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この章では、スイッチのクラスタ設定に関する次の内容について説明します。
スイッチ クラスタは、CLI(コマンドライン インターフェイス)よりも、Cluster Management Suite(CMS) Webベース インターフェイスのほうが、より簡単に設定できます。そのため、この章では、主にCMSを使用してクラスタを作成する方法について説明します。スイッチ クラスタおよびクラスタ設定オプションの詳細については、 CMSの使用方法 を参照してください。CMSを使用してスイッチ クラスタを設定する詳しい手順は、オンライン ヘルプを参照してください。
CLIクラスタ コマンドの詳細については、スイッチのコマンド リファレンスを参照してください。
スイッチ クラスタ設定に適したCatalystスイッチ(コマンド スイッチとして使用できるスイッチや、メンバー スイッチとしてのみ使用できるスイッチなど)のリスト、および必要なソフトウェア バージョン、ブラウザ、Javaプラグイン コンフィギュレーションのリストについては、リリース ノート( http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/lan/c2900xl/index.htm )を参照してください。
スイッチ クラスタは、相互に接続された複数のCatalystスイッチで構成され、1つのエンティティとして管理されるグループです。スイッチ クラスタでは、1台のスイッチをコマンド スイッチとして設定する必要があり、最大15台のスイッチをメンバー スイッチとして設定できます。クラスタ内のスイッチの総数は、最大で16台です。コマンド スイッチは、メンバー スイッチを設定、管理、およびモニタするための単一拠点になります。クラスタ メンバーは、1度に1つのクラスタにのみ属することができます。
クラスタ メンバーは、 クラスタ候補およびメンバーの自動検出 に記載されている接続に関する注意事項に従って、コマンド スイッチに接続します。
その他のクラスタの利点については、 CMSおよびスイッチ クラスタの利点 を参照してください。
スイッチ クラスタ設定に適したCatalystスイッチ(コマンド スイッチとして使用できるスイッチや、メンバー スイッチとしてのみ使用できるスイッチなど)、および必要なソフトウェア バージョンのリストについては、リリース ノート
(
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/lan/c2900xl/index.htm
)を参照してください。
Catalyst 2900 XLまたはCatalyst 3500 XLコマンド スイッチは、次の要件を満たす必要があります。
Catalyst 2900 XLまたはCatalyst 3500 XLスタンバイ コマンド スイッチは、次の要件を満たす必要があります。
クラスタを使用して複数のスイッチを管理する場合、あらかじめ設定の矛盾および互換性の問題について考慮しておくことが重要です。ここでは、クラスタを作成する前に理解する必要のある要件および注意事項について説明します。
スイッチ クラスタ設定に適したCatalystスイッチ(コマンド スイッチとして使用できるスイッチや、メンバー スイッチとしてのみ使用できるスイッチなど)のリスト、および必要なソフトウェア バージョン、ブラウザ、Javaプラグイン コンフィギュレーションのリストについては、リリース ノート( http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/lan/c2900xl/index.htm )を参照してください。
コマンド スイッチはCDPを使用して、スター型またはカスケード型トポロジー内のメンバー スイッチ、候補スイッチ、近接スイッチ クラスタ、およびエッジ デバイスを検出します。
接続に関する次のガイドラインに従うことにより、スイッチ クラスタ、クラスタ候補、接続されたスイッチ クラスタ、および近接エッジ デバイスを自動検出できます。
CDPを使用することにより、コマンド スイッチは、クラスタのエッジからのCDPホップ数が7以内(デフォルトは3)であるスイッチを検出できます。クラスタのエッジは、最新のメンバー スイッチがクラスタおよび候補スイッチに接続されている場所です。たとえば、 CDPホップによる検出 のメンバー スイッチ9および10は、クラスタのエッジ上にあります。
コマンド スイッチが候補スイッチおよびメンバー スイッチを検索するホップ数を設定するには、 Cluster > Hop Count を選択します。新しい候補スイッチをネットワークに追加すると、コマンド スイッチは追加された候補スイッチを検出して、候補スイッチのリストに追加します。
CDPホップによる検出 では、コマンド スイッチには、管理VLAN 16に割り当てられたポートがあります。CDPホップ カウントは3です。スイッチ11、12、13、および14はクラスタのエッジからのホップ数が3以内であるため、これらのスイッチはコマンド スイッチによって検出されます。スイッチ15はクラスタのエッジからのホップ数が4であるため、検出されません。
コマンド スイッチが CDP非対応のサード パーティ製ハブ (シスコ製以外のハブなど)に接続されている場合は、このサード パーティ製ハブに接続されたクラスタ対応デバイスを検出できます。ただし、コマンド スイッチが クラスタ非対応のシスコ製デバイス に接続されている場合は、このデバイスより先に接続されたクラスタ対応デバイスを検出することはできません。
CDP非対応デバイスおよびクラスタ非対応デバイスによる検出 に、サード パーティ製ハブに接続されたCatalyst 3500 XLスイッチを検出するコマンド スイッチを示します。ただし、このコマンド スイッチは、Catalyst 5000スイッチに接続されたCatalyst 2950スイッチを検出しません。
スイッチ クラスタ対応のCatalystスイッチについては、リリース ノート( http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/lan/c2900xl/index.htm )を参照してください。
Catalyst 2900 XLコマンド スイッチ、Release 12.1(9)EA1より前のリリースが実装されているCatalyst 2950コマンド スイッチ、またはCatalyst 3500 XLコマンド スイッチは、管理VLANを介してすべてのメンバー スイッチに接続する必要があります。デフォルトの管理VLANはVLAN 1です。管理VLANの詳細については、 管理VLAN を参照してください。
同じ管理VLANを介しての検出 のコマンド スイッチには、管理VLAN 9に割り当てられているポートがあります。次に示すスイッチ以外のすべてのスイッチが検出されます。
Catalyst 3550コマンド スイッチ、またはRelease 12.1(9)EA1以降が実装されているCatalyst 2950コマンド スイッチを使用することを推奨します。これらのコマンド スイッチは、異なるVLANおよび異なる管理VLANに属するメンバー スイッチでも検出して管理することができます。
Catalyst 3550メンバー スイッチおよびRelease 12.1(9)EA1以降が実装されているCatalyst 2950メンバー スイッチは、コマンド スイッチと共通する少なくとも1つのVLANを介して接続されている必要があります。その他のメンバー スイッチは、すべて所属する管理VLANを介してコマンド スイッチに接続されている必要があります。
一方、Catalyst 2900 XLコマンド スイッチ、Release 12.1(9)EA1以前のリリースが実装されているCatalyst 2950コマンド スイッチ、またはCatalyst 3500 XLコマンド スイッチは、所属する管理VLANを介してすべてのメンバー スイッチに接続する必要があります。デフォルトの管理VLANは、VLAN 1です。これらのスイッチの同じ管理VLANを介しての検出については、 同じ管理VLANを介しての検出 を参照してください。
レイヤ2コマンド スイッチと異なる管理VLANを介しての検出 のCatalyst 2950コマンド スイッチ(Release 12.1(9)EA1以降を実装)および レイヤ3コマンド スイッチと異なる管理VLANを介しての検出 のCatalyst 3550コマンド スイッチには、VLAN 9、16、および62に割り当てられたポートがあります。Catalyst 2950コマンド スイッチの管理VLANは、VLAN 9です。各コマンド スイッチは、次のスイッチを除き、異なる管理VLANに属するスイッチを検出します。
クラスタに新しいスイッチを追加するには、スイッチのいずれかのアクセス ポートを通じてクラスタに接続する必要があります。AP(アクセス ポート)は管理 VLANに属し、このトラフィックを伝送します。新しいスイッチおよびそのアクセス ポートは、デフォルトで管理VLAN 1に割り当てられます。
新しいスイッチがクラスタに追加されると、デフォルトの管理VLANは、アップストリーム方向に直結する近接VLANに変更されます。また、アクセス ポートがアップストリーム側の直近の近接VLANに属するように設定されます。
新規に設置されたスイッチの検出 のコマンド スイッチは、管理VLAN 16に属しています。新しいCatalyst 2900 LRE XLおよびCatalyst 2950スイッチがクラスタに追加されると、これらのスイッチの管理VLANおよびアクセス ポートは、VLAN 1からVLAN 16に変わります。
スイッチではHot Standby Router Protocol(HSRP)がサポートされているため、スタンバイ コマンド スイッチのグループを設定できます。コマンド スイッチは、すべてのメンバー スイッチに対する通信および設定情報の転送を管理するので、プライマリ コマンド スイッチの障害時に動作を引き継ぐクラスタ スタンバイ コマンド スイッチを設定しておくことを、強く推奨します。
クラスタ スタンバイ グループ とは、 スタンバイ コマンド スイッチの特性 に記載されている要件を満たしているコマンド対応スイッチのグループです。1つのクラスタにつき、1つのクラスタ スタンバイ グループのみを割り当てることができます。
クラスタ スタンバイ グループに属するスイッチは、HSRPプライオリティに従ってランク付けされます。グループ内で最上位のプライオリティを持つスイッチが、AC( アクティブ コマンド スイッチ )になります。次にプライオリティの高いスタンバイ スイッチが、SC( スタンバイ コマンド スイッチ )になります。クラスタ スタンバイ グループ内のその他のスイッチは、PC( パッシブ コマンド スイッチ )になります。アクティブ コマンド スイッチおよびスタンバイ コマンド スイッチが、 同時に ディセーブルになると、最上位のプライオリティを持つパッシブ コマンド スイッチがアクティブ コマンド スイッチになります。自動検出に関する制限事項については、 クラスタ コンフィギュレーションの自動回復 を参照してください。HSRPプライオリティ値の変更方法については、IOS Release 12.0マニュアル セットの standby priority インターフェイス コンフィギュレーション モード コマンドを参照してください。クラスタ スタンバイ グループ メンバーおよびルータ冗長性グループ メンバーについて、プライオリティを変更するHSRPコマンドは共通です。
接続に関する次の注意事項に従うことにより、スイッチ クラスタ、クラスタ候補、接続されたスイッチ クラスタ、および近接エッジ デバイスを自動検出できます。スタンバイ コマンド スイッチの詳細についても、次の内容を参照してください。
クラスタ スタンバイ グループには、一意の仮想IPアドレス、グループ番号、および名前を割り当てる必要があります。この情報は、アクティブ コマンド スイッチの管理VLANに設定する必要があります。アクティブ コマンド スイッチは、仮想IPアドレス宛てのトラフィックを受信します。クラスタを管理するには、コマンド スイッチのIPアドレスではなく、仮想IPアドレスを使用してアクティブ コマンド スイッチにアクセスする必要があります。この手順が必要になるのは、アクティブ コマンド スイッチのIPアドレスが、クラスタ スタンバイ グループの仮想IPアドレスと異なる場合です。
アクティブ コマンド スイッチが故障すると、スタンバイ コマンド スイッチに仮想IPアドレスの所有権が移り、スタンバイ コマンド スイッチがアクティブ コマンド スイッチになります。クラスタ スタンバイ グループのパッシブ スイッチは、それぞれに割り当てられたプライオリティを相互に比較して、新しいスタンバイ コマンド スイッチを決定します。この場合、プライオリティが最も高いパッシブ スタンバイ スイッチが、スタンバイ コマンド スイッチになります。以前のアクティブ コマンド スイッチが再びアクティブになると、このスイッチはアクティブ コマンドとしての役割を再開し、現在のアクティブ コマンド スイッチは再びスタンバイ コマンド スイッチになります。スイッチ クラスタのIPアドレスの詳細については、 IPアドレス を参照してください。
コマンド スイッチおよびスタンバイ コマンド スイッチを、同じスイッチ プラットフォームにすることを強く推奨します。
Catalyst 1900、Catalyst 2820、Catalyst 2900 XL、 Catalyst 2950、およびCatalyst 3500 XLメンバー スイッチは、所属する管理VLANを介してクラスタ スタンバイ グループに接続する必要があります。
アクティブ コマンド スイッチは、クラスタ コンフィギュレーション情報をスタンバイ コマンドスイッチに継続的に転送します(デバイス コンフィギュレーション情報は伝送しません)。これにより、スタンバイ コマンド スイッチはアクティブ コマンド スイッチが故障した直後に、クラスタを引き継ぐことができます。
以前のアクティブ コマンド スイッチがアクティブ スイッチとしての役割を再開すると、このスイッチは、ダウン中に追加されたメンバーを含む、最新のクラスタ コンフィギュレーション情報のコピーをアクティブ コマンド スイッチから受信します。アクティブ コマンド スイッチは、クラスタ コンフィギュレーションのコピーをクラスタのスタンバイ グループに送信します。
コマンド スイッチにIP情報を割り当てる必要があります。コマンド スイッチのIPアドレスを使用して、クラスタにアクセスできます。クラスタ スタンバイ グループを設定する場合は、スタンバイ グループの仮想IPアドレスを使用して、アクティブ コマンド スイッチからクラスタを管理する必要があります。仮想IPアドレスを使用することにより、アクティブ コマンド スイッチが故障した場合にクラスタとの接続を維持したり、スタンバイ コマンド スイッチをアクティブ コマンド スイッチにすることができます。
アクティブ コマンド スイッチが故障し、スタンバイ コマンド スイッチが動作を引き継いだ場合は、スタンバイ グループの仮想IPアドレスを使用してクラスタにアクセスするか、または新しいアクティブ コマンド スイッチ上で使用可能なIPアドレスを使用する必要があります。
クラスタ対応スイッチにIPアドレスを割り当てることもできますが、必須ではありません。メンバー スイッチは管理対象となり、コマンド スイッチのIPアドレスを介して他のメンバー スイッチと通信します。独自のIPアドレスが設定されていないメンバー スイッチがクラスタから除外された場合は、このスイッチをスタンドアロン スイッチとして管理するためにIP情報を割り当てる必要があります。
IPアドレスの詳細については、 IP情報の変更 を参照してください。
コマンド スイッチまたは有効なクラスタ メンバーに対して、ホスト名を割り当てる必要はありません。ただし、コマンド スイッチにホスト名を割り当てておくと、スイッチ クラスタを識別しやすくなります。スイッチのデフォルトのホスト名は、 Switch です。
クラスタに追加したスイッチにホスト名が指定されていない場合、コマンド スイッチは自身のホスト名に固有のメンバー番号を付加した名前を、各スイッチがクラスタに追加された順序で、スイッチに割り当てます。この番号は、スイッチがクラスタに追加された順番を示します。たとえば、コマンド スイッチ名がeng-clusterである場合、5番目のクラスタ メンバーはeng-cluster-5という名前になります。
スイッチにホスト名が指定されている場合には、クラスタに追加したあとも同じホスト名のままになります。このホスト名は、スイッチがクラスタから除外されたあとも変わりません。
コマンド スイッチからホスト名を受信したスイッチがクラスタから除外され、新しいクラスタに追加されて、メンバー番号( 5 など)が変わらなかった場合は、古いホスト名( eng-cluster-5 など)が新しいクラスタ内のコマンド スイッチのホスト名( mkg-cluster-5 など)で上書きされます。新しいクラスタ内のスイッチ メンバー番号( 3 など)が変わった場合は、以前の名前( eng-cluster-5 など)がそのまま使用されます。
クラスタ メンバーとして設定する各スイッチに、パスワードを割り当てる必要はありません。スイッチをクラスタに追加すると、スイッチはコマンド スイッチのパスワードを継承し、クラスタから除外されるまで、そのパスワードを保持します。コマンド スイッチにパスワードが設定されていない場合は、メンバー スイッチはヌル パスワードを継承します。メンバー スイッチはコマンド スイッチのパスワードのみを継承します。
メンバー スイッチのパスワードをコマンド スイッチのパスワードから変更して保存すると、コマンド スイッチからメンバー スイッチを管理できなくなります。管理できるようにするには、コマンド スイッチのパスワードと一致するようにメンバー スイッチのパスワードを変更する必要があります。メンバー スイッチを再起動しても、パスワードはコマンド スイッチのパスワードに戻りません。クラスタに追加されたあともメンバー スイッチのパスワードは、変更しないことをお勧めします。
パスワードの詳細については、 パスワードおよびイネーブル レベルの割り当て を参照してください。
Catalyst 1900およびCatalyst 2820スイッチ固有のパスワードに関する考慮事項については、これらのスイッチのインストレーション コンフィギュレーション ガイドを参照してください。
メンバー スイッチは、 @esN が付加された最初のRO(read-only)およびRW(read-write)コミュニティ ストリングを継承します。
コマンド スイッチに複数のread-onlyまたはread-writeコミュニティ ストリングがある場合、最初のread-onlyおよびread-writeストリングだけがメンバー スイッチに伝播されます。
スイッチでは、コミュニティ ストリングの数およびストリングの長さに関して制限がありません。SNMPおよびコミュニティ ストリングの詳細については、 SNMPの設定 を参照してください。
Catalyst 1900およびCatalyst 2820スイッチ固有のSNMPに関する考慮事項については、これらのスイッチのインストレーション コンフィギュレーション ガイドを参照してください。
スイッチ クラスタ内で認証の設定に食い違いがあると、CMSは継続的にユーザ名およびパスワードを要求するプロンプトを表示します。1つのクラスタ メンバーにTerminal Access Controller Access Control System Plus(TACACS+)を設定した場合、すべてのクラスタ メンバーにTACACS+を設定する必要があります。同様に、1つのクラスタ メンバーにRemote Authentication Dial-In User Service(RADIUS)を設定した場合、すべてのクラスタ メンバーにRADIUSを設定する必要があります。さらに、同じスイッチ クラスタで一部のメンバーにTACACS+を設定し、他のメンバーにRADIUSを設定することはできません。
TACACS+の詳細については、 TACACS+の設定 を参照してください。RADIUSの詳細については、 RADIUSによるスイッチ アクセスの制御 を参照してください。
CMSでは、コンフィギュレーション オプションへの2つのアクセス レベルがあります。読み書きアクセスおよび読み取り専用アクセスです。イネーブル レベル0〜15がサポートされています。
CMSのアクセス モードの詳細については、 CMSのアクセス モード を参照してください。
この制限事項の詳細については、リリース ノート( http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/lan/c2900xl/index.htm )を参照してください。
スイッチの管理インターフェイスと通信するには、コマンド スイッチのIPアドレスを使用します。IPアドレスは管理VLAN(デフォルトはVLAN 1)に対応づけられています。クラスタ内のスイッチを管理するには、コマンド スイッチ、メンバー スイッチ、および候補スイッチを、このコマンド スイッチの管理VLANに割り当てられたポートを介して接続する必要があります。
クラスタに新しい初期状態のスイッチを追加し、そのクラスタがデフォルトのVLAN 1以外の管理VLANを使用している場合、コマンド スイッチは新しいスイッチが異なる管理VLANに属しており、まだ設定されていないことを自動的に検出します。コマンド スイッチは、新しいスイッチの管理VLANを、クラスタで使用している管理VLANに変更するコマンドを発行します。この自動的なVLAN変更は、新しく購入したスイッチで、config.textファイルを持たず、実行コンフィギュレーションが変更されていないスイッチだけに対して実行されます。詳細については、 新規に設置されたスイッチの検出 を参照してください。
メンバー スイッチの管理VLANを変更することができます(コマンド スイッチの管理VLANは変更できません)。ただし、変更するとコマンド スイッチはそのメンバー スイッチと通信できなくなります。この場合は、スイッチをスタンドアロン スイッチとして管理する必要があります。
各メンバー スイッチがトランク接続されているか、または新しいコマンド スイッチ管理VLANに接続されている場合は、クラスタの管理VLANをグローバルに変更できます。クラスタの現在の管理VLANを別の管理VLANに変更するには、コマンド スイッチで cluster management vlan グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。
管理VLANの変更の詳細については、 管理VLAN を参照してください。
ネットワーク ポートには、クラスタ メンバーを接続できません。ネットワーク ポートの詳細については、 ネットワーク ポートのイネーブル化 を参照してください。
クラスタを作成すると、コマンド スイッチのコンフィギュレーション ファイルにNetwork Address Translation(NAT)コマンドが追加されます。これらのコマンドは削除しないでください。
CMSを使用すると、CLIコマンドを使用するよりも簡単にクラスタを作成できます。ここでは、次の内容について説明します。
ここでは、スイッチ ハードウェア インストレーション ガイドの説明に従ってスイッチにケーブルが接続されていること、および スイッチ クラスタのプランニング に記載された注意事項に従っていることを前提としています。
コマンド スイッチとして指定するスイッチは、 コマンド スイッチの特性 、 スイッチ クラスタのプランニング 、およびリリース ノート( http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/lan/c2900xl/index.htm )に記載されている要件を満たす必要があります。
スイッチの初期セットアップ中にセットアップ プログラムを実行すると、コマンド スイッチをイネーブルにしたり、クラスタに名前をつけたり、IPアドレスやパスワードをコマンド スイッチに割り当てることができます。セットアップ プログラムの使用法については、リリース ノート( http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/lan/c2900xl/index.htm )を参照してください。
スイッチの初期セットアップ中にコマンド スイッチをイネーブルにしなかった場合は、コマンド対応スイッチからDevice Managerを起動して、Cluster > Create Clusterを選択してください。クラスタ番号(デフォルトは0)を入力し、クラスタに最大31文字の名前をつけます( Create Clusterウィンドウ を参照)。コマンド スイッチをイネーブルにする場合は、CMSを使用する代わりに、 cluster enable グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用できます。
クラスタ候補およびメンバーの自動検出 の例にあるように、コマンド スイッチは候補スイッチを自動検出します。新しいクラスタ対応スイッチをネットワークに追加すると、コマンド スイッチは追加されたスイッチを検出して、候補スイッチのリストに追加します。更新されたクラスタ候補リストをAdd To Clusterウィンドウ( Add To Clusterウィンドウ を参照)から表示するには、CMSを再起動してこのウィンドウを再表示するか、または次のステップを実行します。
CMSからクラスタにスイッチを追加する方法は、2つあります。
クラスタにメンバーを追加する場合は、CMSを使用する代わりに、コマンド スイッチから cluster member グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用することができます。候補スイッチにパスワードが設定されている場合は、このコマンドで password オプションを使用します。
クラスタ内のスイッチの総数が16(コマンド スイッチを含む)以内である場合は、1つまたは複数のスイッチを選択できます。クラスタに16のメンバーが存在する場合、このクラスタに Add To Cluster オプションを使用することはできません。この場合は、メンバー スイッチを削除してから、新しいメンバーを追加する必要があります。
候補スイッチにパスワードが設定されている場合は、クラスタにパスワードを追加する前に、パスワードの入力を求めるプロンプトが表示されます。候補スイッチにパスワードが設定されていない場合、入力は無視されます。
複数の候補スイッチに同じパスワードが設定されている場合は、それらをグループとして選択して、同時に追加することができます。
グループ内の特定の候補スイッチのパスワードが他と異なる場合は、この候補スイッチだけがクラスタに追加されません。
候補スイッチはクラスタに追加された時点で、クラスタのコマンド スイッチのパスワードを継承します。パスワードの設定については、 パスワード を参照してください。
スイッチ クラスタでの認証に関するその他の考慮事項については、 TACACS+およびRADIUS を参照してください。
クラスタ スタンバイ グループのメンバーは、 スタンバイ コマンド スイッチの特性 および HSRPおよびスタンバイ コマンド スイッチ に記載された要件を満たす必要があります。クラスタ スタンバイ グループを作成するには、 Cluster > Standby Command Switches を選択します( Standby Command Configurationウィンドウ を参照)。
スイッチをスタンバイ グループに追加したり、スタンバイ グループを1つのクラスタにバインドする場合は、CMSを使用する代わりに、 standby ip 、 standby name 、 standby priority インターフェイス コンフィギュレーション コマンド、および cluster standby group グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用できます。
Standby Command Groupリストでは、クラスタ スタンバイ グループでのスイッチの適格性またはステータスを示す次の略語が、スイッチのホスト名に付加されて表示されます。
クラスタ スタンバイ グループに仮想IPアドレスを割り当てる必要があります。このアドレスは、スイッチのIPアドレスと同じサブネット内になければなりません。グループ番号は、IPサブネット内で一意でなければなりません。指定できる範囲は0〜255で、デフォルトは0です。グループ名は最大31文字です。
Standby Command Configurationウィンドウでは、CLIを使用して設定したpreemptコマンドおよびnameコマンドのデフォルト値が使用されます。このウィンドウを使用してHSRPグループを作成する場合は、このグループ内のすべてのスイッチで、 preempt コマンドをイネーブルにする必要があります。また、HSRPグループに名前を設定する必要があります。
クラスタ メンバーの追加が終了したら、次のステップを実行して、クラスタを確認します。
サマリーには、スイッチのモデル番号、シリアル番号、ソフトウェア バージョン、IP情報、場所などの情報が記載されます。
また、 Reports > Port Statistics および Port > Port Settings > Runtime Status によって、ポートとスイッチの統計情報を表示することもできます。
クラスタを確認する場合は、CMSを使用する代わりに、コマンド スイッチから show cluster members ユーザEXECコマンドを使用したり、コマンド スイッチやメンバー スイッチから show cluster ユーザEXECコマンドを使用することができます。
メンバー スイッチとの接続が解除された場合や、コマンド スイッチが故障した場合は、 回復手順 を参照してください。
クラスタの作成および管理の詳細については、オンライン ヘルプを参照してください。クラスタ コマンドの詳細については、スイッチのコマンド リファレンスを参照してください。
コマンド スイッチに最初にログインすることにより、CLIからメンバー スイッチを設定できます。ユーザEXECモードの rcommand コマンドおよびメンバー スイッチ番号を入力して、(コンソールまたはTelnet接続による)Telnetセッションを開始し、メンバー スイッチのCLIにアクセスします。コマンド モードが変更され、通常どおりにIOSコマンドを使用できます。メンバー スイッチのイネーブルEXECモードでexitと入力すると、コマンド スイッチのCLIに戻ります。
次に、コマンド スイッチのCLIからメンバー スイッチ3にログインする例を示します。
メンバー スイッチ番号が不明の場合は、コマンド スイッチに、イネーブルEXECモードのshow cluster membersコマンドを入力します。 rcommand コマンドおよびその他のすべてのクラスタ コマンドの詳細については、スイッチのコマンド リファレンスを参照してください。
Telnetセッションはコマンド スイッチと同じイネーブル レベルでメンバー スイッチCLIにアクセスします。その後、IOSコマンドを通常どおりに使用できます。スイッチのTelnetセッションの設定手順については、 CLIへのTelnetアクセス を参照してください。
スイッチ クラスタにStandard Editionソフトウェアが稼働するCatalyst 1900およびCatalyst 2820スイッチがある場合、コマンド スイッチがイネーブル レベル15であれば、Telnetセッションは管理コンソール(メニュー方式インターフェイス)にアクセスします。コマンド スイッチがイネーブル レベル1〜14であれば、パスワードの入力を要求するプロンプトが表示され、パスワードの入力後、メニュー コンソールにアクセスします。
コマンド スイッチのイネーブル レベルと、Catalyst 1900およびCatalyst 2820メンバー スイッチ(StandardおよびEnterprise Editionソフトウェアが稼働)との対応関係は、次のとおりです。
Catalyst 1900およびCatalyst 2820スイッチの詳細については、これらのスイッチのインストレーション コンフィギュレーション ガイドを参照してください。
スイッチの最初の起動時にセットアップ プログラムを使用してIP情報を入力し、提示されたコンフィギュレーションを採用した場合、SNMPはイネーブルに設定されています。セットアップ プログラムを使用してIP情報を入力していない場合、およびSNMPがイネーブルではない場合は、 SNMPの設定 の説明に従って、SNMPをイネーブルに設定します。Catalyst 1900およびCatalyst 2820スイッチでは、デフォルトでSNMPがイネーブルに設定されます。
クラスタを作成すると、コマンド スイッチが、メンバー スイッチとSNMPアプリケーション間のメッセージ交換を管理します。コマンド スイッチのクラスタ ソフトウェアは、メンバー スイッチ番号( @esN 、 N はスイッチ番号)をコマンド スイッチで最初に設定されたread-writeおよびread-onlyコミュニティ ストリングに付加して、メンバー スイッチに伝送します。コマンド スイッチはこのコミュニティ ストリングを使用して、SNMP管理ステーションとメンバー スイッチ間で、get、set、およびget-nextメッセージの転送を制御します。
メンバー スイッチにIPアドレスが割り当てられていない場合、 SNMPによるクラスタ管理 に示すように、コマンド スイッチはメンバー スイッチからのトラップを管理ステーションにリダイレクトします。メンバー スイッチに専用のIPアドレスおよびコミュニティ ストリングが割り当てられている場合、メンバー スイッチはコマンド スイッチを経由しないで、直接、管理ステーションにトラップを送信できます。
メンバー スイッチに専用のIPアドレスとコミュニティ ストリングが割り当てられている場合は、コマンド スイッチによるアクセスのほかに、そのIPアドレスとコミュニティ ストリングも使用できます。SNMPおよびコミュニティ ストリングの詳細については、 SNMPの設定 を参照してください。
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