
この章では、Catalyst 3550スイッチにおける各種インターフェイスのタイプとその設定方法について説明します。この章の内容は次のとおりです。
ここでは、各種インターフェイス タイプの設定に関する詳細情報が記載された章についても述べながら、スイッチによってサポートされるこれらのインターフェイス タイプについて説明します。また、物理インターフェイス特性の設定手順についても説明します。
VLAN(仮想LAN)は、ユーザの物理的な位置に関係なく、機能、チーム、またはアプリケーションによって論理的に分割されたスイッチド ネットワークです。VLANの詳細については、VLANの設定を参照してください。ポートで受信したパケットが転送されるのは、その受信ポートと同じVLANに属するポートに限られます。異なるVLAN上のネットワーク デバイスは、VLAN間でトラフィックをルーティングするレイヤ3のデバイスがなければ、お互いに通信することができません。
VLANに分割することによりVLAN内でトラフィックに対する堅固なファイアウォールを実現します。また、各VLANには固有のMACアドレス テーブルがあります。VLANが認識されるのは、ローカル ポートがVLANに対応するように設定されたとき、VLAN Trunk Protocol(VTP;VLANトランキング プロトコル)がトランク上のネイバからその存在を学習するとき、ユーザがVLANを作成するとき、のいずれかです。
標準範囲(VLAN IDが1〜1005)のVLANを設定するには、vlanvlan-idグローバル コンフィギュレーション コマンドを使用してconfig-vlanモードを開始するか、vlan databaseイネーブルEXECコマンドを使用してVLANコンフィギュレーション モードを開始します。VLAN IDが1〜1005のVLANの設定は、VLANデータベースに保存されます。拡張範囲(VLAN IDが1006〜4094)のVLANを設定するには、トランスペアレントに設定したVTPモードでconfig-vlanモードを使用する必要があります。拡張範囲VLANは、VLANデータベースに追加されません。VTPモードがトランスペアレントな場合は、VTPおよびVLANコンフィギュレーションはスイッチの実行コンフィギュレーションに保存されます。また、copy running-config startup-configイネーブルEXECコマンドを実行することにより、スイッチのスタートアップ コンフィギュレーション ファイルに保存できます。
switchportインターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用すると、VLANにポートが追加されます。
スイッチ ポートは、物理ポートに対応づけられたレイヤ2専用インターフェイスです。スイッチ ポートは、アクセス ポート、トランク ポート、またはトンネル ポートです。ポートは、アクセス ポートまたはトランク ポートに設定できます。また、ポート単位でDynamic Trunking Protocol(DTP)を稼働させ、リンクのもう一端のポートとネゴシエーションすることでスイッチ ポートがアクセス ポートまたはトランク ポートのいずれとなるかを決定できます。トンネル ポートは、802.1Qトランク ポートに接続する非対称リンクの一部として手動で設定する必要があります。スイッチ ポートは物理インターフェイスおよび対応レイヤ2プロトコルの管理に使用し、ルーティングやブリッジングは処理しません。
スイッチ ポートは、switchportインターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して設定します。アクセス ポートおよびトランク ポートの特性の設定については、VLANの設定を参照してください。トンネル ポートについては、802.1Qおよびレイヤ2プロトコル トンネリングの設定を参照してください。
アクセス ポートは、1つのVLANにのみ所属し、そのVLANのトラフィックのみを搬送します(音声VLANポートとして設定される場合を除く)。トラフィックは、VLANタギングなしのネイティブ フォーマットで送受信されます。アクセス ポートに着信したトラフィックは、ポートに割り当てられたVLANに所属するとみなされます。アクセス ポートがポートに割り当てられたVLAN向けのタグ付きパケット(Inter Switch Link[ISL;スイッチ間リンク]または802.1Qタグ付き)を受信すると、そのパケットは転送されます。アクセス ポートが別のVLAN向けのタグ付きのパケットを受信した場合、パケットは廃棄され、送信元アドレスは学習されず、フレームは宛先なしの統計情報としてカウントされます。
また、Cisco IP Phoneに接続されたデバイスからの音声トラフィックおよびデータ トラフィック用に別々のVLANを使用するようにアクセス ポートを設定することもできます。音声VLANの詳細については、音声VLANの設定を参照してください。
トランク ポートは複数のVLANのトラフィックを搬送し、デフォルトではVLANデータベース内のすべてのVLANのメンバーです。2種類のトランク ポートがサポートされています。
デフォルトでは、トランク ポートは、VTPに認識されているすべてのVLANのメンバーですが、トランク ポートごとにVLANの許可リストを設定して、VLANメンバーシップを制限できます。許可VLANのリストは、その他のポートには影響を与えませんが、対応トランク ポートには影響を与えます。デフォルトでは、予想されるすべてのVLAN(VLAN ID 1〜4094)は、許可リスト内にあります。トランク ポートは、VTPがVLANを認識し、VLANがイネーブル状態にある場合に限り、VLANのメンバーになることができます。VTPが新しいイネーブルVLANを認識し、そのVLANがトランク ポートの許可リストに登録されている場合、トランク ポートは自動的にそのVLANのメンバーになり、トラフィックはそのVLANのトランク ポート間で転送されます。VTPが、VLANのトランク ポートの許可リストに登録されていない、新しいイネーブルVLANを認識した場合、ポートはそのVLANのメンバーにはならず、そのVLANのトラフィックはそのポート間で転送されません。
トランク ポートの詳細については、VLANの設定を参照してください。
トンネル ポートは802.1Qトンネリングで使用され、サービス プロバイダー ネットワークのカスタマーのトラフィックを同一のVLAN上にいると思われる別のカスタマーのものと分離します。サービス プロバイダーのエッジ スイッチのトンネル ポートからカスタマー スイッチの802.1Qトランク ポートに非対称リンクを設定します。エッジ スイッチのトンネル ポートに入るパケットは、カスタマーVLANですでに802.1Qのタグ付きとなっていますが、VLAND IDを格納した別のレイヤの802.1Qタグ(メトロ タグ)でカプセル化されます。このVLAND IDは、カスタマーごとにサービス プロバイダー ネットワークで一意です。この二重タグ付きパケットは、元のカスタマーのVLANがほかのカスタマーVLANと分離したままでサービス プロバイダー ネットワークを通過します。発信インターフェイス、また、トンネル ポートでも、メトロ タグは削除され、カスタマー ネットワークからの元のVLAN番号が取得されます。
トンネル ポートはトランク ポートやアクセス ポートにはできません。また、カスタマーごとに1つのVLANに所属する必要があります。
トンネル ポートの詳細については、802.1Qおよびレイヤ2プロトコル トンネリングの設定を参照してください。
Switch Virtual Intertface(SVI;スイッチ仮想インターフェイス)は、スイッチ ポートのVLANを、システムのルーティング機能またはブリッジング機能に対する1つのインターフェイスとして表します。1つのVLANに対応づけできるのは1つのSVIだけですが、VLAN間でルーティングする場合、VLAN間でルーティングできないプロトコルを代替ブリッジングする場合、またはスイッチとIPホストの接続を行う場合のみ、VLANにSVIを設定する必要があります。デフォルトでは、SVIはデフォルトVLAN(VLAN 1)用に作成され、リモート スイッチの管理を可能にします。追加のSVIは明示的に設定する必要があります。レイヤ2モードでは、SVIはシステムにしかIPホスト接続を行いません。レイヤ3モードでは、SVI全体にルーティングを設定できます。
SVIは、VLANインターフェイスに対してvlanインターフェイス コンフィギュレーション コマンドを実行した際に初めて作成されます。VLANは、ISLまたは802.1Qカプセル化トランク上のデータ フレームに関連づけられたVLANタグ、あるいはアクセス ポート用に設定されたVLAN IDに対応します。トラフィックをルーティングするそれぞれのVLANに対してVLANインターフェイスを設定し、IPアドレスを割り当ててください。詳細については、レイヤ3インターフェイスでのIPアドレスの設定を参照してください。
SVIは、ルーティング プロトコルとブリッジング設定をサポートします。IPルーティング設定の詳細については、IPユニキャスト ルーティングの設定、IPマルチキャスト ルーティングの設定および代替ブリッジングの設定を参照してください。
ルーテッド ポートは物理ポートであり、ルータ上にあるポートのように動作しますが、ルータに接続されている必要はありません。ルーテッド ポートは、アクセス ポートとは異なり、特定のVLANに対応づけられていません。VLANサブインターフェイスをサポートしない点を除けば、通常のルータ インターフェイスのように動作します。ルーテッド ポートは、レイヤ3ルーティング プロトコルで設定できます。
ルーテッド ポートを設定するには、no switchportインターフェイス コンフィギュレーション コマンドでインターフェイスをレイヤ3モードにします。次に、ポートにIPアドレスを割り当て、ルーティングをイネーブルにし、ip routingおよびrouter protocolグローバル コンフィギュレーション コマンドを使用してルーティング プロトコルの特性を指定します。
設定できるルーテッド ポートおよびSVIの数は、ソフトウェアによって制限されません。ただし、この数と設定されているその他の機能の数との相互関係によっては、ハードウェア上の制限のためCPUの利用率に影響を与える可能性があります。機能の組み合わせの詳細については、ユーザが選択した機能に対するシステム リソースの最適化を参照してください。
IPユニキャストおよびマルチキャストのルーティングおよびルーティング プロトコルの詳細については、IPユニキャスト ルーティングの設定およびIPマルチキャスト ルーティングの設定を参照してください。
EtherChannelポート グループは、複数のスイッチ ポートを1つのスイッチ ポートとして取り扱うことができます。このようなポート グループは、スイッチ間、またはスイッチおよびサーバ間で広帯域接続を行う単一論理ポートとして動作します。EtherChannelは、チャネルのリンク全体でトラフィックの負荷のバランスをとります。EtherChannel内のリンクで障害が発生した場合は、障害が発生したリンクで搬送されていたトラフィックが残りのリンクに変更されます。複数のトランク ポートを1つの論理トランク ポートに、複数のアクセス ポートを1つの論理アクセス ポートに、複数のトンネル ポートを1つの論理トンネル ポート、または複数のルーテッド ポートを1つの論理ルーテッド ポートにまとめることができます。ほとんどのプロトコルは単一または集約スイッチ ポートで動作し、ポート グループ内の物理ポートを認識しません。例外は、DTP、Cisco Discovery Protocol(CDP)、およびPort Aggregation Protocol(PAgP)で、物理ポートでしか動作しません。
EtherChannelを設定するとき、ポートチャネル論理インターフェイスを作成し、EtherChannelにインターフェイスを割り当てます。レイヤ3インターフェイスの場合は、interface port-channelグローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して手動で論理インターフェイスを作成します。レイヤ2インターフェイスの場合は、論理インターフェイスはダイナミックに作成されます。レイヤ3およびレイヤ2の両方のインターフェイスでは、channel-groupインターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、手動でEtherChannelにインターフェイスを割り当てます。このコマンドは物理および論理ポートを結合します。詳細については、EtherChannelの設定を参照してください。
単一VLAN内のデバイスは、スイッチを介して直接通信できます。異なるVLANのポートは、ルーティング デバイスまたはルーテッド インターフェイスを介さなければデータを交換できません。
標準のレイヤ2スイッチを使用すると、異なるVLANのポートは、ルータを通じて情報を交換する必要があります。レイヤ2スイッチによるVLANの接続に示す構成では、VLAN 20のホストAがVLAN 30のホストBにデータを送信する場合、まずホストAからスイッチ、ルータへ送信し、さらにスイッチに戻ってからホストBへ送信しなければなりません。
ルーティングがイネーブルに設定されたCatalyst 3550スイッチを使用することにより、IPアドレスを割り当てたSVIでVLAN 20およびVLAN 30をそれぞれ設定すると、外部ルータを使用せずに、Catalyst 3550スイッチを介してパケットをホストAからホストBに直接送信できます(Catalyst 3550マルチレイヤ スイッチによるVLANの接続を参照)。
EMI搭載のCatalyst 3550スイッチは、インターフェイス間のトラフィック転送の方式として、ルーティングおよび代替ブリッジングという2つの方式をサポートします。SMIは基本的なルーティング(スタティック ルーティングおよびRIP)のみをサポートします。高いパフォーマンスを維持するため、可能な場合は常にスイッチ ハードウェアによって転送を行います。ただし、ハードウェア内をルーティングできるのは、イーサネットIIカプセル化機能を備えたIPv4パケットのみです。残りのタイプのトラフィックは、すべてハードウェアによって代替ブリッジングすることができます。
インターフェイスの範囲を設定できます(一定範囲のインターフェイスの設定を参照)。
物理インターフェイス(ポート)を設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始し、インターフェイスのタイプ、スロット、番号を指定します。
スイッチのインターフェイスの位置を物理的に確認することで、物理インターフェイスを識別できます。Cisco IOSのshowイネーブルEXECコマンドを使用して、スイッチの特定のインターフェイスまたはすべてのインターフェイスに関する情報を表示することもできます。以降、この章では、主に物理インターフェイスの設定手順について説明します。
以下の一般手順は、すべてのインターフェイス設定プロセスに当てはまります。
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Switch(config)# interface gigabitethernet0/1
interface rangeまたはinterface range macroグローバル コンフィギュレーション コマンドを使用すると、一定範囲のインターフェイスを設定することもできます。ある範囲内で設定したインターフェイスは、同じタイプであり、同じ機能オプションで設定しなければなりません。
show interfacesイネーブルEXECコマンドを使用して、スイッチのまたはスイッチ用に設定されたすべてのインターフェイスのリストを表示します。デバイスがサポートする各インターフェイスまたは指定されたインターフェイスのレポートが出力されます。
interface rangeグローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、同じコンフィギュレーション パラメータを持つ複数のインターフェイスを設定できます。インターフェイス レンジ コンフィギュレーション モードを開始すると、このモードを終了するまで、入力されたすべてのコマンド パラメータはその範囲内の全インターフェイスに対するものとみなされます。
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設定するインターフェイスの範囲(VLANまたは物理ポート)を入力することによって、インターフェイス レンジ コンフィギュレーション モードを開始します。
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ここで、通常のコンフィギュレーション コマンドを使用して、範囲内のすべてのインターフェイスにコンフィギュレーション パラメータを設定できます。 |
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interface rangeグローバル コンフィギュレーション コマンドを使用するときは、次の注意事項に留意してください。
次に、interface rangeグローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、インターフェイスFastEthernet 0/1〜0/5をイネーブルにする例を示します。
Switch(config)# interface range fastethernet0/1 - 5
Switch(config-if-range)# no shutdown
*Oct 6 08:24:35: %LINK-3-UPDOWN: Interface FastEthernet0/1, changed state to up
*Oct 6 08:24:35: %LINK-3-UPDOWN: Interface FastEthernet0/2, changed state to up
*Oct 6 08:24:35: %LINK-3-UPDOWN: Interface FastEthernet0/3, changed state to up
*Oct 6 08:24:35: %LINK-3-UPDOWN: Interface FastEthernet0/4, changed state to up
*Oct 6 08:24:35: %LINK-3-UPDOWN: Interface FastEthernet0/5, changed state to up
*Oct 6 08:24:36: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface FastEthernet0/05, changed state to up
*Oct 6 08:24:36: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface FastEthernet0/3, changed state to up
*Oct 6 08:24:36: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface FastEthernet0/4, changed state to up
次に、カンマを使用して別のインターフェイス タイプ ストリングを追加し、インターフェイスFastEthernet 0/1〜0/3のすべてと、インターフェイスGigabitEthernet 0/1および0/2の両方をイネーブルにする例を示します。
Switch(config)# interface range fastethernet0/1 - 3, gigabitethernet0/1 - 2
Switch(config-if-range)# no shutdown
*Oct 6 08:29:28: %LINK-3-UPDOWN: Interface FastEthernet0/1, changed state to up
*Oct 6 08:29:28: %LINK-3-UPDOWN: Interface FastEthernet0/2, changed state to up
*Oct 6 08:29:28: %LINK-3-UPDOWN: Interface FastEthernet0/3, changed state to up
*Oct 6 08:29:28: %LINK-3-UPDOWN: Interface GigabitEthernet0/1, changed state to up
*Oct 6 08:29:28: %LINK-3-UPDOWN: Interface GigabitEthernet0/2, changed state to up
*Oct 6 08:29:29: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface GigabitEthernet0/ 1, changed state to up
*Oct 6 08:29:29: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface FastEthernet0/ 2, changed state to up
*Oct 6 08:29:29: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface FastEthernet0/ 3, changed state to up
インターフェイス レンジ モードで複数のコンフィギュレーション コマンドを入力すると、各コマンドは入力された時点で実行されます。インターフェイス レンジ モードを終了した時点で、コマンドがバッチ処理されるわけではありません。コマンドの実行中にインターフェイス レンジ コンフィギュレーション モードを終了すると、一部のコマンドが範囲内のすべてのインターフェイスに対して実行されない場合もあります。コマンド プロンプトが再表示されるのを待ってから、インターフェイス レンジ コンフィギュレーション モードを終了してください。
インターフェイス レンジ マクロを作成して、自動的に設定用のインターフェイスの範囲を選択できます。interface range macroグローバル コンフィギュレーション コマンドでmacroキーワードを使用するには、まずdefine interface-rangeグローバル コンフィギュレーション コマンドでマクロを定義する必要があります。
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macro_nameと名付けたインターフェイス レンジ マクロに保存された値を使用して、設定するインターフェイス範囲を選択します。 |
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マクロを削除するには、no define interface-rangemacro_nameグローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。
defineinterface-rangeグローバル コンフィギュレーション コマンドを使用するときは、次の注意事項に留意してください。
次に、enet_listという名前のインターフェイス レンジ マクロを定義してポートFastEthernet 0/1〜0/4を選択し、マクロ設定を確認する例を示します。
Switch(config)# define interface-range enet_list fastethernet0/1 - 4
Switch# show running-config| include define
define interface-range enet_list FastEthernet0/1 - 4
次に、複数のタイプのインターフェイスを含むマクロmacro1を作成する例を示します。
Switch(config)# define interface-range macro1 gigabitethernet0/1 - 2, fastethernet0/5 - 7
次に、インターフェイス レンジ マクロenet_listに対するインターフェイス レンジ コンフィギュレーション モードを開始する例を示します。
Switch(config)# interface range macro enet_list
次に、インターフェイス レンジ マクロenet_listを削除し、処理を確認する例を示します。
Switch(config)# no define interface-range enet_list
Switch# show run | include define
ここでは、デフォルトのインターフェイス設定と、多くの物理インターフェイス上で設定できるオプションの機能について説明します。
イーサネット インターフェイスのデフォルト設定に、イーサネット インターフェイスのデフォルト設定を示します。表に示されているVLANパラメータの詳細については、VLANの設定を参照してください。また、ポートへのトラフィックの制御の詳細については、ポートベースのトラフィック制御の設定を参照してください。
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ギガビット イーサネット ポートのフロー制御は、receiveの場合はoff、sendの場合はdesiredに設定されます。10/100 Mb/sポートでは、sendは常にoffです。 |
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すべてのイーサネット ポートでディセーブルになっています。EtherChannelの設定を参照してください。 |
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ディセーブル(ブロックされていない)。ポート ブロッキングの設定を参照してください。 |
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ディセーブル。ストーム制御のデフォルト設定を参照してください。 |
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ディセーブル。保護ポートの設定を参照してください。 |
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ディセーブル。ポート セキュリティのデフォルト設定を参照してください。 |
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スイッチのイーサネット インターフェイスは、全二重または半二重モードのいずれかで、10、100、または1000 Mbpsで動作します。全二重モードでは、2つのステーションが同時に送受信できます。パケットが双方向に同時に流れると、有効なイーサネット帯域幅は10 Mbpsインターフェイスでは20 Mbps、ファスト イーサネット インターフェイスでは200 Mbps、ギガビット インターフェイスでは2 Gbpsと倍増します。全二重通信を行うと、多くの場合、イーサネット ネットワークの性能を低下させる主な原因であるコリジョンを解決できます。通常、10 Mbpsポートは半二重モードで動作します。つまり、10 Mbpsポートでは、ステーションは受信または送信のいずれかを交互に行います。
ファスト イーサネット(10/100 Mbps)およびギガビット イーサネット(10/100/1000 Mbps)インターフェイスではインターフェイス速度を設定できます。GBIC(ギガビット インターフェイス コンバータ)インターフェイスでは速度を設定できません。自動ネゴシエーションを設定されていない、すべてのファスト イーサネットまたはギガビット イーサネット インターフェイスではデュプレックス モードを設定できますが、GBICインターフェイスでは設定できません。
ここでは、インターフェイス速度とデュプレックス モードの設定について説明します。
インターフェイス速度とデュプレックス モードの設定時には、次の注意事項に留意してください。
物理インターフェイスに対して速度およびデュプレックス モードを設定するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。
インターフェイスをデフォルトの速度およびデュプレックス設定(自動ネゴシエーション)に戻すには、no speedおよびno duplexインターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。すべてのインターフェイス設定をデフォルトに戻すには、default interfaceinterface-idインターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。
次に、インターフェイスFastEthernet 0/3に対して、インターフェイス速度を10 Mbpsに、デュプレックス モードを半二重に設定する例を示します。
Switch(config)# interface fastethernet0/3
Switch(config-if)# duplex half
Catalyst 3550-24PWRスイッチは、接続されているCisco IP Phone、Cisco Aironet Access Point、IEEE Power Deviceの回路に電力がないことを検知すると、これらのデバイスへ自動的にインライン パワーを供給します。回路上に電力があると、スイッチは電力を供給しません。これらのデバイスに電力を供給せずインライン パワー検出をディセーブルにするようにCatalyst 3550-24PWRスイッチを設定することもできます。
初期化中に複数のリロードを必要とする特定のIEEE Power Deviceの場合、初期化中にスイッチに給電し続けるように遅延シャットダウン時間を設定します。遅延シャットダウン時間の設定に関する詳細については、このリリースのコマンド リファレンスを参照してください。
Cisco IP Phoneおよびアクセス ポイントにAC電源を接続して電力を供給することもできます。
接続されているCisco IP Phoneとの間でIP音声トラフィックを転送するスイッチ ポートの設定の詳細については、Cisco 7960 IP Phoneに接続するポートの設定を参照してください。
インライン パワー対応ポートでインライン パワーをイネーブルにするには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。
ポートで永続的にインライン パワーをディセーブルにするには、power inline neverインターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。
フロー制御により、接続しているイーサネット ポートは、輻輳しているノードがリンク動作をもう一方の端で一時停止できるようにすることによって、輻輳時のトラフィック レートを制御できます。あるポートで輻輳が発生し、トラフィックをそれ以上受信できない場合は、その状況が解消されるまで送信を停止するようにもう一方のポートに通知します。ローカル デバイスが自身の側の輻輳を検出したときは、リンクの相手方またはリモート デバイスにポーズ フレームを送信して輻輳を通知できます。リモート デバイスは、ポーズ フレームを受信するとデータ パケットの送信を停止し、その結果、輻輳によるデータ パケットの損失を防止できます。
フロー制御は、対称および非対称の2つの形式で実装できます。対称形式の実装はポイントツーポイント リンクに適し、非対称形式の実装はハブ/エンド ノード間接続に適しています。ハブ/エンド ノード間接続では、ハブがエンド システムを一時停止することが望ましく、その逆は適切ではありません。flowcontrolインターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、ポーズ フレームのreceive(受信)およびsend(送信)に対するインターフェイスの機能をon、off、またはdesiredに設定します。ギガビット イーサネット ポートのデフォルトのステートは、receive offおよびsend desiredです。ファスト イーサネット ポートのデフォルトのステートは、receive offおよびsend offです。
デバイスに設定されるフロー制御には、次の規則が適用されます。
フロー制御をディセーブルにするには、flowcontrolreceive offおよびflowcontrol send offインターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。
次に、インターフェイスGigabitEthernet 0/1でのすべてのフロー制御をオフにする例を示します。
Switch(config)# interface gigabitethernet0/1
Switch(config-if)# flowcontrol receive off
Switch(config-if)# flowcontrol send off
インターフェイスの機能に関する記述を追加することができます。記述は、show configuration、show running-config、およびshow interfacesコマンドの出力に表示されます。
記述を削除するには、no descriptionインターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。
次に、インターフェイスFastEthernet 0/4に関する記述を追加し、記述を確認する例を示します。
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Switch(config)# interface fastethernet0/4
Switch(config-if)# description Connects to Marketing
Switch# show interfaces fastethernet0/4 description
Interface Status Protocol Description
Fa0/4 up down Connects to Marketing
Catalyst 3550は、次に示す3種類のレイヤ3インターフェイスをサポートします。
EtherChannelポートについては、EtherChannelの設定を参照してください。
すべてのレイヤ3インターフェイスには、トラフィックをルーティングするためのIPアドレスが必要です。以下の手順は、レイヤ3インターフェイスとしてインターフェイスを設定する方法およびインターフェイスにIPアドレスを割り当てる方法を示します。
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interface {{fastethernet |gigabitethernet} interface-id} | {vlanvlan-id} | {port-channelport-channel-number} |
インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始し、レイヤ3インターフェイスとして設定するインターフェイスを入力します。 |
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インターフェイスのIPアドレスを削除するには、no ip addressインターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。
次に、インターフェイスをルーテッド ポートとして設定し、IPアドレスを割り当てる例を示します。
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Switch(config)# interface gigabitethernet0/2
Switch(config-if)# no switchport
Switch(config-if)# ip address 192.20.135.21 255.255.255.0
Switch(config-if)# no shutdown
次に、インターフェイスに関するshow ip interfaceイネーブルEXECコマンドの出力例を示します。
Switch# show ip interface gigabitethernet0/2
GigabitEthernet0/2 is up, line protocol is up
Internet address is 192.20.135.21/24
Broadcast address is 255.255.255.255
Address determined by setup command
Directed broadcast forwarding is disabled
ここでは、インターフェイスのモニタおよびメンテナンス作業について説明します。
イネーブルEXECプロンプトにコマンドを入力することによって、ソフトウェアおよびハードウェアのバージョン、コントローラのステータス、インターフェイスに関する統計情報などインターフェイスに関する情報が表示されます。インターフェイス用のshowコマンドに、このインターフェイス モニタ コマンドの一部を示します(イネーブルEXECプロンプトにshow ?と入力すると、すべてのshowコマンドのリストが表示されます)。このコマンドの詳細については、『Cisco IOS Interface Command Reference』Release 12.1を参照してください。
次に、すべてのインターフェイスのステータスを表示する例を示します。
Switch# show interfaces status
Port Name Status Vlan Duplex Speed Type
Gi0/1 connected routed a-full a-100 10/100/1000Base
Gi0/2 wce server 20.20.2 disabled routed auto auto 10/100/1000Base TX
Gi0/3 ip wccp web-cache notconnect routed auto auto 10/100/1000Base TX
Gi0/4 notconnect routed auto auto 10/100/1000Base TX
Gi0/5 notconnect routed auto auto 10/100/1000Base TX
Gi0/6 disabled routed auto auto 10/100/1000Base TX
Gi0/7 disabled routed auto auto 10/100/1000Base TX
Gi0/8 disabled routed auto 100 10/100/1000Base TX
Gi0/9 notconnect routed auto auto 10/100/1000Base TX
Gi0/10 notconnect routed auto auto 10/100/1000Base TX
Gi0/11 disabled routed auto auto unknown
Gi0/12 notconnect routed auto auto unknown
次に、スイッチング ポートFastEthernet 0/1のステータスを表示する例を示します。
Switch# show interfaces fastethernet 0/1 switchport
Administrative Mode: static access
Administrative Trunking Encapsulation: dot1q
Trunking Native Mode VLAN: 1 (default)
Unknown unicast blocked: disabled
Unknown multicast blocked: disabled
次に、インターフェイスFastEthernet 0/2の実行コンフィギュレーションを表示する例を示します。
Switch# show running-config interface fastethernet0/2
Current configuration : 131 bytes
追加のshow interfacesイネーブルEXECコマンドの例については、このリリースのコマンド リファレンス参照してください。
インターフェイス用のclearコマンドに、カウンタのクリアとインターフェイスのリセットに使用できるイネーブルEXECモードのclearコマンドを示します。
show interfacesイネーブルEXECコマンドによって表示されたインターフェイス カウンタをリセットするには、clear countersイネーブルEXECコマンドを使用します。オプションの引数が特定のインターフェイス番号から特定のインターフェイス タイプのみをクリアするように指定されている場合を除いて、clear countersコマンドは、インターフェイスから現在のインターフェイス カウンタをすべてクリアします。
次に、インターフェイスFastEthernet 0/5のカウンタをクリアしてリセットする例を示します。
Switch# clear counters fastethernet0/5
Clear "show interface" counters on this interface [confirm] y
*Sep 30 08:42:55: %CLEAR-5-COUNTERS: Clear counter on interface FastEthernet0/5
インターフェイスまたはシリアル回線をクリアしてリセットするには、clear interfaceまたはclear lineイネーブルEXECコマンドを使用します。ほとんどの場合、インターフェイスまたはシリアル回線に関するハードウェア ロジックをクリアする必要はありません。
次に、インターフェイスFastEthernet0/5をクリアしてリセットする例を示します。
Switch# clear interface fastethernet0/5
インターフェイスをシャットダウンすると、指定されたインターフェイスのすべての機能がディセーブルになり、使用不可能であることがすべてのモニタ コマンドの出力に表示されます。この情報は、すべてのダイナミック ルーティング プロトコルによってほかのネットワーク サーバに伝達されます。ルーティング更新の際には、このインターフェイスは一切考慮されません。
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interface {vlanvlan-id} | {{fastethernet | gigabitethernet} interface-id} | {port-channelport-channel-number} |
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インターフェイスを再起動するには、no shutdownインターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。
次に、インターフェイスFastEthernet 0/5をシャットダウンする例を示します。
Switch(config)# interface fastethernet0/5
*Sep 30 08:33:47: %LINK-5-CHANGED: Interface FastEthernet0/5, changed state to a administratively down
次に、インターフェイスFastEthernet 0/5を再度イネーブルにする例を示します。
Switch(config)# interface fastethernet0/5
Switch(config-if)# no shutdown
*Sep 30 08:36:00: %LINK-3-UPDOWN: Interface FastEthernet0/5, changed state to up
インターフェイスがディセーブルになっていることを確認するには、show interfacesイネーブルEXECコマンドを使用します。ディセーブル化されたインターフェイスは、show interfaceコマンド表示では、administratively downと表示されます。
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