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Cisco MDS 9216スイッチおよびCisco MDS 9500ファミリーのディレクタで使用できるSVCコピー サービス機能は、仮想ディスク(Vディスク)のコピーを実行します。これらのコピー サービスには、データ マイグレーション、FlashCopy 、およびリモート コピーがあります。
データ マイグレーション機能を使用すると、該当するVディスクへのホスト アクセスを中断させずに、Vディスク エクステントからMディスク エクステントへのマッピングを変更できます。
SVCで管理するVディスクのデータ マイグレーションは、次のような場合に実行します。
データ マイグレーションの実行後、Vディスクの仮想化ポリシーは ストライプ に設定されます。マイグレーションを必要とする動作を要求すると、SVCは要求されたマイグレーションを実行できる十分なフリー エクステントがあるかどうかをチェックします。この条件が満たされない場合、マイグレーションは開始されず、コンフィギュレーション コマンドはエラーになります。一方、動作が開始された場合には、今後のマイグレーションで使用するためのフリー エクステントは確保されません。つまり、新しいマイグレーションを開始すると、既存のマイグレーションとの間でフリー エクステントをめぐって競合が発生する可能性があります。この場合、マイグレーションを実行するための適切なフリー エクステントがなければ、マイグレーションは失敗します。したがって、通常Mディスク グループ間のマイグレーションは一時停止され、それ以外のタイプのマイグレーションは停止されます。
管理対象のMディスク グループから別のMディスク グループにVディスクを移行する手順は、次のとおりです。
switch(svc)# show cluster SampleCluster vdisk
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Name Capacity iogroup mdisk-grp name Policy Status
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fn-data 1.00 GB 1 finance1 striped online
fn-log 1.00 GB 1 finance1 striped online
switch(svc)# show cluster SampleCluster mdisk-grp finance2
Number of vdisks using this group is 0
switch(svc)# cluster config SampleCluster
switch(svc-cluster)# migrate vdisk fn-data new-mdisk-grp finance2
switch(svc-cluster)# migrate vdisk fn-log new-mdisk-grp finance2
switch(svc)# show cluster SampleCluster status migration
migrating vdisk fn-data to mdisk grp finance2 : 68%
migrating vdisk fn-log to mdisk grp finance2 : 0%
switch(svc)# show cluster SampleCluster vdisk
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Name Capacity iogroup mdisk-grp name Policy Status
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fn-data 1.00 GB 1 finance2 striped online
fn-log 1.00 GB 1 finance2 striped online
FlashCopyは、コピー元のVディスクの集合をターゲットVディスクにコピーします。ターゲットVディスクの元の内容は消去されます。コピー動作が完了すると、ターゲットVディスクには、FlashCopyを開始した時点でのコピー元Vディスクの内容が含まれています。コピー動作にはある程度の時間がかかりますが、ターゲットにコピーされるデータは、瞬間的にコピーされたような状態になります。FlashCopyは、Time-Zeroコピー(T0)またはポイントインタイム コピー テクノロジーの一種と言うことができます。同じデータを従来の技法でコピーする場合よりも、所要時間がはるかに短縮されます。
ポイントインタイム コピー テクノロジーは、絶え間なく更新されるデータ セットを一貫した方法でコピーするという問題の解決に役立ちます。ポイントインタイム セマンティックスに対応しない技法を使用してデータ セットをコピーする場合、コピー動作の実行中にデータ セットが変更されると、コピー結果には最新バージョンと矛盾するデータが含まれる可能性があります。
次に、FlashCopyサービスの使用例をいくつか示します。
FlashCopyマッピングは、コピー元VディスクとターゲットVディスクの間で実行されます。これらのVディスクは、同じサイズでなければなりません。VDiskの一部を対象とするFlashCopyは、サポートされていません。コピー元とターゲットのVディスクは、同じSVCクラスタで管理されている必要がありますが、そのクラスタ内の異なるI/Oグループに属していても構いません。
各Vディスクは、1つのFlashCopyマッピングにのみ属することができます。FlashCopyマッピングに関与するVディスクは、関与しているかぎりサイズを増減することはできません。
FlashCopy一貫性グループは、いくつかのFlashCopyマッピングを含んでいます。一貫性グループに含めることができるFlashCopyマッピングの数は、SVCクラスタでサポートされるFlashCopyマッピングの最大数を上限とします。一貫性グループを指定して start コマンドを実行すると、その一貫性グループに含まれるすべてのFlashCopyマッピングが同時に起動され、グループに含まれるすべてのFlashCopyマッピングを通じて一貫性のある、ポイントインタイム コピーが作成されます。
FlashCopy機能では、fullモードまたはcopy-on-writeモードのいずれかを使用して、コピー元Vディスクの内容をコピー先Vディスクにコピーできます。
switch(svc)# show cluster SampleCluster vdisk
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Name Capacity iogroup mdisk-grp name Policy Status
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fndata-snapshot 1.00 GB 1 finance striped online
fnlog 2.00 GB 1 finance striped online
fnlog-snapshot 2.00 GB 1 finance striped online
fndata 1.00 GB 1 finance striped online
switch(svc)# cluster config SampleCluster
switch(svc-cluster)# feature enable flash-copy
switch(svc-cluster)# flash-copy add fcgrp
switch(svc-cluster)# flash-copy name fcgrp
switch(svc-cluster-flash-copy)#
switch(svc-cluster-flash-copy)# map src-vdisk fnlog dst-vdisk fnlog-snapshot
switch(svc-cluster-flash-copy)# map src-vdisk fndata dst-vdisk fndata-snapshot
switch(svc-cluster-flash-copy)# mode full rate 90
switch(svc-cluster-flash-copy)# exit
switch(svc)# show cluster SampleCluster flash-copy fcgrp
FlashCopy一貫性グループ に記載された手順に従って一貫性グループを設定した場合にかぎり、FlashCopyプロセスを開始できます。
FlashCopyプロセスを開始する手順は、次のとおりです。
switch(svc)# show cluster SampleCluster flash-copy
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switch(svc)# cluster name SampleCluster flash-copy fcgrp prepare
switch(svc)# show cluster SampleCluster flash-copy
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switch(svc)# cluster name SampleCluster flash-copy fcgrp start
switch(svc)# show cluster SampleCluster status flash-copy fcgrp
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FlashCopy一貫性グループのすべてのマッピングでprogressフィールドが100%になると、FlashCopyは完了です。
FlashCopyを開始したあとで停止するには、 cluster name cluster-name flash-copy fcgrp stop コマンドを使用します。停止したあと、FlashCopyグループに cluster name cluster-name flash-copy fcgrp prepare コマンドを使用してから再開します。
リモート コピーは、データ セットの2つのコピーを維持するための機能です。これら2つのコピーの関係は、対称ではありません。データ セットの一方のコピーが、プライマリ コピー(コピー元)とみなされます。このコピーは、通常の実行時における参照先を提供します。このコピーを更新すると、セカンダリ コピー(補助)にも更新結果が反映されます。セカンダリ コピーは、I/O実行のために参照されることは通常ありません。
このSVCリリースでは、同期リモート コピーがサポートされています。同期リモート コピーを使用すると、プライマリとセカンダリの両方に更新が確定されてから、アプリケーションに更新の完了を認識させます。その結果、セカンダリが完全に最新の状態に保たれ、確実にフェールオーバーに備えることができます。ただし、アプリケーションに遅延時間およびセカンダリへの通信リンクの帯域制限が課されることになります。
プライマリ コピーに障害が発生した場合、セカンダリ コピーをI/O動作用にイネーブルにすることができます。この機能の一般的な用途は、2つのサイトのうち一方が通常の動作時にサービスを提供し、この第1サイトで障害が検出されたときにのみ、第2サイトをアクティブ化することです。
セカンダリ コピーは、リモート コピー プロセス自体のために実行されるI/O以外のアプリケーションI/Oでは、アクセスできません。
セカンダリ コピーをイネーブルにしてアクティブ化するには、SVC、オペレーティング システム、および場合によってはアプリケーションに特定の設定が必要です。
セカンダリ コピーのイネーブル化は、フェールオーバー プロセス全体の一部として実行する必要があります。セカンダリのSVCクラスタに対して、関係を停止するように指示する必要があり、その結果、セカンダリ論理ユニットが通常のI/Oアクセスで使用可能になります。オペレーティング システムは、ファイル システムを実装しなければならない場合があります。アプリケーションは回復のために作業結果のログを残す場合があります。
リモート コピー関係は、2つのVディスク(コピー元Vディスクおよび補助Vディスク)で構成されます。リモート コピーの一般的な用途では、コピー元Vディスクにデータの生成コピーが含まれます。このVディスクはアプリケーションが通常使用するVディスクです。補助Vディスクには、データのバックアップ コピーが含まれます。これは障害回復時に使用されます。
リモート コピー関係にある2つのVディスクは、サイズが同じでなければなりません。
2つのVディスクは、同じクラスタ(結果的に、同じI/Oグループ)に属することができます。相互に認識し合うように設定された2つのクラスタの、任意のI/Oグループに属するVディスクを使用することもできます。
リモート コピー関係にある各Vディスクは、それぞれ固有の役割を果たし、プライマリまたはセカンダリとして動作します。プライマリVディスクは、アプリケーション データの有効なコピーを含み、アプリケーションの書き込みI/Oでアクセス可能です。セカンダリVディスクは、アプリケーション データの有効なコピーを含みますが、アプリケーションの書き込みI/Oには使用できません。
リモート コピーの使用法によっては、複数の関係を取り扱わなければならない場合があります。リモート コピーでは、関係をグループ化し、それらの関係を一括して取り扱う機能が提供されています。状況によっては、それぞれの関係が緩やかなアソシエーションを共有し、グループ化は単に管理者の便宜を図ることだけを目的とする場合もあります。一方、より緊密なアソシエーションのあるVディスク同士の関係もあります。たとえば、アプリケーションのデータが複数のVディスクにまたがっている場合です。さらに複雑な例としては、異なるホスト システム上で複数のアプリケーションを実行し、各アプリケーションが異なるVディスク上のデータを使用し、これらのアプリケーションが相互にデータを交換し合う場合があります。
一貫性グループには、0個以上の関係を含めることができます。1つの一貫性グループに含まれるすべての関係で、コピー元クラスタおよび補助クラスタが一致している必要があります。
local-switch(svc)# show cluster local-cluster vdisk
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Name Capacity iogroup mdisk-grp name Policy Status
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fndata-src 2.00 GB 1 finance striped online
fnlog-src 1.00 GB 1 finance striped online
remote-switch(svc)# show cluster remote-cluster vdisk
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Name Capacity iogroup mdisk-grp name Policy Status
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fnlog-aux 1.00 GB 1 finance striped online
fndata-aux 2.00 GB 1 finance striped online
local-switch(svc)# cluster config local-cluster
local-switch(svc-cluster)# feature enable remote-copy
remote-switch(svc)# cluster config remote-cluster
remote-switch(svc-cluster)# feature enable remote-copy
local-switch(svc-cluster)# remote-copy cluster remote-cluster
remote-switch(svc-cluster)# remote-copy cluster local-cluster
local-switch(svc-cluster)# remote-copy add rcgrp cluster remote
local-switch(svc-cluster)# remote-copy name rcgrp
local-switch(svc-cluster-remote-copy)#
local-switch(svc-cluster-remote-copy)# map src-vdisk fndata-src aux-vdisk fndata-aux
local-switch(svc-cluster-remote-copy)# map src-vdisk fnlog-src aux-vdisk fnlog-aux
local-switch(svc-cluster-remote-copy)#
local-switch(svc-cluster-remote-copy)# exit
local-switch(svc-cluster)# exit
local-switch(svc)# show cluster local-cluster remote-copy rcgrp
master cluster is local-cluster
status is inconsistent_stopped
master cluster is local-cluster
status is inconsistent_stopped
一貫性グループに関するリモート コピーの設定を完了したあと、 start コマンドを使用して、リモート コピー関係を開始(アクティブ化)します。このコマンドは、対応するコピー元Vディスクから補助Vディスクへのバックグラウンド コピーをトリガーします。以後、特定のコピー元Vディスクに書き込みが実行されると、リモート コピー関係にある対応する補助Vディスクに書き込みがミラーリングされます。
local-switch(svc)# cluster name local-cluster remote-copy rcgrp start
local-switch(svc)# show cluster local-cluster status remote-copy rcgrp
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------------------------------------------
local-switch(svc)# show cluster local-cluster remote-copy rcgrp
master cluster is local-cluster
status is consistent_synchronised
master cluster is local-cluster
status is consistent_synchronised
一貫性グループのリモート コピー関係を一時停止するには、 stop コマンドを使用します。以後、関係のあるコピー元Vディスクに対する書き込みは、対応する補助Vディスクに反映されなくなります。
local-switch(svc)# cluster name local-cluster remote-copy rcgrp stop
通常の動作中にリモート コピー関係がアクティブである場合、関係のあるコピー元Vディスクはフル アクセスが可能ですが、補助Vディスクは書き込み動作には使用できません。
ローカル(マスター)クラスタに障害が発生した場合は、 aux-enable オプションを使用してリモート コピー関係を停止し、リモート クラスタの補助Vディスクへの書き込みアクセスを可能にする必要があります。
remote-cluster(svc)# cluster name remote-cluster remote-copy rcgrp stop aux-enable
ローカル クラスタがアップに戻ったあと、管理者は次の2つの方法のどちらかで、リモート コピー関係を再開できます。
次のコマンドは、ローカル クラスタをプライマリにして、一貫性グループのリモート コピー関係を再開します。
local-cluster(svc)# cluster name local-cluster remote-copy rcgrp start force
次のコマンドは、startコマンドでauxオプションを使用することにより、リモート クラスタをプライマリにして、一貫性グループのリモート コピー関係を再開します。
remote-cluster(svc)# cluster name remote-cluster remote-copy rcgrp start aux force
show remote-copy コマンドを使用して、リモート コピー一貫性グループのプライマリの設定を確認します。補助Vディスクまたはコピー元Vディスクのどちらをプライマリ(マスター)の役割に設定しているかは、Primaryカラムに表示されます。
remote-cluster(svc)# show cluster remote-cluster remote-copy
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Name Remote Cluster Mappings Primary Status
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