システム管理者は、Cisco CallManager Administration のメニュー オプション Cisco IP Phone Services Configuration を使用して、Cisco IP Phone サービスのリストの定義とその管理を行います。その IP Phone サービスに対して、ユーザはサイトから登録します。Cisco IP Phone サービスには、Extensible Markup Language(XML)アプリケーションがあり、XML を使用して、テキストとグラフィックスを含むインタラクティブ コンテンツを Cisco IP Phone に表示できます。
サービスのリストを設定した後、ユーザはCisco CallManager User Options メニューにログインして、各自の Cisco IP Phone 用に、これらのサービスに登録することができます。また、管理者はサービスを Cisco IP Phone とデバイス プロファイルに追加できます。管理者はサービスを短縮ダイヤル ボタンに割り当てることができます。この割り当てにより、ユーザはサービスにボタン 1 つでアクセスできるようになります。
Cisco CallManager では、開発者向けの Web サイトを通じて Cisco IP Phone サービスのサンプル アプリケーションを提供しています。また、ご使用のサイトに合せてカスタマイズされた Cisco IP Phone アプリケーションを作成することもできます。
Cisco IP Phone サービスの概要
Cisco IP Phone サービスは、テキストとグラフィックスを使用したインタラクティブ コンテンツを Cisco IP Phone に表示できる XML アプリケーションです。
サポートされている電話機のモデルから、ユーザはサービスに次の 2 つの方法でアクセスできます。「services」というラベルが付いたボタンを押すか、あらかじめ設定された電話ボタンを使用します。ユーザがサービス ボタンを押すと、電話機はその HTTP クライアントを使用して、特定の URL をロードします。この URL には、ユーザが電話機用にサブスクライブしているサービスのメニューが表示されます。ユーザは、リストの中からサービスを選択します。サービスがメニューから選択されると、HTTP を介して URL が要求され、サーバがコンテンツを提供し、電話機のディスプレイがこのコンテンツに更新されます。サービス用に設定された電話ボタンを押した場合、HTTP を介して URL が要求されます。
電話機に提供される一般的なサービスには、気象情報、株価情報、ニュースなどがあります。Cisco IP Phone サービスは、標準 Web サーバ(たとえば、Microsoft の Internet Information Service(IIS))から HTTP プロトコルを使用して展開されます。
ユーザは、Cisco CallManager Administration を使用して設定されたサービスだけにサブスクライブできます。サービスごとに、次の情報が設定されます。
これらのパラメータによって、個々のユーザ用にサービスが個別設定されます。パラメータの例には、株価表示用の記号、市町村名、郵便番号、ユーザ ID などがあります。
Cisco CallManager Administration から、ロビーにある電話機などの共有デバイスをサービスに登録することができます。
システム管理者がサービスを設定した後、ユーザは Cisco IP Phone User Options にログインして、サービスにサブスクライブできます。Cisco IP Phone User Options から、ユーザは次の作業を行うことができます。
また、サービスへの登録は Cisco CallManager Administration からも、Bulk Administration Tool アプリケーションからも行うことができます。
ユーザが登録ボタンをクリックすると、このサブスクリプション用のカスタム URL が Cisco CallManager によって作成され、データベースに保存されます。その後、このサービスはデバイスのサービス リストに表示されます。
ガイドラインとヒント
Cisco IP Phone は、サービスの設定状況に応じてグラフィックスまたはテキストのメニューを表示します。
Cisco IP Phone モデル 7960 は、Refresh 設定値を組み込んでいるウィンドウとともに送信される HTTP ヘッダーをサポートしています。この設定により、一定の時間をおいて、表示されている XML オブジェクトを新しいウィンドウに置き換えることができます。ユーザは、Update ソフトキーを押すだけで強制リロードを行うことができます。ヘッダー内で送信されたタイマー パラメータがゼロの場合は、次のウィンドウへの移動は Update ソフトキーを押したときにだけ行われます。ウィンドウの自動リロードは行われません。
Cisco IP Phone モデル 7960 は、データ入力プロセスの補助を目的とした次のソフトキーをサポートしています。
- ・ Submit:このソフトキーは、フォームの入力が完了したことを示し、HTTP によって入力結果の URL を送信するように指示します。
- ・ <<:フィールド内でバックスペースを実行するには、バックスペース ソフトキーを使用します。
- ・ Cancel:このソフトキーは、現在の入力をキャンセルします。
フィールド間を移動するには、縦スクロール ボタンを使用します。
Dependency Records
特定の Cisco IP Phone サービスで使用されているデバイスを検索するには、Cisco CallManager Administration Cisco IP Phone Services Configuration ウィンドウで、Related Links ドロップダウン リスト ボックスから Dependency Records を選択し、 Go をクリックします。Dependency Records Summary ウィンドウに、Cisco IP Phone サービスが使用しているデバイスに関する情報が表示されます。デバイスについて詳細な情報を検索するには、デバイスをクリックして Dependency Records Details ウィンドウを表示します。Dependency Records がシステムで有効にされていない場合は、Dependency Records Summary ウィンドウにメッセージが表示されます。
Dependency Records の詳細については、『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「Dependency Records へのアクセス」および「Cisco IP Phone サービスの設定」を参照してください。
Cisco IP Phone サービス設定チェックリスト
表35-1 に、Cisco IP Phone サービスを設定する際のチェックリストを示します。
