この章では、CLI を使用してルータを設定する前に、Cisco IOS ソフトウェアについて理解しておく必要のある事項について説明します。この章の内容は、次のとおりです。
- ・ ヘルプの取得(このページ)
- ・ コマンド モードについて
- ・ コマンドまたは機能の取り消し
- ・ 変更した設定の保存
- ・ 次の作業
ここに記載された情報を理解しておくと、円滑に CLI を使い始めることができます。Cisco IOS ソフトウェアの使用経験がない場合や復習が必要な場合は、この章を読んでから、第3章 「初回設定」に進んでください。
既に Cisco IOS ソフトウェアを使い慣れている場合は、第3章 「初回設定」に進んでください。
ヘルプの取得
疑問符( ? )と矢印キーを使用すると、コマンドの入力に役立ちます。
コマンド モードについて
Cisco IOS ユーザ インターフェイスは、さまざまなコマンド モードで使用されます。各コマンド モードで、ルータ上の異なるコンポーネントを設定できます。使用可能なコマンドは、その時点でどのコマンド モードにいるかによって異なります。プロンプトで疑問符( ? )を入力すると、そのコマンド モードで使用可能なコマンドのリストが表示されます。表2-1 に、もっとも一般的なコマンド モードのリストを示します。
次の例は、新しいコマンド モードを示すために、各コマンドの後にプロンプトがどのように変化するかを示しています。
Router (config)# interface serial 0/0/0
Router (config-line)# controller t1 0
Router (config-controller)# exit
%SYS-5-CONFIG_I: Configured from console by console
最後のメッセージは正常で、エラーを示しているわけではありません。 Return キーを押して、Router# プロンプトに切り替えます。
コマンドまたは機能の取り消し
入力したコマンドを取り消すか、または機能を無効にするには、大半のコマンドの場合、コマンドの前に no キーワードを入力します(例: no ip routing )。
変更した設定の保存
システムのリロードや停電の発生時に変更内容が失われないように、設定の変更を NVRAM に保存するには、 copy running-config startup-config コマンドを入力する必要があります。たとえば、次のようにコマンドを使用します。
Router# copy running-config startup-config
設定を Nonvolatile Random-Access Memory(NVRAM; 不揮発性 RAM)へ保存するには、数分かかる場合があります。設定が保存されると、次のメッセージが表示されます。
次の作業
これで、Cisco IOS ソフトウェアの基礎を理解できました。CLI を使用してルータの設定を開始することができます。
- ・ 疑問符( ? )と矢印キーを使用すると、コマンドの入力に役立ちます。
- ・ 各コマンド モードは、一定のコマンド セットに制限されています。コマンドの入力に問題がある場合は、プロンプトを確認し、疑問符( ? )を入力して使用可能なコマンドのリストを表示します。不正なコマンド モードにいるか、不正な構文を使用している可能性があります。
- ・ 機能を無効にするには、コマンドの前に no キーワードを入力します(例: no ip routing )。
- ・ システムのリロードや停電が発生した際に変更内容が失われないように、設定の変更を NVRAM に保存する必要があります。
初めて設定する場合は、第3章 「初回設定」に進んでください。それ以外の場合は、第4章 「CLI を使用した RAN-O ソリューションにおける Cisco 3825 モバイル ワイヤレス エッジ ルータの設定」に進み、ルータの設定を開始してください。
