
音声VLANの設定
IEEE 802.1Qおよびレイヤ2プロトコル トンネリングの設定
STPの設定
MSTPの設定
オプションのスパニングツリー機能の設定
Flex Linkの設定
DHCP機能およびIPソース ガードの設定
ダイナミックARP検査の設定
IGMPスヌーピングおよびMVRの設定
ポートベースのトラフィック制御の設定
CDPの設定
UDLDの設定
SPANおよびRSPANの設定
RMONの設定
システム メッセージ ロギングの設定
SNMPの設定
ACLによるネットワーク セキュリティの設定
QoSの設定
EtherChannelの設定
IPユニキャスト ルーティングの設定
HSRPの設定
MPLSおよびEoMPLSの設定
IPマルチキャスト ルーティングの設定
MSDPの設定
代替ブリッジングの設定
トラブルシューティング
サポートされているMIB
Cisco IOSファイル システム、コンフィギュレーション ファイル、およびソフトウェア イメージの操作
Cisco IOS Release12.2(25)EYでサポートされていないコマンド

スイッチ
Catalyst 3750 Metro スイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Cisco IOS Release 12.2(25)EY

この章では、Catalyst 3750 Metroスイッチ上でIntelligence Engine 2100(IE2100)シリーズCisco Networking Services(CNS)組み込みエージェントを設定する方法について説明します。

この章で使用するコマンドの構文および使用方法の詳細については、『 Cisco Intelligence Engine 2100 Series Configuration Registrar Manual 』を参照してください。また、Cisco.comで Cisco IOS Software Release 12.2 > New Feature Documentation > 12.2(2)T を選択してください。

この章で説明する内容は、次のとおりです。

IE2100シリーズConfiguration Registrarソフトウェアの概要
CNS組み込みエージェントの概要
CNS組み込みエージェントの設定
CNSの設定の表示

IE2100シリーズConfiguration Registrarソフトウェアの概要

IE2100シリーズConfiguration Registrarは、ネットワーク デバイスおよびサービスの展開と管理を自動化するためのコンフィギュレーション サービスとして動作するネットワーク管理デバイスです( 図5-1 を参照)。各Configuration Registrarは、Cisco IOSデバイス(スイッチおよびルータ)のグループおよびそれらのデバイスが提供するサービスを管理し、それらのコンフィギュレーションを保管するとともに、必要に応じてコンフィギュレーションを配布します。Configuration Registrarでは、デバイス固有の設定変更を生成し、その変更をデバイスに送信し、設定変更を実行して結果をロギングすることによって、初期設定および設定のアップデートを自動的に実行できます。

Configuration Registrarは、スタンドアロン モードおよびサーバ モードをサポートし、次のCNSコンポーネントで構成されています。

コンフィギュレーション サービス(Webサーバ、ファイル マネージャ、およびネームスペース マッピング サーバ)
イベント サービス(イベント ゲートウェイ)
データ サービス ディレクトリ(データ モデルおよびスキーマ)

スタンドアロン モードでは、Configuration Registrarは組み込みのCNSディレクトリ サービスをサポートします。このモードでは、外部のディレクトリなど、他のデータ ストアは必要ありません。サーバ モードでは、Configuration Registrarはユーザ側で定義した外部ディレクトリの使用をサポートします。

図5-1 Configuration Registrarのアーキテクチャの概要

ここでは、次の概念について説明します。

CNSコンフィギュレーション サービス
CNSイベント サービス
Configuration RegistrarとConfigID、DeviceID、ホスト名

CNSコンフィギュレーション サービス

CNSコンフィギュレーション サービスは、Configuration Registrarの中心的なコンポーネントです。このサービスは、スイッチ上のCNSコンフィギュレーション エージェントと連携するコンフィギュレーション サーバで構成されます。CNSコンフィギュレーション サービスは、初期設定および論理グループごとの大量再設定のために、デバイスおよびサービスのコンフィギュレーションを提供します。スイッチはネットワーク上で初めて起動する時点で、CNSコンフィギュレーション サービスから初期コンフィギュレーションを受信します。

CNSコンフィギュレーション サービスはCNSイベント サービスを使用して、コンフィギュレーション変更イベントを送受信し、成功および失敗の通知を送信します。

コンフィギュレーション サーバは、組み込み(スタンドアロン モード)またはリモート(サーバ モード)ディレクトリに保管されているコンフィギュレーション テンプレートおよびデバイス固有のコンフィギュレーション情報を使用するWebサーバです。

コンフィギュレーション テンプレートは、CLI(コマンドライン インターフェイス)コマンドの形式でスタティックなコンフィギュレーション情報を含んだテキスト ファイルです。テンプレートでの変数の指定は、ディレクトリに保管されたデバイス固有のコンフィギュレーション情報を参照するLightweight Directory Access Protocol(LDAP)URLを使用して行われます。

コンフィギュレーション エージェントは受信したコンフィギュレーション ファイルに関する構文チェックを実行し、このチェックが成功したか否かを表すイベントをパブリッシュできます。コンフィギュレーション エージェントはコンフィギュレーションを即時に適用することもできますし、コンフィギュレーション サーバから同期化イベントを受信するまで適用を遅らせることもできます。

CNSイベント サービス

Configuration Registrarは、CNSイベント サービスを使用して設定イベントを受信および生成します。スイッチ上のCNSイベント エージェントによって、スイッチとConfiguration Registrarのイベント ゲートウェイとの間の通信が円滑に行われます。

CNSイベント サービスは、非常にスケーラブルなパブリッシュおよびサブスクライブ型の通信方式です。CNSイベント サービスは、サブジェクト ベースのアドレス指定を使用して、メッセージを該当する宛先に送信します。サブジェクト ベースのアドレス表記では、メッセージおよびその宛先用に簡素で統一されたネームスペースが定義されています。

NameSpace Mapper

Configuration Registrarには、アプリケーション、デバイスIDまたはグループID、およびイベントに基づいてデバイスの論理グループを管理するための検索サービスを提供するNameSpace Mapper(NSM)が含まれています。

Cisco IOSデバイスは、Cisco IOSソフトウェアで設定されているイベント サブジェクト名に一致する名前だけを認識します(たとえば、cisco.cns.config.loadなど)。ネームスペース マッピング サービスを使用する場合、希望するネーミング規約によってイベントを表記できます。データ ストアにサブジェクト名を入力している場合、NSMはイベント サブジェクト名ストリングをIOSが認識できるストリングに変換します。

サブスクライバの場合、ネームスペース マッピング サービスは一意のデバイスIDおよびイベントを指定すると、加入すべきイベントの集合を返します。同様に、パブリッシャの場合、マッピング サービスは一意のグループID、デバイスID、およびイベントを指定すると、パブリッシュすべきイベントの集合を返します。

Configuration RegistrarとConfigID、DeviceID、ホスト名

Configuration Registrarは、設定済みのスイッチごとにUnique Identifier(UID;固有識別情報)が対応付けられていると想定します。このUIDは、特定のネームスペース内でそれぞれ一意である、複数の同義語を持っていても構いません。イベント サービスはネームスペースの内容を使用して、メッセージをサブジェクト ベースでアドレス指定します。

Configuration Registrarは、イベント バス用とコンフィギュレーション サーバ用に2つのネームスペースを分けています。コンフィギュレーション サーバ用ネームスペースでは、configIDという用語がデバイスのUIDを表します。イベント バス用ネームスペースでは、deviceIDという用語がデバイスのCNS UIDを表します。

Configuration Registrarはイベント バスおよびコンフィギュレーション サーバの両方を使用してデバイスにコンフィギュレーションを提供するので、設定済みのスイッチごとにconfigIDおよびdeviceIDの両方を定義する必要があります。

コンフィギュレーション サーバの1つのインスタンスでは、複数の設定済みスイッチが同じconfigIDの値を共有することはできません。イベント バスの1つのインスタンスでは、複数の設定済みスイッチが同じdeviceIDの値を共有することはできません。

configID

設定済みのスイッチごとに一意のconfigIDがあります。このconfigIDは、Configuration Registrarディレクトリで対応するスイッチCLIアトリビュートの集合を検索するキーとしての役割を果たします。スイッチ上で定義するconfigIDは、Configuration Registrarの対応するスイッチ定義のconfigIDと一致している必要があります。

configIDは起動時に固定され、スイッチ ホスト名を再設定しても、再起動するまで変更できません。

deviceID

イベント バスに関与する設定済みのスイッチごとに、一意のdeviceIDがあります。このdeviceIDはスイッチの送信元アドレスと類似しているので、スイッチをバス上の特定の宛先として指定できます。 cns config partial グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して設定したスイッチはすべて、イベント バスをアクセスする必要があります。したがって、スイッチから発信されるdeviceIDは、Configuration Registrarの対応するスイッチ定義のdeviceIDと一致している必要があります。

deviceIDの発信元は、スイッチのCisco IOSホスト名によって定義されます。ただし、deviceID変数およびその使用は、スイッチに隣接するイベント ゲートウェイ内部に限られます。

イベント バス上のCisco IOSの論理終点は、イベント ゲートウェイに組み込まれ、その後スイッチの代わりにプロキシとして動作します。イベント ゲートウェイはイベント バスに対して、スイッチおよび対応するdeviceIDの代理になります。

スイッチは、イベント ゲートウェイとの接続が成功した直後に、自らのホスト名をイベント ゲートウェイに宣言します。接続が確立されるたびに、イベント ゲートウェイはdeviceID値をCisco IOSホスト名に組み合わせます。イベント ゲートウェイは、スイッチと接続している間、このdeviceID値をキャッシュに格納します。

ホスト名およびdeviceID

deviceIDは、イベント ゲートウェイと接続した時点で固定され、スイッチ ホスト名が再設定されても変更されません。

スイッチ上でスイッチ ホスト名を変更する場合、deviceIDを更新するには、スイッチとイベント ゲートウェイの接続を中断するしか方法がありません。 no cns event グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力し、次に cns event グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力します。

接続が再確立されると、スイッチは変更後のホスト名をイベント ゲートウェイに送信します。イベント ゲートウェイはdeviceIDを新しい値に再定義します。

Configuration Registrarユーザ インターフェイスを使用する場合、スイッチで cns config initial グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用する ではなく、使用した あと でスイッチが取得したホスト名の値に、deviceIDフィールドを最初に設定する必要があります。そうしないと、後続の cns config partial グローバル コンフィギュレーション コマンドの動作が不正になります。

ホスト名、deviceID、configIDの使用

スタンドアロン モードでは、スイッチにホスト名の値が設定されると、コンフィギュレーション サーバはイベントをホスト名に送信する場合、そのホスト名をdeviceIDとして使用します。ホスト名が設定されていない場合、イベントはデバイスのcn=< value >で送信されます。

サーバ モードでは、ホスト名は使用されません。このモードでは、バス上でのイベント送信には常に一意のdeviceIDアトリビュートが使用されます。このアトリビュートが設定されていない場合、スイッチを更新することはできません。

Configuration Registrarで Setup を実行する時点で、これらのアトリビュートおよびその他のアトリビュート(タグ値のペア)を設定します。

Configuration Registrarでセットアップ プログラムを実行する手順については、『 Cisco Intelligence Engine 2100 Series Configuration Registrar Manual 』を参照してください。

CNS組み込みエージェントの概要

CNSイベント エージェント機能によって、スイッチはイベント バス上でイベントにパブリッシュおよびサブスクライブを行い、CNSコンフィギュレーション エージェントと連携できます。CNSコンフィギュレーション エージェント機能は、次のものを提供してスイッチをサポートします。

初期設定
差分(部分的)コンフィギュレーション
同期化されたコンフィギュレーション アップデート

初期設定

スイッチは最初に起動した時点で、ネットワーク上でDHCP要求をブロードキャストすることによってIPアドレスの取得を試みます。サブネット上にDHCPサーバが存在しないと仮定すると、ディストリビューション スイッチがDHCPリレー エージェントとして動作し、その要求をDHCPサーバに転送します。DHCPサーバはこの要求を受信すると、新しいスイッチにIPアドレスを割り当てるとともに、TFTPサーバのIPアドレス、ブートストラップ コンフィギュレーション ファイルへのパス、およびデフォルト ゲートウェイのIPアドレスを、DHCPリレー エージェントへのユニキャスト応答に含めます。DHCPリレー エージェントは、この応答をスイッチに転送します。

スイッチは自動的に、割り当てられたIPアドレスをインターフェイスVLAN 1(デフォルト)に設定し、TFTPサーバからブートストラップ コンフィギュレーション ファイルをダウンロードします。ブートストラップ コンフィギュレーション ファイルが正常にダウンロードされると、スイッチはそのファイルを実行コンフィギュレーションにロードします。

組み込みCNSエージェントは、適切なconfigIDおよびeventIDを使用してIE2100 Configuration Registrarとの通信を開始します。Configuration RegistrarはこのconfigIDをテンプレートに対応付けて、スイッチに完全なコンフィギュレーション ファイルをダウンロードします。

図5-2 に、DHCPベースの自動設定を使用して初期ブートストラップ コンフィギュレーション ファイルを取得するネットワーク構成の例を示します。

図5-2 初期設定の概要

差分(部分的)コンフィギュレーション

ネットワークが動作を開始した後、CNSコンフィギュレーション エージェントを使用して新しいサービスを追加できます。スイッチに差分(部分的)コンフィギュレーションを送信できます。実際のコンフィギュレーションは、イベント ゲートウェイ経由でイベント ペイロードとして送信することも(push動作)、スイッチにpull動作のトリガーを実行させるためのシグナル イベントとして送信することもできます。

スイッチはコンフィギュレーションの構文をチェックしてから、そのコンフィギュレーションを適用できます。構文が正しい場合、スイッチは差分コンフィギュレーションを適用し、成功を表すイベントをコンフィギュレーション サーバにパブリッシュします。スイッチが差分コンフィギュレーションを適用しなかった場合、エラー ステータスを表すイベントをパブリッシュします。スイッチが差分コンフィギュレーションを適用した時点で、そのコンフィギュレーションをNVRAM(不揮発性RAM)に書き込むこともできますし、書き込むように指示されるまで待つこともできます。

同期化されたコンフィギュレーション

スイッチはコンフィギュレーションを受信すると、write-signalイベントを受信した場合、そのコンフィギュレーションの適用を遅らせることができます。write-signalイベントはスイッチに対し、更新後のコンフィギュレーションをNVRAMに保存しないように指示します。スイッチは更新後のコンフィギュレーションを実行コンフィギュレーションとして使用します。このようにして、NVRAMにコンフィギュレーションが保存されて次の再起動時に使用されるまでの間、スイッチ コンフィギュレーションを他のネットワーク アクティビティと確実に同期化できます。

CNS組み込みエージェントの設定

スイッチのCisco IOSソフトウェアに組み込まれたCNSエージェントによって、 CNSによる自動設定のイネーブル化 に記載されているように、スイッチを接続して自動的に設定できます。コンフィギュレーションを変更する場合、またはカスタム コンフィギュレーションをインストールする場合の手順については、下記を参照してください。

CNSイベント エージェントのイネーブル化
CNSコンフィギュレーション エージェントのイネーブル化

CNSによる自動設定のイネーブル化

CNSによる自動的なスイッチ設定をイネーブルにするには、まず 表5-1 に示す準備作業を実行する必要があります。この手順を実行した後、スイッチの電源をオンにします。 setup プロンプトが表示されても、何もしないでください。スイッチは 初期設定 に記載されている初期設定を開始します。完全なコンフィギュレーション ファイルがスイッチにロードされれば、他に何もする必要がありません。

表5-1 自動設定をイネーブルにするための準備作業

デバイス

必要な設定

アクセス スイッチ

出荷時の設定(コンフィギュレーション ファイルなし)

ディストリビューション
スイッチ

IPヘルパー アドレス
DHCPリレー エージェントのイネーブル化
IPルーティング(デフォルト ゲートウェイとして使用する場合)

DHCPサーバ

IPアドレスの割り当て
TFTPサーバのIPアドレス
TFTPサーバ上のブートストラップ コンフィギュレーション ファイルへのパス
デフォルト ゲートウェイのIPアドレス

TFTPサーバ

スイッチとIE2100 Configuration Registrarとの通信を可能にするCNSコンフィギュレーション コマンドを含むブートストラップ コンフィギュレーション ファイルを作成します。
スイッチが(デフォルトのホスト名の代わりに)スイッチMAC(メディア アクセス制御)アドレスまたはシリアル番号のいずれかを使用してconfigIDおよびeventIDを生成するように設定します。
CNSイベント エージェントがスイッチにコンフィギュレーション ファイルをプッシュするように設定します。

IE2100 Configuration Registrar

デバイス タイプ別に1つまたは複数のテンプレートを作成し、デバイスのconfigIDをテンプレートに対応付けます。

Configuration Registrarでセットアップ プログラムを実行し、テンプレートを作成する手順については、『 Cisco Intelligence Engine 2100 Series Configuration Registrar Manual 』を参照してください。

CNSイベント エージェントのイネーブル化

スイッチ上でCNSイベント エージェントをイネーブルにしてから、CNSコンフィギュレーション エージェントをイネーブルにする必要があります。

スイッチ上でCNSイベント エージェントをイネーブルにするには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

説明

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

cns event { ip-address | hostname } [ port-number ] [ backup ] [ init-retry retry-count ] [ keepalive seconds retry-count ] [ source ip-address ]

イベント エージェントをイネーブルにして、ゲートウェイ パラメータを入力します。

{ ip-address | hostname }に、イベント ゲートウェイのIPアドレスまたはホスト名を入力します。
(任意) port number に、イベント ゲートウェイのポート番号を入力します。デフォルトのポート番号は11011です。
(任意) backup を入力して、バックアップ ゲートウェイであることを指定します(省略した場合、プライマリ ゲートウェイです)。
(任意) init-retry retry-count に、バックアップに切り替えるまでの再試行回数を入力します。デフォルト値は3です。
(任意) keepalive seconds に、スイッチがキープアライブ メッセージを送信する間隔を入力します。 retry-count に、キープアライブ メッセージへの応答がない場合に接続を終了するまでのメッセージ送信回数を入力します。デフォルト値は、どちらも0です。
(任意) source ip-address に、このデバイスの送信元IPアドレスを入力します。

(注) encrypt および force-fmt1 キーワードは、コマンドライン ヘルプ ストリングには表示されますが、サポートされません。

ステップ 3

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 4

show cns event connections

イベント エージェントに関する情報を確認します。

ステップ 5

show running-config

設定を確認します。

ステップ 6

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

CNSイベント エージェントをディセーブルにするには、 no cns event { ip-address | hostname } グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

次に、CNSイベント エージェントをイネーブルにして、ゲートウェイのIPアドレスを10.180.1.27、キープアライブ間隔を120秒、再試行回数を10回に設定する例を示します。

Switch(config)# cns event 10.180.1.27 keepalive 120 10

CNSコンフィギュレーション エージェントのイネーブル化

CNSイベント エージェントをイネーブルにした後、スイッチ上でCNSコンフィギュレーション エージェントを起動します。次のコマンドを使用して、コンフィギュレーション エージェントをイネーブルにできます。

cns config initial グローバル コンフィギュレーション コマンド ― コンフィギュレーション エージェントをイネーブルにして、スイッチの初期設定を開始します。
cns config partial グローバル コンフィギュレーション コマンド ― コンフィギュレーション エージェントをイネーブルにして、スイッチの部分的コンフィギュレーションを開始します。その後、Configuration Registrarからスイッチに差分コンフィギュレーションをリモートで送信できます。

初期設定のイネーブル化

スイッチ上でCNSコンフィギュレーション エージェントをイネーブルにして初期設定を開始するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

説明

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

cns config connect-intf interface-prefix [ ping-interval seconds ] [ retries num ]

connect-interface-configモードを開始し、Configuration Registrarに接続するためのインターフェイスを指定します。

接続するインターフェイスの interface-prefix を入力します。インターフェイス タイプは必須ですが、インターフェイス番号は指定しなくても構いません。
(任意) ping-interval seconds に、連続的なpingを実行する間隔を入力します。指定できる範囲は1〜30秒です。デフォルト値は10秒です。
(任意) retries num に、pingを再試行する回数を入力します。指定できる範囲は1〜30です。デフォルトは5です。

ステップ 3

config-cli
または
line-cli

cns config connect-intf で定義したインターフェイス経由で
Configuration Registrarに接続する場合は、 config-cli を入力します。モデム ダイヤルアップ回線経由でRegistrarに接続する場合は、 line-cli を入力します。

(注) config-cli インターフェイス コンフィギュレーション コマンドでは、インターフェイス名のプレースホルダを表す特殊文字 & を使用できます。コンフィギュレーションが適用された時点で、 & はインターフェイス名に置き換えられます。たとえば、FastEthernet1/0/1経由で接続する場合、 config-cli ip route 0.0.0.0 0.0.0.0 & と入力すると、 ip route 0.0.0.0 0.0.0.0 FastEthernet1/0/1 というコマンドが生成されます。

ステップ 4

exit

グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。

ステップ 5

hostname name

スイッチのホスト名を入力します。

ステップ 6

ip route network-number

IPアドレスが network-number であるConfiguration Registrarへのスタティック ルートを確立します。

ステップ 7

cns id interface num { dns-reverse | ipaddress | mac-address } [ event ]
または
cns id { hardware-serial | hostname | string string } [ event ]

Configuration Registrarによって使用される一意のeventIDまたはconfigIDを設定します。

interface num に、インターフェイスのタイプ(たとえば、
Ethernet、Group-Async、Loopback、またはVirtual-Template)を入力します。この設定によって、UIDを定義するために、どのインターフェイスからIPまたはMAC(メディア アクセス制御)アドレスを取得するかが決まります。
{ dns-reverse | ipaddress | mac-address }で、ホスト名を取得してそのホスト名をUIDとして割り当てる場合は dns-reverse 、UIDとしてIPアドレスを使用する場合は ipaddress 、MACアドレスを使用する場合は mac-address を入力します。
(任意) event を入力して、IDがスイッチを識別するevent-id値になるように設定します。
{ hardware-serial | hostname| string string }で、スイッチのシリアル番号をUIDに設定する場合は hardware-serial 、スイッチのホスト名をUIDとして選択する場合は hostname (デフォルト)、または任意のテキスト ストリングをUIDとして使用する場合は string string を入力します。

ステップ 8

cns config initial { ip-address | hostname } [ port-number ] [ event ] [ no-persist ] [ page page ] [ source ip-address ] [ syntax-check ]

コンフィギュレーション エージェントをイネーブルにして、初期設定を開始します。

{ ip-address | hostname }に、コンフィギュレーション サーバのIPアドレスまたはホスト名を入力します。
(任意) port number に、コンフィギュレーション サーバのポート番号を入力します。デフォルトのポート番号は80です。
(任意)設定が終了したときに、設定の成功、失敗、または警告を表すメッセージの event をイネーブルにします。
(任意) cns config initial グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力することによってプルされたコンフィギュレーションのNVRAMへの自動書き込みを抑止する場合は、 no-persist をイネーブルにします。 no-persist キーワードを入力しない場合、 cns config initial コマンドを使用すると、その結果のコンフィギュレーションが自動的にNVRAMに書き込まれます。
(任意) page page に、初期コンフィギュレーションのWebページを入力します。デフォルトは/Config/config/aspです。
(任意) source ip-address に、使用する送信元IPアドレスを入力します。
(任意) syntax-check をイネーブルにすると、このパラメータを入力した場合に構文をチェックします。

(注) encrypt キーワードは、コマンドライン ヘルプ ストリングには表示されますが、サポートされません。

ステップ 9

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 10

show cns config connections

コンフィギュレーション エージェントに関する情報を確認します。

ステップ 11

show running-config

設定を確認します。

CNSコンフィギュレーション エージェントをディセーブルにするには、 no cns config initial { ip-address | hostname } グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

次に、リモート スイッチを初期設定に設定する例を示します。スイッチ ホスト名がUIDです。CNS Configuration RegistrarのIPアドレスは172.28.129.22です。

Switch(config)#  cns config connect-intf serial ping-interval 1 retries 1

Switch(config-cns-conn-if)#  config-cli ip address negotiated

Switch(config-cns-conn-if)#  config-cli encapsulation ppp

Switch(config-cns-conn-if)#  config-cli ip directed-broadcast

Switch(config-cns-conn-if)#  config-cli no keepalive

Switch(config-cns-conn-if)#  config-cli no shutdown

Switch(config-cns-conn-if)#  exit

Switch(config)#  hostname RemoteSwitch

RemoteSwitch(config)#  ip route 10.1.1.1 255.255.255.255 11.11.11.1

RemoteSwitch(config)#  cns id Ethernet 0 ipaddress

RemoteSwitch(config)#  cns config initial 10.1.1.1 no-persist

部分的な設定のイネーブル化

スイッチ上でCNSコンフィギュレーション エージェントをイネーブルにして部分的な設定を開始するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

説明

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

cns config partial { ip-address | hostname } [ port-number ] [ source ip-address ]

コンフィギュレーション エージェントをイネーブルにして、部分的な設定を開始します。

{ ip-address | hostname }に、コンフィギュレーション サーバのIPアドレスまたはホスト名を入力します。
(任意) port number に、コンフィギュレーション サーバのポート番号を入力します。デフォルトのポート番号は80です。
(任意) source ip-address に、使用する送信元IPアドレスを入力します。

(注) encrypt キーワードは、コマンドライン ヘルプ ストリングには表示されますが、サポートされません。

ステップ 3

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 4

show cns config stats
または
show cns config outstanding

コンフィギュレーション エージェントに関する情報を確認します。

ステップ 5

show running-config

設定を確認します。

ステップ 6

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

CNSコンフィギュレーション エージェントをディセーブルにするには、 no cns config partial
{ ip-address | hostname } グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。部分的な設定を取り消すには、 cns config cancel イネーブルEXECコマンドを使用します。

CNSの設定の表示

CNSの設定を表示するには、 表5-2 に示すイネーブルEXECコマンドを使用します。

表5-2 CNSの設定の表示

コマンド

説明

show cns config connections

CNSコンフィギュレーション エージェントの接続ステータスを表示します。

show cns config outstanding

開始されていてまだ完了していない差分(部分的)CNS設定に関する情報を表示します。

show cns config stats

CNSコンフィギュレーション エージェントに関する統計情報を表示します。

show cns event connections

CNSイベント エージェントの接続ステータスを表示します。

show cns event stats

CNSイベント エージェントに関する統計情報を表示します。

show cns event subject

アプリケーションによってサブスクライブされているイベント エージェント サブジェクトの一覧を表示します。


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