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日本語マニュアル一覧
スイッチ
Catalyst 3550 シリーズ
Catalyst 3550 マルチレイヤ スイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Cisco IOS Release 12.2(25)SEC
はじめに
このマニュアルについて
図一覧
表一覧
概要
CLIの使用方法
スイッチのIPアドレスおよびデフォルト ゲートウェイの割り当て
IE2100 CNSエージェントの設定
スイッチのクラスタ設定
スイッチの管理
スイッチベースの認証の設定
IEEE 802.1Xポートベースの認証の設定
インターフェイス特性の設定
SmartPortマクロの設定
VLANの設定
VTPの設定
音声VLANの設定
IEEE 802.1Qおよびレイヤ2プロトコル トンネリングの設定
STPの設定
MSTPの設定
オプションのスパニングツリー機能の設定方法
DHCP機能の設定
ダイナミックARP検査の設定
IGMPスヌーピングおよびMVRの設定
ポートベースのトラフィック制御の設定
CDPの設定
UDLDの設定
SPANおよびRSPANの設定
RMONの設定
システム メッセージ ロギングの設定
SNMPの設定
ACLによるネットワーク セキュリティの設定
QoSの設定
EtherChannelの設定
IPユニキャスト ルーティングの設定
HSRPの設定
WCCPによるWebキャッシュ サービスの設定
IPマルチキャスト ルーティングの設定
MSDPの設定
代替ブリッジングの設定
トラブルシューティング
サポートされているMIB
Cisco IOSファイル システム、コンフィギュレーション ファイル、およびソフトウェア イメージの操作
Cisco IOS Release 12.2(25)SECでサポートされていないCLIコマンド

スイッチ
Catalyst 3550 マルチレイヤ スイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Cisco IOS Release 12.2(25)SEC

この章では、Catalyst 3550スイッチにおける各種インターフェイスのタイプとその設定方法について説明します。この章の内容は次のとおりです。

インターフェイス タイプの概要
interfaceコマンドの使用方法
イーサネット インターフェイスの設定
レイヤ3インターフェイスの設定
インターフェイスのモニタおよびメンテナンス

この章で使用するコマンドの構文および使用方法の詳細については、このリリースに対応するスイッチのコマンド リファレンス、およびオンラインで『 Cisco IOS Interface Command Reference 』Release 12.2を参照してください。

インターフェイス タイプの概要

ここでは、各種インターフェイス タイプの設定に関する詳細情報が記載された章についても述べながら、スイッチによってサポートされるこれらのインターフェイス タイプについて説明します。また、物理インターフェイス特性の設定手順についても説明します。

内容は次のとおりです。

ポートベースのVLAN
スイッチ ポート
SVI
ルーテッド ポート
EtherChannelポート グループ
PoEポート
インターフェイスの接続

ポートベースのVLAN

VLAN(仮想LAN)は、ユーザの物理的な位置に関係なく、機能、チーム、またはアプリケーションごとに論理的に分割されたスイッチド ネットワークです。VLANの詳細については、 第11章 「VLANの設定」 を参照してください。ポートで受信したパケットが転送されるのは、その受信ポートと同じVLANに属するポートに限られます。異なるVLAN上のネットワーク デバイスは、VLAN間でトラフィックをルーティングするレイヤ3のデバイスがなければ、お互いに通信できません。

VLANに分割することによりVLAN内でトラフィックに対する堅固なファイアウォールを実現します。また、各VLANには固有のMAC(メディア アクセス制御)アドレス テーブルがあります。VLANが認識されるのは、ローカル ポートがVLANに対応するように設定されたとき、VLAN Trunking Protocol(VTP;VLANトランキング プロトコル)がトランク上のネイバからその存在を学習するとき、ユーザがVLANを作成するとき、のいずれかです。

標準範囲(VLAN IDが1〜1005)のVLANを設定するには、 vlan vlan-id グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用してconfig-vlanモードを開始するか、 vlan database イネーブルEXECコマンドを使用してVLANコンフィギュレーション モードを開始します。VLAN IDが1〜1005のVLANの設定は、VLANデータベースに保存されます。拡張範囲(VLAN IDが1006〜4094)のVLANを設定するには、トランスペアレントに設定したVTPモードでconfig-vlanモードを使用する必要があります。拡張範囲VLANは、VLANデータベースに追加されません。VTPモードがトランスペアレントな場合は、VTPおよびVLANコンフィギュレーションはスイッチの実行コンフィギュレーションに保存されます。また、 copy running-config startup-config イネーブルEXECコマンドを実行することにより、スイッチのスタートアップ コンフィギュレーション ファイルにコンフィギュレーションを保存できます。

switchport インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用すると、VLANにポートが追加されます。

インターフェイスを特定します。
トランクポートには、トランク特性を設定し、必要に応じて、所属できるVLANを定義します。
アクセス ポートには、所属するVLANを設定して定義します。
トンネル ポートには、カスタマー固有のVLANタグのVLAN IDを設定して定義します。 第14章 「IEEE 802.1Qおよびレイヤ2プロトコル トンネリングの設定」 を参照してください。

スイッチ ポート

スイッチ ポートは、物理ポートに対応付けられたレイヤ2専用インターフェイスです。スイッチ ポートは、アクセス ポート、トランク ポート、またはトンネル ポートです。ポートは、アクセス ポートまたはトランク ポートに設定できます。また、ポート単位でDynamic Trunking Protocol(DTP;ダイナミック トランキング プロトコル)を稼働させ、リンクのもう一端のポートとネゴシエーションすることでスイッチ ポートがアクセス ポートまたはトランク ポートのいずれとなるかを決定できます。トンネル ポートは、IEEE 802.1Qトランク ポートに接続する非対称リンクの一部として手動で設定する必要があります。スイッチ ポートは物理インターフェイスおよび対応レイヤ2プロトコルの管理に使用し、ルーティングやブリッジングは処理しません。

スイッチ ポートは、 switchport インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して設定します。アクセス ポートおよびトランク ポートの特性の設定については、 第11章 「VLANの設定」 を参照してください。トンネル ポートについては、 第14章 「IEEE 802.1Qおよびレイヤ2プロトコル トンネリングの設定」 を参照してください。

アクセス ポート

アクセス ポートは、1つのVLANにのみ所属し、そのVLANのトラフィックのみを搬送します(音声VLANポートとして設定される場合を除く)。トラフィックは、VLANタギングなしのネイティブ フォーマットで送受信されます。アクセス ポートに着信したトラフィックは、ポートに割り当てられたVLANに所属するとみなされます。アクセス ポートがポートに割り当てられたVLAN向けのタグ付きパケット(ISL[スイッチ間リンク]またはIEEE 802.1Qタグ付き)を受信すると、そのパケットは転送されます。アクセス ポートが別のVLAN向けのタグ付きのパケットを受信した場合、パケットは廃棄され、送信元アドレスは学習されず、フレームは宛先なしの統計情報としてカウントされます。

2種類のアクセス ポートがサポートされています。

スタティック アクセス ポートは、手動でVLANに割り当てます。
ダイナミック アクセス ポートのVLANメンバーシップは、着信パケットを通じて学習されます。デフォルトでは、ダイナミック アクセス ポートはどのVLANのメンバーでもなく、ポートとの伝送はポートのVLANメンバーシップが検出されたときにだけイネーブルになります。スイッチのダイナミック アクセス ポートは、VLAN Membership Policy Server(VMPS;VLANメンバーシップ ポリシー サーバ)によってVLANに割り当てられます。VMPSとして機能できるのは、Catalyst 6000シリーズ スイッチなどです。Catalyst 3550スイッチは、VMPS機能をサポートしません。

また、Cisco IP Phoneに接続されたデバイスからの音声トラフィックおよびデータ トラフィック用に別々のVLANを使用するようにアクセス ポートを設定することもできます。音声VLANポートの詳細については、 第13章 「音声VLANの設定」 を参照してください。

トランク ポート

トランク ポートは複数のVLANのトラフィックを搬送し、デフォルトではVLANデータベース内のすべてのVLANのメンバーです。2種類のトランク ポートがサポートされています。

ISLトランク ポートでは、すべての受信済みパケットはISLヘッダーでカプセル化されているとみなされ、送信パケットはすべてISLヘッダー付きで送信されます。ISLトランク ポートから受信したネイティブ(タグなし)フレームは、廃棄されます。
IEEE 802.1Qトランク ポートは、タグ付きおよびタグなしの両方のトラフィックを同時にサポートします。IEEE 802.1Qトランク ポートは、デフォルトのPort VLAN ID(PVID;ポートVLAN ID)に割り当てられ、すべてのタグなしトラフィックはポート デフォルトPVID上を流れます。NULL VLAN IDを備えたすべてのタグなしおよびタグ付きトラフィックは、ポート デフォルトPVIDに所属するとみなされます。発信ポートのデフォルトPVIDと等しいVLAN IDを持つパケットは、タグなしで送信されます。残りのトラフィックはすべて、VLANタグ付きで送信されます。

デフォルトでは、トランク ポートは、VTPに認識されているすべてのVLANのメンバーですが、トランク ポートごとにVLANの許可リストを設定して、VLANメンバーシップを制限できます。許可VLANのリストは、その他のポートには影響を与えませんが、対応トランク ポートには影響を与えます。デフォルトでは、予想されるすべてのVLAN(VLAN ID 1〜4094)は、許可リスト内にあります。トランク ポートは、VTPがVLANを認識し、VLANがイネーブル状態にある場合に限り、VLANのメンバーになることができます。VTPが新しいイネーブルVLANを認識し、そのVLANがトランク ポートの許可リストに登録されている場合、トランク ポートは自動的にそのVLANのメンバーになり、トラフィックはそのVLANのトランク ポート間で転送されます。VTPが、VLANのトランク ポートの許可リストに登録されていない、新しいイネーブルVLANを認識した場合、ポートはそのVLANのメンバーにはならず、そのVLANのトラフィックはそのポート間で転送されません。

トランク ポートの詳細については、 第11章 「VLANの設定」 を参照してください。

トンネル ポート

トンネル ポートはIEEE 802.1Qトンネリングで使用され、サービス プロバイダー ネットワークのカスタマーのトラフィックを同一のVLANに見える別のカスタマーのものと分離します。サービス プロバイダーのエッジ スイッチのトンネル ポートからカスタマーのスイッチのIEEE 802.1Qトランク ポートに非対称リンクを設定します。エッジ スイッチのトンネル ポートに入るパケットは、カスタマーVLANですでにIEEE 802.1Qのタグ付きとなっていますが、VLAN IDを格納した別のレイヤのIEEE 802.1Qタグ(メトロ タグ)でカプセル化されます。このVLAN IDは、カスタマーごとにサービス プロバイダー ネットワークで一意です。この二重タグ付きパケットは、元のカスタマーのVLANがほかのカスタマーVLANと分離したままでサービス プロバイダー ネットワークを通過します。発信インターフェイス、また、トンネル ポートでも、メトロ タグは削除され、カスタマー ネットワークからの元のVLAN番号が取得されます。

トンネル ポートはトランク ポートやアクセス ポートにはできません。また、カスタマーごとに1つのVLANに所属する必要があります。

トンネル ポートの詳細については、 第14章 「IEEE 802.1Qおよびレイヤ2プロトコル トンネリングの設定」 を参照してください。

SVI

Switch Virtual Intertface(SVI;スイッチ仮想インターフェイス)は、スイッチ ポートのVLANを、システムのルーティング機能またはブリッジング機能に対する1つのインターフェイスとして表します。1つのVLANに対応付けできるのは1つのSVIだけですが、VLAN間でルーティングする場合、VLAN間でルーティングできないプロトコルを代替ブリッジングする場合、またはスイッチとIPホストの接続を行う場合のみ、VLANにSVIを設定する必要があります。デフォルトでは、SVIはデフォルトVLAN(VLAN 1)用に作成され、リモート スイッチの管理を可能にします。インターフェイスVLAN 1は削除できません。追加のSVIは明示的に設定する必要があります。レイヤ2モードでは、SVIはシステムにしかIPホスト接続を行いません。レイヤ3モードでは、SVI全体にルーティングを設定できます。

SVIは、VLANインターフェイスに対してvlanインターフェイス コンフィギュレーション コマンドを実行した際に初めて作成されます。VLANは、ISLまたはIEEE 802.1Qカプセル化トランク上のデータ フレームに関連付けられたVLANタグ、あるいはアクセス ポート用に設定されたVLAN IDに対応します。トラフィックをルーティングするそれぞれのVLANに対してVLANインターフェイスを設定し、IPアドレスを割り当ててください。詳細については、 レイヤ3インターフェイスでのIPアドレスの設定 を参照してください。

作成したSVIをアクティブにするには、物理ポートに関連付ける必要があります。

SVIは、ルーティング プロトコルとブリッジング設定をサポートします。IPルーティング設定の詳細については、 IPユニキャスト ルーティングの設定 IPマルチキャスト ルーティングの設定 および 第36章 「代替ブリッジングの設定」 を参照してください。

IPベース イメージ(以前のStandard Multilayer Software Image[SMI;標準マルチレイヤ ソフトウェア イメージ])は、スタティック ルーティングおよびRouting Information Protocol(RIP)をサポートします。レイヤ3ルーティングまたは代替ブリッジングでSVIを使用するには、スイッチにIPサービス イメージ(以前はEnhanced Multilayer Software Image[EMI;拡張マルチレイヤ ソフトウェア イメージ])を搭載している必要があります。

ルーテッド ポート

ルーテッド ポートは物理ポートであり、ルータ上にあるポートのように動作しますが、ルータに接続されている必要はありません。ルーテッド ポートは、アクセス ポートとは異なり、特定のVLANに対応付けられていません。VLANサブインターフェイスをサポートしない点を除けば、通常のルータ インターフェイスのように動作します。ルーテッド ポートは、レイヤ3ルーティング プロトコルで設定できます。

IPベース イメージはスタティック ルーティングおよびRIPをサポートします。より高度なルーティングを行う場合は、スイッチにIPサービス イメージを搭載する必要があります。

ルーテッド ポートを設定するには、 no switchport インターフェイス コンフィギュレーション コマンドでインターフェイスをレイヤ3モードにします。次に、ポートにIPアドレスを割り当て、ルーティングをイネーブルにし、ip routingおよびrouter protocol グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用してルーティング プロトコルの特性を指定します。

no switchport インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを実行すると、インターフェイスがいったんシャットダウンしてから再度イネーブルになります。これにより、インターフェイスが接続しているデバイスに関するメッセージが表示されることがあります。

設定できるルーテッド ポートおよびSVIの数は、ソフトウェアによって制限されません。ただし、この数と設定されているその他の機能の数との相互関係によっては、ハードウェア上の制限のためCPUの利用率に影響を与える可能性があります。機能の組み合わせの詳細については、 ユーザが選択した機能に対するシステム リソースの最適化 を参照してください。

IPユニキャストおよびマルチキャストのルーティングおよびルーティング プロトコルの詳細については、 第31章 「IPユニキャスト ルーティングの設定」 および 第34章 「IPマルチキャスト ルーティングの設定」 を参照してください。

EtherChannelポート グループ

EtherChannelポート グループは、複数のスイッチ ポートを1つのスイッチ ポートとして取り扱うことができます。このようなポート グループは、スイッチ間、またはスイッチおよびサーバ間で広帯域接続を行う単一論理ポートとして動作します。EtherChannelは、チャネルのリンク全体でトラフィックの負荷のバランスをとります。EtherChannel内のリンクで障害が発生した場合は、障害が発生したリンクで搬送されていたトラフィックが残りのリンクに変更されます。複数のトランク ポートを1つの論理トランク ポートに、複数のアクセス ポートを1つの論理アクセス ポートに、複数のトンネル ポートを1つの論理トンネル ポート、または複数のルーテッド ポートを1つの論理ルーテッド ポートにまとめることができます。ほとんどのプロトコルは単一または集約スイッチ ポートで動作し、ポート グループ内の物理ポートを認識しません。例外は、DTP、Cisco Discovery Protocol(CDP)、およびPort Aggregation Protocol(PAgP)で、物理ポートでしか動作しません。

EtherChannelを設定するとき、ポートチャネル論理インターフェイスを作成し、EtherChannelにインターフェイスを割り当てます。レイヤ3インターフェイスの場合は、 interface port-channel グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して手動で論理インターフェイスを作成します。レイヤ2インターフェイスの場合は、論理インターフェイスはダイナミックに作成されます。レイヤ3およびレイヤ2の両方のインターフェイスでは、 channel-group インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、手動でEtherChannelにインターフェイスを割り当てます。このコマンドは物理および論理ポートを結合します。詳細については、 第30章 「EtherChannelの設定」 を参照してください。

PoEポート

Catalyst 3550 Power over Ethernet(PoE)対応スイッチ ポートは、(スイッチが回路に電力がないことを検出した場合)自動的に次の接続装置に電力を供給します。

シスコの標準化前の受電装置(Cisco IP PhoneおよびCisco Aironetアクセス ポイント)
IEEE 802.3af準拠の受電装置

受電装置がPoEスイッチ ポートおよびAC電源に接続されている場合、冗長電力を受けられます。

PoEポートは、以前のソフトウェア コンフィギュレーション ガイドではインライン パワー ポートと呼ばれていました。

サポートされているプロトコルと標準

スイッチでは、PoEをサポートするために次のプロトコルと標準を使用します。

消費電力対応CDP ― 装置が消費する電力量をスイッチに通知します。スイッチは電力消費量メッセージに応答しません。スイッチは、PoEポートに電力を供給するか、供給を停止するだけです。
Cisco Intelligent Power Management ― 受電装置とスイッチは、電力ネゴシーエーションCDPメッセージを介して、電力消費レベルが一致するようにネゴシエーションを行います。ネゴシエーションにより、7 W以上を消費する大電力のシスコの受電装置が最高の電力モードで動作できます。受電装置はまず低電力モードで起動し、7 W以下を消費し、大電力モードで動作するように十分な電力を取得するためのネゴシエーションを行います。スイッチから確認を受けた場合のみ装置が大電力モードに変わります。

大電力の装置は、電力ネゴシエーションCDPをサポートしていない場合は、低電力モードで動作できます。

Release 12.1(22)EA2より前では、Catalyst 3550 PoE対応スイッチ(Intelligent Power Management未サポート)では、Intelligent Power Managementをサポートする大電力装置が低電力モードで動作していました。装置が低電力モードの場合、能力を十分に発揮しない場合があります。

Cisco Intelligent Power Managementは、消費電力対応CDPと後方互換性があります。スイッチは受信したCDPメッセージに応じて応答します。CDPはサードパーティ製の受電装置をサポートしないので、スイッチはIEEE分類を使用して装置の電力使用量を判断します。

IEEE 802.3af ― この規格の主な機能は、受電装置の検出、電力管理、切断検知、およびオプションの受電装置の電力分類です。詳細については、規格を参照してください。

受電装置検出と初期電力割り当て

スイッチは、PoE対応ポートが非シャットダウン状態であり、PoEがイネーブル(デフォルト)で、接続されている装置がAC電源から電力を供給されていない場合、シスコの標準化前またはIEEE準拠の受電装置を検出します。

受電装置の検出後、スイッチはその種類に基づいて受電装置の電力要件を判断します。

シスコの標準化前の受電装置は、スイッチが装置を検出しても電力要件を提供しないので、スイッチはパワー バジェットの初期割り当てとして15.4 Wを割り当てます。

初期電力割り当ては、受電装置が必要とする最大電力量です。スイッチは、受電装置を検出して電力を供給する際に最初にこの電力量を割り当てます。スイッチが受電装置からCDPメッセージを受信して、受電装置がCDP電力ネゴシエーション メッセージを通じて電力レベルをスイッチとネゴシエーションするので、初期電力割り当てが調整されることもあります。

IEEE装置の場合、スイッチは常に15.4 Wをポートに割り当てます。スイッチは show power inline イネーブルEXECコマンド出力にIEEEクラス タイプを表示しません。代わりに、 n/a を表示します。

スイッチは電力要求のモニタと追跡を行い、使用可能な場合のみ電力の供給を許可します。スイッチではパワー バジェット(PoE用にスイッチで使用可能な電力量)を追跡しています。パワー バジェットを最新のものに保つために、ポートが電力供給を許可または拒否する際に、スイッチはパワー アカウンティング計算を実行します。

電力がポートに適用されたあと、スイッチはCDPを使用して接続されているシスコの受電装置の 実際の 消費電力要件を判別して、それに応じてパワー バジェットを調整します。これは、サードパーティ製のPoE装置には適用されません。スイッチは要求を処理して電力供給を許可または拒否します。要求が許可された場合、スイッチはパワー バジェットを更新します。要求が拒否された場合、スイッチはポートへの電力がオフになることを確認し、Syslogメッセージを生成して、LEDを更新します。また受電装置は、さらなる電力供給についてスイッチとネゴシエーションできます。

スイッチが低電圧、過電圧、温度過昇、発振器障害、または短絡状態によって発生した障害を検出すると、ポートへの電力供給をオフにして、Syslogメッセージを生成し、パワー バジェットとLEDを更新します。

電力管理モード

スイッチは次のPoEモードをサポートしています。

auto ― スイッチは、接続装置が電力を必要としているかどうかを自動的に検出します。受電装置がポートに接続されていて、十分な電力が供給されていることをスイッチが検出すると、電力供給を許可し、パワー バジェットを更新し、ポートへの電力供給を先着順ベースでオンにし、LEDを更新します。LEDの詳細については、ハードウェア インストレーション ガイドを参照してください。

スイッチがすべての受電装置に十分な電力を供給できる場合、装置はすべて立ち上がります。スイッチに接続されているすべての受電装置が十分な電力を使用できる場合、すべての装置への電力供給がオンになります。使用可能なPoEが十分でない場合、または装置が切断されて他の装置が電力供給を待機している間に再接続した場合、スイッチはどの装置の電力供給を許可し、どれを拒否するかを判断できません。

許可する電力がシステムのパワー バジェットを超過する場合、スイッチは電力供給を拒否し、ポートへの電力供給がオフになることを確認し、Syslogメッセージを生成して、LEDを更新します。電力供給が拒否されたあと、スイッチは定期的にパワー バジェットを再チェックして電力供給の要求の許可を試行し続けます。

スイッチから電力供給されている装置が壁面コンセントに接続されると、スイッチは装置に電力を供給し続けることができます。スイッチは、装置がスイッチから電力供給されていてもAC電源から電力供給されていても、装置への電力供給を続けていることをレポートし続けることができます。

受電装置が取り外された場合、スイッチは自動的に切断を検出してポートへの電力供給を停止します。非受電装置を接続しても故障しないようになっています。

いずれのPoEポートにも auto 設定を使用します。autoモードがデフォルト設定です。

never ― スイッチが受電装置の検出をディセーブルにして、電力供給されていない装置がPoEポートに接続された場合でも電力を供給しません。このモードは、電力をPoE対応ポートからは供給せず確実にデータのみのポートにする場合のみ使用してください。

PoEポートの設定の詳細については、 Catalyst 3550-24PWRポートのPoEの設定 を参照してください。

インターフェイスの接続

単一VLAN内のデバイスは、スイッチを介して直接通信できます。異なるVLANのポートは、ルーティング デバイスまたはルーテッド インターフェイスを介さなければデータを交換できません。

標準のレイヤ2スイッチを使用すると、異なるVLANのポートは、ルータを通じて情報を交換する必要があります。 図9-1 に示す構成では、VLAN 20のホストAがVLAN 30のホストBにデータを送信する場合、まずホストAからスイッチ、ルータへ送信し、さらにスイッチに戻ってからホストBへ送信しなければなりません。

図9-1 レイヤ2スイッチによるVLANの接続

ルーティングが(レイヤ3スイッチとして)イネーブルに設定されたCatalyst 3550スイッチを使用することにより、IPアドレスを割り当てたSVIでVLAN 20およびVLAN 30をそれぞれ設定すると、外部ルータを使用せずに、Catalyst 3550スイッチを介してパケットをホストAからホストBに直接送信できます( 図9-2 を参照)。

図9-2 レイヤ3スイッチによるVLANの接続

EMI搭載のスイッチは、インターフェイス間のトラフィック転送の方式として、ルーティングおよび代替ブリッジングという2つの方式をサポートします。SMIは基本的なルーティング(スタティック ルーティングおよびRIP)のみをサポートします。高いパフォーマンスを維持するため、可能な場合は常にスイッチ ハードウェアによって転送を行います。ただし、ハードウェア内をルーティングできるのは、イーサネットIIカプセル化機能を備えたIPv4パケットのみです。残りのタイプのトラフィックは、すべてハードウェアによって代替ブリッジングできます。

ルーティング機能は、すべてのSVIおよびルーテッド ポートでイネーブルにできます。Catalyst 3550スイッチはIPトラフィックのみをルーティングします。IPルーティング プロトコル パラメータとアドレス設定がSVIまたはルーテッド ポートに追加されると、このポートで受信したIPトラフィックはルーティングされます。詳細については、 IPユニキャスト ルーティングの設定 IPマルチキャスト ルーティングの設定 、および 第35章 「MSDPの設定」 参照してください。
代替ブリッジングは、EMI搭載のスイッチがルーティングしないトラフィック、またはDECnetなどのルーティング不能プロトコルに属するトラフィックを転送します。また、代替ブリッジングは、2つ以上のSVIまたはルーテッド ポート間のブリッジングによって、複数のVLANを1つのブリッジ ドメインに接続します。代替ブリッジングを設定する場合は、ブリッジ グループにSVIまたはルーテッド ポートを割り当てます。各SVIまたはルーテッド ポートにはそれぞれ1つしかブリッジ グループが割り当てられません。同じグループ内のすべてのインターフェイスは、同じブリッジ ドメインに属します。詳細については、 第36章 「代替ブリッジングの設定」 を参照してください。

interfaceコマンドの使用方法

スイッチは、次のインターフェイス タイプをサポートします。

物理ポート ― スイッチ ポートおよびルーテッド ポートなど
VLAN ― SVI
ポート チャネル ― インターフェイスのEtherChannel

インターフェイスの範囲を設定できます( 一定範囲のインターフェイスの設定 を参照)。

物理インターフェイス(ポート)を設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始し、インターフェイスのタイプ、スロット、番号を指定します。

タイプ 10/100イーサネット対応のFastEthernet(fastethernetまたはfa)またはギガビットイーサネット(gigabitethernetまたはgi)。
スロット スイッチのスロット番号(このスイッチでは常に0)
ポート番号 ― スイッチのインターフェイス番号。ポート番号は常に1で始まり、スイッチの前面を手前にして左から開始して、たとえばfastethernet 0/1、fastethernet 0/2などのようになります。複数のインターフェイス タイプがある場合(たとえば、10/100ポートおよびギガビット イーサネット ポート)は、次のインターフェイスから再開し、gigabitethernet0/1、gigabitethernet0/2などのようになります。

スイッチのインターフェイスの位置を物理的に確認することで、物理インターフェイスを識別できます。Cisco IOSの show イネーブルEXECコマンドを使用して、スイッチの特定のインターフェイスまたはすべてのインターフェイスに関する情報を表示することもできます。以降、この章では、主に物理インターフェイスの設定手順について説明します。

インターフェイスの設定手順

以下の一般手順は、すべてのインターフェイス設定プロセスに当てはまります。

ステップ 1 イネーブルEXECプロンプトで、次のように configure terminal コマンドを入力します。

Switch# configure terminal

Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.

Switch(config)#

ステップ 2 interface グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力します。インターフェイスのタイプとコネクタ番号を特定します。次の例では、GigabitEthernet 0/1インターフェイスが選択されています。

Switch(config)# interface gigabitethernet0/1

Switch(config-if)#

インターフェイス タイプとインターフェイス番号の間にスペースを入れる必要はありません。たとえば、この例では、 gigabitethernet 0/1 gigabitethernet0/1 gi 0/1 gi0/1 のように指定できます。

ステップ 3 各 interface コマンドのあとに、特定のインターフェイスで必要なインターフェイス コンフィギュレーション コマンドを続けて入力します。入力するコマンドによって、そのインターフェイスで稼働するプロトコルとアプリケーションが定義されます。別のinterfaceコマンドまたは end を入力してイネーブルEXECモードに戻ると、コマンドがまとめてインターフェイスに適用されます。

interface range または interface range macro グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用すると、一定範囲のインターフェイスを設定することもできます。ある範囲内で設定したインターフェイスは、同じタイプであり、同じ機能オプションで設定しなければなりません。

ステップ 4 インターフェイスを設定してから、 インターフェイスのモニタおよびメンテナンス に示した show イネーブルEXECコマンドで、そのステータスを確認してください。

show interfaces イネーブルEXECコマンドを使用して、スイッチ上のインターフェイスまたはスイッチ用に設定されたすべてのインターフェイスのリストを表示します。デバイスがサポートする各インターフェイスまたは指定されたインターフェイスのレポートが出力されます。

一定範囲のインターフェイスの設定

interface range グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、同じコンフィギュレーション パラメータを持つ複数のインターフェイスを設定できます。インターフェイス レンジ コンフィギュレーション モードを開始すると、このモードを終了するまで、入力されたすべてのコマンド パラメータはその範囲内の全インターフェイスに対するものとみなされます。

同じパラメータで一定範囲のインターフェイスを設定するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

説明

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface range { port-range | macro macro_name }

設定するインターフェイスの範囲(VLANまたは物理ポート)を入力することによって、インターフェイス レンジ コンフィギュレーション モードを開始します。

interface range コマンドを使用すると、最大5つのポート範囲または定義済みのマクロを設定できます。
macro 変数については、 インターフェイス レンジ マクロの設定と使用方法 を参照してください。
カンマで区切られたそれぞれの port-range は、同じポート タイプで構成されていなければなりません。カンマの前後にはスペースを入れる必要はありません。
範囲を定義するときは、最初のポートとハイフンの間にスペースが必要です。

ステップ 3

ここで、通常のコンフィギュレーション コマンドを使用して、範囲内のすべてのインターフェイスにコンフィギュレーション パラメータを設定できます。

ステップ 4

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 5

show interfaces [ interface-id ]

範囲内のインターフェイスの設定を確認します。

ステップ 6

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

interface range グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用するときは、次の注意事項に留意してください。

port-range の有効なエントリは次のとおりです。
vlan vlan-ID - vlan-ID 、VLAN IDは1〜4094
fastethernet slot/{ first port } - { last port }、slotは 0
gigabitethernet slot/{ first port } - { last port }、slotは 0
port-channel port-channel-number - port-channel-number port-channel-number は1〜64
interface rangeコマンドを使用するときは、インターフェイス番号とハイフンの間にスペースを入れます。たとえば、コマンドinterface range fastethernet 0/1 - 5は有効な範囲ですが、コマンドinterface range fastethernet 0/1-5は無効な範囲です。
interface range コマンドは、 interface vlan コマンドで設定されたVLANインターフェイスに対してだけ機能します(設定済みのVLANインターフェイスは、 show running-config イネーブルEXECコマンドによって表示されます)。 show running-config コマンドによって表示されないVLANインターフェイスには、 interface range コマンドを使用することはできません。
ある範囲内のすべてのインターフェイスは、同じタイプ、つまり、すべてがファスト イーサネット ポート、すべてがギガビット イーサネット ポート、すべてがEtherChannelポート、またはすべてがSVIでなければなりません。

次に、 interface range グローバル コンフィギュレーション コマンドを一定範囲のインターフェイスに使用する例を示します。

Switch# configure terminal

Switch(config)# interface range fastethernet0/1 - 5

Switch(config-if-range)# no shutdown

Switch(config-if-range)#

*Oct 6 08:24:35: %LINK-3-UPDOWN: Interface FastEthernet0/1, changed state to up

*Oct 6 08:24:35: %LINK-3-UPDOWN: Interface FastEthernet0/2, changed state to up

*Oct 6 08:24:35: %LINK-3-UPDOWN: Interface FastEthernet0/3, changed state to up

*Oct 6 08:24:35: %LINK-3-UPDOWN: Interface FastEthernet0/4, changed state to up

*Oct 6 08:24:35: %LINK-3-UPDOWN: Interface FastEthernet0/5, changed state to up

*Oct 6 08:24:36: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface FastEthernet0/05, changed state to up

*Oct 6 08:24:36: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface FastEthernet0/3, changed state to up

*Oct 6 08:24:36: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface FastEthernet0/4, changed state to up

次に、カンマを使用して別のインターフェイス タイプ ストリングを範囲に追加し、すべてのファスト イーサネットおよびギガビット イーサネット インターフェイスをイネーブルにする例を示します。

Switch# configure terminal

Switch(config)# interface range fastethernet0/1 - 3, gigabitethernet0/1 - 2

Switch(config-if-range)# no shutdown

Switch(config-if-range)#

*Oct 6 08:29:28: %LINK-3-UPDOWN: Interface FastEthernet0/1, changed state to up

*Oct 6 08:29:28: %LINK-3-UPDOWN: Interface FastEthernet0/2, changed state to up

*Oct 6 08:29:28: %LINK-3-UPDOWN: Interface FastEthernet0/3, changed state to up

*Oct 6 08:29:28: %LINK-3-UPDOWN: Interface GigabitEthernet0/1, changed state to up

*Oct 6 08:29:28: %LINK-3-UPDOWN: Interface GigabitEthernet0/2, changed state to up

*Oct 6 08:29:29: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface GigabitEthernet0/ 1, changed state to up

*Oct 6 08:29:29: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface FastEthernet0/ 2, changed state to up

*Oct 6 08:29:29: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface FastEthernet0/ 3, changed state to up

インターフェイス レンジ モードで複数のコンフィギュレーション コマンドを入力すると、各コマンドは入力された時点で実行されます。インターフェイス レンジ モードを終了した時点で、コマンドがバッチ処理されるわけではありません。コマンドの実行中にインターフェイス レンジ コンフィギュレーション モードを終了すると、一部のコマンドが範囲内のすべてのインターフェイスに対して実行されない場合もあります。コマンド プロンプトが再表示されるのを待ってから、インターフェイス レンジ コンフィギュレーション モードを終了してください。

インターフェイス レンジ マクロの設定と使用方法

インターフェイス レンジ マクロを作成して、自動的に設定用のインターフェイスの範囲を選択できます。interface range macroグローバル コンフィギュレーション コマンドでmacroキーワードを使用するには、まず define interface-range グローバル コンフィギュレーション コマンドでマクロを定義する必要があります。

インターフェイス レンジ マクロを定義するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

説明

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

define interface-range macro_name interface-range

インターフェイス レンジ マクロを定義してNVRAM(不揮発性RAM)に保存します。

macro_name は、最大32文字の文字列です。
マクロには、カンマで区切ったインターフェイスを5つまで含めることができます。カンマの前後にはスペースを入れる必要はありません。
それぞれの interface-range は、同じポート タイプで構成されていなければなりません。

ステップ 3

interface range macro macro_name

macro_name と名付けたインターフェイス レンジ マクロに保存された値を使用して、設定するインターフェイス範囲を選択します。

ここで、通常のコンフィギュレーション コマンドを使用して、指定マクロ内のすべてのインターフェイスを設定できます。

ステップ 4

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 5

show running-config | include define

定義済みのインターフェイス レンジ マクロ設定を表示します。

ステップ 6

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

マクロを削除するには、 no define interface-range macro_name グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

define interface-range グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用するときは、次の注意事項に留意してください。

interface-range の有効なエントリは次のとおりです。
vlan vlan-ID - vlan-ID 、VLAN IDは1〜4094
fastethernet slot/{ first port } - { last port }、slotは 0
gigabitethernet slot/{ first port } - { last port }、slotは 0
port-channel port-channel-number - port-channel-number port-channel-number は1〜64
interface-range を入力するときは、インターフェイス番号とハイフンの間にスペースを入れます。たとえば、コマンドfastethernet0/1 - 5は有効な範囲ですが、fastethernet0/1-5は無効な範囲です。
VLANインターフェイス(SVI)は、 interface vlan コマンドで設定していなければなりません。設定済みのVLANインターフェイスは、 show running-config イネーブルEXECコマンドで表示されます。 show running-config コマンドによって表示されないVLANインターフェイスは、 interface-range としては使用できません。
ある範囲内のすべてのインターフェイスは、同じタイプ、つまり、すべてがファスト イーサネット ポート、すべてがギガビット イーサネット ポート、すべてがEtherChannelポート、またはすべてがVLANでなければなりません。ただし、マクロ内では複数のインターフェイス タイプを組み合わせることができます。

次に、 enet_list という名前のインターフェイス レンジ マクロを定義してポートFastEthernet 0/1〜0/4を選択し、マクロ設定を確認する例を示します。

Switch# configure terminal

Switch(config)# define interface-range enet_list fastethernet0/1 - 4

Switch(config)# end

Switch# show running-config | include define

define interface-range enet_list FastEthernet0/1 - 4

次に、複数のタイプのインターフェイスを含むマクロ macro1 を作成する例を示します。

Switch# configure terminal

Switch(config)# define interface-range macro1 gigabitethernet0/1 - 2, fastethernet0/5 - 7

Switch(config)# end

Switch#

次に、インターフェイス レンジ マクロ enet_list に対するインターフェイス レンジ コンフィギュレーション モードを開始する例を示します。

Switch# configure terminal

Switch(config)# interface range macro enet_list

Switch(config-if-range)#

次に、インターフェイス レンジ マクロ enet_list を削除し、処理を確認する例を示します。

Switch# configure terminal

Switch(config)# no define interface-range enet_list

Switch# show run | include define

イーサネット インターフェイスの設定

ここでは、デフォルトのインターフェイス設定と、多くの物理インターフェイス上で設定できるオプションの機能について説明します。

イーサネット インターフェイスのデフォルト設定
インターフェイス速度とデュプレックス モードの設定
Catalyst 3550-24PWRポートのPoEの設定
IEEE 802.3zフロー制御の設定
インターフェイスに関する記述の追加

インターフェイスがレイヤ3モードにある場合は、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始後、パラメータなしで switchport インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを実行して、インターフェイスをレイヤ2モードにする必要があります。これにより、インターフェイスが一度シャットダウンしてから再度イネーブルになり、インターフェイスが接続しているデバイスに関するメッセージが表示されることがあります。さらに、このコマンドを使用してインターフェイスをレイヤ2モードにすると、そのインターフェイスに設定されているレイヤ3特性が削除されます。

イーサネット インターフェイスのデフォルト設定

表9-1 に、イーサネット インターフェイスのデフォルト設定を示します。表に示されているVLANパラメータの詳細については、 第11章 「VLANの設定」 を参照してください。また、ポートへのトラフィックの制御の詳細については、 第21章 「ポートベースのトラフィック制御の設定」 を参照してください。

表9-1 イーサネット インターフェイスのデフォルト設定(続き)

機能

デフォルト設定

動作モード

レイヤ2または スイッチング モード switchport コマンド)

許可VLAN範囲

VLAN 1〜4094

デフォルトVLAN(アクセス ポート用)

VLAN 1

ネイティブVLAN(IEEE 802.1Qトランク用)

VLAN 1

VLANトランキング

スイッチポート モードはdynamic desirableです(DTPをサポート)。

ポート イネーブル ステート

すべてのポートでイネーブルです。

ポート ディスクリプション

定義なし

速度

自動ネゴシエーション

デュプレックス モード

自動ネゴシエーション

フロー制御

ギガビット イーサネット ポートのフロー制御は、 receive の場合は off send の場合は desired に設定されます。10/100 Mb/sポートでは、 send は常に off です。

PoE(Catalyst 3550-24PWRスイッチのみでサポート)

イネーブル(自動)

EtherChannel(PAgP)

すべてのイーサネット ポートでディセーブルになっています。 第30章 「EtherChannelの設定」 を参照してください。

ポート ブロッキング(不明のマルチキャストおよびユニキャスト トラフィック)

ディセーブル(ブロックされていない)。 ポート ブロッキングの設定 を参照してください。

ブロードキャスト、マルチキャスト、およびユニキャスト ストーム制御

ディセーブル。 ストーム制御のデフォルト設定 を参照してください。

保護ポート

ディセーブル。 保護ポートの設定 を参照してください。

ポート セキュリティ

ディセーブル。 ポート セキュリティのデフォルト設定 を参照してください。

PortFast

ディセーブル

インターフェイス速度とデュプレックス モードの設定

スイッチのイーサネット インターフェイスは、全二重または半二重モードのいずれかで、10、100、または1000 Mbpsで動作します。全二重モードでは、2つのステーションが同時に送受信できます。パケットが双方向に同時に流れると、有効なイーサネット帯域幅は10 Mbpsインターフェイスでは20 Mbps、ファスト イーサネット インターフェイスでは200 Mbps、ギガビット インターフェイスでは2 Gbpsと倍増します。全二重通信を行うと、多くの場合、イーサネット ネットワークの性能を低下させる主な原因であるコリジョンを解決できます。通常、10 Mbpsポートは半二重モードで動作します。つまり、10 Mbpsポートでは、ステーションは受信または送信のいずれかを交互に行います。

ファスト イーサネット(10/100 Mbps)およびギガビット イーサネット(10/100/1000 Mbps)インターフェイスではインターフェイス速度を設定できます。GBIC(ギガビット インターフェイス コンバータ)インターフェイスでは速度を設定できません。自動ネゴシエーションが設定されていない、すべてのファスト イーサネットまたはギガビット イーサネット インターフェイスではデュプレックス モードを設定できますが、GBICインターフェイスでは設定できません。

GBICポートでは速度やデュプレックス モードを設定できません。ただし、自動ネゴシエーションをサポートしないデバイスに接続している場合、GBICのタイプによっては、速度をネゴシエーションしないように( nonegotiate )設定できます。

ここでは、インターフェイス速度とデュプレックス モードの設定について説明します。

設定時の注意事項
インターフェイス速度およびデュプレックス パラメータの設定

設定時の注意事項

インターフェイス速度とデュプレックス モードの設定時には、次の注意事項に留意してください。

回線の両端で自動ネゴシエーションをサポートする場合は、デフォルトの自動ネゴシエーション設定を強く推奨します。
一方のインターフェイスが自動ネゴシエーションをサポートし、もう一方がサポートしない場合は、両方のインターフェイスでデュプレックスと速度を設定してください。サポートしている側で auto 設定を使用しないでください。
100BASE-FXポートは、100 Mbpsの全二重または半二重モードでのみ動作し、自動ネゴシエーションはサポートされません。
GigaStack間のカスケード接続は、半二重モードで動作します。GigaStack間のポイントツーポイント接続は、全二重モードで動作します。
Spanning Tree Protocol(STP;スパニングツリー プロトコル)がイネーブルになっている場合、ポートの再設定時にスイッチがループの有無を調べるまでに30秒ほどかかることがあります。STPの再設定が行われている間、ポートLEDはオレンジになります。

インターフェイス速度とデュプレックス モード設定を変更すると、再設定中にインターフェイスをシャットダウンして再度イネーブルにすることがあります。

インターフェイス速度およびデュプレックス パラメータの設定

物理インターフェイスに対して速度およびデュプレックス モードを設定するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

説明

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface interface-id

設定する物理インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

speed { 10 | 100 | 1000 | auto [ 10 | 100 | 1000 ] | nonegotiate }

インターフェイスに対する適切な速度パラメータを入力するか、 auto または nonegotiate を入力します。

(注) 1000 キーワードは、10/100/1000 Mbpsポートに限り使用できます。100BASE-FXポートは100 Mbpsでのみ動作します。GBICモジュール ポートは1000 Mbpsでのみ動作します。また、 nonegotiate キーワードは、1000BASE-SX、1000BASE-LX、および1000BASE-ZX GBICポートに限り使用できます。

10 100 、または 1000 キーワードを auto キーワードとともに使用する場合、ポートは指定した速度でのみ自動ネゴシエーションします。

ステップ 4

duplex { auto | full | half }

インターフェイスのデュプレックス パラメータを入力します。

(注) 100BASE-FXポートは、全二重モードでのみ動作します。
このキーワードは、GBICポートでは使用できません。

ステップ 5

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 6

show interfaces interface-id

インターフェイス速度およびデュプレックス モード設定を表示します。

ステップ 7

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

インターフェイスをデフォルトの速度およびデュプレックス設定(自動ネゴシエーション)に戻すには、 no speed および no duplex インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。すべてのインターフェイス設定をデフォルトに戻すには、 default interface interface-id インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

次に、インターフェイス速度を10 Mbpsに、デュプレックス モードを半二重に設定する例を示します。

Switch# configure terminal

Switch(config)# interface fastethernet0/3

Switch(config-if)# speed 10

Switch(config-if)# duplex half

Catalyst 3550-24PWRポートのPoEの設定

Catalyst 3550-24PWRスイッチは、接続されているCisco IP Phone、Cisco Aironet Access Point、IEEE Power Deviceの回路に電力がないことを検知すると、これらの装置へ自動的にPoEを供給します。回路上に電力があると、スイッチは電力を供給しません。

PoEポートは、以前のソフトウェア コンフィギュレーション ガイドではインライン パワー ポートと呼ばれていました。

接続されているCisco IP Phoneとの間でIP音声トラフィックを転送するスイッチ ポートの設定の詳細については、 Cisco 7960 IP Phoneに接続するポートの設定 を参照してください。

初期化中に複数のリロードが必要な特定のIEEE準拠の受電装置の設定に関する詳細については、このリリースのコマンド リファレンスの power inline インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを参照してください。

PoE対応ポートでPoEをイネーブルにするには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

説明

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface interface

設定するポートを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

power inline auto

受電装置検出をイネーブルにします。十分な電力が使用可能な場合、装置の検出後自動的に電力をPoEポートに割り当てます。これはデフォルト設定です。

ステップ 4

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 5

show power inline interface

変更を確認します。

ステップ 6

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

ポートでPoEをディセーブルにするには、 power inline never インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

ポートにシスコの受電装置が接続されている場合、ポートの設定に power inline never を使用しないでください。ポートで問題のあるリンクアップが発生し、ポートがエラー ディセーブル ステートになります。

IEEE 802.3zフロー制御の設定

フロー制御により、接続しているイーサネット ポートは、輻輳しているノードがリンク動作をもう一方の端で一時停止できるようにすることによって、輻輳時のトラフィック レートを制御できます。あるポートで輻輳が発生し、トラフィックをそれ以上受信できない場合は、その状況が解消されるまで送信を停止するようにもう一方のポートに通知します。ローカル デバイスが自身の側の輻輳を検出したときは、リンクの相手方またはリモート デバイスにポーズ フレームを送信して輻輳を通知できます。リモート デバイスは、ポーズ フレームを受信するとデータ パケットの送信を停止し、その結果、輻輳によるデータ パケットの損失を防止できます。

スイッチにIEEE 802.3zフロー制御およびQuality of Service(QoS;サービス品質)の両方を設定しないでください。インターフェイスのフロー制御を設定するには、まず no mls qos グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、スイッチのQoSをディセーブルにします。

フロー制御は、対称および非対称の2つの形式で実装できます。対称形式の実装はポイントツーポイント リンクに適し、非対称形式の実装はハブ/エンド ノード間接続に適しています。ハブ/エンド ノード間接続では、ハブがエンド システムを一時停止することが望ましく、その逆は適切ではありません。 flowcontrol インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、ポーズ フレームの receive (受信)および send (送信)に対するインターフェイスの機能を on off 、または desired に設定します。ギガビット イーサネット ポートのデフォルトのステートは、 receive off および send desired です。ファスト イーサネット ポートのデフォルトのステートは、 receive off および send off です。

Catalyst 3550スイッチでは、ギガビット イーサネット ポートはポーズ フレームを送受信できます。一方、ファスト イーサネット ポートはポーズ フレームの受信しかできません。したがって、ファスト イーサネット ポートの場合は、 send off で記述された状態だけが当てはまります。

デバイスに設定されるフロー制御には、次の規則が適用されます。

receive on (または desired )および send on :フロー制御は双方向に動作します。ローカルおよびリモートの両デバイスはポーズ フレームを送信してリンクの輻輳を通知できます。
receive on (または desired )および send desired :ポートはポーズ フレームを受信でき、接続されているデバイスがフロー制御をサポートする場合、ポーズ フレームを送信できます。
receive on (または desired )および send off :ポートはポーズ フレームを送信できませんが、ポーズ フレームを送信する必要のある、または送信できる接続デバイスとともに動作できます。ポートはポーズ フレームを受信できます。
receive off および send on :リモート デバイスがフロー制御をサポートしていればポーズ フレームを送信できますが、リモート デバイスからポーズ フレームを受信することはできません。
receive off および send desired :ポートはポーズ フレームを受信できませんが、接続されているデバイスがフロー制御をサポートする場合、ポーズ フレームを送信できます。
receive off および send off :フロー制御は、どちらの方向にも動作しません。輻輳が発生しても、リンクの相手方に通知されず、どちらのデバイスでもポーズ フレームの送受信が行われません。

コマンドの設定と、その結果生じるローカルおよびリモート ポートでのフロー制御リゾリューションの詳細については、このリリースのコマンド リファレンスに記載された flowcontrol インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを参照してください。

インターフェイスでのフロー制御を設定するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

説明

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

no mls qos

スイッチのQoSをディセーブルにします。

ステップ 3

interface interface-id

設定する物理ポートを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

flowcontrol { receive | send } { on | off | desired }

ポートにフロー制御モードを設定します。

(注) send キーワードは、10/100 Mbpsポートには使用できません。

ステップ 5

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 6

show interfaces interface-id

インターフェイスのフロー制御設定を確認します。

ステップ 7

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

フロー制御をディセーブルにするには、 flowcontrol receive off および flowcontrol send off インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

次に、インターフェイスのすべてのフロー制御を解除する例を示します。

Switch# configure terminal

Switch(config)# interface gigabitethernet0/1

Switch(config-if)# flowcontrol receive off

Switch(config-if)# flowcontrol send off

Switch(config-if)# end

インターフェイスに関する記述の追加

インターフェイスの機能に関する記述を追加できます。記述は、 show configuration show running-config 、および show interfaces コマンドの出力に表示されます。

インターフェイスに関する記述を追加するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

説明

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface interface-id

記述を追加するインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

description string

インターフェイスに関する記述を追加します(最大240文字)。

ステップ 4

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 5

show interfaces interface-id description

または

show running-config

設定を確認します。

ステップ 6

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

記述を削除するには、 no description インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

次に、インターフェイスに関する記述を追加し、記述を確認する例を示します。

Switch# config terminal

Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.

Switch(config)# interface fastethernet0/4

Switch(config-if)# description Connects to Marketing

Switch(config-if)# end

Switch# show interfaces fastethernet0/4 description

Interface Status Protocol Description

Fa0/4 up down Connects to Marketing

レイヤ3インターフェイスの設定

スイッチは、次に示す3種類のレイヤ3インターフェイスをサポートします。

SVI:トラフィックをルーティングするVLANに対応するSVIを設定する必要があります。SVIは、 interface vlan グローバル コンフィギュレーション コマンドのあとにVLAN IDを入力して作成します。SVIを削除するには、 no interface vlan グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。インターフェイスVLAN 1は削除できません。

作成したSVIをアクティブにするには、物理ポートに関連付ける必要があります。VLANへのレイヤ2ポートの割り当てについては、 第11章 「VLANの設定」 を参照してください。

レイヤ3 EtherChannelポート:ルーテッド ポートで構成されたEtherChannelインターフェイスです。

EtherChannelポート インターフェイスについては、 第30章 「EtherChannelの設定」 を参照してください。

ルーテッド ポート:ルーテッド ポートは、 no switchport インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用してレイヤ3モードに設定された物理ポートです。

レイヤ3スイッチでは、ルーテッド ポートおよびSVIごとにIPアドレスを1つ割り当てることができます。設定できるルーテッド ポートおよびSVIの数は、ソフトウェアによって制限されません。ただし、この数と設定されているその他の機能の数との相互関係によっては、ハードウェア上の制限のためCPUの利用率に影響を与える可能性があります。機能の組み合わせの詳細については、 ユーザが選択した機能に対するシステム リソースの最適化 を参照してください。

すべてのレイヤ3インターフェイスには、トラフィックをルーティングするためのIPアドレスが必要です。以下の手順は、レイヤ3インターフェイスとしてインターフェイスを設定する方法およびインターフェイスにIPアドレスを割り当てる方法を示します。

物理ポートがレイヤ2モードである(デフォルト)場合は、 no switc hport インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを実行してインターフェイスをレイヤ3モードにする必要があります。 no switchport コマンドを実行すると、インターフェイスがディセーブルになってから再度イネーブルになります。これにより、インターフェイスが接続しているデバイスに関するメッセージが表示されることがあります。

レイヤ3インターフェイスを設定するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

説明

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface {{ fastethernet | gigabitethernet } interface-id } | { vlan vlan-id } | { port-channel port-channel-number }

レイヤ3インターフェイスとして設定するインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

no switchport

物理ポートに限り、レイヤ3モードを開始します。

ステップ 4

ip address ip_address subnet_mask

IPアドレスおよびIPサブネットを設定します。

ステップ 5

no shutdown

インターフェイスをイネーブルにします。

ステップ 6

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 7

show interfaces [ interface-id ]

show ip interface [ interface-id ]

show running-config interface [ interface-id ]

設定を確認します。

ステップ 8

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

インターフェイスのIPアドレスを削除するには、 no ip address インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

次に、インターフェイスをルーテッド ポートとして設定し、IPアドレスを割り当てる例を示します。

Switch# configure terminal

Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.

Switch(config)# interface gigabitethernet0/2

Switch(config-if)# no switchport

Switch(config-if)# ip address 192.20.135.21 255.255.255.0

Switch(config-if)# no shutdown

Switch(config-if)# end

インターフェイスのモニタおよびメンテナンス

ここでは、インターフェイスのモニタおよびメンテナンス作業について説明します。

インターフェイスおよびコントローラのステータスのモニタ
インターフェイスおよびカウンタのクリアとリセット
インターフェイスのシャットダウンおよび再起動

インターフェイスおよびコントローラのステータスのモニタ

イネーブルEXECプロンプトにコマンドを入力することによって、ソフトウェアおよびハードウェアのバージョン、コントローラのステータス、インターフェイスに関する統計情報などインターフェイスに関する情報が表示されます。 表9-2 に、このインターフェイス モニタ コマンドの一部を示します(イネーブルEXECプロンプトに show ? と入力すると、すべての show コマンドのリストが表示されます)。このコマンドの詳細については、『 Cisco IOS Interface Command Reference 』Release 12.2を参照してください。

表9-2 インターフェイス用のshowコマンド

コマンド

説明

show interfaces [ interface-id ]

すべてのインターフェイスまたは特定のインターフェイスのステータスおよび設定を表示します。

show interfaces [interface-id] capabilities [module {module-number}]

インターフェイスの機能を表示します。モジュール番号は常に0です。インターフェイスIDを入力する場合、 module キーワードは表示されません。

show interfaces interface-id status [ err-disabled ]

インターフェイスのステータス、およびerrdisableステートにあるインターフェイス リストを表示します。

show interfaces [ interface-id ] switchport

スイッチング(非ルーティング)ポートの管理上および動作上のステータスを表示します。このコマンドを使用すると、ポートがルーティングまたはスイッチングのどちらのモードにあるかが判別できます。

show interfaces [ interface-id ] description

1つのインターフェイスまたはすべてのインターフェイスに関する記述とインターフェイスのステータスを表示します。

show ip interface [ interface-id ]

IPが設定されたすべてのインターフェイス、または指定されたインターフェイスの使用可能性に関するステータスを表示します。

show interfaces transceiver properties

(任意)インターフェイスの速度、デュプレックス、インライン パワー設定を表示します。

show running-config interface [ interface-id ]

インターフェイスのRAMに保存された実行コンフィギュレーションを表示します。

show version

ハードウェア構成、ソフトウェアのバージョン、コンフィギュレーション ファイルの名前とソース、ブート イメージを表示します。

show interfacesイネーブルEXECコマンドの出力例および出力フィールドの定義については、このリリースのコマンド リファレンス参照してください。

インターフェイスおよびカウンタのクリアとリセット

表9-3 に、カウンタのクリアとインターフェイスのリセットに使用できるイネーブルEXECモードの clear コマンドを示します。

表9-3 インターフェイス用のclearコマンド

コマンド

説明

clear counters [ interface-id ]

インターフェイスのカウンタをクリアします。

clear interface interface-id

インターフェイスに関するハードウェア ロジックをリセットします。

clear line [ number | console 0 | vty number ]

非同期シリアル回線に関するハードウェア ロジックをリセットします。

show interfaces イネーブルEXECコマンドによって表示されたインターフェイス カウンタをリセットするには、 clear counters イネーブルEXECコマンドを使用します。オプションの引数が特定のインターフェイス番号から特定のインターフェイス タイプのみをクリアするように指定されている場合を除いて、 clear counters コマンドは、インターフェイスから現在のインターフェイス カウンタをすべてクリアします。

clear counters イネーブルEXECコマンドは、SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)を使用して取得されたカウンタをクリアしません。 show interfaces イネーブルEXECコマンドで表示されるカウンタのみをクリアします。

次に、インターフェイスのカウンタをクリアしてリセットする例を示します。

Switch# clear counters fastethernet0/5

Clear "show interface" counters on this interface [confirm] y

Switch#

*Sep 30 08:42:55: %CLEAR-5-COUNTERS: Clear counter on interface FastEthernet0/5

by vty1 (171.69.115.10)

インターフェイスまたはシリアル回線をクリアしてリセットするには、 clear interface または clear line イネーブルEXECコマンドを使用します。ほとんどの場合、インターフェイスまたはシリアル回線に関するハードウェア ロジックをクリアする必要はありません。

次に、インターフェイスをクリアしてリセットする例を示します。

Switch# clear interface fastethernet0/5

インターフェイスのシャットダウンおよび再起動

インターフェイスをシャットダウンすると、指定されたインターフェイスのすべての機能がディセーブルになり、使用不可能であることがすべてのモニタ コマンドの出力に表示されます。この情報は、すべてのダイナミック ルーティング プロトコルによってほかのネットワーク サーバに伝達されます。ルーティング更新の際には、このインターフェイスは一切考慮されません。

インターフェイスをシャットダウンするには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

コマンド

説明

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface { vlan vlan-id } | {{ fastethernet | gigabitethernet } interface-id } | { port-channel port-channel-number }

設定するインターフェイスを選択します。

ステップ 3

shutdown

インターフェイスをシャットダウンします。

ステップ 4

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 5

show running-config

設定を確認します。

インターフェイスを再起動するには、 no shutdown インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

次に、インターフェイスをシャットダウンする例を示します。

Switch# configure terminal

Switch(config)# interface fastethernet0/5

Switch(config-if)# shutdown

Switch(config-if)#

*Sep 30 08:33:47: %LINK-5-CHANGED: Interface FastEthernet0/5, changed state to a administratively down

次に、インターフェイスを再度イネーブルにする例を示します。

Switch# configure terminal

Switch(config)# interface fastethernet0/5

Switch(config-if)# no shutdown

Switch(config-if)#

*Sep 30 08:36:00: %LINK-3-UPDOWN: Interface FastEthernet0/5, changed state to up

インターフェイスがディセーブルになっていることを確認するには、 show interfaces イネーブルEXECコマンドを使用します。ディセーブル化されたインターフェイスは、 show interface コマンド表示では、 administratively down と表示されます。




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