Navbar-jp

Toolbar-jp

PDF GetAcro

SPANおよびRSPANの設定

この章では、Catalyst 3750スイッチにSwitched Port Analyzer(SPAN;スイッチド ポート アナライザ)およびRemote SPAN(RSPAN)を設定する方法について説明します。特に明記しないかぎり、 スイッチ という用語はスタンドアロン スイッチおよびスイッチ スタックを意味します。

この章で説明する内容は、次のとおりです。

SPANおよびRSPANの概要

ポートまたはVLANを通過するネットワーク トラフィックを分析するには、SPANまたはRSPANを使用して、そのスイッチの別のポート、またはネットワーク アナライザなどのモニタリング デバイスやセキュリティ デバイスに接続されている別のスイッチ上のポートにトラフィックのコピーを送信します。SPANは送信元ポートまたは送信元VLAN上で受信、送信、または送受信されたトラフィックを宛先ポートにコピー(ミラーリング)して、分析します。SPANは送信元ポートまたはVLAN上のネットワーク トラフィックのスイッチングに影響を与えません。宛先ポートをSPAN専用にする必要があります。SPANまたはRSPANセッションに必要なトラフィック以外のトラフィックを、宛先ポートが受信または転送することはありません。

SPANを使用してモニタできるのは、送信元ポートを出入りするトラフィックまたは送信元VLANに出入りするトラフィックだけです。送信元VLANにルーティングされるトラフィックはモニタできません。たとえば、着信トラフィックをモニタしている場合、別のVLANから送信元VLANにルーティングされているトラフィックはモニタできません。ただし、送信元VLANで受信し、別のVLANにルーティングされるトラフィックは、モニタできます。

SPANまたはRSPAN宛先ポートを使用すると、ネットワーク セキュリティ デバイスからトラフィックを送信できます。たとえば、Cisco Intrusion Detection System(IDS;侵入検知システム)センサ装置を宛先ポートに接続した場合、IDSデバイスはTCPリセット パケットを送信して疑わしい攻撃者のTCPセッションを停止させることができます。

ここで説明する内容は次のとおりです。

ローカルSPAN

ローカルSPANは1つのスイッチ内のSPANセッション全体をサポートします。すべての送信元ポートまたは送信元VLAN、および宛先ポートは、同じスイッチまたはスイッチ スタック内にあります。ローカルSPANは、任意のVLAN上の1つまたは複数の送信元ポートあるいは1つまたは複数のVLANから宛先ポートに送信されるトラフィックをコピーして、分析します。たとえば、 単一スイッチでのローカルSPANの設定例 では、ポート5(送信元ポート)上のすべてのトラフィックがポート10 (宛先ポート)にミラーリングされています。ポート10のネットワーク アナライザは、ポート5に物理的に接続しなくても、ポート5からすべてのネットワーク トラフィックを受信します。

単一スイッチでのローカルSPANの設定例

スイッチ スタックでのローカルSPANの設定例 に、送信元ポートおよび宛先ポートが異なるスタック メンバー上にある、スイッチ スタックのローカルSPANの例を示します。

スイッチ スタックでのローカルSPANの設定例

RSPAN

RSPANを使用すると、複数のスイッチ(または複数のスイッチ スタック)上で送信元ポート、送信元VLAN、および宛先ポートがサポートされるため、ネットワーク内で複数のスイッチのリモート モニタリングが可能になります( RSPANの設定例 を参照)。各RSPANセッションのトラフィックは、ユーザが指定したRSPAN VLAN上で伝送されます。このRSPAN VLANは、参加しているすべてのスイッチでRSPANセッション専用です。送信元ポートまたはVLANからのRSPANトラフィックはRSPAN VLANにコピーされ、RSPAN VLANを伝送するトランク ポートを介して、RSPAN VLANをモニタする宛先セッションに転送されます。各RSPAN送信元スイッチでは、RSPAN送信元としてポートまたはVLANのいずれかを設定する必要があります。宛先は常に物理ポートになります。

RSPANの設定例

SPANおよびRSPANの概念と用語

ここでは、SPANおよびRSPANの設定に関連する概念と用語について説明します。

SPANセッション

SPANセッション(ローカルまたはリモート)を使用すると、1つまたは複数のポート、あるいは1つまたは複数のVLAN上でトラフィックをモニタし、モニタしたトラフィックを1つまたは複数の宛先ポートに送信できます。

ローカルSPANセッションは、宛先ポートと送信元ポートまたは送信元VLAN(すべて単一のネットワーク デバイス上にある)の対応づけです。ローカルSPANには、送信元セッションおよび宛先セッションが個別に設定されません。ローカルSPANセッションはユーザが指定した入力および出力のパケット セットを収集し、SPANデータ ストリームを形成して、宛先ポートに転送します。

RSPANは1つまたは複数のRSPAN送信元セッション、1つのRSPAN VLAN、および1つまたは複数のRSPAN宛先セッションで構成されます。RSPAN送信元セッションとRSPAN宛先セッションは、異なるネットワーク デバイス上に別々に設定します。デバイスにRSPAN送信元セッションを設定するには、送信元ポートまたは送信元VLANのセットをRSPAN VLANと関連づけます。このセッションの出力は、RSPAN VLANに送信されるSPANパケットのストリームです。別のデバイスにRSPAN宛先セッションを設定するには、宛先ポートをRSPAN VLANと関連づけます。宛先セッションはRSPAN VLANトラフィックをすべて収集し、RSPAN宛先ポートに送信します。

RSPAN送信元セッションは、パケット ストリームの転送先を除き、ローカルSPANセッションに非常に似ています。RSPAN送信元セッションでは、SPANパケットにRSPAN VLAN IDラベルが再設定され、通常のトランク ポートを介して宛先スイッチに転送されます。

RSPAN宛先セッションはRSPAN VLAN上で受信されたすべてのパケットからVLANタギングを除去し、宛先ポートに送ります。RSPAN宛先セッションの目的は、(レイヤ2制御パケットを除く)すべてのRSPAN VLANパケットをユーザにコピーして、分析することです。

同じRSPAN VLAN内で、複数の送信元セッションと複数の宛先セッションをアクティブにすることができます。RSPAN送信元セッションと宛先セッションを分離する中間スイッチを配置することもできます。これらのスイッチにはRSPANの実行機能は不要ですが、RSPAN VLANの要件を満たす必要があります( RSPAN VLAN を参照)。

SPANセッションでのトラフィックのモニタには、次のような制限があります。

モニタ対象トラフィック

SPANセッションは、次のトラフィック タイプをモニタできます。

Differentiated Services Code Point(DSCP)の変更など、ルーティングまたはQuality of Service(QoS;サービス品質)が原因で変更されるパケットは、変更前にコピーされます。

受信処理中にパケットを廃棄する可能性のある機能は、入力SPANには無効です。宛先ポートは、実際の着信パケットが廃棄された場合でも、パケットのコピーを受信します。これらの機能には、標準および拡張IP入力Access Control List(ACL;アクセス制御リスト)、入力QoSポリシング、VLAN ACL、出力QoSポリシングなどがあります。

ルーティングが原因で変更されたパケット(Time to Live[TTL]、MACアドレス、QoS値の変更など)は、宛先ポートで(変更されて)コピーされます。

送信処理中にパケットを廃棄する可能性のある機能は、SPAN用のコピーにも影響を与えます。これらの機能には、標準および拡張IP出力ACL、出力QoSポリシングなどがあります。

ローカルSPANセッション ポートのデフォルト設定では、すべてのタグなしパケットが送信されます。通常、SPANはCisco Discovery Protocol(CDP)、VLAN Trunk Protocol(VTP;VLANトランク プロトコル)、Dynamic Trunking Protocol(DTP)、Spanning Tree Protocol(STP;スパニングツリー プロトコル)、Port Aggregation Protocol(PAgP;ポート集約プロトコル)などのBridge Protocol Data Unit(BPDU;ブリッジ プロトコル データ ユニット)パケットおよびレイヤ2プロトコルをモニタしません。ただし、宛先ポートを設定するときに encapsulation replicate キーワードを入力すると、次のように変更されます。

したがって、カプセル化レプリケーションがイネーブル化されたローカルSPANセッションでは、タグなし、802.1Q、およびISLタグ付きパケットが宛先ポートに混在するする場合があります。

スイッチが輻輳すると、入力送信元ポート、出力送信元ポート、またはSPAN宛先ポートでパケットが廃棄されることがあります。一般に、これらの特性は相互に依存しません。次に例を示します。

SPANの設定によっては、同じ送信元パケットの複数のコピーがSPAN宛先ポートに送信される場合があります。たとえば、ポートAではRXモニタ用に、ポートBではTXモニタ用に、双方向(RXとTX)SPANセッションが設定されているとします。パケットがポートAを介してスイッチに着信し、ポートBにスイッチングされると、着信パケットと発信パケットの両方が宛先ポートに送信されます。このため、両方のパケットは同じものになります(レイヤ3書き換えが行われた場合には、パケット変更のため異なるパケットになります)。

送信元ポート

送信元ポート(別名 モニタ対象ポート )は、ネットワーク トラフィック分析のためにモニタするスイッチド ポートまたはルーテッド ポートです。1つのローカルSPANセッションまたはRSPAN送信元セッションでは、送信元ポートまたはVLANのトラフィックを単一方向または双方向でモニタできます。スイッチは、任意の数の送信元ポート(スイッチで利用可能なポートの最大数まで)と任意の数の送信元VLAN(サポートされているVLANの最大数まで)をサポートします。ただし、スイッチが送信元ポートまたはVLANでサポートするセッション数は最大2つ(ローカルまたはRSPAN)であるため、単一のセッションにポートおよびVLANを混在させることはできません。

送信元ポートには、次の特性があります。

送信元VLAN

VLAN-based SPAN(VSPAN)では、1つまたは複数のVLANのネットワーク トラフィックをモニタできます。VLAN内のSPANまたはRSPAN送信元インターフェイスはVLAN IDで指定され、トラフィックはそのVLANのすべてのポートでモニタされます。

VLANには次の特性があります。

VLANフィルタリング

トランク ポートを送信元ポートとしてモニタする場合、デフォルトでは、トランク上でアクティブなすべてのVLANがモニタされます。VLANフィルタリングを使用すれば、トランク送信元ポートでのSPANトラフィックのモニタを特定のVLANに制限することができます。

宛先ポート

各ローカルSPANセッションまたはRSPAN宛先セッションには、送信元ポートまたはVLANからのトラフィックのコピーを受信し、SPANパケットをユーザ(通常はネットワーク アナライザ)に送信する宛先ポート(別名 モニタ側ポート )が必要です。

宛先ポートには、次の特性があります。

ローカルSPANおよびRSPAN宛先ポートでは、VLANタギングおよびカプセル化に関する動作が異なります。

RSPAN VLAN

RSPAN VLANは、RSPAN送信元セッションと宛先セッション間でSPANトラフィックを伝送します。RSPAN VLANには次の特殊な特性があります。

VTPに認識されるVLAN 1〜1005の場合、VLAN IDおよび対応するRSPAN特性はVTPによって伝播されます。拡張VLAN範囲(1006〜4094)内のRSPAN VLAN IDを割り当てる場合は、すべての中間スイッチを手動で設定する必要があります。

通常は、ネットワークに複数のRSPAN VLANを配置し、同時にそれぞれのRSPAN VLANでネットワーク全体のRSPANセッションを定義します。つまり、ネットワーク内の任意の場所にある複数のRSPAN送信元セッションからRSPANセッションにパケットを送信できます。また、ネットワーク全体に対して複数のRSPAN宛先セッションを設定し、同じRSPAN VLANをモニタしたり、ユーザにトラフィックを送信することもできます。セッションはRSPAN VLAN IDによって区別されます。

SPANおよびRSPANの他の機能との相互作用

SPANは次の機能と相互作用します。

モニタ対象EtherChannelグループに物理ポートを追加すると、新しいポートがSPAN送信元ポート リストに追加されます。モニタ対象EtherChannelグループからポートを削除すると、SPAN送信元ポート リストから自動的に削除されます。削除したポートがEtherChannelグループ内の唯一のポートである場合、グループ内にポートがなくなるため、データはモニタされません。

EtherChannelグループに属する物理ポートをSPAN送信元ポートとして設定し、引き続きEtherChannelの一部とすることができます。この場合、この物理ポートはEtherChannelに参加しているため、そのポートからのデータはモニタされます。ただし、EtherChannelグループに属する物理ポートをSPAN宛先ポートに設定した場合は、EtherChannelグループから削除されます。SPANセッションからポートが削除されると、EtherChannelグループに復帰します。EtherChannelグループから削除されたポートはグループのメンバーに残りますが、 非アクティブ または スタンドアロン ステートになります。

EtherChannelグループに属する物理ポートが宛先ポートであり、かつ、EtherChannelグループが送信元である場合、ポートはEtherChannelグループおよびモニタ対象ポートのリストから削除されます。

SPANセッションでは、宛先ポートで入力転送がイネーブルの場合、出力をモニタしているポートでポート セキュリティをイネーブルにしないでください。RSPAN送信元セッションでは、出力をモニタしているどのポートでもポート セキュリティをイネーブルにしないでください。

SPANセッションでは、宛先ポートで入力転送がイネーブルの場合、出力をモニタしているポートで802.1xをイネーブルにしないでください。RSPAN送信元セッションでは、出力をモニタしているどのポートでも802.1xをイネーブルにしないでください。

SPAN/RSPANおよびスイッチ スタック

スイッチ スタックは1つの論理スイッチとして扱われるため、ローカルSPAN送信元ポートおよび宛先ポートをスタック内の異なるスイッチに設定することができます。したがって、スタックにスイッチを追加または削除すると、ローカルSPANセッションや、RSPAN送信元または宛先セッションに影響が及ぶことがあります。スタックからスイッチを削除すると、アクティブ セッションが非アクティブになることがあります。スタックにスイッチを追加すると、非アクティブ セッションがアクティブになることがあります。

スイッチ スタックの詳細については、 スイッチ スタックの管理 を参照してください。

SPANおよびRSPANの設定

ここでは、スイッチにSPANを設定する方法について説明します。具体的な設定情報は次のとおりです。

SPANおよびRSPANのデフォルト設定

SPANおよびRSPANのデフォルト設定 に、SPANおよびRSPANのデフォルト設定を示します。

SPANおよびRSPANのデフォルト設定

機能

デフォルト設定

SPANのステート(SPANおよびRSPAN)

ディセーブル

モニタする送信元ポートのトラフィック

受信トラフィックと送信トラフィックの両方( both

カプセル化タイプ(宛先ポート)

ネイティブ形式(タグなしパケット)

入力転送(宛先ポート)

ディセーブル

VLANフィルタリング

送信元ポートとして使用されるトランク インターフェイス上で、すべてのVLANがモニタされます。

RSPAN VLAN

設定なし

ローカルSPANの設定

ここでは、スイッチにローカルSPANを設定する方法について説明します。具体的な設定情報は次のとおりです。

SPAN設定時の注意事項

SPANの設定の際は、次の注意事項に従ってください。

ローカルSPANセッションの作成

SPANセッションを作成し、送信元(モニタ対象)ポートまたはVLAN、および宛先(モニタ側)ポートを指定するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

説明

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

no monitor session { session_number | all | local | remote }

セッションの既存のSPAN設定を削除します。

session_number の範囲は、1〜66です。

すべてのSPANセッションを削除するには all を、すべてのローカル セッションを削除するには local を、すべてのリモートSPANセッションを削除するには remote を指定します。

monitor session session_number source { interface interface-id | vlan vlan-id } [ , | - ] [ both | rx | tx ]

SPANセッションおよび送信元ポート(モニタ対象ポート)を指定します。

session_number の範囲は、1〜66です。

interface-id には、モニタする送信元ポートまたは送信元VLANを指定します。

  • 送信元 interface-id には、モニタする送信元ポートを指定します。有効なインターフェイスには、物理インターフェイスおよびポート チャネル論理インターフェイス( port-channel port-channel-number )があります。 有効なポートチャネル番号は1〜12です。
  • vlan-id には、モニタする送信元VLANを指定します。指定できる範囲は1〜4094です(RSPAN VLANは除く)。
  • 1つのセッションに、一連のコマンドで定義された複数の送信元(ポートまたはVLAN)を含めることができます。ただし、1つのセッション内で送信元ポートと送信元VLANを併用することはできません。

(任意) [ , | - ] ― 一連のまたは一定範囲のインターフェイスを指定します。カンマの前後およびハイフンの前後にスペースを1つずつ入力します。

(任意)モニタするトラフィックの方向を指定します。トラフィックの方向を指定しない場合、SPANは送受信両方のトラフィックをモニタします。

  • both ― 送受信両方のトラフィックをモニタします。これはデフォルト設定です。
  • rx ― 受信トラフィックをモニタします。
  • tx ― 送信トラフィックをモニタします。
  • monitor session session_number source コマンドを複数回使用すると、複数の送信元ポートを設定できます。

monitor session session_number destination { interface interface-id [, | -] [ encapsulation replicate ]}

SPANセッションおよび宛先ポート(モニタ側ポート)を指定します。

session_number には、ステップ3で入力したセッション番号を指定します。

  • ローカルSPANの場合は、送信元および宛先インターフェイスに同じセッション番号を使用する必要があります。

interface-id には、宛先ポートを指定します。宛先インターフェイスには物理ポートを指定する必要があります。EtherChannelやVLANは指定できません。

(任意) [ , | - ] ― 一連のまたは一定範囲のインターフェイスを指定します。カンマの前後およびハイフンの前後にスペースを1つずつ入力します。

(任意)宛先インターフェイスが送信元インターフェイスのカプセル化方式を複製するように指定するには、 encapsulation replicate を入力します。このキーワードを選択しない場合、デフォルトでは、パケットがネイティブ形式(タグなし)で送信されます。

  • monitor session session_number destination コマンドを複数回使用すると、複数の宛先ポートを設定できます。

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

show monitor [ session session_number ]

show running-config

設定を確認します。

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

SPANセッションを削除する場合は、 no monitor session session_number グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。SPANセッションから送信元ポート、宛先ポート、またはVLANを削除する場合は、 no monitor session session_number source { interface interface-id | vlan vlan-id } グローバル コンフィギュレーション コマンドまたは no monitor session session_number destination interface interface-id グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。宛先インターフェイスの場合、このコマンドの no 形式では、 encapsulation replicate キーワードは無視されます。

次に、SPANセッション1を設定し、送信元ポートから宛先ポートへのトラフィックをモニタする例を示します。最初に、セッション1の既存のSPAN設定を削除し、双方向トラフィックをスイッチ1の送信元ポートGigabitEthernet 0/1から宛先ポートGigabitEthernet 0/3へミラーリングして、カプセル化方式を維持します。

Switch(config)# no monitor session 1

Switch(config)# monitor session 1 source interface gigabitethernet1/0/1

Switch(config)# monitor session 1 destination interface gigabitethernet1/0/3 encapsulation replicate

Switch(config)# end

次に、SPANセッション1のSPAN送信元である、スイッチ1のポート0/1を削除する例を示します。

Switch(config)# no monitor session 1 source interface gigabitethernet1/0/1

Switch(config)# end

次に、双方向モニタ用に設定された、スイッチ1のポート0/1での受信トラフィック モニタをディセーブルにする例を示します。

Switch(config)# no monitor session 1 source interface gigabitethernet1/0/1 rx

ポート0/1での受信トラフィックのモニタはディセーブルになりますが、このポートから送信されるトラフィックは引き続きモニタされます。

次に、SPANセッション2内の既存の設定を削除し、VLAN 1〜3に属するすべてのポートで受信トラフィックをモニタするようにSPANセッション2を設定し、モニタされたトラフィックをスイッチ1の宛先ポートGigabitEthernet 0/2に送信する例を示します。この設定は、VLAN 10に属するすべてのポートですべてのトラフィックをモニタするように変更されます。

Switch(config)# no monitor session 2

Switch(config)# monitor session 2 source vlan 1 - 3 rx

Switch(config)# monitor session 2 destination interface gigabitethernet1/0/2

Switch(config)# monitor session 2 source vlan 10

Switch(config)# end

ローカルSPANセッションの作成および入力トラフィックの設定

SPANセッションを作成して送信元ポート、送信元VLAN、および宛先ポートを指定し、ネットワーク セキュリティ デバイス(Cisco IDSセンサ装置など)用の宛先ポート上の入力トラフィックをイネーブルにするには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

説明

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

no monitor session { session_number | all | local | remote }

セッションの既存のSPAN設定を削除します。

monitor session session_number source { interface interface-id | vlan vlan-id } [ , | - ] [ both | rx | tx ]

SPANセッションおよび送信元ポート(モニタ対象ポート)を指定します。

monitor session session_number destination { interface interface-id [, | -] [ encapsulation replicate ] [ ingress { dot1q vlan vlan-id | isl | untagged vlan vlan-id | vlan vlan-id }]}

SPANセッション、宛先ポート、パケット カプセル化、入力側VLAN、およびカプセル化を指定します。

session_number には、ステップ3で入力したセッション番号を指定します。

interface-id には、宛先ポートを指定します。宛先インターフェイスには物理ポートを指定する必要があります。EtherChannelやVLANは指定できません。

(任意) [ , | - ] ― 一連のまたは一定範囲のインターフェイスを指定します。カンマまたはハイフンの前後にはスペースを入力します。

(任意)宛先インターフェイスが送信元インターフェイスのカプセル化方式を複製するように指定するには、 encapsulation replicate を入力します。このキーワードを選択しない場合、デフォルトでは、パケットがネイティブ形式(タグなし)で送信されます。

宛先ポートで入トラフィックの転送をイネーブルにして、カプセル化タイプを指定するには、 ingress に次のキーワードを指定して入力します。

  • dot1q vlan vlan-id ― 802.1Qカプセル化を使用し、デフォルトVLANとして指定されたVLANを設定して、入力パケットを転送します。
  • isl ― ISLカプセル化を使用して、入力パケットを転送します。
  • untagged vlan vlan-id または vlan vlan-id ― タグなしカプセル化タイプを使用し、デフォルトVLANとして指定されたVLANを設定して、入力パケットを転送します。

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

show monitor [ session session_number ]

show running-config

設定を確認します。

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

SPANセッションを削除する場合は、 no monitor session session_number グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。SPANセッションから送信元ポート、宛先ポート、またはVLANを削除する場合は、 no monitor session session_number source { interface interface-id | vlan vlan-id } グローバル コンフィギュレーション コマンドまたは no monitor session session_number destination interface interface-id グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。宛先インターフェイスの場合、このコマンドの no 形式では、encapsulationおよびingressオプションは無視されます。

次に、SPANセッション2の既存の設定を削除し、スイッチ1の送信元ポートGigabitEthernet 0/1で受信されたトラフィックをモニタするようにSPANセッション2を設定し、このトラフィックを送信元ポートと同じ出力カプセル化タイプを使用してスイッチ1の宛先ポートGigabitEthernet 0/2に送信し、802.1Qカプセル化およびデフォルト入力VLANとしてVLAN 6を使用する入力転送をイネーブルにする例を示します。

Switch(config)# no monitor session 2

Switch(config)# monitor session 2 source gigabitethernet1/0/1 rx

Switch(config)# monitor session 2 destination interface gigabitethernet1/0/2 encapsulation replicate ingress dot1q vlan 6

Switch(config)# end

フィルタリングするVLANの指定

SPAN送信元トラフィックを特定のVLANに制限するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

説明

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

no monitor session { session_number | all | local | remote }

セッションの既存のSPAN設定を削除します。

session_number の範囲は、1〜66です。

すべてのSPANセッションを削除するには all を、すべてのローカル セッションを削除するには local を、すべてのリモートSPANセッションを削除するには remote を指定します。

monitor session session_number source interface interface-id

送信元ポート(モニタ対象ポート)およびSPANセッションの特性を指定します。

session_number の範囲は、1〜66です。

interface-id には、モニタする送信元ポートを指定します。指定されたインターフェイスは、トランク ポートとして設定されている必要があります。

monitor session session_number filter vlan vlan-id [ , | - ]

SPAN送信元トラフィックを特定のVLANに制限します。

session_number には、ステップ3で指定したセッション番号を入力します。

vlan-id に指定できる範囲は、1〜4094です。

(任意)カンマ( , )を使用して一連のVLANを指定するか、ハイフン( - )を使用して一定範囲のVLANを指定します。カンマの前後およびハイフンの前後にスペースを1つずつ入力します。

monitor session session_number destination { interface interface-id [, | -] [ encapsulation replicate ]}

SPANセッションおよび宛先ポート(モニタ側ポート)を指定します。

session_number には、ステップ3で入力したセッション番号を指定します。

interface-id には、宛先ポートを指定します。宛先インターフェイスには物理ポートを指定する必要があります。EtherChannelやVLANは指定できません。

(任意) [ , | - ] ― 一連のまたは一定範囲のインターフェイスを指定します。カンマの前後およびハイフンの前後にスペースを1つずつ入力します。

(任意)宛先インターフェイスが送信元インターフェイスのカプセル化方式を複製するように指定するには、 encapsulation replicate を入力します。このように選択しない場合、デフォルトでは、パケットがネイティブ形式(タグなし)で送信されます。

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

show monitor [ session session_number ]

show running-config

設定を確認します。

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

トランク ポート上のすべてのVLANをモニタするには、 no monitor session session_number filter グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

次に、SPANセッション2の既存の設定を削除し、スイッチ1のトランク ポートGigabitEthernet 0/4での受信トラフィックをモニタするようにSPANセッション2を設定し、VLAN 1〜5およびVLAN 9のトラフィックのみをスイッチ1の宛先ポートGigabitEthernet 0/3に送信する例を示します。

Switch(config)# no monitor session 2

Switch(config)# monitor session 2 source interface gigabitethernet1/0/4 rx

Switch(config)# monitor session 2 filter vlan 1 - 5 , 9

Switch(config)# monitor session 2 destination interface gigabitethernet1/0/3

Switch(config)# end

RSPANの設定

ここでは、スイッチにRSPANを設定する手順について説明します。具体的な設定情報は次のとおりです。

RSPAN設定時の注意事項

RSPANの設定時は、次の注意事項に従ってください。

RSPAN VLANとしてのVLANの設定

最初に、RSPANセッション用のRSPAN VLANに設定するVLANを新規に作成します。RSPANに参加するすべてのスイッチにRSPAN VLANを作成する必要があります。RSPAN VLAN IDが標準範囲(1005以下)であり、VTPがネットワーク内でイネーブルである場合は、1つのスイッチにRSPAN VLANを作成し、VTPがこのRSPAN VLANをVTPドメイン内の他のスイッチに伝播するように設定することができます。拡張範囲VLAN(1005を超えるID)の場合、送信元と宛先の両方のスイッチ、およびすべての中間スイッチにRSPAN VLANを設定する必要があります。

VTPプルーニングを使用して、RSPANトラフィックのフローを効率化するか、またはRSPANトラフィックを伝達する必要のないすべてのトランクから、RSPAN VLANを手動で削除してください。

RSPAN VLANを作成するするには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

説明

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

vlan vlan-id

VLAN IDを入力してVLANを作成するか、または既存のVLANのVLAN IDを入力して、VLANコンフィギュレーション モードを開始します。指定できる範囲は2〜1001および1006〜4094です。

  • RSPAN VLANをVLAN 1(デフォルトVLAN)またはVLAN ID 1002〜1005(トークンリングやFDDI VLAN専用)にすることはできません。

remote-span

VLANをRSPAN VLANとして設定します。

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

VLANからRSPANの特性を削除して、標準VLANに変換するには、 no remote-span VLANコンフィギュレーション コマンドを使用します。

次に、RSPAN VLAN 901を作成する例を示します。

Switch(config)# vlan 901

Switch(config-vlan)# remote span

Switch(config-vlan)# end

RSPAN送信元セッションの作成

RSPAN送信元セッションを開始し、モニタ対象の送信元および宛先RSPAN VLANを指定するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

説明

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

no monitor session { session_number | all | local | remote }

セッションの既存のRSPAN設定を削除します。

session_number の範囲は、1〜66です。

すべてのRSPANセッションを削除するには all を、すべてのローカル セッションを削除するには local を、すべてのリモートSPANセッションを削除するには remote を指定します。

monitor session session_number source { interface interface-id | vlan vlan-id } [ , | - ] [ both | rx | tx ]

RSPANセッションおよび送信元ポート(モニタ対象ポート)を指定します。

session_number の範囲は、1〜66です。

RSPANセッションの送信ポートまたは送信元VLANを入力します。

  • interface-id には、モニタする送信元ポートを指定します。有効なインターフェイスには、物理インターフェイスおよびポート チャネル論理インターフェイス( port-channel
    port-channel-number )があります。 有効なポートチャネル番号は1〜12です。
  • vlan-id には、モニタする送信元VLANを指定します。指定できる範囲は1〜4094です(RSPAN VLANは除く)。
  • 1つのセッションに、一連のコマンドで定義された複数の送信元(ポートまたはVLAN)を含めることができます。ただし、1つのセッション内で送信元ポートと送信元VLANを併用することはできません。

(任意) [ , | - ] ― 一連のまたは一定範囲のインターフェイスを指定します。カンマの前後およびハイフンの前後にスペースを1つずつ入力します。

(任意)モニタするトラフィックの方向を指定します。トラフィックの方向を指定しない場合、送信元インターフェイスは、送受信両方のトラフィックを送信します。

  • both ― 送受信両方のトラフィックを送信します。
  • rx ― 受信トラフィックをモニタします。
  • tx ― 送信トラフィックをモニタします。

monitor session session_number destination remote vlan vlan-id

RSPANセッションおよび宛先RSPAN VLANを指定します。

session_number には、ステップ3で定義した番号を入力します。

vlan-id には、モニタする送信元RSPAN VLANを指定します。

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

show monitor [ session session_number ]

show running-config

設定を確認します。

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

SPANセッションを削除する場合は、 no monitor session session_number グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

SPANセッションから送信元ポートまたはVLANを削除するには、 no monitor session session_number source { interface interface-id | vlan vlan-id } グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。セッションからRSPAN VLANを削除するには、 no monitor session session_number destination remote vlan vlan-id コマンドを使用します。

次に、セッション1の既存のRSPAN設定を削除し、複数の送信元インターフェイスをモニタするようにRSPANセッション1を設定し、さらに宛先をRSPAN VLAN 901に設定する例を示します。

Switch(config)# no monitor session 1

Switch(config)# monitor session 1 source interface gigabitethernet1/0/1 tx

Switch(config)# monitor session 1 source interface gigabitethernet1/0/2 rx

Switch(config)# monitor session 1 source interface gigabitethernet2/0/3

Switch(config)# monitor session 1 source interface port-channel 12

Switch(config)# monitor session 1 destination remote vlan 901

Switch(config)# end

RSPAN宛先セッションの作成

RSPAN宛先セッションは別のスイッチまたはスイッチ スタック(送信元セッションが設定されていないスイッチまたはスイッチ スタック)に設定します。

スイッチ上でRSPAN VLANを定義し、RSPAN宛先セッションを作成し、送信元RSPAN VLANおよび宛先ポートを指定するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

説明

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

vlan vlan-id

送信元スイッチで作成されたRSPAN VLANのVLAN IDを入力し、VLANコンフィギュレーション モードを開始します。

  • 両方のスイッチがVTPに参加し、RSPAN VLAN IDが2〜1005である場合は、VTPネットワークを介してRSPAN VLAN IDが伝播されるため、ステップ2〜4は不要です。

remote-span

VLANをRSPAN VLANとして識別します。

exit

グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。

no monitor session { session_number | all | local | remote }

セッションの既存のRSPAN設定を削除します。

session_number の範囲は、1〜66です。

すべてのRSPANセッションを削除するには all を、すべてのローカル セッションを削除するには local を、すべてのリモートSPANセッションを削除するには remote を指定します。

monitor session session_number source remote vlan vlan-id

RSPANセッションおよび送信元RSPAN VLANを指定します。

session_number の範囲は、1〜66です。

vlan-id には、モニタする送信元RSPAN VLANを指定します。

monitor session session_number destination interface interface-id

RSPANセッションおよび宛先インターフェイスを指定します。

session_number には、ステップ6で定義した番号を入力します。

  • RSPAN宛先セッションでは、送信元RSPAN VLANおよび宛先ポートに同じセッション番号を使用する必要があります。

interface-id には、宛先インターフェイスを指定します。宛先インターフェイスには物理インターフェイスを指定する必要があります。

  • encapsulation replicate はコマンドラインのヘルプ ストリングに表示されていますが、RSPANではサポートされていません。元のVLAN IDはRSPAN VLAN IDによって上書きされ、宛先ポート上のすべてのパケットはタグなしになります。

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

show monitor [ session session_number ]

show running-config

設定を確認します。

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

SPANセッションを削除する場合は、 no monitor session session_number グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。SPANセッションから宛先ポートを削除するには、 no monitor session session_number destination interface interface-id グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。セッションからRSPAN VLANを削除するには、 no monitor session session_number source remote vlan vlan-id コマンドを使用します。

次に、送信元リモートVLANとしてVLAN 901、宛先インターフェイスとしてスイッチ2のポート0/4を設定する例を示します。

Switch(config)# monitor session 1 source remote vlan 901

Switch(config)# monitor session 1 destination interface gigabitethernet2/0/4

Switch(config)# end

RSPAN宛先セッションの作成および入トラフィックの設定

RSPAN宛先セッションを作成し、送信元RSPAN VLANおよび宛先ポートを指定し、ネットワーク セキュリティ デバイス(Cisco IDSセンサ装置など)用の宛先ポート上の入トラフィックをイネーブルにするには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

説明

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

no monitor session { session_number | all | local | remote }

セッションの既存のSPAN設定を削除します。

monitor session session_number source remote vlan vlan-id

RSPANセッションおよび送信元RSPAN VLANを指定します。

session_number の範囲は、1〜66です。

vlan-id には、モニタする送信元RSPAN VLANを指定します。

monitor session session_number destination { interface interface-id [, | -] [ ingress { dot1q vlan vlan-id | isl | untagged vlan vlan-id | vlan vlan-id }]}

SPANセッション、宛先ポート、パケット カプセル化、入力側VLAN、およびカプセル化を指定します。

session_number には、ステップ3で定義した番号を入力します。

  • RSPAN宛先セッションでは、送信元RSPAN VLANおよび宛先ポートに同じセッション番号を使用する必要があります。

interface-id には、宛先インターフェイスを指定します。宛先インターフェイスには物理インターフェイスを指定する必要があります。

  • encapsulation replicate はコマンドラインのヘルプ ストリングに表示されていますが、RSPANではサポートされていません。元のVLAN IDはRSPAN VLAN IDによって上書きされ、宛先ポート上のすべてのパケットはタグなしになります。

(任意) [ , | - ] ― 一連のまたは一定範囲のインターフェイスを指定します。カンマの前後およびハイフンの前後にスペースを1つずつ入力します。

宛先ポートで入トラフィックの転送をイネーブルにして、カプセル化タイプを指定するには、 ingress に次のキーワードを指定して入力します。

  • dot1q vlan vlan-id ― 802.1Qカプセル化を使用し、デフォルトVLANとして指定されたVLANを設定して、入力パケットを転送します。
  • isl ― ISLカプセル化を使用して、入力パケットを転送します。
  • untagged vlan vlan-id または vlan vlan-id ― タグなしカプセル化タイプを使用し、デフォルトVLANとして指定されたVLANを設定して、入力パケットを転送します。

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

show monitor [ session session_number ]

show running-config

設定を確認します。

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

RSPANセッションを削除する場合は、 no monitor session session_number グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。RSPANセッションから宛先ポートを削除するには、 no monitor session session_number destination interface interface-id グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。このコマンドの no 形式では、ingressオプションは無視されます。

次に、VLAN 901をRSPANセッション2の送信元リモートVLANに設定し、スイッチ1の送信元ポートGigabitEthernet 0/2を宛先インターフェイスとして設定し、VLAN 6がデフォルト入力VLANとして設定されたインターフェイス上で入力転送をイネーブルにする例を示します。

Switch(config)# monitor session 2 source remote vlan 901

Switch(config)# monitor session 2 destination interface gigabitethernet1/0/2 ingress vlan 6

Switch(config)# end

フィルタリングするVLANの指定

RSPAN送信元トラフィックを特定のVLANに制限するようにRSPAN送信元セッションを設定するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

説明

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

no monitor session { session_number | all | local | remote }

セッションの既存のSPAN設定を削除します。

session_number の範囲は、1〜66です。

すべてのSPANセッションを削除するには all を、すべてのローカル セッションを削除するには local を、すべてのリモートSPANセッションを削除するには remote を指定します。

monitor session session_number source interface interface-id

送信元ポート(モニタ対象ポート)およびSPANセッションの特性を指定します。

session_number の範囲は、1〜66です。

interface-id には、モニタする送信元ポートを指定します。指定されたインターフェイスが、トランク ポートとして設定されている必要があります。

monitor session session_number filter vlan vlan-id [ , | - ]

SPAN送信元トラフィックを特定のVLANに制限します。

session_number には、ステップ3で指定したセッション番号を入力します。

vlan-id に指定できる範囲は、1〜4094です。

(任意)カンマ( , )を使用して一連のVLANを指定するか、ハイフン( - )を使用して一定範囲のVLANを指定します。カンマの前後およびハイフンの前後にスペースを1つずつ入力します。

monitor session session_number destination remote vlan vlan-id

RSPANセッションおよび宛先リモートVLAN(RSPAN VLAN)を指定します。

session_number には、ステップ3で指定したセッション番号を入力します。

vlan-id には、モニタ対象トラフィックを宛先ポートに伝送するRSPAN VLANを指定します。

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

show monitor [ session session_number ]

show running-config

設定を確認します。

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

トランク ポート上のすべてのVLANをモニタするには、 no monitor session session_number filter vlan グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

次に、RSPANセッション2の既存の設定を削除し、スイッチ1のトランク ポート0/4での受信トラフィックをモニタするようにRSPANセッション2を設定し、VLAN 1〜5および9のトラフィックのみを宛先RSPAN VLAN 902に送信する例を示します。

Switch(config)# no monitor session 2

Switch(config)# monitor session 2 source interface gigabitethernet1/0/4 rx

Switch(config)# monitor session 2 filter vlan 1 - 5 , 9

Switch(config)# monitor session 2 destination remote vlan 902

Switch(config)# end

SPANおよびRSPANステータスの表示

現在のSPANまたはRSPAN設定を表示するには、 show monitor ユーザEXECコマンドを使用します。 show running-config イネーブルEXECコマンドを使用すれば、設定されたSPANセッションまたはRSPANセッションを表示することもできます。

次に、2つの送信元セッションが設定されたスイッチに対する出力例を示します。

Switch# show monitor

Session 1

---------

Type :Local Session

Source Ports:

RX Only: Gi4/0/24

TX Only: None

Both:         Gi2/0/1-2,Gi4/0/5-6

Source VLANs:

RX Only: None

TX Only: None

Both: None

Source RSPAN VLAN:None

Destination Ports:Gi2/0/18

Encapsulation:Replicate

Filter VLANs: None

Dest RSPAN VLAN: None

Session 2

---------

Type :Remote Source Session

Source Ports:

RX Only: None

TX Only: None

Both: None

Source VLANs:

RX Only: None

TX Only: 10

Both: 1-9

Source RSPAN VLAN:None

Destination Ports:None

Filter VLANs: None

Dest RSPAN VLAN: 105

次に、入トラフィック転送がイネーブルの場合の show monitor session all ユーザEXECコマンドの出力例を示します。

Switch# show monitor session all

Session 1

---------

Type :Local Session

Source Ports :

Both :Gi1/0/2

Destination Ports :Gi2/0/3

Encapsulation :Replicate

Ingress:Enabled, default VLAN = 5

Ingress encapsulation:DOT1Q

Session 2

---------

Type :Local Session

Source Ports :

Both :Gi3/0/1

Destination Ports :Gi3/0/4

Encapsulation :Replicate

Ingress:Enabled

Ingress encapsulation:ISL

次に、入トラフィック転送がイネーブルの場合の設定例および show running-config イネーブルEXECコマンドの出力例を示します。SPANおよびRSPANセッションは出力の末尾付近に表示されます。

Switch(config)# monitor session 2 source remote vlan 901

Switch(config)# monitor session 2 destination interface gigabitethernet1/0/2 ingress vlan 6

Switch(config)# end

Switch# show running-config

Building configuration...

Current configuration : 8238 bytes

!

version 12.1

no service pad

service timestamps debug uptime

service timestamps log datetime

no service password-encryption

service sequence-numbers

(テキスト出力は省略)

!

!

monitor session 2 destination interface Gi1/0/2 ingress vlan 6

end

Toolbar-jp

All contents copyright (C) 1992--2004 Cisco Systems K.K.