付録B クエリーの作成
この付録では、MARS の長期クエリーを作成および表示する方法について説明します。MARS では長期クエリーを 2 つの方法で実行できます。
1.
既存レポートを変更します。
利点:
・
レポートが比較的短時間でコンパイルされます。
・
長期間にわたり収集されたデータをコンパイルできます。
欠点:
このタイプのクエリーを使用できるのは、時間範囲以外のクエリー基準が変更されていない場合のみです。また、併用できるのは、次のレポートに限られます。
・
Activity:All - Top Destination Ports
・
Activity:All - Top Destinations
・
Activity:All - Top Event Types
・
Activity:All - Top Reporting Devices
・
Activity:All - Top Sources
・
Activity:Attacks Seen - Top Reporting Devices
・
Activity:Denies - Top Destination Ports
・
Activity:P2P Filesharing/Chat - Top Event Types
・
Activity:Scans - Top Destination Ports
・
Activity:Scans - Top Destinations
・
Activity:Unknown Events - All Events
・
Activity:Web Usage - Top Destinations by Sessions
・
Activity:Web Usage - Top Sources
・
Attacks:All - Top Rules Fired
・
Attacks:All - Top Sources
2.
バッチ クエリーを実行します。
利点:
・
どのクエリー基準でも変更できます。
・
短期間のデータに最適です。
欠点:
・
このタイプのクエリーは低速であり、完了までにかなりの時間がかかることがあります。
・
バッチ クエリーを実行できるのは管理ユーザのみです。
この付録では、両方の長期クエリー方式について説明します。
レポートを使用した長期クエリーの実行
MARS のアクティビティを長期間観察する場合は、定期的に実行される既存レポートの期間(1 時間ごと、1 日ごとなど)を変更する必要があります。レポートが出荷時に MARS に付属していたか、あるいはユーザが作成したかには関係しません。

注
「オンデマンド」でのみ動作するレポートを使用して長期クエリーを実行しようとすると、クエリーを実行した場合と同じ効果になります。長期クエリーではデータをコンパイルする必要があるため、処理に時間がかかることがあります。一方、定期実行レポートのデータは継続的に事前コンパイルされます。
レポートを使用してクエリーを実行する手順は、次のとおりです。
ステップ 1
QUERY / REPORTS タブで、Reports タブをクリックしてメイン レポート ウィンドウを取得します。
図 B-1 メイン レポート ウィンドウ

ステップ 2
変更する定期レポートの横にあるオプション ボタンにナビゲートして、クリックします(この例では、Activity:All - Top Destinations を使用します)。Query カラムをクリックして、レポートを編集します。Build Report ウィンドウが表示されます。
図 B-2 Build Report ウィンドウ

ステップ 3
Build Report ウィンドウの下部で、レポート(Activity:All - Top Destinations)の対象となる Time Range を、目的の期間に変更します。
ステップ 4
Submit ボタンをクリックしてレポートを実行し、メイン レポート ウィンドウに戻ります。
Report タブでのクエリー結果の表示
Report タブにクエリーを表示する手順は、次のとおりです。
図 B-3 メイン レポート ウィンドウ(下部)

ステップ 1
メイン レポート ウィンドウの下部で、レポート(Activity:All - Top Destinations)の横にあるオプション ボタンをクリックします。
ステップ 2
Reports ページの下部にあるドロップダウン リストで、次のいずれかを選択します。
・
View HTML:レポートを HTML ファイルとして表示します。
・
View CSV:レポートを CSV(カンマ区切り値)ファイルとして表示します。
ステップ 3
View Report ボタンをクリックします。

注
レポートの Status カラムにより、レポートが終了したかどうかを確認してから表示できます。完了していないレポートを表示できますが、調査対象のデータの一部が含まれないことがあります。画面をリフレッシュして、Status カラムを更新することもできます。
バッチ クエリーの実行
このタイプの長期クエリーは実行に時間がかかることがあるため、短期間のデータに適しています。

注
バッチ クエリーを実行できるのは管理ユーザのみです。
バッチ クエリーの実行手順は、次のとおりです。
ステップ 1
QUERY / REPORTS > Query タブをクリックします。Query ウィンドウが表示されます。
図 B-4 Query ウィンドウ

ステップ 2
Query ウィンドウで Edit ボタンをクリックして、クエリー基準を変更します。Query Event Data ウィンドウが表示されます。
図 B-5 Query Event Data ウィンドウ

ステップ 3
Query Event Data ウィンドウで、クエリー基準を変更できます(クエリー基準の詳細については、「インシデントの調査」を参照)。各パラメータをクリックすると、クエリーの性質を変更できます。この場合は、送信元 IP アドレスを 10.1.1.6、保存済みの宛先 IP アドレス範囲を mygroup として指定し、クエリー期間を過去 2 日間に設定します。いずれかの Apply ボタンをクリックして、変更をクエリーに適用します。Query Save/Submit ウィンドウが表示されます。
図 B-6 Query Save/Submit ウィンドウ

ステップ 4
Query Save/Submit ウィンドウに、Save as Rule、Save as Report、または Submit Batch のオプションから選択するように求めるメッセージが表示されます。クエリーをバッチ クエリーとして送信するには、Submit Batch をクリックします。クエリーが送信され、Batch Query タブに自動的に移動します。
図 B-7 Batch Query タブ

ステップ 5
クエリーのステータスをリアルタイムで表示するには、Batch Query タブのドロップダウン リストを使用して、Page Refresh Rate を Never(デフォルト)から 1、3、5、10、15、または 30 分に変更します。
ステップ 6
動作中のバッチ クエリーの結果を表示するには、目的のクエリーの横にあるオプション ボタン(グリーンに強調表示)をクリックして、View Results をクリックします。この処理は、クエリーの進行中に実行できます。
MARS のユーザ プロファイル内の電子メール アドレスが有効な場合は、クエリーが完了すると、バッチ クエリーの結果がユーザに電子メールで送信されます。また、QUERY / REPORTS > Batch Query > View Results の順にクリックして、バッチ クエリーの結果を表示できます。

注
クエリーの進行中に、View Results をクリックすると、その時点までにコンパイルされた結果が再計算されます。この処理を実行すると、結果をコンパイルした場合よりも、表示に時間がかかることがあります。
