
この章では、Cisco IOSソフトウェアに関連する、Catalyst 3550スイッチのソフトウェア問題を特定し、解決する方法について説明します。問題を特定して解決する際には、問題の性質に応じて、CLI(コマンドライン インターフェイス)またはCluster Management Suite(CMS)を使用することができます。
これらの回復手順を実行するには、スイッチを直接操作する必要があります。
アップグレード時にスイッチ ソフトウェアで障害が発生する状況としては、スイッチに誤ったファイルをダウンロードした場合、およびイメージ ファイルを削除した場合が考えられます。いずれの場合にも、スイッチはPower-on Self-Test(POST;電源投入時セルフテスト)をパスしなくなり、接続ができなくなります。
次の手順ではXMODEMプロトコルを使用し、イメージ ファイルが壊れた状況、またはイメージ ファイルを間違えた状況からの回復を図ります。XMODEMプロトコルをサポートするソフトウェア パッケージは多いため、使用するエミュレーション ソフトウェアによって、この手順が異なる場合もあります。
ポート1X上部のLEDが消灯してから1〜2秒後に、Modeボタンを離します。ソフトウェアに関する数行分の情報と指示が表示されます。
The system has been interrupted prior to initializing the flash file system. The following commands will initialize the flash file system, and finish loading the operating system software#
switch#copy xmodem: flash:image_filename.bin
スイッチに物理アクセスをするエンド ユーザは、電源投入時にブート プロセスを中断して新しいパスワードを入力することで、失われたパスワードを回復できます。これは、Catalyst 3550のデフォルト設定です。
スイッチのパスワードを忘れた場合は、次の手順に従ってください。
ポート1X上部のLEDが消灯してから1〜2秒後に、Modeボタンを離します。ソフトウェアに関する数行分の情報と指示が表示され、パスワード回復手順がディセーブルになっていないかどうかが通知されます。
The system has been interrupted prior to initializing the flash file system.The following commands will initialize the flash file system
パスワード回復がイネーブルになっている場合のパスワード回復に進んで、その手順を実行します。
The password-recovery mechanism has been triggered, but is currently disabled.
パスワード回復がディセーブルになっている場合の手順に進んで、その手順を実行します。
パスワード回復メカニズムがイネーブルになっている場合は、次のメッセージが表示されます。
The system has been interrupted prior to initializing the flash file system. The following commands will initialize the flash file system, and finish loading the operating system software:
パスワード回復がイネーブルになっている場合、次の手順を実行します。
13 drwx 192 Mar 01 1993 22:30:48 c3550-i5q3l2-mz-121-0.0.53
11 -rwx 5825 Mar 01 1993 22:31:59 config.text
17 -rwx 27 Mar 01 1993 22:30:57 env_vars
5 -rwx 90 Mar 01 1993 22:30:57 system_env_vars
18 -rwx 720 Mar 01 1993 02:21:30 vlan.dat
16128000 bytes total (10003456 bytes free)
switch#rename flash:config.text flash:config.text.old
setupプログラムを起動するように求められます。プロンプトにNを入力します。
Continue with the configuration dialog? [yes/no]:N
Switch#rename flash:config.text.oldflash:config.text
Switch#copy flash:config.textsystem:running-config
Source filename [config.text]?
Destination filename [running-config]?
確認を求めるプロンプトに、Returnキーを押して応答します。
コンフィギュレーション ファイルがリロードされ、パスワードの変更が可能となります。
Switch (config)#enable secretpassword
シークレット パスワードは1〜25文字の英数字です。数字から開始でき、大文字と小文字は区別されます。スペースも使用できますが、先頭のスペースは無視されます。
Switch#copy running-config startup-config
新しいパスワードがスタートアップ コンフィギュレーションに組み込まれました。
パスワード回復メカニズムがディセーブルになっている場合は、次のメッセージが表示されます。
The password-recovery mechanism has been triggered, but
is currently disabled. Access to the boot loader prompt
through the password-recovery mechanism is disallowed at
this point. However, if you agree to let the system be
reset back to the default system configuration, access
to the boot loader prompt can still be allowed.
Would you like to reset the system back to the default configuration (y/n)?
Press Enter to continue........
パスワード回復がディセーブルになっている場合、次の手順を実行します。
Would you like to reset the system back to the default configuration (y/n)? Y
13 drwx 192 Mar 01 1993 22:30:48 c3550-i5q3l2-mz-121-0.0.53
17 -rwx 27 Mar 01 1993 22:30:57 env_vars
5 -rwx 90 Mar 01 1993 22:30:57 system_env_vars
16128000 bytes total (10003456 bytes free)
setupプログラムを起動するように求められます。パスワード回復手順を継続するには、プロンプトにNを入力します。
Continue with the configuration dialog? [yes/no]:N
Switch (config)#enable secretpassword
シークレット パスワードは1〜25文字の英数字です。数字から開始でき、大文字と小文字は区別されます。スペースも使用できますが、先頭のスペースは無視されます。
Switch#copy running-config startup-config
新しいパスワードがスタートアップ コンフィギュレーションに組み込まれました。
ここでは、コマンド スイッチ障害から回復する手順について説明します。冗長コマンド スイッチ グループを設定するには、Hot Standby Router Protocol(HSRP)を使用します。詳細については、スイッチのクラスタ設定およびHSRPの設定 を参照してください。
スタンバイ コマンド スイッチが未設定で、かつコマンド スイッチで電源故障などの障害が発生した場合には、メンバー スイッチとの管理接続が失われるため、新しいコマンド スイッチに交換する必要があります。ただし、接続されているスイッチ間の接続能力は影響を受けません。また、メンバー スイッチも通常どおりにパケットを伝送します。メンバー スイッチは、コンソール ポートを通してスタンドアロンのスイッチとして管理することができます。また、IPアドレスが与えられている場合は、他の管理インターフェイスを使用して管理することもできます。
コマンド スイッチとして動作するメンバー スイッチ、または他のスイッチにIPアドレスを割り当ててコマンド スイッチのパスワードを書き留め、メンバー スイッチと交換コマンド スイッチ間の冗長接続が得られるようにクラスタを配置することで、コマンド スイッチ障害に備えることができます。ここでは、故障したコマンド スイッチの交換方法を2通り紹介します。
コマンド スイッチとして動作するスイッチの詳細については、リリース ノートを参照してください。
故障したコマンド スイッチを同じクラスタ内の(コマンド スイッチとして動作する)スイッチに交換するには、次の手順に従ってください。
CLIにはコンソール ポートを使用してアクセスすることができます。また、スイッチにIPアドレスが割り当てられている場合は、Telnetを使用してアクセスすることができます。コンソール ポートの詳しい使用方法については、スイッチのハードウェア インストレーション ガイドを参照してください。
Switch# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Switch(config)#no cluster commander-address
--- System Configuration Dialog ---
Continue with configuration dialog? [yes/no]: y
At any point you may enter a question mark '?' for help.
Use ctrl-c to abort configuration dialog at any prompt.
Default settings are in square brackets '[]'.
Basic management setup configures only enough connectivity
for management of the system, extended setup will ask you
to configure each interface on the system
Would you like to enter basic management setup? [yes/no]:
セットアップ プログラムのプロンプトは、コマンド スイッチとして選択したメンバー スイッチによって変わります。
Continue with configuration dialog? [yes/no]:y
Configuring global parameters:
このプロンプトが表示されない場合はenableを入力し、Returnキーを押します。セットアップ プログラムを開始する場合はsetupを入力し、Returnキーを押します。
ホスト名の入力を求めるプロンプトが表示された場合、コマンド スイッチではホスト名が28文字、メンバー スイッチでは31文字に制限されていることに注意してください。いずれのスイッチでも、ホスト名の最後の文字に-n(nは数字)を使用しないでください。
Telnet(仮想端末)パスワードの入力を求めるプロンプトが表示された場合は、1〜25文字の英数字が入力できること、大文字と小文字が区別されること、スペースが使用できること、先頭のスペースが無視されることに注意してください。
クラスタ名は1〜31文字で、英数字、ダッシュ、または下線を使用することができます。
情報に誤りがある場合はNを入力し、Returnキーを押して、ステップ9からやり直します。
故障したコマンド スイッチを、クラスタに組み込まれていない、コマンド スイッチとして動作するスイッチに交換するには、次の手順に従ってください。
CLIにはコンソール ポートを使用してアクセスすることができます。また、スイッチにIPアドレスが割り当てられている場合は、Telnetを使用してアクセスすることができます。コンソール ポートの詳しい使用方法については、スイッチのハードウェア インストレーション ガイドを参照してください。
このプログラムを実行すると、IPアドレス情報およびパスワードの入力を求めるプロンプトが表示されます。イネーブルEXECモードでsetupを入力し、 Returnキーを押します。
--- System Configuration Dialog ---
Continue with configuration dialog? [yes/no]: y
At any point you may enter a question mark '?' for help.
Use ctrl-c to abort configuration dialog at any prompt.
Default settings are in square brackets '[]'.
Basic management setup configures only enough connectivity
for management of the system, extended setup will ask you
to configure each interface on the system
Would you like to enter basic management setup? [yes/no]:
セットアップ プログラムのプロンプトは、コマンド スイッチとして選択したスイッチによって変わります。
Continue with configuration dialog? [yes/no]:y
Configuring global parameters:
このプロンプトが表示されない場合はenableを入力し、Returnキーを押します。セットアップ プログラムを開始する場合はsetupを入力し、Returnキーを押します。
ホスト名の入力を求めるプロンプトが表示された場合、コマンド スイッチでは、ホスト名が28文字に制限されていることに注意してください。いずれのスイッチでも、ホスト名の最後の文字に-n(nは数字)を使用しないでください。
Telnet(仮想端末)パスワードの入力を求めるプロンプトが表示された場合は、1〜25文字の英数字が入力できること、大文字と小文字が区別されること、スペースが使用できること、先頭のスペースが無視されることに注意してください。
クラスタ名は1〜31文字で、英数字、ダッシュ、または下線を使用することができます。
情報に誤りがある場合はNを入力し、Returnキーを押して、ステップ9からやり直します。
構成によっては、コマンド スイッチとメンバー スイッチ間の管理接続が維持できない場合もあります。メンバーに対する管理アクセスを維持できなくなりメンバー スイッチが正常にパケットを伝送している場合は、次に示す矛盾がないかどうかを確認してください。
IEEE(米国電気電子学会)802.3ab自動ネゴシエーション プロトコルは、スイッチの速度(GBIC[ギガビット インターフェイス コンバータ]ポートを除く10 Mbps、100 Mbps、1000 Mbps)およびデュプレックス(半二重または全二重)に関する設定を管理します。このプロトコルでは、状況によって設定の不一致が生じ、その結果パフォーマンスの低下を招くことがあります。設定の不一致は、次の状況下で発生します。
スイッチのパフォーマンスを最大限に高めてリンクを確保するには、次のいずれかの注意事項に従って、デュプレックスおよび速度の設定を変更してください。
シスコ認定のCoarse Wave Division Multiplexer(CWDM;低密度波長分割多重化)GBICモジュールに搭載されているシリアルElectrically Erasable Programmable Read-Only Memory(EEPROM;電気的消去再書き込み可能ROM)には、モジュールのシリアル番号、ベンダーの名前とID、固有のセキュリティ コード、Cyclic Redundancy Check(CRC;巡回冗長検査)が格納されています。CWDM GBICまたはSFPモジュールがスイッチに搭載されると、スイッチのソフトウェアがEEPROMを読み取り、シリアル番号とベンダーの名前、ベンダーIDをチェックして、セキュリティ コードとCRCを再計算します。シリアル番号、ベンダーの名前またはベンダーID、セキュリティ コード、CRCのどれかが無効である場合、スイッチはそのインターフェイスをエラー ディセーブル ステートにします。
シスコ認定のGBICモジュールを取り付けた後、errdisable recovery cause gbic-invalidグローバル コンフィギュレーション コマンドを使用してポートのステータスを検証し、エラー ディセーブル ステートから回復するためのタイム インターバルを開始します。タイム インターバルが経過すると、スイッチはそのインターフェイスをエラー ディセーブル ステートから復帰させ、再起動します。errdisable recoveryコマンドの詳細については、このリリースのコマンド リファレンスを参照してください。
ここでは、接続問題のトラブルシューティング方法について説明します。
このスイッチは、リモート ホストへの接続テストに使用できるIP packet internet groper(ping)をサポートしています。pingは、アドレスにエコー要求パケットを送信し、応答を待ちます。pingによって、次のいずれかの応答が戻ります。
別のIPサブネットワーク内のホストにpingを実行する場合は、ネットワークへのスタティック ルートを定義するか、またはこれらのサブネット間でルーティングされるようにIPルーティングを設定する必要があります。詳細については、IPユニキャスト ルーティングの設定を参照してください。
IPルーティングは、デフォルトではすべてのスイッチでディセーブルになります。IPルーティングをイネーブルにする場合、または設定する必要がある場合は、IPユニキャスト ルーティングの設定を参照してください。
ネットワーク上の別のデバイスに対してスイッチからpingを実行するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。
Type escape sequence to abort.
Sending 5, 100-byte ICMP Echoes to 172.20.52.3, timeout is 2 seconds:
Success rate is 100 percent (5/5), round-trip min/avg/max = 1/2/4 ms
ping出力表示文字に、表示されるping文字出力の説明を示します。
pingセッションを終了するには、エスケープ シーケンス(デフォルトはCtrl-^ X)を入力します。デフォルトのエスケープ シーケンスを入力するには、Ctrl、Shift、および6キーを同時に押してから離し、Xキーを押します。
IP tracerouteを使用すると、パケットがネットワーク内を通過するパスをホップ単位で識別することができます。コマンド出力には、宛先へ向かうトラフィックが途中で通過するルータなど、すべてのネットワーク レイヤ(レイヤ3)デバイスが表示されます。
ご使用のスイッチは、tracerouteイネーブルEXECコマンドの送信元または宛先として指定可能で、tracerouteコマンドの出力にホップとして表示される場合も、表示されない場合もあります。スイッチがtracerouteの宛先である場合は、traceroute出力の最終宛先として表示されます。同じVLAN内のポート間でパケットのブリッジングのみを行っている中間スイッチは、traceroute出力に表示されません。ただし、中間スイッチが特定のパケットをルーティングしているマルチレイヤ スイッチである場合は、traceroute出力にホップとして表示されます。
tracerouteイネーブルEXECコマンドは、IPヘッダー内のTime To Live(TTL)フィールドを使用し、ルータおよびサーバが特定のリターン メッセージを生成するようにします。tracerouteを開始するには、TTLフィールドが1に設定された宛先ホストにUDPダイアグラムを送信します。ルータは、TTL値が1または0のデータグラムを見つけるとそのデータグラムを廃棄し、Internet Control Message Protocol(ICMP)TTL超過メッセージを送信側に戻します。tracerouteは、ICMP TTL超過メッセージの送信元アドレス フィールドを調べ、最初のホップのアドレスを判断します。
ネクスト ホップを識別する場合は、TTL値が2であるUDPパケットを送信します。最初のルータはTTLフィールドを1減らし、データグラムを次のルータに送信します。2番めのルータはTTL値が1になったデータグラムを受信し、これを破棄して送信元にTTL超過メッセージを戻します。このプロセスは、データグラムが宛先ホストに到達するまで(または最大TTLに到達するまで)、TTL値を増分しながら継続されます。
データグラムがいつ宛先に到達するかを判別するため、tracerouteはデータグラム内のUDP宛先ポート番号を、宛先ホストであまり使用されないような大きな値に設定します。ホストは、自分宛のデータグラムを受信し、ローカルに使用されない宛先ポート番号がそのデータグラム内に含まれていると、送信元にICMPポート到達不能エラーを送信します。ポート到達不能エラー以外のエラーはすべて中間ホップで発生します。したがって、ポート到達不能エラーが戻ってきた場合は、宛先からこのエラーが送信されたと判断することができます。
次に、IPホストにtracerouteを実行する例を示します。
Switch# traceroute ip 171.9.15.10
Type escape sequence to abort.
Tracing the route to 171.69.115.10
1 172.2.52.1 0 msec 0 msec 4 msec
2 172.2.1.203 12 msec 8 msec 0 msec
3 171.9.16.6 4 msec 0 msec 0 msec
4 171.9.4.5 0 msec 4 msec 0 msec
5 171.9.121.34 0 msec 4 msec 4 msec
6 171.9.15.9 120 msec 132 msec 128 msec
進行中のトレースを終了するには、エスケープ シーケンス(デフォルトはCtrl-^ X)を入力します。デフォルトのエスケープ シーケンスを入力するには、Ctrl、Shift、および6キーを同時に押してから離し、Xキーを押します。
レイヤ2 traceroute機能により、パケットが通過する送信元デバイスから宛先デバイスへの物理パスをスイッチが識別できます。レイヤ2 tracerouteは、ユニキャスト送信元および宛先MACアドレスのみをサポートしています。パスにあるスイッチのMACアドレス テーブルを使用してパスを判別します。スイッチがレイヤ2tracerouteに対応していないパスにあるデバイスを検出すると、スイッチはレイヤ2トレース キューを送信し続けてタイム アウトにします。
スイッチは、送信元デバイスから宛先デバイスへのパスのみを識別できます。パケットが通過する送信元ホストから送信元デバイスへのパス、あるいは宛先デバイスから宛先ホストへのパスは識別できません。
レイヤ2 tracerouteの使用上の注意事項は次のとおりです。
パケットが通過する送信元デバイスから宛先デバイスへのパスは、次のイネーブルEXECコマンドを使用して表示できます。
この詳細については、このリリースのコマンド リファレンスを参照してください。
ここでは、debugコマンドを使用してインターネットワーキング問題を診断および解決する方法について説明します。具体的な内容は次のとおりです。
debugコマンドはすべてイネーブルEXECモードで入力します。ほとんどのdebugコマンドは引数を取りません。たとえば、Switched Port Analyzer(SPAN;スイッチド ポート アナライザ)に対するデバッギングをイネーブルにするには、イネーブルEXECモードで次のコマンドを入力します。
このコマンドのno形式が入力されるまで、スイッチは出力の生成を続けます。
debugコマンドをイネーブルにしても出力が表示されない場合は、次の可能性を検討してください。
SPANのデバッギングをディセーブルにするには、イネーブルEXECモードで次のコマンドを入力します。
あるいは、イネーブルEXECモードで、このコマンドのundebug形式を入力することもできます。
各デバッギング オプションのステートを表示するには、イネーブル モードで次のコマンドを入力します。
全システム診断をイネーブルにするには、イネーブルEXECモードで次のコマンドを入力します。
no debug allイネーブルEXECコマンドを使用すると、すべての診断出力がディセーブルになります。no debug allコマンドを使用すると、偶然イネーブルのままとなってdebugコマンドを簡単にディセーブルにできます。
デフォルトでは、ネットワーク サーバはdebugコマンドの出力やシステム エラー メッセージをコンソールに送信します。このデフォルトを使用する場合は、コンソール ポートに接続する代わりに仮想端末接続を使用し、デバッグ出力をモニタすることができます。
宛先として使用できるのは、コンソール、仮想端末、内部バッファ、およびSyslogサーバが動作しているUNIXホストなどです。Syslog形式は、4.3 Berkeley Standard Distribution(BSD)UNIXおよび派生OSと互換性があります。
システム メッセージのロギングに関する詳細については、システム メッセージ ロギングの設定を参照してください。
debugautoqosイネーブルEXECコマンドを使用して、自動Quality of Service(QoS;サービス品質)がイネーブルに設定されている場合に自動生成されるQoSコマンドを表示できます。
QoSコマンドを表示し、QoSドメイン内でVoice over IP(VoIP)の自動QoSをイネーブルにするには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。
自動QoSの詳細については、自動QoSの設定を参照してください。
次の例は、自動QoSがイネーブルの場合に自動生成されるQoSコマンドを表示する方法を示します。
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Switch(config)# interface gigabitethernet0/1
Switch(config-if)# auto qos voip cisco-phone
show forwardイネーブルEXECコマンドの出力から、インターフェイスに入るパケットの性質に関する有意義な情報をいくつか得ることができます。パケットに関して入力されたパラメータに応じて、参照テーブル結果、転送宛先の計算に使用されるマップとマスク、ビットマップ、および出力側の情報を表示します。
次に、ファスト イーサネット ポート8に対するshow forwardイネーブルEXECコマンドの出力例を示します。VLAN ID、送信元および宛先MACアドレス、送信元と宛先IPアドレスが示されています。
Switch# show forward fastethernet 0/8 vlan 8 0000.1111.2222 0022.3355.9800 ip 8.8.8.10 4.4.4.33 255
signature:00000007, comparison ind:10, control info:2000941A control map:00000000
vlan:8, vlanid entry:000C0012 00000000 00000000 04620000
vlan:8, vlanid entry:000C0012 00000000 00000000 04620000
lookup key bk adata rawoff secoff sec
qos 940808080A04040421 800000000000FF0000 0 00000000 006304 004064 4
acl 940808080A04040421 800000000000FF0000 1 00000082 045408 002016 1
learn 187008000011112222 801008002233559800 0 80010003 002176 002176 0
forw 187008000011112222 801008002233559800 1 40020000 043328 010560 5
bridgeDestMap: 00000000 00000000 0000FFFF FFFFFFC7
vlanMask: 00000000 00000000 0000FFFF FFFFFE7F
portMask: 00000000 00000000 00000000 00000080
sourceMask: 00000000 00000000 00000000 00000000
globalMap: 00000000 00000000 00000000 00000000
globalMask: 00000000 00000000 0002FFFF EFFFFC03
forwMap: 00000000 00000000 00000000 00000100
2 00 8 00 00000000 00000000 00000000 00000100
signature:00000007, comparison ind:10, control info:2000941A control map:00000000
vlan:8, vlanid entry:000C0012 00000000 00000000 04620000
FastEthernet0/9 vlan 8, dst 0022.3355.9800 src 0000.1111.2222, cos 0x0, dscp 0x0
これらの情報のほとんどは、スイッチのApplication-Specific Integrated Circuit(ASIC;特定用途向けIC)に関する詳細情報を利用するテクニカル サポート担当者に役立ちます。ただし、ユーザも[Egress q]セクションを参照し、出力インターフェイスに関する情報を入手することができます。個別の宛先ポートごとに、出力セクションがあります。出力インターフェイス、出力VLAN ID、および書き換えられたフレームの宛先MACアドレスを含む行の情報は重要です。上記の出力例から、出力インターフェイスがFastEthernet 9ポートで、出力VLANがVLAN 8であることがわかり、また書き換えられたフレームの送信元および宛先MACアドレスを判別することもできます。
出力インターフェイスがトランク ポートで、さまざまなVLAN上でフレームの複数のコピーを送信する必要がある場合(IPマルチキャスト フレームなど)、同じ出力インターフェイス名と異なる出力VLANが複数の行に表示されることがあります。出力のセキュリティAccess Control List(ACL;アクセス制御リスト)がない場合は、出力ポートを示す行のない[Egress q]セクションが1つまたは複数表示されることもあります。これは、出力ACLによってパケットが拒否されるためです。
パケットの宛先の1つがCPUである場合は[Cpu q]セクションが表示され、その後にキューの名前が表示されます。キューの名前は、show controllers cpu-interfaceイネーブルEXECコマンドによって出力されるキュー名のいずれかに対応している必要があります(このコマンドを実行すると、各キューで受信されたパケット名に対する統計情報が表示されます)。
クラッシュ情報ファイルには、シスコのテクニカルサポート スタッフがソフトウェア イメージの障害(クラッシュ)の原因となる問題をデバッグするときに役立つ情報が保存されています。クラッシュ情報は障害発生時にコンソールに出力され、障害後最初のイメージ起動時にクラッシュ情報ファイルが作成されます。
ファイル内の情報には、障害が発生したソフトウェア イメージの名前やバージョン、プロセッサ レジスタのダンプ、およびスタック トレースが含まれます。この情報をシスコのテクニカル サポート スタッフに提供する場合は、show tech-supportイネーブルEXECコマンドを使用します。
すべてのクラッシュ情報ファイルは、フラッシュ ファイル システム内の次のディレクトリに保管されます。
flash:/crashinfo/crashinfo_nここでn はシーケンス番号
新たに作成されるクラッシュ情報ファイルごとに、既存のシーケンス番号よりも大きなシーケンス番号が使用されるため、シーケンス番号が最大であるファイルに最新の障害が記述されます。スイッチにはリアルタイム クロックがないため、タイムスタンプの代わりにバージョン番号が使用されます。ファイル作成時に使用されるファイル名を変更することはできません。ただし、ファイルが作成された後に、renameイネーブルEXECコマンドを使用して名前を変更することもできますが、show stacksまたはshow tech-supportイネーブルEXECコマンドを実行しても、名前が変更されたファイルの内容は表示されません。クラッシュ情報ファイルを削除する場合は、deleteイネーブルEXECコマンドを使用します。
最新のクラッシュ情報ファイル(つまり、ファイル名の末尾のシーケンス番号が最大であるファイル)を表示する場合は、show stacksまたはshow tech-supportイネーブルEXECコマンドを使用します。moreやcopyイネーブルEXECコマンドなど、ファイルをコピーまたは表示するコマンドを使用し、ファイルにアクセスすることもできます。
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