第9章 脆弱性評価デバイスの設定
VA(脆弱性評価)デバイスは MARS に、攻撃や脅威の対象となりうる多数のターゲットについての重要な情報を提供します。また、フォールス ポジティブを正確に評価するために役立つ情報も提供します。この情報は、ホストで稼働している OS(オペレーティング システム)、OS のパッチ レベル、ホストで稼働しているアプリケーションのタイプ、およびホストで発生しているアクティビティの詳細ログなどです。
この章では、次に示す VA デバイスをブートストラップして、MARS に追加する方法を示します。
Foundstone FoundScan 3.0
FoundScan からデータをプルするように MARS を設定するには、次の 3 つのタスクを実行する必要があります。
・
必要なデータを相関付けるように Foundstone FoundScan を設定して、データを最新状態に保ちます。
・
HTML インターフェイスを使用して、MARS に Foundstone FoundScan サーバを追加します。
・
MARS が Foundstone FoundScan サーバ データをプルするインターバルをスケジュールします。
ここで説明する内容は、次のとおりです。
・
必要なデータを生成するための FoundScan の設定
・
MARS での FoundScan デバイスの追加および設定
必要なデータを生成するための FoundScan の設定
MARS にデータを提供するように FoundScan を設定する手順は、次のとおりです。
ステップ 1
FoundScan がインストールされたホストの DOS プロンプトで、コマンド svrnetcn を実行します。

ステップ 2
SQL Server Network Utility ダイアログボックスで、TCP/IP を Disabled Protocols リストから Enabled Protocols リストに移動して、TCP/IP をイネーブルにします。

ステップ 3
Apply をクリックします。
MARS での FoundScan デバイスの追加および設定
MARS に FoundScan デバイスを追加する手順は、次のとおりです。
ステップ 1
Admin > Security and Monitor Devices > Add の順に選択します。
ステップ 2
Device Type リストで Add SW Security apps on a new host または Add SW security apps on existing host を選択します。
ステップ 3
新しいホストを追加する場合は、デバイス名および IP アドレスを入力します。
ステップ 4
Apply をクリックします。
ステップ 5
Reporting Application タブをクリックします。
ステップ 6
Select Application リストで、Foundstone FoundScan 3.0 を選択します。
ステップ 7
Add をクリックします。

ステップ 8
次の情報を入力します。
・
Database Name — このデータベースの名前
・
Access Port — デフォルトのアクセス ポートは 1433 です。
・
Access Type — 値が MS SQL であることを確認します。
・
Login — データベースのログイン情報
・
Password — データベースのパスワード
ステップ 9
Submit をクリックします。
ステップ 10
Apply をクリックします。
このデバイスをアクティブにしたら(HTML インターフェイスで Activate をクリックしたら)、MARS がデバイスからデータをプルするスケジュールを定義する必要があります。詳細については、「トポロジー更新のスケジュール」を参照してください。
eEye REM 1.0
この REM データをプルするように MARS を設定するには、次の 3 つのタスクを実行する必要があります。
・
必要なデータを相関付けるように eEye REM を設定して、データを最新状態に保ちます。
・
HTML インターフェイスを使用して、MARS に eEye REM サーバを追加します。
・
MARS が eEye REM サーバ データをプルするインターバルをスケジュールします。
ここで説明する内容は、次のとおりです。
・
MARS での eEye REM デバイスの追加および設定
必要なデータを生成するための eEye REM の設定
MARS に正しいデータを提供するように eEye REM を設定する手順は、次のとおりです。
ステップ 1
eEye REM がインストールされたホストの DOS プロンプトで、コマンド svrnetcn を実行します。

ステップ 2
SQL Server Network Utility ダイアログボックスで、TCP/IP を Disabled Protocols リストから Enabled Protocols リストに移動して、TCP/IP をイネーブルにします。

ステップ 3
Apply をクリックします。
MARS での eEye REM デバイスの追加および設定
MARS で eEye REM デバイスを追加する手順は、次のとおりです。
ステップ 1
Admin > Security and Monitor Devices > Add の順に選択します。
ステップ 2
Device Type リストで Add SW Security apps on a new host または Add SW security apps on existing host を選択します。
ステップ 3
新しいホストを追加する場合は、デバイス名および IP アドレスを入力します。
ステップ 4
Apply をクリックします。
ステップ 5
Reporting Applications タブをクリックします。
ステップ 6
Select Application リストで、eEye REM 1.0 を選択します。
ステップ 7
Add をクリックします。

ステップ 8
次の情報を入力します。
・
Database Name — このデータベースの名前
・
Access Port — デフォルトのアクセス ポートは 1433 です。
・
Login — データベースのログイン情報
・
Password — データベースのパスワード情報
ステップ 9
Submit をクリックします。
ステップ 10
Apply をクリックします。
このデバイスをアクティブにしたら(HTML インターフェイスで Activate をクリックしたら)、MARS がデバイスからデータをプルするスケジュールを定義する必要があります。詳細については、「トポロジー更新のスケジュール」を参照してください。
Qualys QualysGuard デバイス
MARS では、QualysGuard デバイスは、QualysGuard API Server(Qualys によってホストされる中央 API サーバ)に対する特定のレポート クエリーを表します。QualysGuard API Server は、MARS と連携するように設定する唯一のサーバです。各 MARS アプライアンスは、モニタ対象のネットワーク セグメントのフォールス ポジティブを識別する役割を負っているため、MARS アプライアンスでモニタ中のネットワーク セグメントのデバイスに関するレポートを QualysGuard API Server によって確実に提供できるようにします。
ユーザが QualysGuard サービスに加入している場合、MARS は QualysGuard XML API バージョン 3.3 を使用して、QualysGuard データベースから VA データをプルすることができます。このデータをプルするように MARS を設定するには、次の 3 つのタスクを実行する必要があります。
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必要なデータを収集するように QualysGuard を設定して、データを最新状態に保ちます。
・
HTML インターフェイスを使用して、MARS へのレポート クエリーを表す QualysGuard デバイスを追加します。
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MARS が QualysGuard デバイス データをプルするインターバルをスケジュールします。

注
プロキシ サーバが QualysGuard サーバと MARS アプライアンスの間に配置されている場合は、Admin > System Parameters > Proxy Settings ページで定義された設定が使用されます。詳細については、「Specify the Proxy Settings for the Global Controller or Local Controller」(p.6-12)を参照してください。
ここで説明する内容は、次のとおりです。
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ネットワークをスキャンするための QualysGuard の設定
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MARS での QualysGuard デバイスの追加および設定
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QualysGuard 統合に関するトラブルシューティング
ネットワークをスキャンするための QualysGuard の設定
MARS は SSL(TCP ポート 443)を介して QualysGuard XML API およびパスワードベース認証を使用して、QualysGuard API Server からスキャン レポートを取得します。したがって、MARS との接続を許可するように QualysGuard サーバを設定する必要はありません。必要なのは、アクティブなアカウントを保持し、ネットワークを正しくスキャンするように設定された Qualys に加入することだけです。
MARS はデフォルトで、QualysGuard サーバに保存された最新のスキャン レポートを取得する必要があると想定しています。分析する IP アドレス数に応じて、QualysGuard スキャンの所要時間は数秒から数分になります。この所要時間を予測することにより、保存された最新のスキャン レポートを使用できるようにネットワークを特定の頻度で自動スキャンするようにスケジュールすることができます。QualysGuard の管理インターフェイスを使用すると、スキャンの所要時間を判別し、それに従ってスケジュールを設定することができます。
MARS での QualysGuard デバイスの追加および設定
内部 QualysGuard API Server をレポート デバイスとして追加すると、レポートをプルする元になるサーバまたはアプライアンスが識別され、MARS がデバイスにログインしてレポートをプルする場合に使用できる証明書が作成されます。スケジュールで実行される保存済みスキャン レポートをプルするかどうか、またはオンデマンド スキャン レポートを開始して取得するかどうかを指定できます。
QualysGuard デバイスを追加する手順は、次のとおりです。
ステップ 1
Admin > Security and Monitor Devices > Add の順に選択します。
ステップ 2
Device Type リストで、QualysGuard 3.x を選択します。

ステップ 3
Device Name フィールドに Qualys デバイスの名前を入力します。
この名前は、MARS 内で Qualys デバイスを一意に識別する場合に使用されます。レポートおよびクエリー結果でこのデバイスを識別する場合にも、この名前が使用されます。
IP アドレス フィールドは読み取り専用です。この値は 165.193.18.12 に固定されていますが、これは重要なことです。Local Controller では、Qualys デバイスとして定義されたレポート クエリーをすべてプルする場合、定義できるスケジュールが 1 つに限定されるためです。ただし、複数の Local Controller 全体で一意のスケジュールを定義することもできます。詳細については、「トポロジー更新のスケジュール」を参照してください。
ステップ 4
URL フィールドに、デバイスおよびレポートのタイプを識別する URL を入力します。
URL は次の情報を提供します。
・
Server - レポートをプルする元となるサーバを識別します。この値は、プライマリ Qualys サーバを識別するホスト名または IP アドレスとして指定することができます。
・
Report type - Real-time または Last Saved。デフォルト値は次のとおりです。
–
Real-time Report. qualysguard.qualys.com/msp/scan.php?ip=[addresses]
addresses 属性はスキャン要求のターゲット IP アドレスを指定します。
IP アドレスは複数の IP アドレス、IP 範囲、または両方の組み合わせで入力できます。複数の IP アドレスを指定する場合は、次のようにカンマで区切る必要があります。
123.123.123.1,123.123.123.4,123.123.123.5
IP アドレス範囲は、次のように IP アドレスの先頭と末尾をダッシュ(-)で区切って指定します。
123.123.123.1-123.123.123.8
IP アドレスと IP 範囲を組み合わせて指定できます。複数のエントリを指定する場合は、次のようにカンマで区切る必要があります。
123.123.123.1-123.123.123.5,194.90.90.3,194.90.90.9

注
Scanner Appliance を使用して、内部ネットワークのプライベート IP アドレスをスキャンする必要があります。
–
Last Saved Report. qualysapi.qualys.com/msp/scan_report_list.php?last=yes
ステップ 5
Login フィールドに、MARS が Qualys デバイスにアクセスするために使用するアカウントのユーザ名を入力します。
ステップ 6
Password フィールドに、ステップ 5 で特定したアカウントに対応するパスワードを入力します。
ステップ 7
(任意)設定が正しいこと、および MARS アプライアンスがこの Qualys デバイスと通信できることを確認するには、Test Connectivity をクリックします。
テスト中にエラー メッセージが表示された場合は、「QualysGuard 統合に関するトラブルシューティング」を参照してください。
ステップ 8
MARS データベースにデバイスを追加するには、Submit をクリックします。
このデバイスをアクティブにしたら(HTML インターフェイスで Activate をクリックしたら)、MARS がデバイスからデータをプルするスケジュールを定義する必要があります。詳細については、「データをプルするインターバルのスケジュール」を参照してください。
データをプルするインターバルのスケジュール
Qualys デバイスをアクティブにしたら(各デバイスが QualysGuard API Server で実行される特定のレポート クエリーを表している場合)、MARS がデバイスからデータをプルするスケジュールを定義する必要があります。定義するスケジュール(更新規則)は、すべての Qualys デバイスで同一です。この更新規則は、Qualys Access IP である固定 IP アドレス(165.193.18.12)に基づいて設定されます。このアドレスを使用して更新規則を定義する場合は、すべての Qualys デバイスがこのスケジュールに基づいて更新されます。MARS が Qualys デバイスに問い合わせ中のときは、ネットワーク上に Qualys デバイスが複数配置されている場合でも、スタガすることはできません。ただし、複数の Local Controller 全体で一意のスケジュールを定義することはできます。
更新規則のさまざまな使用法については、「トポロジー更新のスケジュール」を参照してください。
Qualys デバイスをすべて検出するための規則を定義する手順は、次のとおりです。
ステップ 1
Admin > Topology/Monitored Device Update Scheduler の順にクリックします。
Topology/Monitored Device Update Scheduler ページが表示されます。
ステップ 2
Add をクリックします。
ステップ 3
Name フィールドに Qualys Devices などの有意な値を入力します。
この名前は、Topology/Monitored Device Update Scheduler ページに表示される規則リスト内の規則を識別します。
ステップ 4
Network IP オプション ボタンを選択し、Network IP フィールドと Mask フィールドに 165.193.18.12 および 255.255.255.255 をそれぞれ入力します。
ステップ 5
Add をクリックして、選択したフィールドにデバイスを移動します。
ステップ 6
Schedule テーブルで Daily を選択し、Time of Day リストで時間値を選択します。
このデータはオフピークの時間帯に毎日プルすることを推奨します。ただし、組織に適した任意のインターバルを定義することができます。
ステップ 7
Submit をクリックします。
Topology/Monitored Device Update Scheduler ページのリストに更新規則が表示されます。
ステップ 8
Activate をクリックします。

ヒント
この検出をオンデマンドで実行するには、定義した規則の横にあるチェックボックスをオンにして、Run Now をクリックします。
QualysGuard 統合に関するトラブルシューティング
表 9-1 に、発生する可能性のあるエラー、および考えられる原因やソリューションを示します。
