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スイッチ
Catalyst 3550 シリーズ
Catalyst 3550 マルチレイヤ スイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Cisco IOS Release 12.2(25)SEC
はじめに
このマニュアルについて
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SmartPortマクロの設定
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STPの設定
MSTPの設定
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EtherChannelの設定
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IPマルチキャスト ルーティングの設定
MSDPの設定
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トラブルシューティング
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Cisco IOSファイル システム、コンフィギュレーション ファイル、およびソフトウェア イメージの操作
Cisco IOS Release 12.2(25)SECでサポートされていないCLIコマンド

スイッチ
Catalyst 3550 マルチレイヤ スイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Cisco IOS Release 12.2(25)SEC

この章では、Catalyst 3550スイッチにポートベースのトラフィック制御機能を設定する方法について説明します。

ここで使用されるコマンドの構文および使用方法の詳細については、このリリースのコマンド リファレンスを参照してください。

この章で説明する内容は、次のとおりです。

ストーム制御の設定
保護ポートの設定
ポート ブロッキングの設定
ポート セキュリティの設定
ポートベースのトラフィック制御設定の表示

ストーム制御の設定

ここでは、ストーム制御の設定および手順について説明します。

ストーム制御の概要
ストーム制御のデフォルト設定
ストーム制御およびスレッシュホールド レベルの設定

ストーム制御の概要

ストーム制御は、LAN上のトラフィックが、いずれかの物理インターフェイスのブロードキャスト、マルチキャスト、またはユニキャストのストームによって影響されないようにします。LANストームは、パケットがLANにフラッディングした場合に発生するもので、過剰なトラフィックが生成され、ネットワーク パフォーマンスが低下します。プロトコル スタックの実装、ネットワーク構成でのエラー、またはユーザによるDoS攻撃が、ストームの原因となります。

ストーム制御(またはトラフィック抑制)は、インターフェイスからスイッチング バスへ流れるパケットをモニタし、そのパケットがユニキャスト、マルチキャスト、またはブロードキャストのいずれであるかを判別します。スイッチは、1秒間で受信された指定されたタイプのパケット数をカウントし、あらかじめ定義された抑制レベル スレッシュホールドと計測値を比較します。

ストーム制御は、トラフィック アクティビティを測定するために次のいずれかの方法を使用します。

帯域幅 ― ブロードキャスト、マルチキャスト、またはユニキャスト トラフィックが使用できる、ポートの利用可能な総帯域幅に対する割合
トラフィック速度 ― ブロードキャスト、マルチキャスト、またはユニキャスト パケットが受信されたときの1秒あたりのパケット数(Cisco IOS Release 12.1(22)EA1以降)

いずれの方法も、上限のスレッシュホールドに到達するとポートがトラフィックをブロックします。トラフィックの速度が下限スレッシュホールド(指定されている場合)を下回るまでポートはブロックされたままになり、下回ると通常の転送が再開されます。下限抑制レベルが指定されていない場合、スイッチはトラフィックの速度が上限抑制レベルを下回るまですべてのトラフィックをブロックします。一般的に、スレッシュホールドのレベルが高くなると、ブロードキャスト ストームに対する保護の効果が薄くなります。

マルチキャスト トラフィックの速度が、設定されているスレッシュホールドを上回ると、すべての着信トラフィック(ブロードキャスト、マルチキャスト、およびユニキャスト)は、スレッシュホールド レベルを下回るまで廃棄され、スパニングツリー パケットのみが転送されます。ブロードキャストおよびユニキャストがスレッシュホールドを上回った場合、スレッシュホールドを上回ったトラフィック タイプのみがブロックされます。

図21-1 のグラフは、一定時間におけるインターフェイス上のブロードキャスト トラフィック パターンを示しています。この例は、マルチキャストおよびユニキャスト トラフィックにも適用できます。この例では、転送されているブロードキャスト トラフィックが、タイム インターバルT1〜T2間およびT4〜T5間で設定されたスレッシュホールドを上回っています。特定のトラフィックの量がスレッシュホールドを上回ると、そのタイプのすべてのトラフィックは次の一定時間にわたり、廃棄されます。したがって、ブロードキャスト トラフィックはT2およびT5のあとのインターバルではブロックされています。次のタイム インターバル(たとえばT3)では、ブロードキャスト トラフィックがスレッシュホールドを上回らなければ、再度転送されます。

図21-1 ブロードキャスト ストーム制御の例

ストーム制御抑制レベルと1秒のタイム インターバルの組み合わせにより、ストーム制御アルゴリズムの動作を制御します。スレッシュホールドが高いほど、通過できるパケットが多くなります。

パケットは均一の間隔で着信するわけではないため、トラフィック アクティビティを測定する1秒のタイム インターバルを設けることによって、ストーム制御の動作に影響を与える可能性があります。

各トラフィック タイプのスレッシュホールドの値を設定するには、 storm-control インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

IOS 12.1(8)EA1より前のリリースでは、ストーム制御スレッシュホールドの設定には、 switchport broadcast switchport multicast 、および switchport unicast インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用していましたが、上記のコマンドは現在では廃止され、 storm-control インターフェイス コンフィギュレーション コマンドに置き換えられています。

ストーム制御のデフォルト設定

デフォルトでは、ユニキャスト、ブロードキャスト、およびマルチキャストのストーム制御はスイッチでディセーブルになっています。つまり抑制レベルは100%であり、トラフィックには制限がありません。

ストーム制御およびスレッシュホールド レベルの設定

ポートにストーム制御を設定して特定のタイプのトラフィックに使用するスレッシュホールド レベルを入力します。

ただし、ハードウェアの制約や、さまざまなサイズのパケットがカウントされる動作のため、スレッシュホールドの割合には誤差が生じます。着信トラフィックを構成するパケットのサイズによっては、実際のスレッシュホールドは、数パーセント程度、設定されたレベルと異なる場合があります。

ストーム制御がサポートされるのは物理インターフェイスに限られます。EtherChannelポート チャネルやポート チャネルのメンバーである物理インターフェイスでは、CLI(コマンドライン インターフェイス)でコマンドが利用できても、サポートはされません。

ストーム制御とスレッシュホールド レベルを設定するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

説明

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface interface-id

設定する物理インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

storm-control { broadcast | multicast | unicast } level { level [ level-low ] | pps pps [ pps-low ]}

ブロードキャスト、マルチキャスト、およびユニキャスト ストーム制御を設定します。デフォルトで、ストーム制御はディセーブルです。

キーワードの意味は次のとおりです。

levelに対して、ブロードキャスト、マルチキャスト、またはユニキャスト トラフィックの上限スレッシュホールドを帯域幅のパーセント(小数点以下2桁まで)で指定します。上限のスレッシュホールドに到達するとポートがトラフィックをブロックします。指定できる範囲は 0.00〜100.00 です。
(任意)level-lowに対して、下限スレッシュホールドを帯域幅のパーセント(小数点以下2桁まで)で指定します。 この値は上限抑制値以下でなければなりません。 トラフィックがこのレベルより下回った場合にポートはトラフィックを転送します。下限抑制レベルを設定しない場合、上限抑制レベルに設定されます。指定できる範囲は 0.00〜100.00 です。

スレッシュホールドの最大値(100%)を設定した場合、トラフィックの制限がなくなります。スレッシュホールドを0.00に設定した場合、そのポートのすべてのブロードキャスト、マルチキャスト、ユニキャスト トラフィックがブロックされます。

pps ppsに対して、ブロードキャスト、マルチキャスト、ユニキャスト トラフィックの上限スレッシュホールド レベルを、1秒あたりのパケット数(小数点以下1桁まで)で指定します。上限のスレッシュホールドに到達するとポートがトラフィックをブロックします。指定できる範囲は 0.0〜 10000000000.0です。
(任意)pps-lowに対して、下限スレッシュホールド レベルを、1秒あたりのパケット数(小数点以下1桁まで)で指定します。これは上限スレッシュホールド以下に設定できます。トラフィックがこのレベルより下回った場合にポートはトラフィックを転送します。指定できる範囲は 0.0〜 10000000000.0です。

PPS設定の場合、数字の大きなスレッシュホールドにk、m、gなどの接尾辞を使用できます。

ステップ 4

storm-control action { shutdown | trap }

ストームが検出された場合に取る処置を指定します。デフォルトは、トラフィックをフィルタリングし、トラップを送信しません。

ストーム中にポートをエラー ディセーブルにするには、 shutdown キーワードを選択します。
ストームが検出されたときにSNMPトラップを生成するには、 trap キーワードを選択します。

ステップ 5

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 6

show storm-control [ interface-id ] [ broadcast | multicast | unicast ]

指定したトラフィック タイプについてインターフェイスに設定したストーム制御レベルを確認します。トラフィック タイプを入力しなかった場合は、ブロードキャスト ストーム制御設定が表示されます。

ステップ 7

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

ストーム制御をディセーブルにするには、 no storm-control { broadcast | multicast | unicast } level インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

次に、ポートでユニキャスト ストーム制御をイネーブルにし、上限抑制レベルを87%、下限抑制レベルを65%にする例を示します。

Switch# configure terminal

Switch(config)# interface fastethernet0/1

Switch(config-if)# storm-control unicast level 87 65

次に、ポートでブロードキャスト アドレス ストーム制御をイネーブルにし、レベルを20%にする例を示します。ブロードキャスト トラフィックが、トラフィック ストーム制御インターバル内のポートの使用可能な総帯域幅の設定レベルの20%を超えた場合、スイッチはトラフィック ストーム制御インターバルが終了するまでブロードキャスト トラフィックをすべて廃棄します。

Switch# configure terminal

Switch(config)# interface fastethernet0/1

Switch(config-if)# storm-control broadcast level 20

保護ポートの設定

一部のアプリケーションでは、同一スイッチのポート間でトラフィックが転送されないようにすることにより、あるネイバによって生成されたトラフィックを別のネイバが認識しないようにする必要があります。このような環境では、保護ポートを使用すれば、スイッチのポート間でユニキャスト、ブロードキャスト、またはマルチキャスト トラフィックの交換は行われません。

保護ポートには次のような機能があります。

保護ポートは、ほかの保護ポートにいかなるトラフィック(ユニキャスト、マルチキャスト、またはブロードキャスト)も転送しません。レイヤ2では、保護ポート間にデータ トラフィックを転送できません。PIMパケットのような制御トラフィックのパケットはCPUで処理されてからソフトウェアで転送されるため、これらのみが転送されます。保護ポート間を通過するすべてのデータ トラフィックは、レイヤ3デバイスを経由して転送する必要があります。
保護ポート/非保護ポート間の転送動作は、通常どおり行われます。
IEEE 802.1Qトランクでは、保護ポートがサポートされています。

デフォルトでは、保護ポートは定義されていません。

保護ポート機能は代替ブリッジングと併用できません。代替ブリッジングがイネーブルである場合、スイッチの1つの保護ポートから、別のVLAN内にある同じスイッチの別の保護ポートにパケットが転送される可能性があります。

MAC(メディア アクセス制御)アドレスが期限切れになったことや、スイッチによって学習されなかったことが原因で、非保護ポートからの不明のユニキャストまたはマルチキャスト トラフィックが保護ポートにフラッディングされることがあります。このような場合、保護ポートへのユニキャストまたはマルチキャスト トラフィックのフラッディングを防止するには、switch port block unicast および switchport block multicast インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

物理インターフェイスまたはEtherChannelグループに保護ポートを設定できます。ポート チャネルについて保護ポートをイネーブルにすると、ポート チャネル グループ内の全ポートがイネーブルになります。

ポートを保護ポートとして定義するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

説明

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface interface-id

設定するインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

switchport protected

インターフェイスを保護ポートとして設定します。

ステップ 4

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 5

show interfaces interface-id switchport

設定を確認します。

ステップ 6

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

保護ポートをディセーブルにするには、 no switchport protected インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

次に、保護ポートとしてポートを設定する例を示します。

Switch# configure terminal

Switch(config)# interface fastethernet0/1

Switch(config-if)# switchport protected

Switch(config-if)# end

ポート ブロッキングの設定

デフォルトでは、宛先MACアドレスが不明のパケットは、すべてのポートにフラッディングされます。不明のユニキャストおよびマルチキャスト トラフィックが保護ポートに転送されると、セキュリティ上の問題が発生することがあります。

不明のユニキャストまたはマルチキャスト トラフィックがポート間で転送されないようにするため、不明のユニキャストまたはマルチキャスト パケットをブロックするようにポート(保護ポートまたは非保護ポート)を設定できます。

保護ポートでは、ユニキャストやマルチキャスト トラフィックのブロックは自動的にはイネーブルになりません。明示的に設定する必要があります。

インターフェイスでのフラッディング トラフィックのブロック

インターフェイスは物理インターフェイスまたはEtherChannelグループを指定できます。ポート チャネルのマルチキャストまたはユニキャスト トラフィックをブロックすると、ポート チャネル グループのすべてのポートでブロックされます。

マルチキャストおよびユニキャスト パケットのフラッディングをインターフェイスでディセーブルにするには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

説明

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface interface-id

設定するインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

switchport block multicast

ポートへの不明マルチキャストの転送をブロックします。

ステップ 4

switchport block unicast

ポートへの不明ユニキャストの転送をブロックします。

ステップ 5

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 6

show interfaces interface-id switchport

設定を確認します。

ステップ 7

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

インターフェイスをトラフィックがブロックされないデフォルトの状態に戻すには、 no switchport block { multicast | unicast }インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

次に、ポートでユニキャストおよびマルチキャスト フラッディングをブロックする例を示します。

Switch# configure terminal

Switch(config)# interface gigabitethernet0/1

Switch(config-if)# switchport block multicast

Switch(config-if)# switchport block unicast

Switch(config-if)# end

ポートでの通常の転送の再開

ポート上で通常の転送を再開するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

説明

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface interface-id

設定するインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

no switchport block multicast

ポートへの不明マルチキャストのフラッディングをイネーブルにします。

ステップ 4

no switchport block unicast

ポートへの不明ユニキャストのフラッディングをイネーブルにします。

ステップ 5

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 6

show interfaces interface-id switchport

設定を確認します。

ステップ 7

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

ポート セキュリティの設定

ポート セキュリティ機能を使用すると、ポートへのアクセスが許可されたステーションのMACアドレスを制限および識別してインターフェイスへの入力を制限できます。セキュア ポートにセキュアMACアドレスを割り当てると、ポートは、定義されたアドレス グループ以外の送信元アドレスを持つパケットを転送しません。

ここでは、次の内容について説明します。

ポート セキュリティの概要
ポート セキュリティのデフォルト設定
ポート セキュリティ設定時の注意事項
ポート セキュリティのイネーブル化と設定
ポート セキュリティ エージングのイネーブル化と設定

ポート セキュリティの概要

ここでは、次の内容について説明します。

セキュアMACアドレス
セキュリティ違反

セキュアMACアドレス

スイッチでは、次のタイプのセキュアMACアドレスを設定できます。

スタティック セキュアMACアドレス ― switchport port-security mac-address mac-address インターフェイス コンフィギュレーションを使用して手動で設定されます。これらはアドレス テーブルに格納され、スイッチの実行コンフィギュレーションに追加されます。
ダイナミック セキュアMACアドレス ― ダイナミックに学習されます。これらはアドレス テーブル内にのみ格納され、スイッチが再起動するときに削除されます。
固定( sticky )セキュアMACアドレス ― ダイナミックに学習または手動で設定されます。これらはアドレス テーブル内に格納され、実行コンフィギュレーションに追加されます。これらのアドレスがコンフィギュレーション ファイルに保存されている場合は、スイッチを再起動しても、インターフェイスはダイナミックな学習を再度行う必要はありません。固定セキュア アドレスは手動で設定できますが、この方法は推奨しません。

固定学習 をイネーブルにすると、ダイナミックMACアドレスを固定セキュアMACアドレスに変換し、それらを実行コンフィギュレーションに追加するように、インターフェイスを設定できます。固定学習をイネーブルにするには、 switchport port-security mac-address sticky インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを入力します。このコマンドを入力すると、インターフェイスはすべてのダイナミック セキュアMACアドレス(固定学習がイネーブルになる前にダイナミックに学習されたアドレスを含む)を、固定セキュアMACアドレスに変換します。

固定セキュアMACアドレスは、コンフィギュレーション ファイル(スイッチの再起動時に使用されるスタートアップ コンフィギュレーション)に、自動的には格納されません。コンフィギュレーション ファイルに固定セキュアMACアドレスが保存されている場合は、スイッチを再起動するときに、インターフェイスはこれらのアドレスを再学習する必要がありません。設定は保存しないと失われます。

固定学習がディセーブルの場合、固定セキュアMACアドレスはダイナミック セキュア アドレスに変換されて動作中のコンフィギュレーションから削除されます。

セキュア ポートまたはVLAN上の使用できるMACアドレスの最大数は、アクティブなSwitch Database Management(SDM)テンプレートによって決定されます。SDMテンプレートの設定については、 ユーザが選択した機能に対するシステム リソースの最適化 を参照してください。

セキュリティ違反

セキュリティ違反とは、次のいずれかの状況が発生したときです。

セキュアMACアドレスが最大数までアドレス テーブルに追加され、アドレス テーブルにないMACアドレスを持つステーションが、インターフェイスにアクセスしようとした場合。
あるセキュア インターフェイスで学習または設定されたアドレスが、同一VLAN内の別のセキュア インターフェイスで認識された場合。

違反発生時の対処方法に関して、次の3つの違反モードのいずれかにインターフェイスを設定できます。

protect ― セキュアMACアドレスの数がポートに許容された限界に達した場合、十分な数のセキュアMACアドレスを削除するまで、不明の送信元アドレスを持つパケットは廃棄されます。セキュリティ違反の発生は通知されません。

トランク ポート上の protect モードをイネーブルにしないでください。ポートがその最大制限値に達していない場合でも、いずれかのVLANが最大制限値に達すると、 protect モードにより学習がディセーブルになります。

restrict ― セキュアMACアドレスの数がポートに許容された限界に達した場合、十分な数のセキュアMACアドレスを削除するか、または許容されるアドレスの最大数を増やすまで、不明の送信元アドレスを持つパケットは廃棄されます。セキュリティ違反の発生は通知されません。具体的には、SNMPトラップが送信され、Syslogメッセージが記録され、違反カウンタが増加します。
shutdown ― このモードでは、ポートのセキュリティ違反が発生すると、インターフェイスが即座にエラーディセーブルになり、ポートLEDがオフになります。また、SNMPトラップを送信し、Syslogメッセージを記録し、違反カウンタが増加します。セキュア ポートがエラー ディセーブル ステートになった場合は、 errdisable recovery cause psecure-violation グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用することにより、ステートを変更できます。また、 shutdown および no shutdown インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを入力することにより、手動でポートをイネーブルに戻すこともできます。デフォルトはこのモードに設定されています。

表21-1 に、インターフェイスにポート セキュリティを設定した場合の、違反モードおよび動作を示します。

表21-1 セキュリティ違反モードの動作

違反モード

トラフィックの転送 1

SNMPトラップの送信

Syslog
メッセージの送信

エラー メッセージの表示 2

違反カウンタの増加

ポートの
シャットダウン

protect

なし

なし

なし

なし

なし

なし

restrict

なし

あり

あり

なし

あり

なし

shutdown

なし

あり

あり

なし

あり

あり

ポート セキュリティのデフォルト設定

表21-2 に、インターフェイスに対するポート セキュリティのデフォルト設定を示します。

表21-2 ポート セキュリティのデフォルト設定

機能

デフォルト設定

ポート セキュリティ

ディセーブル

セキュアMACアドレスの最大数

1

違反モード

shutdown

固定アドレス学習

ディセーブル

ポート セキュリティ エージング

ディセーブル。エージング タイムは0です。イネーブルの場合、デフォルトの type absolute になります。

ポート セキュリティ設定時の注意事項

ポート セキュリティの設定時は、次の注意事項に従ってください。

ポート セキュリティは、スタティック アドレス ポート、トランク ポート、またはIEEE 802.1Qトンネル ポート上でのみ設定できます。
セキュア ポートは、ダイナミック アクセス ポートにできません。
セキュア ポートは、Switched Port Analyzer(SPAN;スイッチド ポート アナライザ)の宛先ポートにできません。
セキュア ポートは、Fast EtherChannelやGigabit EtherChannelポート グループに属すことができません。

音声VLANがサポートされるのは、アクセス ポートのみです。設定で許可されている場合でも、トランク ポートではサポートされません。

音声VLANも設定されたインターフェイス上でポート セキュリティをイネーブルにする場合は、ポート上で許可されるセキュア アドレスの最大数を2にして、さらにアクセスVLANに許可されているセキュア アドレスの最大数を加えます。ポートがCisco IP Phoneに接続されている場合、IP Phoneには最大で2つのMACアドレスが必要になります。IP Phoneアドレスは音声VLAN上で学習されますが、アクセスVLAN上で学習される場合もあります。PCをIP Phoneに接続する場合、追加のMACアドレスが必要になります。
インターフェイスのセキュア アドレスの最大値として入力した値が古い値よりも大きい場合、新しい値が古い設定値よりも優先されます。新しい値が古い値よりも小さく、インターフェイスに設定されたセキュア アドレス数が新しい値を超えている場合、コマンドは拒否されます。
スイッチでは、固定セキュアMACアドレスのポート セキュリティ エージングをサポートしません。

表21-3 は、ポート セキュリティとポートに設定されている他の機能との互換性を要約したものです。

表21-3 ポート セキュリティとCatalyst 3550の他の機能との互換性

ポートのタイプ

ポート セキュリティとの互換性

DTP 3 ポート 4

なし

トランク ポート

あり

ダイナミック アクセス ポート 5

なし

ルーテッド ポート

なし

SPAN送信元ポート

あり

SPAN宛先ポート

なし

EtherChannel

なし

トンネリング ポート

あり

保護ポート

あり

IEEE 802.1Xポート

あり

音声VLANポート 6

あり

IPソース ガード

あり

ダイナミックAddress Resolution Protocol(ARP;アドレス解決プロトコル)検査

あり

Flex Link

あり

ポート セキュリティのイネーブル化と設定

ポートへのアクセスが許可されたステーションのMACアドレスを制限および識別する方法でインターフェイスへの入力を制限するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

説明

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface interface-id

設定するインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

switchport mode { access | trunk }

インターフェイス スイッチポート モードをaccessまたはtrunkに設定します。デフォルト モード(dynamic auto)のインターフェイスは、セキュア ポートとして設定できません。

ステップ 4

switchport voice vlan vlan-id

ポートで音声VLANをイネーブルにします。

vlan-id ― 音声トラフィックに使用するVLANを指定します。

ステップ 5

switchport port-security

インターフェイスでポート セキュリティをイネーブルにします。

ステップ 6

switchport port-security [maximum value [vlan {vlan-list | {access | voice}}]]

(任意)インターフェイスについてセキュアMACアドレスの最大数を設定します。使用できるアドレスの最大数は、アクティブなSDMテンプレートにより決定されます。デフォルト値は1です。

(任意) vlan ― VLAN単位の最大値を設定します。

vlan キーワードを入力したあと、次のオプションを1つ入力します。

vlan-list ― トランク ポートで、ハイフンで区切られたVLAN範囲、またはカンマで区切られた一連のVLAN上のVLAN単位の最大値を設定できます。VLANが指定されていない場合は、VLAN単位の最大値が使用されます。
access ― アクセス ポートで、VLANをアクセスVLANとして設定します。
voice ― アクセス ポートで、VLANを音声VLANとして設定します。

(注) voiceキーワードは、音声VLANがポートに設定され、そのポートがアクセスVLANでない場合のみ、使用できます。

ステップ 7

switchport port-security violation { protect | restrict | shutdown }

(任意)違反モード、セキュリティ違反検出時の対処方法を次のいずれかで設定します。

protect ― ポート セキュアMACアドレスの数がポートに許容された最大限度に達した場合、十分な数のセキュアMACアドレスを削除して最大値以下にする、またはアドレスの最大許容数を増やすまで、不明の送信元アドレスを持つパケットは廃棄されます。セキュリティ違反の発生は通知されません。

(注) トランク ポートにprotectモードを設定しないでください。ポートがその最大制限値に達していない場合でも、いずれかのVLANが最大制限値に達すると、protectモードにより学習がディセーブルになります。

restrict ― セキュアMACアドレスの数がポートに許容された限界に達した場合、十分な数のセキュアMACアドレスを削除する、または許容されるアドレスの最大数を増やすまで、不明の送信元アドレスを持つパケットは廃棄されます。SNMPトラップが送信され、Syslogメッセージが記録され、違反カウンタが増加します。
shutdown ― ポート セキュリティ違反が発生すると、インターフェイスはエラーディセーブル ステートになって、ポートLEDが消灯します。SNMPトラップが送信され、Syslogメッセージが記録され、違反カウンタが増加します。

(注) セキュア ポートがエラー ディセーブル ステートになった場合は、 errdisable recovery cause psecure-violation グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用することにより、ステートを変更できます。また、 shutdown および no shutdown インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを入力することにより、手動でポートをイネーブルに戻すこともできます。

ステップ 8

switchport port-security [mac-address mac-address [vlan { vlan-id | {access | voice}}]

(任意)インターフェイスのセキュアMACアドレスを入力します。このコマンドを使用してセキュアMACアドレスの最大数を入力できます。最大数より少ないセキュアMACアドレス数を設定すると、残りのMACアドレスはダイナミックに学習されます。

(注) このコマンドを入力したあとに固定学習をイネーブルにすると、ダイナミックに学習されたセキュア アドレスが固定セキュアMACアドレスに変換されて、実行コンフィギュレーションに追加されます。

(任意) vlan ― VLAN単位の最大値を設定します。

vlan キーワードを入力したあと、次のオプションを1つ入力します。

vlan-id ― トランク ポートで、VLAN IDとMACアドレスを指定できます。VLAN IDが指定されていない場合は、ネイティブVLANが使用されます。
access ― アクセス ポートで、VLANをアクセスVLANとして設定します。
voice ― アクセス ポートで、VLANを音声VLANとして設定します。

(注) voiceキーワードは、音声VLANがポートに設定され、そのポートがアクセスVLANでない場合のみ、使用できます。

ステップ 9

switchport port-security mac-address sticky

(任意)インターフェイスで固定学習をイネーブルにします。

ステップ 10

switchport port-security mac-address sticky [mac-address | vlan {vlan-id | {access | voice}}]

(任意)固定セキュアMACアドレスを入力します。必要に応じて、このコマンドを繰り返し入力します。セキュアMACアドレス数を最大値より少なく設定する場合、残りのMACアドレスはダイナミックに学習され、固定セキュアMACアドレスに変換され、実行コンフィギュレーションに追加されます。

(注) このコマンドを入力する前に固定学習をイネーブルにしておかないと、エラー メッセージが表示され、固定セキュアMACアドレスを入力できません。

(任意) vlan ― VLAN単位の最大値を設定します。

vlan キーワードを入力したあと、次のオプションを1つ入力します。

vlan-id ― トランク ポートで、VLAN IDとMACアドレスを指定できます。VLAN IDが指定されていない場合は、ネイティブVLANが使用されます。
access ― アクセス ポートで、VLANをアクセスVLANとして設定します。
voice ― アクセス ポートで、VLANを音声VLANとして設定します。

(注) voiceキーワードは、音声VLANがポートに設定され、そのポートがアクセスVLANでない場合のみ、使用できます。

ステップ 11

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 12

show port-security

設定を確認します。

ステップ 13

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

インターフェイスをデフォルトの非セキュア ポートに戻すには、 no switchport port-security インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。固定学習がイネーブルの場合にこのコマンドを入力すると、固定学習アドレスは実行コンフィギュレーション内に残りますが、アドレス テーブルからは削除されます。ここで、すべてのアドレスがダイナミックに学習されます。

インターフェイスのセキュアMACアドレス数をデフォルトに戻すには、 no switchport port-security maximum value インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

違反モードをデフォルトのshutdownモードに戻すには、 no switchport port-security violation { protect | restrict }インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

固定学習をディセーブルにするには、 no switchport port-security mac-address sticky インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを実行します。インターフェイスは固定セキュアMACアドレスをダイナミック セキュア アドレスに変換します。

アドレス テーブルからスタティック セキュアMACアドレスを削除するには、 clear port-security configured address mac-address イネーブルEXECコマンドを使用します。インターフェイスまたはVLAN上のすべてのスタティック セキュアMACアドレスを削除するには、 clear port-security configured interface interface-id イネーブルEXECコマンドを使用します。

アドレス テーブルからダイナミック セキュアMACアドレスを削除するには、 clear port-security dynamic address mac-address イネーブルEXECコマンドを使用します。インターフェイスまたはVLAN上のすべてのダイナミック アドレスを削除するには、 clear port-security dynamic interface interface-id イネーブルEXECコマンドを使用します。

アドレス テーブルから固定セキュアMACアドレスを削除するには、 clear port-security sticky address mac-address イネーブルEXECコマンドを使用します。インターフェイスまたはVLAN上のすべての固定アドレスを削除するには、 clear port-security sticky interface interface-id イネーブルEXECコマンドを使用します。

次に、ポートでセキュリティをイネーブルにし、セキュア アドレスの最大数を50に設定する例を示します。違反モードはデフォルト設定、スタティック セキュアMACアドレスは設定なし、固定学習はイネーブルにします。

Switch# configure terminal

Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.

Switch(config)# interface fastethernet0/1

Switch(config-if)# switchport mode access

Switch(config-if)# switchport port-security

Switch(config-if)# switchport port-security maximum 50

Switch(config-if)# switchport port-security mac-address sticky

Switch(config-if)# end

次に、ポートにスタティック セキュアMACアドレスを設定し、固定学習をイネーブルにする例を示します。

Switch# configure terminal

Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.

Switch(config)# interface fastethernet0/2

Switch(config-if)# switchport mode access

Switch(config-if)# switchport port-security

Switch(config-if)# switchport port-security mac-address 0000.02000.0004

Switch(config-if)# switchport port-security mac-address sticky

Switch(config-if)# end

次に、ポートのVLAN 5で、セキュアMACアドレスの最大数を8に設定する例を示します。

Switch(config-if)# switchport port-security maximum 8 vlan 5

Switch(config-if)# end

次に、ポート上で固定ポート セキュリティをイネーブルにし、データVLANおよび音声VLANにMACアドレスを手動で設定し、セキュア アドレスの最大数の合計を20に設定する例を示します(うち10はデータVLAN、10は音声VLAN用です)。

Switch(config)# interface FastEthernet1/0/1

Switch(config-if)# switchport access vlan 21

Switch(config-if)# switchport mode access

Switch(config-if)# switchport voice vlan 22

Switch(config-if)# switchport port-security

Switch(config-if)# switchport port-security maximum 20

Switch(config-if)# switchport port-security violation restrict

Switch(config-if)# switchport port-security mac-address sticky

Switch(config-if)# switchport port-security mac-address sticky 0000.0000.0002

Switch(config-if)# switchport port-security mac-address 0000.0000.0003

Switch(config-if)# switchport port-security mac-address sticky 0000.0000.0001 vlan voice

Switch(config-if)# switchport port-security mac-address 0000.0000.0004 vlan voice

Switch(config-if)# switchport port-security maximum 10 vlan access

Switch(config-if)# switchport port-security maximum 10 vlan voice

ポート セキュリティ エージングのイネーブル化と設定

ポート セキュリティ エージングを使用すると、ポート上のスタティックおよびダイナミック セキュア アドレスにエージング タイムを設定できます。ポートごとに2種類のエージングがサポートされています。

absolute ― ポートのセキュア アドレスは、指定のエージング タイムの経過後、削除されます。
inactivity ― ポートのセキュア アドレスが削除されるのは、指定したエージング タイムの間、そのセキュア アドレスが非アクティブであった場合だけです。

この機能を使用すると、既存のセキュアMACアドレスを手動で削除しなくても、セキュア ポートでPCの削除や追加を実行でき、ポートのセキュア アドレスの数を制限することもできます。また、スタティックに設定されたセキュア アドレスのエージングについても、ポート単位でイネーブルまたはディセーブルに設定できます。

ポート セキュリティのエージング タイムを設定するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

説明

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface interface-id

ポート セキュリティのエージングをイネーブルにするポートを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

(注) スイッチでは、固定セキュア アドレスのポート セキュリティ エージングをサポートしません。

ステップ 3

switchport port-security aging { static | time time | type { absolute | inactivity} }

セキュア ポートのスタティック エージングをイネーブルまたはディセーブルにするか、またはエージング タイムやタイプを設定します。

このポートに、スタティックに設定されたセキュア アドレスのエージングをイネーブルにする場合は、 static を入力します。

time には、このポートのエージング タイムを指定します。指定できる範囲は0〜1440分です。この値を0に設定すると、このポートのエージングはディセーブルになります。

type には、次のキーワードのいずれかを1つ選択します。

absolute ― エージング タイプをabsoluteに設定します。このポートのセキュア アドレスはすべて、指定した時間(分単位)が経過すると期限切れになり、セキュア アドレス リストから削除されます。

(注) absoluteエージング タイムは、システム タイマーの順序に従って1分ごとに変わります。

inactivity ― エージングのタイプをinactivityに設定します。このポートのセキュア アドレスが期限切れになるのは、指定した時間中にセキュア ソース アドレスからのデータ トラフィックを受信しなかった場合だけです。

ステップ 4

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 5

show port-security [ interface interface-id ] [ address ]

設定を確認します。

ステップ 6

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

ポート上のすべてのセキュア アドレスに対してポート セキュリティ エージングをディセーブルにするには、no switchport port-security aging time インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。スタティックに設定されたセキュア アドレスに対してだけエージングをディセーブルにするには、no switchport port-security aging static インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

次の例では、ポートのセキュア アドレスのエージング タイムを2時間に設定する方法を示します。

Switch(config)# interface fastethernet0/1

Switch(config-if)# switchport port-security aging time 120

次の例では、エージング タイムを2分に設定し、エージング タイプをinactivityにして、このインターフェイスに設定されたセキュア アドレスのエージングをイネーブルにする方法を示します。

Switch(config-if)# switchport port-security aging time 2

Switch(config-if)# switchport port-security aging type inactivity

Switch(config-if)# switchport port-security aging static

設定したコマンドを確認するには、 show port-security interface interface-id イネーブルEXECコマンドを入力します。

ポートベースのトラフィック制御設定の表示

show interfaces interface-id switchport イネーブルEXECコマンドを使用すると、(各種の特性とともに)インターフェイスのトラフィック抑制および制御の設定が表示されます。 show storm-control および show port-security イネーブルEXECコマンドを使用すると、それぞれストーム制御とポート セキュリティ設定が表示されます。

トラフィック制御情報を表示するには、 表21-4 に示す1つまたは複数のイネーブルEXECコマンドを使用します。

表21-4 トラフィック制御のステータスと設定表示用のコマンド

コマンド

説明

show interfaces [interface-id] switchport

すべてのスイッチング(非ルーティング)ポートまたは指定したポートについて、管理ステータスまたは動作ステータスを表示します(ポート ブロッキング、ポート保護設定など)。

show storm-control [ interface-id ] [ broadcast | multicast | unicast ]

すべてのインターフェイスまたは指定したインターフェイスについて、指定したトラフィック タイプ(指定されていない場合はブロードキャスト トラフィック)のストーム制御抑制レベルを表示します。

show port-security [ interface interface-id ]

スイッチまたは指定したインターフェイスのポートのセキュリティ設定を表示します。各インターフェイスのセキュアMACアドレスの最大数、インターフェイスのセキュアMACアドレス数、発生したセキュリティ違反数、違反モードなどが含まれます。

show port-security [ interface interface-id ] address

すべてのスイッチ インターフェイスまたは指定したインターフェイスについて、設定されたすべてのセキュアMACアドレスと、各アドレスのエージング情報を表示します。

show port-security [ interface interface-id ] vlan

各VLANのセキュアMACアドレスの最大許容数およびVLAN上のセキュアMACアドレス数を表示します。


1.

十分な数のセキュアMACアドレスを削除するまで、送信元アドレスが不明のパケットは廃棄されます。

2.

セキュリティ違反の原因となるアドレスを手動で設定すると、スイッチはエラー メッセージを返します。

3.

DTP = Dynamic Trunking Protocol(ダイナミック トランキング プロトコル)

4.

switchport mode dynamic インターフェイス コンフィギュレーション コマンドが設定されたポート

5.

switchport access vlan dynamic インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを設定したVLAN Query Protocol(VQP)ポート

6.

ポート上で許可されるセキュア アドレスの最大数を2にして、さらにアクセスVLANに許可されているセキュア アドレスの最大数を加える必要があります。




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