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IE2100シリーズConfiguration Registrarはネットワーク管理デバイスで、ネットワーク デバイスおよびサービスの配置と管理を自動化するためのコンフィギュレーション サービスとして機能します( Configuration Registrarアーキテクチャの概要 を参照)。Configuration Registrarは、Cisco IOSデバイス(スイッチとルータ)のグループと、デバイスが提供するサービスを管理し、設定を保存して、必要に応じて提供します。Configuration Registrarは、デバイス固有の設定変更を生成してスイッチに送信し、その設定変更を実行して結果をロギングすることで初期設定および設定更新を自動化します。
Configuration Registrarは、スタンドアロンおよびサーバ モードをサポートし、次のCNSコンポーネントを備えています。
スタンドアロン モードでは、Configuration Registrarは、組み込まれたCNSディレクトリ サービスをサポートします。このモードでは、外部ディレクトリやその他のデータ ストアは必要ありません。サーバ モードでは、Configuration Registrarは、ユーザが定義する外部ディレクトリの使用をサポートします。
CNSコンフィギュレーション サービスは、Configuration Registrarのコアとなるコンポーネントです。スイッチ上にあるCNSコンフィギュレーション エージェントと連携して動作するコンフィギュレーション サーバで構成されています。CNSコンフィギュレーション サービスは、論理グループによる初期設定と大量の再設定のために、デバイスとサービスの設定をスイッチに配信します。スイッチは、ネットワーク上で初めて起動するときに、CNSコンフィギュレーション サービスから初期設定を受信します。
CNSコンフィギュレーション サービスは、CNSイベント サービスを使用して設定変更のイベントを送受信し、成功および失敗の通知を送信します。
コンフィギュレーション サーバはWebサーバであり、コンフィギュレーション テンプレートと、組み込みディレクトリ(スタンドアロン モードの場合)またはリモート ディレクトリ(サーバ モードの場合)に保存されているデバイス固有の設定情報を使用します。
コンフィギュレーション テンプレートは、CLIコマンドの形式でスタティックな設定情報を格納するテキスト ファイルです。テンプレートでは、変数は、Lightweight Directory Access Protocol(LDAP)URLを使用して指定します。このURLはディレクトリに保存されているデバイス固有の設定情報を参照します。
コンフィギュレーション エージェントは、受信したコンフィギュレーション ファイルに対して構文検査を実行してイベントを発行し、構文検査の成功または失敗を表示できます。コンフィギュレーション エージェントは、設定を即時適用することも、コンフィギュレーション サーバからの同期化イベントを受信するまで適用を遅らせることもできます。
Configuration Registrarは、コンフィギュレーション イベントの受信と生成にCNSイベント サービスを使用します。CNSイベント エージェントはスイッチ上にあり、Configuration Registrar上のイベント ゲートウェイとスイッチ間の通信を容易にします。
CNSイベント サービスは、拡張性の高い、パブリッシュ/サブスクライブ型の通信方式です。CNSイベント サービスは、件名ベースのアドレス指定を使用して宛先にメッセージを送信します。件名ベースのアドレス表記は、メッセージとその宛先に対して単純で均一なネームスペースを定義します。
Configuration RegistrarはNameSpace Mapper(NSM)を装備し、NSMは、アプリケーション、デバイスIDまたはグループID、およびイベントに基づいた、デバイスの論理グループ管理用の検索サービスを提供します。
Cisco IOSデバイスは、たとえばcisco.cns.config.loadといった、Cisco IOSソフトウェアで設定されたイベント件名だけを認識します。ネームスペース マッピング サービスを使用すると、希望する命名規則を使用してイベントを指定できます。件名でデータ ストアにデータを入力した場合、NSMはイベント件名文字列をIOSによって認識されているもので解決します。
サブスクライバの場合、一意のデバイスIDとイベントが指定されているときは、ネームスペース マッピング サービスは、引用対象のイベント セットを返します。同様にパブリッシャの場合、一意のグループID、デバイスID、およびイベントが指定されているときは、ネームスペース マッピング サービスは、発行対象のイベント セットを返します。
Configuration Registrarは、設定済みの各スイッチには一意の識別子が関連づけられているものと想定しています。一意の識別子は複数のシノニムを取ることができますが、各シノニムは特定のネームスペース内で一意です。イベント サービスは、メッセージの件名ベース アドレス指定にネームスペースのコンテンツを使用します。
Configuration Registrarでは、2つのネームスペースが交差します。1つはイベント バス用で、もう1つはコンフィギュレーション サーバ用です。コンフィギュレーション サーバのネームスペースの範囲内では、configIDという用語はデバイスの一意識別子です。イベント バスのネームスペースの範囲内では、deviceIDという用語はデバイスのCNS一意識別子です。
Configuration Registrarがイベント バスとコンフィギュレーション サーバの両方を使用してデバイスに設定を配信するので、それぞれの設定済みスイッチに対してconfigIDとdeviceIDの両方を定義する必要があります。
コンフィギュレーション サーバの1つのインスタンスの範囲内では、設定済みの2つのスイッチがconfigIDに対して同じ値を共用することはできません。イベント バスの1つのインスタンスの範囲内では、設定済みの2つのスイッチがdeviceIDに対して同じ値を共用することはできません。
設定済みの各スイッチには一意のconfigIDがあり、これは対応するスイッチCLIアトリビュートのセットに対するConfiguration Registrarディレクトリへのキーの役割を果たします。スイッチ上で定義されたconfigIDは、Configuration Registrar上の対応するスイッチ定義のconfigIDに一致する必要があります。
イベント バスに加入している設定済みの各スイッチには一意のdeviceIDがあり、これはスイッチの送信元アドレスに似ているので、スイッチをバス上の特定の宛先とすることができます。 cns config partial グローバル コンフィギュレーション コマンドで設定されたすべてのスイッチは、イベント バスにアクセスする必要があります。したがって、deviceIDはスイッチ上で発生しているので、Configuration Registrar上の対応するスイッチ定義のdeviceIDに一致する必要があります。
deviceIDの起源は、スイッチのCisco IOSホスト名によって定義されます。ただし、deviceIDの変数とその使用方法は、スイッチに隣接するイベント ゲートウェイ内にあります。
イベント バス上の論理Cisco IOS終端地点はイベント ゲートウェイに組み込まれ、これがスイッチの代わりにプロキシの役目を果たします。イベント ゲートウェイは、スイッチと、イベント バスに対応するスイッチのdeviceIDを表します。
スイッチは、イベント ゲートウェイに対する接続が成功すると、ただちにイベント ゲートウェイに対してそのホスト名を宣言します。イベント ゲートウェイは、この接続が確立するたびにdeviceIDの値をCisco IOSホスト名に結合します。イベント ゲートウェイは、スイッチに接続している間このdeviceIDの値をキャッシュします。
deviceIDはイベント ゲートウェイへの接続時に決定され、スイッチのホスト名を再設定した場合でも、変更されません。
スイッチ上のスイッチ ホスト名を変更する場合、deviceIDを更新する唯一の方法はスイッチとイベント ゲートウェイ間の接続を断つことです。 no cns event グローバル コンフィギュレーション コマンドの後に cns event グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力します。
接続が再度確立されると、スイッチは変更したホスト名をイベント ゲートウェイに送信します。イベント ゲートウェイは、deviceIDを新しい値に再定義します。
スタンドアロン モードでは、スイッチにホスト名の値を設定すると、ホスト名によってイベントが送信されるときに、deviceIDとしてホスト名を使用します。ホスト名が設定されていない場合は、デバイスの cn=< value >によってイベントが送信されます。
サーバ モードでは、ホスト名は使用されません。このモードでは、バス上でのイベントの送信には常に一意のdeviceIDアトリビュートが使用されます。このアトリビュートを設定していない場合は、スイッチをアップデートできません。
このアトリビュートと関連アトリビュート(タグ値のペア)は、Configuration Registrarで Setup を実行すると設定されます。
CNSイベント エージェント機能により、スイッチはイベント バス上でイベントを発行して引用し、CNSコンフィギュレーション エージェントと連携します。CNSコンフィギュレーション エージェント機能は、次の事項を実行してスイッチをサポートします。
スイッチが最初に立ち上がると、ネットワークでDynamic Host Configuration Protocol(DHCP;動的ホスト構成プロトコル)要求をブロードキャストしてIPアドレスを取得しようとします。サブネット上にはDHCPサーバがないものとみなして、ディストリビューション スイッチはDHCPリレー エージェントとして動作し、要求をDHCPサーバに転送します。DHCPサーバは、要求を受信すると新しいスイッチにIPアドレスを割り当て、Trivial File Transfer Protocol(TFTP;簡易ファイル転送プロトコル)サーバのIPアドレス、ブートストラップ コンフィギュレーション ファイルのパス、デフォルト ゲートウェイのIPアドレスをDHCPリレー エージェントに対するユニキャスト応答に組み入れます。DHCPリレー エージェントは、その応答をスイッチに転送します。
スイッチは、割り当てられたIPアドレスを自動的にインターフェイスVLAN(仮想LAN)1(デフォルト)上に設定し、TFTPサーバからブートストラップ コンフィギュレーション ファイルをダウンロードします。ブートストラップ コンフィギュレーション ファイルのダウンロードが成功すると、スイッチは実行コンフィギュレーションにそのファイルをロードします。
組み込まれたCNSエージェントは、該当するconfigIDおよびeventIDを使用してIE2100 Configuration Registrarとの通信を開始します。Configuration Registrarは、configIDをテンプレートにマップしてコンフィギュレーション ファイル全体をスイッチにダウンロードします。
初期設定の概要 に、DHCPベースの自動設定を使用して初期ブートストラップ コンフィギュレーション ファイルを取得するためのネットワーク構成の例を示します。
ネットワークが稼働した後、CNSコンフィギュレーション エージェントを使用して新しいサービスを追加できます。増分(部分)設定は、スイッチに送信できます。実際の設定を、イベント ゲートウェイを介してイベント ペイロードとして(プッシュ処理)、またはスイッチにプル オペレーションを開始させる信号イベントとして送信できます。
スイッチは、適用する前に設定の構文を検査できます。構文が正しい場合は、スイッチは増分設定を適用し、設定サーバに成功を信号通知するイベントを発行します。スイッチは、増分設定を適用しない場合は、エラー ステータスを示すイベントを発行します。スイッチは増分設定を適用した場合、NVRAM(不揮発性RAM)に保存することも、保存するように促されるまで待つこともできます。
スイッチのIOSソフトウェアに組み込まれたCNSエージェントにより、スイッチの接続および自動設定を行うことができます( 自動CNSコンフィギュレーションのイネーブル化 を参照)。設定を変更するか独自の設定をインストールする場合は、次の項で手順を参照してください。
スイッチの自動CNSコンフィギュレーションをイネーブルにするには、最初に 自動コンフィギュレーション イネーブル化の条件 の条件を満たす必要があります。条件設定を完了したらスイッチの電源を入れます。 setup プロンプトでは何も入力しません。スイッチは初期設定を開始します( 初期設定 を参照)。コンフィギュレーション ファイル全体がロードされたら、作業は完了です。
スイッチ上でCNSイベント エージェントをイネーブルにするには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。
CNSイベント エージェントをディセーブルにするには、 no cns event { ip-address | hostname } グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。
次の例は、CNSイベント エージェントをイネーブルにし、IPアドレス ゲートウェイを10.180.1.27に設定し、キープアライブの間隔を120秒に設定し、再試行回数を10回に設定する方法を示しています。
CNSイベント エージェントをイネーブルにしてから、スイッチ上でCNSコンフィギュレーション エージェントを起動します。次のコマンドでコンフィギュレーション エージェントをイネーブルにできます。
スイッチ上でCNSコンフィギュレーション エージェントをイネーブルにして初期設定を開始するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。
CNSコンフィギュレーション エージェントをディセーブルにするには、 no cns config initial { ip-address | hostname } グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。
次の例は、リモート スイッチで初期設定を行う手順を示しています。スイッチのホスト名は一意のIDです。CNS Configuration RegistrarのIPアドレスは172.28.129.22です。
Switch(config)# cns config connect-intf serial ping-interval 1 retries 1
Switch(config-cns-conn-if)# config-cli ip address negotiated
Switch(config-cns-conn-if)# config-cli encapsulation ppp
Switch(config-cns-conn-if)# config-cli ip directed-broadcast
Switch(config-cns-conn-if)# config-cli no keepalive
Switch(config-cns-conn-if)# config-cli no shutdown
Switch(config-cns-conn-if)# exit
Switch(config)# hostname RemoteSwitch
RemoteSwitch(config)# ip route 10.1.1.1 255.255.255.255 11.11.11.1
RemoteSwitch(config)# cns id Ethernet 0 ipaddress
RemoteSwitch(config)# cns config initial 10.1.1.1 no-persist
スイッチ上でCNSコンフィギュレーション エージェントをイネーブルにして部分設定を開始するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。
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