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スイッチ
Catalyst 3560 シリーズ
Catalyst 3560 スイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Cisco IOS Release 12.2(35)SE
はじめに
このマニュアルについて
概要
CLI の使用方法
スイッチの IP アドレスおよびデフォルト ゲートウェイの割り当て
Cisco IOS CNS エージェントの設定
スイッチのクラスタ化
スイッチの管理
SDM テンプレートの設定
スイッチ ベース認証の設定
IEEE 802.1x ポートベース認証の設定
インターフェイス特性の設定
SmartPort マクロの設定
VLAN の設定
VTP の設定
プライベート VLAN の設定
音声 VLAN の設定
IEEE 802.1Q トンネリングおよびレイヤ 2 プロトコル トンネリングの設定
STP の設定
MSTP の設定
オプションのスパニングツリー機能の設定
Flex Link および MAC アドレス テーブル移動更新機能の設定
DHCP 機能および IP ソース ガードの設定
ダイナミック ARP 検査の設定
IGMP スヌーピングおよび MVR の設定
ポート単位のトラフィック制御の設定
CDP の設定
UDLD の設定
SPAN および RSPAN の設定
RMON の設定
システム メッセージ ロギングの設定
SNMP の設定
ACL によるネットワーク セキュリティの設定
QoS の設定
EtherChannel およびリンクステート追跡の設定
IP ユニキャスト ルーティングの設定
IPv6 ユニキャスト ルーティングの設定
IPv6 MLD スヌーピングの設定
IPv6 ACL の設定
HSRP および拡張オブジェクト追跡の設定
IP マルチキャスト ルーティングの設定
MSDP の設定
フォールバック ブリッジングの設定
トラブルシューティング
オンライン診断の設定
サポート対象 MIB
Cisco IOS ファイル システム、コンフィギュレーション ファイル、およびソフトウェア イメージの操作
Cisco IOS Release 12.2(35)SE でサポートされていないコマンド

スイッチ
Catalyst 3560 スイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Cisco IOS Release 12.2(35)SE

この章では、Catalyst 3560 スイッチに Remote Network Monitoring(RMON)を設定する方法について説明します。

RMON は、RMON 準拠のコンソール システムとネットワーク プローブ間で交換可能な一連の統計情報と機能を定義した標準モニタリング仕様です。RMON によって、総合的なネットワーク障害診断、プランニング、パフォーマンス チューニングに関する情報が得られます。

(注) この章で使用するコマンドの構文および使用方法の詳細については『 Cisco IOS Configuration Fundamentals Command Reference 』Release 12.2 の「System Management Commands」を参照してください。

この章で説明する内容は、次のとおりです。

RMON の概要
RMON の設定
RMON ステータスの表示

RMON の概要

RMON は、各種のネットワーク エージェントおよびコンソール システムがネットワーク モニタリング データを交換できるようにするための、Internet Engineering Task Force(IETF)標準モニタリング仕様です。 図28-1 のように、RMON 機能をスイッチの SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)エージェントと組み合わせて使用することによって、接続されているすべての LAN セグメント上のスイッチ間で流れるすべてのトラフィックをモニタできます。

図28-1 リモート モニタリングの例

スイッチは次の RMON グループ(RFC 1757 で定義)をサポートしています。

・ 統計情報(RMON グループ 1) ― インターフェイス上のイーサネットの統計情報(スイッチ タイプとサポートされているインターフェイスに応じて、ファスト イーサネットやギガビット イーサネット統計情報など)を収集します。
・ 履歴(RMON グループ 2) ― 指定されたポーリング間隔で、イーサネット ポート上(スイッチ タイプおよびサポートされるインターフェイスに応じた、ファスト イーサネットおよびギガビット イーサネット統計情報を含む)の統計情報グループの履歴を収集します。
・ アラーム(RMON グループ 3) ― 指定された期間、特定の MIB(管理情報ベース)オブジェクトをモニタし、指定された値(上限しきい値)でアラームを発生し、別の値(下限しきい値)でアラームをリセットします。アラームはイベントと組み合わせて使用できます。アラームがイベントを発生させ、イベントによってログ エントリまたは SNMP トラップが生成されるようにできます。
・ イベント(RMON グループ 9) ― アラームによってイベントが発生したときのアクションを指定します。アクションは、ログ エントリまたは SNMP トラップを生成できます。

このソフトウェア リリースがサポートするスイッチは、RMON データの処理にハードウェア カウンタを使用するので、モニタが効率的になり、処理能力はほとんど必要ありません。

RMON の設定

ここでは、次の設定情報について説明します。

RMON のデフォルト設定
RMON アラームおよびイベントの設定 (必須)
インターフェイス上でのグループ履歴統計情報の収集 (任意)
インターフェイス上でのイーサネット グループ統計情報の収集 (任意)

RMON のデフォルト設定

RMON はデフォルトでディセーブルです。アラームまたはイベントは設定されていません。

RMON アラームおよびイベントの設定

スイッチを RMON 対応として設定するには、CLI(コマンドライン インターフェイス)または SNMP 準拠の Network Management Station(NMS; ネットワーク管理ステーション)を使用します。NMS 上で汎用 RMON コンソール アプリケーションを使用し、RMON のネットワーク管理機能を利用することを推奨します。RMON MIB オブジェクトにアクセスするために、スイッチ上で SNMP を設定することも必要です。詳細は、 第30章 「SNMP の設定」 を参照してください。

RMON アラームおよびイベントをイネーブルにするには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。この手順は必須です。

コマンド

目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

rmon alarm number variable interval { absolute | delta } rising-threshold value [ event-number ] falling-threshold value [ event-number ] [ owner string ]

MIB オブジェクトにアラームを設定します。

number には、アラーム番号を指定します。指定できる範囲は 1 〜 65535 です。
variable には、モニタ対象の MIB オブジェクトを指定します。
interval には、アラームが MIB 変数をモニタする時間を秒数で指定します。指定できる範囲は 1 〜 4294967295 秒です。
・ 各 MIB 変数を直接テストする場合は、 absolute キーワードを指定します。MIB 変数のサンプル間の変動をテストする場合は、 delta キーワードを指定します。
value には、アラームを発生させる値およびアラームがリセットされる値を指定します。上限および下限しきい値に指定できる範囲は -2147483648 〜 2147483647 です。
・ (任意) event-number には、上限および下限しきい値が限度を超えた場合に発生させるイベントの番号を指定します。
・ (任意) owner string には、アラームの所有者を指定します。

ステップ 3

rmon event number [ description string ] [ log ] [ owner string ] [ trap community ]

RMON イベント番号に対応付けられた RMON イベント テーブルにイベントを追加します。

number には、イベント番号を割り当てます。指定できる範囲は 1 〜 65535 です。
・ (任意) description string には、イベントの説明を指定します。
・ (任意)イベント発生時に RMON ログ エントリを生成する場合は、 log キーワードを使用します。
・ (任意) owner string には、イベントの所有者を指定します。
・ (任意) trap community には、このトラップ用の SNMP コミュニティ ストリングを入力します。

ステップ 4

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 5

show running-config

設定を確認します。

ステップ 6

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

アラームをディセーブルにするには、設定した各アラームに対して、 no rmon alarm number グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。設定したすべてのアラームを一度にディセーブルにすることはできません。イベントをディセーブルにするには、 no rmon event number グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。アラームおよびイベントの詳細および相互作用については、RFC 1757 を参照してください。

任意の MIB オブジェクトにアラームを設定できます。次の例では、 rmon alarm コマンドを使用して、RMON アラーム番号 10 を設定します。このアラームは、ディセーブルにされないかぎり、20 秒ごとに 1 度の間隔で MIB 変数 ifEntry.20.1 をモニタし、変数の上下の変動をチェックします。 ifEntry.20.1 値で MIB カウンタが 100000 から 100015 になるなど、15 以上増加すると、アラームが発生します。そのアラームによってさらにイベント番号 1 が発生します。イベント番号 1 は、 rmon event コマンドで設定されています。使用できるイベントは、ログ エントリまたは SNMP トラップです。 ifEntry.20.1 値の変化が 0 の場合、アラームはリセットされ、再び発生が可能になります。

Switch(config)# rmon alarm 10 ifEntry.20.1 20 delta rising-threshold 15 1 falling-threshold 0 owner jjohnson

次に、 rmon event コマンドを使用して RMON イベント番号 1 を作成する例を示します。このイベントは High ifOutErrors と定義され、アラームによってイベントが発生したときに、ログ エントリが生成されます。ユーザ jjones が、このコマンドによってイベント テーブルに作成される行を所有します。次の例の場合も、イベント発生時に SNMP トラップが生成されます。

Switch(config)# rmon event 1 log trap eventtrap description "High ifOutErrors" owner jjones

インターフェイス上でのグループ履歴統計情報の収集

収集情報を表示するには、最初に RMON アラームおよびイベントを設定する必要があります。

インターフェイス上でグループ履歴統計情報を収集するには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。この手順は任意です。

コマンド

目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface interface-id

履歴を収集するインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

rmon collection history index [ buckets bucket-number ] [ interval seconds ] [ owner ownername ]

指定されたバケット数および時間で、履歴収集をイネーブルにします。

index には、RMON 統計グループを指定します。指定できる範囲は 1 〜 65535 です。
・ (任意) buckets bucket-number には、RMON 統計グループ ヒストリ収集に必要な最大バケット数を指定します。指定できる範囲は 1 〜 65535 です。デフォルトのバケット数は 50 です。
・ (任意) interval seconds には、ポーリング サイクルを秒数で指定します。指定できる範囲は 1 〜 3600 です。デフォルトは 1800 秒です。
・ (任意) owner ownername には、RMON 統計グループの所有者名を入力します。

ステップ 4

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 5

show running-config

設定を確認します。

ステップ 6

show rmon history

スイッチ ヒストリ テーブルの内容を表示します。

ステップ 7

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

履歴収集をディセーブルにするには、 no rmon collection history index インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

インターフェイス上でのイーサネット グループ統計情報の収集

インターフェイス上でイーサネット統計グループを収集するには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。この手順は任意です。

コマンド

目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface interface-id

統計情報を収集するインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

rmon collection stats index [ owner ownername ]

インターフェイス上で RMON 統計情報収集をイネーブルにします。

index には、RMON 統計グループを指定します。指定できる範囲は 1 〜 65535です。
・ (任意) owner ownername には、RMON 統計グループの所有者名を入力します。

ステップ 4

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 5

show running-config

設定を確認します。

ステップ 6

show rmon statistics

スイッチ統計テーブルの内容を表示します。

ステップ 7

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

イーサネット統計グループの収集をディセーブルにするには、 no rmon collection stats index インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

次に、所有者 root の RMON 統計情報を収集する例を示します。

Switch(config)# interface gigabitethernet0/1

Switch(config-if)# rmon collection stats 2 owner root

RMON ステータスの表示

RMON ステータスを表示するには、 表28-1 の特権 EXEC コマンドを 1 つまたは複数使用します。

表28-1 RMON ステータスを表示するコマンド

コマンド

目的

show rmon

汎用 RMON 統計情報を表示します。

show rmon alarms

RMON アラーム テーブルを表示します。

show rmon events

RMON イベント テーブルを表示します。

show rmon history

RMON 履歴テーブルを表示します。

show rmon statistics

RMON 統計情報テーブルを表示します。

表示されている各フィールドの情報については、『 Cisco IOS Configuration Fundamentals Command Reference 』Release 12.2 の「System Management Commands」を参照してください。




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