この章では、Catalyst 3750スイッチにSmartPortマクロを設定して適用する方法について説明します。
SmartPortマクロの概要
SmartPortマクロは、共通の設定を保存および共有するのに便利な方法です。SmartPortマクロを使用して、ネットワークのスイッチの位置に基づく機能および設定をイネーブルにしたり、ネットワーク上で大規模な設定配置を行うことができます。
各SmartPortマクロは、定義するCLI(コマンド ライン インターフェイス)コマンドのセットです。SmartPortマクロは、新しいCLIコマンドを含まず、既存のCLIコマンドのグループを簡略化します。
インターフェイスでSmartPortマクロを適用すると、マクロ内のCLIコマンドがこのインターフェイス上で設定されます。マクロがインターフェイスに適用されても、既存のインターフェイスの設定は失われません。新しいコマンドはインターフェイスに追加され、実行コンフィギュレーション ファイルに保存されます。
SmartPortマクロの設定
新たにSmartPortマクロを作成したり、ご使用のアプリケーションに特有の新しいマクロを作成するのに、既存のマクロをテンプレートとして使用することができます。マクロが作成されると、インターフェイスまたはインターフェイス範囲にこれを適用することができます。
SmartPortマクロのデフォルト設定
スイッチで設定されるデフォルトのSmartPortマクロはありません。
SmartPortマクロ設定時の注意事項
スイッチでマクロを設定するには、次の注意事項に従ってください。
- マクロを作成する場合は、 exit または end コマンドを使用しないでください。これは、異なるコマンド モードで実行する exit または end コマンドとなる可能性があります。
- マクロを作成するには、すべてのCLIコマンドがインターフェイス コンフィギュレーション モード コマンドである必要があります。
- CLIコマンドには、あるインターフェイス タイプに特有のものもあります。設定が採用されていないインターフェイスにマクロが適用されると、マクロが構文または設定の確認を行わないため、スイッチからエラー メッセージが返されます。
- マクロがインターフェイスに適用されると、インターフェイス上の既存の設定はすべて保持されます。これは、インターフェイスに差分設定を適用する場合に役立ちます。
- コマンドを追加または削除してマクロ定義を変更する場合、この変更は元のマクロが適用されていたインターフェイスに反映されません。新しいコマンドまたは変更したコマンドを適用するには、インターフェイスに更新されたマクロを再適用する必要があります。
- マクロがインターフェイス上で実行しているものを表示したり、またはマクロをデバックして、構文や設定のエラーを判別するには、 macro trace macro-name インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。
- マクロを適用するときに、構文エラーまたは設定エラーによりコマンドに障害が生じた場合、マクロは残りのコマンドをインターフェイスに適用し続けます。
- インターフェイス範囲にマクロを適用することは、単一のインターフェイスにマクロを適用するのと同じです。インターフェイス範囲を使用すると、マクロはその範囲内の各インターフェイスに順番に適用されます。1つのインターフェイスでマクロ コマンドに障害が生じても、このコマンドは残りのインターフェイスでは適用されます。
SmartPortマクロの作成および適用
macro name グローバル コンフィギュレーション コマンドの no 形式によって、マクロの定義のみが削除されます。マクロがすでに適用されているインターフェイスの設定には影響しません。 default interface interface-id インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを入力して、マクロに適用されたインターフェイス上の設定を削除することができます。また、元のマクロ内ですべての対応するコマンドの no 形式を含む既存のマクロに、 anti-macro を作成することができます。次に、インターフェイスにアンチマクロを適用します。
アクセス スイッチ インターフェイスに desktop-config マクロを定義して、このマクロをギガビット イーサネット ポート2に適用し、インターフェイスに説明を追加し、設定を確認する例を示します。
Switch(config)# macro name desktop-config
# Put the switch in access mode
# Allow port to move to forwarding state quickly
# BPDUs should not be sent into the network
spanning-tree bpduguard enable
# Restrict the port to one address -- that of desktop
switchport port-security maximum 1
# Put all data traffic in vlan 1
Switch(config)# interface gigabitethernet1/0/2
Switch(config-if)# macro apply desktop-config
Switch(config-if)# macro description desktop-config
Switch# show parser macro name desktop-config
macro description desktop-config
# Put the switch in access mode
# Allow port to move to forwarding state quickly
# BPDUs should not be sent into the network
spanning-tree bpduguard enable
# Restrict the port to one address -- that of desktop
switchport port-security maximum 1
# Put all data traffic in vlan 1
Switch# show parser macro description
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SmartPortマクロの表示
SmartPortマクロを表示するには、 SmartPortマクロを表示するコマンド に示すイネーブルEXECコマンドを1つまたは複数使用します。
