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Cisco uBR10000シリーズソフトウェアの概要

この章では、Cisco uBR10000シリーズCable Modem Termination System(CMTS;ケーブルモデム終端システム)とルータ、サポートされるサービス、ソフトウェア、および関連ハードウェアの機能について説明します。この章の内容は、次のとおりです。

セクション

目的

Cisco uBR10000シリーズ用のCisco IOSリリースおよびイメージ

サポート対象のCisco IOSリリース トレイン、関連機能、各サポート トレイン用の最新のCisco IOSイメージについて説明します。

CMTS機能の設定では、まずご使用のCisco IOSリリース トレイン、関連イメージ、フィーチャ セットを確認します。このセクションの内容は、これらを判別する際に役立ちます。

Cisco uBR10012ユニバーサル ブロードバンド ルータシャーシの概要

Cisco uBR10000シリーズ ルータ、そのサポート対象ハードウェアの機能、およびインターオペラビリティについて説明します。

サポート対象のソフトウェア機能

最近サポートされたすべてのCisco IOSリリース トレインに関連したCisco uBR10012ルータの機能と、各機能の設定情報について説明します。

また、Cisco uBR10012ルータで使用できる設定ユーティリティも紹介します。

ソフトウェアの設定およびトラブルシューティングの手順については、このマニュアルの他の章を参照してください。

Cisco uBR10000シリーズ用のCisco IOSリリースおよびイメージ

Cisco uBR10012ルータは、次のCisco IOSリリース トレインをサポートします。

動作の概要

Cisco uBR10012ルータは、Type IIのPersonal Computer Memory Card International Association(PCMCIA;パーソナル コンピュータ メモリ カード国際協会)フラッシュ メモリ ディスク上に保存されているIOSイメージを実行します。このディスクは、プライマリPerformance Routing Engine(PRE)の2つのPCMCIAスロットに搭載されています。どちらのスロットのPCMCIAディスクにもCisco IOSイメージまたはコンフィギュレーション ファイルを保存できます。

フラッシュ メモリ ディスクのほかに、各PREにもブートローダ保存用のオンボード フラッシュ メモリがあります。ローダは、システムリセットのあとに実行され、フラッシュ メモリ ディスクにCisco IOSソフトウェアを再ロードして実行します。

同様にPREのオンボード フラッシュ メモリにもシステム コンフィギュレーションが保存されます。フラッシュメモリから読み取られた設定情報は、初期設定のあとで動作メモリにバッファされ、設定が保存されるとフラッシュ メモリ デバイスに保存されます。

各ラインカードにもオンボード フラッシュ メモリがあり、このメモリは機能的にはPREで使用されるものと同様に、ブートローダの保存に使用されます。ただし、ラインカードローダは、システムリセット、ラインカードリセット、またはラインカード装着のあとに動作し、ラインカードが正常に機能するためにラインカード上で稼働する必要のあるコードを再ロードして実行します。ソフトウェアイメージは外部Trival File Transfer Protocol(TFTP;簡易ファイル転送プロトコル)サーバに保存することもできます。Cisco uBR10012ルータをそのように設定すると、TFTPサーバから適切なイメージがダウンロードされて実行されます。

Cisco IOSソフトウェアの保存場所

Cisco IOSソフトウェアはPREに保存されています。PREには前面パネル上にPCMCIAスロットが2つあります。どちらのスロットにもIOSイメージまたはコンフィギュレーション ファイルを保存できます。

PRE上のフラッシュメモリは、簡単なROMモニタまたはブートローダの保存に使用されます。ローダは、システムリセット、ラインカードリセット、またはラインカード装着のあとに動作します。

ラインカードイメージは、PREフラッシュメモリまたは外部TFTPサーバに保存されている場合もあります。

PREは、512 KBのNVRAMデバイスにシステム コンフィギュレーションを保存します。NVRAMから読み取られた設定情報は、初期設定後にRAMにバッファされ、設定が保存されるとデバイスに書き込まれます。

Cisco IOSソフトウェア リリースの判別

Cisco uBR10012ルータ上で稼働するCisco IOSソフトウェアのバージョンを判別するには、ルータにログオンして、イネーブルEXECモードで show version コマンドを入力します。たとえば、次のように入力します。

Router> show version

Cisco Internetwork Operating System Software

IOS (tm) 12.2 XF Software (ubr10k-k8p6-mz), Version 12.2 XF, RELEASE SOFTWARE

新規ソフトウェアリリースへのアップグレード

アップグレードとは、前のものより多くの機能を備えたCisco IOS®フィーチャ セットを発注することです。アップグレードはアップデートとは異なります。アップデートは、「同一の」フィーチャ セットの最新バージョンをインストールすることです。例外 ― あるフィーチャ セットが廃止された場合は、最近のリリースで、機能が最も近い次のフィーチャ セットがアップデートと見なされます。

新規ソフトウェアリリースへのアップグレードに関する全般的な事項については、Cisco.comで提供されている『 Cisco IOS Upgrade Ordering Instructions 』を参照してください。また、 Cisco IOSソフトウェアのインストールまたはアップグレード も参照してください。

12.2 BCリリース トレインおよびイメージ

12.2 BCトレインは、DOCSIS 1.1双方向サポートといくつかの新機能を提供する中間リリース トレインです。

このトレインの最新リリースであるCisco IOS Release 12.2(4)BC1bには、前の12.2 XFリリースからのマイグレーション パスが組み込まれています。Cisco IOS Release 12.2(4)BC1bは、Cisco uBR10012ユニバーサル ブロードバンド ルータをサポートしています。このルータは、大容量、高スループットのCMTS提供し、ケーブル ネットワークのエッジでのトラフィックの集約に最適化された製品です。このルータのプラットフォームは、ケーブル事業者およびサービス プロバイダーを対象に設計されており、ケーブル モデム、デジタル セットトップ ボックス、またはIPテレフォニー ケーブル モデムを介して住宅加入者に接続し、高速データ、ブロードバンド エンターテイメント、およびIPテレフォニー ソリューションを提供します。

Cisco IOS 12.2(4)BC1イメージおよび要件

Cisco uBR10012ルータでのCisco Release 12.2 BCフィーチャ セットのメモリ推奨 に、Cisco IOS Release 12.2(4)BC1bが稼働するCisco uBR10012ユニバーサル ブロードバンド ルータ用のCisco IOSフィーチャ セットのメモリ推奨を示します。Cisco uBR10012ユニバーサル ブロードバンド ルータには、48-MBと120-MBのいずれかのType II PCMCIA フラッシュ メモリ カードを搭載できます。

Cisco uBR10012ルータでのCisco Release 12.2 BCフィーチャ セットのメモリ推奨

フィーチャ セット

ソフトウェア
イメージ

推奨フラッシュ
メモリ

推奨DRAMメモリ

起動元

DOCSIS IP Plus

ubr10k-p6-mz

40 MBフラッシュ

128 MB DRAM

RAM

DOCSIS BPI IP Plus

ubr10k-k8p6-mz

40 MBフラッシュ

128 MB DRAM

RAM

12.2 XFリリース トレインおよびイメージ

Cisco 12.2 XFリリース トレインは、リリース12.2 Tに基づくEarly Deployment(ED)リリースであり、このトレインの起点となるリリースです。EDリリースでは、新しいCiscoハードウェアおよびソフトウェア機能のサポートやソフトウェアの修正が提供されます。

このトレインの最新リリースであるCisco IOS Release 12.2(4)XF1は、Cisco uBR10012ユニバーサル ブロードバンド ルータをサポートしています。このルータは、大容量、高スループットのCMTSを提供し、ケーブル ネットワークのエッジでのトラフィックの集約に最適化された製品です。このルータのプラットフォームは、ケーブル事業者およびサービス プロバイダーを対象に設計されており、ケーブル モデム、デジタル セットトップ ボックス、またはIPテレフォニー ケーブル モデムを介して住宅加入者に接続し、高速データ、ブロードバンド エンターテイメント、およびIPテレフォニー ソリューションを提供します。

Cisco IOS 12.2(4)XF1イメージおよび要件

表2に、Cisco IOS Release 12.2(4)XF1bが稼働するCisco uBR10012ユニバーサル ブロードバンド ルータ用のCisco IOSフィーチャ セットのメモリ推奨を示します。Cisco uBR10012ユニバーサル ブロードバンド ルータには、48-MBと120-MBのいずれかのType II PCMCIA フラッシュ メモリ カードを搭載できます。

Cisco uBR10012ルータでのCisco Release 12.2 XFフィーチャ セットのメモリ推奨

フィーチャ セット

ソフトウェア
イメージ

推奨フラッシュ
メモリ

推奨DRAMメモリ

起動元

DOCSIS IP Plus

ubr10k-p6-mz

40 MBフラッシュ

128 MB DRAM

RAM

DOCSIS BPI IP Plus

ubr10k-k8p6-mz

40 MBフラッシュ

128 MB DRAM

RAM

Cisco uBR10012ユニバーサル ブロードバンド ルータシャーシの概要

Cisco uBR10012ルータは、コストパフォーマンスに優れ、拡張性が高く、業界で定評のあるCMTSを提供し、ケーブルネットワークのエッジでトラフィックを集約するように最適化された製品です。このルータには、8つのブロードバンド集約スロットと4つのWANバックホールスロットがあります。ブロードバンドスロットは、アダプタカード(ライン カード プロセッサ)を使用することでCisco uBR7200シリーズ ブロードバンド カードをサポートできます。

ケーブル事業者およびサービス プロバイダーを対象に設計されたCisco uBR10000シリーズCMTSプラットフォームは、Cable Modem(CM;ケーブルモデム)、デジタル セットトップ ボックス、またはInternet Protocol(IP)テレフォニーCMを介して住宅加入者に接続し、高速データ、ブロードバンド エンターテイメント、およびIPテレフォニー ソリューションを提供します。

Cisco uBR10012ルータのシャーシは、前面と背面から搭載されるように設計されています。シャーシの前面では、次のコンポーネントが搭載できます( Cisco uBR10012ルータのスロット番号 ― 前面図(ベゼルなし) )。

シャーシの背面では、次のコンポーネントにアクセスできます( Cisco uBR10012ルータ のスロット番号 ― 背面図 )。

Cisco uBR10012ルータは、4860 VDCの入力電源を使用する冗長PEMを装備しています。オプションのAC入力電源シェルフを使用すると、Cisco uBR10012ルータにDC出力電源を供給できます。

Cisco uBR10012ルータのPRE 1 Performance Routing Engine

Cisco IOS Release 12.2(4)XFには、Cisco uBR10012ルータ上でのPRE1 Performance Routing Engineプロセッサカードに対するサポートが追加されています。PRE1モジュールは、すべてのオンボードメモリに対するError Checking and Correction(ECC)のサポートが追加され、簡易なパリティ エラー アルゴリズムに置き換えられたことにより、既存のPREモジュールよりも機能が強化されています。

パリティエラー検出ではエラーの検出しかできませんが、ECC機能は、エラー検出に加えてエラーの修正を実行するので、プロセッサのダウンタイムの防止に役立ちます。PRE1モジュールは、ニブル当たり1ビットのわずかな単一ビットエラーも自動的に修正できるので、一時的なメモリの問題によるメモリ破損からPRE1モジュールを保護します。ECC機能も、エラー検出の反応性と精度が向上しています。PRE1モジュールは、各64ビットブロックからわずか1ビットのエラーを検出できます。また、各64ビットブロックの2、3、または4ビットのエラーも検出できます。

Cisco IOS Release 12.2(4)XFでは、PRE1モジュールのECC機能が自動的にイネーブルに設定されます。次の2つのCommand-Line Interface(CLI;コマンドライン インターフェイス)コマンドも、ECC動作に関する情報を提供できるように機能強化されています。

show versionコマンドでも、PREまたはPRE1モジュールがアクティブ プロセッサ モジュールかどうかがわかります。

設定の詳細については、Cisco.comまたはDocumentation CD-ROMで『 Performance Routing Engine Card Hardware Installation for the Cisco uBR10012 Universal Broadband Router 』を参照してください。

Cisco uBR10012ルータのRPR

    この機能はCisco IOS Release 12.2(4)XFから、Cisco uBR10012ユニバーサル ブロードバンド ルータに導入されました。この機能は、12.2(4)XF以前のリリースではサポートされていません。
    特に明記しないかぎり、このマニュアルで言及するPREモジュールにはPRE1モジュールが含まれています。

Cisco IOS Release 12.2(4)XFには、Cisco uBR10012ユニバーサル ブロードバンド ルータ上でのRoute Processor Redundancy(RPR;ルート プロセッサ冗長性)のサポートが追加されています。RPR機能によって、Cisco uBR10012は冗長構成で2つのPREモジュールまたはPRE1モジュールを使用できます。プライマリPREモジュールに障害が発生したり非アクティブになった場合は、システムが自動的にフェールオーバーを実行し、セカンダリPREモジュールがシステム動作のすべての役割を引き継ぎます。

RPR機能では、フェールオーバーを実行するためにシステムを完全に再起動する必要はありません。システムが初期化されると、セカンダリPREモジュールは簡略化された初期化ルーチンを実行します。つまり、セカンダリPREモジュールはセルフチェックをすべて実行してCisco IOSソフトウェアをロードしますが、通常のシステム動作を実行するのではなくプライマリPREモジュールのモニタを開始します。セカンダリPREモジュールは、プライマリモジュールの障害を検出すると、すぐにプライマリ モジュールのシステム動作を引き継ぐことができます。

各PREモジュールには、ブートフラッシュ メモリ、フラッシュディスク、イーサネット ポート、コンソール ポートなど、ルータを動作させるのに必要なリソースがすべて組み込まれています。デフォルトの動作では、セカンダリPREモジュールもCisco IOSスタートアップ コンフィギュレーション ファイルなどの主要なシステムファイルを同期化するので、フェールオーバーの間、セカンダリPREモジュールは、プライマリPREモジュールの設定を複製できます。

個別にファイルシステムを備えているので、RPR機能を柔軟に使用することができます。両方のPREモジュールで同じCisco IOSソフトウェアを実行することも、それぞれのPREモジュールで別々のCisco IOSソフトウェア イメージを実行することもできます。新しいソフトウェアイメージの新機能を導入する際に、新機能または新しいイメージに問題が発生した場合にすぐに元の実行可能なCisco IOSイメージに戻せるようにしておくには、別々のソフトウェアイメージを使用すると便利です。

セカンダリPREモジュールは部分的に初期化されているので、Cisco IOSのCLIコマンドを使用して、フラッシュディスクやブートフラッシュなどのリソースにアクセスできます。たとえば、dirコマンドを使用してデバイスの内容を一覧表示したり、copyコマンドでプライマリおよびセカンダリPREモジュール間でファイルを転送したりできます。

設定の詳細については、Cisco.comまたはDocumentation CD-ROMの『 Route Processor Redundancy for the Cisco uBR10012 Universal Broadband Router 』を参照してください。

Cisco uBR10012ルータのケーブル インターフェイス

Cisco uBR10012ルータのケーブル インターフェイスは、ダウンストリーム信号およびアップストリーム信号をサポートするRadio Frequency(RF;無線周波)ケーブルTVインターフェイスとして動作します。ダウンストリ−ムは、外部アップコンバータでの使用に適したIF(中間周波数)信号としての出力です。ケーブルプラントで、どのCisco uBR10012ケーブル インターフェイス、ネットワーク アップリンク ライン カード、および他のコンポーネントを使用すべきかは、既存および予定の加入者ベース、提供サービス、外部ネットワーク接続に基づいて決定する必要があります。

Cisco uBR10012ルータ をサポートするCiscoケーブル インターフェイス ライン カード

ここでは、Cisco uBR10012ルータをサポートするケーブル インターフェイス ライン カードについて説明します。Cisco uBR10012のシャーシには、最大8つのライン カードを任意の組み合わせで搭載できます。

    Cisco uBR10012ルータは、Cisco IOS 12.2(1)XF以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリースから、Line Card Processor(LCP)ケーブル インターフェイス ライン カードを使用できるようになりました。Cisco uBR10012ルータは、Cisco IOS 12.2(8)BC1および12.2(8)BC2から、LCP2ライン カードを使用できるようになりました。LCPとLCP2の両方のライン カードについて以下に説明します。

Cisco uBR-LCP-MC16Eを除いたすべてのケーブル インターフェイス ライン カードは、Data-over-Cable Service Interface Specifications(DOCSIS)をサポートします。DOCSISは、ITU J.83 Annex B RF規格を使用する6 MHz北米チャネルプランをサポートします。ダウンストリームは、85〜860 MHzの周波数範囲で6 MHzのチャネル幅を使用し、アップストリームは5〜42 MHzの周波数範囲をサポートします。

Cisco uBR-LCP-MC16Eは、EuroDOCSISに準拠しています。EuroDOCSISは、ITU J.112 Annex A RF規格を使用する、8 MHz Phase Alternating Line(PAL)およびSysteme Electronique Couleur Avec Memoire(SECAM)チャネルプランをサポートします。ダウンストリームは、85〜860 MHzの周波数範囲で8 MHzのチャネル幅を使用し、アップストリームは5〜65 MHzの周波数範囲で複数のチャネル幅をサポートします。

LCP2ケーブル インターフェイス ライン カードのサポート

Cisco IOS Release 12.2(8)BC1には、Enhanced LCPであるLCP2に対するサポートが追加されています。LCP2ケーブル インターフェイス ライン カードは、旧型のLCPケーブル インターフェイス ライン カードと互換性があり、現在サポートされているあらゆるケーブル インターフェイス ライン カードのLCPの代わりに使用することができます。

LCPとLCP2のケーブル インターフェイス ライン カードの比較

ケーブル インターフェイス ライン カード

プロセッサ速度

メモリ インターフェイス速度

Cisco IOSリリース

LCP

263 MHz

75 MHz

12.2(1)XF以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

LCP2

400 MHz

100 MHz

12.2(8)BC1および12.2(8)BC2

LCP2とケーブル インターフェイス ライン カードを組み合わせた注文番号は、次のとおりです。

  • UBR10-LCP2、UBR10-LCP2= LCP2 カード
  • UBR10-LCP2-MC16E、UBR10-LCP2-MC16E= Cisco uBR-MC16EとLCP2カードの組み合わせ
  • UBR10-LCP2-MC16C、UBR10-LCP2-MC16C= Cisco uBR-MC16CとLCP2カードの組み合わせ
  • UBR10-LCP2-MC28C、UBR10-LCP2-MC28C= Cisco uBR-MC28CとLCP2カードの組み合わせ
  • UBR10-LCP2-MC28-B、UBR10-LCP2-MC28-B= Cisco uBR-MC28C-BNCとLCP2カードの組み合わせ

高度なスペクトル管理機能を備えたCisco uBR-LCP2-MC16S Spectrum Management Card

Cisco uBR-LCP2-MC16Sケーブル インターフェイス ライン カードには、1つのダウンストリームと6つのアップストリームをサポートするDOCSIS準拠のケーブル インターフェイスが装備されています。これはCisco IOS Release 12.2(8)BC2から導入されました。このカードには、ハードウエアベースの多数のスペクトル管理機能といくつかのソフトウェアベースの高度なスペクトル管理機能を備えたドータボードが搭載されています。

詳細は、Cisco.com上の『 Cisco Cable Modem Termination System Feature Guide 』の「 Spectrum Management for the Cisco Cable Modem Termination System 」の章を参照してください。

Cisco uBR-LCP-MC16CおよびCisco uBR-LCP-MC16E

Cisco uBR10012ルータのサポートはCisco IOS Release 12.2(4)XFで導入され、その後のXFリリースとBCリリースでも引き続きサポートされています。

Cisco uBR-LCP-MC16CおよびCisco uBR-LCP-MC16Eのケーブル インターフェイス ライン カードは、それぞれCisco uBR-MC16CまたはCisco uBR-MC16Eのケーブル インターフェイス ライン カードとCisco LCPアダプタ カードを組み合わせたものです。

各ライン カード(LCPカードと組み合わされたライン カード)は、1つのダウンストリームと6つのアップストリームを提供します。

設定については、オンライン マニュアル、『 Configuring the Cisco uBR -MC28C Cable Modem Card 』を参照してください。このマニュアルは、Documentation CD-ROMにも収録されています。

Cisco uBR-LCP-MC28C

Cisco uBR10012ルータのサポートはCisco IOS Release 12.2(1)XFで導入され、その後のXFリリースとBCリリースでも引き続きサポートされています。

Cisco uBR-LCP-MC28Cケーブル インターフェイス ライン カードは、Cisco uBR-MC28Cケーブル インターフェイス ライン カードとCisco LCPアダプタ カードを組み合わせたものです。

各ラインカードは、それぞれが1つのダウンストリームと4つのアップストリームから成る2つのドメイン(合計で各カードにつき2つのダウンストリームと8つのアップストリーム)をサポートします。

設定については、オンライン マニュアル、『 Configuring the Cisco uBR -MC28C Cable Modem Card 』を参照してください。このマニュアルは、Documentation CD-ROMにも収録されています。

Cisco uBR-LCP-MC28C-BNC

Cisco uBR10012ルータのサポートはCisco IOS Release 12.2(1)XFで導入され、その後のXFリリースとBCリリースでも引き続きサポートされています。

このラインカードは、Fコネクタの代わりにBNCコネクタを使用してダウンストリームおよびアップストリーム ケーブルを接続する点を除いて、uBR-LCP-MC28Cラインカードと同じです。

各ラインカードは、それぞれが1つのダウンストリームと4つのアップストリームから成る2つのドメイン(合計で各カードにつき2つのダウンストリームと8つのアップストリーム)を提供します。

設定については、オンライン マニュアル、『 Configuring the Cisco uBR -MC28C Cable Modem Card 』を参照してください。このマニュアルは、Documentation CD-ROMにも収録されています。

    特に明記しないかぎり、このマニュアルで示すCisco uBR-LCP-MC28Cはすべて、Cisco uBR-LCP-MC28CおよびCisco uBR-LCP-MC28C-BNCの両カードのバージョンを指します。
    Cisco uBR-MC16Sケーブル インターフェイス ライン カードは、Cisco uBR10012ルータではサポートしていません。

Cisco uBR10012ルータ のスロット番号

Cisco uBR10012ルータには、次のカードを搭載できるカード スロットが合計で16個あります。

Cisco uBR10012ルータのスロット番号 ― 前面図(ベゼルなし) に、フル搭載のCisco uBR10012ルータの前面図(ベゼルなし)と対応するスロット番号を示します。

Cisco uBR10012ルータのスロット番号 ― 前面図(ベゼルなし)
    バックアップPRE上のファスト イーサネット インターフェイスは、プライマリPREに障害が発生し、バックアップPREがアクティブにならないかぎり使用されません。バックアップPREがアクティブPREカードになると、そのファスト イーサネット インターフェイスが自動的にスロット0/0のアクティブ ファスト イーサネット インターフェイスになります。

Cisco uBR10012ルータ のスロット番号 ― 背面図 に、フル搭載のCisco uBR10012ルータの背面図と対応するスロット番号を示します。

Cisco uBR10012ルータ のスロット番号 ― 背面図

Cisco uBR10012ルータ 用のCisco LCDモジュール

Cisco uBR10012ユニバーサル ブロードバンド ルータ用のLCDモジュールは、システムのリアルタイムの動作ステータスと設定情報を提供するように設計されています。Cisco uBR10012ユニバーサル ブロードバンド ルータに電源を投入すると、LCDモジュールにシスコ ロゴのイメージが表示されます。

    この時点では、ディスプレイパネル機能とキーボードはアクティブではありません。今後のLCDディスプレイパネルおよびそのボタンの機能は、Cisco uBR10012ルータで稼働するCisco IOSソフトウェアのリリースによって異なります。

LCDモジュールの取り付けおよび設定については、Cisco.comの『 LCD Module for the Cisco uBR10012 Universal Broadband Router 』を参照してください。

Cisco uBR10012ルータ 用のCisco LCDモジュール

Cisco TCC+カード

TCC+カードは、Stratum 1ソースを追跡できる外部参照Stratum 3クロック ソースに接続できます。このような2つのソースに接続することによって冗長性を確保できます。TCC+カードはまた、シャーシ上のLCDディスプレイ画面を制御するだけでなく、ケーブルラインカードおよび電源装置使用状況のモニタを行います。2つのカードを搭載して冗長構成にすることができます。

TCC+カードは、バックプレーン イーサネットを通じてアクセスできます。このカードのコピーはPREとは別に起動し、動作中のPREと通信を確立して自身を識別します。その後、LCDOSのコピーをダウンロードしてカードを再起動します。TCC+カードの1つによってStratum 3クロックが供給されます。これらのカードは、PRE IOSによって初期化され、設定されます。この同じPREソフトウェアが使用および設定するTCC+カードとソースを判断します。また、障害検出のため動作中のカードをモニタします。

    TCC+カードに対する外部クロック リファレンス ソースを設定する必要はありません。ただし、システムを正常に動作させるためには、Cisco uBR10012ルータ シャーシに機能する TCC+カードを最低1つは搭載しなければなりません。製品、取り付け、および情報のモニタについての詳細は、次の関連資料を参照してください。これらは、Cisco.comおよびDocumentation CD-ROMから入手できます。

アラーム ステータス コネクタ付きDC PEM

Cisco IOS Release12.2(4)XFは、DC PEMの新規モデルをサポートします。新規モデルは元のDC PEMと形状や機能は同じですが、前面パネルにオプションの2400W AC入力電源シェルフの電源装置モニタ コネクタに接続するRJ-45コネクタがあります。

    オプションの2400W AC入力電源シェルフを使用しない場合は、DC PEMの両モデルは機能的に同じです。

設定の詳細については、Cisco.comの『 DC Power Entry Module for the Cisco uBR10012 Universal Broadband Router 』フィーチャ モジュールを参照してください。

ファン アセンブリ モジュール

ファン アセンブリ モジュールには4つのファンがあり、ファンの1つに障害が発生した場合でもシャーシを冷却できます。ファンアセンブリは、2段階の速度で動作し、シャーシの温度が通常の動作範囲を超えたときはさらに冷却を行います。

ネットワーク アップリンク ライン カード

Cisco uBR10000シリーズには、次に示すWAN接続用ネットワーク アップリンク カードを最大4つまで任意の組み合わせで搭載できます。

  • UBR10-1GE Gigabit Ethernet(GigE)アップリンク ライン カード
  • UBR10-1OC12/P-SMI OC-12 POSアップリンク ライン カード

サポートされているMIB

現在のMIBの取得

プラットフォームおよびCisco IOSリリース別のサポート対象Management Information Base(MIB)リストを入手して、MIBモジュールをダウンロードするには、Cisco.comの『 Cisco Network Management Software 』 Webページ(MIBセクション)にアクセスします。

サポート対象のMIBカテゴリ

Cisco uBR10012ルータは、MIBの次のカテゴリをサポートします。

ケーブル固有のMIBについては次に説明します。SNMP標準MIB、シスコ プラットフォームおよびネットワークレイヤ エンタープライズMIBについては、Cisco.comの『 Cisco Network Management Software 』Webページ(MIBセクション)を参照してください。

ケーブル固有MIB

Cisco uBR10012 Routersでサポートされているケーブル固有MIB に、Cisco uBR10012ルータでサポートされているMIBと関連するCisco IOSソフトウェア リリースを示します。表では各MIBの内容と、そのMIBが最初に導入されたCisco IOSソフトウェアのリリースについての簡潔な説明が記載されています。旧リリースではサポートされていないMIBのプロトタイプ版があり、後のリリースで新たに属性と機能が追加されている場合もあります。相互依存性のため、MIBは表に記載されている順序でロードしなければなりません。

Cisco uBR10012 Routersでサポートされているケーブル固有MIB

MIBのファイル名

説明

導入されたリリース

SNMPv2-SMI.my

SNMPv2-SMI-V1SMI.my

このモジュールは、RFC 1902に定義されているSNMPv2対応Structure of Management Information(SMI)を規定します。

12.2(1)XF1

SNMPv2-TC.my

SNMPv2-TC-V1SMI.my

このモジュールは、RFC 1903に規定されているテキスト上の規約を定義します。

12.2(1)XF1

SNMPv2-MIB.my

SNMPv2-MIB-V1SMI.my

管理プロトコルのSNMPv2は、エージェントと管理ステーションとの間の管理情報伝達のメッセージ交換用に用意されています。これはRFC 1907に定義されています。

12.2(1)XF1

CISCO-SMI.my

CISCO-SMI-V1SMI.my

このモジュールは、シスコ エンタープライズMIBのSMIを規定します。

12.2(1)XF1

CISCO-TC.my

CISCO-TC-V1SMI.my

このモジュールは、シスコ エンタープライズMIBで使用されるテキスト上の規約を定義します。

12.2(1)XF1

IF-MIB.my

IF-MIB-V1SMI.my

このモジュールには、レイヤ3ネットワーク インターフェイス サブレイヤの汎用オブジェクトが記述されています。このMIBはMIB-IIのifテーブルの更新版で、RFC 2233に定義されている拡張が組み込まれています。

12.2(1)XF1

DOCS-IF-MIB.my

DOCS-IF-MIB-V1SMI.my

このモジュールには、CMおよびCMTSにおけるDOCSIS準拠RFインターフェイスが記述されています。このMIBは、RFC2670として発行されています。

12.2(1)XF1

DOCS-BPI-MIB.my

DOCS-BPI-MIB-V1SMI.my

このモジュールには、CMおよびCMTSにおけるDOCSIS 1.0指定Base Privacy Interface(BPI)の属性が記述されています。

12.2(1)XF1

DOCS-BPI-PLUS-MIB.my 1

DOCS-BPI-PLUS-MIB-V1SMI.my

このモジュールには、CMおよびCMTSにおけるDOCSIS 1.1指定BPI+の属性が記述されています。これはMIBのリビジョン05です。

    DOCSIS 1.1が動作している場合は、DOCSIS 1.0バージョンのDOCS-BPI-MIBの代わりにこのMIBが使用されます。

12.2(1)XF1

CISCO-DOCS-EXT-MIB.my

CISCO-DOCS-EXT-MIB-V1SMI.my

このモジュールは、DOCSIS標準RFI MIB(DOCS-IF-MIB)に、Quality of Service(QoS;サービス品質)属性、接続ステータス、およびCMTSがサポートするCMとCPE装置に関するその他の情報などについて、シスコ独自の拡張を加えたものです。

12.2(1)XF1

CISCO-CABLE-SPECTRUM-MIB.my

CISCO-CABLE-SPECTRUM-MIB-V1SMI.my

このモジュールには、スペクトル管理およびフラップ リストの属性が記述されています。

    Cisco uBR10012ルータがサポートしているのはMIBのフラップ リスト属性だけです。

12.2(2)XF1

DOCS-QOS-MIB.my 1

DOCS-QOS-MIB-V1SMI.my

このモジュールには、QoS属性が記述されています。これはMIBのリビジョン04です。

12.2(2)XF1

IGMP-MIB (RFC2933) 1

このモジュールには、RFC 2933に定義されているIGMPプロトコル属性が記述されています。

12.2(2)XF1

DOCS-IF-EXT-MIB.my 1

これは、RFC2670(DOCS-IF-MIB)のモジュールを拡張したものです。

12.2(2)XF1

旧式MIB

古くなったCisco MIBは今後のリリースで置き換えられます。現在、OLD-CISCO-* MIBは、既存のCisco IOS製品やNetwork Management System(NMS;ネットワーク管理システム)アプリケーションに影響を与えることなく、拡張性の高いMIBに置き換えられつつあります。 旧式MIBの代替 に従って、旧式MIBから代替MIBに更新できます。

旧式MIBの代替

旧式MIB

代替

OLD-CISCO-APPLETALK-MIB

RFC1243-MIB

OLD-CISCO-CHASSIS-MIB

ENTITY-MIB

OLD-CISCO-CPUK-MIB

今後決定

OLD-CISCO-DECNET-MIB

今後決定

OLD-CISCO-ENV-MIB

CISCO-ENVMON-MIB

OLD-CISCO-FLASH-MIB

CISCO-FLASH-MIB

OLD-CISCO-INTERFACES-MIB

IF-MIB CISCO-QUEUE-MIB

OLD-CISCO-IP-MIB

今後決定

OLD-CISCO-MEMORY-MIB

CISCO-MEMORY-POOL-MIB

OLD-CISCO-NOVELL-MIB

NOVELL-IPX-MIB

OLD-CISCO-SYS-MIB

(他のOLD* MIBをコンパイル)

OLD-CISCO-SYSTEM-MIB

CISCO-CONFIG-COPY-MIB

OLD-CISCO-TCP-MIB

CISCO-TCP-MIB

OLD-CISCO-TS-MIB

今後決定

OLD-CISCO-VINES-MIB

CISCO-VINES-MIB

OLD-CISCO-XNS-MIB

今後決定

    旧式MIBの代替 に記載されているMIBのなかには、Cisco uBR10012ユニバーサル ブロードバンド ルータではサポートされていないフィーチャ セットも含まれています。
    Cisco Management Information Base(MIB)User Quick Reference 』は、現在発行されていません。Cisco.comにご登録のお客様は、シスコがサポートするMIBの最新リストをご覧になれます。 Cisco Network Management Toolkit にアクセスするには、Cisco.comにアクセスし、 Login を押してから、 Software Center: Network Mgmt Products: Cisco Network Management Toolkit: Cisco MIBと進みます。

サポート対象のソフトウェア機能

ここでは、サポート対象のCisco IOSリリース トレインすべてについて、Cisco uBR10000シリーズのソフトウェア機能を要約し、さらに各機能の設定について説明します。

Cisco uBR10012ルータ の機能とCisco IOSリリース

Cisco uBR10012ルータの機能とCisco IOSリリース に、Cisco uBR10012ルータのソフトウェア機能とサポートしている関連Cisco IOSリリースを示します。Cisco IOSは、その機能が最初に導入されたリリースを示しています。特に記載されていなければ、同じトレインまたは関連トレインの以降のCisco IOSリリースでも引き続きその機能がサポートされています。

Cisco uBR10012ルータの機能とCisco IOSリリース

機能

サポートしているCisco IOSリリース

Cisco uBR10012ルータのコンフィギュレーション ツール

AutoInstall

12.2(1)XF1以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

ケーブル インターフェイスSetupファシリティ

12.2(1)XF1以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

コンフィギュレーション モード(CLIによる設定)

12.2(1)XF1以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

Ciscoネットワーク レジストラ

12.2(1)XF1以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

拡張Setupファシリティ

12.2(1)XF1以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

ギガビット イーサネット インターフェイス

Cisco IOS Release 12.2(8)BC1は、バックボーン ネットワークへのギガビット イーサネットおよびOC-12 Packet over SONET(POS)のアップリンクをサポートしています。 http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/pcat/ub10012.htm.を参照してください。

DOCSIS 1.0の拡張および強化

DOCSIS 1.0 BPI

DOCSIS 1.0 BPIの暗号化および認証は、Cisco IOS 12.2(1)XF1以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリースでサポートされています。

DOCSIS 1.0コンフィギュレーション ファイルの設定

12.2(1)XF1以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

DOCSIS 1.0 Constant Bit Rate(CBR;固定ビットレート)拡張

12.2(1)XF1以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

DOCSIS 1.0 MACドライバ

12.2(1)XF1以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

DOCSIS 1.0 QoSのサポート

12.2(1)XF1以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

DOCSIS 1.0ペイロードヘッダー抑制

12.2(1)XF1以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

DOCSIS 1.0のSID単位の帯域要求および認可カウンタ

12.2(1)XF1以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

DOCSIS 1.0+の拡張および強化

DOCSIS 1.1 CMの互換性

12.2(1)XF1以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

DOCSIS 1.1の拡張および強化

DOCSIS 1.1 BPI+機能

12.2(1)XF1以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

DOCSIS 1.1 CMの互換性

12.2(1)XF1以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

DOCSIS 1.1のCMデータベース マネージャ

12.2(1)XF1以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

DOCSIS 1.1連結のサポート

12.2(1)XF1以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

DOCSIS 1.1 Customer Premises Equipment(CPE ;顧客宅内装置)Configurator

12.2(1)XF1以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

DOCSIS 1.1ダウンストリーム パケット クラシファイア

12.2(1)XF1以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

DOCSIS 1.1ダウンストリーム パケット スケジューラ

12.2(1)XF1以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

DOCSIS 1.1ダイナミックMACメッセージ

12.2(1)XF1以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

DOCSIS 1.1拡張レジストレーション

12.2(1)XF1以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

DOCSIS 1.1の分解および組立

12.2(1)XF1以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

DOCSIS 1.1のレイヤ2分解

12.2(1)XF1以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

DOCSIS 1.1 MACスケジューラ

12.2(1)XF1以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

Cisco CMTSのDOCSIS 1.1 N+1冗長

12.2(4)XF1以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

DOCSIS 1.1のペイロードヘッダー抑制および復元

12.2(1)XF1以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

DOCSIS 1.1 QoSのサポート

12.2(1)XF1以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

DOCSIS 1.1レート制限およびトラフィック シェーピング

12.2(1)XF1以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

DOCSIS 1.1サービス フロー マネージャ

12.2(1)XF1以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

DOCSIS 1.1サービス テンプレートとクラス マネージャ

12.2(1)XF1以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

DOCSIS 1.1のソフトウェア インフラストラクチャ

12.2(1)XF1以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

DOCSIS 1.1の加入者管理

12.2(1)XF1以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

DOCSIS 1.1のタイム スロット スケジューリング

12.2(1)XF1以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

DOCSIS 1.1 TLVパーサおよびエンコーダ

12.2(1)XF1以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

DOCSIS 1.1のトークン バケット レート シェーピング

12.2(1)XF1以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

DOCSIS 1.1の双方向インターオペラビリティ

12.2(1)XF1以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

IPブロードキャストおよびマルチキャスト機能

IPブロードキャストエコー

12.2(1)XF以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

IPマルチキャストエコー

12.2(1)XF以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

IPルーティング機能

設定可能なレジストレーション タイムアウト

12.2(1)XF以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

ホスト間通信(プロキシARP)

12.2(1)XF以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

統合DHCPサーバ

12.2(1)XF以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

統合Time of Day(ToD)サーバ

12.2(1)XF以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

サポート対象のIPルーティング プロトコル

12.2(1)XF以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

管理機能

ブロードバンド インターネット アクセス

12.2(1)XF以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

ケーブル インターフェイス バンドル

12.2(1)XF以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

cable monitorコマンド

12.2(4)XF以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

CPEの制限と変更

12.2(1)XF以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

ダウンストリーム チャネルIDの設定

12.2(1)XF以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

ダウンストリーム周波数の変更

12.2(1)XF以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

ダイナミック変調プロファイル

12.2(1)XF以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

ダイナミック アップストリーム変調

12.2(1)XF以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

ケーブル インターフェイス上のPPPoE終端のサポート

12.2(4)BC1以降の12.2 BCリリース

RPRのサポート

12.2(4)XF以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

SNMPのCMリモート クエリ

12.2(4)BC1b以降の12.2 BCリリース

SNMPv3

12.2(1)XF以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

スペクトル管理

12.2(1)XF以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

統計カウンタ

12.2(1)XF以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

セキュリティ機能

アドレス検証

12.2(1)XF以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

ベーシック ワイヤタップ サポート

12.2(1)XF以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

CM伝送バースト サイズ

12.2(1)XF以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

ダイナミックまたはモバイル ホストのサポート

12.2(1)XF以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

パケット インターセプト

12.2(1)XF以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

トラブルシューティングおよび診断機能

ダイナミック レンジング

12.2(1)XF以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

フラップ リストのサポート

12.2(1)XF以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

VPN機能

MPLS VPNネットワークのサポート

12.2(1)XF以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリース

Cisco uBR10012ルータのコンフィギュレーション ツール

Cisco uBR10012ユニバーサル ブロードバンド ルータには次のコンフィギュレーション ツールが搭載されており、設定方式を柔軟に選択できます。

AutoInstall

AutoInstallプロセスを使用すると、WANに接続した後、Cisco uBR10012ルータを自動的に設定することができます。詳細については、 AutoInstallによるCisco uBR10012ルータの設定 を参照してください。

ケーブル インターフェイスSetupファシリティ

CMTSを設定するには、Cisco uBR10000シリーズのSetupファシリティ(別名システム コンフィギュレーション ダイアログ)を使用すると便利です。Setupファシリティは、ケーブル インターフェイスとケーブル インターフェイス ライン カードを(初期設定後に)完全に運用できるように、多数の機能をサポートしています。 SetupファシリティによるCisco uBR10012ルータの設定 を参照してください。

コンフィギュレーション モード(CLIによる設定)

コンフィギュレーション モードを使用すると、Autoinstallまたはケーブル インターフェイスSetupファシリティを使用せずに、手動でCisco uBR10012ルータを設定できます。詳細については、 コンフィギュレーション モードでのCisco uBR10012ルータの手動設定 を参照してください。

Ciscoネットワーク レジストラ

Cisco uBR10012ルータは、Ciscoネットワーク レジストラを使用できるようになっています。Ciscoネットワーク レジストラは、企業やサービス プロバイダーのネットワークのネーミングおよびアドレス提供の信頼性を大幅に向上します。Ciscoネットワーク レジストラは、拡張性の高いDomain Name System(DNS;ドメイン ネーム システム)サービスおよびDynamic Host Configuration Protocol(DHCP)サービスを提供し、DOCSIS CMプロビジョニング システムの基盤を形成します。

Ciscoネットワーク レジストラは、ケーブル インターフェイス、PC、およびブロードバンド ネットワーク上の他のデバイスに対して、動的なIPアドレスを自動的に割り当てるコンフィギュレーション ツールです。Ciscoネットワーク レジストラを使用すると、ネットワーク上の各ケーブル インターフェイスのシリアル番号およびMACアドレスを追跡できるので、加入者CPE機器を追跡するカスタマー サービス作業が軽減されます。

Ciscoネットワーク レジストラの設定および使用に関する詳細は、シスコWebサイト
http://www.cisco.com )でCiscoネットワーク レジストラの最新マニュアルを参照してください。マニュアルとは、Cisco uBR7200シリーズルータ用の『 Installing the Cisco Network Registrar 』や『 Cisco Subscriber Registration Center Device Provisioning Registrar 2.0 』などです。これらは両方ともCisco.comで提供されています。

拡張Setupファシリティ

ケーブル インターフェイスSetupファシリティ(このセクションで前述)を使用すると、CMTSの初期設定を作成できます。拡張Setupファシリティでは、CMTSの設定を進めながらシステム上に各インターフェイスを設定するよう求められます。詳細については、 拡張Setupファシリティによるケーブル インターフェイスの設定 を参照してください。

ギガビット イーサネット インターフェイス

Cisco uBR10012ルータ のギガビット イーサネット インターフェイス モジュールを使用すると、Internet Service Provider(ISP;インターネット サービス プロバイダ)が直面しているPoint-Of-Presence(POP;アクセスポイント)相互接続の需要増に対応できます。ギガビット イーサネット技術は、標準に基づき、多くのベンダーによって実装されており、優れたパフォーマンスを発揮するので、多くのサービス プロバイダーが採用しています。

ギガビット イーサネット技術対応のソフトウェアには、次のような機能があります。

  • 自動ネゴシエーション
  • 64ビット カウンタ
  • 802.1Q VLAN
ギガビット イーサネット インターフェイスのコンフィギュレーション

モジュール

インターフェイス

62.5 umマルチモード160/500 MHz-km

62.5 umマルチモード200/500 MHz-km

50 umマルチモード400/400 MHz-km

50 umマルチモード500/500 MHz-km

9/10 umシングル モード

ESR-GBIC-SX

1000BaseSX

220m

275m

500m

550m

 

ESR-GBIC-LH

1000BaseLX/LH 2

550m

550m

550m

550m

10km

ギガビット イーサネット インターフェイスの機能、そのハードウェア、ソフトウェア、および設定要件の詳細については、Cisco.comで以下の資料を参照してください。

DOCSIS 1.0の拡張および強化

DOCSIS QoSおよびその他のDOCSIS機能の設定については、Cisco.comの『 DOCSIS 1.1 Feature Module for the Cisco uBR7200 Routers 』、または以下に示すDOCSIS 1.0機能に関するその他の資料を参照してください。

DOCSIS 1.0 BPI

Cisco uBR10012ルータ は、DOCSIS 1.0 BPIの仕様をフルサポートします。DOCSIS 1.0対応のBPIは、共有メディア ケーブル ネットワークでユーザ データのプライバシを保護し、ケーブル ネットワークにおけるDOCSIS準拠データ トランスポート サービスへの不正アクセスを防止します。BPIは、CMとCMTSとの間のRFインターフェイスでトラフィックを暗号化し、Authentication, Authorization, Accounting(AAA;認証、許可、アカウンティング)機能を組み込みます。

データ プライバシのレベルは、アナログモデム、Digital Subscriber Line(DSL;デジタル加入者線)などの専用線ネットワーク アクセス サービスによって提供されるものとほぼ同等です。BPIはサービスの基本的な保護を提供し、MACアドレスによって一意に識別されたCMが、アクセスを許可されたサービスに限って、鍵情報を得られるようにします。

    暗号化および復号化は、輸出ライセンスの規制対象になります。

BPIは、Access Control List(ACL;アクセス制御リスト)、トンネル、フィルタリング、スプーフィングに対する保護、およびRFサブネットにソースIPフィルタリングを設定するコマンドをサポートしているので、加入者が無効なソースIPアドレスを使用するのを防ぎます。

    Cisco IOS Release 12.2(8)BC1以降のリリースを使用している場合、DOCSIS 1.0 BPI仕様に対する最新の変更に適合するためには、BPI暗号化に登録しようとするすべてのDOCSIS 1.0 CMのDOCSISコンフィギュレーション ファイルにBaseline Privacy Configuration Settings Option(Type 17)を設定する必要があります。Type 17オプションが設定されていないと、CMTSコンソールに[Unauthorized SAID]の警告が表示され、そのCMはオンラインになりません。

    以前のCisco IOSリリースの場合は、DOCSISコンフィギュレーション ファイルにType 17オプションが設定されていなくても、DOCSIS 1.0 CMはBPI暗号化に登録され、オンラインになります。ただし、DOCSIS BPI仕様へのこの変更によって、Tupe 17はBPI動作の必須オプションとなりました。

    この要件に関する詳細は、Cisco.comのTACテクニカル ノートを参照してください( http://www.cisco.com/warp/public/109/bpi_changes_23895.html )。

DOCSIS 1.0コンフィギュレーション ファイルの設定

DOCSISコンフィギュレーション ファイルの詳細については、次のセクションを参照してください。

DOCSIS QoSおよびその他のDOCSIS機能の設定については、Cisco.comの『 DOCSIS 1.1 Feature Module for the Cisco uBR7200 Routers 』、および以下に示されているその他の資料を参照してください。

DOCSIS 1.0 Constant Bit Rate(CBR;固定ビットレート)拡張

DOCSIS 1.0へのこの拡張によって、プライオリティの高いトラフィックの処理が強化されます。DOCSISコンフィギュレーション ファイルのフィールドを使用することにより、CMが音声SIDを要求するときに、Cisco uBR10012ルータ上のMACスケジューラが、そのトラフィック フロー用のアップストリームに一定間隔のスロットを設定します。CMはこれらのスロットを争奪する必要がなくなり、Cisco uBR10012ルータがスロットのタイミングを制御するので、潜在的な遅延やジッタを細かく制御できます。

DOCSIS 1.0 MACドライバ

DOCSIS 1.0ドライバは、MACサブレイヤおよび関連インターフェイスのCableLabs仕様をサポートします。 DOCSIS 1.0 のMAC拡張 ― 各CM単位のアップストリーム データ スループットの向上 を参照してください。

DOCSIS 1.0 QoSのサポート

Cisco uBR10000シリーズソフトウェアはDOCSIS 1.0 QoSをサポートします。これにより、データ パケットを効率的にトラフィック クラスにマッピングするようにサービス レベルを定義できます。このトラフィック クラスによって、どのようにネットワークリソースを割り当ておよび制御するかが決まります。QoSを提供するには、IPおよびATMコアネットワークのQoS機能と、IP優先順位のType of Service(ToS;サービス タイプ)ビットを組み合わせて使用します。

Cisco uBR10000シリーズソフトウェアは、サービスの差別化を実現するため、次のようなQoS定義をサポートしています。

  • 保証レート サービス キュー ― アップストリーム チャネルで、最小アップストリーム レートが指定されているクラスに加入するCMからの帯域要求が保管されます。
  • Best Effort(BE;ベストエフォート)サービス キュー ― アップストリーム チャネルで、最小アップストリーム レートが指定されていないクラスに加入するCMからの帯域要求が保管されます。
  • 7〜0のサービス プライオリティ ― 値が大きいほどサービスが向上します。
  • アップストリーム最大許容レート(bps)
  • ミニスロットのアップストリーム チャネル最大バースト
  • アップストリーム最小予約レート(bps)
  • ダウンストリーム最大許容レート(bps)

DOCSIS QoSの機能および設定の詳細については、次の資料を参照してください。

DOCSIS 1.0 のMAC拡張 ― 各CM単位のアップストリーム データ スループットの向上

DOCSIS 1.0は、階層構造のBE型サービスおよびCIR型サービスをサポートしています。Cisco uBR10000シリーズCMTSでは現在、プライオリティの高いトラフィックに関してMACレベルのスケジューリングを動的に開始および終了し、使用するQoSパラメータを正確に指定することができます。

DOCSIS 1.0では、CMはアップストリーム方向に送信するパケットごとに、アップストリーム帯域幅(コンテンションまたはピギーバックのミニスロット認可)を明示的に要求します。これにより、ケーブルシステム上で各パケットの「要求/認可」往復遅延が発生し、CMが得ることのできるアップストリーム最大データスループットが制限されます。このケーブルモデム単位のアップストリーム スループットを向上させるため、Cisco uBR10012ルータのソフトウェアが拡張されました。CMTSでは現在、同一CMからの複数のMACフレームの連結バーストを受信することができます。

    CMTSおよびCMの両方が、この機能をサポートしている必要があります。

ToSによるDOCSIS 1.0ダウンストリーム レート シェーピング

この機能を使用すると、TCP関連のタイムアウトや再送信を実行せずに、伝送レートを超えたケーブル インターフェイスへのダウンストリーム認可のバッファリングをサポートします。この機能は、IPヘッダーのToSフィールドの3つの優先順位ビットを使用して、各パケットにサービスクラスを割り当てます。

IP優先順位ビットが設定されたパケットには、高いプライオリティが与えられます。これにより、CMTS管理者は、CMベースごとのデータレートを設定したり、特定のフローのデータレートを計算することができます。

IP優先順位準拠のダウンストリーム レート制限

DOCSIS 1.0は、SIDに基づいてQoSを提供します。各QoSプロファイルがパラメータとしてダウンストリームの最大レートを伝達し、この値に基づいて、ダウンストリームでピークレート制限やトラフィック シェーピングが実行されます。特定のCMでプライオリティの高いトラフィックとデータが一緒に処理されると、レートを超過した分のデータパケットがシャットダウンされたり、プライオリティの高いパケットが遅れたりして、品質が低下することがあります。IP優先順位ビットに基づいてトラフィックを分離すれば、トラフィック ストリームに対して個別のレート制限を適用できます。

DOCSIS 1.0のダウンストリーム信号テストコマンド

cable downstream if-output コマンドにいくつかのテスト機能が加えられ、ダウンストリーム インターフェイス上でテスト信号を生成できるように、次のオプションが追加されました。

  • cable downstream if-output prbs ― ダウンストリーム インターフェイスをシャットダウンし、Pseudo Random Bit Stream(PRBS;疑似ランダム ビット ストリーム)テスト信号を出力します。
  • cable downstream if-output continuous wave ― ダウンストリーム インターフェイスをシャットダウンし、変調されていないキャリア信号を出力します。
  • 以前のcable downstream if-output コマンドに変更はなく、引き続き、標準の変調信号を出力します。no cable downstream if-outputコマンドも変更されていません。すべての信号出力を停止して、インターフェイスをシャットダウンします。

コマンドの詳細については、『 Cisco Broadband Cable Command Reference Guide 』を参照してください。

低SNR障害に関するDOCSIS 1.0モデムパワー拡張調整

この機能によって、CMが逆方向の電力調整を頻繁に必要とする場合にCisco uBR10012ルータによる調整が可能となります。この状況では、修正のたびに大幅な電力調整を行う代わりに、管理者は修正の平均値を計算してから電力を調整するように、Cisco uBR10012ルータを設定できます。

  • cable upstream power-adjust threshold ― このコマンドは0〜10 dBレンジを受け付けるようになりました(従来のレンジは0〜2 dB)。
  • cable upstream power-adjust noise % of power adjustment ― このコマンドは、特定のアップストリームに関するスレッシュホールド値(%)を設定し、標準電力調整方式とノイズ電力調整方式とを切り替えます。

ノイズ電力調整方式では、平均を算出するアルゴリズムを使用してから、修正を送信します。コマンドの詳細については、『 Cisco Broadband Cable Command Reference Guide 』を参照してください。

DOCSIS 1.0マルチSIDのサポート

この機能によって、Cisco uBR10012ルータは、アップストリーム上の複数のSID定義をサポートできます。ケーブル インターフェイスごとに複数のサービスクラスを設定できるので、必要に応じて、高いプライオリティを設定できます。

  • プライオリティの高いトラフィックには、QoSの高いCommitted Information Rate(CIR;設定情報速度)セカンダリSIDが割り当てられ、データトラフィックにはBEベースのプライマリSIDが割り当てられます。
  • プライオリティの高いトラフィックに上位のQoS CIR型クラスを提供するように、セカンダリSIDを定義できます。これらのクラスには、ゼロ以外の最小予約レート(CIRタイプ サービス)が設定されます。したがって、これらのSIDはアップストリームの階層ベストエフォート型データSIDよりも、CMTSにおいて優先的に処理されます。
  • ベストエフォート型サービスは、チャネル上で最小アップストリーム レートが指定されていない要求を処理します。CMTSは、プライマリSIDとセカンダリSIDを個別に処理し、認可を発行します。CMの各SIDには、個別のステートマシンを設定します。各SIDのチャネルアクセスは、他のSIDと無関係に実行されます。
  • ケーブルモデムが開始するダイナミックMACメッセージ ― Dynamic Service Addition(DSA;ダイナミック サービス追加)およびDynamic Service Deletion(DSD;ダイナミック サービス削除)。これらのメッセージにより、実行時にダイナミックSIDを作成および削除できます。
  • アップストリーム上の非送信請求の許可サービス(CBRスケジューリング) ― たとえば、Cisco uBR924ケーブル アクセス ルータからのアップストリーム パケットに、より高品質のチャネルが割り当てられます。
  • プライオリティの高いトラフィックを確実に伝送するには、複数のSIDが必要になります。各ケーブル インターフェイスに最低2つのSIDを設定し、プライオリティの高いトラフィックとデータトラフィックを分離します。DOCSIS 1.0では、SIDは静的に設定されます。DOCSIS 1.0の拡張またはDOCSIS 1.1をサポートしている場合、静的または動的のいずれかにSIDを設定できます。CMTSとCMの両方が、このフィーチャ セットをサポートしている必要があります。

DOCSIS 1.0 QoSプロファイルの強制適用

QoSプロファイルの強制適用によって、CMTS定義QoSプロファイルを使用したレジストレーションの実行時に、ケーブル インターフェイスのプロビジョニング済みサービスクラスを書き換えることができます。この機能がイネーブルに設定されている場合、CMTSは登録する各CMに、CMTS管理者が設定したデフォルトのDOCSIS 1.0サービスクラスをプロビジョニングします。

管理者が定義したサービスクラスが、CMTSに登録しようとするCMに強制適用されます。サービスクラスには、アップストリームまたはダウンストリームのレート制限はありません。

CMは、アップストリーム データを送信する場合、独自のレート ポリシング アルゴリズムがあるので、パケットのスロットリングまたは廃棄のない帯域要求を出します。CMTSは、オペレータによって強制適用されたQoSプロファイルに基づいて、トラフィック シェーピングを行います。

    デフォルトでは、ケーブル インターフェイスに特定のQoSプロファイルが強制的に適用されることはありません。ケーブル インターフェイスに割り当てられるQoSプロファイルは、ケーブ インターフェイスのDOCSISコンフィギュレーション ファイルに設定されているClass of Service(CoS;サービス クラス)パラメータによって異なります。

DOCSIS 1.0 RFC 2233(RFインターフェイスMIB)サポート

Cisco uBR10000シリーズCMTSで、RFC 2233のDOCSIS OSSI必須オブジェクトをサポートします。

DOCSIS 1.0サービス クラス プロファイル

Cisco uBR10000シリーズCMTSでは、次の特性を持つ複数のサービス クラス プロファイルを作成することができます。

  • 特定のQoSプロファイル番号
  • トラフィック プライオリティ(7、6、5、4、3、2、1、0)、7が最も高いプライオリティ
  • アップストリーム最大および保証伝送レート(bps)
  • アップストリーム最大チャネル バースト(ミニスロット)
  • アップストリーム最小レート(bps)
  • ダウンストリーム最大レート(bps)
  • 最大送信バースト長
  • ToS上書きバイト

上記のサービス クラス プロファイルを使用して、アップストリーム チャネル上のアップストリーム最小レートのクラスに加入するCMからの帯域要求を保管する保証レートサービスキュー、およびアップストリーム チャネル上のアップストリーム最小レート以外のクラスに加入するCM用のベストエフォート型サービス キューを定義することができます。

Cisco uBR10000シリーズCMTSにより、各CMの複数のサービスクラスおよびダイナミックSIDがサポートされます。これにより、Cisco uBR10000シリーズCMTSで、サービフローを動的に割り当ておよび削除することができます。

CMTSはさらに、レート制限が不適切なCMからの干渉を無効にするために、QoSプロファイルの強制適用をサポートしています。CMTSのシステム管理者は、デフォルトのDOCSIS 1.0 サービスクラスを割り当てることによって、モデム上の既存のサービスクラスを変更することができます。CMTSは、管理者が強制適用するQoSプロファイルに基づいて、トラフィック シェーピングを実行できます。

DOCSIS 1.0 トラフィック シェーピングおよびレート制限機能

トラフィック シェーピングにより、HFCネットワーク上のホストにデータが再送信される可能性が少なくなるので、帯域幅を節約できます。トラフィック シェーピングを使用しなかった場合、Cisco IOS Release 12.2XFソフトウェアは、設定されたアップストリーム ピーク伝送レートを超過しているCMからの帯域要求を廃棄します。レートを超過しているケーブル インターフェイスからの帯域要求(およびそれに伴うアップストリーム パケット)を廃棄すると、TCP関連タイムアウトによって、情報を送信しているホストがその情報を再送信することになります。

Cisco IOS Release 12.2XFは、次のトラフィック シェーピング機能をサポートしています。

  • ダウンストリーム レート制限 ― TCP関連のタイムアウトおよび再送信を実行せずに、レートを超過したCMへのダウンストリーム認可をバッファリングできます。ダウンストリーム レート シェーピングを使用すると、IPヘッダーのToSバイトのうち、3つの優先順位ビットを使用して各パケットのサービスクラス割り当てを指定することにより、CMのダウンストリーム トラフィックを複数のサービスクラスおよび複数のデータ レートに分割できます。 ToSフィールドでIP優先順位ビットが設定されたパケットには、高いプライオリティが適用されます。

ToSバイトを使用することにより、管理者は、CM単位で設定されたデータ レートのほかに、特定のフローのデータ レートを計算できます。特定のToSに最大データ レートを指定すると、共通のダウンストリーム最大データ レートを変更できます。

    ToSバイトにダウンストリーム データ レートが設定されていないパケットには、標準のデータ レート制限が適用されます。

ダウンストリーム レート制限(シェーピング)の詳細については、 ダウンストリーム レート制限およびトラフィック シェーピングの設定 を参照してください。

  • アップストリーム レート制限 ― TCP関連のタイムアウトおよび再送信を実行せずに、レートを超過したCMからのアップストリーム帯域要求をバッファに保管できます。その結果、CMTSは、加入者CPEの全体的なTCPパフォーマンスを下げずに、各CMのアップストリーム最大レートを適用できます。アップストリーム認可シェーピングは、ケーブル インターフェイス(SID)ごとに設定できます。

シェーピングを使用するトークンバケット ポリシングは、CMTSで設定するアップストリーム単位のデフォルトレート制限です。シェーピングは、トークンバケット アルゴリズムでイネーブルまたはディセーブルに設定できます。

アップストリーム トラフィック シェーピングは、アップストリーム パケットのスケジューリングを遅らせます。そのため、パケットは、廃棄されるのではなく、ケーブルCPEデバイス上のバッファに保管されます。TCP/IPスタックは、アプリケーション トラフィックと適切に速度を合わせ、加入者の定義済みQoSレベルに相当するスループットを達成します。

アップストリーム レート制限(シェーピング)の詳細については、 アップストリーム レート制限およびトラフィック シェーピングの設定 を参照してください。

DOCSIS 1.0ペイロードヘッダー抑制

Payload Header Suppression(PHS;ペイロードヘッダー抑制)は、アップストリームおよびダウンストリームの両方のトラフィック フローで不要なパケットヘッダーを抑制することで、リンクレイヤの帯域幅を節約します。設定については、 ペイロードヘッダーの抑制および復元の設定 を参照してください。

DOCSIS 1.0の SID単位の帯域要求および認可カウンタ

この機能により、SID単位での帯域要求および認可ができるので、プライオリティの高いトラフィックの制御が向上します。プロファイルをカスタマイズし、提供するサービスに合わせ、加入者サイトで必要なパラメータをスケジューリングできます。

また、show interface cx/y/z sid counter コマンド には、次の情報が表示されるverbose オプションがあります。

  • 指定されたケーブル インターフェイスで特定のSIDからCisco uBR10000シリーズCMTSが正常に受信した帯域要求の数
  • 特定のSIDに対してCisco uBR10000シリーズCMTSが発行した認可の数

DOCSIS 1.0+の拡張および強化

DOCSIS 1.0+の拡張は、音声コールなどのリアルタイム トラフィックの処理に関するDOCSIS 1.0の制限に対応するために、DOCSIS 1.1に要求されていた重要なQoS拡張を提供します。特にDOCSIS 1.0+の拡張により、DOCSISリンクでの基本的なVoice-over IP(VoIP)サービスが可能となります。

Cisco DOCSIS 1.0+の拡張には、次のDOCSIS 1.1機能が組み込まれています。

DOCSIS 1.1の拡張および強化

DOCSIS 1.1は、ケーブル ネットワーク用の初期のDOCSIS 1.0標準に対する最初の大きなリビジョンです。初期の標準は同軸ケーブル ネットワークでの高品質のデータ トラフィックを提供しましたが、音声やビデオなどのリアルタイム トラフィックの需要が増大したため、DOCSISの仕様に多数の変更が必要となりました。

DOCSIS 1.1仕様ではDOCSIS 1.0同軸ケーブル ネットワークに多数の機能拡張が盛り込まれています。ここでは、主要な拡張について説明します。

DOCSIS 1.1 BPI+機能

DOCSIS 1.1では、BPI+によってDOCSIS 1.0 BPIセキュリティ機能が強化されています。次のような機能があります。

  • Pkcs#1バージョン2.0暗号化による1024ビット公開鍵
  • 加入者が無効なソースIPを使用しないようにするため、RFサブネットに対してソースIPフィルタリングを設定するコマンド
  • 機密保護されたユーザ識別と認証を実現するデジタル証明書
  • フィルタリング
  • IPセキュリティACLのサポート
  • 最も機密性の高いアプリケーションに適した168ビット3DES(トリプルDES)による鍵暗号化
  • マルチキャスト サポート
  • スプーフィング防止
  • 安全なソフトウェア ダウンロード ― サービス プロバイダーは、傍受、妨害、改ざんを心配することなく、CMのソフトウェアをリモートからアップグレードできます。
  • トンネル
  • BPI+は『 Baseline Privacy Interface Plus Specification 』(BPI+_I06-001215)に規定されています。これはPDFフォーマットでCableLabs( http://www.cablemodem.com )から入手できます。

関連情報

DOCSIS仕様の違いについての詳細は、Cisco.comの『 DOCSIS 1.1 for Cisco uBR7200 Series Universal Broadband Routers 』フィーチャ モジュールを参照してください。

40ビットおよび56ビット ベースライン プライバシData Encryption Standard(DES;データ暗号化規格)

Cisco uBR10000シリーズCMTSは、40ビットおよび56ビットの暗号化/復号化をサポートしています。暗号化/復号化をイネーブルにした場合、デフォルトでは56ビットが設定されます。必要に応じて、Cisco uBR10000シリーズCMTSで40ビットDES鍵を生成できます。 この場合、生成され元に戻されるDES鍵によって、56ビット鍵の最初の16ビットがソフトウェア内でゼロとしてマスクされます。

    CMとCMTSの両方が、BPI+暗号化および認証をサポートしてイネーブルにする必要があります。また、CMには、DOCSIS 1.1およびBPI仕様に適合したデジタル証明書が搭載されていなければなりません。

認証

DOCSIS 1.1は、X.509デジタル証明書と3DES鍵暗号化によって拡張された認証とセキュリティをサポートします。

Cisco IOSファイアウォール

Cisco uBR10000シリーズCMTSは、Network Address Translation(NAT;ネットワーク アドレス変換)およびファイアウォール機能をサポートしています。NATについての詳細資料は、オンラインで http://www.cisco.com から入手することができます。

CMおよびホストのサブネットアドレス指定

この機能により、Cisco uBR10012ルータは、リレーIPアドレスでDHCPDISCOVERおよびDHCPREQUESTパケットのGIADDRフィールドを操作してから、DHCPサーバにそれらのパケットを転送できます。送信元がCMなのかホストなのかに基づいてGIADDRフィールドを変更することによって、Cisco uBR10000シリーズCMTSは、サーバが要求側クライアントにアドレスを割り当てる場所(どのIPサブネット上か)について、DHCPサーバに手がかりを与えることができます。

モデム単位およびホスト単位のアクセスリスト

モデム単位およびホスト単位のアクセスリストにより、Cisco uBR10012ルータは、送信元MACまたはIPアドレスに基づいて、個々のホストまたはケーブル インターフェイスからの着信パケットをフィルタリングできます。したがって、インターフェイス単位またはアドレス単位でアクセスリストを指定できます。

CLIを使用し、Cisco IOSの標準的なアクセスリストおよびアクセスグループ設定手順に従うことにより、フィルタを前もって設定しておくことができます。さらに、CLIまたはSNMPを使用して、ユーザまたはモデムにこれらのフィルタを割り当てることができます。この機能は、モデムのオンライン/オフラインステータスについて、CMTSに通知するためのトラップもサポートします。

アップストリーム アドレスの検証

この機能により、IPアドレスのスプーフィングが防止されます。管理者はCLIから特定のケーブル インターフェイスのIP/MACアドレスを調べたり、SID番号により、ケーブル インターフェイスのMACテーブルで学習された全デバイスのIP/MACアドレスを表示したりできます。

CMTSは、CMのMACアドレスに照らし合わせて送信元IPアドレスを検証します。CMとPCのIPアドレスを検証することで、SIDおよびMACアドレスが整合するようにします。ケーブル インターフェイスに接続しているPCには、DHCPサーバからIPアドレスが割り当てられます。別のPCまたはケーブル インターフェイス上のユーザが同じIPアドレスをPCに静的に割り当てた場合、Cisco uBR10000シリーズCMTSがそのことを報告します。管理者は、カスタマーデータベースを使用することによりスプーフィングしているCMおよびPCを相互参照し、それ以上使用されないようにできます。

    cable source-verify [ dhcp ](ケーブル インターフェイス用)コマンドを使用すると、DHCPリースクエリ要求を送信し、アップストリーム データ パケットで検出された未知の送信元IPアドレスを調べるように指定できます。アップストリーム アドレス検証には、新しいLEASEQUERYメッセージタイプをサポートするDHCPサーバが必要です。Ciscoネットワーク レジストラは、Cisco IOS Release 3.01(T)以降のリリースで、LEASEQUERYメッセージタイプをサポートします。

設定については、 CMアップストリーム アドレス検証のアクティブ化 を参照してください。

DOCSIS 1.1 CMの互換性

DOCSIS 1.1 CMは、同一ネットワーク内でDOCSIS 1.0および1.0+ CMと共存できます。Cisco uBR10012ルータは、各CMに適したサービスレベルを提供します。設定の詳細については、 Cisco uBR10012ルータのケーブル インターフェイス機能の設定 を参照してください。

DOCSIS 1.1のCMデータベース マネージャ

CMデータベース マネージャは新しいソフトウェア モジュールで、CMTSのCM情報を管理します。このモジュールに問い合わせを行って、単一のCM(またはCMグループ)に関する情報を収集できます。show cable modemコマンドの使用によって、出力されるCM単位でメンテナンスされている情報には、DOCSIS MAC機能、カウンタ、エラー、QoSの設定、MACステート、接続統計情報などがあります。

コマンド

目的

show cable modem [ ip-address | interface | mac-address ] [ options ]

登録/未登録CMの情報を表示します。

ip-address

表示する特定モデムのIPアドレスを特定します。

interface

特定のCMTSケーブル インターフェイス上のCMをすべて表示します。

mac-address

表示する特定CMのIPアドレスを特定します。

さらにコマンド オプションがいくつかあります。Cisco.comで『 Cisco Broadband Cable Command Reference Guide 』を参照してください。

Router# show cable modem

MAC Address IP Address I/F MAC Prim RxPwr Timing Num BPI

State Sid (db) Offset CPEs Enbld

0050.04f9.edf6 10.44.51.49 C7/1/0/U0 online 1 -0.50 3757 0 no

0050.04f9.efa0 10.44.51.48 C7/1/0/U0 online 2 -0.50 3757 0 no

0030.d002.41f5 10.44.51.147 C7/1/0/U0 online 3 -0.25 3829 0 no

0030.d002.4177 10.44.51.106 C7/1/0/U0 online 4 -0.50 3798 0 no

0030.d002.3f03 10.44.51.145 C7/1/0/U0 online 5 0.25 3827 0 no

0050.04f9.ee24 10.44.51.45 C7/1/0/U0 online 6 -1.00 3757 0 no

0030.d002.3efd 10.44.51.143 C7/1/0/U0 online 7 -0.25 3827 0 no

0030.d002.41f7 10.44.51.140 C7/1/0/U0 online 8 0.00 3814 0 no

0050.04f9.eb82 10.44.51.53 C7/1/0/U0 online 9 -0.50 3756 0 no

0050.f112.3327 10.44.51.154 C7/1/0/U0 online 10 0.25 3792 0 no

0030.d002.3f8f 10.44.51.141 C7/1/0/U0 online 11 0.00 3806 0 no

0001.64f9.1fb9 10.44.51.55 C7/1/0/U0 online 12 0.00 4483 0 no

0030.d002.417b 10.44.51.146 C7/1/0/U0 online 13 0.50 3812 0 no

0090.9600.6f7d 10.44.51.73 C7/1/0/U0 online 14 0.00 4071 0 no

0010.9501.ccbb 10.44.51.123 C7/1/0/U0 online 15 0.25 3691 0 no

DOCSIS 1.1連結のサポート

連結によって、CMは複数パケットに対するタイム スライス要求を作成して、すべてのパケットを単一の大きなバーストにしてアップストリーム上で送信することができます。これは、各フレームについて許可要求を行うのとは対照的です。連結は、DOCSIS1.0+リリースのアップストリーム受信ドライバで導入されました。Cisco IOS Release12.2XFでは、現在連結アクティビィティのデバッグ用にSID単位のカウンタが追加されています。

1つのパケットに複数のアップストリーム パケットを結合することで、パケット オーバヘッドおよび全体的な待ち時間が削減され、伝送効率が向上します。連結を使用すると、CMは、パケットごとに異なる帯域要求を行うのではなく、連結されたパケット用に帯域要求を1回行うだけですみます。この技法は、リアルタイム トラフィックに特に有効です。

    連結がサポートされるのは、DOCSIS 1.0拡張の一部として連結をサポートしているCMに限られます。show controller コマンドの結果には、連結がインターフェイス上でイネーブルになっているかどうかが示されます。

    デフォルトでは、現在のケーブル インターフェイス ライン カードに対して連結がイネーブルに設定されていますが、Cisco IOSのno cable upstream number concatenationインターフェイス コマンドによってディセーブルにすることができます。Cisco IOSのno cable upstream number concatenationインターフェイス コマンドを実行すると、CMの連結は不適合とみなされます。
コマンド

Router# show interface cable x/y sid [ n ] counters [ verbose ]

Router# show controller cable x/y

Router(config-if)# [ no ] cable upstream n concatenation

Router# debug cable errors

設定についての詳細は、Cisco.comの『 DOCSIS 1.1 for Cisco uBR7200 Series Universal Broadband Routers 』フィーチャ モジュールを参照してください。

DOCSIS 1.1 Customer Premises Equipment(CPE ;顧客宅内装置)Configurator

HTMLベースのDOCSIS 1.1 CPE Configuratorツールを使用できます。詳細は http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/pcat/docsys.htm にアクセスして参照してください。このツールは、DOCSIS 1.1 CMコンフィギュレーション ファイルを生成するのに必要な情報を収集するように設計されています。ファイルは、 DOCSIS RF仕様 (SP-RFI-105-991105) 準拠のバイナリ形式で http://www.cablemodem.com/specifications.html に作成されます。

DOCSIS 1.1ダウンストリーム パケット クラシファイア

パケット クラシファイアは、DOCSISサービス フローにパケットをマッピングします。CMTSは、ダウンストリームIPパケット クラシファイアをサポートします。

コマンド

Router# show interface cable x/y classifier

Router# show interface cable x/y service-flow [ n ] classifiers

Router# debug cable qos

コマンドの詳細については、Cisco.comの『 Cisco Broadband Cable Command Reference Guide 』を参照してください。

DOCSIS 1.1ダウンストリーム パケット スケジューラ

ダウンストリーム パケット スケジューラは新しいモジュールで、各ケーブル インターフェイスのダウンストリーム リンク上で出力パケット キューイング サービスを制御します。

コマンド

Router# debug cable qos

Router# show interface cable x/y downstream

コマンドの詳細については、Cisco.comの『 Cisco Broadband Cable Command Reference Guide 』を参照してください。

DOCSIS 1.1ダイナミックMACメッセージ

DSX MACメッセージによって、CMとCMTS間のQoSダイナミック シグナリングが可能になります。このメッセージは、上位レイヤの作成、変更、切断メッセージのDOCSISリンク レイヤに匹敵するものです。CMTS上のDSXステート マシンは、CMとCMTS間のいくつかの同時ダイナミック サービス トランザクションを管理します。次の3つのDOCSIS 1.1ダイナミックMACメッセージ(DSXメッセージ)すべてのステート マシン サポートを組み込んでいます。

  • Dynamic Service Add(DSA;ダイナミック サービス追加):このメッセージを使用して新しいサービス フローを作成します。
  • Dynamic Service Change(DSC;ダイナミック サービス変更):このメッセージを使用して既存のサービス フローの属性を変更します。
  • Dynamic Service Deletion(DSD;ダイナミック サービス削除):このメッセージを使用して既存のサービス フローを削除します。
コマンド

Router# debug cable dynsrv

Router# debug cable tlvs

コマンドの詳細については、Cisco.comの『 Cisco Broadband Cable Command Reference Guide 』を参照してください。

    Cisco IOS Release 12.1(4)CXでは、CMによるDSXメッセージだけがサポートされます。CMTSによるDSXメッセージはサポートされません。

DOCSIS 1.1拡張レジストレーション

レジストレーション モジュールが拡張され、複数のレジストレーション スタイル(DOCSIS1.0/ DOCSIS1.0+/DOCSIS1.1)をシームレスにサポートできるようになりました。このモジュールでは、新しいType Length Value(TLV)パーサおよびエンコーダを使用する以外に、条件付きレジストレーション承認MACメッセージ ステート マシンもサポートします。

コマンド

Router# debug cable registration

Router# debug cable tlvs

コマンドの詳細については、Cisco.comの『 Cisco Broadband Cable Command Reference Guide 』を参照してください。

DOCSIS 1.1の分解および組立

MACスケジューラはデータ スロットを分解してUnsolicited Grant Service(UGS;非送信請求の許可サービス)スロット間のギャップを埋めます。大きなデータ パケットが共有アップストリーム チャネルで送信され、音声用のUGSスロットを使用する際に、分解によって音声パケットで発生するジッタが削減されます。分解は大きなパケット データを分割するので、このデータはUGSスロットで利用できるより小さなタイムスロットに収まります。MACスケジューラで許可の分解がトリガされ、分解/組立がアップストリーム受信ドライバで発生します。

    DOCSISの分解をIPパケットの分解と混同しないでください。IPパケットの分解は、パケットを小さなMaximum Transmission Unit(MTU;最大伝送ユニット)でネットワーク セグメントに収めるために行います。DOCSISの分解はレイヤ2分解であり、主に音声コールなどのハイ プライオリティ リアルタイム トラフィックに干渉しないで、ロー プライオリティ パケットを効率的に伝送することに関心があります。IP分解はレイヤ3で実行され、主として異なる最大パケット サイズを使用するルータに適合することを目的としています。
コマンド

Router# show interface cable x/y sid [ n ] counters [ verbose ]

Router(config-if)# [ no ] cable upstream n fragmentation

Router# debug cable errors

DOCSIS 1.1のレイヤ2分解

アップストリームでのレイヤ2分解は、大きなデータ パケットが音声やビデオなどのリアルタイム トラフィックに影響しないようにします。大きなデータ パケットは分解されて、リアルタイム トラフィックに使用されるタイム スロットの間で利用可能なタイム スロットで伝送されます。

DOCSIS 1.1 MACスケジューラ

MACスケジューラは、共有アップストリーム チャネル上でのすべてのタイムスロット割り当てを制御します。このブロックは再設計され、DOCSIS 1.1の新しいスケジューリング規則をサポートするようになっています。重要な機能拡張には次のものがあります。

  • 許可分解のサポート
  • SID単位の複数の非送信請求の許可のサポート
  • Unsolicited Grant Service with Activity Detection(UGS-AD;通話検出による非送信請求許可のサービス)およびUGS以外のReal-Time Polling Service(RTPS;リアルタイム ポーリング サービス)スロット スケジューリング メカニズム、BE、DOCSIS 1.0+のCIRサービスのサポート
  • SID単位の拡張最小および最大レート シェーピング

古いシスコの機能、たとえば、ダイナミック コンテンション制御は新しい設計ではすべてサポートされています。

MACスケジューラ コマンド

Router# show interface cable x/y mac-scheduler n

Router(config-if)# [ no ] cable upstream n fragmentation

Router(config-if)# [ no ] cable upstream n unfrag-slot-jitter

Router# cable service flow inactivity-threshold n

Router# debug cable mac-scheduler

Cisco CMTSのDOCSIS 1.1 N+1冗長

Cisco CCMTSのN+1冗長は、既存のHCCP 1+1ケーブル インターフェイス冗長機能を拡張したもので、1つのインターフェイスがワーキング インターフェイス、もう1つのインターフェイスがプロテクト インターフェイスとして機能するように指定されています。ワーキング インターフェイスに障害が発生すると、プロテクト インターフェイスがオンラインになります。

N+1冗長機能を使用することにより、Cisco uBR10012ルータで1つのケーブル インターフェイスを最大7個のケーブル インターフェイスに対するプロテクト インターフェイスとして使用できるので、冗長運用にかかる費用を大幅に削減できます。ケーブル インターフェイスの接続は、Cisco uBR-RFSW RFスイッチを通じて確立されます。

    N+1冗長機能についての詳細は、Cisco.comで提供されている『 Cisco Cable Modem Termination System Feature Guide 』の「 N+1 Redundancy for the Cisco CMTS 」の章を参照してください。

DOCSIS 1.1のペイロードヘッダー抑制および復元

PHS機能は、DOCSISリンクを伝送する前にパケット ヘッダーの反復または冗長部分を抑制します。これは、DOCSIS 1.1 MACドライバの新機能です。現在アップストリーム受信ドライバはCMによって抑止されたヘッダーを回復することができ、ダウンストリーム ドライバはパケット ヘッダーの特定フィールドを抑止してからフレームをCMに転送できます。

コマンド

Router# show interface cable x/0 service-flow [ sfid ] phs

Router# debug cable error

Router# debug cable phs

コマンドの詳細については、Cisco.comの『 Cisco Broadband Cable Command Reference Guide 』を参照してください。

DOCSIS 1.1 QoSのサポート

拡張QoSは、音声やビデオなどのリアルタイム トラフィックにプライオリティを与えます。

  • DOCSIS 1.0 QoSモデル(QoSプロファイルに対応づけられたSID)はサービス フロー モデルに置き換えられています。このサービス フロー モデルでは、各種のトラフィックへのQoSパラメータの割り当てと帯域幅条件の変更の応答で柔軟性が増しています。
  • DOCSIS 1.1はCMごとの複数のサービス フローをサポートするので、これによって単一のCMがデータ、音声、およびビデオ トラフィックの組み合わせをサポートできます。
  • また、DOCSIS 1.1は単一方向サービス フローを使用して、どちらの方向でもCMごとのQoSの粒度が向上しています。
  • ダイナミックMACメッセージは、トラフィック サービス フローを作成、変更、削除してオンデマンド トラフィック要求をサポートします。
  • アップストリーム用のサポート対象QoSモデルには次のものがあります。
  • BE ― 保証のないBEベースで送信されるデータ トラフィック
  • CIR ― データ トラフィック用の最低保証帯域幅
  • UGS ― 音声などのCBRトラフィック、つまり固定間隔での固定サイズパケットが特徴
  • RTPS ― 固定間隔でユニキャスト、可変サイズ パケットを生成するリアルタイム サービス フロー(例:ビデオ)
  • USG-AD ― USGとRTPSの組み合わせで、非活動期間がある可能性のあるリアルタイム トラフィックに対処(例:無音抑制を使用する音声)。サービス フローは、アクティブな間にUGS固定許可を使用しますが、非活動期間中はRTPSポーリングに切り替え、未使用の帯域幅を浪費しないようにします。

DOCSIS 1.0 QoSフレームワークは、次のオブジェクトに基づきます。

  • サービス クラス ― CMTSによって維持される設定の集合。特定のサービス クラス内のサービス フローが割り当てられたCMに対して特定のQoSサービス層を提供します。
  • サービス フロー ― DOCSISリンク上のサービスクラスを受信する一連のパケットの単一方向シーケンス。
  • パケット クラシファイア ― パケット ヘッダー フィールド セットの1つ。クラシファイアが所属するサービス フロー上にパケットを分類するため使用します。
  • PHSルール ― パケット ヘッダー フィールド セットの1つ。リンク上で伝送する前にエンティティを送信すると抑制され、ヘッダー抑制フレーム伝送の受信後エンティティを受信すると復元されます。PHSは、伝送前に反復パケット ヘッダーを削除することで帯域の効率を向上させます。

DOCSIS 1.1ではQoSの基本単位はサービス フローであり、これはCMとCMTSの間のRFインターフェイスでトランスポートされるパケットの単一方向シーケンスです。サービス フローの特長は、待ち時間、ジッタ、スループットの保証などのQoSパラメータのセットです。

CMはどれも、アップストリームとダウンストリームの両方向でプライマリ サービス フローを確立します。プライマリフローは、常にCMとCMTSの間の接続を維持します。

また、DOCSIS 1.1 CMは、複数のセカンダリ サービス フローを確立できます。セカンダリ サービス フローは、永久的に作成する(CMがリセットされるか電源が切断されるまで存続する)ことも、動的に作成して伝送されるオンデマンド トラフィックのニーズを満たすこともできます。

各サービス フローには、対応するQoS属性のセットがあります。このようなQoS属性は、特定のCoSを定義し、サービス フローの最大帯域幅やそのトラフィックのプライオリティといった特性を決定します。CoS属性は、事前設定されたCMTSローカル サービス クラス(クラスに基づくフロー)から継承されるか、サービス フローの作成時に個々に指定することもできます。

各サービス フローには対応する複数のパケット クラシファイアがあり、これによってそのサービス フローでの送信が許可されるアプリケーション トラフィックのタイプが決まります。また、各サービス フローは対応するPHSルールを持ち、パケットがフローで伝送されるときにパケット ヘッダーのどの部分を抑制するかを決定できます。

MACレイヤ内の分類 に、パケット クラシファイアのマッピングを示します。

    デフォルトでは、CMに特定のQoSプロファイルが強制的に適用されることはありません。CMに割り当てられるQoSプロファイルは、CMのDOCSISコンフィギュレーション ファイルに設定されたCoSパラメータによって異なります。
MACレイヤ内の分類

DOCSIS 1.1 ToSの上書き

この機能により、アップストリーム上で受信したIPデータグラムのToSバイトを上書きしてから、ダウンストリームに転送できます。

DOCSIS 1.1レート制限およびトラフィック シェーピング

Cisco IOS Release 12.2XF ソフトウェアは、DOCSIS-1.0-99に基づくレート制限をサポートします。これにより、CMへの、およびCMからのデータ レートが制限されます。MACスケジューラは、ダウンストリームおよびアップストリーム両方のトラフィックに対して、トラフィック シェーピング機能をサポートします。

レート制限により、すべてのチャネル帯域幅が1つのCMに占有されることがなくなり、CMTS管理者は異なる加入者に対して個別の最大データ レートを設定することができます。料金が高くても高いピーク レートを望む加入者には、料金がより安くレート制限が低い通常の加入者に比べ、CM DOCSISコンフィギュレーション ファイルに高いピーク レート制限を設定することができます。

フローに属すパケットが出力チャネルから送信されるたびに、トークン バケット ポリサー機能がそのフローのレート制限ステータスを調べ、次のパラメータを渡します。

  • トークン バケット ピーク レート(ビット/ミリ秒)
  • トークン バケットの深さ(最大送信バースト)(ビット単位)
  • 現在送信しているパケットの長さ(ビット単位)
  • フローのトークン バケットを示すポインタ
  • フローのトークン バケット最終更新タイム スタンプを示すポインタ
  • パケット シェーピングが必要な場合に、バッファ遅延(ミリ秒)を戻す変数
  • 以後のトラフィック シェイパが対処できる最大バッファ遅延(ミリ秒)

フローごとに独自のシェーピング バッファがあり、レートを超えたパケットは通常バッファに保管され、First-In First-Out(FIFO;先入れ先出し)方式で送信されます。

ネットワーク上のCMにレート制限を適用すると、Cisco IOS Release 12.2XFのソフトウェアは通常、パケットを廃棄することによって、適用されたレート制限を維持します。要求側CMからのパケットが廃棄されると、情報を送信するホストから、その情報が再送信されます。再送信された情報は、ネットワーク上の帯域幅を消費します。情報の送信側および要求側の両ホストが同じケーブル プラント上にあると、アップストリーム帯域も消費されます。

トラフィック シェーピング機能は、アップストリーム パケットのスケジューリングを遅らせ、パケットを廃棄するのではなくケーブルCPEデバイス上のバッファに保管します。ユーザTCP/IPスタックは、アプリケーション トラフィックと適切に速度を合わせ、加入者の定義済みQoSレベルに相当するスループットを達成します。

Cisco uBR10012ルータは、次のトラフィック シェーピング機能をサポートしています。

  • ToSを含むダウンストリーム レート シェーピング ― DOCSISダウンストリーム チャネル上で、CMTSによるトラフィック シェーピングを実施できます。管理者はToSバイトを設定して、特定フローのデータ レートを計算できます。また、ダウンストリームの標準的な最大データ レートを変更できます。

設定については、 ダウンストリーム レート制限およびトラフィック シェーピングの設定 を参照してください。

    ToSバイトにダウンストリーム データ レートが設定されていないパケットには、標準のデータ レート制限が適用されます。
  • アップストリーム レート シェーピング ― DOCSISアップストリーム チャネル上で、CMTSによるアップストリーム レート シェーピングを実施できます。アップストリーム認可シェーピングは、CM(SID)ごとに設定できます。認可シェーピング機能は、現在のアップストリーム トークン バケット レート制限アルゴリズムのオプションとして提供されています。

設定については、 ダウンストリーム レート制限およびトラフィック シェーピングの設定 を参照してください。

    シェーピングを使用したトークン バケット ポリシーは、CMTSの新しいアップストリーム デフォルト レート制限設定です。シェーピングは、トークンバケット アルゴリズムでイネーブルまたはディセーブルに設定できます。
  • 制限付きQoSクラス指定 ― CMTS管理者はCMに設定されたCoSを変更できます。この機能をイネーブルにすると、設定されたCoSに関係なく、CMTSで登録しようとするCMに対してユーザ側で定義されたQoSプロファイルが強制適用されます。

DOCSIS QoSおよびその他のDOCSIS機能の設定については、『 DOCSIS 1.1 Feature Module for the Cisco uBR7200 Routers 』、または以下に示すDOCSIS機能に関するその他の資料を参照してください。

    ケーブル オペレータが誤ったレート制限を実装した場合には、この機能がアドレス インスタンスに追加されます。管理者は、CMに静的に設定されたQoSパラメータを変更し、CMTSで定義した特定のQoSプロファイルをCMに強制的に適用することができます。

DOCSIS 1.1サービス フロー マネージャ

サービス フロー マネージャは新しいモジュールで、ケーブル インターフェイス上のサービス フローに関するさまざまなサービス フローを管理します。一般的なイベントには、新しいDOCSISサービス フローの作成、既存のサービス フローの属性変更、サービス フローの削除があります。

コマンド

Router# show interface cable x/y service-flow

Router# debug cab qos

DOCSIS 1.1サービス テンプレートとクラス マネージャ

サービス テンプレートとクラス マネージャは、CMTS上の各種QoSサービス テンプレートとユーザ定義サービス クラスの作成、更新、削除を制御するソフトウェア モジュールです。

コマンド

Router# show cable service-class

Router(config)# cable service class n

Router# debug cable qos

DOCSIS 1.1のソフトウェア インフラストラクチャ

次のカテゴリを含む高速Data-over-CableシステムのCableLabs仕様をサポートします。

  • Cisco uBR10012ルータとケーブル ネットワーク間のRFインターフェイス ― ダウンストリームおよびアップストリームのトラフィック
  • ケーブル インターフェイスとCPEデバイスのデータ インターフェイス、およびCisco uBR10012ルータとデータ ネットワーク間のCMTSネットワーク側インターフェイス
  • 運用サポート インターフェイス ― ネットワーク エレメントと運用サポート システム間のネットワーク エレメント管理レイヤ インターフェイス
  • 安全なソフトウェア ダウンロード ― サービス プロバイダーは、傍受、改ざんの危険性を心配することなくCMのソフトウェアをリモートからアップグレードできます。

DOCSIS 1.1の 加入者管理

複数のチャネル間の動作のバランスをとるために、特定のケーブル チャネルを使用するCMを割り当てます。各Cisco uBR10012ルータ ケーブル インターフェイス カードは、特定のダウンストリーム チャネルおよびアップストリーム セグメントを使用します。使用するチャネルは、ネットワーク プラニングの際に定義します。

一般的なケーブル ネットワークでは、管理者によって、フィールド サービス技術者が行う設定の責任範囲および加入者CPE上で収集する情報量が制限されます。フィールド サービス技術者は、加入者宅またはオフィスを訪問し、CMまたはSTBを設置して、すべてのコンピューティング機器がDHCP対応であるかどうかを確認します。

CMTS管理者は、DHCPおよびDOCSISコンフィギュレーション ファイルを定義し、該当サーバにプッシュします。各CMまたはネットワーク上のSTBのCMが、初期設定後、DHCP要求を送信し、IPアドレスを受信し、TFTP/TODサーバ アドレスを取得し、DOCSISコンフィギュレーション ファイル(および必要なソフトウェア アップデート イメージ)をダウンロードできるようにするためです。

詳細は、Cisco.comの『 Cisco Cable Modem Termination System Feature Guide 』を参照してください。

DOCSIS 1.0準拠のCMの接続

DOCSIS 1.0準拠のCMがブロードバンド ネットワークに接続できるのは、次のプロセスが完了してからです。

  • CMの初期化および使用可能周波数のレンジング。これによりCMTSとの通信に使用できる最初の周波数が検索されます。 ダウンストリーム チャネルではスキャンと呼ばれます。
  • CMによるアップストリーム パラメータの取得、およびレンジングの実行。
  • CMによるDHCPサーバ プロセスの終了、IP接続、ToD、およびセキュリティ(任意)の設定。この時点では、正しいチャネルと通信しているかどうかをCMで判別することはできません。
  • CMは、TFTPサーバからDOCSISコンフィギュレーション ファイルを受信します。DOCSISコンフィギュレーション ファイルのパラメータの1つによって、CMが使用できるチャネルが指示されます。
  • CMTSへのCMの登録。
  • DOCSIS BPIまたはセキュア データ セットをサポートしているネットワークでは、暗号化/復号化プロセスが初期化されます。
  • CMの正常運用の準備完了。初期化が完了して動作可能になったCMは、CMTSにデータ送信開始要求を送信します。

CMTSのシステム管理者またはカスタマー サービス担当者は、ネットワークで使用しているプロビジョニング、課金、またはネットワーク管理システムで新しい加入者アカウントをアクティブにし、サポートするために、対応データベースが更新されているかどうかを確認する必要があります。通常、課金および管理システムには、各CMまたはSTBのシリアル番号およびMACアドレスが保管されています。

CMとCMTS間の通信を維持するために、初期およびステーション メンテナンス管理メッセージが送信されます。次の例はCMの再初期化の例です。

6d17h:580447.276 CMAC_LOG_DRIVER_INIT_IDB_RESET 0x080A2400

6d17h:580447.280 CMAC_LOG_LINK_DOWN

6d17h:580447.282 CMAC_LOG_RESET_FROM_DRIVER

6d17h:580447.284 CMAC_LOG_STATE_CHANGE

wait_for_link_up_state

6d17h:580447.286 CMAC_LOG_LINK_UP

6d17h:580447.290 CMAC_LOG_STATE_CHANGE

ds_channel_scanning_state

6d17h:580447.416 CMAC_LOG_WILL_SEARCH_DS_FREQUENCY_BAND

81/453000000/855000000/6000000

6d17h:580447.420 CMAC_LOG_WILL_SEARCH_DS_FREQUENCY_BAND

82/93000000/105000000/6000000

6d17h:580447.424 CMAC_LOG_WILL_SEARCH_DS_FREQUENCY_BAND

83/111025000/117025000/6000000

6d17h:580447.428 CMAC_LOG_WILL_SEARCH_DS_FREQUENCY_BAND

84/231012500/327012500/6000000

6d17h:580447.432 CMAC_LOG_WILL_SEARCH_DS_FREQUENCY_BAND

85/333025000/333025000/6000000

6d17h:580447.436 CMAC_LOG_WILL_SEARCH_DS_FREQUENCY_BAND

86/339012500/399012500/6000000

6d17h:580447.440 CMAC_LOG_WILL_SEARCH_DS_FREQUENCY_BAND

87/405000000/447000000/6000000

6d17h:580447.444 CMAC_LOG_WILL_SEARCH_DS_FREQUENCY_BAND

88/123012500/129012500/6000000

6d17h:580447.448 CMAC_LOG_WILL_SEARCH_DS_FREQUENCY_BAND

89/135012500/135012500/6000000

6d17h:580447.450 CMAC_LOG_WILL_SEARCH_DS_FREQUENCY_BAND

90/141000000/171000000/6000000

6d17h:580447.454 CMAC_LOG_WILL_SEARCH_DS_FREQUENCY_BAND

91/219000000/225000000/6000000

6d17h:580447.458 CMAC_LOG_WILL_SEARCH_DS_FREQUENCY_BAND

92/177000000/213000000/6000000

6d17h:580447.462 CMAC_LOG_WILL_SEARCH_DS_FREQUENCY_BAND

93/55752700/67753300/6000300

6d17h:580447.466 CMAC_LOG_WILL_SEARCH_DS_FREQUENCY_BAND

94/79753900/85754200/6000300

6d17h:580447.470 CMAC_LOG_WILL_SEARCH_DS_FREQUENCY_BAND

95/175758700/211760500/6000300

6d17h:580447.474 CMAC_LOG_WILL_SEARCH_DS_FREQUENCY_BAND

96/121756000/169758400/6000300

6d17h:580447.478 CMAC_LOG_WILL_SEARCH_DS_FREQUENCY_BAND

97/217760800/397769800/6000300

6d17h:580447.482 CMAC_LOG_WILL_SEARCH_DS_FREQUENCY_BAND

98/73753600/115755700/6000300

6d17h:580447.486 CMAC_LOG_WILL_SEARCH_DS_FREQUENCY_BAND

99/403770100/997799800/6000300

6d17h:580447.490 CMAC_LOG_WILL_SEARCH_SAVED_DS_FREQUENCY 501000000

6d17h:580447.492 CMAC_LOG_WILL_SEARCH_SAVED_DS_FREQUENCY 555000000

6d17h:%LINEPROTO-5-UPDOWN:Line protocol on Interface cable-modem0,

changed state to down

6d17h:580448.496 CMAC_LOG_UCD_MSG_RCVD 1

6d17h:580448.500 CMAC_LOG_UCD_MSG_RCVD 2

6d17h:580448.502 CMAC_LOG_UCD_MSG_RCVD 3

6d17h:580448.504 CMAC_LOG_UCD_MSG_RCVD 4

6d17h:580449.812 CMAC_LOG_DS_64QAM_LOCK_ACQUIRED 555000000

6d17h:580449.814 CMAC_LOG_DS_CHANNEL_SCAN_COMPLETED

6d17h:580449.816 CMAC_LOG_STATE_CHANGE

wait_ucd_state

6d17h:580450.510 CMAC_LOG_UCD_MSG_RCVD 1

6d17h:580450.512 CMAC_LOG_UCD_MSG_RCVD 2

6d17h:580450.514 CMAC_LOG_UCD_MSG_RCVD 3

6d17h:580450.518 CMAC_LOG_UCD_MSG_RCVD 4

6d17h:580452.524 CMAC_LOG_UCD_MSG_RCVD 1

6d17h:580452.528 CMAC_LOG_ALL_UCDS_FOUND

6d17h:580452.530 CMAC_LOG_STATE_CHANGE

wait_map_state

6d17h:580452.534 CMAC_LOG_UCD_NEW_US_FREQUENCY 19984000

6d17h:580452.536 CMAC_LOG_SLOT_SIZE_CHANGED 8

6d17h:580452.616 CMAC_LOG_FOUND_US_CHANNEL 4

6d17h:580452.618 CMAC_LOG_UCD_MSG_RCVD 2

6d17h:580452.620 CMAC_LOG_UCD_MSG_RCVD 3

6d17h:580452.624 CMAC_LOG_UCD_MSG_RCVD 4

6d17h:580452.630 CMAC_LOG_MAP_MSG_RCVD

6d17h:580452.632 CMAC_LOG_INITIAL_RANGING_MINISLOTS 40

6d17h:580452.634 CMAC_LOG_STATE_CHANGE

ranging_1_state

6d17h:580452.636 CMAC_LOG_RANGING_OFFSET_SET_TO 9610

6d17h:580452.640 CMAC_LOG_POWER_LEVEL_IS 28.0 dBmV

(commanded)

6d17h:580452.642 CMAC_LOG_STARTING_RANGING

6d17h:580452.644 CMAC_LOG_RANGING_BACKOFF_SET 0

6d17h:580452.648 CMAC_LOG_RNG_REQ_QUEUED 0

6d17h:580452.690 CMAC_LOG_RNG_REQ_TRANSMITTED

6d17h:580452.694 CMAC_LOG_RNG_RSP_MSG_RCVD

6d17h:580452.698 CMAC_LOG_RNG_RSP_SID_ASSIGNED 6

6d17h:580452.700 CMAC_LOG_ADJUST_RANGING_OFFSET 2291

6d17h:580452.702 CMAC_LOG_RANGING_OFFSET_SET_TO 11901

6d17h:580452.704 CMAC_LOG_ADJUST_TX_POWER 9

6d17h:580452.706 CMAC_LOG_POWER_LEVEL_IS 30.0 dBmV

(commanded)

6d17h:580452.710 CMAC_LOG_STATE_CHANGE

ranging_2_state

6d17h:580452.714 CMAC_LOG_RNG_REQ_QUEUED 6

6d17h:580453.600 CMAC_LOG_RNG_REQ_TRANSMITTED

6d17h:580453.604 CMAC_LOG_RNG_RSP_MSG_RCVD

6d17h:580453.606 CMAC_LOG_RANGING_SUCCESS

6d17h:580453.608 CMAC_LOG_STATE_CHANGE dhcp_state

6d17h:580453.742 CMAC_LOG_DHCP_ASSIGNED_IP_ADDRESS 5.108.1.3

6d17h:580453.744 CMAC_LOG_DHCP_TFTP_SERVER_ADDRESS 128.1.1.2

6d17h:580453.746 CMAC_LOG_DHCP_TOD_SERVER_ADDRESS 128.1.1.2

6d17h:580453.750 CMAC_LOG_DHCP_SET_GATEWAY_ADDRESS

6d17h:580453.752 CMAC_LOG_DHCP_TZ_OFFSET 28800

6d17h:580453.754 CMAC_LOG_DHCP_CONFIG_FILE_NAME gold.cm

6d17h:580453.756 CMAC_LOG_DHCP_ERROR_ACQUIRING_SEC_SVR_ADDR

6d17h:580453.760 CMAC_LOG_DHCP_COMPLETE

6d17h:580453.884 CMAC_LOG_STATE_CHANGE

establish_tod_state

6d17h:580453.890 CMAC_LOG_TOD_REQUEST_SENT

6d17h:580453.904 CMAC_LOG_TOD_REPLY_RECEIVED 3165851032

6d17h:580453.910 CMAC_LOG_TOD_COMPLETE

6d17h:580453.912 CMAC_LOG_STATE_CHANGE

security_association_state

6d17h:580453.916 CMAC_LOG_SECURITY_BYPASSED

6d17h:580453.918 CMAC_LOG_STATE_CHANGE

configuration_file_state

6d17h:580453.920 CMAC_LOG_LOADING_CONFIG_FILE gold.cm

6d17h:%LINEPROTO-5-UPDOWN:Line protocol on Interface cable-modem0,

changed state to up

6d17h:580454.950 CMAC_LOG_CONFIG_FILE_PROCESS_COMPLETE

6d17h:580454.952 CMAC_LOG_STATE_CHANGE

registration_state

6d17h:580454.956 CMAC_LOG_REG_REQ_MSG_QUEUED

6d17h:580454.960 CMAC_LOG_REG_REQ_TRANSMITTED

6d17h:580454.964 CMAC_LOG_REG_RSP_MSG_RCVD

6d17h:580454.966 CMAC_LOG_COS_ASSIGNED_SID 1/6

6d17h:580454.970 CMAC_LOG_RNG_REQ_QUEUED 6

6d17h:580454.976 CMAC_LOG_REGISTRATION_OK

6d17h:580454.978 CMAC_LOG_STATE_CHANGE

establish_privacy_state

6d17h:580454.980 CMAC_LOG_PRIVACY_NOT_CONFIGURED

6d17h:580454.982 CMAC_LOG_STATE_CHANGE

maintenance_state

DOCSIS 1.1のタイム スロット スケジューリング

共有複数アクセス アップストリーム リンク上の保証された遅延またはジッタに影響されやすいトラフィックをサポートするための、拡張タイム スロット スケジューリングです。詳細については、 Cisco TCC+カードのステータスおよびメンテナンス確認用コマンド を参照してください。

DOCSIS 1.1 TLVパーサおよびエンコーダ

TLVパーサおよびエンコーダは、CMTS上のTLVの解析およびエンコードを取り扱う新しいモジュールです。古いDOCSIS1.0/1.0+ TLVはすべてサポートされます。また、サービス フロー エンコーディング、クラシファイア エンコーディング、PHSルールのサポートなどDOCSIS 1.1には新しいTLVが多数追加されています。新しいTLVパーサ機能は、さまざまなMACメッセージ モジュールが使用します。

コマンド

Router# debug cable tlvs

DOCSIS 1.1のトークン バケット レート シェーピング

フローに属すパケットが出力チャネルから送信されるたびに、トークン バケット ポリシング機能がそのフローのレート制限ステータスを調べ、パラメータ数に関する情報を渡します。設定については、次のどちらかを参照してください。

DOCSIS 1.1の双方向インターオペラビリティ

Cisco uBR10012ルータ は、DOCSIS準拠双方向CM、Cisco uBR924またはCisco uBR904などのCiscoケーブル アクセス ルータ、Cisco uBR910シリーズ ケーブルData Service Unit(DSU;データ サービス ユニット)とのインターオペラビリティを装備しています。詳細については、 基本的なブロードバンド インターネット アクセスの設定 を参照してください。

IPブロードキャストおよび マルチキャスト機能

IPブロードキャストエコー

アップストリームIPブロードキャストエコーをアクティブ化できるので、Cisco uBR10012ルータは、ブロードキャスト パケットをエコーできます。設定については、 オプションのIPパラメータの設定(ブロードキャストおよびマルチキャストエコー) を参照してください。

IPマルチキャストエコー

この機能を使用すると、各マルチキャスト パケット(ケーブルラインカードから受信)のコピーを受信側USポートのMACドメインに対応づけられたダウンストリーム ポートに送信できます。また、この機能では、MACドメイン内のすべてのCMが、同じMACドメイン内のCMによって送信されたマルチキャスト パケットを受信できます。詳細については、 オプションのIPパラメータの設定(ブロードキャストおよびマルチキャストエコー) を参照してください。

IPルーティング機能

Cisco IOS Release 12.2XFを搭載したCisco uBR10012ルータでは、IPルーティングのコンフィギュレーションおよびパフォーマンスに役立つ機能をいくつか備えています。IPルーティングの詳細については、Cisco.comの以下の資料を参照してください。

設定可能なレジストレーション タイムアウト

レジストレーション タイムアウト値(T9タイマー)は設定可能です。この設定可能なタイマーパラメータは、CMが正常にレンジングステート2を完了してから最初のレジストレーション要求メッセージを発行するまでの経過時間を記述します。この時間の間、CMはIP接続、ToD、およびセキュリティ(オプション)を設定し、TFTPサーバからの動作パラメータを転送します。

この機能によって、CMレジストレーション値(T9タイマー)を変更できます。registration-timeout コマンドを使用してT9タイマーを設定またはリセットします。

コマンド

説明

registration-timeout minutes

T9タイマーを新しい値に設定します(2〜60分)。

no cable registration-timeout

デフォルトの3分にT9タイマーをリセットします。

ホスト間通信(プロキシARP)

プロキシAddress Resolution Protocol(ARP)により、Cisco uBR10012ルータは同じケーブル ネットワーク サブネット上のCMのために、ARP要求を発行できます。プロキシARPは、サブネット上のマシンがルーティングやデフォルトゲートウェイを設定しないでリモートサブネットに到達するのに役立ちます。

  • シスコ ルータのインターフェイスを、プロキシARPを受け入れて応答するように設定する必要があります。
  • ワークステーションはネットワーク全体を1つのネットワークとして表示するように設定する必要があります。これは、通常は、ネットワークが実際に使用するものよりも小さなサブネットマスクでワークステーションを設定して行います。
  • ルータは、そのMACアドレスでプロキシARP要求に応答します。したがって、ワークステーションはこの宛先アドレスのトラフィックをすべてルータに送信し、ルータはルーティング テーブルに従ってそれを転送します。

各ホストは、自身のネットワークの物理的な詳細がわからないので、ARP要求を送信するだけで宛先に到達できるフラット ネットワークであると見なします。ただし、すべてにARPを使用することのデメリットもあるので、そのいくつかを以下に説明します。

  • セグメント上でARPトラフィックの量が増えます。
  • ホストは、IP/MAC間のアドレス マッピングの処理により大きなARPテーブルを必要とします。
  • セキュリティを弱める可能性があります。パケットを代行受信する(「スプーフィング」と呼ばれる)ため、マシンは別のものにするよう要求できます。
  • ARPは、アドレス解決にARPを使用しないネットワークでは無効です。
  • ARPはすべてのネットワークトポロジに対して適用しません(たとえば、2つの物理ネットワークに接続する複数のルータ)。

設定の詳細については、 ホスト間通信(プロキシARP)のアクティブ化 を参照してください。

統合DHCPサーバ

このネットワーク管理機能は、総合DHCPサーバにより、プロビジョニングを簡易化します。DHCP、ToD、またはTFTPサービスの設定については、Cisco.comの『 Cisco Cable Modem Termination System Feature Guide 』の「Configuring DHCP, ToD, and TFTP Services」の章を参照してください。

統合Time of Day(ToD)サーバ

この操作機能によって、レジストレーション プロセス中に、Cisco uBR10012ルータで、ケーブル インターフェイスからのToD(RFC 868)要求に応答できます。DHCP、ToD、またはTFTPサービスの設定については、Cisco.comの『 Cisco Cable Modem Termination System Feature Guide 』の「Configuring DHCP, ToD, and TFTP Services」の章を参照してください。

サポート対象のIPルーティング プロトコル

Cisco uBR10012ルータは、次のような複数のIPルーティング プロトコルをサポートします。

  • ARP
  • Cisco Discovery Protocol(CDP)
  • DNS
  • IP v4/v5
  • SNMPv2およびSNMPv3統合DHCPサーバ
  • TFTPクライアント
  • UDP
  • ルーティング プロトコルの設定時に、変更をイネーブルにするため、Cisco IOSソフトウェアはインターフェイスをリセットする必要があります。通常は、そのインターフェイス上の動作に大きな影響が生じることはありませんが、ケーブル インターフェイスの場合は、その特定のダウンストリーム上のすべてのCMが再初期化されるので、そのダウンストリーム上のデータ伝送が妨げられる可能性があります。したがって、ケーブル インターフェイスに対して router rip などのルーティング グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。ただし、影響を受ける加入者が最小限となる時期に行ってください。

IPルーティング プロトコルの設定に関する詳細は、Cisco.comの『 Cisco IOS IP Configuration Guide, Release 12.2 』の 「IP Routing Protocols」 セクションを参照してください。

管理機能

Cisco uBR10000シリーズCMTSは、次のように、CMTSヘッドエンド設定、管理、およびDOCSISサポートをよりパワフルで効率的なものにする機能を備えています。

ブロードバンド インターネット アクセス

Cisco uBR10012ルータは、加入者に対して、IF/RF信号、TV信号、およびアナログ/デジタルデータ信号を処理するブロードバンド インターネット アクセスを提供します。設定については、 基本的なブロードバンド インターネット アクセスの設定 を参照してください。

ケーブル インターフェイス バンドル

ケーブル インターフェイス バンドルによって、双方向ケーブル プラントでのルーティング機能付きでIPアドレスの保存が行われます。IPアドレスのスペースが制限されている場合は、インターフェイスのバンドルによってIPアドレス リソースが節約されます。

インターフェイス バンドルは、バンドル マスタをサポートするケーブル インターフェイス バンドルとしてグループ化された、複数のケーブル インターフェイスで1つのIPサブネットを共有します。この機能は、Multiprotocol Label Switching(MPLS;マルチプロトコル ラベル スイッチング)コンフィギュレーションで使用できます。設定については、『 Cisco Broadband Cable Command Reference Guide 』のcable bundle コマンドを参照してください。

cable monitorコマンド

Cisco IOS Release 12.2(4)XFでは、cable monitor コマンドをサポートします。このコマンドにより、外部LANパケット アナライザまたはその他のサーバは、ケーブル インターフェイス上のCisco CMTSとCMとの間で送信された特定タイプのトラフィックについて着信および発信データ パケットをモニタすることができます。この機能によりCMTS管理者は、カスタマーのデータ交換におけるトラフィックの問題を分析することができます。この機能の設定および使用方法の詳細については、Cisco.comおよびDocumentation CD-ROMの『 Cisco Cable Modem Termination System Feature Guide 』の「Cable Monitor for the Cisco CMTS」の章を参照してください。

CPEの制限と変更

cpe maxコマンドにより、Cisco uBR10012ルータは、CLIまたはSNMPを使用してCMごとのCPE数を報告および制限することができます。この機能は、複数のCPEデバイスをサポートするCMの機能とは無関係です。

コマンド

説明

cpe max cpe-num

CMを使用してケーブルネットワークに接続できるCPEデバイスの最大数を指定します。

no cpe max

CPEの指定を削除します。

cpe-num

CPEの数を指定します。有効値は、1〜254です。

コマンドの詳細については、『 Cisco Broadband Cable Command Reference Guide 』および『 Cisco Cable Modem Termination System Feature Guide 』を参照してください。これらは両方ともCisco.comで提供されています。

ダウンストリーム チャネルIDの設定

この操作機能により、HFCネットワーク上のすべてのケーブル インターフェイスは、それぞれのダウンストリーム周波数ではなく、固有のダウンストリーム チャネルIDによって識別されます。CMは、コネクションを設定するときにダウンストリーム周波数ではなく、ダウンストリームIDを通信します。システム管理者は、設定可能なダウンストリーム チャネルIDとして、デフォルト以外の値を入力できます。したがって、ケーブルネットワーク上で各ダウンストリーム チャネルIDが重複しないようにできます。設定の詳細については、 ダウンストリーム チャネルIDの割り当て を参照してください。

ダウンストリーム周波数の変更

Cisco uBR10000シリーズCMTSは、DOCSISコンフィギュレーション ファイルの設定値を変更することによって、任意またはすべてのCMのダウンストリーム周波数を変更できます。DOCSIS QoSの設定については、Cisco.comの『 DOCSIS 1.1 for Cisco uBR7200 Series Universal Broadband Routers 』フィーチャ モジュールを参照してください。

ダイナミック変調プロファイル

各変調プロファイルの設定について、Cisco uBR10012ルータは次の情報をサポートしています。

  • バースト プロファイル インターバル使用コード
  • バーストプロファイル番号
  • バーストタイプ
  • ディファレンシャル エンコーディングのイネーブル/ディセーブル
  • FEC訂正可能バイト値
  • Forward Error Correction(FEC;前進型誤信号訂正)のコード ワード長
  • ガード タイム サイズ
  • 短縮または延長された最終コード ワード
  • 最大バースト サイズ
  • プリアンブル長および固有ワード長
  • スクランブラのイネーブル/ディセーブル
  • スクランブラ シード値

ダイナミック アップストリーム変調および変調プロファイルについての詳細は、Cisco.com上の『 Cisco Cable Modem Termination System Feature Guide 』の「 Spectrum Management for the Cisco Cable Modem Termination System 」の章を参照してください。

ダイナミック アップストリーム変調

障害を事前に防止するスペクトル管理機能により、パフォーマンスが向上します。この機能は、各アップストリーム ポートのアクティブ リターン パスでSignal-to-Noise Ratio(SNR;信号対雑音比)およびFECのカウンタをモニタします。この機能は、アップストリーム チャネルの信号品質が、設定されている変調方式をサポートできるかどうかを追跡し、必要に応じて、もっとも安定した変調方式に調整します。

ダイナミック アップストリーム変調および変調プロファイルについての詳細は、Cisco.com上の『 Cisco Cable Modem Termination System Feature Guide 』の「 Spectrum Management for the Cisco Cable Modem Termination System 」の章を参照してください。

ケーブル インターフェイス上のPPPoE終端のサポート

Cisco IOS Release 12.2(4)BC1には、ケーブル インターフェイスへの直接接続を可能にすることによりPoint-to-Point Protocol over Ethernet(PPPoE)のサポートが追加されています。PPPoEは、サービス プロバイダにDSLのサポートを提供します。Cisco uBR10012ルータのケーブル インターフェイスでPPPoEをサポートすることにより、CMの後ろのCPEはIPアドレスを取得するメカニズムとしてPPPを使用し、ダイヤルアップPPPクライアントのように、そのIPアドレスをその後のすべてのデータ トラフィックに使用できます。 PPPダイヤルアップ セッションでは、PPPoEセッションが認証を受け、PPPoEクライアントとサーバ(Cisco uBR10012ルータまたはホーム ゲートウェイ)の間で IPアドレスのネゴシエーションが行われます。

PPPoEの設定については、Cisco.comで提供されている以下のマニュアルを参照してください。

RPRのサポート

Cisco IOS Release 12.2(4)XFでは、Cisco uBR10012ユニバーサル ブロードバンド ルータ上でのRPRに対するサポートが導入されています。RPR機能によって、Cisco uBR10012で冗長構成の2つのPREまたはPRE1を使用できます。これにより、プライマリPREまたはPRE1モジュールに障害が発生したり非アクティブになった場合は、システムが自動的にフェールオーバーを実行し、セカンダリPREまたはPRE1モジュールがすべてのシステム動作を引き継ぎます。

RPR機能では、フェールオーバーを実行するためにシステムを完全に再起動する必要はありません。システムが初期化されると、セカンダリPREまたはPRE1モジュールは簡略化された初期化ルーチンを実行します。つまり、セカンダリPREモジュールはセルフチェックをすべて実行してCisco IOSソフトウェアをロードしますが、通常のシステム動作を実行するのではなくプライマリPREモジュールのモニタを開始します。セカンダリPREまたはPRE1モジュールは、プライマリモジュールの障害を検出すると、すぐにプライマリ モジュールのシステム動作を引き継ぐことができます。

SNMPのCMリモート クエリ

Cisco IOS Release 12.2(4)BC1bから、Cisco uBR10012ルータにcable modem remote-query コマンドが導入され、カスタマーはCMTSから直接CMのパーフォーマンス統計をクエリできるようになりました。ユーザはSNMPを使用してCMに定期的にポーリングを行い、次のような情報をキャッシュできます。

  • IPアドレス
  • MACアドレス
  • S/N比
  • CMTS上のアップストリーム伝送パワー

この情報は、1つのモデムの状態をすぐに知りたい場合や、プラント全体の状態を知りたい場合に役立ちます。設定については、『 Configuring cable modem remote-query Command 』( http://www.cisco.com/warp/public/109/remote_query.shtml  )を参照してください。

SNMPv3

SNMPバージョン3は、拡張セキュリティ機能を持ち、インターオペラビリティを向上させ、ネットワークを管理しやすくしています。MIB実装セットにより、SNMPマネージャは、システム カード ディスクリプション、シリアル番号、ハードウェアおよびソフトウェアのリビジョン レベル、およびスロットの位置などのデータを収集できます。詳細は、 グローバルパラメータの設定 および サポートされているMIB を参照してください。

SNMPによるサービスクラス設定

Cisco uBR10012ルータは、CoSの関連オブジェクトをサポートします。これは、ネットワーク管理に役立ちます。

スペクトル管理

スペクトル管理はCMTSで提供されるソフトウェアおよびハードウェアの機能であり、CMTSがダウンストリームとアップストリームの両方のプラント障害を検知して管理エンティティにレポートし、可能な場合は自動的に障害を軽減するようにします。スペクトル管理には様々な機能がありますが、これらについての詳細は、『 Cisco Cable Modem Termination System Feature Guide 』を参照してください。

統計カウンタ

show controller c x/y upstream コマンドの機能が拡張され、出力に追加の統計カウンタが表示されるようになっています。

コマンド

説明

show controller c x/0 upstream number

拡張された出力に次の統計カウンタを示します。

  • ミニスロットのアップストリーム平均使用率
  • コンテンションスロットの割合の平均
  • 初期レンジングスロットの割合の平均
  • MAPスケジューラが期限内に要求できなかったために、期限が切れたミニスロットの割合の平均

コマンドの詳細については、Cisco.comの『 Cisco IOS Interface Command Reference Guide Release 12.2 を参照してください。

セキュリティ機能

アドレス検証

Cisco uBR10012ルータは、ケーブル インターフェイスおよびPCアドレスの検証をサポートして、ケーブル インターフェイス SIDとMACアドレスが整合するようにします。このセキュリティ機能によってIPアドレスがスプーフィングされないようにします。ケーブル インターフェイスに接続しているPCには、DHCPサーバからIPアドレスが割り当てられます。別のPCまたはケーブル インターフェイスのユーザが同じIPアドレスをPCに静的に割り当てると、Cisco uBR10012ルータはこれを検出し、スプーフィングを阻止します。管理者はCLIから特定のケーブル インターフェイスのIPアドレスとMACアドレスを調べたり、SID番号により、ケーブル インターフェイスのMACテーブルで学習された全デバイスのIPアドレスとMACアドレスを見たりすることができます。
また、サービス プロバイダーのカスタマー データベースを使用して、スプーフィングしているケーブル インターフェイスとPCを特定し、不正使用を防ぐことができます。

アドレス検証の設定については、 HFCネットワーク上のケーブルモデムの管理 を参照してください。

ベーシック ワイヤタップ サポート

この操作機能は、ユーザ間トラフィックのキャプチャを可能にするメカニズムを提供します。ワイヤタップ機能は、RF CPEデバイスのMACアドレスに基づくので、プライオリティの高いデータ接続またはデジタル接続のどちらにでも使用できます。この機能は、新しいインターフェイス コマンドのcable interceptコマンドで制御します。このコマンドには、パラメータとしてMACアドレス、IPアドレス、およびUDPポート番号が必要です。

cable intercept [ mac-address ] ip-address udp-port

この機能をアクティブにすると、Cisco uBR10012ルータは、各パケットで所定のMACアドレスの有無を調べます。一致するMACアドレス(起点または終点エンドポイントのどちらかで)が検出されると、パケットのコピーがUDPパケット内でカプセル化され、指定されたサーバの特定のIPアドレスおよびポートに送信されます。

コマンドの詳細については、Cisco.comの『 Cisco Broadband Cable Command Reference Guide 』を参照してください。

CM伝送バースト サイズ

Cisco uBR10012ルータでは、CMは最大2000バイトの最大伝送バーストサイズで登録できます。これは、連結およびIP分解なしで設定されたDOCSIS 1.0および1.1 CMに適用されます。

ダイナミック アップストリーム変調および変調プロファイルの設定の詳細については、Cisco.comの次の資料を参照してください。

ダイナミックまたはモバイル ホストのサポート

cable source-verifyコマンドによって、CMTS管理者はあるCMに接続するPCを起動してから、別のCMにそのPCを移動できます。これにより、ホスト テーブルにホスト情報が追加されます。セキュリティ違反を防止するために、この機能は旧SIDを使用してホストにpingを実行し、そのホストが実際に移動していることを確認できます。このセキュリティはアップストリームおよびダウンストリーム設定に適用されます。

コマンド

説明

cable source-verify dhcp

アドレスを検証するようDHCPサーバを設定します。

    ARP要求を送信しないようにするには、CMTSでno cable arpコマンドを設定します。

no cable arpコマンドは、CPEホストまたはIP/MACアドレス対応づけを要求するCMに接続するデバイスに、CMTSがARPダウンストリームを送信しないようにします。CMTSがすでに対応を認識しているか、ほかの方法で学習できる場合は、IPパケットが転送されます。そうでない場合、宛先が不明のときは、パケットは廃棄されます。

CMネットワーク上のデバイスは大きなサブネットを共用することがありますが、最初にCMTSを通過しなければ相互に通信することはできません。no cable proxy arpコマンドは、CMTSが同じサブネット上のホストに対するARP要求に応答しないようにし、このようにしてCMに接続する加入者間のピアツーピア通信を防止します。

コマンドの詳細については、Cisco.comの『 Cisco Broadband Cable Command Reference Guide 』を参照してください。

パケット インターセプト

この機能により、インターフェイスMACアドレスに基づいてケーブル ネットワーク アクティビィティを代行受信できます。

CMTSが、特定のCM間を行き来する全トラフィックを、特定のUDPポートにあるデータ コレクタに転送できるようにするには、ケーブル インターフェイス コンフィギュレーション モードでcable interceptコマンドを使用します。この機能を非アクティブにするには、このコマンドのno形式を使用します。

cable intercept mac-address ip-address udp-port

no cable intercept mac-address

mac-address

MACアドレスを指定します。

ip-address

宛先データコレクタのIPアドレスを指定します。

udp-port

データコレクタでのインターセプト ストリームの宛先UDPポート番号を指定します。有効値は、0〜65535です。

コマンドの詳細については、Cisco.comの『 Cisco Broadband Cable Command Reference Guide 』を参照してください。

トラブルシューティングおよび診断機能

ダイナミック レンジング

ダイナミック レンジング機能は、重大なプラント障害が発生した際にサービスの迅速な復旧をサポートするトラブルシューティング機能で、シスコシステムズでは特許を申請中です。ダイナミック レンジングを使用すると、ケーブル インターフェイス上のコンテンション レンジング スロットの保留時間が最小限になるので、多数のケーブル インターフェイスを迅速にオンラインに戻すことができます。その結果、ケーブル インターフェイスの再初期化時間が短縮されます。

これは、コンテンション帯域要求ミニスロット数および要求スロット数を変えるCisco uBR10000シリーズのアルゴリズムによって実現されます。ソフトウェアにより、現在のMAC割り当ておよび管理メッセージ(別名MAP)内で未割り当てのミニスロットが、必要に応じて要求ミニスロットに変換されます。アップストリームの負荷が小さい場合は、そのアップストリームのMAPの大半が未許可なので、スケジューラがすべての未割り当て(未認可)ミニスロットを要求ミニスロットに変換します。その結果、要求のチャンスが豊富にあるので、低負荷ではCMのアクセス遅延が少なくなります。アップストリームの負荷が大きくなると、スケジューラは次の要求帯域を割り当てる前にデータ許可を得るので、要求ミニスロット数が自動的に削減されます。

初期レンジングスロット(別名、初期メンテナンス スロット)はそれぞれが2ミリ秒幅です。これらのスロットは、ケーブルネットワークに参加するCMが使用するため、レンジング コリジョンが生じることがあります。CMは、CMTSとの初期接続のためだけに、これらのスロットを使用します。CMからの初期レンジングメッセージが正常に受信されると、CMは以降の動作では、これらのコンテンション レンジング スロットを使用しません。

CMTSは、ユニキャスト ステーション メンテナンス スロットで、CMを定期的にポーリングします。アップストリーム チャネルで多数のCMが同時に起動する状況(重大な電源障害後のサービス復旧、CMTSケーブル インターフェイス ライン カードのOnline Insertion and Removal[OIR;ホットスワップ]、光ファイバノードの保守など)では、関係するアップストリーム チャネルのそれぞれで、インパルス レンジング コンテンション ステートが発生します。アップストリーム上で再起動されたCMは、ほぼ同時に、ブロードキャスト初期レンジングスロットを使用して、初期レンジングMACメッセージを送信しようとします。Cisco uBR10000シリーズ アルゴリズムがイネーブルになっていない場合、CMは再試行する前に、任意数の初期レンジングスロットのコリジョンとバックオフを繰り返します。

Cisco uBR10000シリーズ アルゴリズムがイネーブルになっている場合は、CMTSは競合の激しいシナリオを検出し、初期レンジングスロットの周波数を増加して、レンジング コンテンションを迅速に解消します。激しいコリジョン ステートが解消されると(アップストリーム上で発生するレンジング コリジョンがほとんどなくなると)、CMTSはこの状況を検知して、元のステディ ステート モードに切り替えます。ステディ ステート モードでは、初期レンジングスロットの周波数がアップストリーム チャネル使用率の関数になります。追加のアップストリーム帯域を利用できる場合は、CMTSが割り当てる初期アップストリーム レンジング スロットが増加します。MACスケジューラは、データ認可のためのアップストリーム帯域が必要になるとすぐに、初期レンジングスロットの周波数を減らします。

複数のコンポーネントでのダイナミック レンジングに関する詳細については、シスコのWebサイト( http://www.cisco.com )を参照してください。

フラップ リストのサポート

ケーブル フラップ リストのトラブルシューティング機能は「フラッピング」CM(間欠的な接続の問題があるCM)を追跡します。このような接続の問題の発生源は、ケーブルプラントのアップストリームまたはダウンストリーム部分、またはCM自身であることがあります。詳細は、『 Cisco Cable Modem Termination System Feature Guide 』のフラップ リストについての説明を参照してください。

VPN機能

MPLS VPNネットワークのサポート

Multiprotocol Label Switching Virtual Private Network(MPLS VPN;マルチプロトコル ラベル スイッチング仮想私設網)を使用することにより、サービス プロバイダーは、共有Hybrid Fiber-coaxial(HFC)ネットワークおよびIPインフラストラクチャによるスケーラブルで効率的な私設網を構築できます。概要および設定については、Cisco.comの『 Cisco IOS Switching Services Configuration Guide Release 12.2 の「 Multiprotocol Label Switching 」セクションを参照してください。


1.

これらのMIBはドラフト形式です。DOCSIS委員会でまだ最終決定されていないので、今後のリリースで変更が加えられる可能性があります。

2.

1000BaseLXをマルチモードファイバ、100 km超プレミアム シングルモード ファイバ、または分散シフト型シングルモード ファイバで使用するには、多くの場合、モード調整パッチコードが必要となります。
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