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スイッチ
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Catalyst 3550 マルチレイヤ スイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Cisco IOS Release 12.2(25)SEC
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スイッチ
Catalyst 3550 マルチレイヤ スイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Cisco IOS Release 12.2(25)SEC

この章では、Catalyst 3550スイッチのレイヤ2およびレイヤ3インターフェイスにEtherChannelを設定する方法について説明します。

この章で説明する内容は、次のとおりです。

EtherChannelの概要
EtherChannelの設定
EtherChannel、PAgP、およびLACPステータスの表示

ここで使用されるコマンドの構文および使用方法の詳細については、このリリースのコマンド リファレンスを参照してください。

EtherChannelの概要

EtherChannelは、スイッチ、ルータ、サーバ間にフォールトトレラントな高速リンクを提供します。EtherChannelを使用して配線クローゼットとデータ センタの間の帯域幅を拡張したり、ボトルネックが発生しやすいネットワーク内の任意の場所にEtherChannelを配置できます。EtherChannelには、残りのリンク間で負荷を再分配し、リンク切断から自動的に回復する機能があります。リンクに障害が発生した場合、EtherChannelは仲介なしに、障害のあるリンクからチャネル内の残りのリンクにトラフィックをリダイレクトします。

EtherChannelは、単一の論理リンクにバンドルされた個々のファスト イーサネットまたはギガビット イーサネット リンクで構成されます( 図30-1 を参照)。EtherChannelは、スイッチ間またはスイッチとホスト間に、最大800 Mbps(Fast EtherChannel)または最大8 Gbps(Gigabit EtherChannel)の全二重帯域幅を提供します。

図30-1 EtherChannelの一般的な構成

各EtherChannelには、最大8つの(設定に互換性のある)イーサネット インターフェイスを含めることができます。各EtherChannelのインターフェイスは、すべて同じ速度でなければなりません。また、すべてのインターフェイスを、レイヤ2インターフェイスまたはレイヤ3インターフェイスとして設定する必要があります。

スイッチに接続されるネットワーク デバイスにより、EtherChannelにバンドルできるインターフェイス数が制限される場合もあります。Catalyst 3550スイッチの場合、EtherChannelの個数は同じタイプのポートの個数に制限されます。

EtherChannel内のリンクで障害が発生すると、障害リンク上でそれまで伝送されていたトラフィックがそのEtherChannel内の残りのリンクに切り替えられます。障害時には、スイッチ、EtherChannel、障害リンクを特定するトラップが送信されます。EtherChannelの1つのリンクに着信したブロードキャストおよびマルチキャスト パケットが、EtherChannelの別のリンクに戻されることはありません。

ポートチャネル インターフェイスの概要

レイヤ2インターフェイスのEtherChannelは、レイヤ3インターフェイスとは異なる方法で作成します。どちらの構成にも、論理インターフェイスが含まれます。

レイヤ3インターフェイスの場合は、 interface port-channel グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用し、論理インターフェイスを手動で作成します。
レイヤ2インターフェイスの場合は、論理インターフェイスがダイナミックに作成されます。
レイヤ3およびレイヤ2インターフェイスの両方を使用する場合は、 channel-group インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用し、手動でEtherChannelにインターフェイスを割り当てます。このコマンドを実行すると、物理ポートおよび論理ポートがバインドされます( 図30-2 を参照)。

各EtherChannelには、1〜64の番号が付けられた論理ポートチャネル インターフェイスが1つあります。チャネル グループにも、1〜64の番号が付けられています。

図30-2 物理ポート、論理ポート チャネル、およびチャネル グループの関係

ポートがEtherChannelに加入すると、このポートの物理インターフェイスはシャットダウンされます。ポートがポートチャネルから脱退すると、ポートの物理インターフェイスが起動し、EtherChannelに加入する前と同じ設定になります。

EhterChannelの論理インターフェイスで実行された設定更新は、チャネルのすべてのメンバー ポートに伝播しません。

PAgPおよびリンク集約プロトコル

Port Aggregation Protocol(PAgP)およびLink Aggregation Control Protocol(LACP)を使用すると、イーサネット インターフェイス間でパケットを交換することにより、EtherChannelを自動的に作成できます。PAgPはシスコ独自のプロトコルで、シスコ製スイッチと、PAgPに対応するためにライセンスを得たベンダーが認可したスイッチのみで動作します。LACPはIEEE 802.3adで定義されていて、シスコ製スイッチはIEEE 802.3adプロトコルに準拠するスイッチ間のイーサネット チャネルを管理できます。

スイッチはいずれかのプロトコルを使用することにより、PAgPあるいはLACPをサポートしているパートナーのIDおよび各インターフェイスの機能を学習します。次にスイッチは、設定が類似しているインターフェイスを単一の論理リンク(チャネルまたは集約ポート)にダイナミックにグループ化します。これらのインターフェイスは、ハードウェア、管理、ポートの各パラメータの制約に基づいてグループ化されます。たとえば、速度、デュプレックス モード、ネイティブVLAN(仮想LAN)、VLAN範囲、トランキング ステータスおよびタイプが同じであるインターフェイスがグループ化されます。リンクがEtherChannelにグループ化されたあと、グループは単一のスイッチ ポートとしてスパニングツリーに追加されます。

PAgPおよびLACPモード

表30-1 に、 channel-group インターフェイス コンフィギュレーション コマンドで使用するユーザ設定可能なEtherChannelモードを示します。スイッチ インターフェイスは、 auto または desirable モードに設定されたパートナー インターフェイスとのみPAgPパケットを交換します。スイッチ インターフェイスは、activeまたはpassiveモードに設定されたパートナー インターフェイスとのみLACPパケットを交換します。 on モードに設定されたインターフェイスはPAgPまたはLACPパケットを交換できません。

表30-1 EtherChannelのモード

モード

説明

active

インターフェイスをアクティブ ネゴシエーション ステートにします。このステートの場合、インターフェイスはLACPパケットを送信し、ほかのインターフェイスとのネゴシエーションを開始します。

auto

インターフェイスをパッシブ ネゴシエーション ステートにします。このステートの場合、インターフェイスは受信したPAgPパケットに応答しますが、PAgPパケット ネゴシエーションを開始しません。この設定では、PAgPパケットの伝送が最小化されます。

desirable

インターフェイスをアクティブ ネゴシエーション ステートにします。このステートの場合、インターフェイスはPAgPパケットを送信し、ほかのインターフェイスとのネゴシエーションを開始します。

on

PAgPまたはLACPを使用せずに、インターフェイスを強制的にEtherChannelにします。 on モードでは、 on モードのインターフェイス グループが on モードの別のインターフェイス グループに接続されている場合のみ、EtherChannelを使用することが可能となります。

passive

インターフェイスをパッシブ ネゴシエーション ステートにします。このステートの場合、インターフェイスは受信したLACPパケットに応答しますが、LACPパケット ネゴシエーションを開始しません。この設定では、LACPパケットの伝送が最小化されます。

PAgPパケットの交換

auto および desirable モードの場合、インターフェイスはパートナー インターフェイスとネゴシエーションを行い、一定の基準に従ってEtherChannelを形成できるかどうかを判別します。その基準とは、インターフェイス速度、(レイヤ2 EtherChannelの場合)トランキング ステート、VLAN番号などです。

インターフェイス間でPAgPモードが異なっていても、モードに互換性があればEtherChannelを形成できます。次に例を示します。

desirable モードのインターフェイスは、 desirable または auto モードの別のインターフェイスとEtherChannelを形成します。
auto モードのインターフェイスは、 desirable モードの別のインターフェイスとEtherChannelを形成します。

auto モードのインターフェイスは、 auto モードの別のインターフェイスとはEtherChannelを形成できません。どちらのインターフェイスも、PAgPネゴシエーションを開始しないためです。

ポート チャネルに追加された on モードのインターフェイスは、チャネル内の既存の on モードのインターフェイスと同じ特性を持つように強制的に変更されます。

PAgP機能を持つパートナーにスイッチが接続されている場合は、 non-silent キーワードを使用して非サイレント動作を行うようにスイッチ インターフェイスを設定できます。 auto または desirable モードの場合は、 non-silent を指定しないとサイレント モードになります。

PAgP機能を備えていない、または備えていてもパケット送信量がわずかしかないデバイスにスイッチが接続されている場合は、サイレント モードが使用されます。サイレント パートナーの例としては、トラフィックを生成しないファイル サーバやパケット アナライザがあります。この場合、サイレント パートナーに接続された物理ポートでPAgPを実行しても、そのスイッチ ポートは動作しません。ただし、サイレントに設定すると、PAgPが動作したり、チャネル グループにインターフェイスを接続したり、インターフェイスを伝送に使用したりできます。

Etherchannelを、PAgPモードおよびLACPモードの両方に設定できません。

LACPパケットの交換

active および passive LACP モードの場合、インターフェイスはパートナー インターフェイスとネゴシエーションを行い、一定の基準に従ってEtherChannelを形成できるかどうかを判別します。その基準とは、インターフェイス速度、(レイヤ2 EtherChannelの場合)トランキング ステート、VLAN番号などです。

インターフェイス間でLACPモードが異なっていても、モードに互換性があればEtherChannelを形成できます。次に例を示します。

active モードのインターフェイスは、 active モードの別のインターフェイスとEtherChannelを形成します。
active モードのインターフェイスは、 passive モードの別のインターフェイスとEtherChannelを形成します。

passive モードのインターフェイスは、 passive モードの別のインターフェイスとはEtherChannelを形成できません。どちらのインターフェイスも、LACPネゴシエーションを開始しないためです。

ポート チャネルに追加された on モードのインターフェイスは、チャネル内の既存の on モードのインターフェイスと同じ特性を持つように強制的に変更されます。

Etherchannelを、PAgPモードおよびLACPモードの両方に設定できません。

モードを on に設定(手動設定)するときは注意が必要です。 on モードに設定されているすべてのポートは、同じグループにバンドルされ、強制的に同じ特性を持つように変更されます。グループの設定を間違えると、パケットが失われたり、スパニングツリー ループが発生したりすることがあります。

物理ラーナーおよび集約ポート ラーナー

ネットワーク デバイスはPAgPの物理ラーナーまたは集約ポート ラーナーとして分類されます。物理ポートでアドレスを学習し、その知識に基づいて伝送を指示するデバイスが物理ラーナーです。集約(論理)ポートでアドレスを学習するデバイスは、集約ポート ラーナーです。

デバイスとそのパートナーが両方とも集約ポート ラーナーである場合、これらは論理ポート チャネルのアドレスを学習します。このデバイスはEtherChannelのインターフェイスのいずれかを使用し、送信元にパケットを送信します。集約ポート学習の場合、どの物理ポートにパケットが着信するかは重要ではありません。

PAgPは、パートナー デバイスが物理ラーナーになる時期、ローカル デバイスが集約ポート ラーナーになる時期を自動的に検出することはできません。このため、 pagp learn-method インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用し、ローカル デバイスの学習方法または送信元ベースの配信を手動で設定する必要があります。送信元ベースの配信を設定すると、指定された任意の送信元MAC(メディア アクセス制御)アドレスは必ず同じ物理ポートで送信されます。

グループ内の1つのインターフェイスですべての伝送を行うように設定し、ほかのインターフェイスをホット スタンバイに使用することもできます。選択された1つのインターフェイスでハードウェア信号が検出されなくなった場合は、数秒以内にグループ内の未使用のインターフェイスに切り替えて動作させることができます。パケット伝送専用のインターフェイスを設定するには、 pagp port-priority インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用してプライオリティを変更します。プライオリティが高いほど、そのポートが選択される可能性が高まります。

PAgPおよびLACPとほかの機能の相互作用

Dynamic Trunking Protocol(DTP;ダイナミック トランキング プロトコル)およびCisco Discovery Protocol(CDP)は、EtherChannelの物理インターフェイスを経由してパケットを送受信します。トランク ポートは、番号が最小のVLAN上でPAgPおよびLACP Protocol Data Unit(PDU;プロトコル データ ユニット)を送受信します。

スパニングツリーは、EtherChannel内の最初のインターフェイスを経由してパケットを送信します。

レイヤ3 EtherChannelのMACアドレスは、このポートチャネルの最初のインターフェイスのMACアドレスです。

PAgPは、autoまたはdesirableモードに設定され、PAgPがイネーブルであるインターフェイスからのみPAgP PDUを送受信します。LACPは、activeまたはpassiveモードに設定され、LACPがイネーブルであるインターフェイスからのみLACP PDUを送受信します。

ロードバランシングおよび転送方法の概要

EtherChannelは、新たに学習したMACアドレスとチャネル内の1リンクをランダムに関連付けることにより、チャネルのリンク全体でトラフィックの負荷のバランスをとります。

送信元MACアドレス転送の場合、EtherChannelに転送されたパケットは、着信パケットの送信元MACアドレスに基づいてチャネルのポートに配信されます。したがって、ロードバランシングを実行するために、異なるホストからのパケットにはチャネル内の別のポートが使用されますが、同じホストからのパケットにはチャネル内の同じポートが使用されます。スイッチによって学習されたMACアドレスは変更されません。

送信元MACアドレス転送を使用すると、送信元および宛先IPアドレスに基づく負荷分散は、ルーテッドIPトラフィックに対してもイネーブルになります。ルーテッドIPトラフィックの場合は、送信元および宛先のIPアドレスに基づいてポートが選択されます。2つのIPホスト間のパケットにはチャネル内の同じポートが使用され、それ以外のホスト間のトラフィックにはチャネル内の別のポートが使用されます。

宛先MACアドレス転送の場合、EtherChannelに転送されたパケットは、着信パケットの宛先ホストのMACアドレスに基づいてチャネルのポートに配信されます。したがって、同じ宛先へのパケットは同じポートを経由して転送され、異なる宛先へのパケットはチャネル内の別のポートを経由して送信されることがあります。ロードバランシングおよび転送方法を設定するには、 port-channel load-balance グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

図30-3 では、複数のワークステーションがスイッチに接続されていて、EtherChannelでスイッチとルータを接続しています。EtherChannelの終端に送信元ベースのロードバランシングが使用されていて、ワークステーションからのトラフィックを物理リンク全体に分散することで、スイッチが効率的にルータの帯域幅を使用することを保証しています。ルータは単一のMACアドレス デバイスなので、宛先ベースのロードバランシングを使用して、EtherChannel内の物理リンク全体にワークステーションへのトラフィックを効率的に分散しています。

図30-3 負荷の分散および転送方法

設定には最も柔軟なオプションを使用してください。たとえば、チャネル上のトラフィックの宛先が1つのMACアドレスだけの場合に宛先MACアドレスを使用すると、常にチャネル内の同じリンクが選択されます。一方、送信元アドレスまたはIPアドレスを使用すると、より効率的なロードバランシングが可能になります。

EtherChannelの設定

ここでは、レイヤ2およびレイヤ3インターフェイスにEtherChannelを設定する方法について説明します。

EtherChannelのデフォルト設定
EtherChannel設定時の注意事項
レイヤ2 EtherChannelの設定
レイヤ3 EtherChannelの設定
EtherChannelロードバランシングの設定
PAgP学習方法およびプライオリティの設定

インターフェイスが正しく設定されていることを確認してください( EtherChannel設定時の注意事項 を参照)。

EtherChannelを設定したあとに、ポートチャネル インターフェイスの設定を変更すると、そのポートチャネル インターフェイスに割り当てられたすべての物理インターフェイスの設定も変更されます。物理インターフェイスの設定変更では、そのインターフェイスのみが変更されます。

EtherChannelのデフォルト設定

表30-2 に、EtherChannelのデフォルト設定を示します。

表30-2 EtherChannelのデフォルト設定

機能

デフォルト設定

チャネル グループ

なし

レイヤ3ポートチャネル論理インターフェイス

定義なし

PAgPモード

デフォルトなし

PAgPの学習方法

すべてのインターフェイスで集約ポート学習

PAgPプライオリティ

すべてのインターフェイスで128

LACPの学習方法

すべてのインターフェイスで集約ポート学習

LACPプライオリティ

すべてのインターフェイスで32768

ロードバランシング

スイッチの負荷分散は、着信パケットの送信元MACアドレスに基づいて行われます。送信元および宛先IPアドレスに基づく負荷分散は、ルーテッドIPトラフィックの場合もイネーブルです。

EtherChannel設定時の注意事項

EtherChannelが正しく設定されていない場合、ネットワーク ループなどの問題を回避するために、一部のEtherChannelポートが自動的にディセーブルになることがあります。設定上の問題を防ぐには、次の注意事項に従ってください。

同じタイプのイーサネット ポートを最大で8つ備えたEtherChannelを設定してください。

GigaStack GBIC(ギガビット インターフェイス コンバータ)ポートをEtherChannelの一部として設定しないでください。

EtherChannel内の全ポートが、同じ速度および同じデュプレックス モードで動作するように設定してください。
EtherChannelのすべてのインターフェイスをイネーブルにしてください。 shutdown インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用してディセーブル化されたEtherChannelのポートは、リンク障害として処理され、トラフィックはEtherChannelの残りのインターフェイスのいずれかに転送されます。
グループを初めて作成したときは、そのグループに最初に追加されたポートのパラメータ設定値をすべてのポートが引き継ぎます。次に示すパラメータのいずれかの設定を変更する場合は、グループ内のすべてのポートに関する設定も変更してください。
− 許可VLANリスト
− 各VLANのスパニングツリー パス コスト
− 各VLANのスパニングツリー ポート プライオリティ
− スパニングツリーのPortFast設定
Switched Port Analyzer(SPAN;スイッチド ポート アナライザ)として設定されているEtherChannelインターフェイスは、SPAN宛先ポートの設定が解除されるまでグループに参加しません。
セキュア ポートをEtherChannelの一部として、またはリバースとして設定しないでください。
アクティブまたはアクティブにする予定のEtherChannelメンバーのポートを、IEEE 802.1Xポートとして設定しないでください。EtherChannelポートでIEEE 802.1Xをイネーブルにしようとすると、エラー メッセージが表示され、IEEE 802.1Xはイネーブルになりません。

Cisco IOS Release 12.2(25)SEより前のソフトウェア リリースでは、802.1XがEtherChannelの未アクティブ ポートでイネーブルになっている場合、ポートはEtherChannelに追加されません。

スイッチ インターフェイスにEtherChannelが設定されている場合、スイッチでIEEE 802.1Xをグローバルにイネーブルにする前に、 dot1x system-auth-control グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、インターフェイスからEtherChannel設定を削除してください。
レイヤ2 EtherChannelの場合
− EtherChannel内のすべてのインターフェイスを同じVLANに割り当てるか、またはトランクとして設定してください。複数のネイティブVLANに接続されるインターフェイスは、EtherChannelを形成できません。
− トランク インターフェイスからEtherChannelを設定する場合は、すべてのトランクでトランキング モード(ISL [スイッチ間リンク]または802.1Q)が同じであることを確認してください。EtherChannelインターフェイスでトランク モードが統一されていない場合は、予想外の結果を招くことがあります。
− EtherChannelがサポートするVLANの許容範囲は、トランキング レイヤ2 EtherChannel内の全インターフェイスで同じです。VLANの許容範囲が同じでない場合は、PAgPが auto モードまたは desirable モードに設定されていても、インターフェイスはEtherChannelを形成しません。
− インターフェイスのスパニングツリー パス コストが異なっていても、ほかの設定条件に矛盾がなければ、EtherChannelを形成できます。異なるスパニングツリー パス コストを設定すること自体は、EtherChannel形成の支障にはなりません。
レイヤ3 EtherChannelの場合は、レイヤ3アドレスをチャネル内の物理インターフェイスでなく、ポートチャネル論理インターフェイスに割り当ててください。

レイヤ2 EtherChannelの設定

ポートチャネル論理インターフェイスを作成する channel-group インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用してイーサネット インターフェイスを設定し、レイヤ2 EtherChannelを設定します。手動で生成されたポートチャネル インターフェイスをレイヤ2インターフェイスに配置できません。

ソフトウェアを使用してポートチャネル インターフェイスを作成するには、レイヤ2インターフェイスが接続され、機能している必要があります。

レイヤ2 EtherChannelにレイヤ2イーサネット インターフェイスを割り当てるには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

説明

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface interface-id

設定する物理インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

有効なインターフェイスは物理インターフェイスなどです。

同じグループには、同じタイプ、同じ速度のインターフェイスを8個まで設定できます。

ステップ 3

switchport mode { access | trunk }

switchport access vlan vlan-id

すべてのインターフェイスをスタティックアクセス ポートとして同じVLANに割り当てるか、またはトランクとして設定します。

インターフェイスをスタティックアクセス ポートとして設定する場合は、インターフェイスを1つのVLANにのみ割り当ててください。指定できる範囲は1〜4094です。

ステップ 4

channel-group channel-group-number mode
{{ auto [ non-silent ] | desirable [ non-silent ] | on } | { active | passive }}

ポートをチャネル グループに割り当て、PAgPまたはLACPモードを指定します。

channel-group-number を指定する場合、範囲は1〜64です。各EtherChannelには、最大8つの(設定に互換性のある)イーサネット インターフェイスを含めることができます。

mode を指定する場合は、次のキーワードのいずれかを選択します。

auto ― PAgPデバイスが検出された場合のみ、PAgPをイネーブルにします。インターフェイスをパッシブ ネゴシエーション ステートにします。インターフェイスは受信したPAgPパケットに応答しますが、PAgPパケット ネゴシエーションを開始しません。
desirable ― PAgPを無条件でイネーブルにします。インターフェイスをアクティブ ネゴシエーション ステートにします。インターフェイスはPAgPパケットを送信し、ほかのインターフェイスとのネゴシエーションを開始します。
on ― PAgPを使用せずに、インターフェイスを強制的にチャネル化します。 on モードでは、 on モードのインターフェイス グループが on モードの別のインターフェイス グループに接続されている場合のみ、EtherChannelを使用することが可能となります。
non-silent ― スイッチがPAgP対応のパートナーに接続されている場合は、スイッチ インターフェイスを非サイレント動作に設定できます。インターフェイスを auto または desirable モードで使用する場合は、 non-silent キーワードを指定できます。 auto または desirable モードの場合は、 non-silent を指定しないとサイレントになります。サイレント設定は、ファイル サーバまたはパケット アナライザに接続する場合に使用します。この設定を使用すると、PAgPが動作したり、チャネル グループにインターフェイスを接続したり、インターフェイスを伝送に使用したりできます。
active LACPデバイスが検出された場合のみ、LACPをイネーブルにします。インターフェイスをアクティブ ネゴシエーション ステートにします。インターフェイスはLACPパケットを送信し、ほかのインターフェイスとのネゴシエーションを開始します。
passive ― インターフェイスでLACPをイネーブルにしてパッシブ ネゴシエーション ステートにします。インターフェイスは受信したLACPパケットに応答しますが、LACPパケット ネゴシエーションを開始しません。

スイッチとパートナー間で互換性のあるPAgPおよびLACPモードの詳細については、 PAgPおよびLACPモード を参照してください。

ステップ 5

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 6

show running-config

設定を確認します。

ステップ 7

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

EtherChannelグループからポートを削除するには、 no channel-group インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

次に、PAgPモードが desirable であるチャネル5に、VLAN10内のインターフェイス範囲をスタティックアクセス ポートとして割り当てる方法を示します。

Switch# configure terminal

Switch(config)# interface range gigabitethernet0/1 -2

Switch(config-if-range)# switchport mode access

Switch(config-if-range)# switchport access vlan 10

Switch(config-if-range)# channel-group 5 mode desirable

Switch(config-if-range)# end

レイヤ3 EtherChannelの設定

レイヤ3 EtherChannelを設定するには、ポートチャネル論理インターフェイスを作成し、そのポートチャネルにイーサネット インターフェイスを組み込みます。次に設定方法を説明します。

ポートチャネル論理インターフェイスの作成

レイヤ3 EtherChannelを設定する際、まず interface port-channel グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用し、ポートチャネル論理インターフェイスを手動で作成しなければなりません。次に、 channel-group インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して論理インターフェイスをチャネル グループに配置します。

物理インターフェイスからEtherChannelにIPアドレスを移動するには、物理インターフェイスからIPアドレスを削除してから、そのIPアドレスをポートチャネル インターフェイス上で設定する必要があります。

レイヤ3 EtherChannel用のポートチャネル インターフェイスを作成するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

説明

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface port-channel port- channel-number

ポートチャネル論理インターフェイスを作成し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

port - channel-numberを指定する場合、範囲は1〜64です。

ステップ 3

no switchport

インターフェイスをレイヤ3モードにします。

ステップ 4

ip address ip-address mask

EtherChannelにIPアドレスおよびサブネット マスクを割り当てます。

ステップ 5

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 6

show etherchannel channel-group-number detail

設定を確認します。

ステップ 7

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

ステップ 8

レイヤ3 EtherChannelにイーサネット インターフェイスを割り当てます。詳細については、 物理インターフェイスの設定 を参照してください。

ポートチャネルを削除するには、 no interface port-channel port-channel-number グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

次に、論理ポート チャネル(5)を作成し、IPアドレス172.10.20.10を割り当てる方法を示します。

Switch# configure terminal

Switch(config)# interface port-channel 5

Switch(config-if)# no switchport

Switch(config-if)# ip address 172.10.20.10 255.255.255.0

Switch(config-if)# end

物理インターフェイスの設定

レイヤ3 EtherChannelにイーサネット インターフェイスを割り当てるには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

説明

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface interface-id

設定する物理インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

有効なインターフェイスは物理インターフェイスなどです。

同じグループには、同じタイプ、同じ速度のインターフェイスを8個まで設定できます。

ステップ 3

no ip address

この物理インターフェイスに割り当てられているIPアドレスをすべて削除します。

ステップ 4

channel-group channel -group-number mode { auto [ non-silent ] | desirable [ non-silent ] | on | active | passive }

インターフェイスをチャネル グループに割り当て、PAgPまたはLACPモードを指定します。

channel-group-number を指定する場合、範囲は1〜64です。この番号は、 ポートチャネル論理インターフェイスの作成 で設定した port-channel-number (論理ポート)と同じでなければなりません。

各EtherChannelには、最大8つの(設定に互換性のある)イーサネット インターフェイスを含めることができます。

mode を指定する場合は、次のキーワードのいずれかを選択します。

active LACPデバイスが検出された場合のみ、LACPをイネーブルにします。インターフェイスをアクティブ ネゴシエーション ステートにします。インターフェイスはLACPパケットを送信し、ほかのインターフェイスとのネゴシエーションを開始します。
auto ― PAgPデバイスが検出された場合のみ、PAgPをイネーブルにします。インターフェイスをパッシブ ネゴシエーション ステートにします。インターフェイスは受信したPAgPパケットに応答しますが、PAgPパケット ネゴシエーションを開始しません。
desirable ― PAgPを無条件でイネーブルにします。インターフェイスをアクティブ ネゴシエーション ステートにします。インターフェイスはPAgPパケットを送信し、ほかのインターフェイスとのネゴシエーションを開始します。

non-silent ― スイッチがPAgP対応のパートナーに接続されている場合は、スイッチ インターフェイスを非サイレント動作に設定できます。インターフェイスを auto または desirable モードで使用する場合は、 non-silent キーワードを指定できます。 auto または desirable モードの場合は、 non-silent を指定しないとサイレントになります。サイレント設定は、ファイル サーバまたはパケット アナライザに接続する場合に使用します。この設定を使用すると、PAgPが動作したり、チャネル グループにインターフェイスを接続したり、インターフェイスを伝送に使用したりできます。
on ― PAgPやLACPを使用せずに、インターフェイスを強制的にチャネル化します。 on モードでは、 on モードのインターフェイス グループが on モードの別のインターフェイス グループに接続されている場合のみ、EtherChannelを使用することが可能となります。
passive ― インターフェイスでLACPをイネーブルにしてパッシブ ネゴシエーション ステートにします。インターフェイスは受信したLACPパケットに応答しますが、LACPパケット ネゴシエーションを開始しません。

スイッチとパートナー間で互換性のあるPAgPモードの詳細については、 PAgPおよびLACPモード を参照してください。

ステップ 5

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 6

show running-config

設定を確認します。

ステップ 7

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

EtherChannelグループからインターフェイスを削除するには、 no channel-group インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

次に、PAgPモードが desirable であるチャネル5に、インターフェイス1および2を割り当てる方法を示します。

Switch# configure terminal

Switch(config)# interface range gigabitethernet0/1 -2

Switch(config-if-range)# no ip address

Switch(config-if-range)# channel-group 5 mode desirable

Switch(config-if-range)# end

EtherChannelロードバランシングの設定

ここでは、送信元ベースまたは宛先ベースの転送方法を使用し、EtherChannelのロードバランシングを設定する方法について説明します。詳細については、 ロードバランシングおよび転送方法の概要 を参照してください。

EtherChannelのロードバランシングを設定するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

説明

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

port-channel load-balance method

EtherChannelのロードバランシング method 値を設定します。

src-mac ― 送信元MACアドレスを使用して負荷分散を実行します。
dst-mac ― 宛先MACアドレスを使用して負荷分散を実行します。

デフォルトは src-mac です。

src-mac を使用すると、送信元および宛先のIPアドレスに基づく負荷分散もイネーブルになります。ルーティング中の全IPトラフィックに対して、送信元および宛先のIPアドレスに基づいて伝送を行うポートが選択されます。2つのIPホスト間のパケットには常に同じ伝送用ポートが使用されますが、それ以外のホスト間では、別の送信用ポートが使用されます。

ステップ 3

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 4

show etherchannel load-balance

設定を確認します。

ステップ 5

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

EtherChannelのロードバランシングをデフォルト設定に戻すには、 no port-channel load-balance グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

PAgP学習方法およびプライオリティの設定

ネットワーク デバイスはPAgPの物理ラーナーまたは集約ポート ラーナーとして分類されます。物理ポートでアドレスを学習し、その知識に基づいて伝送を指示するデバイスが物理ラーナーです。集約ポートでアドレスを学習するデバイスは、集約ポート ラーナーです。

Catalyst 1900シリーズ スイッチとの互換性を保つため、物理ポートで送信元MACアドレスを学習するように、Catalyst 3550スイッチのPAgP学習方法を設定します。この設定により、送信元アドレスの学習元であるEtherChannel内の同じインターフェイスを使用して、パケットがCatalyst 1900スイッチに送信されます。

physical-port キーワードがCLI(コマンドライン インターフェイス)に用意されている場合でも、スイッチでは集約ポートでのみアドレス学習を実行できます。 pagp learn-method コマンドおよび pagp port-priority コマンドは、スイッチ ハードウェアに対して無効です。ただし、このコマンドはCatalyst 1900スイッチなど物理ポートでのアドレス学習だけをサポートするデバイスとの間でPAgPインターオペラビリティを確立する場合に必要となります。

Catalyst 3550スイッチとのリンク パートナーが物理ラーナーである場合、 pagp learn-method physical-port インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用してスイッチを物理ポート ラーナーとして設定し、 port-channel load-balance src-mac グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、送信元MACアドレスに基づく負荷分散方法を設定してください。 pagp learn-method コマンドは、このような状況下でのみ使用してください。

スイッチをPAgP物理ポート ラーナーとして設定し、バンドル内の同じポートがパケット送信用として選択されるようにプライオリティを調整するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

説明

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface interface-id

送信するインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

pagp learn-method physical-port

PAgP学習方式を選択します。

デフォルトでは、 aggregation-port 学習が選択されています。これにより、EtherChannel内のいずれかのインターフェイスを使用して、パケットが送信元に送信されます。集約ポート学習の場合、どの物理ポートにパケットが着信するかは重要ではありません。

物理ラーナーである別のスイッチに接続するには、 physical-port を選択します。 port-channel load-balance グローバル コンフィギュレーション コマンドは、必ず src-mac に設定してください( EtherChannelロードバランシングの設定 を参照)。

学習方法はリンクの両端で同一に設定する必要があります。

ステップ 4

pagp port-priority priority

選択したインターフェイスがパケット伝送用として選択されるように、プライオリティを割り当てます。

priority を指定する場合、範囲は0〜255です。デフォルト値は128です。プライオリティが高いほど、インターフェイスがPAgP伝送に使用される可能性が高まります。

ステップ 5

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 6

show running-config

または

show pagp channel-group-number internal

設定を確認します。

ステップ 7

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

プライオリティをデフォルト設定に戻すには、 no pagp port-priority インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。学習方法をデフォルト設定に戻すには、 no pagp learn-method インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

LACPポート プライオリティの設定

lacp port-priorityイネーブルEXECコマンドを使用して、LACPに設定されたEtherChannelの各ポートにプライオリティを設定できます。設定できる範囲は1〜65535です。LACPポート プライオリティを設定するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

説明

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface interface-id

送信するインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

lacp port-priority priority-value

LACPポート プライオリティ値を選択します。

プライオリティ値を指定する場合、範囲は1〜65535です。デフォルト値は 32768です。プライオリティが低いほど、インターフェイスがLACP伝送に使用される可能性が高まります。

ステップ 4

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 5

show running-config

または

show lacp channel-group-number internal

設定を確認します。

ステップ 6

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

ホット スタンバイ ポートの設定

LACPがイネーブルの場合、チャネル内に最大数のLACP対応ポートを設定しようとします(最大16ポート)。同時にアクティブにできるLACPリンクは8つのみです。追加のリンクはホット スタンバイ ステートになります。アクティブ リンクの1つが非アクティブになると、ホット スタンバイ モードになっているリンクがアクティブになります。

EtherChannelグループに8リンク以上設定されている場合、次の基準に基づいて、ソフトウェアがアクティブにするホット スタンバイ ポートを決めます。

LACPポート プライオリティ
ポートID

すべてのポートは、デフォルトで同じポート プライオリティに設定されています。 lacp port-priorityインターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使ってポート プライオリティをデフォルトの32768より下に設定することで、LACP EtherChannelポートのポート プライオリティを変更し、最初にアクティブになるホット スタンバイ リンクを指定できます。

ポート プライオリティがデフォルト値の 32768 より低い数字に設定されていなければ、より低いポート番号のホット スタンバイ ポートが先にチャネルでアクティブになります。

LACPが互換性のあるすべてのポートを集約できない場合(たとえば、リモート システムのハードウェア上の制限など)、EtherChannelにアクティブに含められないすべてのポートはホット スタンバイ ステートとなり、チャネル ポートが故障した場合のみ使用されます。

LACPシステム プライオリティの設定

lacp system-priorityイネーブルEXECコマンドを使用して、LACPに設定されたすべてのEtherChannelにシステム プライオリティを設定できます。指定できる範囲は1〜65535です。

lacp system-priorityコマンドはグローバルです。各LACP設定チャネルへ個別にシステム プライオリティを設定できません。

LACPを設定したEtherChannelにactiveモードおよびstandbyモードの両方がある場合のみ、このコマンドを使用することを推奨します。

LACPシステム プライオリティを設定するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

説明

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

lacp system-priority priority-value

LACPシステム プライオリティを選択します。

プライオリティ値を指定する場合、範囲は1〜65535です。 デフォルト値は32768です。プライオリティが低いほど、システム プライオリティは高くなります。システム プライオリティ値が低い方のスイッチは、各LACP EtherChannelでどのLACPパートナー スイッチ間のリンクがアクティブで、どのリンクがスタンバイになっているかを判断します。

ステップ 3

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 4

show running-config

または

show lacp channel-group-number internal

設定を確認します。

ステップ 5

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

EtherChannel、PAgP、およびLACPステータスの表示

表30-3EtherChannel、PAgP、およびLACPステータスを表示するコマンド に示すイネーブルEXECコマンドを使用すると、EtherChannel、PAgP、およびLACPステータス情報を表示できます。

表30-3 EtherChannel、PAgP、およびLACPステータスを表示するコマンド

コマンド

説明

show etherchannel [ channel-group-number ] { detail | load-balance | port | port-channel | summary }

EtherChannel情報を詳細に、1行のサマリー形式で表示します。さらに、ロードバランシングまたはフレーム分散方式、ポート、ポートチャネル情報も表示します。

show pagp [ channel-group-number ] { counters | internal | neighbor } 1

トラフィック情報、内部PAgP設定、近接情報などのPAgP情報を表示します。

show lacp [channel-group-number] {counters | internal | neighbor} 2

トラフィック情報、内部PAgP設定、近接情報などのLACP情報を表示します。

コマンド出力の各フィールドについては、このリリースのコマンド リファレンスを参照してください。


1.

PAgPチャネルグループ情報を消去し、トラフィック フィルタを解除するには、 clear pagp { channel-group-number [ counters ] | counters }イネーブルEXECコマンドを使用します。

2.

LACPチャネルグループ情報を消去し、トラフィック フィルタを解除するには、 clear lacp { channel-group-number [ counters ] | counters }イネーブルEXECコマンドを使用します。




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