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スイッチ
Catalyst 3550 シリーズ
Catalyst 3550 マルチレイヤ スイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Cisco IOS Release 12.2(25)SEE
はじめに
このマニュアルについて
概要
CLI の使用方法
スイッチの IP アドレスおよびデフォルト ゲートウェイの割り当て
Cisco IOS CNS エージェントの設定
スイッチのクラスタ設定
スイッチの管理
スイッチベースの認証の設定
IEEE 802.1X ポートベースの認証の設定
インターフェイス特性の設定
SmartPort マクロの設定
VLAN の設定
VTP の設定
音声 VLAN の設定
IEEE 802.1Q およびレイヤ 2 プロトコル トンネリングの設定
STP の設定
MSTP の設定
オプションのスパニングツリー機能の設定方法
Flex Link および MAC アドレステーブル移行更新機能の設定
DHCP 機能の設定
ダイナミック ARP 検査の設定
IGMP スヌーピングおよび MVR の設定
ポートベースのトラフィック制御の設定
CDP の設定
UDLD の設定
SPAN および RSPAN の設定
RMON の設定
システム メッセージ ロギングの設定
SNMP の設定
ACL によるネットワーク セキュリティの設定
QoS の設定
EtherChannel の設定
IP ユニキャスト ルーティングの設定
HSRP の設定
WCCP による Web キャッシュ サービスの設定
IP マルチキャスト ルーティングの設定
MSDP の設定
代替ブリッジングの設定
トラブルシューティング
サポートされている MIB
Cisco IOS ファイル システム、コンフィギュレーション ファイル、およびソフトウェア イメージの操作
Cisco IOS Release 12.2(25)SEE でサポートされていない CLI コマンド

スイッチ
Catalyst 3550 マルチレイヤ スイッチソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Cisco IOS Release 12.2(25)SEE

ここでは、Catalyst 3550 フラッシュ ファイル システムの操作方法、コンフィギュレーション ファイルのコピー方法、ソフトウェア イメージをアーカイブする(アップロードおよびダウンロードする)方法について説明します。

この章で使用されるコマンドの構文および使用方法の詳細については、このリリースのコマンド リファレンス、および『 Cisco IOS Configuration Fundamentals Command Reference 』Release 12.2 を参照してください。

この付録で説明する内容は、次のとおりです。

フラッシュ ファイル システムの操作
コンフィギュレーション ファイルの操作
ソフトウェア イメージの操作

フラッシュ ファイル システムの操作

スイッチのフラッシュ ファイル システムには、ソフトウェア イメージおよびコンフィギュレーション ファイルの管理に役立つコマンドが用意されています。

フラッシュ ファイル システムは、ファイルを格納できる単一のフラッシュ デバイスです。フラッシュ デバイスの名前は flash: です。

ここでは、次の情報について説明します。

使用可能なファイル システムの表示
デフォルトのファイル システムの設定
ファイル システムのファイルに関する情報の表示
ディレクトリの作成および削除
ファイルのコピー
ファイルの削除
tar ファイルの作成、表示、および抽出
ファイルの内容の表示

使用可能なファイル システムの表示

スイッチで使用可能なファイル システムを表示するには、 show file systems イネーブル EXEC コマンドを使用します(次の例を参照)。

Switch# show file systems

File Systems:

Size(b) Free(b) Type Flags Prefixes

* 16128000 11118592 flash rw flash:

16128000 11118592 unknown rw zflash:

32768 26363 nvram rw nvram:

- - network rw tftp:

- - opaque rw null:

- - opaque rw system:

- - opaque ro xmodem:

- - opaque ro ymodem:

- - network rw rcp:

- - network rw ftp:

表B-1 show file systems フィールドの説明

フィールド

Size(b)

ファイル システムのメモリ サイズ(バイト単位)です。

Free(b)

ファイル システムの空きメモリ サイズ(バイト単位)です。

Type

ファイル システムのタイプです。

flash ― ファイル システムはフラッシュ メモリ デバイス用です。

nvram ― ファイル システムは NVRAM(不揮発性 RAM)デバイス用です。

opaque ― ファイル システムはローカルに生成された pseudo ファイル システム( system など)、または brimux などのダウンロード インターフェイスです。

unknown ― ファイル システムのタイプは不明です。

Flags

このシステムの権限です。

ro ― 読み取り専用です。

rw ― 読み取り/書き込みです。

wo ― 書き込み専用です。

Prefixes

ファイル システムのエイリアスです。

flash: ― フラッシュ ファイル システムです。

nvram: ― NVRAM(不揮発性 RAM)です。

null: ― コピーのヌル宛先です。リモート ファイルをヌルにコピーし、サイズを判別できます。

rcp: ― Remote Copy Protocol(RCP)ネットワーク サーバです。

system: ― 実行コンフィギュレーションを含むシステム メモリが格納されています。

tftp: ― Trivial File Transfer Protocol(TFTP; 簡易ファイル転送プロトコル)ネットワーク サーバです。

xmodem: ― XMODEM プロトコルを使用し、ネットワーク マシンからファイルを取得します。

ymodem: ― YMODEM プロトコルを使用し、ネットワーク マシンからファイルを取得します。

zflash: ― フラッシュ ファイル システムの内容をミラーリングする、読み取り専用のファイル圧縮解除ファイル システムです。

デフォルトのファイル システムの設定

デフォルトのファイル システムとして使用されるファイル システムまたはディレクトリを指定するには、 cd filesystem: イネーブル EXEC コマンドを使用します。デフォルト ファイル システムを設定すると、関連するコマンドを実行するときに filesystem: 引数を省略できます。たとえば、オプションの filesystem: 引数を持つすべてのイネーブル EXEC コマンドでは、 cd コマンドで指定されたファイル システムが使用されます。

デフォルトでは、デフォルト ファイル システムは flash: です。

cd コマンドで指定された現在のデフォルトのファイル システムを表示するには、 pwd イネーブル EXEC コマンドを使用します。

ファイル システムのファイルに関する情報の表示

ファイル システムの内容を操作する前に、そのリストを表示できます。たとえば、新しいコンフィギュレーション ファイルをフラッシュ メモリにコピーする前に、ファイル システムに同じ名前のコンフィギュレーション ファイルが格納されていないことを確認できます。同様に、フラッシュ コンフィギュレーション ファイルを別の場所にコピーする前に、ファイル名を確認して、その名前を別のコマンドで使用できます。

ファイル システムのファイルに関する情報を表示するには、 表B-2 に示すイネーブル EXEC コマンドのいずれかを使用します。

表B-2 ファイルに関する情報を表示するコマンド

コマンド

説明

dir [ /all ] [ filesystem : ][ filename ]

ファイル システムのファイル リストを表示します。

show file systems

ファイル システムの各ファイルに関する詳細を表示します。

show file information file-url

特定のファイルに関する情報を表示します。

show file descriptors

開いているファイルの記述子リストを表示します。ファイル記述子は開いているファイルの内部表現です。このコマンドを使用して、別のユーザによってファイルが開かれているかどうかを調べることができます。

ディレクトリの変更および作業ディレクトリの表示

ディレクトリの変更および作業ディレクトリの表示を行うには、イネーブル EXEC モードで次の手順を実行します。

コマンド

目的

ステップ 1

dir filesystem :

指定されたファイル システムのディレクトリを表示します。

filesystem : でシステム ボードのフラッシュ デバイスを指定する場合は、 flash: を使用します。

ステップ 2

cd new_configs

目的のディレクトリに変更します。

new_configs という名前のディレクトリに変更する方法については、コマンド例を参照してください。

ステップ 3

pwd

作業ディレクトリを表示します。

ディレクトリの作成および削除

ディレクトリを作成および削除するには、イネーブル EXEC モードで次の手順を実行します。

コマンド

目的

ステップ 1

dir filesystem :

指定されたファイル システムのディレクトリを表示します。

filesystem : でシステム ボードのフラッシュ デバイスを指定する場合は、 flash: を使用します。

ステップ 2

mkdir old_configs

新しいディレクトリを作成します。

old_configs という名前のディレクトリを作成する方法については、コマンド例を参照してください。

ディレクトリ名では大文字と小文字が区別されます。

スラッシュ(/)間に指定できるディレクトリ名は最大 45 文字です。ディレクトリ名に、制御文字、スペース、削除文字、スラッシュ、引用符、セミコロン、コロンは使用できません。

ステップ 3

dir filesystem :

設定を確認します。

ディレクトリを、その内部のすべてのファイルおよびサブディレクトリとともに削除するには、 delete /force/recursive filesystem :/ file-url イネーブル EXEC コマンドを使用します。

名前で指定されたディレクトリを、その内部のすべてのサブディレクトリおよびファイルとともに削除するには、 /recursive キーワードを使用します。ディレクトリ内のファイルごとに表示される削除を確認するプロンプトを省略するには、 /force キーワードを使用します。この削除プロセスを実行すると、最初に 1 度だけプロンプトが表示されます。 archive download-sw によってインストールされ、不要になった古いソフトウェア イメージを削除するには、 /force キーワードおよび /recursive キーワードを使用します。

filesystem で、システム ボードのフラッシュ デバイスを指定する場合は flash: を使用します。 file-url を指定する場合は、削除するディレクトリ名を入力します。ディレクトリ内のすべてのファイルおよびディレクトリが削除されます。

ファイルおよびディレクトリが削除された場合、その内容を回復できません。

ファイルのコピー

送信元から宛先にファイルをコピーするには、 copy [ /erase ] source-url destination-url イネーブル EXEC コマンドを使用します。送信元および宛先の URL には、 running-config および startup-config キーワード ショートカットを使用できます。たとえば、 copy running-config startup-config コマンドを実行すると、現在の実行コンフィギュレーション ファイルがフラッシュ メモリの NVRAM セクションに保存され、システム初期化中のコンフィギュレーションとして使用されます。

XMODEM または YMODEM プロトコルを使用するネットワーク マシンのファイルに対する送信元または宛先として特殊なファイル システム( xmodem: ymodem: )を指定し、その間でコピーもできます。

ネットワーク ファイル システムの URL には、 ftp: rcp: tftp: などがあります。構文は次のとおりです。

FTP(ファイル転送プロトコル) ― ftp: [[ // username [ : password ] @ location ] / directory ] / filename

RCP ― rcp: [[ // username @ location ] / directory ] / filename

TFTP ― tftp: [[ // location ] / directory ] / filename

ローカルな書き込み可能ファイル システムには flash: などがあります。

送信元と宛先の組み合わせによっては、無効となる場合もあります。特に、次に示す組み合わせの場合は、コピーできません。

・ 実行コンフィギュレーションから実行コンフィギュレーションへ
・ スタートアップ コンフィギュレーションからスタートアップ コンフィギュレーションへ
・ デバイスから同じ名前のデバイスへ(たとえば、 copy flash:flash: コマンドは無効です。)

コンフィギュレーション ファイルによる copy コマンドの具体的な使用例については、 コンフィギュレーション ファイルの操作 を参照してください。

新しいバージョンをダウンロードする場合、または既存のバージョンをアップロードし、ソフトウェア イメージをコピーする場合は、 archive download-sw または archive upload-sw イネーブル EXEC コマンドを使用します。詳細については、 ソフトウェア イメージの操作 を参照してください。

ファイルの削除

フラッシュ メモリ デバイスのファイルが不要な場合は、そのファイルを永久的に削除できます。指定されたフラッシュ デバイスからファイルまたはディレクトリを削除するには、 delete [ /force ] [ /recursive ] [ filesystem : ] / file-url イネーブル EXEC コマンドを使用します。

ディレクトリを、その内部のすべてのサブディレクトリおよびファイルとともに削除するには、 /recursive キーワードを使用します。ディレクトリ内のファイルごとに表示される削除を確認するプロンプトを省略するには、 /force キーワードを使用します。この削除プロセスを実行すると、最初に 1 度だけプロンプトが表示されます。 archive download-sw によってインストールされ、不要になった古いソフトウェア イメージを削除するには、 /force キーワードおよび /recursive キーワードを使用します。

filesystem : オプションを省略すると、 cd コマンドで指定したデフォルトのデバイスが使用されます。 file-url を指定する場合は、削除するファイルのパス(ディレクトリ)および名前を指定します。

CONFIG_FILE または BOOT 環境変数で指定されたファイルを削除しようとすると、削除の確認を求めるプロンプトが表示されます。BOOT 環境変数で指定された最後の有効なシステム イメージを削除しようとすると、削除の確認を求めるプロンプトが表示されます。

ファイルが削除された場合、その内容を回復できません。

次に、デフォルトのフラッシュ メモリ デバイスからファイル myconfig を削除する例を示します。

Switch# delete myconfig

tar ファイルの作成、表示、および抽出

tar ファイルを作成し、そこにファイルを書き込んだり、tar ファイル内のファイルをリスト表示したり、tar ファイルからファイルを抽出したりできます(次のセクションを参照)。

tar ファイルの作成

tar ファイルを作成し、そこにファイルを書き込むには、次のイネーブル EXEC コマンドを使用します。

archive tar/create destination-url flash:/ file-url

destination-url を指定する場合は、ローカルまたはネットワーク ファイル システムの宛先 URL のエイリアス、および作成する tar ファイルの名前を指定します。次のオプションがサポートされています。

・ フラッシュ ファイル システムの場合の構文は次のとおりです。
flash:
・ FTP の場合の構文は次のとおりです。 ftp: [[ // username [ : password ] @ location ] / directory] / tar-filename .tar
・ RCP の場合の構文は次のとおりです。 rcp: [[ // username @ location ] / directory ] / tar-filename .tar
・ TFTP の場合の構文は次のとおりです。 tftp: [[ // location ] / directory ] / tar-filename .tar

tar-filename .tar は、作成される tar ファイルです。

flash:/ file-url を指定する場合は、新しい tar ファイルの作成元になる、ローカルなフラッシュ ファイル システム上の場所を指定します。送信元ディレクトリ内に格納されているオプションのファイルまたはディレクトリのリストを指定し、新しい tar ファイルに書き込むこともできます。何も指定しないと、このレベルにおけるすべてのファイルおよびディレクトリが、新規に作成された tar ファイルに書き込まれます。

次に、tar ファイルの作成方法を示します。次のコマンドを実行すると、ローカルなフラッシュデバイスの new-configs ディレクトリの内容が、172.20.10.30 にある TFTP サーバ上のファイル saved.tar に書き込まれます。

Switch# archive tar/create tftp:172.20.10.30/saved.tar flash:/new-configs

tar ファイルの内容の表示

画面に tar ファイルの内容を表示するには、次のイネーブル EXEC コマンドを使用します。

archive tar/table source-url

source-url を指定する場合は、ローカルまたはネットワーク ファイル システムの送信元 URL のエイリアスを指定します。次のオプションがサポートされています。

・ フラッシュ ファイル システムの場合の構文は次のとおりです。
flash:
・ FTP の場合の構文は次のとおりです。 ftp: [[ // username [ : password ] @ location ] / directory ] / tar-filename .tar
・ RCP の場合の構文は次のとおりです。 rcp: [[ // username @ location ] / directory ] / tar-filename .tar
・ TFTP の場合の構文は次のとおりです。 tftp: [[ // location ] / directory ] / tar-filename .tar

tar-filename .tar は、表示される tar ファイルです。

tar ファイルのあとにオプションのファイルまたはディレクトリ リストを指定し、表示するファイルを制限できます。リストを指定すると、リスト内のファイルのみが表示されます。何も指定しないと、すべてのファイルおよびディレクトリが表示されます。

次に、フラッシュ メモリ内の c3550-ipservices-tar.122-25.SEB.tar ファイルの内容を表示する例を示します。

Switch# archive tar/table flash:c3550-ipservices-tar.122-25.SEB.tar

info (219 bytes)

c3550-ipservices-mz.122-25.SEB/(directory)

c3550-ipservices-mz.122-25.SEB/html/(directory)

c3550-ipservices-mz.122-25.SEB/c3550-ipservices-mz.122-25.SEB.bin (6074880 bytes)

c3550-ipservices-mz.122-25.SEB/info (219 bytes)

info.ver (219 bytes)

次に、 c3550-ipservices-mz.122-25.SEB/html ディレクトリおよびその内容のみを表示する例を示します。

Switch# archive tar/table flash:c3550-ipservices-mz.122-25.SEB.tar c3550-ipservices-mz.122-25.SEB/html

c3550-ipservices-mz.122-25.SEB/html/(directory)

c3550-ipservices-mz.122-25SEB/html/const.htm (556 bytes)

c3550-ipservices-mz.122-25SEB/html/xhome.htm (9373 bytes)

c3550-ipservices-mz.122-25SEB/html/menu.css (1654 bytes)

(テキスト出力は省略)

tar ファイルの抽出

tar ファイルをフラッシュ ファイル システム上のディレクトリに抽出するには、次のイネーブル EXEC コマンドを使用します。

archive tar/xtract source-url flash:/ file-url [ dir/file ...]

source-url を指定する場合は、ローカル ファイル システムの送信元 URL のエイリアスを指定します。次のオプションがサポートされています。

・ フラッシュ ファイル システムの場合の構文は次のとおりです。
flash:
・ FTP の場合の構文は次のとおりです。 ftp: [[ // username [ : password ] @ location ] / directory ] / tar-filename .tar
・ RCP の場合の構文は次のとおりです。 rcp: [[ // username @ location ] / directory ] / tar-filename .tar
・ TFTP の場合の構文は次のとおりです。 tftp: [[ // location ] / directory ] / tar-filename .tar

tar-filename .tar は、ファイルの抽出元の tar ファイルです。

flash:/ file-url [ dir/file ...] を指定する場合は、tar ファイルの抽出先になる、ローカルなフラッシュ ファイル システム上の場所を指定します。抽出する tar ファイル内のファイルまたはディレクトリのオプション リストを指定するには、 dir/file ...オプションを使用します。何も指定しないと、すべてのファイルおよびディレクトリが抽出されます。

次に、172.20.10.30 の TFTP サーバ上にある tar ファイルの内容を抽出する例を示します。このコマンドを実行すると、 new-configs ディレクトリがローカルなフラッシュ ファイル システムのルート ディレクトリに抽出されます。 saved.tar ファイルの残りのファイルは無視されます。

Switch# archive tar/xtract tftp:/172.20.10.30/saved.tar flash:/new-configs

ファイルの内容の表示

リモート ファイル システム上のファイルなど、読み取り可能ファイルの内容を表示するには、 more [ /ascii | /binary | /ebcdic ] file-url イネーブル EXEC コマンドを使用します。

次に、TFTP サーバ上のコンフィギュレーション ファイルの内容を表示する例を示します。

Switch# more tftp://serverA/hampton/savedconfig

!

! Saved configuration on server

!

version 11.3

service timestamps log datetime localtime

service linenumber

service udp-small-servers

service pt-vty-logging

!

(テキスト出力は省略)

コンフィギュレーション ファイルの操作

ここでは、コンフィギュレーション ファイルの作成、ロード、メンテナンスの手順について説明します。基本的なコンフィギュレーション ファイルを作成するには、 setup プログラムを使用するか、または setup イネーブル EXEC コマンドを使用します。詳細については、 第3章 「スイッチの IP アドレスおよびデフォルト ゲートウェイの割り当て」 を参照してください。

TFTP、FTP、または RCP サーバから、スイッチの実行コンフィギュレーションまたはスタートアップ コンフィギュレーションにコンフィギュレーション ファイルをコピー( ダウンロード )できます。この操作が必要となる場合は次のいずれかです。

・ バックアップ コンフィギュレーション ファイルを復元する場合
・ 別のスイッチのコンフィギュレーション ファイルを使用する場合。たとえば、ネットワークに別のスイッチを追加し、元のスイッチと同じ設定にできます。ファイルを新しいスイッチにコピーすると、ファイル全体を再作成せずに、関連部分を変更できます。
・ すべてのスイッチのコンフィギュレーションが同様になるように、ネットワーク内のすべてのスイッチに同じコンフィギュレーション コマンドをロードする場合

スイッチからファイル サーバにコンフィギュレーション ファイルをコピー( アップロード )するには、TFTP、FTP、または RCP を使用します。あとでサーバから元のコンフィギュレーション ファイルを復元できるようにするため、現在のコンフィギュレーション ファイルをサーバにバックアップしてから、内容を変更してください。

使用するプロトコルは、使用中のサーバのタイプによって異なります。FTP および RCP トランスポート メカニズムを使用すると、TFTP よりもパフォーマンスが高速化され、データがより確実に配信されます。これらの機能を実現するため、FTP および RCP はコネクション型の TCP/IP スタックに基づいて構築され、このスタックが使用されています。

ここでは、次の情報について説明します。

コンフィギュレーション ファイルの作成および使用に関する注意事項
コンフィギュレーション ファイルのタイプおよび場所
テキスト エディタによるコンフィギュレーション ファイルの作成
TFTP によるコンフィギュレーション ファイルのコピー
FTP によるコンフィギュレーション ファイルのコピー
RCP によるコンフィギュレーション ファイルのコピー
設定情報のクリア

コンフィギュレーション ファイルの作成および使用に関する注意事項

コンフィギュレーション ファイルを作成すると、スイッチを設定するときに役立ちます。コンフィギュレーション ファイルには、1 台または複数のスイッチを設定する場合に必要となるコマンドの一部、またはすべてを格納できます。たとえば、同じハードウェア コンフィギュレーションを持つ複数のスイッチに、同じコンフィギュレーション ファイルをダウンロードできます。

コンフィギュレーション ファイルを作成するときは、次に示す注意事項に従ってください。

・ コンフィギュレーション ファイルを使用してスイッチを設定するときは、コンソールポート経由で接続してください。スイッチを Telnet セッションから設定した場合、IP アドレスは変更されず、ポートおよびモジュールはディセーブルになりません。
・ スイッチにパスワードが設定されていない場合は、 enable secret secret-password グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力し、スイッチごとにパスワードを設定する必要があります。このコマンド用の空白行を入力します。パスワードはクリアなテキストとしてコンフィギュレーション ファイル内に保存されます。
・ 既存のパスワードがある場合は、パスワードの検証に失敗するため、ファイルに enable secret secret-password グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力できません。コンフィギュレーション ファイルにパスワードを入力すると、スイッチの誤りによって、ファイルの実行時にパスワードがコマンドとして実行されます。

copy { ftp: | rcp: | tftp: } system:running-config イネーブル EXEC コマンドを実行すると、コマンドラインにコマンドを入力した場合と同様に、スイッチにコンフィギュレーション ファイルがロードされます。コマンドを追加するまで、既存の実行コンフィギュレーションは消去されません。コピーされたコンフィギュレーション ファイル内のコマンドによって既存のコンフィギュレーション ファイル内のコマンドが置き換えられると、既存のコマンドは消去されます。たとえば、コピーされたコンフィギュレーション ファイルに格納されている特定のコマンドの IP アドレスが、既存のコンフィギュレーションに格納されている IP アドレスと異なる場合は、コピーされたコンフィギュレーション内の IP アドレスが使用されます。ただし、既存のコンフィギュレーション内のコマンドの一部を置き換えたり、無効にはできません。この場合は、既存のコンフィギュレーション ファイルとコピーされたコンフィギュレーション ファイルが混在するコンフィギュレーション ファイルが作成され、コピーされたコンフィギュレーション ファイルが優先されます。

コンフィギュレーション ファイルを復元し、サーバに保存されたファイルの正確なコピーを作成するには、コンフィギュレーション ファイルを直接スタートアップ コンフィギュレーションにコピーして( copy { ftp:| rcp:| tftp: } nvram:startup-config イネーブル EXEC コマンドを使用)、スイッチを再起動します。

コンフィギュレーション ファイルのタイプおよび場所

スタートアップ コンフィギュレーション ファイルは、ソフトウェアを設定するため、システムの起動中に使用されます。実行コンフィギュレーション ファイルには、ソフトウェアの現在の設定が格納されています。2 つのコンフィギュレーション ファイルに、異なるファイルを設定できます。たとえば、一時的に設定を変更する必要がある場合は、実行コンフィギュレーションを変更したあと、 copy running-config startup-config イネーブル EXEC コマンドによる設定の保存を行わないようにします。

実行コンフィギュレーションは DRAM に保存されますが、スタートアップ コンフィギュレーションはフラッシュ メモリの NVRAM セクションに保存されます。

テキスト エディタによるコンフィギュレーション ファイルの作成

コンフィギュレーション ファイルを作成する場合は、システムが適切に応答できるように、コマンドを論理的に並べる必要があります。これは、コンフィギュレーション ファイルを作成するための方法の 1 つです。

ステップ 1 スイッチからサーバに既存のコンフィギュレーションをコピーします。

詳細については、 TFTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロード FTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロード 、または RCP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロード を参照してください。

ステップ 2 UNIX の vi または emacs、PC のメモ帳などのテキスト エディタでコンフィギュレーション ファイルを開きます。

ステップ 3 目的のコマンドが格納されたコンフィギュレーション ファイルの一部を取り出し、新しいファイルに保存します。

ステップ 4 コンフィギュレーション ファイルをサーバ内の適切な場所にコピーします。たとえば、ファイルをワークステーションの TFTP ディレクトリ(UNIX ワークステーションの場合は通常 / tftpboot)にコピーします。

ステップ 5 ファイルに関する権限が world-read に設定されていることを確認します。

TFTP によるコンフィギュレーション ファイルのコピー

作成したコンフィギュレーション ファイルを使用してスイッチを設定したり、別のスイッチからダウンロードしたり、TFTP サーバからダウンロードしたりできます。また、コンフィギュレーション ファイルを TFTP サーバにコピー(アップロード)し、格納できます。

ここでは、次の情報について説明します。

TFTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備
TFTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロード
TFTP によるコンフィギュレーション ファイルのアップロード

TFTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備

TFTP を使用してコンフィギュレーション ファイルのダウンロードやアップロードを開始する前に、次の作業を実行します。

・ TFTP サーバとして機能するワークステーションが、適切に設定されていることを確認します。Sun ワークステーションで、/etc/inetd.conf ファイル内に次の行が含まれていることを確認します。

tftp dgram udp wait root/usr/etc/in.tftpd in.tftpd -p -s/tftpboot

/etc/services ファイルに次の行が含まれていることを確認します。

tftp 69/udp

/etc/inetd.conf and/etc/services ファイルを変更したあとに、inetd デーモンを再起動する必要があります。このデーモンを再起動するには、inetd プロセスを終了して再起動するか、または fastboot コマンド(SunOS 4.x の場合)や reboot コマンド (Solaris 2.x または SunOS 5.x の場合)を入力します。TFTP デーモンの詳細については、ワークステーションのマニュアルを参照してください。

・ スイッチに TFTP サーバへのルートが格納されていることを確認します。ルータでサブネット間トラフィックのルーティングを実行しない場合は、スイッチおよび TFTP サーバを同じサブネット内に配置する必要があります。 ping コマンドを使用し、TFTP サーバへの接続をチェックします。
・ ダウンロードするコンフィギュレーション ファイルが、TFTP サーバ上の正しいディレクトリ内にあることを確認します(UNIX ワークステーションの場合は通常 / tftpboot)。
・ ダウンロードを行う場合は、ファイルに関する権限が正しく設定されていることを確認します。ファイルの権限は world-read でなければなりません。
・ コンフィギュレーション ファイルをアップロードする前に、TFTP サーバに空のファイルを作成する必要があります。空のファイルを作成するには、 touch filename コマンドを入力します。ここでの filename は、サーバにアップロードするときに使用するファイルの名前です。
・ アップロード処理中にサーバの既存ファイル(空のファイルを作成する必要がある場合は空のファイルを含む)を上書きする場合は、そのファイルに関する権限が正しく設定されていることを確認します。ファイルの権限は world-write でなければなりません。

TFTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロード

TFTP サーバからダウンロードされたコンフィギュレーション ファイルを使用してスイッチを設定するには、次の手順を実行します。

ステップ 1 コンフィギュレーション ファイルをワークステーション上の適切なTFTPディレクトリにコピーします。

ステップ 2 TFTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備 を参照し、TFTP サーバが適切に設定されていることを確認します。

ステップ 3 コンソール ポート または Telnet セッション経由で、スイッチにログインします。

ステップ 4 TFTP サーバからコンフィギュレーション ファイルをダウンロードし、スイッチを設定します。

TFTP サーバの IP アドレスまたはホスト名、およびダウンロードするファイル名を指定します。

次に示すイネーブル EXEC コマンドのいずれかを使用します。

copy tftp: [[[ // location ] / directory ] / filename ] system:running-config
copy tftp: [[[ // location ] / directory ] / filename ] nvram:startup-config

このコンフィギュレーション ファイルを実行するとダウンロードが実行され、ファイルが行単位で解析されてコマンドが実行されます。

次に、IP アドレス 172.16.2.155 上にあるファイル tokyo-confg からソフトウェアを設定する例を示します。

Switch# copy tftp://172.16.2.155/tokyo-confg system:running-config

Configure using tokyo-confg from 172.16.2.155? [confirm] y

Booting tokyo-confg from 172.16.2.155:!!! [OK - 874/16000 bytes]

TFTP によるコンフィギュレーション ファイルのアップロード

スイッチから TFTP サーバにコンフィギュレーション ファイルをアップロードして格納するには、次の手順を実行します。

ステップ 1 TFTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備 を参照し、TFTP サーバが適切に設定されていることを確認します。

ステップ 2 コンソール ポートまたは Telnet セッション経由で、スイッチにログインします。

ステップ 3 スイッチのコンフィギュレーションを TFTP サーバにアップロードします。TFTP サーバの IP アドレスまたはホスト名、および宛先ファイル名を指定します。

次に示すイネーブル EXEC コマンドのいずれかを使用します。

copy system:running-config tftp: [[[ // location ] / directory ] / filename ]
copy nvram:startup-config tftp: [[[ // location ] / directory ] / filename ]

ファイルが TFTP サーバにアップロードされます。

次に、スイッチから TFTP サーバにコンフィギュレーション ファイルをアップロードする例を示します。

Switch# copy system:running-config tftp://172.16.2.155/tokyo-confg

Write file tokyo-confg on host 172.16.2.155? [confirm] y

#

Writing tokyo-confg!!! [OK]

FTP によるコンフィギュレーション ファイルのコピー

FTP サーバから、または FTP サーバに、コンフィギュレーション ファイルをコピーできます。

FTP プロトコルでは、FTP 要求ごとにリモート ユーザ名およびパスワードをクライアントからサーバに送信する必要があります。FTP を使用してコンフィギュレーション ファイルをスイッチからサーバにコピーすると、ソフトウェアは次のリスト内の最初の有効なユーザ名を送信します。

copy コマンドで指定されたユーザ名(ユーザ名が指定されている場合)
ip ftp username username グローバル コンフィギュレーション コマンドで設定されたユーザ名(このコマンドが設定されている場合)
・ anonymous

スイッチは、次のリスト内の最初の有効なパスワードを送信します。

copy コマンドで指定されたパスワード(パスワードが指定されている場合)
ip ftp password password グローバル コンフィギュレーション コマンドで設定されたパスワード(このコマンドが設定されている場合)
・ スイッチは、 username@switchname.domain というパスワードを生成します。変数 username は現在のセッションに関連付けられているユーザ名、 switchname は設定されているホスト名、 domain はスイッチのドメインです。

ユーザ名およびパスワードは、FTP サーバのアカウントに関連付けられている必要があります。サーバに書き込む場合は、ユーザからの FTP 書き込み要求が許可されるように FTP サーバを適切に設定する必要があります。

すべてのコピー操作に使用するユーザ名およびパスワードを指定する場合は、 ip ftp username および ip ftp password コマンドを使用します。特定のコピー操作にのみ使用するユーザ名を指定する場合は、 copy コマンド内でユーザ名を指定します。

サーバがディレクトリ構造の場合、コンフィギュレーション ファイルはユーザ名に関連付けられたサーバ上のディレクトリに書き込まれるか、コピーされます。たとえば、コンフィギュレーション ファイルがサーバ上のユーザのホーム ディレクトリ内に置かれている場合は、ユーザの名前をリモート ユーザ名として指定します。

詳細については、FTP サーバのマニュアルを参照してください。

ここでは、次の情報について説明します。

FTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備
FTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロード
FTP によるコンフィギュレーション ファイルのアップロード

FTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備

FTP を使用してコンフィギュレーション ファイルのダウンロードやアップロードを開始する前に、次の作業を実行します。

・ スイッチに FTP サーバへのルートが格納されていることを確認します。ルータでサブネット間トラフィックのルーティングを実行しない場合は、スイッチおよび FTP サーバを同じサブネット内に配置する必要があります。 ping コマンドを使用し、FTP サーバへの接続をチェックします。
・ コンソールまたは Telnet セッション経由でスイッチにアクセスしている場合、または有効なユーザ名がない場合は、現在の FTP ユーザ名が FTP ダウンロードに使用されていることを確認します。 show users イネーブル EXEC コマンドを使用し、有効なユーザ名を表示できます。このユーザ名を使用しない場合は、すべてのコピー処理中に ip ftp username username グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用し、新しい FTP ユーザ名を作成します。新しいユーザ名は NVRAM に格納されます。Telnet セッション経由でスイッチにアクセスしていて、有効なユーザ名がある場合は、このユーザ名が使用されるため、FTP ユーザ名を設定する必要はありません。特定のコピー操作にのみ使用するユーザ名を指定する場合は、 copy コマンド内でユーザ名を指定します。
・ コンフィギュレーション ファイルを FTP サーバにアップロードする場合は、スイッチのユーザからの書き込み要求が許可されるように、適切に設定する必要があります。

詳細については、FTP サーバのマニュアルを参照してください。

FTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロード

FTP を使用してコンフィギュレーション ファイルをダウンロードするには、イネーブル EXEC モードで次の手順を実行します。

コマンド

目的

ステップ 1

FTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備 を参照し、FTP サーバが適切に設定されていることを確認します。

ステップ 2

コンソール ポートまたは Telnet セッション経由で、スイッチにログインします。

ステップ 3

configure terminal

スイッチで、グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

このステップが必要になるのは、デフォルトのリモート ユーザ名またはパスワードを無効にする場合のみです(ステップ 4、5、6 を参照)。

ステップ 4

ip ftp username username

(任意)デフォルトのリモート ユーザ名を変更します。

ステップ 5

ip ftp password password

(任意)デフォルトのパスワードを変更します。

ステップ 6

end

イネーブル EXEC モードに戻ります。

ステップ 7

copy ftp: [[[ // [ username [ : password ] @ ] location ] /
directory ] / filename ] system:running-config
または
copy ftp: [[[ // [ username [ : password ] @ ] location ] /
directory ] / filename ] nvram:startup-config

FTP を使用し、コンフィギュレーション ファイルをネットワーク サーバから実行コンフィギュレーション ファイルまたはスタートアップ コンフィギュレーション ファイルにコピーします。

次に、 host1-confg という名前のコンフィギュレーション ファイルを、IP アドレスが 172.16.101.101 であるリモート サーバ上の netadmin1 ディレクトリからコピーし、スイッチでこれらのコマンドをロードおよび実行する例を示します。

Switch# copy ftp://netadmin1:mypass@172.16.101.101/host1-confg system:running-config

Configure using host1-confg from 172.16.101.101? [confirm]

Connected to 172.16.101.101

Loading 1112 byte file host1-confg:![OK]

Switch#

%SYS-5-CONFIG: Configured from host1-config by ftp from 172.16.101.101

次に、 netadmin1 というリモート ユーザ名を指定する例を示します。IP アドレスが 172.16.101.101 であるリモート サーバ上の netadmin1 ディレクトリから、コンフィギュレーション ファイル host2-confg がスイッチのスタートアップ コンフィギュレーションにコピーされます。

Switch# configure terminal

Switch(config)# ip ftp username netadmin1

Switch(config)# ip ftp password mypass

Switch(config)# end

Switch# copy ftp: nvram:startup-config

Address of remote host [255.255.255.255]? 172.16.101.101

Name of configuration file[rtr2-confg]? host2-confg

Configure using host2-confg from 172.16.101.101?[confirm]

Connected to 172.16.101.101

Loading 1112 byte file host2-confg:![OK]

[OK]

Switch#

%SYS-5-CONFIG_NV:Non-volatile store configured from host2-config by ftp from 172.16.101.101

FTP によるコンフィギュレーション ファイルのアップロード

FTP を使用してコンフィギュレーション ファイルをアップロードするには、イネーブル EXEC モードで次の手順を実行します。

コマンド

目的

ステップ 1

FTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備 を参照し、FTP サーバが適切に設定されていることを確認します。

ステップ 2

コンソール ポートまたは Telnet セッション経由で、スイッチにログインします。

ステップ 3

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

このステップが必要になるのは、デフォルトのリモート ユーザ名またはパスワードを無効にする場合のみです(ステップ 4、5、6 を参照)。

ステップ 4

ip ftp username username

(任意)デフォルトのリモート ユーザ名を変更します。

ステップ 5

ip ftp password password

(任意)デフォルトのパスワードを変更します。

ステップ 6

end

イネーブル EXEC モードに戻ります。

ステップ 7

copy system:running-config ftp: [[[ // [ username
[ : password ] @ ] location ] / directory ] / filename ]

または

copy nvram:startup-config ftp: [[[ // [ username [
: password ] @ ] location ] / directory ] / filename ]

FTP を使用し、スイッチの実行コンフィギュレーション ファイルまたはスタートアップ コンフィギュレーション ファイルを指定場所に格納します。

次に、実行コンフィギュレーション ファイル switch2-confg を、IP アドレスが 172.16.101.101 であるリモート ホスト上の netadmin1 ディレクトリにコピーする例を示します。

Switch# copy system:running-config ftp://netadmin1:mypass@172.16.101.101/switch2-confg

Write file switch2-confg on host 172.16.101.101?[confirm]

Building configuration...[OK]

Connected to 172.16.101.101

Switch#

次に、FTP を使用してスタートアップ コンフィギュレーション ファイルをコピーし、サーバに格納する例を示します。

Switch# configure terminal

Switch(config)# ip ftp username netadmin2

Switch(config)# ip ftp password mypass

Switch(config)# end

Switch# copy nvram:startup-config ftp:

Remote host[]? 172.16.101.101

Name of configuration file to write [switch2-confg]?

Write file switch2-confg on host 172.16.101.101?[confirm]

![OK]

RCP によるコンフィギュレーション ファイルのコピー

リモート ホストとスイッチ間でコンフィギュレーション ファイルをダウンロード、アップロード、およびコピーするためのもう 1 つの方法は、RCP を使用することです。コネクションレス プロトコルである UDP を使用する TFTP と異なり、RCP ではコネクション型の TCP が使用されます。

ファイルをコピーするために RCP を使用する場合は、ファイルのコピー元またはコピー先のサーバで RCP がサポートされている必要があります。RCP の copy コマンドは、リモート システム上の rsh サーバ(またはデーモン)を利用します。RCP を使用してファイルをコピーするには、TFTP の場合と同様に、ファイル配信用サーバを作成する必要があります。ユーザはリモート シェル(rsh)をサポートするサーバにアクセスするだけです(ほとんどの UNIX システムでは rsh がサポートされています)。ファイルは特定の場所から別の場所へコピーされるため、送信元ファイルの読み取り権限および宛先ファイルへの書き込み権限が必要です。宛先ファイルが存在しない場合は、RCP によって作成されます。

RCP では、RCP 要求ごとにリモート ユーザ名をサーバに送信する必要があります。コンフィギュレーション ファイルをスイッチからサーバにコピーすると、ソフトウェアは次のリスト内の最初の有効なユーザ名を送信します。

copy コマンドで指定されたユーザ名(ユーザ名が指定されている場合)
ip rcmd remote-username username グローバル コンフィギュレーション コマンドで設定されたユーザ名(このコマンドが設定されている場合)
・ 現在の TTY(端末)プロセスに関連付けられたリモート ユーザ名。たとえば、ユーザが Telnet を通してルータに接続され、 username コマンド経由で認証された場合は、リモート ユーザ名として Telnet ユーザ名がスイッチ ソフトウェアによって送信されます。
・ スイッチのホスト名

RCP コピー要求を成功させるには、ネットワーク サーバにリモート ユーザ名用のアカウントを定義する必要があります。サーバがディレクトリ構造の場合、コンフィギュレーション ファイルはリモート ユーザ名に関連付けられたサーバ上のディレクトリに書き込まれるか、コピーされます。たとえば、コンフィギュレーション ファイルがサーバ上のユーザのホーム ディレクトリ内に置かれている場合は、ユーザの名前をリモート ユーザ名として指定します。

ここでは、次の情報について説明します。

RCP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備
RCP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロード
RCP によるコンフィギュレーション ファイルのアップロード

RCP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備

RCP を使用してコンフィギュレーション ファイルのダウンロードやアップロードを開始する前に、次の作業を実行します。

・ RCP サーバとして機能するワークステーションで、リモート シェル(rsh)がサポートされていることを確認します。
・ スイッチに RCP サーバへのルートが格納されていることを確認します。ルータでサブネット間トラフィックのルーティングを実行しない場合は、スイッチおよびサーバを同じサブネット内に配置する必要があります。 ping コマンドを使用し、RCP サーバへの接続をチェックします。
・ コンソールまたは Telnet セッション経由でスイッチにアクセスしている場合、または有効なユーザ名がない場合は、RCP ダウンロードに使用するユーザ名が現在の RCP ユーザ名であることを確認します。 show users イネーブル EXEC コマンドを使用し、有効なユーザ名を表示できます。このユーザ名を使用しない場合は、すべてのコピー処理中に ip rcmd remote-username username グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用し、新しい RCP ユーザ名を作成します。新しいユーザ名は NVRAM に格納されます。Telnet セッション経由でスイッチにアクセスしていて、有効なユーザ名がある場合は、このユーザ名が使用されるため、RCP ユーザ名を設定する必要はありません。特定のコピー操作にのみ使用するユーザ名を指定する場合は、 copy コマンド内でユーザ名を指定します。
・ ファイルを RCP サーバにアップロードする場合は、スイッチのユーザからの RCP 書き込み要求が許可されるように、適切に設定する必要があります。UNIX システムの場合は、RCP サーバ上のリモート ユーザの .rhosts ファイルにエントリを追加する必要があります。たとえば、スイッチに次のコンフィギュレーション行が含まれていると仮定します。

hostname Switch1

ip rcmd remote-username User0

このスイッチの IP アドレスを Switch1.company.com に変換する場合は、RCP サーバ上の User0 用の .rhosts ファイルに次の行が含まれている必要があります。

Switch1.company.com Switch1

詳細については、RCP サーバのマニュアルを参照してください。

RCP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロード

RCP を使用してコンフィギュレーション ファイルをダウンロードするには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

目的

ステップ 1

RCP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備 を参照し、RCP サーバが適切に設定されていることを確認します。

ステップ 2

コンソール ポートまたは Telnet セッション経由で、スイッチにログインします。

ステップ 3

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

このステップが必要になるのは、デフォルトのリモート ユーザ名を無効にする場合のみです(ステップ 4 および 5 を参照)。

ステップ 4

ip rcmd remote-username username

(任意)リモート ユーザ名を指定します。

ステップ 5

end

イネーブル EXEC モードに戻ります。

ステップ 6

copy rcp: [[[ // [ username @ ] location ] /
directory ] / filename ] system:running-config

または

copy rcp: [[[ // [ username @ ] location ] /
directory ] / filename ] nvram:startup-config

RCP を使用し、コンフィギュレーション ファイルをネットワーク サーバから実行コンフィギュレーション ファイルまたはスタートアップ コンフィギュレーション ファイルにコピーします。

次に、 host1-confg という名前のコンフィギュレーション ファイルを、IP アドレスが 172.16.101.101 であるリモート サーバ上の netadmin1 ディレクトリからコピーし、スイッチでロードおよび実行する例を示します。

Switch# copy rcp://netadmin1@172.16.101.101/host1-confg system:running-config

Configure using host1-confg from 172.16.101.101? [confirm]

Connected to 172.16.101.101

Loading 1112 byte file host1-confg:![OK]

Switch#

%SYS-5-CONFIG: Configured from host1-config by rcp from 172.16.101.101

次に、 netadmin1 というリモート ユーザ名を指定する例を示します。IP アドレスが 172.16.101.101 であるリモート サーバ上の netadmin1 ディレクトリから、コンフィギュレーション ファイル host2-confg がスイッチのスタートアップ コンフィギュレーションにコピーされます。

Switch# configure terminal

Switch(config)# ip rcmd remote-username netadmin1

Switch(config)# end

Switch# copy rcp: nvram:startup-config

Address of remote host [255.255.255.255]? 172.16.101.101

Name of configuration file[rtr2-confg]? host2-confg

Configure using host2-confg from 172.16.101.101?[confirm]

Connected to 172.16.101.101

Loading 1112 byte file host2-confg:![OK]

[OK]

Switch#

%SYS-5-CONFIG_NV:Non-volatile store configured from host2-config by rcp from 172.16.101.101

RCP によるコンフィギュレーション ファイルのアップロード

RCP を使用してコンフィギュレーション ファイルをアップロードするには、イネーブル EXEC モードで次の手順を実行します。

コマンド

目的

ステップ 1

RCP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備 を参照し、RCP サーバが適切に設定されていることを確認します。

ステップ 2

コンソール ポートまたは Telnet セッション経由で、スイッチにログインします。

ステップ 3

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

このステップが必要になるのは、デフォルトのリモート ユーザ名を無効にする場合のみです(ステップ 4 および 5 を参照)。

ステップ 4

ip rcmd remote-username username

(任意)リモート ユーザ名を指定します。

ステップ 5

end

イネーブル EXEC モードに戻ります。

ステップ 6

copy system:running-config rcp:
[[[ // [ username @ ] location ] / directory ] / filename ]

または

copy nvram:startup-config rcp:
[[[ // [ username @ ] location ] / directory ] / filename ]

RCP を使用し、コンフィギュレーション ファイルをスイッチの実行コンフィギュレーション ファイルまたはスタートアップ コンフィギュレーション ファイルからネットワーク サーバにコピーします。

次に、実行コンフィギュレーション ファイル switch2-confg を、IP アドレスが 172.16.101.101 であるリモート ホスト上の netadmin1 ディレクトリにコピーする例を示します。

Switch# copy system:running-config rcp://netadmin1@172.16.101.101/switch2-confg

Write file switch-confg on host 172.16.101.101?[confirm]

Building configuration...[OK]

Connected to 172.16.101.101

Switch#

次に、スタートアップ コンフィギュレーション ファイルをサーバに格納する例を示します。

Switch# configure terminal

Switch(config)# ip rcmd remote-username netadmin2

Switch(config)# end

Switch# copy nvram:startup-config rcp:

Remote host[]? 172.16.101.101

Name of configuration file to write [switch2-confg]?

Write file switch2-confg on host 172.16.101.101?[confirm]

![OK]

設定情報のクリア

スタートアップ コンフィギュレーションから設定情報をクリアできます。スタートアップ コンフィギュレーションを使用せずにスイッチを再起動すると、スイッチはセットアップ プログラムを開始し、新しい設定でスイッチを再設定できます。

スタートアップ コンフィギュレーション ファイルのクリア

スタートアップ コンフィギュレーションをクリアするには、 erase nvram: または erase startup-config イネーブル EXEC コマンドを使用します。

削除されたスタートアップ コンフィギュレーション ファイルの復元はできません。

格納されたコンフィギュレーション ファイルの削除

保存された設定をフラッシュ メモリから削除するには、 delete flash: filename イネーブル EXEC コマンドを使用します。 file prompt グローバル コンフィギュレーション コマンドの設定に応じて、ファイルを削除する前に確認を求めるプロンプトが表示されます。デフォルトでは、有害なファイル操作を行った場合に、確認を求めるプロンプトが表示されます。 file prompt コマンドの詳細については、『 Cisco IOS Command Reference 』 Release 12.1 を参照してください。

削除されたファイルの復元はできません。

ソフトウェア イメージの操作

ここでは、システム ソフトウェア、Cisco IOS コード、および組み込みデバイス マネージャ ソフトウェアが含まれるソフトウェア イメージ ファイルをアーカイブ(ダウンロードおよびアップロード)する方法を示します。

スイッチ ソフトウェアをアップグレードするには、TFTP、FTP、または RCP サーバからスイッチ イメージ ファイルをダウンロードします。TFTP サーバへアクセスできない場合、Web ブラウザ(HTTP)を使用して PC やワークステーションに直接ソフトウェア イメージ ファイルをダウンロードし、デバイス マネージャまたは Network Assistant を使用してスイッチをアップグレードできます。TFTP サーバまたは Web ブラウザ(HTTP)を使用したスイッチのアップグレードに関する詳細は、リリース ノートを参照してください。

現在のイメージを新しいイメージに置き換えたり、ダウンロード後に現在のイメージをフラッシュ メモリに保存できます。

バックアップのため、スイッチ イメージ ファイルを TFTP、FTP、または RCP サーバにアップロードします。アップロードされたこのイメージは、今後同じスイッチや同じタイプの別のスイッチにダウンロードする場合に使用できます。

使用するプロトコルは、使用中のサーバのタイプによって異なります。FTP および RCP トランスポート メカニズムを使用すると、TFTP よりもパフォーマンスが高速化され、データがより確実に配信されます。これらの機能を実現するため、FTP および RCP はコネクション型の TCP/IP スタックに基づいて構築され、このスタックが使用されています。

ここでは、次の情報について説明します。

スイッチのイメージの場所
サーバまたは Cisco.com 上のイメージの tar ファイル形式
TFTP によるイメージ ファイルのコピー
FTP によるイメージ ファイルのコピー
RCP によるイメージ ファイルのコピー

ソフトウェア イメージ、およびサポートされているアップグレード パスのリストについては、リリース ノートを参照してください。

スイッチのイメージの場所

ソフトウェア イメージは、バージョン番号を表すディレクトリ内の .bin ファイルとして格納されます。サブディレクトリには、Web 管理用の HTML ファイルが格納されます。イメージはシステム ボードのフラッシュ メモリ(flash:)に格納されます。

show version イネーブル EXEC コマンドを使用すると、スイッチで現在動作しているソフトウェア バージョンを参照できます。画面上で、 System image file is.... で始まる行を調べます。 この行は、イメージが格納されているフラッシュ メモリ内のディレクトリ名を示します。

dir filesystem : イネーブル EXEC コマンドを使用し、フラッシュ メモリに格納されている他のソフトウェア イメージのディレクトリ名を調べることもできます。

サーバまたは Cisco.com 上のイメージの tar ファイル形式

サーバ上にあるソフトウェア イメージまたは Cisco.com からダウンロードされたソフトウェア イメージは、次のファイルを含む tar ファイル形式で提供されます。

info ファイル

info ファイルは常に tar ファイルの先頭に置かれており、tar ファイル内のファイルに関する情報が格納されています。

・ Cisco IOS イメージ
・ スイッチの HTTP サーバで必要となる Web 管理用ファイル
info.ver ファイル

info.ver ファイルは常に tar ファイルの最後に置かれており、info ファイルと同じ情報が格納されています。info.ver ファイルは tar ファイル内の最後のファイルであるため、このファイルの存在は、イメージ内のファイルがすべてダウンロードされたことを意味します。

次に、info ファイルおよび info.ver ファイルに格納される情報の例を示します。

version_suffix: ipservices-122-25.SEB

version_directory: c3550-ipservices-mz.122-25.SEB

image_name: c3550-ipservices-mz.122-25.SEB.bin

ios_image_file_size: 6074880

total_image_file_size: 7736832

image_feature: IP|LAYER_3|SSH|3DES|MIN_DRAM_MEG=24

image_family: C3550

info_end:

表B-3 info および info.ver ファイルの説明

フィールド

説明

version_suffix

ソフトウェア イメージ バージョン ストリングのサフィックスを指定します。

version_directory

ソフトウェア イメージおよび HTML サブディレクトリがインストールされるディレクトリを指定します。

image_name

tar ファイル内のソフトウェア イメージの名前を指定します。

ios_image_file_size

tar ファイル内のソフトウェア イメージのサイズを指定します。このサイズは、ソフトウェア イメージのみを保持するために必要なフラッシュ スペースの概算値です。

total_image_file_size

tar ファイル内のすべてのイメージ(ソフトウェア イメージおよび HTML ファイル)のサイズを指定します。このサイズは、これらのファイルを保持するために必要なフラッシュ スペースの概算値です。

image_feature

イメージの主な機能に関する説明です。

image_family

ソフトウェアをインストールできる製品ファミリーに関する説明です。

image_min_dram

このイメージを実行するために必要な DRAM の最小サイズを指定します。

TFTP によるイメージ ファイルのコピー

TFTP サーバからスイッチ イメージをダウンロードしたり、スイッチから TFTP サーバにスイッチ イメージをアップロードしたりできます。

スイッチ ソフトウェアをアップグレードするには、サーバからスイッチ イメージ ファイルをダウンロードします。現在のイメージに新しいイメージを上書きしたり、ダウンロード後に現在のファイルを格納したりできます。

バックアップのため、スイッチ イメージ ファイルをサーバにアップロードできます。アップロードされたこのイメージは、今後同じスイッチや同じタイプの別のスイッチにダウンロードする場合に使用できます。

ここでは、次の情報について説明します。

TFTP によるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備
TFTP によるイメージ ファイルのダウンロード
TFTP によるイメージ ファイルのアップロード

TFTP によるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備

TFTP を使用してイメージ ファイルのダウンロードやアップロードを開始する前に、次の作業を実行します。

・ TFTP サーバとして機能するワークステーションが、適切に設定されていることを確認します。Sun ワークステーションで、/etc/inetd.conf ファイル内に次の行が含まれていることを確認します。

tftp dgram udp wait root/usr/etc/in.tftpd in.tftpd -p -s/tftpboot

/etc/services ファイルに次の行が含まれていることを確認します。

tftp 69/udp

/etc/inetd.conf and/etc/services ファイルを変更したあとに、inetd デーモンを再起動する必要があります。このデーモンを再起動するには、inetd プロセスを終了して再起動するか、または fastboot コマンド(SunOS 4.x の場合)や reboot コマンド (Solaris 2.x または SunOS 5.x の場合)を入力します。TFTP デーモンの詳細については、ワークステーションのマニュアルを参照してください。

・ スイッチに TFTP サーバへのルートが格納されていることを確認します。ルータでサブネット間トラフィックのルーティングを実行しない場合は、スイッチおよび TFTP サーバを同じサブネット内に配置する必要があります。 ping コマンドを使用し、TFTP サーバへの接続をチェックします。
・ ダウンロードするイメージ ファイルが、TFTP サーバ上の正しいディレクトリ内にあることを確認します(UNIX ワークステーションの場合は通常 / tftpboot)。
・ ダウンロードを行う場合は、ファイルに関する権限が正しく設定されていることを確認します。ファイルの権限は world-read でなければなりません。
・ イメージ ファイルをアップロードする前に、TFTP サーバに空のファイルを作成する必要があります。空のファイルを作成するには、 touch filename コマンドを入力します。ここでの filename は、イメージをサーバにアップロードするときに使用するファイルの名前です。
・ アップロード処理中にサーバの既存ファイル(空のファイルを作成する必要がある場合は空のファイルを含む)を上書きする場合は、そのファイルに関する権限が正しく設定されていることを確認します。ファイルの権限は world-write でなければなりません。

TFTP によるイメージ ファイルのダウンロード

新しいイメージ ファイルをダウンロードし、現在のイメージを置き換えたり、保存したりできます。

TFTP サーバから新しいイメージをダウンロードして、既存のイメージを上書きするには、イネーブル EXEC モードで次の手順を実行します。現在のイメージを保存するには、ステップ 3 を省略してください。

コマンド

目的

ステップ 1

イメージをワークステーション上の適切な TFTP ディレクトリにコピーします。TFTP サーバが適切に設定されていることを確認します( TFTP によるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備 を参照)。

ステップ 2

コンソール ポートまたは Telnet セッション経由で、スイッチにログインします。

ステップ 3

archive download-sw/overwrite/reload tftp: [[ // location ] / directory ] / image-name .tar

TFTP サーバからスイッチにイメージ ファイルをダウンロードし、現在のイメージに上書きします。

/overwrite オプションを指定すると、フラッシュ内のソフトウェア イメージがダウンロードされたイメージによって上書きされます。
/reload オプションを指定すると、設定が変更されて保存されなかった場合を除き、イメージのダウンロード後にシステムがリロードされます。
// location を指定する場合は、TFTP サーバの IP アドレスを指定します。
・ / directory / image-name .tar を指定する場合は、ディレクトリ(任意)およびダウンロードするイメージを指定します。ディレクトリおよびイメージ名では大文字と小文字が区別されます。

ステップ 4

archive download-sw/leave-old-sw/reload tftp: [[ // location ] / directory ] / image-name .tar

TFTP サーバからスイッチにイメージ ファイルをダウンロードし、現在のイメージを保存します。

/leave-old-sw オプションを指定すると、ダウンロード後に古いソフトウェア バージョンが保存されます。
/reload オプションを指定すると、設定が変更されて保存されなかった場合を除き、イメージのダウンロード後にシステムがリロードされます。
// location を指定する場合は、TFTP サーバの IP アドレスを指定します。
・ / directory / image-name .tar を指定する場合は、ディレクトリ(任意)およびダウンロードするイメージを指定します。ディレクトリおよびイメージ名では大文字と小文字が区別されます。

ダウンロード アルゴリズムによって、イメージがスイッチ モデルに対して適切かどうか、および DRAM サイズは十分かどうかが検証されます。問題がある場合、プロセスは中断し、エラーが報告されます。 /overwrite オプションを指定した場合、ダウンロード アルゴリズムによって、フラッシュ デバイスの既存のイメージが新しいイメージと同じであるかどうかに関係なく削除され、新しいイメージがダウンロードされてソフトウェアがリロードされます。

フラッシュ デバイスに 2 つのイメージを格納する十分なスペースがあり、これらのイメージのいずれかを同じバージョンで上書きする場合は、 /overwrite オプションを指定する必要があります。

/leave-old-sw を指定すると、既存のファイルは削除されません。新しいイメージをインストールする十分なスペースがない場合に、現在のイメージを保存しようとすると、ダウンロード プロセスが停止してエラー メッセージが表示されます。

ダウンロードされたイメージは、システム ボードのフラッシュ デバイス(flash:)にインストールされます。このイメージはソフトウェア バージョン ストリングの名前が付いた新しいディレクトリに格納されます。また、新規にインストールされたイメージを示すように、BOOT 環境変数が更新されます。

ダウンロード プロセス中に古いイメージを保存した場合は( /leave-old-sw キーワードを指定した場合は)、 delete /force/recursive filesystem :/ file-url イネーブル EXEC コマンドを入力し、そのイメージを削除できます。 filesystem で、システム ボードのフラッシュ デバイスを指定する場合は flash: を使用します。 file-url を指定する場合は、古いイメージのディレクトリ名を入力します。ディレクトリ内のすべてのファイルおよびディレクトリが削除されます。

ダウンロードおよびアップロード アルゴリズムを適切に動作させるため、イメージの名前は変更 しないで ください。

TFTP によるイメージ ファイルのアップロード

スイッチから TFTP サーバにイメージをアップロードできます。あとでこのイメージをこのスイッチや同じタイプの別のスイッチにダウンロードできます。

アップロード機能を使用できるのは、デバイス マネージャに関連付けられている HTML ページが既存イメージに導入されている場合だけです。

イメージを TFTP サーバにアップロードするには、イネーブル EXEC モードで次の手順を実行します。

コマンド

目的

ステップ 1

TFTP サーバが適切に設定されていることを確認します( TFTP によるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備 を参照)。

ステップ 2

コンソール ポートまたは Telnet セッション経由で、スイッチにログインします。

ステップ 3

archive upload-sw tftp:
[[ // location ] / directory ] / image-name .tar

現在動作中のスイッチ イメージを TFTP サーバにアップロードします。

// location を指定する場合は、TFTP サーバの IP アドレスを指定します。
・ / directory / image-name .tar を指定する場合は、ディレクトリ(任意)およびアップロードするソフトウェア イメージの名前を指定します。ディレクトリおよびイメージ名では大文字と小文字が区別されます。 image-name .tar は、サーバに格納されるソフトウェア イメージの名前です。

archive upload-sw イネーブル EXEC コマンドを実行すると、これらのファイルが info、Cisco IOS イメージ、HTML ファイル、info.ver の順にアップロードされ、サーバにイメージ ファイルが構築されます。これらのファイルがアップロードされたあとに、アップロード アルゴリズムによって tar ファイル形式が作成されます。

ダウンロードおよびアップロード アルゴリズムを適切に動作させるため、イメージの名前は変更 しないで ください。

FTP によるイメージ ファイルのコピー

FTP サーバからスイッチ イメージをダウンロードしたり、スイッチから FTP サーバにスイッチ イメージをアップロードしたりできます。

スイッチ ソフトウェアをアップグレードするには、サーバからスイッチ イメージ ファイルをダウンロードします。現在のイメージに新しいイメージを上書きしたり、ダウンロード後に現在のファイルを格納したりできます。

バックアップのため、スイッチ イメージ ファイルをサーバにアップロードします。アップロードされたこのイメージは、今後同じスイッチや同じタイプの別のスイッチにダウンロードする場合に使用できます。

ここでは、次の情報について説明します。

FTP によるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備
FTP によるイメージ ファイルのダウンロード
FTP によるイメージ ファイルのアップロード

FTP によるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備

FTP サーバから、または FTP サーバに、イメージ ファイルをコピーできます。

FTP プロトコルでは、FTP 要求ごとにリモート ユーザ名およびパスワードをクライアントからサーバに送信する必要があります。FTPを使用してイメージ ファイルをスイッチからサーバにコピーすると、ソフトウェアは次のリスト内の最初の有効なユーザ名を送信します。

archive download-sw または archive upload-sw イネーブル EXEC コマンドで指定されているユーザ名(ユーザ名が指定されている場合)
ip ftp username username グローバル コンフィギュレーション コマンドで設定されたユーザ名(このコマンドが設定されている場合)
・ anonymous

スイッチは、次のリスト内の最初の有効なパスワードを送信します。

archive download-sw または archive upload-sw イネーブル EXEC コマンドで指定されたパスワード(パスワードが指定されている場合)
ip ftp password password グローバル コンフィギュレーション コマンドで設定されたパスワード(このコマンドが設定されている場合)
・ スイッチは、 username@switchname.domain というパスワードを生成します。変数 username は現在のセッションに関連付けられているユーザ名、 switchname は設定されているホスト名、 domain はスイッチのドメインです。

ユーザ名およびパスワードは、FTP サーバのアカウントに関連付けられている必要があります。サーバに書き込む場合は、ユーザからの FTP 書き込み要求が許可されるように FTP サーバを適切に設定する必要があります。

すべてのコピー操作に使用するユーザ名およびパスワードを指定する場合は、 ip ftp username および ip ftp password コマンドを使用します。この処理のためだけにユーザ名を指定する場合は、 archive download-sw または archive upload-sw イネーブル EXEC コマンドでユーザ名を指定します。

サーバがディレクトリ構造の場合、イメージ ファイルはユーザ名に関連付けられたサーバ上のディレクトリに対して書き込まれるか、コピーされます。たとえば、イメージ ファイルがサーバ上のユーザのホーム ディレクトリ内に置かれている場合は、ユーザの名前をリモート ユーザ名として指定します。

FTP を使用してイメージ ファイルのダウンロードやアップロードを開始する前に、次の作業を実行します。

・ スイッチに FTP サーバへのルートが格納されていることを確認します。ルータでサブネット間トラフィックのルーティングを実行しない場合は、スイッチおよび FTP サーバを同じサブネット内に配置する必要があります。 ping コマンドを使用し、FTP サーバへの接続をチェックします。
・ コンソールまたは Telnet セッション経由でスイッチにアクセスしている場合、または有効なユーザ名がない場合は、現在の FTP ユーザ名が FTP ダウンロードに使用されていることを確認します。 show users イネーブル EXEC コマンドを使用し、有効なユーザ名を表示できます。このユーザ名を使用しない場合は、 ip ftp username username グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用し、新しい FTP ユーザ名を作成します。新しい名前は、すべてのアーカイブ処理中に使用されます。新しいユーザ名は NVRAM に格納されます。Telnet セッション経由でスイッチにアクセスしていて、有効なユーザ名がある場合は、このユーザ名が使用されるため、FTP ユーザ名を設定する必要はありません。ユーザ名をこの処理のためにのみ指定する場合は、 archive download-sw または archive upload-sw イネーブル EXEC コマンドでユーザ名を指定します。
・ イメージ ファイルを FTP サーバにアップロードする場合は、スイッチのユーザからの書き込み要求が許可されるように、適切に設定する必要があります。

詳細については、FTP サーバのマニュアルを参照してください。

FTP によるイメージ ファイルのダウンロード

新しいイメージ ファイルをダウンロードし、現在のイメージに上書きしたり、現在のイメージを保存したりできます。

FTP サーバから新しいイメージをダウンロードし、既存のイメージに上書きするには、イネーブル EXEC モードで次の手順を実行します。現在のイメージを保存するには、ステップ 7 を省略してください。

コマンド

目的

ステップ 1

FTP によるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備 を参照し、FTP サーバが適切に設定されていることを確認します。

ステップ 2

コンソール ポートまたは Telnet セッション経由で、スイッチにログインします。

ステップ 3

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

このステップが必要になるのは、デフォルトのリモート ユーザ名またはパスワードを無効にする場合のみです(ステップ 4、5、6 を参照)。

ステップ 4

ip ftp username username

(任意)デフォルトのリモート ユーザ名を変更します。

ステップ 5

ip ftp password password

(任意)デフォルトのパスワードを変更します。

ステップ 6

end

イネーブル EXEC モードに戻ります。

ステップ 7

archive download-sw/overwrite/reload ftp:
[[ // username [ : password ] @ location ] / directory ] / image-name .tar

FTP サーバからスイッチにイメージ ファイルをダウンロードし、現在のイメージに上書きします。

/overwrite オプションを指定すると、フラッシュ内のソフトウェア イメージがダウンロードされたイメージによって上書きされます。
/reload オプションを指定すると、設定が変更されて保存されなかった場合を除き、イメージのダウンロード後にシステムがリロードされます。
// username [ : password ] を指定する場合は、ユーザ名およびパスワードを指定します。これらは FTP サーバ上のアカウントに関連付けられている必要があります。詳細については、 FTP によるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備 を参照してください。
@ location を指定する場合は、FTP サーバの IP アドレスを指定します。
directory / image-name .tar を指定する場合は、ディレクトリ(任意)およびダウンロードするイメージを指定します。ディレクトリおよびイメージ名では大文字と小文字が区別されます。

ステップ 8

archive download-sw/leave-old-sw/reload ftp:
[[ // username [ : password ] @ location ] / directory ] / image-name .tar

FTP サーバからスイッチにイメージ ファイルをダウンロードし、現在のイメージを保存します。

/leave-old-sw オプションを指定すると、ダウンロード後に古いソフトウェア バージョンが保存されます。
/reload オプションを指定すると、設定が変更されて保存されなかった場合を除き、イメージのダウンロード後にシステムがリロードされます。
// username [ : password ] を指定する場合は、ユーザ名およびパスワードを指定します。これらは、FTP サーバのアカウントに関連付けられている必要があります。詳細については、 FTP によるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備 を参照してください。
@ location を指定する場合は、FTP サーバの IP アドレスを指定します。
directory / image-name .tar を指定する場合は、ディレクトリ(任意)およびダウンロードするイメージを指定します。ディレクトリおよびイメージ名では大文字と小文字が区別されます。

ダウンロード アルゴリズムによって、イメージがスイッチ モデルに対して適切かどうか、および DRAM サイズは十分かどうかが検証されます。問題がある場合、プロセスは中断し、エラーが報告されます。 /overwrite オプションを指定した場合、ダウンロード アルゴリズムによって、フラッシュ デバイスの既存のイメージが新しいイメージと同じであるかどうかに関係なく削除され、新しいイメージがダウンロードされてソフトウェアがリロードされます。

フラッシュ デバイスに 2 つのイメージを格納する十分なスペースがあり、これらのイメージのいずれかを同じバージョンで上書きする場合は、 /overwrite オプションを指定する必要があります。

/leave-old-sw を指定すると、既存のファイルは削除されません。新しいイメージをインストールする十分なスペースがない場合に、現在のイメージを保存しようとすると、ダウンロード プロセスが停止してエラー メッセージが表示されます。

ダウンロードされたイメージは、システム ボードのフラッシュ デバイス(flash:)にインストールされます。このイメージはソフトウェア バージョン ストリングの名前が付いた新しいディレクトリに格納されます。また、新規にインストールされたイメージを示すように、BOOT 環境変数が更新されます。

ダウンロード プロセス中に古いイメージを保存した場合は( /leave-old-sw キーワードを指定した場合は)、 delete /force/recursive filesystem :/ file-url イネーブル EXEC コマンドを入力し、そのイメージを削除できます。 filesystem で、システム ボードのフラッシュ デバイスを指定する場合は flash: を使用します。 file-url を指定する場合は、古いソフトウェア イメージのディレクトリ名を入力します。ディレクトリ内のすべてのファイルおよびディレクトリが削除されます。

ダウンロードおよびアップロード アルゴリズムを適切に動作させるため、イメージの名前は変更 しないで ください。

FTP によるイメージ ファイルのアップロード

スイッチから FTP サーバにイメージをアップロードできます。あとでこのイメージをこのスイッチや同じタイプの別のスイッチにダウンロードできます。

アップロード機能を使用できるのは、デバイス マネージャに関連付けられている HTML ページが既存イメージに導入されている場合だけです。

イメージを FTP サーバにアップロードするには、イネーブル EXEC モードで次の手順を実行します。

コマンド

目的

ステップ 1

FTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備 を参照し、FTP サーバが適切に設定されていることを確認します。

ステップ 2

コンソール ポートまたは Telnet セッション経由で、スイッチにログインします。

ステップ 3

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

このステップが必要になるのは、デフォルトのリモート ユーザ名またはパスワードを無効にする場合のみです(ステップ 4、5、6 を参照)。

ステップ 4

ip ftp username username

(任意)デフォルトのリモート ユーザ名を変更します。

ステップ 5

ip ftp password password

(任意)デフォルトのパスワードを変更します。

ステップ 6

end

イネーブル EXEC モードに戻ります。

ステップ 7

archive upload-sw ftp:
[[ // [ username [ : password ] @ ] location ] /
directory ] / image-name .tar

現在動作中のスイッチ イメージを FTP サーバにアップロードします。

// username : password を指定する場合は、ユーザ名およびパスワードを指定します。これらは、FTP サーバのアカウントに関連付けられている必要があります。詳細については、 FTP によるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備 を参照してください。
@ location を指定する場合は、FTP サーバの IP アドレスを指定します。
/ directory / image-name .tar を指定する場合は、ディレクトリ(任意)およびアップロードするソフトウェア イメージの名前を指定します。ディレクトリおよびイメージ名では大文字と小文字が区別されます。 image-name .tar は、サーバに格納されるソフトウェア イメージの名前です。

archive upload-sw コマンドを実行すると、これらのファイルが info、Cisco IOS イメージ、HTML ファイル、info.ver の順にアップロードされ、サーバにイメージ ファイルが構築されます。これらのファイルがアップロードされたあとに、アップロード アルゴリズムによって tar ファイル形式が作成されます。

ダウンロードおよびアップロード アルゴリズムを適切に動作させるため、イメージの名前は変更 しないで ください。

RCP によるイメージ ファイルのコピー

RCP サーバからスイッチ イメージをダウンロードしたり、スイッチから RCP サーバにスイッチ イメージをアップロードしたりできます。

スイッチ ソフトウェアをアップグレードするには、サーバからスイッチ イメージ ファイルをダウンロードします。現在のイメージに新しいイメージを上書きしたり、ダウンロード後に現在のファイルを格納したりできます。

バックアップのため、スイッチ イメージ ファイルをサーバにアップロードします。アップロードされたこのイメージは、今後同じスイッチや同じタイプの別のスイッチにダウンロードする場合に使用できます。

ここでは、次の情報について説明します。

RCP によるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備
RCP によるイメージ ファイルのダウンロード
RCP によるイメージ ファイルのアップロード

RCP によるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備

リモート ホストとスイッチの間でイメージ ファイルをダウンロードおよびアップロードするためのもう 1 つの方法は、RCP を使用することです。コネクションレス プロトコルである UDP を使用する TFTP と異なり、RCP ではコネクション型の TCP が使用されます。

ファイルをコピーするために RCP を使用する場合は、ファイルのコピー元またはコピー先のサーバで RCP がサポートされている必要があります。RCP の copy コマンドは、リモート システム上の rsh サーバ(またはデーモン)を利用します。RCP を使用してファイルをコピーするには、TFTP の場合と同様に、ファイル配信用サーバを作成する必要があります。ユーザはリモート シェル(rsh)をサポートするサーバにアクセスするだけです(ほとんどの UNIX システムではrshがサポートされています)。ファイルは特定の場所から別の場所へコピーされるため、送信元ファイルの読み取り権限および宛先ファイルへの書き込み権限が必要です。宛先ファイルが存在しない場合は、RCP によって作成されます。

RCP では、RCP 要求ごとにリモート ユーザ名をサーバに送信する必要があります。RCP を使用してイメージ ファイルをスイッチからサーバにコピーすると、ソフトウェアは次のリスト内の最初の有効なユーザ名を送信します。

archive download-sw または archive upload-sw イネーブル EXEC コマンドで指定されているユーザ名(ユーザ名が指定されている場合)
ip rcmd remote-username username グローバル コンフィギュレーション コマンドでユーザ名が入力されている場合は、このユーザ名
・ 現在の TTY(端末)プロセスに関連付けられたリモート ユーザ名。たとえば、ユーザが Telnet を通してルータに接続され、 username コマンド経由で認証された場合は、リモート ユーザ名として Telnet ユーザ名がスイッチ ソフトウェアによって送信されます。
・ スイッチのホスト名

RCP コピー要求を正常に実行するためには、ネットワーク サーバにリモート ユーザ名のアカウントを定義する必要があります。サーバがディレクトリ構造の場合、イメージ ファイルはリモート ユーザ名に関連付けられたサーバ上のディレクトリに書き込まれるか、コピーされます。たとえば、イメージ ファイルがサーバ上のユーザのホーム ディレクトリ内に置かれている場合は、ユーザの名前をリモート ユーザ名として指定します。

RCP を使用してイメージ ファイルのダウンロードやアップロードを開始する前に、次の作業を実行します。

・ RCP サーバとして機能するワークステーションで、リモート シェル(rsh)がサポートされていることを確認します。
・ スイッチに RCP サーバへのルートが格納されていることを確認します。ルータでサブネット間トラフィックのルーティングを実行しない場合は、スイッチおよびサーバを同じサブネット内に配置する必要があります。 ping コマンドを使用し、RCP サーバへの接続をチェックします。
・ コンソールまたは Telnet セッション経由でスイッチにアクセスしている場合、または有効なユーザ名がない場合は、RCP ダウンロードに使用するユーザ名が現在の RCP ユーザ名であることを確認します。 show users イネーブル EXEC コマンドを使用し、有効なユーザ名を表示できます。このユーザ名を使用しない場合は、すべてのアーカイブ処理中に
ip rcmd remote-username username グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用し、新しい RCP ユーザ名を作成します。新しいユーザ名は NVRAM に格納されます。Telnet セッション経由でスイッチにアクセスしていて、有効なユーザ名がある場合は、このユーザ名が使用されるため、RCP ユーザ名を設定する必要はありません。この処理のためだけにユーザ名を指定する場合は、 archive download-sw または archive upload-sw イネーブル EXEC コマンドでユーザ名を指定します。
・ イメージ ファイルを RCP サーバにアップロードする場合は、スイッチのユーザからの RCP 書き込み要求が許可されるように、適切に設定する必要があります。UNIX システムの場合は、RCP サーバ上のリモート ユーザの .rhosts ファイルにエントリを追加する必要があります。たとえば、スイッチに次のコンフィギュレーション行が含まれていると仮定します。

hostname Switch1

ip rcmd remote-username User0

このスイッチの IP アドレスを Switch1.company.com に変換する場合は、RCP サーバ上の User0 用の .rhosts ファイルに次の行が含まれている必要があります。

Switch1.company.com Switch1

詳細については、RCP サーバのマニュアルを参照してください。

RCP によるイメージ ファイルのダウンロード

新しいイメージ ファイルをダウンロードし、現在のイメージを置き換えたり、保存したりできます。

RCP サーバから新しいイメージをダウンロードし、既存のイメージを無効にする場合は、イネーブル EXEC モードで次の手順を実行します。現在のイメージを保存するには、ステップ 6 を省略してください。

コマンド

目的

ステップ 1

RCP によるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備 を参照し、RCP サーバが適切に設定されていることを確認します。

ステップ 2

コンソール ポートまたは Telnet セッション経由で、スイッチにログインします。

ステップ 3

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

このステップが必要になるのは、デフォルトのリモート ユーザ名を無効にする場合のみです(ステップ 4 および 5 を参照)。

ステップ 4

ip rcmd remote-username username

(任意)リモート ユーザ名を指定します。

ステップ 5

end

イネーブル EXEC モードに戻ります。

ステップ 6

archive download-sw/overwrite/reload rcp: [[[ // [ username @ ] location ] / directory ]
/ image-name .tar ]

RCP サーバからスイッチにイメージ ファイルをダウンロードし、現在のイメージに上書きします。

/overwrite オプションを指定すると、フラッシュ内のソフトウェア イメージがダウンロードされたイメージによって上書きされます。
/reload オプションを指定すると、設定が変更されて保存されなかった場合を除き、イメージのダウンロード後にシステムがリロードされます。
// username を指定する場合は、ユーザ名を指定します。RCP コピー要求を正常に実行するためには、ネットワーク サーバにリモート ユーザ名のアカウントを定義する必要があります。詳細については、 RCP によるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備 を参照してください。
@ location を指定する場合は、RCP サーバの IP アドレスを指定します。
/ directory / image-name .tar を指定する場合は、ディレクトリ(任意)およびダウンロードするイメージを指定します。ディレクトリおよびイメージ名では大文字と小文字が区別されます。

ステップ 7

archive download-sw/leave-old-sw/reload rcp: [[[ // [ username @ ] location ] / directory ]
/ image-name .tar ]

RCP サーバからスイッチにイメージ ファイルをダウンロードし、現在のイメージを保存します。

/leave-old-sw オプションを指定すると、ダウンロード後に古いソフトウェア バージョンが保存されます。
/reload オプションを指定すると、設定が変更されて保存されなかった場合を除き、イメージのダウンロード後にシステムがリロードされます。
// username を指定する場合は、ユーザ名を指定します。RCP コピー要求を実行するためには、ネットワーク サーバにリモート ユーザ名のアカウントを定義する必要があります。詳細については、 RCP によるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備 を参照してください。
@ location を指定する場合は、RCP サーバの IP アドレスを指定します。
/ directory / image-name .tar を指定する場合は、ディレクトリ(任意)およびダウンロードするイメージを指定します。ディレクトリおよびイメージ名では大文字と小文字が区別されます。

ダウンロード アルゴリズムによって、イメージがスイッチ モデルに対して適切かどうか、および DRAM サイズは十分かどうかが検証されます。問題がある場合、プロセスは中断し、エラーが報告されます。 /overwrite オプションを指定した場合、ダウンロード アルゴリズムによって、フラッシュ デバイスの既存のイメージが新しいイメージと同じであるかどうかに関係なく削除され、新しいイメージがダウンロードされてソフトウェアがリロードされます。

フラッシュ デバイスに 2 つのイメージを格納する十分なスペースがあり、これらのイメージのいずれかを同じバージョンで上書きする場合は、 /overwrite オプションを指定する必要があります。

/leave-old-sw を指定すると、既存のファイルは削除されません。新しいイメージをインストールする十分なスペースがない場合に、現在のイメージを保存しようとすると、ダウンロード プロセスが停止してエラー メッセージが表示されます。

ダウンロードされたイメージは、システム ボードのフラッシュ デバイス(flash:)にインストールされます。このイメージはソフトウェア バージョン ストリングの名前が付いた新しいディレクトリに格納されます。また、新規にインストールされたイメージを示すように、BOOT 環境変数が更新されます。

ダウンロード プロセス中に古いソフトウェアを格納した場合は( /leave-old-sw キーワードを指定した場合は) delete /force/recursive filesystem :/ file-url イネーブル EXEC コマンドを入力し、そのイメージを削除できます。 filesystem で、システム ボードのフラッシュ デバイスを指定する場合は flash: を使用します。 file-url を指定する場合は、古いソフトウェア イメージのディレクトリ名を入力します。ディレクトリ内のすべてのファイルおよびディレクトリが削除されます。

ダウンロードおよびアップロード アルゴリズムを適切に動作させるため、イメージの名前は変更 しないで ください。

RCP によるイメージ ファイルのアップロード

スイッチから RCP サーバにイメージをアップロードできます。あとでこのイメージをこのスイッチや同じタイプの別のスイッチにダウンロードできます。

アップロード機能を使用できるのは、デバイス マネージャに関連付けられている HTML ページが既存イメージに導入されている場合だけです。

イメージを RCP サーバにアップロードするには、イネーブル EXEC モードで次の手順を実行します。

コマンド

目的

ステップ 1

RCP によるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備 を参照し、RCP サーバが適切に設定されていることを確認します。

ステップ 2

コンソール ポートまたは Telnet セッション経由で、スイッチにログインします。

ステップ 3

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

このステップが必要になるのは、デフォルトのリモート ユーザ名を無効にする場合のみです(ステップ 4 および 5 を参照)。

ステップ 4

ip rcmd remote-username username

(任意)リモート ユーザ名を指定します。

ステップ 5

end

イネーブル EXEC モードに戻ります。

ステップ 6

archive upload-sw rcp: [[[ // [ username @ ]
location ] / directory ] / image-name .tar ]

現在動作中のスイッチ イメージを RCP サーバにアップロードします。

// username を指定する場合は、ユーザ名を指定します。RCP コピー要求を実行するためには、ネットワーク サーバにリモート ユーザ名のアカウントを定義する必要があります。詳細については、 RCP によるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備 を参照してください。
@ location を指定する場合は、RCP サーバの IP アドレスを指定します。
/ directory / image-name .tar を指定する場合は、ディレクトリ(任意)およびアップロードするソフトウェア イメージの名前を指定します。ディレクトリおよびイメージ名では大文字と小文字が区別されます。
image-name .tar は、サーバに格納されるソフトウェア イメージの名前です。

archive upload-sw イネーブル EXEC コマンドを実行すると、これらのファイルが info、Cisco IOS イメージ、HTML ファイル、info.ver の順にアップロードされ、サーバにイメージ ファイルが構築されます。これらのファイルがアップロードされたあとに、アップロード アルゴリズムによって tar ファイル形式が作成されます。

ダウンロードおよびアップロード アルゴリズムを適切に動作させるため、イメージの名前は変更 しないで ください。




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