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スイッチ
Catalyst 3750 Metro シリーズ
Catalyst 3750 Metro スイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Cisco IOS Release 12.2(25)EY
はじめに
このマニュアルについて
図一覧
表一覧
概要
CLIの使用方法
スイッチのIPアドレスおよびデフォルト ゲートウェイの割り当て
スイッチのクラスタ設定
IE2100 CNSエージェントの設定
スイッチの管理
SDMテンプレートの設定
スイッチベースの認証の設定
802.1xポートベースの認証の設定
インターフェイス特性の設定
SmartPortマクロの設定
VLANの設定
VTPの設定
プライベートVLANの設定
音声VLANの設定
IEEE 802.1Qおよびレイヤ2プロトコル トンネリングの設定
STPの設定
MSTPの設定
オプションのスパニングツリー機能の設定
Flex Linkの設定
DHCP機能およびIPソース ガードの設定
ダイナミックARP検査の設定
IGMPスヌーピングおよびMVRの設定
ポートベースのトラフィック制御の設定
CDPの設定
UDLDの設定
SPANおよびRSPANの設定
RMONの設定
システム メッセージ ロギングの設定
SNMPの設定
ACLによるネットワーク セキュリティの設定
QoSの設定
EtherChannelの設定
IPユニキャスト ルーティングの設定
HSRPの設定
MPLSおよびEoMPLSの設定
IPマルチキャスト ルーティングの設定
MSDPの設定
代替ブリッジングの設定
トラブルシューティング
サポートされているMIB
Cisco IOSファイル システム、コンフィギュレーション ファイル、およびソフトウェア イメージの操作
Cisco IOS Release12.2(25)EYでサポートされていないコマンド

スイッチ
Catalyst 3750 Metro スイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Cisco IOS Release 12.2(25)EY

この章では、自動および手動による各種方法で、Catalyst 3750 Metroスイッチの初期設定(たとえば、スイッチIPアドレスの割り当てやデフォルト ゲートウェイ情報)を作成する方法について説明しています。また、スイッチのスタートアップ コンフィギュレーションの変更方法についても説明しています。

この章で使用されるコマンドの構文および使用方法の詳細については、このリリースのコマンド リファレンス、および『 Cisco IOS IP Command Reference, Volume 1 of 3:Addressing and Services』Release 12.2 を参照してください。

この章で説明する内容は、次のとおりです。

起動プロセスの概要
スイッチ情報の割り当て
実行コンフィギュレーションの確認と保存
スタートアップ コンフィギュレーションの変更
ソフトウェア イメージのリロードのスケジューリング

起動プロセスの概要

スイッチを起動するには、まず、ハードウェア インストレーション ガイドに記載された手順に従い、スイッチを設置し、電源を投入して、スイッチの初期設定(IPアドレス、サブネット マスク、デフォルト ゲートウェイ、シークレットおよびTelnetパスワードなど)を行う必要があります。

通常の起動プロセスにはブートローダ ソフトウェアの操作も含まれます。ブートローダは次のアクティビティを実行します。

下位レベルCPUの初期化。CPUレジスタを初期化することにより、物理メモリがマップされる場所、容量、速度などを制御します。
CPUサブシステムのPower-On Self-Test(POST;電源投入時セルフテスト)。CPU DRAMと、フラッシュ ファイル システムを構成するフラッシュ デバイスの部分をテストします。
システム ボード上のフラッシュ ファイル システムを初期化します。
デフォルトのオペレーティング システム ソフトウェア イメージをメモリにロードし、スイッチを起動します。

ブートローダによってフラッシュ ファイル システムにアクセスしてから、オペレーティング システムをロードします。通常、ブートローダは、オペレーティング システムのロード、圧縮解除、および起動の目的でのみ使用します。オペレーティング システムがCPUを制御できるようになると、ブートローダは、次にシステムがリセットされるか電源が投入されるまでは非アクティブになります。

オペレーティング システムに重大な障害が発生し使用できない場合は、ブートローダはシステムにトラップドア アクセスも行います。トラップドア メカニズムによるシステムへのアクセス機能により、必要があれば、フラッシュ ファイル システムをフォーマットし、XMODEMプロトコルを使用してオペレーティング システムのソフトウェアイメージを再インストールし、失ったパスワードを回復し、最終的にオペレーティング システムを再起動できます。詳細については、 XMODEMプロトコルによるソフトウェア障害からの回復 および パスワードを忘れた場合の回復 を参照してください。

パスワード回復はディセーブルにできます。詳細については、 パスワード回復のディセーブル化 を参照してください。

スイッチ情報を割り当てる前に、PCまたは端末がコンソール ポートに接続されており、PCまたは端末エミュレーション ソフトウェアのボーレートおよび文字フォーマットがスイッチのコンソール ポートのものと一致していることを確認します。

ボーレートのデフォルトは9,600です。
データ ビットのデフォルトは8です。

データ ビット オプションが8に設定されている場合、パリティ オプションはなしに設定します。

ストップ ビットのデフォルトは1です。
パリティ設定のデフォルトは、なしです。

スイッチ情報の割り当て

IP情報の割り当ては、スイッチのセットアップ プログラムまたはDynamic Host Configuration Protocol(DHCP)サーバを使用するか、または手動で行います。

特定のIP情報を要求する場合は、スイッチのセットアップ プログラムを使用します。このプログラムを使用すると、ホスト名とイネーブル シークレット パスワードを設定することもできます。また、任意で、Telnetパスワードの割り当て(リモート管理中のセキュリティ確保のため)や、クラスタのコマンド スイッチまたはメンバー スイッチあるいはスタンドアロン スイッチとして、スイッチを設定できます。setupプログラムの詳細については、ハードウェア インストレーション ガイドを参照してください。

サーバ設定後のIP情報の中央集中型管理と自動割り当てには、DHCPサーバを使用します。

DHCPを使用している場合は、ダイナミックに割り当てられたIPアドレスをスイッチが受信してコンフィギュレーション ファイルを読み込むまでは、セットアップ プログラムの質問に応答しないでください。

スイッチの設定手順に精通した上級者の場合は、手動でスイッチを設定してください。そうでない場合は、前述のセットアップ プログラムを使用します。

ここでは、次の設定情報について説明します。

デフォルトのスイッチ情報
DHCPベースの自動設定の概要
手動でのIP情報の割り当て

デフォルトのスイッチ情報

表3-1 に、デフォルトのスイッチ情報を示します。

表3-1 デフォルトのスイッチ情報

機能

デフォルト設定

IPアドレスおよびサブネット マスク

IPアドレスまたはサブネット マスクは定義されていません。

デフォルト ゲートウェイ

デフォルト ゲートウェイは定義されていません。

イネーブル シークレット パスワード

パスワードは定義されていません。

ホスト名

出荷時の設定のホスト名は Switch です。

Telnetパスワード

パスワードは定義されていません。

クラスタ コマンド スイッチ機能

ディセーブル

クラスタ名

クラスタ名は定義されていません。

DHCPベースの自動設定の概要

DHCPは、インターネット ホストおよびインターネットワーキング デバイスに設定情報を提供します。このプロトコルは、2つのコンポーネントで構成されています。1つはDHCPサーバからデバイスにコンフィギュレーション パラメータを提供するコンポーネント、もう1つはデバイスにネットワーク アドレスを割り当てるコンポーネントです。DHCPはクライアント サーバ モデルに基づいています。指定されたDHCPサーバが、ダイナミックに設定されるデバイスに対して、ネットワークアドレスを割り当て、コンフィギュレーション パラメータを提供します。スイッチは、DHCPクライアントおよびDHCPサーバの両方の動作が可能です。

DHCPベースの自動設定中、起動時に、スイッチ(DHCPクライアント)が、IPアドレス情報およびコンフィギュレーション ファイルを使用して、自動的に設定されます。

DHCPベースの自動設定を使用すると、スイッチ上でDHCPクライアント側の設定を行う必要はありません。ただし、IPアドレスに対応付けられた各種のリース オプションをDHCPサーバに設定する必要があります。DHCPを使用してネットワーク上のコンフィギュレーション ファイルをリレーする場合は、Trivial File Transfer Protocol(TFTP;簡易ファイル転送プロトコル)サーバおよびDomain Name System(DNS;ドメイン ネーム システム)サーバの設定が必要なこともあります。

スイッチのDHCPサーバは、スイッチと同じLAN上にあっても、異なるLAN上にあっても構いません。DHCPサーバが別のLANで実行されている場合は、スイッチとDHCPサーバの間にDHCPリレー デバイスを設定する必要があります。リレー デバイスは、直接接続されている2つのLAN間でブロードキャスト トラフィックを転送します。ルータはブロードキャスト パケットを転送しませんが、受信したパケットの宛先IPアドレスに基づいてパケットを転送します。

DHCPベースの自動設定は、スイッチのBOOTPクライアント機能に代わるものです。

DHCPクライアントの要求プロセス

スイッチを起動したときに、スイッチにコンフィギュレーション ファイルがない場合は、DHCPクライアントが起動され、DHCPサーバに対して設定情報を要求します。コンフィギュレーション ファイルが存在し、その設定に特定のルーテッド インターフェイスの ip address dhcp インターフェイス コンフィギュレーション コマンドが含まれる場合、DHCPクライアントが呼び出され、DHCPクライアントがインターフェイスにIPアドレス情報を要求します。

図3-1 に、DHCPクライアントとDHCPサーバ間でメッセージが交換される順序を示します。

図3-1 DHCPクライアントとサーバのメッセージ交換

クライアントであるスイッチAは、DHCPDISCOVERメッセージをブロードキャストし、DHCP
サーバを検索します。DHCPサーバは、DHCPOFFERユニキャスト メッセージによって、コンフィギュレーション パラメータ(IPアドレス、サブネット マスク、ゲートウェイIPアドレス、DNS IPアドレス、IPアドレスのリースなど)をクライアントに提供します。

クライアントは、DHCPREQUESTブロードキャスト メッセージにより、DHCPサーバに対して、提供された設定情報の正式な要求を戻します。この要求は、クライアントからDHCPDISCOVERブロードキャスト メッセージを受信した他のすべてのDHCPサーバにブロードキャストされます。これらのサーバが、クライアントに提供したIPアドレスを再要求できるようにするためです。

DHCPサーバは、クライアントにDHCPACKユニキャスト メッセージを戻すことによって、クライアントにIPアドレスが割り当てられたことを確認します。このメッセージにより、クライアントとサーバがバインドされ、クライアントは、サーバから受信した設定情報を使用します。スイッチが受信する情報量は、DHCPサーバの設定方法によって異なります。詳細については、 DHCPサーバの設定 を参照してください。

クライアントに対して送信されたDHCPOFFERユニキャスト メッセージのコンフィギュレーション パラメータが無効の場合(コンフィギュレーション エラーがある場合)、クライアントはDHCPサーバにDHCPDECLINEブロードキャスト メッセージを戻します。

この場合、DHCPサーバはクライアントに、DHCPNAK拒否ブロードキャスト メッセージを送信します。これは、提供されたコンフィギュレーション パラメータが割り当てられておらず、パラメータのネゴシエーション中にエラーが発生したこと、またはDHCPOFFERメッセージに対するクライアントからの応答が遅いこと(DHCPサーバが同じパラメータを他のクライアントに割り当てたこと)を意味します。

DHCPクライアントは、複数のDHCPサーバまたはBOOTPサーバから提供される情報を受信することがあります。そのうち任意の提供情報を受け入れることができますが、通常、最初に受信した情報を採用します。DHCPサーバから提供される情報は、クライアントにIPアドレスが割り当てられることを保証するものではありません。ただし、サーバは通常、クライアントがアドレスを正式に要求するまでアドレスを予約しています。スイッチがBOOTPサーバからの応答を受け入れて設定を行う場合には、スイッチはスイッチ コンフィギュレーション ファイルを取得するために、TFTP要求をユニキャストするのではなく、ブロードキャストします。

DHCPベースの自動設定の設定

ここでは、DHCPベースの自動設定機能を設定する方法について説明します。

DHCPサーバ設定時の注意事項
TFTPサーバの設定
DNSの設定
リレー デバイスの設定
コンフィギュレーション ファイルの取得
構成例

ご使用のDHCPサーバがシスコのデバイスの場合、『 Cisco IOS IP Configuration Guide 』Release 12.2の「IP Addressing and Services」の章にある「Configuring DHCP」を参照してください。

DHCPサーバ設定時の注意事項

デバイスをDHCPサーバとして設定する場合、次の注意事項に従ってください。

スイッチのハードウェア アドレスによって各スイッチに対してバインドされる予約済みリースを、DHCPサーバに設定する必要があります。

スイッチにIPアドレス情報を受信させるには、次のリース オプションを使用してDHCPサーバを設定する必要があります。

クライアントのIPアドレス(必須)
クライアントのサブネット マスク(必須)
DNSサーバのIPアドレス(任意)
ルータのIPアドレス(スイッチが使用するデフォルト ゲートウェイ アドレス)(必須)

スイッチにTFTPサーバからのコンフィギュレーション ファイルを受信させる場合は、次のリース オプションを使用してDHCPサーバを設定する必要があります。

TFTPサーバ名(必須)
ブート ファイル名(クライアントに必要なコンフィギュレーション ファイル名)(推奨)
ホスト名(任意)

DHCPサーバの設定によっては、スイッチはIPアドレス情報またはコンフィギュレーション ファイルあるいはその両方を受信できます。

前述したリース オプションをDHCPサーバに設定しない場合、DHCPサーバはクライアント要求に対して、設定されているパラメータのみを応答します。応答にIPアドレスおよびサブネット マスクが含まれていない場合、スイッチを設定することはできません。ルータのIPアドレスまたはTFTPサーバ名が見つからない場合、スイッチはTFTP要求をユニキャストではなく、ブロードキャスト送信することがあります。他のリース オプションについては、使用できない場合でも自動設定に影響はありません。

TFTPサーバの設定

DHCPサーバの設定に基づいて、スイッチはTFTPサーバから1つまたは複数のコンフィギュレーション ファイルをダウンロードしようとします。TFTPサーバへのIP接続に必要なすべてのオプションを備えたスイッチに応答するようDHCPを設定している場合、またTFTPサーバ名、アドレス、およびコンフィギュレーション ファイル名を指定してDHCPサーバを設定している場合、スイッチは指定されたTFTPサーバから指定されたコンフィギュレーション ファイルをダウンロードしようとします。

コンフィギュレーション ファイル名、TFTPサーバを指定しなかった場合、またはコンフィギュレーション ファイルをダウンロードできなかった場合は、スイッチはさまざまなファイル名とTFTPサーバ アドレスの組み合わせでコンフィギュレーション ファイルをダウンロードしようとします。ファイルには、指定されたコンフィギュレーション ファイル名(ある場合)および、
network-config、cisconet.cfg、 hostname .config、または hostname .cfgが含まれています。ここで、 hostname はスイッチの現在のホスト名です。使用されるTFTPサーバ アドレスには、指定されたTFTPサーバのアドレス(ある場合)およびブロードキャスト アドレス(255.255.255.255)が含まれています。

スイッチが正常にコンフィギュレーション ファイルをダウンロードするには、TFTPサーバは、そのベース ディレクトリに1つまたは複数のコンフィギュレーション ファイルを含んでいる必要があります。設定できるファイルは、次のとおりです。

DHCP応答に指定されるコンフィギュレーション ファイル(スイッチの実際のコンフィギュレーション ファイル)
network-confgまたはcisconet.cfgファイル(デフォルトのコンフィギュレーション ファイル)
router-confgまたはciscortr.cfgファイル(これらのファイルには、すべてのスイッチに共通のコマンドが含まれています。通常、DHCPサーバとTFTPサーバが適正に設定されていれば、これらのファイルは使用されません)

DHCPサーバ リース データベースにTFTPサーバ名を指定する場合は、DNSサーバのデータベースにTFTPサーバ名とIPアドレスのマッピングを設定する必要があります。

使用するTFTPサーバが、スイッチとは異なるLAN上にある場合、またはスイッチがブロードキャスト アドレスを使用してアクセスした場合(前述のすべての必須情報がDHCPサーバの応答に含まれていない場合に発生)は、リレーを設定してTFTPサーバにTFTPパケットを転送する必要があります。詳細については、 リレー デバイスの設定 を参照してください。DHCPサーバに必要な情報をすべて設定することを推奨します。

DNSの設定

DHCPサーバはDNSサーバを使用してTFTPサーバ名のIPアドレスを解決します。DNSサーバでは、TFTPサーバ名からIPアドレスへのマッピングが設定されている必要があります。TFTPサーバには、スイッチのコンフィギュレーション ファイルが保持されています。

DHCPサーバのリース データベースには、DHCP応答がIPアドレスを検索できるように、DNSサーバのIPアドレスを設定できます。リース データベースには、DNSサーバのIPアドレスを2つまで入力できます。

DNSサーバは、スイッチと同じLAN上にあっても、異なるLAN上にあっても構いません。異なるLAN上にある場合、スイッチはルータ経由でDNSサーバにアクセスできる必要があります。

リレー デバイスの設定

別のLAN上にあるホストからの応答が必要なブロードキャスト パケットをスイッチが送信するときは、リレー デバイス(または relay agent )を設定する必要があります。スイッチが送信する可能性のあるブロードキャスト パケットの例としてDHCP、DNSパケット、場合によってはTFTPパケットが挙げられます。リレー デバイスは、インターフェイス上で受信したブロードキャスト パケットが宛先ホストに転送されるように設定しなければなりません。

リレー デバイスがシスコのルータの場合、IPルーティングをイネーブルにし( ip routing グローバル コンフィギュレーション コマンド)、 ip helper-address インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用してヘルパー アドレスを設定します。

たとえば、 図3-2 では、ルータ インターフェイスを次のように設定しています。

インターフェイス10.0.0.2

router(config-if)# ip helper-address 20.0.0.2

router(config-if)# ip helper-address 20.0.0.3

router(config-if)# ip helper-address 20.0.0.4

インターフェイス20.0.0.1

router(config-if)# ip helper-address 10.0.0.1

図3-2 リレー デバイスを使用した自動設定

コンフィギュレーション ファイルの取得

DHCPの予約済みリースでIPアドレスおよびコンフィギュレーション ファイル名を取得できるかどうかに応じて、スイッチは次の方法で設定情報を取得します。

スイッチ用のIPアドレスおよびコンフィギュレーション ファイル名が予約され、DHCP応答に含まれている場合(1ファイル読み取り方式)

スイッチは、DHCPサーバからIPアドレス、サブネット マスク、TFTPサーバ アドレス、およびコンフィギュレーション ファイル名を取得します。さらにスイッチは、TFTPサーバのベース ディレクトリから指定のコンフィギュレーション ファイルを検索するために、TFTPサーバにユニキャスト メッセージを送信します。指定されたコンフィギュレーション ファイルを受信すると、スイッチの起動プロセスは完了します。

スイッチ用のIPアドレスおよびコンフィギュレーション ファイル名が予約されているが、
DHCP応答にTFTPサーバ アドレスが含まれていない場合(1ファイル読み取り方式)

スイッチは、DHCPサーバからIPアドレス、サブネット マスク、およびコンフィギュレーション ファイル名を取得します。さらにスイッチは、TFTPサーバにブロードキャスト メッセージを送信してサーバのベース ディレクトリから指定のコンフィギュレーション ファイルを検索します。指定されたコンフィギュレーション ファイルを受信すると、スイッチの起動プロセスは完了します。

スイッチ用のIPアドレスだけが予約され、DHCP応答に含まれていて、コンフィギュレーション ファイル名は含まれていない場合(2ファイル読み取り方式)

スイッチは、DHCPサーバからIPアドレス、サブネット マスク、およびTFTPサーバ アドレスを取得します。スイッチは、network-confgまたはcisconet.cfgのデフォルトのコンフィギュレーション ファイルを検索するために、TFTPサーバにユニキャスト メッセージを送信します(network-confgファイルが読み取れない場合、スイッチはcisconet.cfgファイルを読み取ります)。

デフォルトのコンフィギュレーション ファイルには、スイッチのホスト名とIPアドレスのマッピング情報が含まれています。スイッチは、ファイルの情報を自身のホスト テーブルに読み込み、ホスト名を取得します。ファイルにホスト名が含まれていない場合、スイッチはDHCP応答に含まれているホスト名を使用します。DHCP応答にホスト名が指定されていない場合、スイッチは、デフォルトのホスト名である Switch を使用します。

デフォルトのコンフィギュレーション ファイルまたはDHCP応答からホスト名を取得すると、スイッチはTFTPサーバからホスト名と同名のコンフィギュレーション ファイルを読み取ります(network-confgまたはcisconet.cfgのどちらを使用したかによって、ファイル名は
hostname -confgまたは hostname .cfgになります)。cisconet.cfgファイルを使用した場合、ホストのファイル名は8文字までに切り捨てられます。

network-confg、cisconet.cfg、またはホスト名のファイルを読み取れなかった場合、スイッチは
router-confgファイルを読み取ります。router-confgファイルが読み取れない場合、スイッチは
ciscortr.cfgファイルを読み取ります。

DHCP応答からTFTPサーバを取得できなかった場合、ユニキャスト送信によるコンフィギュレーション ファイルの読み取りにすべて失敗した場合、またはTFTPサーバ名からIPアドレスを取得できなかった場合、スイッチはTFTPサーバ要求をブロードキャストします。

構成例

図3-3 に、DHCPベースの自動設定を使用してIP情報を取得するネットワークの例を示します。

図3-3 DHCPベースの自動設定ネットワークの例

表3-2 に、DHCPサーバ上の予約済みリースの設定を示します。

表3-2 DHCPサーバの設定

スイッチA

スイッチB

スイッチC

スイッチD

バインド キー(ハードウェア アドレス)

00e0.9f1e.2001

00e0.9f1e.2002

00e0.9f1e.2003

00e0.9f1e.2004

IPアドレス

10.0.0.21

10.0.0.22

10.0.0.23

10.0.0.24

サブネット マスク

255.255.255.0

255.255.255.0

255.255.255.0

255.255.255.0

ルータ アドレス

10.0.0.10

10.0.0.10

10.0.0.10

10.0.0.10

DNSサーバ アドレス

10.0.0.2

10.0.0.2

10.0.0.2

10.0.0.2

TFTPサーバ名

tftpserver または 10.0.0.3

tftpserver または 10.0.0.3

tftpserver または 10.0.0.3

tftpserver または 10.0.0.3

ブート ファイル名(コンフィギュレーション ファイル)(任意)

switcha-confg

switchb-confg

switchc-confg

switchd-confg

ホスト名(任意)

switcha

switchb

switchc

switchd

DNSサーバの設定

DNSサーバは、TFTPサーバ名の maritsu をIPアドレス10.0.0.3にマッピングします。

TFTPサーバの設定(UNIX上)

TFTPサーバのベース ディレクトリは、/tftpserver/work/に設定されています。このディレクトリには、2ファイル読み取り方式で使用されるnetwork-confgファイルが含まれています。このファイルには、IPアドレスに基づいてスイッチに割り当てられるホスト名が設定されています。また、次に示すように、各スイッチのコンフィギュレーション ファイル( switcha-confg switchb-confg など)もベース ディレクトリに含まれています。

prompt> cd /tftpserver/work/

prompt> ls

network-confg

switcha-confg

switchb-confg

switchc-confg

switchd-confg

prompt> cat network-confg

ip host switcha 10.0.0.21

ip host switchb 10.0.0.22

ip host switchc 10.0.0.23

ip host switchd 10.0.0.24

DHCPクライアントの設定

スイッチA〜Dには、コンフィギュレーション ファイルは存在しません。

設定の説明

図3-3 では、スイッチAは次のようにコンフィギュレーション ファイルを読み取ります。

DHCPサーバからIPアドレス10.0.0.21を取得します。
DHCPサーバ応答にコンフィギュレーション ファイル名が含まれていない場合、スイッチAはTFTPサーバのベース ディレクトリからnetwork-confgファイルを読み取ります。
スイッチAは、network-confgファイルの内容をホスト テーブルに追加します。
IPアドレス10.0.0.21をホスト名(switcha)にインデックス付けすることによって、ホスト テーブルを読み取ります。
ホスト名に対応するコンフィギュレーション ファイルを読み取ります。たとえば、TFTPサーバから switcha-confg ファイルを読み取ります。

スイッチB〜Dも、同様に、それぞれのコンフィギュレーション ファイルおよびIPアドレスを取得します。

手動でのIP情報の割り当て

複数のSwitched Virtual Interface(SVI)またはポートに手動でIP情報を割り当てるには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

説明

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface vlan vlan-id

インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始し、IP情報を割り当てるVLAN(仮想LAN)を入力します。指定できる範囲は1〜4094です。先頭の0は入力しないでください。

ステップ 3

ip address ip-address subnet-mask

IPアドレスおよびサブネット マスクを入力します。

ステップ 4

exit

グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。

ステップ 5

ip default-gateway ip-address

スイッチに直接接続しているネクスト ホップ ルータ インターフェイスのIPアドレスを入力します。このスイッチにはデフォルト ゲートウェイが設定されています。デフォルト ゲートウェイは、スイッチから宛先IPアドレスを取得していないIPパケットを受信します。

デフォルト ゲートウェイが設定されると、スイッチは、ホストが通信する必要のあるリモート ネットワークに接続できます。

(注) IPでルーティングするようにスイッチを設定すると、デフォルト ゲートウェイを設定する必要はありません。

ステップ 6

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 7

show running-config

設定を確認します。

ステップ 8

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

スイッチのIPアドレスを削除する場合は、 no ip address インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。Telnetセッションからアドレスを削除すると、スイッチの接続は切断されます。デフォルト ゲートウェイのアドレスを削除する場合は、 no ip default-gateway グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

スイッチのシステム名の設定、イネーブルEXECコマンドへのアクセスの保護、時刻およびカレンダーの設定については、 第6章 「スイッチの管理」 を参照してください。

実行コンフィギュレーションの確認と保存

入力または変更した設定内容を確認するには、 show running-config イネーブルEXECコマンドを使用します。このコマンドの出力についての詳細は、『 Cisco IOS Configuration Fundamental Command Reference 』Release 12.2を参照してください。

スタートアップ コンフィギュレーションに対して行った設定や変更をフラッシュ メモリに保存するには、 copy running-config startup-config イネーブルEXECコマンドを使用します。このコマンドは、設定したコンフィギュレーションの内容を保存します。保存できなかった場合は、次のシステム リロード時に失われます。フラッシュ メモリのNVRAM(不揮発性RAM)セクションに保存されている情報を表示するには、 show startup-config または more startup-config イネーブルEXECコマンドを使用します。

コンフィギュレーション ファイルのコピーの代替保管場所については、 Cisco IOSファイル システム、コンフィギュレーション ファイル、およびソフトウェア イメージの操作 を参照してください。

スタートアップ コンフィギュレーションの変更

ここでは、スイッチのスタートアップ コンフィギュレーションの変更方法について説明します。具体的な設定情報は次のとおりです。

デフォルトのブート コンフィギュレーション
コンフィギュレーション ファイルの自動ダウンロード
手動での起動
特定のソフトウェア イメージの起動
環境変数の管理

デフォルトのブート コンフィギュレーション

表3-3 に、デフォルトのブート コンフィギュレーションを示します。

表3-3 デフォルトのブート コンフィギュレーション

機能

デフォルト設定

オペレーティング システムのソフトウェア イメージ

スイッチは、BOOT環境変数内の情報を使用して自動的にシステムを起動しようとします。変数が設定されていない場合は、スイッチは、フラッシュ ファイル システム全体に再帰的な縦型検索を行って、最初の実行可能イメージをロードして実行しようとします。

IOSイメージは、イメージ ファイル(拡張子.binを除く)と同じ名前のディレクトリに保存されています。

ディレクトリの縦型検索では、検出した各サブディレクトリを完全に検索してから元のディレクトリでの検索を続けます。

コンフィギュレーション ファイル

設定済みのスイッチは、フラッシュ メモリのシステム ボードに保存されている config.text ファイルを使用します。

新しいスイッチには、コンフィギュレーション ファイルがありません。

コンフィギュレーション ファイルの自動ダウンロード

DHCPベースの自動設定機能を使用すれば、スイッチにコンフィギュレーション ファイルを自動的にダウンロードできます。詳細については、 DHCPベースの自動設定の概要 を参照してください。

システム コンフィギュレーションを読み書きするファイル名の指定

デフォルトでは、IOSソフトウェアは、 config.text ファイルを使用して、システム コンフィギュレーションの不揮発性コピーを読み書きします。ただし、別のファイル名を指定することもでき、これは次の起動時にロードされます。

別のコンフィギュレーション ファイル名を指定するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

説明

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

boot config-file flash:/ file-url

次の起動時にロードするコンフィギュレーション ファイルを指定します。

file-url については、パス(ディレクトリ)とコンフィギュレーション ファイル名を指定します。

ファイル名およびディレクトリ名は、大文字/小文字を区別します。

ステップ 3

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 4

show boot

設定を確認します。

boot config-file グローバル コンフィギュレーション コマンドは、環境変数CONFIG_FILEの設定を変更します。

ステップ 5

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

設定をデフォルトに戻すには、 no boot config-file グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

手動での起動

デフォルトでは、スイッチは自動的に起動しますが、手動で起動するように設定できます。

次の起動時に手動で起動するようにスイッチを設定するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

説明

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

boot manual

次の起動時にスイッチを手動で起動できるようにします。

ステップ 3

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 4

show boot

設定を確認します。

boot manual グローバル コマンドは、環境変数MANUAL_BOOTの設定を変更します。

次回システムを再起動したとき、スイッチはブートローダ モードになり、 switch: プロンプトが表示されます。システムを起動するには、 boot filesystem :/ file-url ブートローダ コマンドを使用します。

filesystem : でシステム ボードのフラッシュ デバイスを指定する場合は、 flash: を使用します。
file-url に、パス(ディレクトリ)と、ブート可能イメージの名前を指定します。

ファイル名およびディレクトリ名は、大文字/小文字を区別します。

ステップ 5

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

手動での起動をディセーブルにするには、 no boot manual グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

特定のソフトウェア イメージの起動

デフォルトでは、スイッチは、BOOT環境変数内の情報を使用して自動的にシステムを起動しようとします。この変数が設定されていない場合は、スイッチは、フラッシュ ファイル システム全体に再帰的な縦型検索を行って、最初の実行可能イメージをロードして実行しようとします。ディレクトリの縦型検索では、検出した各サブディレクトリを完全に検索してから元のディレクトリでの検索を続けます。ただし、起動する特定のイメージを指定できます。

次の起動時に特定のイメージを起動するようにスイッチを設定するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

説明

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

boot system filesystem :/ file-url

次の起動時にフラッシュ メモリ内の特定のイメージを起動するようにスイッチを設定します。

filesystem : でシステム ボードのフラッシュ デバイスを指定する場合は、 flash: を使用します。
file-url に、パス(ディレクトリ)と、ブート可能イメージの名前を指定します。

ファイル名およびディレクトリ名は、大文字/小文字を区別します。

ステップ 3

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 4

show boot

設定を確認します。

boot system グローバル コマンドは、環境変数BOOTの設定を変更します。

次の起動時、スイッチは、BOOT環境変数内の情報を使用して自動的にシステムを起動しようとします。

ステップ 5

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

設定をデフォルトに戻すには、 no boot system グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

環境変数の管理

正常に動作しているスイッチでブート ローダ モードを開始するには、9600 bpsに設定されたスイッチ コンソール接続のみを使用します。スイッチの電源コードを取り外し、電源コードの再接続中に Mode ボタンを押します。ポート1の上のLEDが消灯してから1〜2秒後に、 Mode ボタンを離します。ブートローダの switch: プロンプトが表示されます。

スイッチのブートローダ ソフトウェアは、不揮発性環境変数をサポートし、この環境変数を使用してブートローダやシステムで稼働するその他のソフトウェアの動作を制御できます。ブートローダの環境変数は、UNIXまたはDOSシステム上に設定できる環境変数と似ています。

値を持つ環境変数は、フラッシュ ファイル システム以外のフラッシュ メモリに格納されます。

これらのファイルの各行には、環境変数名と等号、その後に変数の値が入っています。このファイルに表示されていなければ、その変数には値がありません。表示されていればヌル ストリングであっても値があります。ヌル ストリング(たとえば" ")に設定されている変数は、値が設定された変数です。多くの環境変数は事前に定義されており、デフォルト値が設定されています。

環境変数は次の2種類のデータを保管します。

コードを制御するデータ。IOSコンフィギュレーション ファイルを読み取りません。たとえば、環境変数として保存できるブートローダの機能を拡張または補強する、ブートローダ ヘルパー ファイルの名前。
コードを制御するデータ。IOSコンフィギュレーション ファイルを読み取る役割があります。たとえば、環境変数として保存できるIOSコンフィギュレーション ファイルの名前。

ブートローダにアクセスするかIOSコマンドを使用して、環境変数の設定を変更できます。通常、環境変数の設定を変更する必要はありません。

ブートローダ コマンドおよび環境変数の構文および使用方法の詳細については、このリリースのコマンド リファレンスを参照してください。

表3-4 に、最もよく使用される環境変数の機能について説明します。

表3-4 環境変数

変数

ブートローダ コマンド

IOSグローバル コンフィギュレーション コマンド

BOOT

set BOOT filesystem :/ file-url ...

自動起動時に、実行可能ファイルのセミコロンで区切られたリストをロードして実行しようとします。BOOT環境変数が設定されていない場合、システムは、フラッシュ ファイル システム全体に再帰的な縦型検索を行って、最初の実行可能イメージをロードして実行しようとします。BOOT環境変数が設定されていても指定されたイメージをロードできない場合は、システムはフラッシュ ファイル システムで検出した最初のブートファイルを起動しようとします。

boot system filesystem :/ file-url

次の起動時にロードするIOSイメージを指定します。このコマンドは、環境変数BOOTの設定を変更します。

MANUAL_BOOT

set MANUAL_BOOT yes

スイッチが自動または手動で起動するかどうかを決定します。

有効な値は1、yes、0、およびnoで、noまたは0に設定すると、ブートローダは自動的にシステムを起動しようとします。それ以外に設定した場合は、ブートローダ モードから手動でスイッチを起動する必要があります。

boot manual

次の起動時に手動でスイッチを起動できるようにし、環境変数MANUAL_BOOTの設定を変更します。

次回システムを再起動したとき、スイッチはブートローダ モードになっています。システムを起動するには、 boot flash: filesystem :/ file-url コマンドを使用し、ブート イメージの名前を指定します。

CONFIG_FILE

set CONFIG_FILE flash:/ file-url

IOSがシステム コンフィギュレーションの不揮発性コピーの読み書きに使用するファイル名を変更します。

boot config-file flash: / file-url

IOSがシステム コンフィギュレーションの不揮発性コピーの読み書きに使用するファイル名を指定します。このコマンドは環境変数CONFIG_FILEを変更します。

ソフトウェア イメージのリロードのスケジューリング

ソフトウェア イメージのリロードをあとで(たとえば、スイッチの使用が少ない夜間または週末)実行するようにスケジューリングできます。また、ネットワーク全体でリロードを同期化できます(たとえば、ネットワークのすべてのスイッチ上でソフトウェアのアップグレードを実行)。

リロードのスケジューリングは、およそ24日以内に実行されるように設定する必要があります。

リロードのスケジューリング設定

ソフトウェア イメージのリロードをあとで実行するようにスイッチを設定するには、イネーブルEXECモードで次のいずれかのコマンドを使用します。

reload in [ hh : ] mm [ text ]

このコマンドは、指定した時間内(時間および分で指定)に実行するようにソフトウェアのリロードをスケジューリングします。リロードはおよそ24日以内に実行される必要があります。リロードの理由を最大255の文字列で指定できます。

reload at hh : mm [ month day | day month ] [ text ]

このコマンドは、指定した時刻(24時間制)に実行するようにソフトウェアのリロードをスケジューリングします。月日を指定すると、リロードは指定された日時で実行するようスケジューリングされます。月日を指定しない場合、リロードは当日の指定された時刻(指定された時刻が現在の時刻よりあとの場合)または翌日(指定された時刻が現在の時刻より前の場合)に実行します。00:00を指定すると、リロードのスケジューリングは午前0時に設定されます。

at キーワードを使用するのは、Network Time Protocol(NTP)、ハードウェアのカレンダー、または手動によってスイッチのシステム クロックが設定されている場合だけです。時刻は、スイッチに設定されているタイム ゾーンに基づきます。複数のスイッチでリロードが同時に実行されるようスケジューリングするには、各スイッチの時刻がNTPによって同期している必要があります。

reload コマンドはシステムを一時停止します。手動で起動するように設定されていない場合、システムは自動的に再起動します。スイッチの設定情報をスタートアップ コンフィギュレーション( copy running-config startup-config )に保存してから、 reload コマンドを使用してください。

手動で起動するようにスイッチが設定されている場合、仮想端末からリロードしないでください。この制約にしたがうことで、スイッチはブートローダ モードを開始せず、リモート ユーザから制御できなくなります。

コンフィギュレーション ファイルを変更すると、リロードする前に設定を保存するよう求めるプロンプトが表示されます。保存中に、環境変数CONFIG_FILEが存在しないスタートアップ コンフィギュレーション ファイルをポイントした場合、保存を続行するかどうかを、システムが聞いてきます。続行すると、システムはリロードのセットアップ モードを開始します。

次に、当日の午後7:30にソフトウェアをリロードする例を示します。

Switch# reload at 19:30

Reload scheduled for 19:30:00 UTC Wed Jun 5 2003 (in 2 hours and 25 minutes)

Proceed with reload? [confirm]

次に、未来の時刻にソフトウェアをリロードする例を示します。

Switch# reload at 02:00 jun 20

Reload scheduled for 02:00:00 UTC Thu Jun 20 2003 (in 344 hours and 53 minutes)

Proceed with reload? [confirm]

リロードのスケジューリングを取り消すには、 reload cancel イネーブルEXECコマンドを使用します。

リロードのスケジューリング情報の表示

リロードのスケジューリングに関する情報を表示してスイッチにリロードがスケジューリングされているかどうかを調べるには、 show reload イネーブルEXECコマンドを使用します。

リロードの予定実行時刻、リロードの理由(指定されている場合)など、リロードに関する情報が表示されます。


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