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Cisco 7000/7500シリーズ
ギガビット・イーサネット・インタフェース・プロセッサ
インストレーション・コンフィギュレーション・ガイド

製品番号: GEIP(=), GBIC-SX=, GBIC-LX=, GBIC-LH=, CAB-GELX-625=

はじめに

このコンフィギュレーション・ノートでは、GEIP(ギガビット・イーサネット・インタフェース・プロセッサ)のインストレーションおよび設定の方法について説明します。GEIPは、7000シリーズ・ルート・スイッチ・プロセッサ(RSP7000)および7000シリーズ・シャーシ・インタフェース(RSP7000CI)を使用するすべてのCisco 7500シリーズ・ルータおよびCisco 7000シリーズ・ルータで運用します (互換性に関する特定の要件については、 ソフトウェアおよびハードウェアの要件 を参照してください)。 このコンフィギュレーション・ノートには、GEIPハードウェアの取り付け/取り外し、およびケーブル接続の手順、基本的なGEIPの設定手順と設定例が記載されています。

目次

このコンフィギュレーション・ノートで説明する内容は、次のとおりです。

関連資料

ルータおよびルータで実行するCisco IOSソフトウェアには、広範囲の機能が含まれています。Cisco IOSソフトウェアの詳細およびルータの一般的なインストレーションおよびメンテナンス情報については、次の資料を参照してください。

インストレーションの前提条件

ここでは、GEIPのインストレーションを適正に行うための前提条件について説明します。次の内容が説明されています。

新しいGEIPを搭載する場合には、設置環境を準備し、ネットワーク接続を検討してください。 IEEE 802.3zギガビット・イーサネットの概要 に記載されているギガビット・イーサネットの説明およびインタフェース・ケーブルの距離制限を必ず参照してください。

ソフトウェアおよびハードウェアの要件

GEIPは、Cisco 7500シリーズ・ルータのCyBusを使用し運用するので、ホスト・ルータはCisco IOS リリース11.1(22)CCまたは11.1 CC以上のリリースを実行している必要があります。

GEIPは、Cisco 7000シリーズ・ルータのCxBusを使用し運用するので、ホスト・ルータはCisco IOS リリース11.1(22)CCまたは11.1 CC以上のリリースを実行している必要があります。

  • GEIPはCisco 7000シリーズ・ルータで運用しますが、これらのルータには、あらかじめ7000 シリーズ・ルート・スイッチ・プロセッサ(RSP7000)および7000シリーズ・シャーシ・インタフェース(RSP7000CI)が搭載されている必要があります。

    GEIPを適正に動作させるには、RSPまたはRSP7000に最低32 MBのDRAMを搭載することを推奨します。
  • データ転送に関連する問題を防ぐには、GEIPを必ず、IEEE 802.3x対応デバイスに接続してください。

必要な工具と部品

GEIPのインストレーションまたはアップグレードを行うには、次の工具および部品が必要です。

モード調整パッチ・コードの製品番号は、CAB-GELX-625= です。伝送距離が984.25フィート(300 m)以上である 62.5/125マイクロン(m) 1 マルチモード光ファイバ1000Base-LXには、このパッチ・コードを使用することを推奨します。

  • 使用環境に適したマルチモードまたはシングルモードの光ファイバ・ケーブル。これらの光ファイバ・ケーブルには、SCタイプの接続が必要です。Cisco社は光ファイバ・ケーブルを提供していないので、市販のケーブルを用意してください(ケーブルに特定の要件については、 光ファイバおよびケーブルの特性 および 光ファイバ・ケーブル を参照してください)。

追加の機器が必要な場合には、製品を購入された代理店にお問い合わせください。

安全に関する推奨事項

電源または電話配線に接続する機器を取り扱うときは、安全のために次のガイドラインに従ってください。

安全上の警告

誤って行うと危害が生じる可能性がある操作については、安全上の警告が記載されています。各警告文に、警告を示すシンボルが記されています。

警告 危険 」の意味です。人身事故を予防するための注意事項が記述されています。機器の作業を行うときは、電気回路の危険性および一般的な事故防止対策に注意してください。このマニュアルに記載されている警告の各国語翻訳は、この装置に添付されている『Regulatory Compliance and Safety Imformation』を参照してください。

電気を扱う際の注意事項

電気が流れている機器の作業をする場合には、次の基本的なガイドラインに従ってください。

  • シャーシ内部を扱う作業を始める前に、事前に作業場所の緊急電源遮断スイッチがどこにあるか確認してください。
  • シャーシの設置や取り外しを行うときには、事前にすべての電源を切断してください。
  • 危険を伴う作業は、1人では行わないでください。
  • 回路の電源が切断されていると思い込まないで、必ず確認してください。
  • 人に危害を与えたり、装置の安全性を損なう危険性のある行為は行わないでください。
  • 濡れた床、アースされていない電源延長コード、保護アースの不備などがないかどうか、作業場所の安全を十分に確認してください。

電話配線に関する注意事項

電話線または他のネットワーク・ケーブルを接続する機器を取り扱うときは、次のガイドラインに従ってください。

  • 雷が発生しているときは、電話配線を行わないでください。
  • 防水設計されていない電話ジャックは、濡れた場所に取り付けないでください。
  • 電話回線がネットワーク・インタフェースから切り離されていないときは、絶縁されていない電話線や端子に触れないでください。
  • 電話回線の設置または変更は、十分注意して行ってください。

静電破壊の防止

静電気放電(ESD)により、装置や電子回路が損傷を受けることがあります(静電破壊)。静電破壊は電子部品の取り扱いが不適切な場合に発生し、故障または間欠的な障害をもたらします。

静電破壊を防止するために、次のガイドラインに従ってください。

  • 静電気防止用リスト/アンクル・ストラップを肌に密着させて着用してください。
  • シャーシ・フレームの塗装されていない面にストラップのクリップを接続してください。
  • コンポーネントを取り付けるときは、任意のイジェクタ・レバーまたは非脱落型ネジを使用して、バス・コネクタをバックプレーンに適切に固定してください。
  • コンポーネントを取り外すときは、任意のイジェクタ・レバーまたは非脱落型ネジを使用して、バックプレーンまたはミッドプレーンからバス・コネクタを取り外してください。
  • ハンドルまたはエッジ部分のみを持ち、プリント基板またはコネクタには触れないでください。
  • 取り外したボードのコンポーネント側を上にして静電気防止シートの上に置くか、ただちに静電気防止容器に入れてください。
  • プリント基板に衣服が接触しないように注意してください。リスト・ストラップは体内の静電気からコンポーネントを保護するだけです。衣服の静電気によって静電破壊が生じることがあります。
  • プリント基板は、金属フレームから取り外さないでください。
  • 安全を守るために、静電気防止用ストラップの抵抗値を定期的にチェックしてください。 抵抗値は1〜10 Mohmでなければなりません。

インタフェース・プロセッサの取り付け/取り外しの注意事項

ここでは、システム・コンポーネントの取り扱いについて説明します。不注意によるボードの破損を防ぐには、正しい手順に従って作業することが重要です。ここに記載されているのは概要だけです。具体的な取り付け/取り外しの手順については、 GEIPの取り付け を参照してください。

インタフェース・プロセッサの取り付け/取り外しは、システムの稼働中に行うことができます。ソフトウェアによる特別な設定や、システム電源のリセットは不要です。この機能によって、システムをオンラインにした状態でインタフェース・プロセッサの追加、取り外し、または交換ができます。そのため、作業中にネットワーク上のエンド・ユーザに影響が及ぶことはなく、すべてのルーティング情報が保持されるので、セッションが中断されることはありません。

インタフェース・プロセッサを交換すると、現在のコンフィギュレーションに適合し、交換前にupに設定されていたインタフェースだけがオンラインになります。その他のインタフェースについては、 configure コマンドを使用して設定する必要があります。

  • 正しい手順に従って作業を行わないと、システムがハードウェア障害を通知することがあります。一度に1つのインタフェース・プロセッサの作業だけを行うことを強く推奨します。別のインタフェース・プロセッサを取り付けたり、取り外す場合には、前の作業が完了してから次の作業を始めるまでに、最低20〜30秒待機する必要があります。 システムによる確認が完了する前に処理が中断されると、システムはハードウェア障害であるとみなすことがあります。

Cisco 7000シリーズおよびCisco 7500シリーズのルータは、インタフェース・プロセッサ・スロットの末端にイジェクタ・レバーが付いています( GEIPのイジェクタ・レバーと非脱落型ネジ ― 水平方向 aを参照)。 イジェクタ・レバーを使用して、カード・コネクタをバックプレーンの位置に合わせて固定します。イジェクタ・レバーを使用してインタフェース・プロセッサを正しく挿入しないと、カードまたはインタフェース・プロセッサと接触するピンの順序が不正になることがあります。GEIPの取り付け/取り外しの指示に必ず従ってください。次に、不正な取り付けの例と、その結果を示します。

  • ハンドルを持ってインタフェース・プロセッサをスロットに無理に押し込むと、イジェクタ・レバーのスプリングがはずれることがあります。この場合、イジェクタ・レバーを使用してインタフェース・プロセッサを固定しようとすると、(すでにカードまたはインタフェース・プロセッサと噛み合っている)最前列のピンが、いったん切断されて再接続されることになり、システムはボード障害であるとみなします。
  • ハンドルを持ってインタフェース・プロセッサをスロットに無理に押し込むと、バックプレーンの正しい位置に挿入されなかった場合、ボード・コネクタのピンが破損することがあります。
  • (イジェクタ・レバーではなく)ハンドルを使ってインタフェース・プロセッサをバックプレーンに固定する場合には、インタフェース・プロセッサを正しい位置に挿入するために、一度ボードを引き出してから再挿入しなければならないことがあります。バックプレーンのピンが破損していなくても、一度噛み合ったピンがカードまたはインタフェース・プロセッサから切り離されると、ボード障害とみなされます。イジェクタ・レバーを使用すれば、1回の動作で、ボード・コネクタをバックプレーンに確実に取り付けることができます。
  • ハンドルだけでインタフェース・プロセッサの取り付け/取り外しを行ったり、イジェクタ・レバーがインタフェース・プロセッサに対して完全にセットされていないと、(すべてではなく)一部のピンだけがカードまたはインタフェース・プロセッサに噛み合っている状態になり、システムが停止します。イジェクタ・レバーを正しい位置にセットすれば、3列すべてのピンがバックプレーンに確実に噛み合います(またはバックプレーンから完全に切り離されます)。

インタフェース・プロセッサを取り外すときは、バックプレーンのコネクタ・ピンが正しい順序でインタフェース・プロセッサから切り離されるよう、イジェクタ・レバーを使用してください。インタフェース・プロセッサのピンが部分的にバックプレーンに接続していると、バスの動作が停止する原因になります。オンラインでの取り付け/取り外しを正しく完了するために、GEIPの取り付け/取り外しの手順に従ってください。

GEIPのイジェクタ・レバーと非脱落型ネジ ― 水平方向

  • GEIPは、Cisco 7010およびCisco 7505では水平方向に、Cisco 7000、Cisco 7507、Cisco 7513、およびCisco 7576では垂直方向に取り付けます。

IEEE 802.3zギガビット・イーサネットの概要

ここでは、IEEE 802.3zおよびギガビット・イーサネットの概要について説明します。 イーサネット は、一般的なイーサネット仕様に適合しているすべてのLAN(ローカルエリア・ネットワーク)で使用されている共通の用語で、IEEE 802.3zに基づくギガビット・イーサネットも含まれます。ギガビット・イーサネットは、ローカル伝送媒体で、適宜、大型トラフィックを最大ピーク時のデータ伝送速度で転送しなければならない環境に適しています。

  • GEIPは、半二重通信をサポートしていません。サポートしているのは全二重通信だけです。

IEEE 802.3z仕様には、次の3種類の物理レイヤ・プロトコルが規定されています。

  • 1000Base-CX ― 平衡型ケーブルを媒体とする全二重通信
  • 1000Base-SX ― マルチモード光ファイバを媒体とする短波長(850-nm)の全二重通信
  • 1000Base-LX ― マルチモードまたはシングルモード光ファイバを媒体とする長波長(1300-nm)の全二重通信
  • Cisco社は、IEEE 802.3z 1000Base-LX準拠で、伝送距離を最大6.21マイル(10 km)に拡張した Long Haul (LH)という別バージョンの1000Base-LXも提供しています。 GEIPには、1000Base-SX、1000Base-LX、およびLong Haulの接続オプションがあります。

    GEIPは、1000Base-CX物理レイヤ・プロトコルをサポートしていません。

物理レイヤ・プロトコルの名前は、速度/シグナリング方式/セグメント長の形式で、各プロトコルの特性が反映されています。速度は、メガビット/秒(Mbps)のLAN伝送速度、シグナリング方式は使用するシグナリング方式(ベースバンドまたはブロードバンド)、セグメント長は通常、100 m以上のステーション間の最大距離を示します。たとえば、1000Base-SXは、1000-MbpsのベースバンドLANで、 1000Base-SXリンクのパワー・バジェットおよびパワー・ペナルティ(ワースト・ケース) に定義されている最大ネットワーク・セグメント(伝送距離)をサポートしています。 1000Base-LXリンクのパワー・バジェットとパワー・ペナルティ(ワースト・ケース) および Long Haulリンクのパワー・バジェットとパワー・ペナルティ(ワースト・ケース) に、それぞれ1000Base-LXとLong Haulの最大ネットワーク・セグメントの定義を示します。

GEIPのリンク距離の制限事項

GEIPは、シングルモードとマルチモードの2種類の光ファイバを使用します。モードは、特定の入射角でファイバに入ってくる光線の束であると考えることができます。シングルモード・ファイバでは、ファイバを通して伝搬されるモードは1つだけですが、マルチモード・ファイバでは、ファイバを通して複数のモードが伝搬されます。

光ファイバを通して伝搬する複数の光伝搬モードは、各モードの入射角に依存して伝搬距離(光路長)が異なるので、それぞれ異なる時間に(光ファイバの)受信端に到着します(モード分散と呼ばれる現象です)。したがって、シングルモード・ファイバの方がより広い帯域を有し、マルチモード・ファイバに比べてケーブル距離を長くすることができます。

IEEE 802.3zでは、光伝搬路の減衰量とパワー・ペナルティとの合計を補償できる最小の光電力として、パワー・バジェットが定義されています。これらは、送信側の最小光送出電力と受信側の最小受光電力との差として計算されます。また、チャネルの挿入損失は、送受信間のリンクの静的損失として定義されています。これには、ファイバ、コネクタ、およびスプライスの損失が含まれ、リンク距離の計算に使用されます。

なお、光ファイバ・リンクにおいては、リンクのパワー・ペナルティは、リンクの減衰量に起因しません。パワー・ペナルティには、モーダル・ノイズ、RIN(相対ノイズ強度)、ISI(シンボル間干渉量)、モード分配ノイズ、消光比、およびアイ開口などによる劣化が含まれます。

次に、1000Base-SX( 1000Base-SXリンクのパワー・バジェットおよびパワー・ペナルティ(ワースト・ケース) )、1000Base-LX( 1000Base-LXリンクのパワー・バジェットとパワー・ペナルティ(ワースト・ケース) )、およびLH( Long Haulリンクのパワー・バジェットとパワー・ペナルティ(ワースト・ケース) )でのシングルモードおよびマルチモード伝送の一般的な最大距離を示します。表4に、光ファイバ・ケーブルの要件をリストします。

  • 2つの接続ステーション間の距離が表中の最大距離を超えていると、著しい信号損失が生じ、伝送の信頼性がなくなることがあります。

    2つの接続ステーション間の最小距離は、6.56フィート(2.0 m)です。

    1000Base-LXおよびLHのマルチモード接続で、距離が984.25フィート(300 m)を超える場合には、モード調整パッチ・コードが必要です(モード調整パッチ・コードの詳細については、 マルチモードGBIC-LXおよびGBIC-LHで使用するモード調整パッチ・コード を参照してください)。
1000Base-SXリンクのパワー・バジェットおよびパワー・ペナルティ(ワースト・ケース)

パラメータ 2

62.5-m 3 マルチモード

50-m マルチモード

850 nmで測定したモーダル帯域(最小光送出時)

160 MHz*km

200 MHz*km

400 MHz*km

500 MHz*km

リンクのパワー・バジェット

7.5 dB

7.5 dB

7.5 dB

7.5 dB

伝送距離

721.78フィート(ft)
220メートル(m)

902.23 ft
275 m

1,640.42 ft
500 m

1,804.46 ft
550 m

チャネルの挿入損失 4 5

2.38 dB

2.60 dB

3.37 dB

3.56 dB

リンクのパワー・ペナルティ チャネルの挿入損失、リンクのパワー・ペナルティ、および非割り当てマージンの計算には、830 nmの波長が使用されます。

4.27 dB

4.29 dB

4.07 dB

3.57 dB

リンク・パワー・バジェットの非割り当てマージン チャネルの挿入損失、リンクのパワー・ペナルティ、および非割り当てマージンの計算には、830 nmの波長が使用されます。

0.84 dB

0.60 dB

0.05 dB

0.37 dB

1000Base-LXリンクのパワー・バジェットとパワー・ペナルティ(ワースト・ケース)

パラメータ 6

62.5-m 7 マルチモード

50-m マルチモード

10-m シングルモード

1300 nmで測定したモード帯域(最小光送出時)

500 MHz*km

400 MHz*km

500 MHz*km

リンクのパワー・バジェット

7.5 dB

7.5 dB

7.5 dB

8.0 dB

伝送距離

1,804.46フィート(ft)
550メートル(m)

1,804.46 ft
550 m

1,804.46 ft
550 m

16,404.2 ft
5000 m

チャネルの挿入損失 8 9

2.35 dB

2.35 dB

2.35 dB

4.57 dB

リンクのパワー・ペナルティ チャネルの挿入損失、リンクのパワー・ペナルティ、および非割り当てマージンの計算には、830 nmの波長が使用されます。

3.48 dB

5.08 dB

3.96 dB

3.27 dB

リンク・パワー・バジェットの非割り当てマージン チャネルの挿入損失、リンクのパワー・ペナルティ、および非割り当てマージンの計算には、830 nmの波長が使用されます。

1.67 dB

0.07 dB

1.19 dB

0.16 dB

Long Haulリンクのパワー・バジェットとパワー・ペナルティ(ワースト・ケース)

パラメータ 10

10-m 11 シングルモード

リンクのパワー・バジェット

10.5 dB

伝送距離

32,808.4フィート(ft)
10,000メートル(m)

チャネルの挿入損失 12 13

7.8 dB

リンクのパワー・ペナルティ チャネルの挿入損失、リンクのパワー・ペナルティ、および非割り当てマージンの計算には、830 nmの波長が使用されます。

2.5 dB

リンク・パワー・バジェットの非割り当てマージン チャネルの挿入損失、リンクのパワー・ペナルティ、および非割り当てマージンの計算には、830 nmの波長が使用されます。

0.2 dB

光ファイバおよびケーブルの特性

特性

62.5-m 14 マルチモード

50-m マルチモード

10-m シングルモード

ファイバ仕様の公称波長

850 nm 15

1300 nm

850 nm

1300 nm

1300 nm

光ファイバ・ケーブルの減衰量(最大値)

3.75 dB/km 16

1.5 dB/km

3.5 dB/km

1.5 dB/km

0.5 dB/km

モーダル帯域
(最小光送出時)

160 MHz*km

500 MHz*km

400 MHz*km

400 MHz*km

200 MHz*km

500 MHz*km

500 MHz*km

500 MHz*km

ゼロ分散波長

1320〜1365 nm

1295〜1320 nm

1300〜1324 nm

伝送タイプと光ファイバ・タイプによる送信/受信パワーの最小/最大値

伝送タイプ
光ファイバ・タイプ

波長

送信パワー
最小/最大値

受信パワー
最小/最大値

1000Base-SX
50-m 17 マルチモード
62.5-m マルチモード


770〜860 nm 18
770〜860 nm


9.5 dBm / 4 dBm 19
9.5 dBm / 4 dBm


17 dBm / 0 dBm
17 dBm / 0 dBm

1000Base-LX
50-m マルチモード
62.5-m マルチモード
10-m シングルモード


1270〜1355 nm
1270〜1355 nm
1270〜1355 nm


11.5 dBm / 3 dBm
11.5 dBm / 3 dBm
11 dBm / 3 dBm


19 dBm / 3 dBm
19 dBm / 3 dBm
19 dBm / 3 dBm

Long Haul
10-m シングルモード


1280〜1350 nm


9.5 dBm / 3 dBm


20 dBm / 3 dBm

パワー・バジェットの査定

効率的な光データ・リンクを設計するには、パワー・バジェットを査定すべきです。光データ・リンクを適正に運用するには、受信端に到達した変調光を正しく復調できるだけの十分なパワーが必要です。データ・リンクの効率は、スプライスおよびコネクタの損失によって影響されます。

表1、表2、および表3に示した最大伝送距離は、次の前提に基づく推定値です。

  • マルチモード光ファイバの場合、コネクタとスプライスの合計損失が1.5 dBである
  • シングルモード光ファイバの場合、コネクタとスプライスの合計損失が2.0 dBである

したがって、実際のネットワークでは、次のように伝送距離を調整してください。

  • コネクタとスプライスの合計損失が上記の前提より大きい場合、最大伝送距離より短い光ファイバ・ケーブルを使用します(シングルモード・パワー・マージンの例を参照してください)。
  • コネクタとスプライスの合計損失が前提より小さい場合、最大伝送距離より長い光ファイバ・ケーブルを使用できます。

最大伝送距離を超えてもよいのはシングルモード光ファイバ・ケーブルの場合だけです。マルチモード光ファイバ・ケーブルでは、マルチモード・ファイバ上のレーザ光源のDMD(Defferential Mode Delay)がペナルティとなるので、最大伝送距離を超えることはできません。指定された伝送距離に従うことを推奨します。

十分な光伝搬パワーを備えたマルチモード・パワー・マージンの例

PM(パワー・マージン)は、チャネルの挿入損失またはケーブルの損失(コネクタ損失+スプライス損失)として定義されます。結果は0以上となり、dB(デシベル)で表されます。

次に、マルチモード光ファイバを使用した1000Base-SX GEIPのPMの計算例を示します。 変数は次のとおりです。

  • マルチモード・タイプ:62.5 mm
  • マルチモードのモーダル帯域(BW): 200 MHz*km
  • リンク長 = 250 m、損失 = 3.75 dB/km( 光ファイバおよびケーブルの特性 を参照)
  • コネクタ x 2、各コネクタの損失 = 0.5 dB
  • スプライス x 1、損失 = 0.5 dB

次のように、マルチモードのパワー・マージンを計算します。

1000Base-SXリンクのパワー・バジェットおよびパワー・ペナルティ(ワースト・ケース) から、チャネル挿入損失 = 2.60 dBです。したがって―

PM = 2.60 dB 250 m (3.75 dB/km) 2 (0.5 dB) 1 (0.5 dB)

PM = 2.60 dB 0.94 dB 1 dB 0.5 dB

PM = 0.16 dB

0.16 dBの正数値は、このリンクに十分な光伝搬パワーがあることを示しています。

十分な光伝搬パワーを備えたシングルモード・パワー・マージンの例

次に、シングルモード光ファイバを使用した Long-Haul GEIPのPMの計算例を示します。5 km離れた2つの建物(損失 = 0.5 dB/km、 光ファイバおよびケーブルの特性 を参照)が、10のコネクタ(各コネクタの損失 = 0.5 dB)のある中間建物のパッチ・パネルに接続しています。

次のように、シングルモードのパワー・マージンを計算します。

表3から、チャネル挿入損失 = 7.8 dBです。したがって ―

PM = 7.8 dB 5 km (0.5 dB/km) 10 (0.5 dB)

PM = 7.8 dB 2.5 dB 5 dB

PM = 0.3 dB

0.3 dBの正数値は、このリンクに十分な光伝搬パワーがあることを示しています。

統計を使用したパワー・バジェットの推定

統計モデルを使用すると、ワースト・ケースの値を使用するよりも、より正確なパワー・バジェットを推定できます。統計方式によるリンク損失を判別するには、データ・リンク・コンポーネントの差異を正確に把握する必要があります。統計によるパワー・バジェット分析は、このマニュアルの範囲ではありません。詳細は、ITU-T勧告およびご使用の機器の仕様書を参照してください。

パワー・バジェットおよび減衰量の参考資料

次の資料に、パワー・バジェットおよび減衰量の求め方に関する情報が記載されています。

  • T1E1.2/92-020R2 ANSI、通信に関する米国規格草案 『Broadband ISDN Customer Installation Interfaces: Physical Layer Specification
  • Power Budget Analysis 』、AT&T Technical Note, TN89-004LWP, May 1989

製品の概要

ここでは、GEIPに関する次の内容について説明します。

GEIP( GEIP(ギガビット・イーサネット・インタフェース・プロセッサ) の前面パネル ― 平面図 および GEIP ― 平面図 を参照)は、シングルポート、固定コンフィギュレーションのインタフェース・プロセッサで、適正な光ファイバ・ケーブルを媒体とする1000-MbpsのIEEE 802.3z準拠GE(ギガビット・イーサネット)インタフェースを提供します。GEIP上のGEインタフェースでは、各方向 ― 送信(TX)および受信(RX)について、1000 Mbpsの全二重伝送を行うことができます。

GEIP(ギガビット・イーサネット・インタフェース・プロセッサ) の前面パネル ― 平面図

GEIP ― 平面図

  • GEIPは、固定コンフィギュレーションのアセンブリです。そのため、個々のGEインタフェースをスペアパーツとして入手することはできません。また、ハンドルがないので、フィールド交換および取り外しはできません。 GEIPアセンブリそのものが、FRU(Field-Replaceable Unit)となります。

GEIPは、次の機能をサポートしています。

  • IEEE 802.3z仕様:全二重伝送のみ
  • IEEE 802.3xフロー制御
  • RSP(ルート・スイッチ・プロセッサ)パケット転送、分散された最適化スイッチング、高速スイッチング、分散フロー・スイッチング、DCAR(分散コミット・アクセス・レート)を含む、レイヤ3分散サービス
  • IEEE 802.1Qフレーム(タグ/非タグ・モード)
  • IEEE 802.1Qフレームを使用できるのは、Cisco IOSリリース12.0(3)Tまたは12.0 T以上のリリースのみです。
  • MTU(最大伝送ユニット):4,476バイト
  • イーサネットISL(スイッチ間リンク)カプセル化
  • Gigabit EtherChannel機能(フォールトトレランス性およびロード・シェアリング)
  • GEIPおよび GBIC(ギガビット・インタフェース・コンバータ)のホットスワップ
  • GBICによる、1000Base-SX(短波長 ― 850 nm [ナノメートル])、1000Base-LX(長波長 ― 1300 nm)、およびLong-Haul(長波長 ― 1300 nm)伝送のサポート(GBICに特定の要件については、 GBIC(ギガビット・インタフェース・コンバータ) を参照してください)

GEIPのSDRAM(同期ダイナミック・ランダムアクセス・メモリ)構成は32〜128 MB(メガバイト)、GEIPのSRAM(スタティック・ランダムアクセス・メモリ)の構成は4〜8 MBです。GEIPは、Cisco 7000シリーズまたはCisco 7500シリーズ・ルータの任意の使用可能なインタフェース・プロセッサ・スロットに取り付けることができます(Cisco 7000シリーズ・ルータに関するハードウェア要件については、 ソフトウェアおよびハードウェアの要件 を参照してください)。

  • システムの問題を防ぐため、GEインタフェースの取り外しまたは交換、その他のGEIPの分解は行わないでください。GEIPアセンブリ全体を、FRUとして取り扱う必要があります。

GEIPのLED

GEインタフェースには、ENABLED LEDおよびGEインタフェースの3つのステータスLEDが含まれています。 システムの初期設定が終了すると、ENABLED LEDが点灯し、GEIPが動作可能になったことを示します(各LEDの位置は GEインタフェース上のLED ― 前面プレート部分図 を参照してください)。

GEインタフェース上のLED ― 前面プレート部分図

ENABLED LEDが点灯するためには、次の条件が満たされている必要があります。

  • GEIPが正しく接続され、電力が供給されていること。
  • システム・バスがGEIPを認識していること。
  • GEIPに、正しくダウンロードした有効なマイクロコード・バージョンが含まれていること。

いずれかの条件が満たされていない場合、または他の理由で初期設定が失敗した場合には、ENABLED LEDは点灯しません。

3つのステータスLEDとその機能は、次のとおりです。

LED 20

カラー

意味

TX(送信)

グリーン

データ送信中に点滅します。

RX(受信)

グリーン

データ受信中に点滅します。

LINK(リンク)

グリーン

ネットワークからのキャリア信号をインタフェースが受信中のときに点灯します。

GBIC(ギガビット・インタフェース・コンバータ)

ここでは、GEIPと1000Base-Xネットワークとの間に搭載されるGBICについて説明します( GBIC(ギガビット・インタフェース・コンバータ) を参照)。

  • システムの問題を防ぐため、サードパーティのGBICは使用しないでください。GEIPに付属のGBICだけを使用してください。
GBIC(ギガビット・インタフェース・コンバータ)

1000Base-SX(GBIC-SX)、1000Base-LX(GBIC-LX)、およびLong-Haul(GBIC-LH)の各GBICには、1000Base-X仕様に準拠し、IEEE 802.3zインタフェースをサポートする、SCタイプ・デュプレックス・レセプタクル形式の1つの光インタフェースがあります ( GBIC(ギガビット・インタフェース・コンバータ) を参照)。

  • GEIPは、GBICが取り付けられた状態で出荷されます。

GBICには、用途に応じて、1000Base-SX(短波長)用の850 nm Class-1レーザ、1000Base-LX(長波長)用の1300 nm Class-1レーザ、またはLong-Haul(長波長)用の1300 nm Class-1レーザのいずれかが設定されています。

  • 光ファイバ・ケーブルが接続されていない場合、開口部から目に見えないレーザ光が放射されています。レーザ光にあたらないよう、開口部をのぞきこまないでください。
  • Class 1レーザ製品です。

光ファイバ・ケーブル

ここでは、GEIPと併用する光ファイバ・ケーブルについて説明します。

シンプレックスSCタイプ・コネクタ および デュプレックスSCタイプ・コネクタ に、マルチモードまたはシングルモード光ファイバ・ケーブルのシンプレックスおよびデュプレックスSCタイプ・コネクタを示します。シンプレックス接続では、送信側(TX)と受信側(RX)にそれぞれ1本のケーブルが必要です。デュプレックス接続では、送信側(TX)と受信側(RX)を1本のケーブルで接続します。GEIPには、シンプレックスまたはデュプレックスのいずれかの接続を使用できます(Cisco社は光ファイバ・ケーブルを提供していません。市販のケーブルを用意してください)。

  • 光ファイバ・ケーブルが接続されていない場合、開口部から目に見えないレーザ光が放射されています。レーザ光にあたらないよう、開口部をのぞきこまないでください。
  • Class 1レーザ製品です。

GEIP上のGBICに使用できる光ファイバ・ケーブルは、次のとおりです。

  • 1000Base-SX ― 50/125-m または62.5/125-mマルチモード光ファイバ・ケーブル
  • 1000Base-LX ― 9/125-mまたは10/125-mシングルモード光ファイバ・ケーブル、または伝送距離が984.25フィート(300 m)未満の場合は50/125-mまたは62.5/125-mマルチモード光ファイバ・ケーブル
  • Long Haul ― 9/125-mまたは10/125-mシングルモード光ファイバ・ケーブル、または伝送距離が984.25フィート(300 m)以上の場合は50/125-m または62.5/125-mマルチモード光ファイバ・ケーブル
シンプレックスSCタイプ・コネクタ

デュプレックスSCタイプ・コネクタ

マルチモードGBIC-LXおよびGBIC-LHで使用するモード調整パッチ・コード

GEIPのGBIC-LXオプションは、光源として1300-nm(長波長) Class 1レーザを使用し、50/125-mまたは62.5-m マルチモード光ファイバに接続します。

GEIPのGBIC-LHオプションは、光源として1300-nm(長波長) Class 1レーザを使用し、50/125-mまたは62.5-m マルチモード光ファイバに接続します。

シングルモード光ファイバ用に設計された未調整のレーザ光源をマルチモード光ファイバ・ケーブルに直接適用すると、DMD(Defferential Mode Delay)と呼ばれる遅延が発生し、光ファイバ・ケーブルのモーダル帯域のグレードが劣化することがあります。

この劣化が生じると、信頼性を保持できるリンク・スパン(送受信間の距離)が短くなります。DMDの影響は、レーザ光源の光送出特性を調整することによって防止できます。この調整を行うには、 モード調整パッチ・コード と呼ばれるデバイスを使用します。

モード調整パッチ・コードは、コネクタ・ハードウェアで終端された1対の光ファイバを含む光ファイバ・ケーブル・アセンブリです。 モード調整パッチ・コード・アセンブリ に、モード調整パッチ・コード・アセンブリを示します。具体的には、モード調整パッチ・コードは、シングルモード光ファイバのコアをグレーデッド・インデックス型マルチモード光ファイバに連結し、固定したものです( モード調整パッチ・コード・アセンブリ オフセット を参照)。

  • 1000Base-SXマルチモード接続、1000Base-LXシングルモード接続、またはLong-Haulシングルモード接続では、モード調整パッチ・コードは不要です。
モード調整パッチ・コード・アセンブリ

モード調整パッチ・コード・アセンブリは、送信側に接続するシングルモードからマルチモードへのオフセット開始ファイバと、受信側に接続する2本目の従来タイプのグレーデッド・インデックス型マルチモード光ファイバで構成されたデュプレックス光ファイバです。両端のプラグ間にパッチ・コードを使用することによって、マルチモード1000Base-LXおよびLHリンクに最大限のパワー・バジェットを適用できるようになります。

  • データ伝送の問題を防ぐため、 984.25フィート(300 m)以上の伝送距離で、50/125-mまたは62.5/125-mマルチモード光ファイバを媒体とする1000Base-LX(1300-nm)またはLong-Haul GEインタフェースを接続する場合には、モード調整パッチ・コードを使用する必要があります。

モード調整パッチ・コードの一般的な適用 に、モード調整パッチ・コードの一般的な適用例を示します。

モード調整パッチ・コードの一般的な適用

適合規格

GEIPは、次の規格に適合するよう設計されています。

適合

規格

安全規格

CSA-C22.2 No. 950(カナダ)
EN60950(ドイツ)
IEC 950(インターナショナル)
TS001、AS/NZS 3269(オーストラリア)
UL 1950(米国)

EMI規格

CE mark(ヨーロッパ)
CISPR 22 Class B(インターナショナル)
FCC Part 15 Class A(米国)
EN55022 Class B(ヨーロッパ)
ICES-003 Class A(カナダ)
VCCI Class 2(日本)

GEIPの取り付け

ここでは、Cisco 7000シリーズまたはCisco 7500シリーズ・ルータでのGEIPの取り付け/取り外しの手順について説明します。

GEIPの取り付け手順は、各ルータ・モデルに共通です。そのため、ここでは特定のモデル名ではなく単に ルータ という用語を使用します。ホットスワップ機能により、システムをシャットダウンせずに、GEIPの取り付け/取り外しを行うことができます。ただし、作業を行うときは、必ずこのマニュアルの指示に従ってください。GEIPを正しく取り付けないと、ボード障害を示すシステム・エラー・メッセージが表示されます。

インタフェース・プロセッサの取り付け/取り外しに関する注意事項については、 インタフェース・プロセッサの取り付け/取り外しの注意事項 を参照してください。 図10に、インタフェース・プロセッサの取り扱いを示します。

インタフェース・プロセッサの取り扱い ― 水平方向

未使用のインタフェース・プロセッサ・スロットには、ルータを埃から保護し、インタフェース・プロセッサ本体のエアフローが適正に保持されるよう、インタフェース・プロセッサ・フィラー(プリント回路の付いていないインタフェース・プロセッサ・ボード)を挿入しておく必要があります。GEIPを交換したり、新しいGEIPを取り付ける ― 未使用スロットからインタフェース・プロセッサ・フィラーを取り外す必要がある ― 場合には、最初に次の GEIPの取り外し を参照してください。

  • EMI規格に準拠するため、Cisco 7507、Cisco 7513、およびCisco 7576ルータにはEMI防止シールが装着されています。最初のインタフェース・プロセッサは、RSPスロットに最も近いスロットに取り付け、徐々にRSPスロットから離れたスロットを使用することを推奨します。

GEIPの取り外し

ここでは、GEIPを新たに取り付ける、または交換する際に、既存のGEIP、インタフェース・プロセッサ、またはインタフェース・プロセッサ・フィラーを取り外す手順について説明します。

GEIPまたは他のインタフェース・プロセッサを取り外すときに、インタフェースをシャットダウンしたり、システムの電源を切る必要はありません。ルータ内部に埃が入ったり、EMI(電磁波干渉)が起きるのを防ぐため、インタフェース・プロセッサ・スロットを開けたままにしないでください。静電破壊を防ぐため、静電気防止用リスト・ストラップを着用してください。

  • Cisco 7507またはCisco 7513システムのHSA(High System Availability)がアクティブの場合、いずれかのCyBusのインタフェース・プロセッサのホットスワップを実行すると、RSP2がリブートし、バス・エラーまたはプロセッサ・メモリ・パリティ・エラーが発生することがあります。この症状はマスタRSPによって回復され、[cBus Complex Restart]メッセージが表示されます。RSP4をシステム・スレーブに設定したCisco 7507およびCisco 7513システムは影響を受けないので、この問題は生じません。

Cisco 7507またはCisco 7513のHSA機能がアクティブではなく、RSP2がシステム・スレーブとして設定されている場合は、次の手順のステップ3だけを実行してください。

Cisco 7507またはCisco 7513のHSA機能がアクティブで、RSP2がシステム・スレーブとして設定されている場合は、次の手順の全ステップを実行することを推奨します。

  1. スレーブのRSP2を取り外します。
  2. 20〜30秒間、待機します。
  3. GEIPまたはインタフェース・プロセッサを取り外し、新しいGEIPと交換します。
  4. 障害のあるGEIPを交換する場合は、GEIPポートからすべてのケーブルを取り外します。
  5. ドライバを使用して、ボード両端の非脱落型ネジを緩めます( GEIPのイジェクタ・レバーと非脱落型ネジ ― 水平方向 を参照)。
  6. GEIPまたはインタフェース・プロセッサを取り外すときは、必ずイジェクタ・レバーを使用してください。イジェクタ・レバーを使わずに取り外すと、ボード障害を示すシステム・エラー・メッセージが表示されることがあります。
  1. イジェクタ・レバーに親指を置き、両方のイジェクタ・レバーを外側( GEIPのイジェクタ・レバーと非脱落型ネジ ― 水平方向 cの方向と逆方向)に同時に押して、GEIPをバックプレーン・コネクタから外します。
  2. ハンドルを持ってボードをスロットから慎重に引き抜き、もう一方の手でボードの下側を支えます( インタフェース・プロセッサの取り扱い ― 水平方向 を参照)。ボードがバックプレーンと平行になるようにしてください。

GEIPまたはインタフェース・プロセッサを取り外した後、インタフェース・プロセッサ・スロットを空き状態にしておくときは、ルータ内部に埃が入るのを防ぎ、ルータ内のエアフローが適正に保たれるよう、インタフェース・プロセッサ・フィラー(製品番号 MAS7K-BLANK)を挿入してください。インタフェース・プロセッサ・スロットを開けたままにしないでください。

  1. 取り外したボードを工場に返却する場合は、ボードを静電気防止マットまたはフォーム・パッド上に置くか、静電気防止容器に入れてください。
  2. Cisco 7507またはCisco 7513のHSA機能がアクティブではなく、RSP2がシステム・ス レーブとして設定されている場合は、すぐに GEIPの取り付け の手順を行ってください。それ以外の場合は、ステップ4に進みます。
  1. 20〜30秒間、待機します。
  2. スレーブのRSP2を再び挿入します。

これで、Cisco 7000シリーズまたはCisco 7500シリーズ・ルータからGEIPまたはインタフェース・プロセッサを取り外す手順は終了です。次に、 GEIPの取り付け の作業を行います。

GEIPの取り付け

ここでは、GEIPを取り付ける手順について説明します。 GEIPは、インタフェース・プロセッサ用の空きスロットに挿入し、バックプレーンに直接接続します。インタフェース・プロセッサはバックプレーンのガイドピンと噛み合うよう設計されているので、GEIPを取り付けられるのはインタフェース・プロセッサ用のスロットだけです。

  • EMI規格に適合させるため、Cisco 7507、Cisco 7513、およびCisco 7576ルータにはEMI防止用シールが装着されています。最初のインタフェース・プロセッサは、RSPスロットに最も近いスロットに取り付け、徐々にRSPスロットから離れたスロットを使用することを推奨します。

インタフェース・プロセッサの取り付けとイジェクタ・レバーの詳細図は、 GEIPのイジェクタ・レバーと非脱落型ネジ ― 水平方向 を参照してください。取り付け時のインタフェース・プロセッサの扱い方は、 インタフェース・プロセッサの取り扱い ― 水平方向 を参照してください。

  • 一度に1つのインタフェース・プロセッサの取り外し、または取り付けだけを行ってください。 別のインタフェース・プロセッサの取り外し、または取り付けを行うときは、システムの認識処理が完了するまで、最低20〜30秒待機してください。 システムによる確認が完了する前に処理が中断されると、システムはハードウェア障害であるとみなすことがあります。

新しいGEIPを取り付ける手順は、次のとおりです。

  1. (RSPまたはRSP7000上の)コンソール・ポートにコンソール端末が接続され、オンになっていることを確認します。または、システムにTelnet接続します。
  2. 片手でGEIPのハンドルを持ち、もう一方の手でフレームの下面を支えながら、GEIPをスロットの開口部に合わせます( インタフェース・プロセッサの取り扱い ― 水平方向 を参照)。カード面またはコネクタ・ピンに触れないよう注意してください。
  3. 静電破壊を防ぐため、インタフェース・プロセッサを取り扱うときは、ハンドルおよびエッジ部分だけを持ってください。
  1. GEIPのフレームのノッチをスロットの溝に合わせます( GEIPのイジェクタ・レバーと非脱落型ネジ ― 水平方向 GEIPのイジェクタ・レバーと非脱落型ネジ ― 水平方向 を参照)。
  2. GEIPがバックプレーンに対して平行になるようにし、前面プレートの裏側がイジェクタ・レバーに触れて停止するまで、GEIPを注意深くスロット内に滑り込ませます
    GEIPのイジェクタ・レバーと非脱落型ネジ ― 水平方向 b GEIPのイジェクタ・レバーと非脱落型ネジ ― 水平方向 を参照)。
  3. インタフェース・プロセッサの取り付け/取り外しを行うときは、必ずイジェクタ・レバーを使用してください。インタフェース・プロセッサがバックプレーンに完全に固定されていないと、システムが停止し、クラッシュすることがあります。また、インタフェース・プロセッサをスロット内に無理に押し込むと、バックプレーンのピンおよびボードが破損する原因になります。
  1. イジェクタ・レバーに親指を置き、GEIPがスロット内に完全に装着されるよう、両側のイジェクタ・レバーを同時に内側に押し込みます( GEIPのイジェクタ・レバーと非脱落型ネジ ― 水平方向 c GEIPのイジェクタ・レバーと非脱落型ネジ ― 水平方向 を参照)。
  2. 両側の非脱落型ネジを締めます。
  3. ルータのEMI(電磁波干渉)を防ぐため、別のGEIPまたはインタフェース・プロセッサの取り付けを始める前に、GEIPを取り付けたら、すぐに非脱落型ネジを締めてください。

これで、Cisco 7000シリーズまたはCisco 7500シリーズ・ルータにGEIPを取り付ける手順は終了です。

GEIPへのケーブルの接続

ここでは、GEIPの2種類のケーブル配線について説明します。

このケーブル配線は、次の接続に適用します。

  • GBIC-SX搭載のGEIP
  • GBIC-LXまたはGBIC-LH搭載のGEIP、50/125-mまたは62.5/125-mマルチモード光ファイバによる伝送距離が984.25フィート(300 m)未満の場合

(マルチモードおよびシングルモード光ファイバ・ケーブルの詳細については、 光ファイバおよびケーブルの特性 および 光ファイバ・ケーブル を参照してください)

このケーブル配線は、GBIC-LXまたはBGIC-LH搭載のGEIPで、50/125-mまたは62.5/125-mマルチモード光ファイバによる伝送距離が984.25フィート(300 m)を超える場合に適用します(モード調整パッチ・コードの詳細については、 マルチモードGBIC-LXおよびGBIC-LHで使用するモード調整パッチ・コード を参照してください)。

  • 伝送障害を防ぐため、いかなる環境においても、9/125-m または10/125-mシングルモード光ファイバにモード調整パッチ・コードを使用することは避けてください。

GBICへのマルチモード/シングルモード光ファイバ・ケーブルの取り付け

ここでは、次の接続に適用するケーブルの接続手順について説明します。

  • GBIC-SXと、50/125-mまたは62.5/125-mマルチモード光ファイバ・ケーブル
  • GBIC-LXまたはGBIC-LHと、50/125-mまたは62.5/125-mマルチモード光ファイバ・ケーブル、最大伝送距離が984.25フィート(300 m)未満の場合
  • GBIC-LXと、10/125-mシングルモード光ファイバ・ケーブル
  • GBIC-LHと、10/125-mシングルモード光ファイバ・ケーブル
  • GBIC-LXまたはGBIC-LH搭載のGEIPを、50/125-mまたは62./125-mマルチモード光ファイバの伝送距離が984.25フィート(300 m)を超える環境で使用する場合には、モード調整パッチ・コードを使用する必要があります。 この項目の手順ではなく、 GBIC-LXへのモード調整パッチ・コードの取り付け の手順に従ってください。

GBICにマルチモードまたはシングルモードの光ファイバ・ケーブルを取り付ける手順は、次のとおりです。

  1. 適正な光ファイバ・ケーブルを、GBIC上のSCタイプ・レセクタプルに直接接続します( GBICへのマルチモード/シングルモード光ファイバ・ケーブルの接続 ― 水平方向 を参照)。1つのデュプレックスSCタイプ・コネクタ、または2つのシンプレックスSCタイプ・コネクタが付いているケーブルを使用してください。
GBICへのマルチモード/シングルモード光ファイバ・ケーブルの接続 ― 水平方向

  • 伝送障害を防ぐために、光ファイバ・ケーブルの一端のTXおよびRXポートを、それぞれ他端のRXおよびTXポートに接続してください。つまり、TXをRXに、RXをTXに接続します。
  • 光ファイバ・ケーブルが接続されていない場合、開口部から目に見えないレーザ光が放射されています。レーザ光にあたらないよう、開口部をのぞきこまないでください。
  • Class 1レーザ製品です。
  1. 光ファイバ・ケーブルのネットワーク側を、ネットワーク環境の1000Base-X対応機器に接続します。

これで、GBICに光ファイバ・ケーブルを取り付ける手順は完了です。

GBIC-LXへのモード調整パッチ・コードの取り付け

ここでは、50/125-mまたは62.5/125-mマルチモード光ファイバの伝送距離が984.25フィート(300 m)を超える場合、GBIC-LXまたは GBIC-LHにモード調整パッチ・コードを接続する手順について説明します(モード調整パッチ・コードの詳細については、 マルチモードGBIC-LXおよびGBIC-LHで使用するモード調整パッチ・コード を参照してください)。

GBICのネットワーク側は、デュプレックスSCタイプ・レセプタクルです。モード調整パッチ・コードは、GBICのこのSCタイプ・レセプタクルに接続する必要があります。

GBICにモード調整パッチ・コードを接続する手順は、次のとおりです。

  1. モード調整パッチ・コードを、GBIC上のSCタイプ・レセプタクルに接続します( GBICへのモード調整パッチ・コードの接続 ― 水平方向 を参照)。
GBICへのモード調整パッチ・コードの接続 ― 水平方向

  • 伝送障害を防ぐために、パッチ・コードの一端のTXおよびRXポートを、それぞれ他端のRXおよびTXポートに接続してください。 つまり、TXをRXに、RXをTXに接続します。
  • 光ファイバ・ケーブルが接続されていない場合、開口部から目に見えないレーザ光が放射されています。レーザ光にあたらないよう、開口部をのぞきこまないでください。
  • Class 1レーザ製品です。
  1. モード調整パッチ・コードのネットワーク側を、ネットワーク環境の適切な1000Base-X対応機器に接続します( GBICへのモード調整パッチ・コードの接続 ― 水平方向 を参照)。

これで、GBICにモード調整パッチ・コードを接続する手順は終了です。

LEDによるGEIPステータスの確認

GEIPの前面プレートには、GEIPおよびGEインタフェースのステータスを示す4つのステータスLEDが付いています( LED ― GEIP前面プレートの部分図 を参照)。

LED ― GEIP前面プレートの部分図

ルータの初期設定中は、LEDのステータスおよびコンソールの出力内容を確認してください。システムによって全インタフェースが再初期化されると、GEIPのENABLED LEDが点灯します(GEIP LEDの詳細については、 GEIPのLED を参照してください)。

再初期化中に各インタフェースが認識されると、コンソール画面にメッセージが表示されます。システムの初期設定が終了すると、GEIPが動作可能になったことを示すため、ENABLED LEDが点灯します。

GEIPが正しく接続されたかどうか確認する手順は、次のとおりです。

  1. 各インタフェースの再初期化中、コンソールに表示されるメッセージに注意し、GEIPが認識されたことを確認します。システムはGEIPインタフェースを認識しますが、インタフェースの設定は down のままです。
  2. 再初期化が終了したら、GEIPのENABLED LEDが点灯し、継続的に点灯するか確認します。LEDが継続的に点灯する場合は、 show interfacesコマンドを使用して、GEIPインタフェースのステータスを確認します(インタフェースが設定されない場合は、次の「GEIPの設定」の手順に従ってインタフェースの設定を行う必要があります)。 に進みます。ENABLED LEDが継続的に点灯しない場合は、次のステップを行います。
  3. ENABLED LEDが点灯しない場合、GEIPのボード・コネクタがバックプレーンに完全に装着されていない可能性があります。非脱落型ネジを緩め、上(または左)のイジェクタ・レバーを下(または右)に押し、下(または右)のイジェクタ・レバーを上(または左)に押し込んで、両方のレバーがGEIP前面プレートと平行になるようにします。非脱落型ネジを締めます。インタフェースの再初期化が終了すると、GEIPのENABLED LEDが点灯するはずです。

ENABLED LEDが点灯した場合は、 show interfacesコマンドを使用して、GEIPインタフェースのステータスを確認します(インタフェースが設定されない場合は、次の「GEIPの設定」の手順に従ってインタフェースの設定を行う必要があります)。 に進みます。

ENABLED LEDが点灯しない場合は、次のステップを行います。

  1. なお、ENABLED LEDが点灯しない場合は、GEIPを取り外し、別のインタフェース・プロセッサ・スロットに取り付けてください。

GEIPを別のスロットに取り付けたときにENABLED LEDが点灯した場合は、元のインタフェース・プロセッサ・スロットのバックプレーン・ポートの障害が考えられます。

別のスロットでもENABLED LEDが点灯しない場合、GEIPの他のLEDが点灯する場合には、 show interfacesコマンドを使用して、GEIPインタフェースのステータスを確認します(インタフェースが設定されない場合は、次の「GEIPの設定」の手順に従ってインタフェースの設定を行う必要があります)。 に進み、インストレーションの確認を行ってください。この場合、GEIPのENABLED LEDが故障している可能性があります。

GEIP上のどのLEDも点灯しない場合は、GEIPの障害が考えられます。インストレーションを中止し、製品を購入した代理店に連絡してください。

  1. show interfaces コマンドを使用して、GEIPインタフェースのステータスを確認します( インタフェースが設定されない場合は、次の GEIPの設定 の手順に従ってインタフェースの設定を行う必要があります)。

コンソール端末にエラー・メッセージが表示された場合は、対応するマニュアルを参照し、エラー・メッセージの意味を調べてください。その他、解決できない問題が生じた場合は、製品を購入した代理店に連絡してください。

GEIPの設定

新しいGEIPを取り付けた場合、または既存のGEインタフェースの設定を変更したい場合には、 configuration コマンドを使用してコンフィギュレーション・モードを開始する必要があります。設定済みのインタフェースを交換した場合は、システムにより新しいインタフェースが認識され、既存の設定が有効になります。

(ENABLED LEDが点灯し)新しいGEIPが正しく搭載されたことを確認したら、イネーブル・レベルの configure コマンドを使用して、新しいインタフェースの設定を行います。次のような必要情報を、あらかじめ用意しておいてください。

使用できる設定オプションの内容、およびGEIP上のGEインタフェースの設定手順については、 関連資料 に記載されている適切なコンフィギュレーション・マニュアルを参照してください。

configure コマンドを実行するには、イネーブル・レベルでEXECコマンド・インタプリタにアクセスする必要があり、通常、パスワードが要求されます。必要に応じて、システム管理者に連絡し、EXECレベルのアクセス権を取得してください。

インタフェース・アドレスの識別

ここでは、GEインタフェース・アドレスの識別方法について説明します。

  • インタフェース・プロセッサ・スロットは、Cisco 7000、Cisco 7507、Cisco 7513、およびCisco 7576では縦方向に、Cisco 7010およびCisco 7505では横方向に並んでいますが、インタフェース・プロセッサ・スロット番号およびポート番号の指定方法は全モデルに共通です。

ルータのインタフェース・アドレスは、ルータ・インタフェース・プロセッサ上の各インタフェース・ポートの物理的な位置を示します。
このアドレスは、 interface-processor-slot - number /port-adapter-slot-number/interface-port-number 形式により、3つの数値で指定されます。

  • 最初の数値は、GEIPが搭載されているインタフェース・プロセッサ・スロットの番号を示します。
  • 2つ目の数値は、GEインタフェースが搭載されているポート・アダプタ・スロットの番号を示し、常にポート・アダプタ・スロット0です。
  • 3つ目の数値は、GEインタフェース・ポートの番号を示し、常にインタフェース・ポート0です。

GEIPのインタフェースは、他のインタフェース・プロセッサが搭載されているかどうかに関係なく、常に同じアドレスを使用します。ただし、GEIPを別のインタフェース・プロセッサ・スロットに移動すると、アドレスの最初の数値が新しいインタフェース・プロセッサ・スロットの番号に変わります。

たとえば、インタフェース・プロセッサ・スロット3に搭載したGEIPのGEインタフェースのアドレスは 3/0/0です。GEIPをスロット3から取り外してインタフェース・プロセッサ・スロット2に搭載すると、GEインタフェースのアドレスは 2/0/0に変わります。

また、ルータ背面を調べてインタフェース・プロセッサ・スロット番号およびインタフェース・ポートの物理的な位置を確認したり、ソフトウェア・コマンドを使用してルータの特定インタフェースまたは全インタフェースの情報を表示することができます。

GEインタフェースの設定

ここでは、基本的な設定手順について説明します。特に記載がない場合、各ステップの実行後に Return キーを押してください。次のようにプロンプトに disable と入力すると、いつでもイネーブル・レベルを終了し、ユーザ・レベルに戻ることができます。

Router# disable

Router>

基本設定の手順は、次のとおりです。

  1. イネーブル・レベルのプロンプトからコンフィギュレーション・モードを開始し、コンフィギュレーション・サブコマンドの送信元としてコンソール端末を指定します。

Router# configure terminal

Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.

Router(config)#

  1. プロンプトに interface コマンドと type ( gigabitethernet ) および
    interface-processor-slot - number /port-adapter-slot-number/interface-port-number を入力し、設定する最初のインタフェースを指定します。この例では、インタフェース・プロセッサ・スロット1に搭載したGEIPのGEインタフェース・ポートを指定しています。

Router(config)# interface gigabitethernet 1/0/0

Router(config-if)

  1. IPルーティングがイネーブルに設定されている場合は、次のように ip address コンフィギュレーション・サブコマンドを入力し、IPアドレスとサブネット・マスクを割り当てることができます。

Router(config-if)# ip address 10.1.1.10 255.255.255.252

  1. 他のルーティング・プロトコルをイネーブルにする場合は、必要なコンフィギュレーション・サブコマンドを入力し、条件に適したインタフェース特性を設定します。
  2. GEIPには、全二重モードがデフォルト設定されます。半二重モードはサポートされません。
  1. シャットダウン・ステートをupに変更し、インタフェースをイネーブルにします。

Router(config-if)# no shutdown

  1. 必要なすべてのコンフィギュレーション・サブコマンドを入力し、設定が完了したら、 Ctrl-Z キーを押してコンフィギュレーション・モードを終了します。
  2. 新しいコンフィギュレーションを、次のように、NVRAM(不揮発性メモリ)に保存します。

Router# copy running-config startup-config

[OK]

Router#

新しいGEインタフェースの設定後、 show コマンドを使用して新しいインタフェースまたは全インタフェースのステータスを表示したり、設定の変更を確認することができます( show コマンドの詳細は、 コンフィギュレーションの確認 を参照してください)。

  • このマニュアルでは、基本的な設定だけを取りあげています。

    システム・コンフィギュレーションの要件およびインタフェースのルーティング・プロトコルに応じて、他のコンフィギュレーション・サブコマンドによる設定が必要になることがあります。GEインタフェースに使用できるコンフィギュレーション・サブコマンドおよび設定オプションの詳細については、ルータで実行しているCisco IOSソフトウェアのCisco IOSソフトウェア・マニュアル、フィーチャ・モジュール、またはリリース・ノートを参照してください。

    他のマニュアルの入手方法については、 関連資料 を参照してください。

コンフィギュレーションの確認

新しいインタフェースを設定したら、 show コマンドを使用して新しいインタフェースまたは全インタフェースのステータスを表示し、 ping コマンドを使用して接続状態をチェックします。

showコマンドによるGEIPステータスの確認

show コマンドを使用して、新しいインタフェースの設定および正しい動作を確認する手順は、次のとおりです。

  1. show version コマンドを使用して、システムのハードウェア・コンフィギュレーションを表示します。リストに新しいインタフェースが含まれているか確認します。
  2. show controllers コマンドを使用して、現在のすべてのインタフェース・プロセッサおよびインタフェースを表示します。新しいGEIPが、正しいインタフェース・プロセッサ・スロットに表示されているか確認します。
  3. show interfaces type interface-processor-slot - number /port-adapter-slot-number/interface-port-number コマンドを使用して新しいインタフェースの1つを指定し、最初の出力行に正しいスロット番号のインタフェースが表示されるか確認します。また、インタフェースおよび回線プロトコルが正しいステート(upまたはdown)になっているか確認します。
  4. show protocols コマンドを使用して、システム全体および特定のインタフェースに設定したプロトコルを表示します。必要ならば、コンフィギュレーション・モードに戻り、システムまたは特定インタフェースのルーティング・プロトコルを追加または削除します。
  5. show running-config コマンドを使用して、実行コンフィギュレーション・ファイルを表示します。NVRAMに保管されているコンフィギュレーションを表示するには、 show startup-config コマンドを使用します。システムおよび各インタフェースが正しく設定されているか確認します。

upに設定したインタフェースがdownになっている場合、またはハードウェアが正しく動作していないという指示が表示された場合には、ネットワーク・インタフェースが正しく接続され、終端されているか確認してください。なお、インタフェースをupに設定できないときは、製品を購入した代理店に連絡してください。

showコマンドによるインタフェース情報の表示

特定のインタフェースに関する情報を表示するには、 show interfaces コマンドを使用し、 show interfaces type [ interface-processor-slot - number /port-adapter-slot-number/interface-port-number ]で、インタフェース・タイプおよびインタフェース・アドレスを指定します。

特定のインタフェースの情報だけを表示する場合には、 show interfaces コマンドに、インタフェース・タイプおよびインタフェース・アドレスなどの引数を指定します。次に、 show interfaces gigabitethernet コマンドを使用して、インタフェース・プロセッサ・スロット3に搭載したGEIPの情報を表示する例を示します。

Router# show interfaces gigabitethernet 3/0/0

GigabitEthernet3/0/0 is up, line protocol is up

Hardware is cyBus GigabitEthernet, address is 0000.0ca4.db61 (bia

0000.0ca4.db61)

Internet address is 10.0.0.2/8

MTU 1500 bytes, BW 1000000 Kbit, DLY 10 usec, rely 255/255, load 1/255

Encapsulation ARPA, loopback not set, keepalive set (10 sec)

Full-duplex mode, link type is autonegotiation, media type is SX

output flow-control is on, input flow-control is on

ARP type: ARPA, ARP Timeout 04:00:00

Last input 00:00:44, output 00:00:05, output hang never

Last clearing of ìshow interfaceî counters 2d16h

Queueing strategy: fifo

Output queue 0/40, 0 drops; input queue 0/75, 0 drops

30 second input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec

30 second output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec

3767 packets input, 1457624 bytes, 0 no buffer

Received 3743 broadcasts, 0 runts, 0 giants

0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored

0 watchdog, 4114 multicast, 0 pause input

26592 packets output, 2897788 bytes, 0 underruns

0 output errors, 0 collisions, 1 interface resets

0 babbles, 0 late collision, 2 deferred

0 lost carrier, 0 no carrier, 0 pause output

0 output buffers copied, 0 interrupts, 0 failures

(この例では、以降の出力は省略します。)

GEIPを含むルータ内のすべてのインタフェース・プロセッサに関する情報を表示するには、 show controllers コマンドを使用します。

次に、 show controllers コマンドを使用して、Cisco 7500シリーズ・システムの情報を表示する例を示します。

Router# show controllers

(省略)

slot3: GEIP, hw 2.3, sw 21.40, ccb 5800FF40, cmdq 48000090, vps 8192

software loaded from system

IOS (tm) VIP Software (SVIP-DW-M), Released Version 11.1(22)CC [biff]

ROM Monitor version 115.0

GigabitEthernet2/0/0, addr 0060.3e73.5640 (bia 0060.3e73.5640)

gfreeq 48000148, lfreeq 48000190 (1536 bytes), throttled 0

rxlo 4, rxhi 231, rxcurr 0, maxrxcurr 0

txq 48001A00, txacc 48001A02 (value 145), txlimit 145

(省略)

システム・ハードウェアのコンフィギュレーション(搭載されている各インタフェース・プロセッサ・タイプの数)、ソフトウェア・バージョン、コンフィギュレーション・ファイルの名前と保管場所、およびブート・イメージの情報を表示するには、 show version (または show hardware )コマンドを使用します。

次に、 show version コマンドを使用して、Cisco 7500シリーズ・システムの情報を表示する例を示します。

Router# show version

Cisco Internetwork Operating System Software

IOS (tm) GS Software (RSP-JV-M), Released Version 11.1(22)CC [biff 227]

FIB_branch Synced to mainline version: 11.1(19.1)CA

Copyright (c) 1986-1998 by cisco Systems, Inc.

Compiled Sun 10-May-98 06:02 by biff

Image text-base: 0x60010900, data-base: 0x60A64000

ROM: System Bootstrap, Version 11.1(14426) [biff 424], RELEASED SOFTWARE

ROM: GS Software (RSP-BOOT-M), Released Version 11.1(6075)CC [biff 2257]

Router uptime is 2 days, 16 hours, 47 minutes

System restarted by reload

System image file is "rsp-jv-mzge.111cc.w13", booted via tftp

from 223.255.254.254

cisco RSP4 (R5000) processor with 65536K/2072K bytes of memory.

R5000 processor, Implementation 35, Revision 2.1 (512KB Level 2 Cache)

Last reset from power-on

G.703/E1 software, Version 1.0.

G.703/JT2 software, Version 1.0.

SuperLAT software (copyright 1990 by Meridian Technology Corp).

Bridging software.

X.25 software, Version 2.0, NET2, BFE and GOSIP compliant.

TN3270 Emulation software (copyright 1994 by TGV Inc).

Chassis Interface.

(省略)

1 GEIP controllers (1 GigabitEthernet).

1 Gigabit Ethernet/IEEE 802.3z interfaces.

(省略)

123K bytes of non-volatile configuration memory.

20480K bytes of Flash PCMCIA card at slot 0 (Sector size 128K).

8192K bytes of Flash internal SIMM (Sector size 256K).

(省略)

Configuration register is 0x0

システムに搭載されているGEIPに特定のハードウェア・コンフィギュレーション情報を表示するには、 show diag slot コマンドを使用します。次に、インタフェース・プロセッサ・スロット3に搭載されているGEIPの特定情報を表示する例を示します。

Router# show diag 3

Slot 3:

Physical slot 3, ~physical slot 0xC, logical slot 3, CBus 0

Microcode Status 0x4

Master Enable, LED, WCS Loaded

Board is analyzed

Pending I/O Status: None

EEPROM format version 1

GEIP controller, HW rev 2.02, board revision A0

Serial number: 09452341 Part number: 73-2167-05

Test history: 0x00 RMA number: 00-00-00

Flags: cisco 7000 board; 7500 compatible

EEPROM contents (hex):

0x20: 01 21 02 02 00 90 3B 35 49 08 77 05 00 00 00 00

0x30: 50 00 00 01 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00

Slot database information:

Flags: 0x4 Insertion time: 0x2B00 (2d16h ago)

Controller Memory Size: 32 MBytes DRAM, 4096 KBytes SRAM

PA Bay 0 Information:

Gigabit-Ethernet PA, 1 ports

EEPROM format version 1

HW rev 1.00, Board revision A0

Serial number: 09428253 Part number: 73-3144-02

この例では、GEIPのGEインタフェースが Gigabit-Ethernet であることが明示されています。

pingコマンドによるネットワーク接続の確認

ここでは、 ping コマンドの概要について説明します。 ping コマンドを使用すると、インタフェース・ポートが正しく動作しているか確認し、ネットワーク上のさまざまな場所にある接続デバイスと特定ポートとの間の接続状態をチェックすることができます。システムおよびGEIPが正しく起動し、動作することを確認したら、このコマンドを使用してインタフェース・ポートのステータスを確認します。コマンドの詳細および使用例については、 関連資料 に記載されているマニュアルを参照してください。

ping コマンドは、指定した宛先IPアドレスのリモート・デバイスに対してエコー要求を送信します。一連の信号を送信した後、このコマンドは、指定された時間だけ、リモート・デバイスからエコー信号が戻されるのを待機します。戻された各信号は、コンソール端末に感嘆符(!)で表示されます。タイムアウトまでに戻されなかった各信号は、ピリオド(.)で表示されます。連続する感嘆符(!!!!!)は正常な接続状態を示します。連続するピリオド(.....)、[timed out]、または[failed]メッセージが表示された場合は、接続に失敗したことを意味します。

次に、IPアドレス 10.1.1.60のリモート・サーバに対して ping コマンドを実行し、正常に接続した例を示します。

Router# ping 10.1.1.60 <Return>

Type escape sequence to abort.

Sending 5, 100-byte ICMP Echoes to 1.1.1.10, timeout is 2 seconds:

!!!!!

Success rate is 100 percent (5/5), round-trip min/avg/max = 1/15/64 ms

Router#

接続に失敗した場合は、サーバのIPアドレスが正しく、サーバがアクティブである(電源がオンになっている)ことを確認し、もう一度、 ping コマンドを実行してください。

GEIP関連インタフェースで使用できるインタフェース・サブコマンドおよびコンフィギュレーション・オプション、およびGEIP機能をサポートするコマンドの詳細については、 関連資料 に記載されているマニュアルを参照してください。

GEIPのメンテナンス手順

ここでは、GEIPのメンテナンスに必要となる、次の作業の手順について説明します。

GEインタフェースのGBICの交換

GEIPは通常、注文したGEIPモデル(1000Base-SX、1000Base-LX、またはLong Haul)に応じて、GBICが搭載された状態で出荷されます。GEIPにGBICが搭載されていない場合、または何らかの理由でGBICの変更が必要になった場合には、ここで説明する手順に従って、GBICの取り付け、または交換を行ってください。

  • 光ファイバ・ケーブルを接続したまま、GBICの取り付け/取り外しを行わないでください。GBICの取り付け/取り外しを行う前に、すべてのケーブルを取り外してください。
  • システムの問題を防ぐため、サードパーティのGBICは使用しないでください。 GEIPに付属のGBICだけを使用してください。
  • データ伝送の問題を防ぐため、このデバイスは、IEEE 802.3x対応デバイスだけに搭載してください。
  • GBICの取り付け/取り外しは、システムの電源をオンにした状態で行うことができます。

GEインタフェースからのGBICの取り外し

GEインタフェースからGBICを取り外す手順は、次のとおりです。

  1. GBICからSCタイプ光ファイバ・ケーブルまたはモード調整パッチ・コードを取り外します。再接続するときのために、TX側とRX側のプラグが識別できるようにしておいてください。
  2. 静電気防止用リスト・ストラップを着用し、塗装されていないシャーシ面に取り付けます。
  3. GBICの露出部分の両側のタブを親指と人差し指で押さえ、GBICスロットからGBICをゆっくり引き出します( GBICの取り付け/取り外し の矢印を参照)。
GBICの取り付け/取り外し

GEインタフェースへのGBICの取り付け

GEインタフェースにGBICを取り付ける手順は、次のとおりです。

  1. 静電気防止用リスト・ストラップを着用し、塗装されていないシャーシ面に取り付けます。
  2. GBIC上の位置合わせ用の溝を確認します( GBICの取り付け/取り外し の拡大図を参照)。GBIC上の20ピン・プラグを正しい向きで挿入できるよう、GBICの溝が拡大図と同じ状態になるようにします。
  3. GBICプラグおよびレセプタクルの破損を防ぐため、GEインタフェースのGBICスロットにGBICを挿入する前に、プラグの向きが GBICの20ピン・プラグ と同じになっているか確認してください。
GBICの20ピン・プラグ

  1. 親指と人差し指でGBICの両側のタブを押さえ、GEインタフェースのGBICスロットに、GBICを挿入します( GBICの取り付け/取り外し を参照)。
  2. 適度な力を入れて、GBICのプラグを、GBICスロットの20ピン・レセプタクルと完全に噛み合わせます。GBICを正しく完全に挿入すると、GBICの両側のタブが固定します。
  3. GBICに、SCタイプ光ファイバ・ケーブルまたはモード調整パッチ・コードを再接続します( GEIPへのケーブルの接続 の手順を参照してください)。

これで、GEインタフェースにGBICを取り付ける手順は終了です。

GEIP SDRAMとSRAMの交換およびアップグレード

ここでは、GEIP上のSDRAM DIMM(デュアル・インライン・メモリ・モジュール)およびSRAMドータカードを交換する手順について説明します。

  • システムのコンフィギュレーションおよび実行しているCisco IOSリリースに応じて、SDRAMまたはSRAMのアップグレードが必要になることがあります。

メモリ・コンフィギュレーションに応じて、SDRAMおよびSRAMを個別にアップグレードすることができます。GEIPと互換性のあるCisco社のメモリ・キットは、次のとおりです。

  • MEM-VIP250-8M-S= GEIPを8 MBのSRAMにアップグレード
  • MEM-VIP250-64M-D= GEIPを64 MBのSDRAMにアップグレード
  • MEM-VIP250-128M-D= GEIPを128 MBのSDRAMにアップグレード
  • GEIPには、これらのSRAMおよびSDRAMオプションを任意の組み合わせで使用することができます。

以降では、SDRAMおよびSRAMをアップグレードする手順について説明します。

GEIPのSDRAM DIMMの交換

この手順が必要になるのは、GEIPのSDRAM DIMMをアップグレードまたは交換する場合だけです。

  • SDRAM DIMMは必ずCisco社のものを使用してください。SDRAM DIMM上にCisco社の部品番号が記されています。
  • 静電破壊を防ぐため、DIMMカードを取り扱うときは、エッジ部分だけを持ってください( DIMMの取り扱い DIMMの取り扱い を参照)。取り外したDIMMは静電気防止シ−トの上に置き、静電気防止容器に保管してください。
GEIP DIMMの取り外し

既存のDIMMを取り外す手順は、次のとおりです。

  1. 静電気防止用リスト・ストラップを着用し、塗装されていないシャーシ面に取り付けます。
  2. システムからGEIPを取り外します( GEIPの取り外し の手順を参照してください)。
  3. GEIPを静電気防止シート上に置きます。リスト・ストラップなどの静電気防止用具を必ず着用してください。

ハンドルが向こう側、バス・コネクタが手前になるようにGEIPを置きます ― SRAMドータカードおよびSDRAM DIMMの位置 と逆方向です。

  1. SDRAM DIMMの位置を確認します( SRAMドータカードおよびSDRAM DIMMの位置 を参照)。
SRAMドータカードおよびSDRAM DIMMの位置

  1. DIMM上のDIMMソケットのタブを開き、DIMMをソケットから解放します( DIMMソケット・タブの取り扱い を参照)。
DIMMソケット・タブの取り扱い

  1. DIMMソケットのタブを開いた状態で、親指と人差し指でDIMMの両端を持ち、DIMMをソケットから完全に引き出します( DIMMの取り外し を参照)。DIMMのエッジ部分のみを持ってください。メモリ・モジュール、ピン、またはソケット・エッジに沿ったメモリ・トレースには触れないでください( DIMMの取り扱い を参照)。
DIMMの取り外し

  1. 静電破壊を防ぐため、DIMMを静電気防止容器に保管します。

これで、DIMMを取り外す手順は終了です。次に説明する手順に従って、新しいDIMMを取り付けてください。

新しいGEIP DIMMの取り付け

DIMMは、静電破壊を受けやすい繊細なコンポーネントです。DIMMを取り扱うときは、エッジ部分だけを持ってください。メモリ・モジュール、ピン、またはメモリ・トレース(DIMMのコネクタ・エッジに沿った金属フィンガー)には触れないでください( DIMMの取り扱い を参照)。

DIMMの取り扱い

DIMMをDIMMソケットに取り付けるには、GEIPを、DIMMを取り外したときと同じ方向(ハンドルが向こう側、バス・コネクタが手前)にします。

DIMMを取り付ける手順は、次のとおりです。

  1. 静電気防止用リスト・ストラップを着用し、塗装されていないシャーシ面に取り付けます。
  2. 新しいDIMMを静電気防止容器から取り出します。
  3. DIMMのコンポーネント側を上面にして、親指と人差し指でDIMMを持ちます( DIMMの取り扱い を参照)。
  4. DIMMをソケットと同じ角度に傾けて、コネクタ・エッジをソケット内に挿入します。
  5. DIMMは強く押し込まずに、適度な力で挿入してください。ソケットが破損すると、GEIPを修理に出さなければならなくなります。
  1. DIMMをソケット内にゆっくり押し込み、ソケットのタブがDIMMの手前のエッジ上にかぶさるようにします( DIMMの取り付け を参照)。必要に応じて、DIMMを前後にゆっくり動かしながら、正しい位置に挿入します。
DIMMの取り付け

  1. DIMMを取り付けたら、正しい位置に固定されているか確認します。DIMMの位置がずれているようなら、DIMMを注意深く取り出し、もう一度ソケット内に挿入します。 ソケット・タブが正しく留まるよう、DIMMをソケット内にしっかり押し込んでください。

これで、DIMMを交換する手順は終了です。必要に応じて、次の GEIP SRAMドータカードの交換 の手順を行ってください。それ以外の場合は、GEIPを再びシステムに取り付けます( GEIPの取り付け の手順を参照してください)。

必要ならば、 SDRAMおよびSRAM交換後の確認 を参照してください。

GEIP SRAMドータカードの交換

この手順が必要になるのは、GEIPのSRAMドータカードをアップグレードまたは交換する場合だけです。

  • SRAMドータカードは必ずCisco社のものを使用してください。 SRAMドータカードにCisco社の部品番号が記されています。
  • 静電破壊を防ぐため、SRAMドータカードを取り扱うときは、エッジ部分だけを持ってください。 取り外したSRAMドータカードは静電気防止シート上に置き、静電気防止容器に保管してください。
GEIP SRAMドータカードの取り外し

既存のSRAMドータカードを取り外す手順は、次のとおりです。

  1. 静電気防止用リスト・ストラップを着用し、塗装されていないシャーシ面に取り付けます。
  2. システムからGEIPを取り外します(必要ならば、次の GEIPの取り外し の手順を参照してください)。
  3. GEIPを静電気防止シート上に置きます。リスト・ストラップなどの静電気防止用具を必ず着用してください。 ハンドルが手前、バス・コネクタが向こう側になるようGEIPを置きます。 SRAMドータカードおよびSDRAM DIMMの位置 と同じ方向です。
  4. GEIP上のSRAMドータカードの位置を確認します( SRAMドータカードおよびSDRAM DIMMの位置 を参照)。 SRAMドータカードには、ドータカードをソケットから解放するためのリリース・レバーが付いています。
  5. 以降の手順では、SRAMドータカードの破損を防ぐため、SRAMドータカード後部の3本のネジを取り外すまでは、ドータカード・ソケット上のリリース・レバーを解放しないでください( SRAMドータカードのリリース・レバーとネジの位置 を参照)。また、SRAMドータカードをソケットに取り付けるときは、リリース・レバーがソケット側面に平行にセットされてから、3本のネジを取り付けてください。
SRAMドータカードのリリース・レバーとネジの位置

リリース・レバーの解放

リリース・レバーのセット

  1. SRAMドータカードをマザーボードに固定している3本のネジを確認します( SRAMドータカードのリリース・レバーとネジの位置 の1を参照)。
  2. SRAMドータカードのコネクタ・エッジをソケット内に取り付けると、ドータカードはマザーボードと平行になります。
  1. No.1のプラス・ドライバを使用して、SRAMドータカードから3本のネジを注意深く取り外し、保管しておきます( SRAMドータカードのリリース・レバーとネジの位置 を参照)。
  2. ソケット上のリリース・レバーを確認します( SRAMドータカードのリリース・レバーとネジの位置 を参照)。 リリース・レバーを解放し、SRAMドータカードをソケットから切り離します。
  3. SRAMドータカードの一端をソケットから解放したら、カードをソケットおよびマザーボードから注意深く引き出します。SRAMドータカードは、エッジ部分だけを持ってください( SRAMドータカードの取り扱い を参照)。
  4. 静電破壊を防ぐため、SRAMドータカードを取り扱うときは、 SRAMドータカードの取り扱い のように持ってください。
SRAMドータカードの取り扱い

  1. 静電破壊を防ぐため、SRAMドータカードを静電気防止容器に保管します。

これで、SRAMドータカードを取り外す手順は終了です。新しいSRAMドータカードを取り付ける場合は、次の手順に進んでください。

新しいGEIP SRAMドータカードの取り付け

SRAMドータカードは、静電破壊を受けやすい繊細なコンポーネントです。SRAMドータカードを取り扱うときは、エッジ部分だけを持ってください。メモリ・モジュール、ピン、またはトレース(SRAMドータカードのコネクタ・エッジに沿った金属フィンガー)には触れないでください( SRAMドータカードの取り扱い を参照)。

SRAMドータカードをソケットに取り付けるには、GEIPを、SRAMドータカードを取り外したときと同じ方向(ハンドルが向こう側、バス・コネクタが手前)にします。

SRAMドータカードを取り付ける手順は、次のとおりです。

  1. 静電気防止用リスト・ストラップを着用し、塗装されていないシャーシ面に取り付けます。
  2. 新しいSRAMドータカードを静電気防止容器から取り出します。
  3. コンポーネント側を上面にし、コネクタ・エッジ(金属フィンガー)が手前にくるようにして、親指と人差し指でSRAMドータカードのエッジ部分を持ちます( SRAMドータカードの取り扱い を参照)。
  4. SRAMドータカードをソケットと平行になるように傾け、コネクタ・エッジをソケットに合わせます。

SRAMドータカードのコネクタ・エッジ上にある2つのノッチ(キー)に注意してください( SRAMドータカードの取り付け を参照)。これらのキーは、ソケット内にSRAMドータカードを正しい方向で取り付けるためのものです。

  • SRAMドータカードは強く押し込まずに、適度な力で挿入してください。 ソケットが破損すると、GEIPを修理に出さなければならなくなります。
  1. SRAMドータカード上のソケット・キー( SRAMドータカードの取り付け を参照)およびソケットの方向に注意し、リリース・レバーがソケットの側面と平行になるまで( リリース・レバーのセット を参照)SRAMドータカードをソケット内にゆっくり押し込み、SRAMドータカードのエッジ・コネクタを完全に挿入します。

必要に応じて、SRAMドータカードを前後にゆっくり動かしながら、正しい位置に挿入します。

  • SRAMドータカードをソケットに正しく挿入すると、カード後部の3つのネジ穴がカードの下の窪みの位置と一致し、リリース・レバーがソケットの側面と平行になります。
SRAMドータカードの取り付け

  1. SRAMドータカード後部の3つのネジ穴が、カードの下にある窪みの位置と一致しているか確認し、No.1のプラス・ドライバを使用して3本のネジを取り付けます( SRAMドータカードのリリース・レバーとネジの位置 を参照)。
  2. 3本のネジを取り付けたら、リリース・レバーがソケットの側面と平行になっているか確認します。平行になっていない場合は、SRAMドータカードが正しく固定されていない可能性があります。

SRAMドータカードの位置がずれている場合は、 GEIP SRAMドータカードの取り外し の手順に従ってSRAMドータカードを注意深く取り外し、もう一度、挿入してください。リリース・レバーがソケットの側面と平行になるまで、SRAMドータカードをソケット内にしっかり挿入します。

  1. GEIPをシステムに取り付けます( GEIPの取り付け の手順を参照してください)。

これで、SRAMドータカードを交換する手順は終了です。

SDRAMおよびSRAM交換後の確認

SDRAMまたはSRAMを交換した後、システムが正しく起動しない場合、またはコンソール端末にチェックサムまたはメモリ・エラーが表示される場合には、次の確認作業を行ってください。

  • すべてのメモリ・デバイスが正しく取り付けられているか確認します。

必要ならば、システムをシャットダウンし、GEIPを取り外します。

  • メモリ・デバイスがソケット内に不正な角度で取り付けられている場合には、そのデバイスを取り外し、取り付けなおします。GEIPをシステムに取り付け、システムをリブートして、再び交換後のチェックを行います。

必要に応じて、 LEDによるGEIPステータスの確認 を参照してください。何回か試行してもシステムが正しく起動しない場合は、製品を購入した代理店に連絡してください。連絡する前に、表示されたエラー・メッセージ、LEDのステータス異常、または問題の解決に役立つと思われる情報を控えておいてください。

FCC Class A規格準拠

この装置は、無線周波エネルギーを生成、使用または放射する可能性があり、この装置のマニュアルに記載された指示に従って設置および使用しなかった場合、受信障害が起こることがあります。 この装置はテスト済みであり、商業環境で使用したときに、このような干渉を防止する適切な保護を規定したFCCルールPart 15、Class Aディジタル装置の制限に適合していることが確認済みです。 住宅地でこの装置を使用すると、干渉を引き起こす可能性があります。 その場合には、ユーザ側の負担で干渉防止措置を講じる必要があります。

装置の電源を切ることによって、この装置が干渉の原因であるかどうかを判断できます。 干渉がなくなれば、Cisco社の装置またはその周辺機器が干渉の原因になっていると考えられます。 装置がラジオまたはテレビ受信に干渉する場合には、次の方法で干渉が起きないようにしてください。

Cisco社では、この製品の変更または改造を認めていません。変更または改造した場合には、FCC認定が無効になり、さらに製品を操作する権限を失うことになります。

Documentation CD-ROM

Cisco製品のマニュアルおよびその他の資料は、製品に付随するCD-ROMパッケージでご利用いただけます。 Cisco Connection FamilyのDocumentation CD-ROMは毎月更新されるので、 印刷資料より新しい情報が得られます。 最新のDocumentation CD-ROMの入手方法については、製品を購入された代理店にお問い合わせください。 このCD-ROMは単独または年間契約で入手することができます。 また、World Wide Web上のURL、http://www.cisco.com、http://www.cisco.com/jp、http://www-china.cisco.com、またはhttp://www-europe.cisco.comでもCisco社の資料をご利用いただけます。


1. 1マイクロン(m) = 1x10 6 m(または1マイクロメータ)

2. リンク・ペナルティは、リンク・バジェットの計算に使用されます。これらは要件ではないのでテスト済みではありません。

3. 10 6 m(または1マイクロメータ)= 1マイクロン(m)

4. チャネルの損失計算には、最大伝送距離の値が使用されます。

5. チャネルの挿入損失、リンクのパワー・ペナルティ、および非割り当てマージンの計算には、830 nmの波長が使用されます。

6. リンク・ペナルティは、リンク・バジェットの計算に使用されます。これらは要件ではないのでテスト済みではありません。

7. 10 6 m(または1マイクロメータ)= 1マイクロン(m)

8. チャネルの損失計算には、最大伝送距離の値が使用されます。

9. チャネルの挿入損失、リンクのパワー・ペナルティ、および非割り当てマージンの計算には、 1270 nmの波長が使用されます。

10. リンク・ペナルティは、リンク・バジェットの計算に使用されます。 これらは要件ではないのでテスト済みではありません。

11. 10 6 m(または1マイクロメータ)= 1マイクロン(m)

12. チャネルの損失計算には、最大伝送距離の値が使用されます。

13. チャネルの挿入損失、リンクのパワー・ペナルティ、および非割り当てマージンの計算には、 1280 nmの波長が使用されます。

14. 10 6 m(または1マイクロメータ)= 1マイクロン(m)

15. nm = ナノメートル

16. dB/km = デシベル/キロメートル

17. 10 6 m(または1マイクロメータ)= 1マイクロン(m)

18. nm = ナノメートル

19. dBm = デシベル/ミリワット

20. ケーブルがGBICに接続されていない場合、またはGBICが搭載されていない場合には、TX、RX、およびLINKの全LEDが点滅します。

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