Cisco IP Phone は、多機能な電話機であり、IP ネットワークに直接接続できます。H.323 クライアント、CTI ポート、および Cisco IP Communicator は、ソフトウェア ベースのデバイスから構成されているため、Cisco IP Phone と同様に設定できます。Cisco CallManager Administration を使用すると、自動転送やコール ウェイティングなどの電話機能を、ご使用の電話機に設定できます。また、電話ボタン テンプレートを作成して、 多数の電話機に共通のボタン設定を割り当てることもできます 。
システム管理者は電話機を追加した後、その電話機をユーザに関連付けることができます。ユーザを電話機に関連付けると、そのデバイスに対する制御権をそのユーザに渡すことになります。
- ・ サポートされている Cisco IP Phone
- ・ Cisco SIP IP Phone
- ・ H.323 クライアントと CTI ポート
- ・ Cisco IP Communicator
- ・ Cisco Personal Communicator
- ・ 電話ボタン テンプレート
- ・ ソフトキー テンプレート
- ・ ソフトキー テンプレートの動作
- ・ 共通電話機プロファイル
- ・ 電話機を追加する方法
- ・ 電話機能
- ・ 電話機の関連付け
- ・ 電話機管理上のヒント
- ・ 電話機のフェールオーバーとフェールバック
- ・ 電話機設定チェックリスト
- ・ 参考情報
サポートされている Cisco IP Phone
表43-1 に、Cisco CallManager がサポートする次の Cisco IP Phone について、それぞれのモデルの機能の概要を示します。
- ・ Cisco IP Phone モデル 7900 ファミリ(SCCP および SIP プロトコル)
- ・ Cisco IP Video Phone モデル 7985
- ・ Cisco IP Phone モデル 7914 拡張モジュール
- ・ Cisco IP Conference Station 7935 および 7936
- ・ Cisco IP Phone モデル 30 VIP
- ・ Cisco IP Phone モデル 12 Series
これらの電話機モデルをサポートする機能とサービスの最新情報については、次の資料を参照してください。
- ・ 電話機モデルおよびこのバージョンの Cisco CallManager をサポートする電話機の管理またはユーザ マニュアル
- ・ 使用する電話機モデルのファームウェア リリース ノート
- ・ Cisco CallManager リリース ノート
Cisco SIP IP Phone
Cisco CallManager は、次の Cisco IP Phone モデル上で SIP プロトコルをサポートします。
- ・ Cisco IP Phone 7970/71
- ・ Cisco IP Phone 7960/61
- ・ Cisco IP Phone 7940/41
- ・ Cisco IP Phone 7911
- ・ Cisco IP Phone 7905/12
管理者はCisco CallManager Administration Phone Configuration ウィンドウを使用して、IP Phone をSCCP または SIP 用に設定します。SIP 用に設定する場合は、追加の Cisco CallManager Administration 設定ウィンドウを使用して、SIP プロトコル(SIP Profile Configuration など)を設定します。設定の要件については、 表43-6 を参照してください。SIP プロファイルと SIP ダイヤル規則については、『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「SIP のダイヤル規則設定」および「SIP プロファイルの設定」を参照してください。
H.323 クライアントと CTI ポート
Cisco CallManager Administration を使用すると、H.323 クライアントや CTI ポートなどのソフトウェア ベース デバイスを設定できます。ソフトウェア ベースの Cisco CallManager アプリケーション(たとえば、Cisco SoftPhone、Cisco AutoAttendant、および Cisco IP IVR)は、仮想デバイスである CTI ポートを使用します。
H.323 クライアントには、Microsoft NetMeeting デバイスが含まれます。
H.323 クライアントと CTI ポートは、電話機の設定と同じように、Cisco CallManager Administration の Phone Configuration ウィンドウを使用して設定します。しかし多くの場合、設定に必要な項目数は、電話機より少なくて済みます。
H.323 クライアントおよび共有の回線表示の詳細については、 共有回線の表示 を参照してください。
H.323 クライアントと CTI ポートの設定方法については、『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「Cisco IP Phone の設定」を参照してください。
Cisco IP Communicator
Cisco IP Communicator は、ユーザが PC を使用して電話コールを発信および受信できるソフトウェアベースのアプリケーションです。Cisco IP Communicator は、Cisco CallManager のコール処理システムを利用して、テレフォニー機能と Voice-over-IP 機能を提供します。
このとき、Cisco IP Communicator は Cisco CallManager と対話します。これは、Cisco IP Communicator が、デスクトップ アプリケーションのポータビリティを実現しつつ、フル機能の Cisco IP Phone と同じ機能を提供することを意味します。また、ユーザは Cisco CallManager Administration の Phone Configuration ウィンドウを使用して、Cisco IP Communicator を電話機として管理することになります。
Cisco Personal Communicator
Cisco Personal Communicator は、音声、ビデオ、文書共有、およびプレゼンス アプリケーションへのアクセスのすべてを、単一のリッチ メディア インターフェイスから提供するデスクトップ ソフトウェア アプリケーションです。Cisco Personal Communicator は、Cisco CallManager のコール処理システムを利用して、テレフォニー機能と Voice-over-IP 機能を提供します。
この Cisco CallManager との相互対話により、Cisco Personal Communicator は統合ソフトフォン機能を提供し、ユーザの物理 IP 電話機を制御できます。また、ユーザは Cisco CallManager Administration の Phone Configuration ウィンドウを使用して、Cisco Personal Communicator を電話機として管理することになります。
電話ボタン テンプレート
Cisco CallManager には、デフォルトの電話ボタン テンプレートがいくつか組み込まれています。電話機を追加するときに、これらのテンプレートから 1 つを選んで電話機に割り当てることができます。または、テンプレートを新規に作成することもできます。
テンプレートを作成して使用すると、共通するボタン設定を大量の電話機に容易に割り当てることができます。たとえば、ある会社のユーザが使用していない会議機能を別の機能(たとえば、短縮ダイヤル)ボタンに割り当て直すテンプレートを作成することができます。
テンプレートを作成するには、既存のテンプレートのコピーを作成し、そのテンプレートに固有の名前を割り当てます。一度作成したカスタム テンプレートを変更できます。また、デフォルトの電話ボタン テンプレートのラベルを変更することもできます。しかし、デフォルトのボタン テンプレートの機能を変更することはできません。既存のテンプレートの名前を変更したり、既存のテンプレートを変更して新しいテンプレートを作成することができます。また、カスタム テンプレートを更新して、機能、回線または短縮ダイヤルを、追加または削除することができます。使用しなくなったテンプレートを削除することもできます。テンプレートを更新すると、その変更は、そのテンプレートを使用するすべての電話機に反映されます。
テンプレート自体の名前を変更しても、そのテンプレートを使用している電話機に影響を与えることはありません。このテンプレートを使用するすべての Cisco IP Phone は、テンプレートの名前が変更された後も、このテンプレートを引き続き使用します。
どの電話機にも、最低 1 回線が割り当てられていることを確認してください。通常、この割り当てにはボタン 1 が使用されます。Cisco IP Phone のモデルによっては、電話機に回線を追加して割り当てることができます。また、電話機には、一般に短縮ダイヤルなどのいくつかの機能がありますが、この機能は残りのボタンに割り当てられます。
電話テンプレートを削除できるのは、その電話テンプレートが、システム内の電話機に現在割り当てられておらず、所定の電話機モデルに対して別のテンプレートがある場合です。デバイスに割り当てられているテンプレートを削除することはできません。また、Device Defaults Configuration ウィンドウで指定されている見本のデフォルト テンプレートを削除することはできません。使用中のテンプレートを削除するには、そのテンプレートを使用しているすべての Cisco IP Phone を別の電話ボタン テンプレートに割り当て直してから、そのテンプレートを削除します。
Phone Button Template Configuration ウィンドウで、Related Links ドロップダウン リスト ボックスから Dependency Records を選択して、特定のテンプレートを使用するデバイスを表示します。
Cisco CallManager は、電話ボタン テンプレートを使用して Cisco IP Phone のすべての機能を直接制御するわけではありません。個々の Cisco IP Phone 7900 ファミリ モデルの詳細については、『 Cisco IP Phone アドミニストレーション ガイド for Cisco CallManager 』およびその他の電話機資料を参照してください。
デフォルトの電話ボタン テンプレート
すべての Cisco IP Phone は、ほぼ同等の機能をサポートしますが、モデルごとに、これらの機能の実装方法が異なっています。たとえば、保留や転送などの機能を、電話ボタン テンプレートを使用して設定しているモデルもあれば、他のモデルでは、設定することができないこれらの機能に対して、固定ボタンやオンスクリーン プログラム キーを備えています。また、サポートされている回線または短縮ダイヤルの最大数も、一部の電話機のモデルでは異なっています。こうした設定の違いがあるので、個々のモデルに対応する固有の電話ボタン テンプレートが必要になります。
各 Cisco IP Phone モデルは、デフォルトの電話ボタン テンプレートを備えています。デフォルトのテンプレートをそのまま使用すると、簡単に電話機を設定できます。また、デフォルトのテンプレートをコピーし、変更を加えて、カスタム テンプレートを作成することも可能です。
カスタム テンプレートを使用すると、電話機の用途に応じて、一部またはすべての電話機で各種の機能を使用可能にしたり、特定の電話機に対して特定の機能を使用制限したり、一部またはすべての電話機に対して設定する回線数、または短縮ダイヤル数を変えたりすることができます。たとえば、会議室で使用される電話機に適用できるカスタム テンプレートを作成できます。 表43-2 に、標準の電話ボタン テンプレートを示します。
電話ボタン テンプレートのカスタマイズのガイドライン
カスタム電話ボタン テンプレートを作成する際は、次のガイドラインに従ってください。
- ・ 電話機のユーザが、カスタム テンプレートの最も基本的な機能を説明するクイック リファレンス カード、またはスタート アップ ガイドを受け取っていることを確認する。社員が使用するカスタム テンプレートを作成する場合は、そのテンプレートに次の機能が含まれていることを確認してください。また、ユーザ用に作成するクイック リファレンス カードにも、これらの機能の説明を記載してください。
- − Cisco IP Phone 7970/71、7960/61、7940/41、7911:回線(1 つ以上)
- − Cisco IP Phone 7912:回線、短縮ダイヤル、保留、および設定
- − Cisco IP Phone 7910:すべてのコールの転送
- − Cisco IP Phone 7905 および 7902:回線、短縮ダイヤル、保留、および設定
- − Cisco Wireless IP Phone 7920:回線(1 つ以上)
- − Cisco IP Phone モデル 12 SP+:回線(1 つ以上)、保留、コール パーク、およびすべてのコールの転送
- − Cisco IP Phone モデル 30 VIP:回線(1 つ以上)、コール パーク、およびすべてのコールの転送
- − Cisco VGC Virtual Phone および Cisco ATA 186:回線および短縮ダイヤル
- ・ 電話ボタン テンプレートをどのように設定するかは、各機能の特性を考慮し決定する。短縮ダイヤルと回線に複数のボタンを割り当てることができます。ただし通常必要なボタンは、 表43-3 で説明されている電話ボタン機能のうち 1 つだけです。
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Cisco IP Phone モデル 30 VIP 用のテンプレートを設定する場合は、この機能を 1 つ選択し、それをボタン 26 に割り当てる必要があります。Auto Echo Cancellation(AEC)は、発信側がスピーカフォンを使用するときに、着信側が受信するフィードバックの量を減らします。ユーザは、スピーカフォンの使用時に、Cisco IP Phone モデル 30 SP+ 上の AEC ボタンを押す必要があります。スピーカフォンを使用していないときは、ユーザはこのボタンを押す必要はありません。この機能が作動するために必要な設定はありません。 |
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この機能がテンプレート上でプログラムされる場合、このボタンを押すと、着信コールの受信時にスピーカフォンが自動的にオフフックとなります。
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ユーザがこのボタンを押すと、コール パーク番号またはその番号の範囲と連動して、コールが電話番号に保留され、後で取り出せます。このボタンを機能させるには、システム内でコール パーク番号またはその番号の範囲を設定する必要があります。コール パーク番号またはその番号の範囲をユーザに提供し、ユーザがその番号をダイヤルして、コールを取り出せるようにします。 |
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ユーザが会議ボタンを押すと、Ad Hoc 会議を開始し、参加者を追加することがことができます(ユーザは Join ソフトキーを使用して、Ad Hoc 会議を開始することもできます)。 Conference ボタンが必要なのは、Ad Hoc 会議を開始するユーザだけです。このボタンが機能するためには、Ad Hoc Conference Bridge デバイスが Cisco CallManager Administration で設定されている必要があります。 詳細については、 Conference Bridge の章を参照してください。 |
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ユーザは、このボタンを押して、指定した電話番号にすべてのコールを転送します。ユーザが、Cisco IP Phone Configuration ウィンドウで forward all を指定するか、管理者が、Cisco CallManager Administration 中でユーザごとに forward all 番号を指定できます。 |
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ユーザは、このボタンを押して、アクティブ コールを保留にします。コールの保留を解除するには、ユーザが、その保留コール用の点滅する回線のボタンを押すか、受話器を持ち上げて、点滅する回線のボタンを押します。保留中の発信者には、保留状況を示すトーンが 10 秒ごとに聞こえます。または(Music On Hold 機能が設定されている場合)音楽が聞こえます。保留トーン機能を作動させるために必要な設定はありません。 |
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ユーザは、このボタンを押して番号をダイヤルするか、着信コールに応答します。 このボタンを機能させるには、管理者がユーザの電話機上に電話番号を追加しておく必要があります。 |
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ユーザは、このボタンを押して Meet-Me 会議を開始し、会議への参加を要請した他のユーザがその会議にダイヤルするのを待ちます。ミートミー ボタンが必要なのは、Meet-Me 会議を開始するユーザだけです。このボタンを機能させるには、Cisco CallManager Administration 中で Meet-Me 会議デバイスを設定しておく必要があります。 |
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このボタンを押すと、Cisco IP Phone で最後にダイヤルされた番号を再度ダイヤルします。この機能を作動させるために必要な設定はありません。 |
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このボタンを押すと、個人ファーストダイヤル、株価情報、または気象情報などの Cisco IP Phone Service にアクセスします。 |
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このボタンを押すと、指定された番号を短縮ダイヤルします。システム管理者は、Cisco CallManager Administration 中で短縮ダイヤル番号を指定できます。ユーザは、Cisco IP Phone User Options Menu で短縮ダイヤル番号を指定できます。 |
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ユーザは、プレゼンス機能をサポートするデバイス上の関連する電話番号または SIP URI の状態を、このボタンでリアルタイムで監視します。このボタンを押すと、宛先にダイヤルできます。 |
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ソフトキー テンプレート
Cisco IP Phone 上で、Cisco IPMA などのアプリケーション、または Cisco Call Back などのコール処理機能に関連付けられているソフトキーを管理するには、ソフトキー テンプレートを使用します。管理者は、Cisco CallManager Administration の Softkey Template Configuration ウィンドウを使用して、ソフトキー テンプレートを作成および更新します。
Cisco CallManager は、標準と非標準の 2 つのタイプのソフトキー テンプレートをサポートしています。Cisco CallManager データベース内の標準のソフトキー テンプレートには、アプリケーション ソフトキーの推奨される選択および位置付けが含まれています。Cisco CallManager は、次の標準ソフトキー テンプレートを提供します。
- ・ Standard User
- ・ Standard Feature
- ・ Standard IPMA Assistant
- ・ Standard IPMA Manager
- ・ Standard IPMA Shared Mode Manager
管理者は、Cisco CallManager Administration の Softkey Template Configuration ウィンドウを使用して、非標準のソフトキー テンプレートを作成します。非標準のソフトキー テンプレートを作成するには、標準のソフトキー テンプレートをコピーして、変更を加えます。管理者は、どの非標準のソフトキー テンプレートに対してでも、関連付けるアプリケーションを追加したり、関連付けられているアプリケーションを削除したりできます。さらに、非標準のソフトキー テンプレートに、各コール状態用のソフトキー セットを設定できます。
Softkey Template Configuration ウィンドウには、標準および非標準のソフトキー テンプレートが一覧表示されます。このウィンドウでは、異なるアイコンを使用して、標準のテンプレートと非標準のテンプレートが区別されています。
管理者は、Cisco CallManager Administration で次の設定ウィンドウを使用して、ソフトキー テンプレートを割り当てます。
- ・ Device Pool Configuration
- ・ Phone Configuration(SIP および SCCP)
- ・ User Device Profile Configuration
- ・ Default Device Profile Configuration
Add Application
管理者は、Cisco アプリケーションに関連付けられている標準のソフトキー テンプレートを、非標準のソフトキー テンプレートに追加できます。Softkey Template Configuration ウィンドウから Add Application ボタンをクリックすると、別のウィンドウが表示されます。このウィンドウで、非標準のソフトキー テンプレートの末尾に追加する標準のソフトキー テンプレートを選択できます。重複するソフトキーは、ソフトキー セットの末尾から順に削除されます。
どのコール状態でも、ソフトキーの最大数は 16 です。ソフトキーの最大数に達すると、メッセージが表示され、アプリケーション追加手順が停止します。管理者は、テンプレートに別のアプリケーションを追加する前に、コール状態からいくつかのソフトキーを手動で削除する必要があります。
Delete Application ボタンを使用して、非標準のソフトキー テンプレートに関連付けられているアプリケーション ソフトキー テンプレートを削除できます。選択したアプリケーションに関連付けられているソフトキーだけが削除されます。アプリケーション間で共有されているソフトキーは、そのソフトキーを共有するアプリケーションがソフトキー テンプレートからすべて削除されるまで、ソフトキー テンプレートに残ります。
ソフトキー レイアウトの設定
管理者は、非標準のソフトキー テンプレートに、各コール状態用のソフトキー セットを設定できます。管理者が Softkey Template Configuration ウィンドウで Related Links ドロップダウン リスト ボックスから Configure Softkey Layout を選択し、 Go をクリックすると、Softkey Layout Configuration が表示されます。
Softkey Layout Configuration ペインには、次のフィールドがあります。
- ・ Call states:このドロップダウン リスト ボックスには、Cisco IP Phone のさまざまなコール状態が表示されます。コール状態の追加、更新、削除を行うことはできません。ドロップダウン リスト ボックスからコール状態を選択すると、そのコール状態で使用可能なソフトキーが示されます。 表43-4 にコール状態の一覧を示します。
- ・ Unselected Softkeys:コール状態に関連付けられているソフトキーを一覧表示します。Select a Call State to Configure ドロップダウン リスト ボックスに表示されているコール状態の、選択されていないオプション ソフトキーがこのフィールドに一覧表示されます。このフィールド内のソフトキーを、Selected Softkeys フィールドに追加するには、右矢印を使用します。Selected Softkey のリストに、Undefined ソフトキーを複数回追加できます。Undefined を選択すると、Cisco IP Phone に空白のソフトキーが表示されます。
- ・ Selected Softkeys:選択されているコール状態に関連付けられているソフトキーを一覧表示します。Select a Call State to Configure ドロップダウン リスト ボックスに表示されているコール状態の、選択されているソフトキーがこのフィールドに一覧表示されます。このフィールドに指定できるソフトキーの最大数は、16 です。サンプルのソフトキーのレイアウトについては、 図43-1 を参照してください。
図43-1 サンプルのソフトキー レイアウト
ソフトキー テンプレートの動作
Cisco IPMA などのアプリケーションがソフトキーをサポートするためには、そのアプリケーションを使用するデバイスごとに、データベース内にソフトキーおよびソフトキー セットが設定されている必要があります。
どのソフトキー テンプレートでも、アプリケーション ソフトキーとコール処理ソフトキーを混在させることができます。スタティック ソフトキー テンプレートは、データベース内でデバイスと関連付けられます。デバイスが Cisco CallManager に登録されると、スタティック ソフトキー テンプレートがデータベースからコール処理に読み込まれ、デバイスに渡されて、セッションの間中(デバイスが登録解除されるかリセットされるまで)使用されます。デバイスがリセットされた場合は、管理者が行う更新によって、別のソフトキー テンプレートまたはソフトキー レイアウトが適用されることがあります。
ソフトキーは、application ID と呼ばれるフィールドをサポートしています。Cisco IPMA などのアプリケーションは、Cisco CTIManager およびコール処理を介して、特定のアプリケーション ID とともにデバイスに要求を送信することにより、アプリケーション ソフトキーを有効または無効にします。
ユーザが Cisco IPMA サービスにログインしてサービスのアシスタントを選択すると、アプリケーションは Cisco CTIManager およびコール処理を介してデバイスに要求を送信し、そのアプリケーション ID を持つすべてのアプリケーション ソフトキーを有効にします。
いつでも、Cisco IP Phone に複数のソフトキー セットを表示できます(コールごとに 1 つのソフトキー セット)。
データベース内でデバイス(Cisco IP Phone など)に関連付けられているソフトキー テンプレートは、デバイスがコール処理に登録するときに使用されるものです。ソフトキー テンプレートとデバイスの関連付けは、Cisco CallManager Administration の Softkey Template configuration を使用して行います。『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「ソフトキー テンプレートの設定 」を参照してください。
共通電話機プロファイル
Cisco CallManager は共通電話機プロファイルを使用して、Cisco IP Phone に関連付けられている電話機の属性を定義します。これらの属性を、すべての電話機に個別に追加することなく、プロファイルの中に入れておくと、管理者は電話機の設定に費やす時間を減らすことができ、電話機グループの値を変更できるようになります。共通電話機プロファイルでは、次の属性を指定します。
共通電話機プロファイルは、電話機を設定する場合に必須フィールドになります。したがって、電話機を作成する前に、共通電話機プロファイルを作成する必要があります。Cisco CallManager に用意されている Standard Common Phone Profile をコピーして修正し、新しい共通電話機プロファイルを作成することもできます。ただし、Standard Common Phone Profile そのものは修正も削除もできません。
共通電話機プロファイルの設定方法については、『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「 共通電話プロファイルの設定」 を参照してください。
電話機を追加する方法
Cisco CallManager データベースに、SCCP または SIP プロトコルをサポートする電話機を追加する方法には、自動登録を使用した自動的な追加、Phone Configuration ウィンドウを使用した手動による追加、または BAT を使用したグループ単位の追加があります。
電話機をインストールする前に、自動登録を使用可能にしておくと、IP テレフォニー ネットワークに Cisco IP Phone を接続するときに、その IP Phone を Cisco CallManager データベースに自動的に追加できます。自動登録を使用可能にする方法については、『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「自動登録の使用可能化 」を参照してください。自動登録時に、Cisco CallManager は、次に使用可能な電話番号を順に電話機に割り当てます。しかし、自動登録を使用したくない場合もあります。たとえば、特定の電話番号を電話機に割り当てたい場合、または『 Cisco CallManager セキュリティ ガイド 』で説明されているように、認証または暗号化を実装する場合などです。
自動登録を使用しない場合は、手動で Cisco CallManager データベースに電話機を追加するか、BAT を使用する必要があります。BAT を使用すると、システム管理者は、大量の Cisco IP Phone に対して追加、変更、および削除の操作を一括で実行できます。BAT の使用方法の詳細については、『 Cisco Unified CallManager Bulk Administration ガイド 』を参照してください。
End User, Phone, DN, and LA Configuration ウィンドウを使用すると、新しいエンド ユーザを追加するときに、同時に新しい電話機を追加できます。その同じウィンドウを使用して、新しいエンド ユーザの電話番号(DN)および回線表示(LA)を関連付けることができます。End User, Phone, DN, and LA Configuration ウィンドウにアクセスするには、 User Management > User/Phone Add メニュー オプションを選択します。設定の詳細については、『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の 「User/Phone Add の設定」 を参照してください。
電話機能
Cisco CallManager を使用すると、割り込み、プライバシー解除、コール バック、コール パーク、コール ピックアップ、即時転送、Malicious Call Identification、Quality Report Tool、サービス URL、短縮ダイヤル(ボタン)、短縮ダイヤル(ソフトキー)などの電話機能を Cisco IP Phone に設定できます。
電話番号に関連する機能については、 電話番号の機能 を参照してください。電話番号に対しては、自動転送機能とコール ウェイティング機能が設定されます。
割り込みおよびプライバシーの機能は、連携して動作します。いずれの機能も共有回線だけで機能します。
割り込みは、進行中のコールにユーザを追加します。cBarge ソフトキーの Barge を押すと、ユーザ(発信側)は、自動的に共有回線コール(ターゲット)に追加されます。現在コール中のユーザにはトーンが聞こえます。割り込みは、組み込み型の会議と共有 Conference Bridge をサポートします。
プライバシーを使用すると、ユーザは回線を共有したデバイスの他のユーザがデバイス コール情報を表示することを許可または禁止したり、別のユーザがアクティブ コールに割り込むことを許可したりすることができます。
割り込みおよびプライバシーの詳細については、『 Cisco CallManager 機能およびサービス ガイド 』の「割り込みとプライバシー」を参照してください。
自動転送を使用すると、ユーザは、Cisco IP Phone に着信するすべてのコールが、別の電話機で呼び出し音を鳴らすように設定できます。自動転送には、次の種類があります。
- ・ Call forward all:すべてのコールを転送する。
- ・ Call forward busy:回線が使用中で、ビジー トリガー設定値に到達した場合にだけ、コールを転送する。
- ・ Call forward no answer:設定されている応答しない呼び出し音の時間が経過した後で、電話機が応答しない場合に、コールを転送する。
- ・ Call forward no coverage:ハンティングが実行し尽くされたかタイムアウトし、関連するカバレッジ用のハント パイロットが最終転送に Use Personal Preferences を指定している場合に、コールを転送する。
これらの各自動転送タイプを内部および外部のコールに設定でき、コーリング サーチ スペースを設定することにより、ボイス メールまたはダイヤル先番号へ転送できます。
Cisco CallManager は、セカンダリ Calling Search Space (CSS) for Call Forward All (CFA) フィールドを含んでいます。セカンダリ CSS for CFA は既存の CSS for CFA と組み合わされて、代替 CSS システム設定のサポートを可能にします。CFA がアクティブにされると、プライマリおよびセカンダリ CSS for CFA だけを使用して CFA の宛先の妥当性が検査され、コールが CFA の宛先へリダイレクトされます。これらのフィールドが空の場合、ヌル CSS が使用されます。プライマリ CSS for CFA フィールドとセカンダリ CSS for CFA フィールドで設定された CSS フィールドだけが使用されます。電話機から CFA がアクティブにされた場合、CFA の宛先は CSS for CFA とセカンダリ CSS for CFA を使用して妥当性が検査され、CFA の宛先がデータベースに書き込まれます。以前のリリースでは、CSS for CFA が空の場合、CFA の宛先の妥当性は、電話機のデバイス CSS と回線 CSS の組み合わせと照合して検査されていました。このリリースでは、CFA をアクティブにした場合、CFA の宛先の妥当性は、常に CSS for CFA およびセカンダリ CSS for CFA と照合して検査されます。
管理者は、自動転送情報表示オプションを最初の着信番号、またはリダイレクトされた着信番号、またはその両方に設定できます。管理者は、Calling Line ID(CLID)および Calling Name ID(CNID)を有効または無効にすることができます。表示オプションは、各回線表示に対して設定できます。
自動転送のビジー トリガーがクラスタ内の各回線表示に設定されます。最大値は、回線表示に設定されたコールの最大数です。自動転送のビジー トリガーは、回線のアクティブ コール数を判別して、自動転送のビジー設定を有効にします(たとえば、10 コール)。
自動転送の応答しない呼び出し音の時間がクラスタ内の各回線表示に設定され、デフォルトには 12 秒が指定されます。自動転送の応答しない呼び出し音の時間は、呼び出し音が鳴っている時間を判別して、自動転送の応答しない呼び出し音の設定を有効にします。
自動転送は、Cisco CallManager Administration 内の Directory Number Configuration ウィンドウで設定します。
コール パーク機能を使用すると、あるユーザがコールを保留にした後、Cisco CallManager システムでコール パークを使用するよう設定されている任意のユーザが、そのコールを取り出せるように設定できます。
たとえば、あるユーザが内線番号 1000 でアクティブ コールを受けている場合、コール パーク専用内線番号(たとえば、1234)にそのコールを保留することができます。別のユーザは、1234 にダイヤルすると、そのコールを取り出すことができます。
コール パークを使用するには、電話機能の設定時に、Cisco CallManager Administration 中にコール パーク専用内線番号(この場合、1234)を追加する必要があります。コール パークの詳細については、『 Cisco CallManager 機能およびサービス ガイド 』の「コールパーク」を参照してください。
Cisco CallManager では次のタイプのコール ピックアップを提供します。
- ・ コール ピックアップ:ユーザは、指定したコール ピックアップ グループ内の呼び出し音が鳴っている電話機に応答できます。
- ・ グループ コール ピックアップ:ユーザは、別のピックアップ グループ内の着信コールに応答できます。
- ・ 他グループ コール ピックアップ:ユーザは、本人が所属するグループに関連付けられたピックアップ グループ内の着信コールに応答できます。
3 つのタイプのコール ピックアップはいずれも自動または手動で操作できます。AutoCallPickupEnabled が有効の場合、電話機にある次のソフトキーのいずれかを押すと、Cisco CallManager は着信コールに自動的に接続します。
- ・ Pickup:コール ピックアップの場合(ユーザが所属するピックアップ グループ内のコール)
- ・ GPickup:グループ コール ピックアップの場合(別のピックアップ グループ内のコール)
- ・ OPickup:他グループ コール ピックアップの場合(ユーザが所属するピックアップ グループに関連付けられたピックアップ グループ内のコール)
コール ピックアップ機能を自動化すると、グループ コール ピックアップを除き、コール接続に使用するキー入力は 1 回だけで済みます。電話機の GPickup ソフトキーを押してから、他のピックアップ グループの DN をダイヤルします。
コール ピックアップ機能は、Cisco CallManager に電話機能を設定する際に設定します。
コール ピックアップ グループは、回線を追加するときに指定できます。コール ピックアップ グループには、(指定されたパーティション内で)この電話番号へのコールに応答するためにダイヤル可能な番号を指定します。コール ピックアップの詳細については、『 Cisco CallManager 機能およびサービス ガイド 』の「コール ピックアップ グループ」を参照してください。
Select ソフトキーを使用すると、ユーザは、機能を使用するコールを選択することや、同一の回線表示を共有する他のデバイスからのコールをロックすることができます。選択されたコールで Select ソフトキーを押すと、コールの選択を解除します。
コールがデバイスによって選択されると、回線表示を共有する他のすべてのデバイスが Remote-In-Use 状態になります。Remote-In-Use 状態のコールを選択することはできません。つまり、コール インスタンスを選択することによって、同一の回線表示を共有する他のデバイスからコールをロックします。
会議リスト機能は、Ad Hoc 会議の参加者の電話番号をリストにして提供します。Cisco CallManager Administration に設定されている参加者の名前だけが表示されます。
どの参加者も電話機に 会議リスト機能を呼び出し、参加者を表示できます。会議の管理者は、会議リスト機能を呼び出して Remove ソフトキーを使用すると、会議の参加者を表示および削除できます。
DirTrfr および Select ソフトキーを使用すると、ユーザは、任意の確立された 2 つのコールを転送し、IP Phone からコールを削除できます。直接転送の詳細については、 1 つの電話番号による複数コールの発信および受信 を参照してください。
コール転送機能は、コール転送を完了するための実行可能な最後のステップとして、オンフック(受話器を置く)アクションをサポートしています。オンフック コール転送を成功させるには、Transfer On-hook Enabled サービス パラメータを True に設定する必要があります。このサービス パラメータはオンフック コール転送を使用可能にします。サービス パラメータを False に設定すると、オンフック アクションによって第三者へのセカンダリ コールが終了します。
既存の実装では、ユーザ B が特定の回線で(ユーザ A から)アクティブ コールを受けた場合、ユーザ B によってこの回線上のコールが最大数に達していなければ、ユーザ B の Cisco IP Phone に Transfer ソフトキーが表示されます。ユーザ B が Transfer ソフトキー(または使用可能であれば Transfer ボタン)を 1 回押すと、ユーザ B にはダイヤル トーンが聞こえ、セカンダリ コールを発信できる状態になります。ここで、ユーザ B が第三者(ユーザ C)の番号をダイヤルします。Cisco CallManager により、ユーザ B に Transfer ソフトキーが再度表示されます。ユーザ B が Transfer ソフトキー(または使用可能であれば Transfer ボタン)を再度押すと、転送動作が完了します。
オンフック コール転送の実装では、ユーザ B は、ユーザ C の番号をダイヤルした後で受話器を置くことで転送を完了させることができます。既存の実装と新しい実装はいずれも、ブラインド転送(ユーザ C が応答する前にユーザ B が接続解除する)の場合にも、打診転送(ユーザ B はユーザ C が応答するまで待機し、ユーザ A からのコールであることを通知する)の場合にも機能します。
以前の実装は変更されていません。したがって、ユーザ B は Transfer ソフトキーを 2 回押して転送を完了させることができます。
即時転送機能では、コールをボイスメール システムにただちに転送できます。マネージャとアシスタントなど、回線を共有している場合にこの機能を使用できます。コールが転送されると、回線では新しいコールを発信または受信できるようになります。
iDivert ソフトキーを使用すると、即転送機能にアクセスできます。このソフトキーを設定するには、Cisco CallManager Administration 内の Softkey Template Configuration ウィンドウを使用します。ソフトキー テンプレートは、Cisco CallManager システムにある電話機に割り当てられます。
即時転送の詳細については、『 Cisco CallManager 機能およびサービス ガイド 』の「即時転送」を参照してください。
Join ソフトキーを使用すると、ユーザは最大 15 の確立されたコールを参加させて会議を作成することができます(合計数 16)。参加の詳細については、 1 つの電話番号による複数コールの発信および受信 を参照してください。
Malicious Call Identification(MCID)
MCID 機能は、迷惑電話または脅迫電話をトラッキングする有効な方法を提供します。ユーザがこのタイプのコールを受信した場合、Cisco CallManager システム管理者は、Malicious Call ソフトキーをユーザの電話機に追加する新しいソフトキー テンプレートを割り当てることができます。SCCP ゲートウェイに接続された POTS 電話機では、ユーザはフックフラッシュを使用して、*39 の機能コードを入力し、MCID 機能を呼び出すことができます。
MCID の詳細については、『 Cisco CallManager 機能およびサービス ガイド 』の「Malicious Call Identification 」の章を参照してください。
Quality Report Tool(QRT) は、Cisco IP Phone の音声品質および一般的な問題の報告ツールです。これを使用すると、ユーザが自分の IP Phone に関するオーディオおよびその他の一般的な問題を、簡単かつ正確に報告できるようになります。QRT は Cisco CallManager のインストール時にロードされ、Cisco Extended Functions(CEF)サービスによってサポートされます。
QRT 機能を有効にするには、システム管理者として、ソフトキー テンプレートの作成、設定、および割り当てを行い、ユーザの IP Phone 上の QRT ソフトキーに関連付けます。QRT に必要なユーザ対話のレベルに応じて、2 つの異なるユーザ モードのどちらかを選択できます。次に、システムにおける機能の動作を定義するため、システム パラメータを設定し、Cisco CallManager Serviceability ツールを設定します。QRT Viewer アプリケーションを使用すると、IP Phone の問題に関するレポートを作成、カスタマイズ、および表示できます。
QRT 機能のサポートは、次の機能を含むモデルの IP Phone すべてが対象となります。
Cisco IP Phone ガイドを参照してください。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/c_ipphon/index.htm
IP Phone に問題が発生した場合、ユーザは次のいずれかのコール状態で Cisco IP Phone 上の QRT ソフトキーを押すと、問題や他の関連統計のタイプを報告できます。
サポート対象のコール状態において、適切な問題分類カテゴリを使用した場合、ユーザは報告する IP Phone の問題を説明するのに最適な理由コードを選択できます。IP Phone の問題に関するレポートをカスタマイズすると、特定の情報が得られます。
Quality Report Tool 機能の設定と使用方法の詳細については、『 Cisco CallManager 機能およびサービス ガイド 』の「Quality Report Tool」を参照してください。QRT Viewer の設定方法と使用方法の詳細については、『 Cisco CallManager Serviceability アドミニストレーション ガイド』を参照してください。
ユーザ インターフェイスについては、使用する IP 電話機モデルに該当する Cisco IP Phone ガイドと『Cisco IP Phone アドミニストレーション ガイド for Cisco CallManager 』を参照してください。
次の手順で説明するように、Cisco CallManager Administration でサービス パラメータを設定すると、コール診断と音声品質のメトリックを収集するよう Cisco IP Phone を設定できます。
- 1. Cisco CallManager Administration から、 System > Service Parameter を選択します。
- 2. Clusterwide Parameters(Device ñ General)で、Call Diagnostics Enabled サービス パラメータを確認します。
- 3. ドロップダウン リスト ボックスから、次のいずれかの状態を選択します。
- ・ Enabled Only When CDR Enabled Flag is True
- ・ Enabled Regardless of CDR Enabled Flag
- 4. Save をクリックします。
Cisco CallManager Administration でサービス パラメータを設定する方法の詳細については、『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「サービス パラメータの設定 」を参照してください。Cisco CallManager Administration で Cisco IP Phone を設定する方法については、『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「Cisco IP Phone」を参照してください。コール診断と音声品質のメトリックを使用できる Cisco IP Phone を設定する方法については、Cisco IP Phone のユーザおよび管理者用マニュアルを参照してください。
エクステンション モビリティ サービスなどの Cisco IP Phone サービス URL を電話ボタンに設定できます。ボタンが押されると、サービスが呼び出されます。
サービス URL をユーザの電話ボタンに設定するには、管理者が次の手順を実行します。
- 1. Cisco IP Phone Services Configuration を使用して、サービスを作成します。
- 2. Phone Button Configuration を使用して、サービス URL 機能が含まれたカスタム電話ボタン テンプレートを作成します。
- 3. Phone Configuration を使用して、サービス URL ボタンを必要とする各電話機にカスタム電話ボタン テンプレートを追加します。
- 4. Phone Configuration を使用して、適切な各サービスに登録します。
- 5. Phone Configuration を使用して、サービス URL ボタンを追加します。
- 6. User Optopms メニューで Add/Update your Service URL リンクを使用して、電話機にサービスを設定するようにユーザに通知します。
Cisco CallManager は、最大 99 の短縮ダイヤル エントリの設定をサポートします。これらの短縮ダイヤル エントリには、電話ボタンおよび短縮ダイヤル(ソフトキー)を使用してアクセスします。
ユーザが最大 99 の短縮ダイヤル エントリを設定する場合、短縮ダイヤル エントリの一部を IP Phone の短縮ダイヤル ボタンに割り当てることができ、残りの短縮ダイヤル エントリが短縮ダイヤル(ソフトキー)に使用されます。ユーザが番号をダイヤルし始めると、AbbrDial ソフトキーが表示されます。ユーザが適切なインデックスを入力すると、任意の短縮ダイヤル エントリにアクセスできます。短縮ダイヤル(ボタン)の設定については、『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「短縮ダイヤル ボタンの設定」を参照してください。
電話機の関連付け
ユーザは、電話機などの一部のデバイスをコントロールできます。ユーザとして指定されたアプリケーションは、CTI ポートなど他のデバイスをコントロールします。ユーザが電話機の制御権を持つ場合、その電話機の特定の設定値(たとえば、短縮ダイヤルや自動転送)をコントロールできます。電話機とユーザとの関連付けの詳細については、『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「エンド ユーザとデバイスとの関連付け」を参照してください。
電話機管理上のヒント
次の項では、Cisco CallManager Administration 画面で電話機を設定する際に役立つ情報を記載しています。
電話機の検索
次の項では、電話機を検索する方法を変更する方法について説明します。ネットワーク内に数千の Cisco IP Phone がある場合は、求める電話機を見付けるために、絞り込み検索を行う必要があります。目的の電話機が見付からない場合は、検索対象を拡大して、表示される電話機を増やす必要があります。
電話機を追加するときに、MAC Address フィールドにデバイスの MAC アドレスを入力すると、Find and List Phones ウィンドウでその値をデバイス名として使用して検索できます。
電話機を追加するときに、Description フィールドにユーザ名または内線番号(もしくはその両方)を入力すると、Find and List Phones ウィンドウでその文字や数値を使用して検索できます。
電話機をその電話番号(DN)によって検索するには、Directory Number を選択します。検索条件(begins with や ends with など)を選択し、 Find ボタンの下のドロップダウン リスト ボックスから電話番号を選択するか、検索文字列を入力します。 Find ボタンをクリックして検索を実行します。
コーリング サーチ スペースを選択する場合は、 Find ボタンの下にあるドロップダウン リスト ボックスから、データベース表示で使用できるオプションのいずれかを選択できます。
デバイス プールを選択する場合は、 Find ボタンの下にあるドロップダウン リスト ボックスから、データベース表示で使用できるオプション(たとえば、Default)のいずれかを選択できます。
電話機をそのデバイス タイプによって検索するには、Device Type を選択し、デバイス タイプを入力するか、または Find ボタンの下にあるドロップダウン リスト ボックスからデバイス タイプを選択します。
電話機をそのコール ピックアップ グループによって検索するには、Call Pickup Group を選択します。Call Pickup Group を選択する場合は、 Find ボタンの下にあるドロップダウン リスト ボックスから、データベース表示で使用できるオプションのいずれかを選択できます。または、 Find ボタンだけをクリックします。
LSC ステータスを選択する場合は、 Find ボタンの下にあるドロップダウン リスト ボックスから、データベース表示で使用できるオプション(たとえば、Operation Pending)のいずれかを選択できます。
電話機を認証文字列によって検索するには、Authentication String を選択し、認証文字列を入力します。
電話機をプロトコルによって検索するには、Device Protocol を選択し、SIP などのプロトコルを入力するか、または Find ボタンの下にあるドロップダウン リスト ボックスからプロトコルを選択します。
電話機をそのセキュリティ プロファイルによって検索するには、Security Profile を選択し、セキュリティ プロファイルを入力するか、または Find ボタンの下にあるドロップダウン リスト ボックスからセキュリティ プロファイルを選択します。
検索結果をさらに絞り込むには、追加情報を検索します。たとえば、デバイス プロトコルによって電話機を検索する場合は、デバイス プロトコルの結果の中から特定のデバイス プールに属する電話機を検索できます。初期検索を行った後、Search Within Results チェックボックスをオンにします。ドロップダウン リスト ボックスに、追加の検索基準または別の検索基準を入力できます。 Find を再びクリックして、前の結果の中を検索します。
データベースに登録されているすべての電話機を検出するには、フィールドのリストから Device Name を選択し、パターンのリストから「is not empty」を選択します。次に、Find ボタンをクリックしてください。
メッセージ ボタン
次のアクションを実行すると、Cisco IP Phone 7970、7960、および 7940 上のメッセージ ボタンに対して、ボイスメール アクセス番号を設定できます。この設定を行うと、ユーザはメッセージ ボタンを押すだけで、ボイスメール システムにアクセスできます。
- 1. ボイスメール パイロット番号を設定するには、 Voice Mail > Voice Mail Pilot を選択します。
- 2. ボイスメール プロファイルを設定するには、 Voice Mail > Voice Mail Profile を選択します。
- 3. Directory Number Configuration ウィンドウ上から Voice Mail Profile フィールドから適切なプロファイルを選択する。デフォルトでは、このフィールドはデフォルトのボイスメール パイロット番号設定を使用するデフォルトのボイスメール プロファイルを使用します。
ボイスメール サービスの設定方法の詳細については、 ボイスメールの Cisco CallManager への接続性 の章を参照してください。
ディレクトリ ボタン
Cisco IP Phone 7970、7960、および 7940 は、社員の名前と電話番号のディレクトリを表示できます。IP Phone 上のディレクトリ ボタンからこのディレクトリにアクセスできますが、ユーザがアクセスする前に、管理者がこのボタンを設定しておく必要があります。社内ディレクトリを使用するには、Cisco CallManager を使用して設定された LDAP ディレクトリに、ユーザを入力する必要があります。
URL Directories エンタープライズ パラメータは、Cisco IP Phone モデル 7970、7960、および 7940 上に表示される、Global Directory を指す URL を定義します。電話機の XML デバイス コンフィギュレーション ファイルに、この URL が保管されます。
URL Directories エンタープライズ パラメータの変更後に電話機の URL が正しく更新されなかった場合、Cisco TFTP サービスをいったん停止した後、再起動を試みてください。その後、電話機をリセットしてください。
Cisco CallManager ユーザ オプション
Cisco IP Phone ユーザは、自分の Web ブラウザを使用して Cisco CallManager ユーザ オプションにアクセスできるため、自分の IP Phone にさまざまな機能を設定できます。設定可能な機能には、ユーザ ロケール、ユーザ パスワード、自動転送、短縮ダイヤル、個人用アドレス帳などがあります。管理者は、エンタープライズ パラメータを True または False に設定することで、ユーザに対して使用可能にする機能を設定できます。たとえば、Show Speed Dial Settings エンタープライズ パラメータを False に設定すると、ユーザは自分の IP Phone に短縮ダイヤルを設定できなくなります。
Cisco CallManager ユーザ オプションにアクセスして使用する方法の詳細については、対象となる Cisco IP Phone のガイドを参照してください。
Maximum Phone Fallback Queue Depth サービス パラメータ
Cisco CallManager サービスは、Cisco CallManager を登録に利用できるときに、Maximum Phone Fallback Queue Depth サービス パラメータを使用して、プライオリティの高い Cisco CallManager にキューイングする電話機数を制御します。デフォルトでは、毎秒電話機 10 台が指定されます。プライマリ Cisco CallManager に障害が発生すると、セカンダリ Cisco CallManager に電話機がフェールオーバーします。フェールオーバー プロセスは、現在登録しているデバイス数を調整するためのプライオリティ キューを使用して、ただちに発生します。
プライマリ Cisco CallManager が復旧すると、電話機はその Cisco CallManager に戻されます。ただし、電話機が動作中のシステムにあるため、動作中の Cisco CallManager(この場合、セカンダリ)から電話機をすぐに削除する必要はありません。キュー項目数の監視(Maximum Phone Fallback Queue Depth サービス パラメータ設定値を使用)は、登録を要求している電話機が現在または今後登録されるかを判別するために行われます。キュー項目数が 10(デフォルト)より大きい場合、電話機は現在の状態にとどまり、後でプライマリ Cisco CallManager への登録を試みます。
Maximum Phone Fallback Queue Depth サービス パラメータは、Service Parameters Configuration ウィンドウで変更できます。パフォーマンス値の設定が高すぎる場合は(最大設定値は 500)、電話機の登録により、Cisco CallManager のリアルタイムの応答が遅くなる場合があります。値の設定が低すぎる場合は(最小設定値は 1)、大規模グループの電話機をプライマリ Cisco CallManager に戻すのに要する合計時間が長くなります。
Dependency Records
特定の電話機がどの電話番号を使用しているか、またはどの電話機に電話番号が割り当てられているかを調べるには、Cisco CallManager Administration Phone Configuration ウィンドウまたは Directory Number Configuration ウィンドウで、Related Links ドロップダウン リスト ボックスから Dependency Records リンクを選択します。Dependency Records Summary ウィンドウに、電話機を使用している電話番号に関する情報が表示されます。電話番号について詳細な情報を検索するには、電話番号をクリックして Dependency Records Details ウィンドウを表示します。Dependency Records がシステムで有効にされていない場合は、Dependency Records Summary ウィンドウにメッセージが表示されます。
Dependency Records の詳細については、『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「Dependency Records へのアクセス」の項と「電話機からの電話番号の削除」の項を参照してください。
電話機のフェールオーバーとフェールバック
この項では、電話機が登録されている Cisco CallManager が到達不能になる場合に、電話機がフェールオーバーとフォールバックを行う方法について説明します。また、電話機に関連したコールに影響を与える可能性がある状態(たとえば、リセットや再起動)についても説明します。
Cisco CallManager に障害が起きるか、アクセス不能になる
アクティブ Cisco CallManager の指定は、電話機がコール処理サービスを受け取る Cisco CallManager に適用されます。アクティブな Cisco CallManager は、通常、その電話機のプライマリ Cisco CallManager として働きます(プライマリが使用不能である場合を除く)。
アクティブな Cisco CallManager に障害が起きるか、アクセス不能になる場合、電話機は、その電話機が属するデバイス プールに指定されている Cisco CallManager Group 内で、次に使用可能な Cisco CallManager への登録を試みます。
プライマリ Cisco CallManager が障害後に使用可能に戻ると、その電話機は、ただちにプライマリ Cisco CallManager に登録されます。フェールオーバー時の電話登録の詳細については、 Maximum Phone Fallback Queue Depth サービス パラメータ を参照してください。
コールが進行中の場合、そのコールが終了した後で電話機はリセットされます。
電話機設定チェックリスト
表43-5 では、Cisco CallManager Administration で手動で SCCP 電話機を設定する手順を説明しています。自動登録を使用している場合、Cisco CallManager は、自動的に電話機を追加し、電話番号を割り当てます。
表43-6 では、Cisco CallManager Administration で手動で SIP 電話機を設定する手順を説明しています。自動登録を使用している場合、Cisco CallManager は、自動的に電話機を追加し、電話番号を割り当てます。
表43-6 に、SIP をサポートする Cisco IP Phone の設定手順を示します。サードパーティの SIP 電話機については、『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「サードパーティ製 SIP 電話機の設定チェックリスト」を参照してください。
参考情報
- ・ 電話番号の概要
- ・ ボイスメールの Cisco CallManager への接続性
- ・ 『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「自動登録の使用可能化」
- ・ 『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「Cisco IP Phone の設定」
- ・ 『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「エンド ユーザとデバイスとの関連付け」
- ・ 『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「User/Phone Add の設定」
- ・ 『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「電話ボタン テンプレートの設定」
- ・ 『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「共通電話プロファイルの設定」
- ・ 『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「SIP のダイヤル規則の設定」
- ・ 『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「SIP プロファイルの設定」
- ・ 『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「電話機 NTP リファレンスの設定」
- ・ 『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「サービス パラメータの設定 」
- ・ 『 Cisco CallManager 機能およびサービス ガイド』の「割り込みとプライバシー」
- ・ 『 Cisco CallManager 機能およびサービス ガイド』の「コールパーク」
- ・ 『 Cisco CallManager 機能およびサービス ガイド』の「コール ピックアップ グループ」
- ・ 『 Cisco CallManager 機能およびサービス ガイド』の「即時転送」
- ・ 『 Cisco CallManager 機能およびサービス ガイド』の「Quality Report Tool」
- ・ 『 Cisco CallManager 機能およびサービス ガイド』の「プレゼンス」
