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インターフェイス特性の設定

この章では、Catalyst 3750スイッチにおける各種インターフェイスのタイプとその設定方法について説明します。特に明記しないかぎり、 スイッチ という用語はスタンドアロン スイッチおよびスイッチ スタックを意味します。

この章の内容は次のとおりです。

インターフェイス タイプの概要

ここでは、各種インターフェイス タイプの設定に関する詳細情報が記載された章についても述べながら、スイッチによってサポートされるこれらのインターフェイス タイプについて説明します。また、物理インターフェイス特性の設定手順についても説明します。

内容は次のとおりです。

ポートベースのVLAN

VLAN(仮想LAN)は、ユーザの物理的な位置に関係なく、機能、チーム、またはアプリケーションによって論理的に分割されたスイッチド ネットワークです。VLANの詳細については、 VLANの設定 を参照してください。ポートで受信したパケットが転送されるのは、その受信ポートと同じVLANに属するポートに限られます。異なるVLAN上のネットワーク デバイスは、VLAN間でトラフィックをルーティングするレイヤ3のデバイスがなければ、お互いに通信することができません。

VLANに分割することによりVLAN内でトラフィックに対する堅固なファイアウォールを実現します。また、各VLANには固有のMACアドレス テーブルがあります。VLANが認識されるのは、ローカル ポートがVLANに対応するように設定されたとき、VLAN Trunk Protocol(VTP;VLANトランク プロトコル)がトランク上のネイバからその存在を学習するとき、ユーザがVLANを作成するとき、のいずれかです。VLANは、スタック全体にまたがり、複数のポートから構成できます。

標準範囲のVLAN(VLAN IDが1〜1005)を設定するには、 vlan vlan-id グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用してconfig-vlanモードを開始するか、 vlan database イネーブルEXECコマンドを使用してVLANデータベース コンフィギュレーション モードを開始します。VLAN ID 1〜1005のVLAN設定は、VLANデータベースに保存されます。このデータベースは、スタック内のすべてのスイッチにダウンロードされます。スタック内のすべてのスイッチが同一のVLANデータベースを作成します。拡張範囲(VLAN IDが1006〜4094)のVLANを設定するには、トランスペアレントに設定したVTPモードでconfig-vlanモードを使用する必要があります。拡張範囲VLANは、VLANデータベースに追加されません。VTPモードがトランスペアレントな場合は、VTPおよびVLANコンフィギュレーションはスイッチの実行コンフィギュレーションに保存されます。また、 copy running-config startup-config イネーブルEXECコマンドを実行することにより、スイッチのスタートアップ コンフィギュレーション ファイルに保存できます。実行コンフィギュレーションと保存済みコンフィギュレーションは、スタック内のすべてのスイッチで同一です。

switchport インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用すると、VLANにポートが追加されます。

スイッチ ポート

スイッチ ポートは、物理ポートに対応づけられたレイヤ2専用インターフェイスです。スイッチ ポートは1つまたは複数のVLANに属しています。スイッチ ポートは、アクセス ポートまたはトランク ポートのどちらかになります。ポートをアクセス ポートまたはトランク ポートとして設定することもできれば、Dynamic Trunking Protocol(DTP)をポート単位で稼働させ、リンクのもう一方のエンドとネゴシエーションすることで、スイッチポート モードを判断することもできます。スイッチ ポートは物理インターフェイスおよび対応レイヤ2プロトコルの管理に使用し、ルーティングやブリッジングは処理しません。

スイッチ ポートは、 switchport インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して設定します。アクセス ポートおよびトランク ポートの特性を設定する方法の詳細については、 VLANの設定 を参照してください。

アクセス ポート

アクセス ポートは、1つのVLANだけに属し、そのVLANのトラフィックを搬送します(音声VLANポートとして設定されていない限り)。トラフィックは、VLANタギングなしのネイティブ フォーマットで送受信されます。アクセス ポートに着信したトラフィックは、ポートに割り当てられたVLANに所属すると見なされます。アクセス ポートがタグ付きのパケット(Inter-Switch Link [ISL]または802.1Qのタグ付き)を受信した場合、パケットは廃棄され、送信元アドレスは学習されません。

2種類のアクセス ポートがサポートされています。

Cisco IP Phoneが接続されたアクセス ポートは、接続されたデバイスから電話機への音声トラフィック用に1つのVLANを使用し、データ トラフィック用に別のVLANを使用するように設定できます。音声VLANポートの詳細については、 音声VLANの設定 を参照してください。

トランク ポート

トランク ポートは複数のVLANのトラフィックを搬送し、デフォルトではVLANデータベース内のすべてのVLANのメンバーです。2種類のトランク ポートがサポートされています。

デフォルトでは、トランク ポートは、VTPに認識されているすべてのVLANのメンバーですが、トランク ポートごとにVLANの許可リストを設定して、VLANメンバーシップを制限できます。許可VLANのリストは、その他のポートには影響を与えませんが、対応トランク ポートには影響を与えます。デフォルトでは、予想されるすべてのVLAN(VLAN ID 1〜4094)は、許可リスト内にあります。トランク ポートは、VTPがVLANを認識し、VLANがイネーブル状態にある場合に限り、VLANのメンバーになることができます。VTPが新しいイネーブルVLANを認識し、そのVLANがトランク ポートの許可リストに登録されている場合、トランク ポートは自動的にそのVLANのメンバーになり、トラフィックはそのVLANのトランク ポート間で転送されます。VTPが、VLANのトランク ポートの許可リストに登録されていない、新しいイネーブルVLANを認識した場合、ポートはそのVLANのメンバーにはならず、そのVLANのトラフィックはそのポート間で転送されません。

トランク ポートの詳細については、 VLANの設定 を参照してください。

ルーテッド ポート

ルーテッド ポートは物理ポートであり、ルータ上にあるポートのように動作しますが、ルータに接続されている必要はありません。ルーテッド ポートは、アクセス ポートとは異なり、特定のVLANに対応づけられていません。VLANサブインターフェイスをサポートしない点を除けば、通常のルータ インターフェイスのように動作します。ルーテッド ポートは、レイヤ3ルーティング プロトコルで設定できます。ルーテッド ポートはレイヤ3インターフェイス専用で、DTPやSTPなどのレイヤ2プロトコルはサポートしません。

ルーテッド ポートを設定するには、 no switchport インターフェイス コンフィギュレーション コマンドでインターフェイスをレイヤ3モードにします。次に、ポートにIPアドレスを割り当て、ルーティングをイネーブルにし、ip routingおよびrouter protocol グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用してルーティング プロトコルの特性を指定します。

ソフトウェアに、設定できるルーテッド ポートの個数制限はありません。ただし、ハードウェアには限界があるため、この個数と設定されている他の機能の数との相互関係によってCPUパフォーマンスに影響が及ぶことがあります。ハードウェアのリソース制限に達したときに何が発生するかについては、 レイヤ3インターフェイスの設定 を参照してください。

IPユニキャストおよびマルチキャストのルーティングおよびルーティング プロトコルの詳細については、 IPユニキャスト ルーティングの設定 および IPマルチキャスト ルーティングの設定 を参照してください。

SVI

Switch Virtual Intertface(SVI;スイッチ仮想インターフェイス)は、スイッチ ポートのVLANを、システムのルーティング機能またはブリッジング機能に対する1つのインターフェイスとして表します。1つのVLANに対応づけできるのは1つのSVIだけですが、VLAN間でルーティングする場合、VLAN間でルーティングできないプロトコルを代替ブリッジングする場合、またはスイッチとIPホストの接続を行う場合のみ、VLANにSVIを設定する必要があります。デフォルトでは、SVIはデフォルトVLAN(VLAN 1)用に作成され、リモート スイッチの管理を可能にします。追加のSVIは明示的に設定する必要があります。SVIはシステムにしかIPホスト接続を行いません。レイヤ3モードでは、SVI全体にルーティングを設定できます。

スイッチ スタックは合計1005のVLAN(およびSVI)をサポートしますが、ハードウェアには限界があるため、SVIとルーテッド ポートの数および設定されている他の機能の数との相互関係によって、CPUパフォーマンスに影響が及ぶことがあります。ハードウェアのリソース制限に達したときに何が発生するかについては、 レイヤ3インターフェイスの設定 を参照してください。

SVIは、VLANインターフェイスに対してvlanインターフェイス コンフィギュレーション コマンドを実行した際に初めて作成されます。VLANは、ISLまたは802.1Qカプセル化トランク上のデータ フレームに関連づけられたVLANタグ、あるいはアクセス ポート用に設定されたVLAN IDに対応します。トラフィックをルーティングするそれぞれのVLANに対してVLANインターフェイスを設定し、IPアドレスを割り当ててください。詳細については、 手動でのIP情報の割り当て を参照してください。

SVIは、ルーティング プロトコルとブリッジング設定をサポートします。IPルーティング設定の詳細については、 IPユニキャスト ルーティングの設定 IPマルチキャスト ルーティングの設定 および 代替ブリッジングの設定 を参照してください。

EtherChannelポート グループ

EtherChannelポート グループは、複数のスイッチ ポートを1つのスイッチ ポートとして取り扱うことができます。このようなポート グループは、スイッチ間、またはスイッチおよびサーバ間で広帯域接続を行う単一論理ポートとして動作します。EtherChannelは、チャネルのリンク全体でトラフィックの負荷のバランスをとります。EtherChannel内のリンクで障害が発生した場合は、障害が発生したリンクで搬送されていたトラフィックが残りのリンクに変更されます。複数のトランク ポートを1つの論理トランク ポートに、複数のアクセス ポートを1つの論理アクセス ポートに、または複数のルーテッド ポートを1つの論理ルーテッド ポートにまとめることができます。ほとんどのプロトコルは単一または集約スイッチ ポートで動作し、ポート グループ内の物理ポートを認識しません。例外は、DTP、Cisco Discovery Protocol(CDP)、Port Aggregation Protocol(PAgP)で、物理ポート上でしか動作しません。

EtherChannelを設定するとき、ポートチャネル論理インターフェイスを作成し、EtherChannelにインターフェイスを割り当てます。レイヤ3インターフェイスの場合は、 interface port-channel グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して手動で論理インターフェイスを作成します。その後、 channel-group インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、手動でEtherChannelにインターフェイスを割り当てます。レイヤ2インターフェイスの場合は、 channel-group インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、ダイナミックにポートチャネル論理インターフェイスを作成します。このコマンドは物理および論理ポートを結合します。詳細については、 EtherChannelの設定 を参照してください。

インターフェイスの接続

単一VLAN内のデバイスは、スイッチを介して直接通信できます。異なるVLANのポートは、ルーティング デバイスを介さなければデータを交換できません。標準のレイヤ2スイッチを使用すると、異なるVLANのポートは、ルータを通じて情報を交換する必要があります。 レイヤ2スイッチによるVLANの接続 に示す構成では、VLAN 20のホストAがVLAN 30のホストBにデータを送信する場合、まずホストAからスイッチ、ルータへ送信し、さらにスイッチに戻ってからホストBへ送信しなければなりません。

レイヤ2スイッチによるVLANの接続

ルーティングがイネーブルに設定されたスイッチを使用することにより、IPアドレスを割り当てたSVIでVLAN 20およびVLAN 30をそれぞれ設定すると、外部ルータを使用せずに、スイッチを介してパケットをホストAからホストBに直接送信できます( Catalyst 3750スイッチによるVLANの接続 を参照)。

Catalyst 3750スイッチによるVLANの接続

スタック マスター上でEMIが稼働している場合は、スイッチはインターフェイス間でトラフィックを転送する方式として、ルーティングと代替ブリッジングの2通りをサポートします。スタック マスター上でSMIが稼働している場合は、基本ルーティング(スタティック ルーティングとRIP)のみがサポートされます。高いパフォーマンスを維持するため、可能な場合は常にスイッチ ハードウェアによって転送を行います。ただし、ハードウェア内をルーティングできるのは、イーサネットIIカプセル化機能を備えたIPバージョン4パケットのみです。非IPトラフィックと、他のカプセル化方式を使用しているトラフィックは、ハードウェアによって代替ブリッジングできます。

インターフェイス コンフィギュレーション モードの使用方法

スイッチは、次のインターフェイス タイプをサポートします。

インターフェイスの範囲を設定できます( 一定範囲のインターフェイスの設定 を参照)。

物理インターフェイス(ポート)を設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始し、インターフェイスのタイプ、スタック メンバー番号、モジュール番号、スイッチ ポート番号を指定します。

スタック モードでのスイッチ ポートLEDを使用して、スイッチ内のスタック メンバー番号を識別できます。

ポート番号 ― スイッチ上のインターフェイス番号。ポート番号は常に1から始まり、スイッチの前面を手前にして左側から開始し、たとえばfastethernet 1/0/1、fastethernet 1/0/2などのようになります。複数のメディア タイプがある場合(たとえば、10/100ポートおよびギガビット イーサネット ポート)、ポート番号は2番目のメディアに対して新たに1から開始し、たとえば、
gigabitethernet1/0/1、gigabitethernet 1/0/2などのようになります。スイッチ上のインターフェイスの位置を物理的に調べることにより、物理インターフェイスを識別することができます。Cisco IOSの show イネーブルEXECコマンドを使用して、スイッチ上の特定のインターフェイスまたはすべてのインターフェイスに関する情報を表示することもできます。以降、この章では、主に物理インターフェイスの設定手順について説明します。

次の例では、インターフェイスを識別しています。

Switch(config)# interface gigabitethernet1/0/4

Switch(config)# interface fastethernet3/0/4

スイッチにSFPモジュールがある場合、これらのポートは、スイッチ上の他のインターフェイスのタイプに応じ番号が付けられます。ポート タイプがファスト イーサネットからギガビット イーサネット(SFP)に変更されると、ポート番号は新たに1から開始されます。ポート タイプがギガビット イーサネットのままの場合は、ポート番号は連続して付けられます。

Switch(config)# interface gigabitethernet1/0/25

Switch(config)# interface gigabitethernet1/0/1

インターフェイスの設定手順

以下の一般手順は、すべてのインターフェイス設定プロセスに当てはまります。

  1. イネーブルEXECプロンプトで、次のように configure terminal コマンドを入力します。

Switch# configure terminal

Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.

Switch(config)#

  1. interface グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力します。インターフェイスのタイプ、スイッチ番号、 コネクタ番号を特定します。次の例では、スイッチ1上のインターフェイスGigabitEthernet 0/1が選択されています。

Switch(config)# interface GigabitEthernet 1/0/1

Switch(config-if)#

  1. interface コマンドのあとに、そのインターフェイスで必要なインターフェイス コンフィギュレーション コマンドを続けて入力します。入力するコマンドによって、そのインターフェイスで稼働するプロトコルとアプリケーションが定義されます。別のインターフェイス コマンドまたは end を入力してイネーブルEXECモードに戻ると、コマンドが収集されてインターフェイスに適用されます。

interface range または interface range macro グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用すると、一定範囲のインターフェイスを設定することもできます。ある範囲内で設定したインターフェイスは、同じタイプであり、同じ機能オプションで設定しなければなりません。

  1. インターフェイスを設定してから、 インターフェイスのモニタおよびメンテナンス に示した show イネーブルEXECコマンドで、そのステータスを確認してください。

show interfaces イネーブルEXECコマンドを使用して、スイッチ上のまたはスイッチ用に設定されたすべてのインターフェイスのリストを表示します。デバイスがサポートする各インターフェイスまたは指定されたインターフェイスのレポートが出力されます。

一定範囲のインターフェイスの設定

interface rangeグローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、同じコンフィギュレーション パラメータを持つ複数のインターフェイスを設定できます。インターフェイス レンジ コンフィギュレーション モードを開始すると、このモードを終了するまで、入力されたすべてのコマンド パラメータはその範囲内の全インターフェイスに対するものと見なされます。

同じパラメータで一定範囲のインターフェイスを設定するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

説明

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

interface range { port-range | macro macro_name }

設定するインターフェイスの範囲(VLANまたは物理ポート)を入力することによって、インターフェイス レンジ コンフィギュレーション モードを開始します。

  • interface range コマンドを使用すると、最大5つのポート範囲または定義済みのマクロを設定できます。
  • macro 変数については、 インターフェイス レンジ マクロの設定と使用方法 を参照してください。
  • カンマで区切られた port-range を指定する場合は、エントリごとにインターフェイス タイプを入力し、カンマの前後にスペースを入れる必要があります。
  • ハイフンで区切られた port-range では、インターフェイス タイプを再度入力する必要はありませんが、ハイフンの前にスペースを入れる必要があります。

ここで、通常のコンフィギュレーション コマンドを使用して、範囲内のすべてのインターフェイスにコンフィギュレーション パラメータを設定できます。

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

show interfaces [ interface-id ]

範囲内のインターフェイスの設定を確認します。

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

interface range グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用するときは、次の注意事項に留意してください。

次の例では、 interface range グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、スイッチ1上の10/100/1000インターフェイス0/1〜0/4の速度を100 Mbpsに設定します。

Switch# configure terminal

Switch(config)# interface range GigabitEthernet1/0/1 - 4

Switch(config-if-range)# speed 100

この例では、カンマを使用して別のインターフェイス タイプ ストリングを追加し、スイッチ1上のインターフェイスFastEthernet 0/1〜0/3のすべてと、スイッチ2上のインターフェイスGigabitEthernet 0/1および0/2の両方をイネーブルにし、フロー制御ポーズ フレームを受信できるようにします。

Switch# configure terminal

Switch(config)# interface range fastethernet1/0/1 - 3 , gigabitethernet2/0/1 - 2

Switch(config-if-range)# flowcontrol receive on

インターフェイス レンジ モードで複数のコンフィギュレーション コマンドを入力すると、各コマンドは入力された時点で実行されます。インターフェイス レンジ モードを終了した時点で、コマンドがバッチ処理されるわけではありません。コマンドの実行中にインターフェイス レンジ コンフィギュレーション モードを終了すると、一部のコマンドが範囲内のすべてのインターフェイスに対して実行されない場合もあります。コマンド プロンプトが再表示されるのを待ってから、インターフェイス レンジ コンフィギュレーション モードを終了してください。

インターフェイス レンジ マクロの設定と使用方法

インターフェイス レンジ マクロを作成して、自動的に設定用のインターフェイスの範囲を選択できます。interface range macroグローバル コンフィギュレーション コマンド ストリングでmacroキーワードを使用するには、まず define interface-range グローバル コンフィギュレーション コマンドでマクロを定義する必要があります。

インターフェイス レンジ マクロを定義するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

説明

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

define interface-range macro_name interface-range

インターフェイス レンジ マクロを定義してNVRAMに保存します。

  • macro_name は、最大32文字の文字列です。
  • マクロには、カンマで区切ったインターフェイス範囲を5つまで含めることができます。
  • それぞれの interface-range は、同じポート タイプで構成されていなければなりません。

interface range macro macro_name

macro_name と名付けたインターフェイス レンジ マクロに保存された値を使用して、設定するインターフェイス範囲を選択します。

ここで、通常のコンフィギュレーション コマンドを使用して、指定マクロ内のすべてのインターフェイスを設定できます。

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

show running-config | include define

定義済みのインターフェイス レンジ マクロ設定を表示します。

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

マクロを削除するには、 no define interface-range macro_name グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

define interface-range グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用するときは、次の注意事項に留意してください。

次に、 enet_list という名前のインターフェイス レンジ マクロを定義してスイッチ1上のポートGigabit Ethernet 0/1〜0/4を選択し、マクロ設定を確認する例を示します。

Switch# configure terminal

Switch(config)# define interface-range enet_list GigabitEthernet1/0/1 - 4

Switch(config)# end

Switch# show running-config | include define

define interface-range enet_list GigabitEthernet1/0/1 - 4

次に、複数のタイプのインターフェイスを含むマクロ macro1 を作成する例を示します。

Switch# configure terminal

Switch(config)# define interface-range macro1 GigabitEthernet1/0/1 - 2, GigabitEthernet2/0/5 - 7

Switch(config)# end

次に、インターフェイス レンジ マクロ enet_list に対するインターフェイス レンジ コンフィギュレーション モードを開始する例を示します。

Switch# configure terminal

Switch(config)# interface range macro enet_list

Switch(config-if-range)#

次に、インターフェイス レンジ マクロ enet_list を削除し、処理を確認する例を示します。

Switch# configure terminal

Switch(config)# no define interface-range enet_list

Switch(config)# end

Switch# show run | include define

Switch#

イーサネット インターフェイスの設定

ここでは、デフォルトのインターフェイス設定と、多くの物理インターフェイス上で設定できるオプションの機能について説明します。

イーサネット インターフェイスのデフォルト設定

レイヤ2イーサネット インターフェイスのデフォルト設定 は、レイヤ2インターフェイスにのみ適用される一部の機能を含む、イーサネット インターフェイスのデフォルト設定を示しています。表に示されているVLANパラメータの詳細については、 VLANの設定 を参照してください。また、ポートへのトラフィックの制御の詳細については、 ポートベースのトラフィック制御の設定 を参照してください。

レイヤ2イーサネット インターフェイスのデフォルト設定

機能

デフォルト設定

動作モード

レイヤ2または スイッチング モード switchport コマンド)

許可VLAN範囲

VLAN 1〜4094

デフォルトVLAN(アクセス ポート用)

VLAN 1(レイヤ2インターフェイスのみ)

ネイティブVLAN(802.1Qトランク用)

VLAN 1(レイヤ2インターフェイスのみ)

VLANトランキング

Switchport mode dynamic desirable(DTPをサポート)(レイヤ2インターフェイスのみ)

ポート イネーブル ステート

すべてのポートでイネーブルです。

ポート記述

定義なし

速度

自動ネゴシエーション

デュプレックス モード

自動ネゴシエーション

フロー制御

フロー制御は、 receive : off に設定されます。送信されたパケットに対しては常にオフです。

EtherChannel(PAgP)

すべてのイーサネット ポートでディセーブルになっています。 EtherChannelの設定 を参照してください。

ポート ブロッキング(不明のユニキャストおよびマルチキャスト トラフィック)

ディセーブル(ブロッキングされない)(レイヤ2インターフェイスのみ)。 ポート ブロッキングの設定 を参照してください。

ブロードキャスト、マルチキャスト、およびユニキャスト ストーム制御

ディセーブル ストーム制御のデフォルト設定 を参照してください。

保護ポート

ディセーブル(レイヤ2インターフェイスのみ)。 保護ポートの設定 を参照してください。

ポート セキュリティ

ディセーブル(レイヤ2インターフェイスのみ)。 ポート セキュリティのデフォルト設定 を参照してください。

PortFast

ディセーブル

自動MDIX

ディセーブル

  • この電源装置とスイッチがクロス ケーブルで接続されている場合、スイッチは以前の標準電源装置(IEEE 802.3AFを完全にはサポートしていないCisco IP Phoneおよびアクセス ポイントなど)をサポートしない可能性があります。これは、自動MDIXがスイッチ ポート上で自動MIDXがイネーブルかどうかは関係ありません。

インターフェイス速度とデュプレックス モードの設定

スイッチのイーサネット インターフェイスは、全二重または半二重モードのいずれかで、10、100、または1000 Mbpsで動作します。全二重モードでは、2つのステーションが同時にトラフィックを送受信できます。通常、10 Mbpsポートは半二重モードで動作します。つまり、ステーションはトラフィックの受信または送信のいずれかを交互に行います。

スイッチ モデルには、ファスト イーサネット(10/100 Mbps)ポートまたはギガビット イーサネット(10/100/1000 Mbps)ポートと、ギガビットSFPモジュールをサポートするSFPモジュール スロットの組み合わせが含まれます。

ここでは、インターフェイス速度とデュプレックス モードの設定について説明します。

設定時の注意事項

インターフェイス速度とデュプレックス モードの設定時には、次の注意事項に留意してください。

インターフェイス速度およびデュプレックス パラメータの設定

物理インターフェイスに対して速度およびデュプレックス モードを設定するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

説明

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

interface interface-id

インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始して、物理インターフェイスを指定します。

speed { 10 | 100 | 1000 | auto | nonegotiate }

インターフェイスの適切な速度パラメータを入力します。

  • 10 100 1000 のいずれかを入力し、インターフェイスの特定の速度を設定します。 1000 キーワードは、10/100/1000 Mbpsポートに限り使用できます。
  • auto を入力すると、インターフェイスは、自身に接続するデバイスと速度を自動ネゴシエーションできるようになります。
  • nonegotiate キーワードは、SFPモジュール ポートに限り使用できます。SFPモジュール ポートは1000 Mbpsでのみ稼働しますが、自動ネゴシエーションをサポートしないデバイスに接続されている場合はネゴシエーションしないように設定できます。
  • 1000BASE-T SFPモジュールがSFPモジュール ポートに接続している場合は、速度を nonegotiate 以外の 10 100 1000 auto のいずれかに設定できます。

duplex { auto | full | half }

インターフェイスのデュプレックス パラメータを入力します。

ギガビット イーサネット インターフェイスは、半二重モードで稼働するようには設定できません。

このコマンドは、SFPモジュール ポートに1000BASE-T SFPモジュールが挿入されていない限り使用できません。使用可能な場合は、モードを auto または full に設定できます。

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

show interfaces interface-id

インターフェイス速度およびデュプレックス モード設定を表示します。

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

インターフェイスをデフォルトの速度およびデュプレックス設定(自動ネゴシエーション)に戻すには、 no speed および no duplex インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。すべてのインターフェイス設定をデフォルトに戻すには、 default interface interface-id インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

次に、スイッチ1のインターフェイスFastEthernet 0/3に対して、インターフェイス速度を10 Mbpsに、デュプレックス モードを半二重に設定する例を示します。

Switch# configure terminal

Switch(config)# interface fasttethernet1/0/3

Switch(config-if)# speed 10

Switch(config-if)# duplex half

IEEE 802.3xフロー制御の設定

フロー制御により、接続しているイーサネット ポートは、輻輳しているノードがリンク動作をもう一方の端で一時停止できるようにすることによって、輻輳時のトラフィック レートを制御できます。あるポートで輻輳が発生し、トラフィックをそれ以上受信できない場合は、ポーズ フレームを送信して、その状況が解消されるまで送信を停止するようにもう一方のポートに通知します。送信側デバイスは、ポーズ フレームを受信するとデータ パケットの送信を停止し、その結果、輻輳によるデータ パケットの損失を防ぐことができます。

flowcontrol インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、ポーズ フレームの receive (受信)に対するインターフェイスの機能を on off 、または desired に設定します。デフォルトのステートは、 off です。

desired に設定すると、インターフェイスは、フロー制御パケットを送信する必要のある接続済みデバイス、またはフロー制御パケットを送信する必要はないが送信可能な接続済みデバイスと連携して動作します。

デバイスに設定されるフロー制御には、次の規則が適用されます。

インターフェイスでのフロー制御を設定するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

説明

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

interface interface-id

インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始し、設定する物理インターフェイスを指定します。

flowcontrol { receive } { on | off | desired }

ポートにフロー制御モードを設定します。

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

show interfaces interface-id

インターフェイスのフロー制御設定を確認します。

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

フロー制御をディセーブルにするには、 flowcontrol receive off インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

次に、スイッチ1のインターフェイスGigabitEthernet 0/1でのフロー制御をオンにする例を示します。

Switch# configure terminal

Switch(config)# interface GigabitEthernet 1/0/1

Switch(config-if)# flowcontrol receive on

Switch(config-if)# end

インターフェイスの自動MDIXの設定

自動Media Dependent Interface Crossover(MDIX)がインターフェイスでイネーブルな場合、インターフェイスは自動的に必要なケーブル接続タイプ(ストレートまたはクロスオーバー)を検出し、接続を適切に設定します。自動MDIX機能を使わずにスイッチを接続する場合は、サーバ、ワークステーション、ルータなどのデバイスにはストレート ケーブルを使用して接続し、その他のスイッチやリピータへはクロス ケーブルを使用して接続する必要があります。自動MDIXがイネーブルな場合は、どちらかのタイプのケーブルを使用して他のデバイスへ接続できます。インターフェイスは、自動的に不正なケーブル接続を修正します。ケーブル接続の要件の詳細については、ハードウェア インストレーション ガイドを参照してください。

自動MDIXは、デフォルトでディセーブルに設定されています。また、自動MDIXがイネーブルの場合は、この機能を正常に動作させるために、インターフェイスの速度とデュプレックス モードを auto に設定する必要があります。自動MDIXは、すべての10/100および10/100/1000 Mbpsインターフェイスと10/100/1000 BASE-T/TX SFPインターフェイス上でサポートされています。1000 BASE-SXまたはLX SFPインターフェイス上ではサポートされていません。

リンクの状態と自動MDIX設定 は、自動MDIXの設定値と、それぞれ正しいケーブル接続と不正なケーブル接続の場合のリンク ステートを示しています。

リンクの状態と自動MDIX設定

ローカル側の自動MDIX

リモート側の自動MDIX

正しいケーブル接続

不正なケーブル接続

オン

オン

リンクアップ

リンクアップ

オン

オフ

リンクアップ

リンクアップ

オフ

オン

リンクアップ

リンクアップ

オフ

オフ

リンクアップ

リンクダウン

インターフェイスでの自動MDIXを設定するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

説明

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

interface interface-id

インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始し、設定する物理インターフェイスを指定します。

speed auto

接続されたデバイスと速度を自動ネゴシエーションするようにインターフェイスを設定します。

duplex auto

接続されたデバイスとデュプレックス モードを自動ネゴシエーションするようにインターフェイスを設定します。

mdix auto

インターフェイス上で自動MDIXをイネーブルにします。

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

show controllers ethernet-controller interface-id phy

インターフェイス上の自動MDIX機能の動作ステートを確認します。

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

自動MDIXをディセーブルにするには、 no mdix auto インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

次に、スイッチ1のインターフェイスGigabitEthernet 0/1での自動MDIXをイネーブルにする例を示します。

Switch# configure terminal

Switch(config)# interface GigabitEthernet 1/0/1

Switch(config-if)# speed auto

Switch(config-if)# duplex auto

Switch(config-if)# mdix auto

Switch(config-if)# end

インターフェイスに関する記述の追加

インターフェイスの機能に関する記述を追加することができます。記述は、 show configuration show running-config 、および show interfaces コマンドの出力に表示されます。

インターフェイスに関する記述を追加するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

説明

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

interface interface-id

インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始し、記述を追加するインターフェイスを指定します。

description string

インターフェイスに関する記述を追加します(最大240文字)。

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

show interfaces interface-id description

または

show running-config

設定を確認します。

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

記述を削除するには、 no description インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

次に、インターフェイスGigabitEthernet 1/0/3に関する記述を追加し、記述を確認する例を示します。

Switch# config terminal

Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.

Switch(config)# interface GigabitEthernet1/0/3

Switch(config-if)# description Connects to Marketing

Switch(config-if)# end

Switch# show interfaces GigabitEthernet1/0/3 description

Interface Status Protocol Description

Gi1/0/3 admin down down Connects to Marketing

レイヤ3インターフェイスの設定

Catalyst 3750スイッチは、次に示す3種類のレイヤ3インターフェイスをサポートします。

EtherChannelポートについては、 EtherChannelの設定 を参照してください。

レイヤ3スイッチでは、ルーテッド ポートおよびSVIごとにIPアドレスを1つ割り当てることができます。

スイッチ スタックに設定可能なSVIとルーテッド ポートの数について定義済みの制限はありません。ただし、ハードウェアには限界があるため、SVIおよびルーテッド ポートの個数と、設定されている他の機能の個数の組み合わせによっては、CPU利用率が影響を受けることがあります。スイッチが最大限のハードウェア リソースを使用している場合にルーテッド ポートまたはSVIを作成しようとすると、次のような結果になります。

すべてのレイヤ3インターフェイスには、トラフィックをルーティングするためのIPアドレスが必要です。以下の手順は、レイヤ3インターフェイスとしてインターフェイスを設定する方法およびインターフェイスにIPアドレスを割り当てる方法を示します。

レイヤ3インターフェイスを設定するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

説明

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

interface {{ fastethernet | gigabitethernet } interface-id } | { vlan vlan-id } | { port-channel port-channel-number }

インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始し、レイヤ3インターフェイスとして設定するインターフェイスを入力します。

no switchport

物理ポートに限り、レイヤ3モードを開始します。

ip address ip_address subnet_mask

IPアドレスおよびIPサブネットを設定します。

no shutdown

インターフェイスをイネーブルにします。

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

show interfaces [ interface-id ]

show ip interface [ interface-id ]

show running-config interface [ interface-id ]

設定を確認します。

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

インターフェイスのIPアドレスを削除するには、 no ip address インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

次に、インターフェイスをルーテッド ポートとして設定し、IPアドレスを割り当てる例を示します。

Switch# configure terminal

Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.

Switch(config)# interface gigabitethernet1/0/2

Switch(config-if)# no switchport

Switch(config-if)# ip address 192.20.135.21 255.255.255.0

Switch(config-if)# no shutdown

システムMTUの設定

スイッチ スタック上のすべてのインターフェイスで送受信されるフレームのデフォルトMaximum Transmission Unit(MTU;最大伝送ユニット)サイズは、1500バイトです。 system mtu グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用すると、10または100 Mbpsで稼働するすべてのインターフェイスのMTUサイズを増やすことができます。また、 system mtu jumbo グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用すると、すべてのギガビット イーサネット インターフェイス上でジャンボ フレームをサポートするようにMTUサイズを増やすことができます。system mtuコマンドはギガビット イーサネット ポートには影響せず、system jumbo mtuコマンドは10/100ポートには影響しません。

個々のインターフェイスにMTUサイズを設定することはできません。スイッチ スタック上のすべての10/100インターフェイスまたはすべてのギガビット イーサネット インターフェイスに対して設定されます。MTUサイズを変更した場合は、スイッチをリセットしなければ、新たな設定は有効になりません。

スイッチCPUが受信可能なフレーム サイズは、system mtuコマンドまたはsystem mtu jumboコマンドで指定された値には関係なく、1500バイトに制限されています。通常、転送またはルーティングされたフレームはCPUによって受信されませんが、場合によっては、制御トラフィック、SNMP、Telnet、またはルーティング プロトコルへ送信されたトラフィックなどのパケットがCPUへ送信されることがあります。

10/100またはギガビット イーサネットインターフェイスのMTUサイズを変更するには、イネーブルEXECモードを開始し、次の手順を実行します。

コマンド

説明

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

system mtu bytes

(任意)10または100 Mbpsで稼働するスイッチ スタックのすべてのインターフェイスに対してMTUサイズを変更します。指定できる範囲は1500〜1546バイトです。デフォルトは1500バイトです。

system mtu jumbo bytes

(任意)スイッチ スタックのすべてのギガビット イーサネット インターフェイスに対してMTUサイズを変更します。指定できる範囲は1500〜9000バイトです。デフォルトは1500バイトです。

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

copy running-config startup-config

コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

reload

オペレーティング システムをリロードします。

特定タイプのインターフェイスに対して許容範囲外の値を入力すると、値は受け入れられません。

スイッチをリロードした後、show system mtuイネーブルEXECコマンドを使用して、設定を確認できます。

次は、ギガビット イーサネット ポートの最大パケット サイズを1800バイトに設定する方法を示した例です。

Switch(config)# system jumbo mtu 1800

Switch(config)# exit

Switch# reload

次は、ギガビット イーサネット インターフェイスを範囲外の数値に設定しようとした場合の応答を示した例です。

Switch(config)# system mtu jumbo 2500

^

% Invalid input detected at '^' marker.

インターフェイスのモニタおよびメンテナンス

ここでは、インターフェイスのモニタおよびメンテナンス作業について説明します。

インターフェイス ステータスのモニタ

イネーブルEXECプロンプトにコマンドを入力することによって、ソフトウェアおよびハードウェアのバージョン、設定、インターフェイスに関する統計情報などインターフェイスに関する情報が表示されます。 インターフェイス用のshowコマンド に、このインターフェイス モニタ コマンドの一部を示します(イネーブルEXECプロンプトに show ? と入力すると、すべての show コマンドのリストが表示されます)。このコマンドの詳細については、『 Cisco IOS Interface Command Reference 』Release 12.1を参照してください。

インターフェイス用のshowコマンド

コマンド

説明

show interfaces [ interface-id ]

すべてのインターフェイスまたは特定のインターフェイスのステータスおよび設定を表示します。

show interfaces interface-id status [ err-disabled ]

インターフェイスのステータス、またはerrdisableステートにあるインターフェイス リストを表示します。

show interfaces [ interface-id ] switchport

スイッチング(非ルーティング)ポートの管理上および動作上のステータスを表示します。このコマンドを使用すると、ポートがルーティングまたはスイッチングのどちらのモードにあるかが判別できます。

show interfaces [ interface-id ] description

1つのインターフェイスまたはすべてのインターフェイスに関する記述とインターフェイスのステータスを表示します。

show ip interface [ interface-id ]

IPルーティング用に設定されたすべてのインターフェイス、または指定されたインターフェイスの使用可能性に関するステータスを表示します。

show running-config interface [ interface-id ]

インターフェイスのRAMに保存された実行コンフィギュレーションを表示します。

show version

ハードウェア構成、ソフトウェアのバージョン、コンフィギュレーション ファイルの名前とソース、ブート イメージを表示します。

show controllers ethernet-controller interface-id phy

インターフェイス上の自動MDIX機能の動作ステートを確認します。

インターフェイスおよびカウンタのクリアとリセット

インターフェイス用のclearコマンド に、カウンタのクリアとインターフェイスのリセットに使用できるイネーブルEXECモードの clear コマンドを示します。

インターフェイス用のclearコマンド

コマンド

説明

clear counters [ interface-id ]

インターフェイスのカウンタをクリアします。

clear interface interface-id

インターフェイスに関するハードウェア ロジックをリセットします。

clear line [ number | console 0 | vty number ]

非同期シリアル回線に関するハードウェア ロジックをリセットします。

show interfaces イネーブルEXECコマンドによって表示されたインターフェイス カウンタをリセットするには、 clear counters イネーブルEXECコマンドを使用します。オプションの引数が特定のインターフェイス番号から特定のインターフェイス タイプのみをクリアするように指定されている場合を除いて、 clear counters コマンドは、インターフェイスから現在のインターフェイス カウンタをすべてクリアします。

インターフェイスのシャットダウンおよび再起動

インターフェイスをシャットダウンすると、指定されたインターフェイスのすべての機能がディセーブルになり、使用不可能であることがすべてのモニタ コマンドの出力に表示されます。この情報は、すべてのダイナミック ルーティング プロトコルによって他のネットワーク サーバに伝達されます。ルーティング更新の際には、このインターフェイスは一切考慮されません。

インターフェイスをシャットダウンするには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

説明

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

interface { vlan vlan-id } | {{ fastethernet | gigabitethernet } interface-id } | { port-channel port-channel-number }

設定するインターフェイスを選択します。

shutdown

インターフェイスをシャットダウンします。

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

show running-config

設定を確認します。

インターフェイスを再起動するには、 no shutdown インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

インターフェイスがディセーブルになっていることを確認するには、 show interfaces イネーブルEXECコマンドを使用します。ディセーブル化されたインターフェイスは、 show interface コマンド表示では、 administratively down と表示されます。

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