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この章では、Cisco uBR10000シリーズCable Modem Termination System(CMTS;ケーブルモデム終端システム)とルータ、サポートされるサービス、ソフトウェア、および関連ハードウェアの機能について説明します。この章の内容は、次のとおりです。
Cisco uBR10012ルータは、次のCisco IOSリリース トレインをサポートします。
Cisco uBR10012ルータは、Type IIのPersonal Computer Memory Card International Association(PCMCIA;パーソナル コンピュータ メモリ カード国際協会)フラッシュ メモリ ディスク上に保存されているIOSイメージを実行します。このディスクは、プライマリPerformance Routing Engine(PRE)の2つのPCMCIAスロットに搭載されています。どちらのスロットのPCMCIAディスクにもCisco IOSイメージまたはコンフィギュレーション ファイルを保存できます。
フラッシュ メモリ ディスクのほかに、各PREにもブートローダ保存用のオンボード フラッシュ メモリがあります。ローダは、システムリセットのあとに実行され、フラッシュ メモリ ディスクにCisco IOSソフトウェアを再ロードして実行します。
同様にPREのオンボード フラッシュ メモリにもシステム コンフィギュレーションが保存されます。フラッシュメモリから読み取られた設定情報は、初期設定のあとで動作メモリにバッファされ、設定が保存されるとフラッシュ メモリ デバイスに保存されます。
各ラインカードにもオンボード フラッシュ メモリがあり、このメモリは機能的にはPREで使用されるものと同様に、ブートローダの保存に使用されます。ただし、ラインカードローダは、システムリセット、ラインカードリセット、またはラインカード装着のあとに動作し、ラインカードが正常に機能するためにラインカード上で稼働する必要のあるコードを再ロードして実行します。ソフトウェアイメージは外部Trival File Transfer Protocol(TFTP;簡易ファイル転送プロトコル)サーバに保存することもできます。Cisco uBR10012ルータをそのように設定すると、TFTPサーバから適切なイメージがダウンロードされて実行されます。
Cisco IOSソフトウェアはPREに保存されています。PREには前面パネル上にPCMCIAスロットが2つあります。どちらのスロットにもIOSイメージまたはコンフィギュレーション ファイルを保存できます。
PRE上のフラッシュメモリは、簡単なROMモニタまたはブートローダの保存に使用されます。ローダは、システムリセット、ラインカードリセット、またはラインカード装着のあとに動作します。
ラインカードイメージは、PREフラッシュメモリまたは外部TFTPサーバに保存されている場合もあります。
PREは、512 KBのNVRAMデバイスにシステム コンフィギュレーションを保存します。NVRAMから読み取られた設定情報は、初期設定後にRAMにバッファされ、設定が保存されるとデバイスに書き込まれます。
Cisco uBR10012ルータ上で稼働するCisco IOSソフトウェアのバージョンを判別するには、ルータにログオンして、イネーブルEXECモードで show version コマンドを入力します。たとえば、次のように入力します。
Cisco Internetwork Operating System Software
IOS (tm) 12.2 XF Software (ubr10k-k8p6-mz), Version 12.2 XF, RELEASE SOFTWARE
アップグレードとは、前のものより多くの機能を備えたCisco IOS®フィーチャ セットを発注することです。アップグレードはアップデートとは異なります。アップデートは、「同一の」フィーチャ セットの最新バージョンをインストールすることです。例外 ― あるフィーチャ セットが廃止された場合は、最近のリリースで、機能が最も近い次のフィーチャ セットがアップデートと見なされます。
新規ソフトウェアリリースへのアップグレードに関する全般的な事項については、Cisco.comで提供されている『 Cisco IOS Upgrade Ordering Instructions 』を参照してください。また、 Cisco IOSソフトウェアのインストールまたはアップグレード も参照してください。
12.2 BCトレインは、DOCSIS 1.1双方向サポートといくつかの新機能を提供する中間リリース トレインです。
このトレインの最新リリースであるCisco IOS Release 12.2(4)BC1bには、前の12.2 XFリリースからのマイグレーション パスが組み込まれています。Cisco IOS Release 12.2(4)BC1bは、Cisco uBR10012ユニバーサル ブロードバンド ルータをサポートしています。このルータは、大容量、高スループットのCMTS提供し、ケーブル ネットワークのエッジでのトラフィックの集約に最適化された製品です。このルータのプラットフォームは、ケーブル事業者およびサービス プロバイダーを対象に設計されており、ケーブル モデム、デジタル セットトップ ボックス、またはIPテレフォニー ケーブル モデムを介して住宅加入者に接続し、高速データ、ブロードバンド エンターテイメント、およびIPテレフォニー ソリューションを提供します。
Cisco uBR10012ルータでのCisco Release 12.2 BCフィーチャ セットのメモリ推奨 に、Cisco IOS Release 12.2(4)BC1bが稼働するCisco uBR10012ユニバーサル ブロードバンド ルータ用のCisco IOSフィーチャ セットのメモリ推奨を示します。Cisco uBR10012ユニバーサル ブロードバンド ルータには、48-MBと120-MBのいずれかのType II PCMCIA フラッシュ メモリ カードを搭載できます。
Cisco 12.2 XFリリース トレインは、リリース12.2 Tに基づくEarly Deployment(ED)リリースであり、このトレインの起点となるリリースです。EDリリースでは、新しいCiscoハードウェアおよびソフトウェア機能のサポートやソフトウェアの修正が提供されます。
このトレインの最新リリースであるCisco IOS Release 12.2(4)XF1は、Cisco uBR10012ユニバーサル ブロードバンド ルータをサポートしています。このルータは、大容量、高スループットのCMTSを提供し、ケーブル ネットワークのエッジでのトラフィックの集約に最適化された製品です。このルータのプラットフォームは、ケーブル事業者およびサービス プロバイダーを対象に設計されており、ケーブル モデム、デジタル セットトップ ボックス、またはIPテレフォニー ケーブル モデムを介して住宅加入者に接続し、高速データ、ブロードバンド エンターテイメント、およびIPテレフォニー ソリューションを提供します。
Cisco uBR10012ルータは、コストパフォーマンスに優れ、拡張性が高く、業界で定評のあるCMTSを提供し、ケーブルネットワークのエッジでトラフィックを集約するように最適化された製品です。このルータには、8つのブロードバンド集約スロットと4つのWANバックホールスロットがあります。ブロードバンドスロットは、アダプタカード(ライン カード プロセッサ)を使用することでCisco uBR7200シリーズ ブロードバンド カードをサポートできます。
ケーブル事業者およびサービス プロバイダーを対象に設計されたCisco uBR10000シリーズCMTSプラットフォームは、Cable Modem(CM;ケーブルモデム)、デジタル セットトップ ボックス、またはInternet Protocol(IP)テレフォニーCMを介して住宅加入者に接続し、高速データ、ブロードバンド エンターテイメント、およびIPテレフォニー ソリューションを提供します。
Cisco uBR10012ルータのシャーシは、前面と背面から搭載されるように設計されています。シャーシの前面では、次のコンポーネントが搭載できます( Cisco uBR10012ルータのスロット番号 ― 前面図(ベゼルなし) )。
シャーシの背面では、次のコンポーネントにアクセスできます( Cisco uBR10012ルータ のスロット番号 ― 背面図 )。
Cisco uBR10012ルータは、4860 VDCの入力電源を使用する冗長PEMを装備しています。オプションのAC入力電源シェルフを使用すると、Cisco uBR10012ルータにDC出力電源を供給できます。
Cisco IOS Release 12.2(4)XFには、Cisco uBR10012ルータ上でのPRE1 Performance Routing Engineプロセッサカードに対するサポートが追加されています。PRE1モジュールは、すべてのオンボードメモリに対するError Checking and Correction(ECC)のサポートが追加され、簡易なパリティ エラー アルゴリズムに置き換えられたことにより、既存のPREモジュールよりも機能が強化されています。
パリティエラー検出ではエラーの検出しかできませんが、ECC機能は、エラー検出に加えてエラーの修正を実行するので、プロセッサのダウンタイムの防止に役立ちます。PRE1モジュールは、ニブル当たり1ビットのわずかな単一ビットエラーも自動的に修正できるので、一時的なメモリの問題によるメモリ破損からPRE1モジュールを保護します。ECC機能も、エラー検出の反応性と精度が向上しています。PRE1モジュールは、各64ビットブロックからわずか1ビットのエラーを検出できます。また、各64ビットブロックの2、3、または4ビットのエラーも検出できます。
Cisco IOS Release 12.2(4)XFでは、PRE1モジュールのECC機能が自動的にイネーブルに設定されます。次の2つのCommand-Line Interface(CLI;コマンドライン インターフェイス)コマンドも、ECC動作に関する情報を提供できるように機能強化されています。
show versionコマンドでも、PREまたはPRE1モジュールがアクティブ プロセッサ モジュールかどうかがわかります。
設定の詳細については、Cisco.comまたはDocumentation CD-ROMで『 Performance Routing Engine Card Hardware Installation for the Cisco uBR10012 Universal Broadband Router 』を参照してください。
Cisco IOS Release 12.2(4)XFには、Cisco uBR10012ユニバーサル ブロードバンド ルータ上でのRoute Processor Redundancy(RPR;ルート プロセッサ冗長性)のサポートが追加されています。RPR機能によって、Cisco uBR10012は冗長構成で2つのPREモジュールまたはPRE1モジュールを使用できます。プライマリPREモジュールに障害が発生したり非アクティブになった場合は、システムが自動的にフェールオーバーを実行し、セカンダリPREモジュールがシステム動作のすべての役割を引き継ぎます。
RPR機能では、フェールオーバーを実行するためにシステムを完全に再起動する必要はありません。システムが初期化されると、セカンダリPREモジュールは簡略化された初期化ルーチンを実行します。つまり、セカンダリPREモジュールはセルフチェックをすべて実行してCisco IOSソフトウェアをロードしますが、通常のシステム動作を実行するのではなくプライマリPREモジュールのモニタを開始します。セカンダリPREモジュールは、プライマリモジュールの障害を検出すると、すぐにプライマリ モジュールのシステム動作を引き継ぐことができます。
各PREモジュールには、ブートフラッシュ メモリ、フラッシュディスク、イーサネット ポート、コンソール ポートなど、ルータを動作させるのに必要なリソースがすべて組み込まれています。デフォルトの動作では、セカンダリPREモジュールもCisco IOSスタートアップ コンフィギュレーション ファイルなどの主要なシステムファイルを同期化するので、フェールオーバーの間、セカンダリPREモジュールは、プライマリPREモジュールの設定を複製できます。
個別にファイルシステムを備えているので、RPR機能を柔軟に使用することができます。両方のPREモジュールで同じCisco IOSソフトウェアを実行することも、それぞれのPREモジュールで別々のCisco IOSソフトウェア イメージを実行することもできます。新しいソフトウェアイメージの新機能を導入する際に、新機能または新しいイメージに問題が発生した場合にすぐに元の実行可能なCisco IOSイメージに戻せるようにしておくには、別々のソフトウェアイメージを使用すると便利です。
セカンダリPREモジュールは部分的に初期化されているので、Cisco IOSのCLIコマンドを使用して、フラッシュディスクやブートフラッシュなどのリソースにアクセスできます。たとえば、dirコマンドを使用してデバイスの内容を一覧表示したり、copyコマンドでプライマリおよびセカンダリPREモジュール間でファイルを転送したりできます。
設定の詳細については、Cisco.comまたはDocumentation CD-ROMの『 Route Processor Redundancy for the Cisco uBR10012 Universal Broadband Router 』を参照してください。
Cisco uBR10012ルータのケーブル インターフェイスは、ダウンストリーム信号およびアップストリーム信号をサポートするRadio Frequency(RF;無線周波)ケーブルTVインターフェイスとして動作します。ダウンストリ−ムは、外部アップコンバータでの使用に適したIF(中間周波数)信号としての出力です。ケーブルプラントで、どのCisco uBR10012ケーブル インターフェイス、ネットワーク アップリンク ライン カード、および他のコンポーネントを使用すべきかは、既存および予定の加入者ベース、提供サービス、外部ネットワーク接続に基づいて決定する必要があります。
ここでは、Cisco uBR10012ルータをサポートするケーブル インターフェイス ライン カードについて説明します。Cisco uBR10012のシャーシには、最大8つのライン カードを任意の組み合わせで搭載できます。
Cisco uBR-LCP-MC16Eを除いたすべてのケーブル インターフェイス ライン カードは、Data-over-Cable Service Interface Specifications(DOCSIS)をサポートします。DOCSISは、ITU J.83 Annex B RF規格を使用する6 MHz北米チャネルプランをサポートします。ダウンストリームは、85〜860 MHzの周波数範囲で6 MHzのチャネル幅を使用し、アップストリームは5〜42 MHzの周波数範囲をサポートします。
Cisco uBR-LCP-MC16Eは、EuroDOCSISに準拠しています。EuroDOCSISは、ITU J.112 Annex A RF規格を使用する、8 MHz Phase Alternating Line(PAL)およびSysteme Electronique Couleur Avec Memoire(SECAM)チャネルプランをサポートします。ダウンストリームは、85〜860 MHzの周波数範囲で8 MHzのチャネル幅を使用し、アップストリームは5〜65 MHzの周波数範囲で複数のチャネル幅をサポートします。
Cisco IOS Release 12.2(8)BC1には、Enhanced LCPであるLCP2に対するサポートが追加されています。LCP2ケーブル インターフェイス ライン カードは、旧型のLCPケーブル インターフェイス ライン カードと互換性があり、現在サポートされているあらゆるケーブル インターフェイス ライン カードのLCPの代わりに使用することができます。
Cisco uBR-LCP2-MC16Sケーブル インターフェイス ライン カードには、1つのダウンストリームと6つのアップストリームをサポートするDOCSIS準拠のケーブル インターフェイスが装備されています。これはCisco IOS Release 12.2(8)BC2から導入されました。このカードには、ハードウエアベースの多数のスペクトル管理機能といくつかのソフトウェアベースの高度なスペクトル管理機能を備えたドータボードが搭載されています。
詳細は、Cisco.com上の『 Cisco Cable Modem Termination System Feature Guide 』の「 Spectrum Management for the Cisco Cable Modem Termination System 」の章を参照してください。
Cisco uBR10012ルータのサポートはCisco IOS Release 12.2(4)XFで導入され、その後のXFリリースとBCリリースでも引き続きサポートされています。
Cisco uBR-LCP-MC16CおよびCisco uBR-LCP-MC16Eのケーブル インターフェイス ライン カードは、それぞれCisco uBR-MC16CまたはCisco uBR-MC16Eのケーブル インターフェイス ライン カードとCisco LCPアダプタ カードを組み合わせたものです。
各ライン カード(LCPカードと組み合わされたライン カード)は、1つのダウンストリームと6つのアップストリームを提供します。
設定については、オンライン マニュアル、『 Configuring the Cisco uBR -MC28C Cable Modem Card 』を参照してください。このマニュアルは、Documentation CD-ROMにも収録されています。
Cisco uBR10012ルータのサポートはCisco IOS Release 12.2(1)XFで導入され、その後のXFリリースとBCリリースでも引き続きサポートされています。
Cisco uBR-LCP-MC28Cケーブル インターフェイス ライン カードは、Cisco uBR-MC28Cケーブル インターフェイス ライン カードとCisco LCPアダプタ カードを組み合わせたものです。
各ラインカードは、それぞれが1つのダウンストリームと4つのアップストリームから成る2つのドメイン(合計で各カードにつき2つのダウンストリームと8つのアップストリーム)をサポートします。
設定については、オンライン マニュアル、『 Configuring the Cisco uBR -MC28C Cable Modem Card 』を参照してください。このマニュアルは、Documentation CD-ROMにも収録されています。
Cisco uBR10012ルータのサポートはCisco IOS Release 12.2(1)XFで導入され、その後のXFリリースとBCリリースでも引き続きサポートされています。
このラインカードは、Fコネクタの代わりにBNCコネクタを使用してダウンストリームおよびアップストリーム ケーブルを接続する点を除いて、uBR-LCP-MC28Cラインカードと同じです。
各ラインカードは、それぞれが1つのダウンストリームと4つのアップストリームから成る2つのドメイン(合計で各カードにつき2つのダウンストリームと8つのアップストリーム)を提供します。
設定については、オンライン マニュアル、『 Configuring the Cisco uBR -MC28C Cable Modem Card 』を参照してください。このマニュアルは、Documentation CD-ROMにも収録されています。
Cisco uBR10012ルータには、次のカードを搭載できるカード スロットが合計で16個あります。
Cisco uBR10012ルータのスロット番号 ― 前面図(ベゼルなし) に、フル搭載のCisco uBR10012ルータの前面図(ベゼルなし)と対応するスロット番号を示します。
Cisco uBR10012ルータ のスロット番号 ― 背面図 に、フル搭載のCisco uBR10012ルータの背面図と対応するスロット番号を示します。
Cisco uBR10012ユニバーサル ブロードバンド ルータ用のLCDモジュールは、システムのリアルタイムの動作ステータスと設定情報を提供するように設計されています。Cisco uBR10012ユニバーサル ブロードバンド ルータに電源を投入すると、LCDモジュールにシスコ ロゴのイメージが表示されます。
LCDモジュールの取り付けおよび設定については、Cisco.comの『 LCD Module for the Cisco uBR10012 Universal Broadband Router 』を参照してください。
TCC+カードは、Stratum 1ソースを追跡できる外部参照Stratum 3クロック ソースに接続できます。このような2つのソースに接続することによって冗長性を確保できます。TCC+カードはまた、シャーシ上のLCDディスプレイ画面を制御するだけでなく、ケーブルラインカードおよび電源装置使用状況のモニタを行います。2つのカードを搭載して冗長構成にすることができます。
TCC+カードは、バックプレーン イーサネットを通じてアクセスできます。このカードのコピーはPREとは別に起動し、動作中のPREと通信を確立して自身を識別します。その後、LCDOSのコピーをダウンロードしてカードを再起動します。TCC+カードの1つによってStratum 3クロックが供給されます。これらのカードは、PRE IOSによって初期化され、設定されます。この同じPREソフトウェアが使用および設定するTCC+カードとソースを判断します。また、障害検出のため動作中のカードをモニタします。
Cisco IOS Release12.2(4)XFは、DC PEMの新規モデルをサポートします。新規モデルは元のDC PEMと形状や機能は同じですが、前面パネルにオプションの2400W AC入力電源シェルフの電源装置モニタ コネクタに接続するRJ-45コネクタがあります。
設定の詳細については、Cisco.comの『 DC Power Entry Module for the Cisco uBR10012 Universal Broadband Router 』フィーチャ モジュールを参照してください。
プラットフォームおよびCisco IOSリリース別のサポート対象Management Information Base(MIB)リストを入手して、MIBモジュールをダウンロードするには、Cisco.comの『 Cisco Network Management Software 』 Webページ(MIBセクション)にアクセスします。
Cisco uBR10012ルータは、MIBの次のカテゴリをサポートします。
ケーブル固有のMIBについては次に説明します。SNMP標準MIB、シスコ プラットフォームおよびネットワークレイヤ エンタープライズMIBについては、Cisco.comの『 Cisco Network Management Software 』Webページ(MIBセクション)を参照してください。
Cisco uBR10012 Routersでサポートされているケーブル固有MIB に、Cisco uBR10012ルータでサポートされているMIBと関連するCisco IOSソフトウェア リリースを示します。表では各MIBの内容と、そのMIBが最初に導入されたCisco IOSソフトウェアのリリースについての簡潔な説明が記載されています。旧リリースではサポートされていないMIBのプロトタイプ版があり、後のリリースで新たに属性と機能が追加されている場合もあります。相互依存性のため、MIBは表に記載されている順序でロードしなければなりません。
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このモジュールは、RFC 1902に定義されているSNMPv2対応Structure of Management Information(SMI)を規定します。 |
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管理プロトコルのSNMPv2は、エージェントと管理ステーションとの間の管理情報伝達のメッセージ交換用に用意されています。これはRFC 1907に定義されています。 |
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このモジュールには、レイヤ3ネットワーク インターフェイス サブレイヤの汎用オブジェクトが記述されています。このMIBはMIB-IIのifテーブルの更新版で、RFC 2233に定義されている拡張が組み込まれています。 |
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このモジュールには、CMおよびCMTSにおけるDOCSIS準拠RFインターフェイスが記述されています。このMIBは、RFC2670として発行されています。 |
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このモジュールには、CMおよびCMTSにおけるDOCSIS 1.0指定Base Privacy Interface(BPI)の属性が記述されています。 |
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DOCS-BPI-PLUS-MIB.my 1 |
このモジュールには、CMおよびCMTSにおけるDOCSIS 1.1指定BPI+の属性が記述されています。これはMIBのリビジョン05です。
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このモジュールは、DOCSIS標準RFI MIB(DOCS-IF-MIB)に、Quality of Service(QoS;サービス品質)属性、接続ステータス、およびCMTSがサポートするCMとCPE装置に関するその他の情報などについて、シスコ独自の拡張を加えたものです。 |
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このモジュールには、スペクトル管理およびフラップ リストの属性が記述されています。
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DOCS-QOS-MIB.my 1 |
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IGMP-MIB (RFC2933) 1 |
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DOCS-IF-EXT-MIB.my 1 |
古くなったCisco MIBは今後のリリースで置き換えられます。現在、OLD-CISCO-* MIBは、既存のCisco IOS製品やNetwork Management System(NMS;ネットワーク管理システム)アプリケーションに影響を与えることなく、拡張性の高いMIBに置き換えられつつあります。 旧式MIBの代替 に従って、旧式MIBから代替MIBに更新できます。
ここでは、サポート対象のCisco IOSリリース トレインすべてについて、Cisco uBR10000シリーズのソフトウェア機能を要約し、さらに各機能の設定について説明します。
Cisco uBR10012ルータの機能とCisco IOSリリース に、Cisco uBR10012ルータのソフトウェア機能とサポートしている関連Cisco IOSリリースを示します。Cisco IOSは、その機能が最初に導入されたリリースを示しています。特に記載されていなければ、同じトレインまたは関連トレインの以降のCisco IOSリリースでも引き続きその機能がサポートされています。
Cisco uBR10012ルータのコンフィギュレーション ツール |
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Cisco IOS Release 12.2(8)BC1は、バックボーン ネットワークへのギガビット イーサネットおよびOC-12 Packet over SONET(POS)のアップリンクをサポートしています。 http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/pcat/ub10012.htm.を参照してください。 |
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DOCSIS 1.0の拡張および強化 |
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DOCSIS 1.0 BPIの暗号化および認証は、Cisco IOS 12.2(1)XF1以降の12.2 XFリリースおよび12.2 BCリリースでサポートされています。 |
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DOCSIS 1.0+の拡張および強化 |
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DOCSIS 1.1の拡張および強化 |
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DOCSIS 1.1 Customer Premises Equipment(CPE ;顧客宅内装置)Configurator |
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IPブロードキャストおよびマルチキャスト機能 |
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IPルーティング機能 |
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管理機能 |
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セキュリティ機能 |
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トラブルシューティングおよび診断機能 |
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VPN機能 |
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Cisco uBR10012ユニバーサル ブロードバンド ルータには次のコンフィギュレーション ツールが搭載されており、設定方式を柔軟に選択できます。
AutoInstallプロセスを使用すると、WANに接続した後、Cisco uBR10012ルータを自動的に設定することができます。詳細については、 AutoInstallによるCisco uBR10012ルータの設定 を参照してください。
CMTSを設定するには、Cisco uBR10000シリーズのSetupファシリティ(別名システム コンフィギュレーション ダイアログ)を使用すると便利です。Setupファシリティは、ケーブル インターフェイスとケーブル インターフェイス ライン カードを(初期設定後に)完全に運用できるように、多数の機能をサポートしています。 SetupファシリティによるCisco uBR10012ルータの設定 を参照してください。
コンフィギュレーション モードを使用すると、Autoinstallまたはケーブル インターフェイスSetupファシリティを使用せずに、手動でCisco uBR10012ルータを設定できます。詳細については、 コンフィギュレーション モードでのCisco uBR10012ルータの手動設定 を参照してください。
Cisco uBR10012ルータは、Ciscoネットワーク レジストラを使用できるようになっています。Ciscoネットワーク レジストラは、企業やサービス プロバイダーのネットワークのネーミングおよびアドレス提供の信頼性を大幅に向上します。Ciscoネットワーク レジストラは、拡張性の高いDomain Name System(DNS;ドメイン ネーム システム)サービスおよびDynamic Host Configuration Protocol(DHCP)サービスを提供し、DOCSIS CMプロビジョニング システムの基盤を形成します。
Ciscoネットワーク レジストラは、ケーブル インターフェイス、PC、およびブロードバンド ネットワーク上の他のデバイスに対して、動的なIPアドレスを自動的に割り当てるコンフィギュレーション ツールです。Ciscoネットワーク レジストラを使用すると、ネットワーク上の各ケーブル インターフェイスのシリアル番号およびMACアドレスを追跡できるので、加入者CPE機器を追跡するカスタマー サービス作業が軽減されます。
Ciscoネットワーク レジストラの設定および使用に関する詳細は、シスコWebサイト
(
http://www.cisco.com
)でCiscoネットワーク レジストラの最新マニュアルを参照してください。マニュアルとは、Cisco uBR7200シリーズルータ用の『
Installing the Cisco Network Registrar
』や『
Cisco Subscriber Registration Center Device Provisioning Registrar 2.0
』などです。これらは両方ともCisco.comで提供されています。
ケーブル インターフェイスSetupファシリティ(このセクションで前述)を使用すると、CMTSの初期設定を作成できます。拡張Setupファシリティでは、CMTSの設定を進めながらシステム上に各インターフェイスを設定するよう求められます。詳細については、 拡張Setupファシリティによるケーブル インターフェイスの設定 を参照してください。
Cisco uBR10012ルータ のギガビット イーサネット インターフェイス モジュールを使用すると、Internet Service Provider(ISP;インターネット サービス プロバイダ)が直面しているPoint-Of-Presence(POP;アクセスポイント)相互接続の需要増に対応できます。ギガビット イーサネット技術は、標準に基づき、多くのベンダーによって実装されており、優れたパフォーマンスを発揮するので、多くのサービス プロバイダーが採用しています。
ギガビット イーサネット技術対応のソフトウェアには、次のような機能があります。
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1000BaseLX/LH 2 |
ギガビット イーサネット インターフェイスの機能、そのハードウェア、ソフトウェア、および設定要件の詳細については、Cisco.comで以下の資料を参照してください。
DOCSIS QoSおよびその他のDOCSIS機能の設定については、Cisco.comの『 DOCSIS 1.1 Feature Module for the Cisco uBR7200 Routers 』、または以下に示すDOCSIS 1.0機能に関するその他の資料を参照してください。
Cisco uBR10012ルータ は、DOCSIS 1.0 BPIの仕様をフルサポートします。DOCSIS 1.0対応のBPIは、共有メディア ケーブル ネットワークでユーザ データのプライバシを保護し、ケーブル ネットワークにおけるDOCSIS準拠データ トランスポート サービスへの不正アクセスを防止します。BPIは、CMとCMTSとの間のRFインターフェイスでトラフィックを暗号化し、Authentication, Authorization, Accounting(AAA;認証、許可、アカウンティング)機能を組み込みます。
データ プライバシのレベルは、アナログモデム、Digital Subscriber Line(DSL;デジタル加入者線)などの専用線ネットワーク アクセス サービスによって提供されるものとほぼ同等です。BPIはサービスの基本的な保護を提供し、MACアドレスによって一意に識別されたCMが、アクセスを許可されたサービスに限って、鍵情報を得られるようにします。
BPIは、Access Control List(ACL;アクセス制御リスト)、トンネル、フィルタリング、スプーフィングに対する保護、およびRFサブネットにソースIPフィルタリングを設定するコマンドをサポートしているので、加入者が無効なソースIPアドレスを使用するのを防ぎます。
DOCSISコンフィギュレーション ファイルの詳細については、次のセクションを参照してください。
DOCSIS QoSおよびその他のDOCSIS機能の設定については、Cisco.comの『 DOCSIS 1.1 Feature Module for the Cisco uBR7200 Routers 』、および以下に示されているその他の資料を参照してください。
DOCSIS 1.0へのこの拡張によって、プライオリティの高いトラフィックの処理が強化されます。DOCSISコンフィギュレーション ファイルのフィールドを使用することにより、CMが音声SIDを要求するときに、Cisco uBR10012ルータ上のMACスケジューラが、そのトラフィック フロー用のアップストリームに一定間隔のスロットを設定します。CMはこれらのスロットを争奪する必要がなくなり、Cisco uBR10012ルータがスロットのタイミングを制御するので、潜在的な遅延やジッタを細かく制御できます。
DOCSIS 1.0ドライバは、MACサブレイヤおよび関連インターフェイスのCableLabs仕様をサポートします。 DOCSIS 1.0 のMAC拡張 ― 各CM単位のアップストリーム データ スループットの向上 を参照してください。
Cisco uBR10000シリーズソフトウェアはDOCSIS 1.0 QoSをサポートします。これにより、データ パケットを効率的にトラフィック クラスにマッピングするようにサービス レベルを定義できます。このトラフィック クラスによって、どのようにネットワークリソースを割り当ておよび制御するかが決まります。QoSを提供するには、IPおよびATMコアネットワークのQoS機能と、IP優先順位のType of Service(ToS;サービス タイプ)ビットを組み合わせて使用します。
Cisco uBR10000シリーズソフトウェアは、サービスの差別化を実現するため、次のようなQoS定義をサポートしています。
DOCSIS QoSの機能および設定の詳細については、次の資料を参照してください。
DOCSIS 1.0は、階層構造のBE型サービスおよびCIR型サービスをサポートしています。Cisco uBR10000シリーズCMTSでは現在、プライオリティの高いトラフィックに関してMACレベルのスケジューリングを動的に開始および終了し、使用するQoSパラメータを正確に指定することができます。
DOCSIS 1.0では、CMはアップストリーム方向に送信するパケットごとに、アップストリーム帯域幅(コンテンションまたはピギーバックのミニスロット認可)を明示的に要求します。これにより、ケーブルシステム上で各パケットの「要求/認可」往復遅延が発生し、CMが得ることのできるアップストリーム最大データスループットが制限されます。このケーブルモデム単位のアップストリーム スループットを向上させるため、Cisco uBR10012ルータのソフトウェアが拡張されました。CMTSでは現在、同一CMからの複数のMACフレームの連結バーストを受信することができます。
この機能を使用すると、TCP関連のタイムアウトや再送信を実行せずに、伝送レートを超えたケーブル インターフェイスへのダウンストリーム認可のバッファリングをサポートします。この機能は、IPヘッダーのToSフィールドの3つの優先順位ビットを使用して、各パケットにサービスクラスを割り当てます。
IP優先順位ビットが設定されたパケットには、高いプライオリティが与えられます。これにより、CMTS管理者は、CMベースごとのデータレートを設定したり、特定のフローのデータレートを計算することができます。
DOCSIS 1.0は、SIDに基づいてQoSを提供します。各QoSプロファイルがパラメータとしてダウンストリームの最大レートを伝達し、この値に基づいて、ダウンストリームでピークレート制限やトラフィック シェーピングが実行されます。特定のCMでプライオリティの高いトラフィックとデータが一緒に処理されると、レートを超過した分のデータパケットがシャットダウンされたり、プライオリティの高いパケットが遅れたりして、品質が低下することがあります。IP優先順位ビットに基づいてトラフィックを分離すれば、トラフィック ストリームに対して個別のレート制限を適用できます。
cable downstream if-output コマンドにいくつかのテスト機能が加えられ、ダウンストリーム インターフェイス上でテスト信号を生成できるように、次のオプションが追加されました。
コマンドの詳細については、『 Cisco Broadband Cable Command Reference Guide 』を参照してください。
この機能によって、CMが逆方向の電力調整を頻繁に必要とする場合にCisco uBR10012ルータによる調整が可能となります。この状況では、修正のたびに大幅な電力調整を行う代わりに、管理者は修正の平均値を計算してから電力を調整するように、Cisco uBR10012ルータを設定できます。
ノイズ電力調整方式では、平均を算出するアルゴリズムを使用してから、修正を送信します。コマンドの詳細については、『 Cisco Broadband Cable Command Reference Guide 』を参照してください。
この機能によって、Cisco uBR10012ルータは、アップストリーム上の複数のSID定義をサポートできます。ケーブル インターフェイスごとに複数のサービスクラスを設定できるので、必要に応じて、高いプライオリティを設定できます。
QoSプロファイルの強制適用によって、CMTS定義QoSプロファイルを使用したレジストレーションの実行時に、ケーブル インターフェイスのプロビジョニング済みサービスクラスを書き換えることができます。この機能がイネーブルに設定されている場合、CMTSは登録する各CMに、CMTS管理者が設定したデフォルトのDOCSIS 1.0サービスクラスをプロビジョニングします。
管理者が定義したサービスクラスが、CMTSに登録しようとするCMに強制適用されます。サービスクラスには、アップストリームまたはダウンストリームのレート制限はありません。
CMは、アップストリーム データを送信する場合、独自のレート ポリシング アルゴリズムがあるので、パケットのスロットリングまたは廃棄のない帯域要求を出します。CMTSは、オペレータによって強制適用されたQoSプロファイルに基づいて、トラフィック シェーピングを行います。
Cisco uBR10000シリーズCMTSで、RFC 2233のDOCSIS OSSI必須オブジェクトをサポートします。
Cisco uBR10000シリーズCMTSでは、次の特性を持つ複数のサービス クラス プロファイルを作成することができます。
上記のサービス クラス プロファイルを使用して、アップストリーム チャネル上のアップストリーム最小レートのクラスに加入するCMからの帯域要求を保管する保証レートサービスキュー、およびアップストリーム チャネル上のアップストリーム最小レート以外のクラスに加入するCM用のベストエフォート型サービス キューを定義することができます。
Cisco uBR10000シリーズCMTSにより、各CMの複数のサービスクラスおよびダイナミックSIDがサポートされます。これにより、Cisco uBR10000シリーズCMTSで、サービフローを動的に割り当ておよび削除することができます。
CMTSはさらに、レート制限が不適切なCMからの干渉を無効にするために、QoSプロファイルの強制適用をサポートしています。CMTSのシステム管理者は、デフォルトのDOCSIS 1.0 サービスクラスを割り当てることによって、モデム上の既存のサービスクラスを変更することができます。CMTSは、管理者が強制適用するQoSプロファイルに基づいて、トラフィック シェーピングを実行できます。
トラフィック シェーピングにより、HFCネットワーク上のホストにデータが再送信される可能性が少なくなるので、帯域幅を節約できます。トラフィック シェーピングを使用しなかった場合、Cisco IOS Release 12.2XFソフトウェアは、設定されたアップストリーム ピーク伝送レートを超過しているCMからの帯域要求を廃棄します。レートを超過しているケーブル インターフェイスからの帯域要求(およびそれに伴うアップストリーム パケット)を廃棄すると、TCP関連タイムアウトによって、情報を送信しているホストがその情報を再送信することになります。
Cisco IOS Release 12.2XFは、次のトラフィック シェーピング機能をサポートしています。
ToSバイトを使用することにより、管理者は、CM単位で設定されたデータ レートのほかに、特定のフローのデータ レートを計算できます。特定のToSに最大データ レートを指定すると、共通のダウンストリーム最大データ レートを変更できます。
ダウンストリーム レート制限(シェーピング)の詳細については、 ダウンストリーム レート制限およびトラフィック シェーピングの設定 を参照してください。
シェーピングを使用するトークンバケット ポリシングは、CMTSで設定するアップストリーム単位のデフォルトレート制限です。シェーピングは、トークンバケット アルゴリズムでイネーブルまたはディセーブルに設定できます。
アップストリーム トラフィック シェーピングは、アップストリーム パケットのスケジューリングを遅らせます。そのため、パケットは、廃棄されるのではなく、ケーブルCPEデバイス上のバッファに保管されます。TCP/IPスタックは、アプリケーション トラフィックと適切に速度を合わせ、加入者の定義済みQoSレベルに相当するスループットを達成します。
アップストリーム レート制限(シェーピング)の詳細については、 アップストリーム レート制限およびトラフィック シェーピングの設定 を参照してください。
Payload Header Suppression(PHS;ペイロードヘッダー抑制)は、アップストリームおよびダウンストリームの両方のトラフィック フローで不要なパケットヘッダーを抑制することで、リンクレイヤの帯域幅を節約します。設定については、 ペイロードヘッダーの抑制および復元の設定 を参照してください。
DOCSIS 1.0+の拡張は、音声コールなどのリアルタイム トラフィックの処理に関するDOCSIS 1.0の制限に対応するために、DOCSIS 1.1に要求されていた重要なQoS拡張を提供します。特にDOCSIS 1.0+の拡張により、DOCSISリンクでの基本的なVoice-over IP(VoIP)サービスが可能となります。
Cisco DOCSIS 1.0+の拡張には、次のDOCSIS 1.1機能が組み込まれています。
DOCSIS 1.1は、ケーブル ネットワーク用の初期のDOCSIS 1.0標準に対する最初の大きなリビジョンです。初期の標準は同軸ケーブル ネットワークでの高品質のデータ トラフィックを提供しましたが、音声やビデオなどのリアルタイム トラフィックの需要が増大したため、DOCSISの仕様に多数の変更が必要となりました。
DOCSIS 1.1仕様ではDOCSIS 1.0同軸ケーブル ネットワークに多数の機能拡張が盛り込まれています。ここでは、主要な拡張について説明します。
DOCSIS 1.1では、BPI+によってDOCSIS 1.0 BPIセキュリティ機能が強化されています。次のような機能があります。
DOCSIS仕様の違いについての詳細は、Cisco.comの『 DOCSIS 1.1 for Cisco uBR7200 Series Universal Broadband Routers 』フィーチャ モジュールを参照してください。
Cisco uBR10000シリーズCMTSは、40ビットおよび56ビットの暗号化/復号化をサポートしています。暗号化/復号化をイネーブルにした場合、デフォルトでは56ビットが設定されます。必要に応じて、Cisco uBR10000シリーズCMTSで40ビットDES鍵を生成できます。 この場合、生成され元に戻されるDES鍵によって、56ビット鍵の最初の16ビットがソフトウェア内でゼロとしてマスクされます。
Cisco uBR10000シリーズCMTSは、Network Address Translation(NAT;ネットワーク アドレス変換)およびファイアウォール機能をサポートしています。NATについての詳細資料は、オンラインで http://www.cisco.com から入手することができます。
この機能により、Cisco uBR10012ルータは、リレーIPアドレスでDHCPDISCOVERおよびDHCPREQUESTパケットのGIADDRフィールドを操作してから、DHCPサーバにそれらのパケットを転送できます。送信元がCMなのかホストなのかに基づいてGIADDRフィールドを変更することによって、Cisco uBR10000シリーズCMTSは、サーバが要求側クライアントにアドレスを割り当てる場所(どのIPサブネット上か)について、DHCPサーバに手がかりを与えることができます。
モデム単位およびホスト単位のアクセスリストにより、Cisco uBR10012ルータは、送信元MACまたはIPアドレスに基づいて、個々のホストまたはケーブル インターフェイスからの着信パケットをフィルタリングできます。したがって、インターフェイス単位またはアドレス単位でアクセスリストを指定できます。
CLIを使用し、Cisco IOSの標準的なアクセスリストおよびアクセスグループ設定手順に従うことにより、フィルタを前もって設定しておくことができます。さらに、CLIまたはSNMPを使用して、ユーザまたはモデムにこれらのフィルタを割り当てることができます。この機能は、モデムのオンライン/オフラインステータスについて、CMTSに通知するためのトラップもサポートします。
この機能により、IPアドレスのスプーフィングが防止されます。管理者はCLIから特定のケーブル インターフェイスのIP/MACアドレスを調べたり、SID番号により、ケーブル インターフェイスのMACテーブルで学習された全デバイスのIP/MACアドレスを表示したりできます。
CMTSは、CMのMACアドレスに照らし合わせて送信元IPアドレスを検証します。CMとPCのIPアドレスを検証することで、SIDおよびMACアドレスが整合するようにします。ケーブル インターフェイスに接続しているPCには、DHCPサーバからIPアドレスが割り当てられます。別のPCまたはケーブル インターフェイス上のユーザが同じIPアドレスをPCに静的に割り当てた場合、Cisco uBR10000シリーズCMTSがそのことを報告します。管理者は、カスタマーデータベースを使用することによりスプーフィングしているCMおよびPCを相互参照し、それ以上使用されないようにできます。
設定については、 CMアップストリーム アドレス検証のアクティブ化 を参照してください。
DOCSIS 1.1 CMは、同一ネットワーク内でDOCSIS 1.0および1.0+ CMと共存できます。Cisco uBR10012ルータは、各CMに適したサービスレベルを提供します。設定の詳細については、 Cisco uBR10012ルータのケーブル インターフェイス機能の設定 を参照してください。
CMデータベース マネージャは新しいソフトウェア モジュールで、CMTSのCM情報を管理します。このモジュールに問い合わせを行って、単一のCM(またはCMグループ)に関する情報を収集できます。show cable modemコマンドの使用によって、出力されるCM単位でメンテナンスされている情報には、DOCSIS MAC機能、カウンタ、エラー、QoSの設定、MACステート、接続統計情報などがあります。
|
show cable modem [ ip-address | interface | mac-address ] [ options ] |
MAC Address IP Address I/F MAC Prim RxPwr Timing Num BPI
State Sid (db) Offset CPEs Enbld
0050.04f9.edf6 10.44.51.49 C7/1/0/U0 online 1 -0.50 3757 0 no
0050.04f9.efa0 10.44.51.48 C7/1/0/U0 online 2 -0.50 3757 0 no
0030.d002.41f5 10.44.51.147 C7/1/0/U0 online 3 -0.25 3829 0 no
0030.d002.4177 10.44.51.106 C7/1/0/U0 online 4 -0.50 3798 0 no
0030.d002.3f03 10.44.51.145 C7/1/0/U0 online 5 0.25 3827 0 no
0050.04f9.ee24 10.44.51.45 C7/1/0/U0 online 6 -1.00 3757 0 no
0030.d002.3efd 10.44.51.143 C7/1/0/U0 online 7 -0.25 3827 0 no
0030.d002.41f7 10.44.51.140 C7/1/0/U0 online 8 0.00 3814 0 no
0050.04f9.eb82 10.44.51.53 C7/1/0/U0 online 9 -0.50 3756 0 no
0050.f112.3327 10.44.51.154 C7/1/0/U0 online 10 0.25 3792 0 no
0030.d002.3f8f 10.44.51.141 C7/1/0/U0 online 11 0.00 3806 0 no
0001.64f9.1fb9 10.44.51.55 C7/1/0/U0 online 12 0.00 4483 0 no
0030.d002.417b 10.44.51.146 C7/1/0/U0 online 13 0.50 3812 0 no
0090.9600.6f7d 10.44.51.73 C7/1/0/U0 online 14 0.00 4071 0 no
0010.9501.ccbb 10.44.51.123 C7/1/0/U0 online 15 0.25 3691 0 no
連結によって、CMは複数パケットに対するタイム スライス要求を作成して、すべてのパケットを単一の大きなバーストにしてアップストリーム上で送信することができます。これは、各フレームについて許可要求を行うのとは対照的です。連結は、DOCSIS1.0+リリースのアップストリーム受信ドライバで導入されました。Cisco IOS Release12.2XFでは、現在連結アクティビィティのデバッグ用にSID単位のカウンタが追加されています。
1つのパケットに複数のアップストリーム パケットを結合することで、パケット オーバヘッドおよび全体的な待ち時間が削減され、伝送効率が向上します。連結を使用すると、CMは、パケットごとに異なる帯域要求を行うのではなく、連結されたパケット用に帯域要求を1回行うだけですみます。この技法は、リアルタイム トラフィックに特に有効です。
Router# show interface cable x/y sid [ n ] counters [ verbose ]
Router# show controller cable x/y
Router(config-if)# [ no ] cable upstream n concatenation
設定についての詳細は、Cisco.comの『 DOCSIS 1.1 for Cisco uBR7200 Series Universal Broadband Routers 』フィーチャ モジュールを参照してください。
HTMLベースのDOCSIS 1.1 CPE Configuratorツールを使用できます。詳細は http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/pcat/docsys.htm にアクセスして参照してください。このツールは、DOCSIS 1.1 CMコンフィギュレーション ファイルを生成するのに必要な情報を収集するように設計されています。ファイルは、 DOCSIS RF仕様 (SP-RFI-105-991105) 準拠のバイナリ形式で http://www.cablemodem.com/specifications.html に作成されます。
パケット クラシファイアは、DOCSISサービス フローにパケットをマッピングします。CMTSは、ダウンストリームIPパケット クラシファイアをサポートします。
Router# show interface cable x/y classifier
Router# show interface cable x/y service-flow [ n ] classifiers
コマンドの詳細については、Cisco.comの『 Cisco Broadband Cable Command Reference Guide 』を参照してください。
ダウンストリーム パケット スケジューラは新しいモジュールで、各ケーブル インターフェイスのダウンストリーム リンク上で出力パケット キューイング サービスを制御します。
Router# show interface cable x/y downstream
コマンドの詳細については、Cisco.comの『 Cisco Broadband Cable Command Reference Guide 』を参照してください。
DSX MACメッセージによって、CMとCMTS間のQoSダイナミック シグナリングが可能になります。このメッセージは、上位レイヤの作成、変更、切断メッセージのDOCSISリンク レイヤに匹敵するものです。CMTS上のDSXステート マシンは、CMとCMTS間のいくつかの同時ダイナミック サービス トランザクションを管理します。次の3つのDOCSIS 1.1ダイナミックMACメッセージ(DSXメッセージ)すべてのステート マシン サポートを組み込んでいます。
コマンドの詳細については、Cisco.comの『 Cisco Broadband Cable Command Reference Guide 』を参照してください。
レジストレーション モジュールが拡張され、複数のレジストレーション スタイル(DOCSIS1.0/ DOCSIS1.0+/DOCSIS1.1)をシームレスにサポートできるようになりました。このモジュールでは、新しいType Length Value(TLV)パーサおよびエンコーダを使用する以外に、条件付きレジストレーション承認MACメッセージ ステート マシンもサポートします。
Router# debug cable registration
コマンドの詳細については、Cisco.comの『 Cisco Broadband Cable Command Reference Guide 』を参照してください。
MACスケジューラはデータ スロットを分解してUnsolicited Grant Service(UGS;非送信請求の許可サービス)スロット間のギャップを埋めます。大きなデータ パケットが共有アップストリーム チャネルで送信され、音声用のUGSスロットを使用する際に、分解によって音声パケットで発生するジッタが削減されます。分解は大きなパケット データを分割するので、このデータはUGSスロットで利用できるより小さなタイムスロットに収まります。MACスケジューラで許可の分解がトリガされ、分解/組立がアップストリーム受信ドライバで発生します。
アップストリームでのレイヤ2分解は、大きなデータ パケットが音声やビデオなどのリアルタイム トラフィックに影響しないようにします。大きなデータ パケットは分解されて、リアルタイム トラフィックに使用されるタイム スロットの間で利用可能なタイム スロットで伝送されます。
MACスケジューラは、共有アップストリーム チャネル上でのすべてのタイムスロット割り当てを制御します。このブロックは再設計され、DOCSIS 1.1の新しいスケジューリング規則をサポートするようになっています。重要な機能拡張には次のものがあります。
Cisco CCMTSのN+1冗長は、既存のHCCP 1+1ケーブル インターフェイス冗長機能を拡張したもので、1つのインターフェイスがワーキング インターフェイス、もう1つのインターフェイスがプロテクト インターフェイスとして機能するように指定されています。ワーキング インターフェイスに障害が発生すると、プロテクト インターフェイスがオンラインになります。
N+1冗長機能を使用することにより、Cisco uBR10012ルータで1つのケーブル インターフェイスを最大7個のケーブル インターフェイスに対するプロテクト インターフェイスとして使用できるので、冗長運用にかかる費用を大幅に削減できます。ケーブル インターフェイスの接続は、Cisco uBR-RFSW RFスイッチを通じて確立されます。
PHS機能は、DOCSISリンクを伝送する前にパケット ヘッダーの反復または冗長部分を抑制します。これは、DOCSIS 1.1 MACドライバの新機能です。現在アップストリーム受信ドライバはCMによって抑止されたヘッダーを回復することができ、ダウンストリーム ドライバはパケット ヘッダーの特定フィールドを抑止してからフレームをCMに転送できます。
Router# show interface cable x/0 service-flow [ sfid ] phs
コマンドの詳細については、Cisco.comの『 Cisco Broadband Cable Command Reference Guide 』を参照してください。
拡張QoSは、音声やビデオなどのリアルタイム トラフィックにプライオリティを与えます。
DOCSIS 1.0 QoSフレームワークは、次のオブジェクトに基づきます。
DOCSIS 1.1ではQoSの基本単位はサービス フローであり、これはCMとCMTSの間のRFインターフェイスでトランスポートされるパケットの単一方向シーケンスです。サービス フローの特長は、待ち時間、ジッタ、スループットの保証などのQoSパラメータのセットです。
CMはどれも、アップストリームとダウンストリームの両方向でプライマリ サービス フローを確立します。プライマリフローは、常にCMとCMTSの間の接続を維持します。
また、DOCSIS 1.1 CMは、複数のセカンダリ サービス フローを確立できます。セカンダリ サービス フローは、永久的に作成する(CMがリセットされるか電源が切断されるまで存続する)ことも、動的に作成して伝送されるオンデマンド トラフィックのニーズを満たすこともできます。
各サービス フローには、対応するQoS属性のセットがあります。このようなQoS属性は、特定のCoSを定義し、サービス フローの最大帯域幅やそのトラフィックのプライオリティといった特性を決定します。CoS属性は、事前設定されたCMTSローカル サービス クラス(クラスに基づくフロー)から継承されるか、サービス フローの作成時に個々に指定することもできます。
各サービス フローには対応する複数のパケット クラシファイアがあり、これによってそのサービス フローでの送信が許可されるアプリケーション トラフィックのタイプが決まります。また、各サービス フローは対応するPHSルールを持ち、パケットがフローで伝送されるときにパケット ヘッダーのどの部分を抑制するかを決定できます。
MACレイヤ内の分類 に、パケット クラシファイアのマッピングを示します。
Cisco IOS Release 12.2XF ソフトウェアは、DOCSIS-1.0-99に基づくレート制限をサポートします。これにより、CMへの、およびCMからのデータ レートが制限されます。MACスケジューラは、ダウンストリームおよびアップストリーム両方のトラフィックに対して、トラフィック シェーピング機能をサポートします。
レート制限により、すべてのチャネル帯域幅が1つのCMに占有されることがなくなり、CMTS管理者は異なる加入者に対して個別の最大データ レートを設定することができます。料金が高くても高いピーク レートを望む加入者には、料金がより安くレート制限が低い通常の加入者に比べ、CM DOCSISコンフィギュレーション ファイルに高いピーク レート制限を設定することができます。
フローに属すパケットが出力チャネルから送信されるたびに、トークン バケット ポリサー機能がそのフローのレート制限ステータスを調べ、次のパラメータを渡します。
フローごとに独自のシェーピング バッファがあり、レートを超えたパケットは通常バッファに保管され、First-In First-Out(FIFO;先入れ先出し)方式で送信されます。
ネットワーク上のCMにレート制限を適用すると、Cisco IOS Release 12.2XFのソフトウェアは通常、パケットを廃棄することによって、適用されたレート制限を維持します。要求側CMからのパケットが廃棄されると、情報を送信するホストから、その情報が再送信されます。再送信された情報は、ネットワーク上の帯域幅を消費します。情報の送信側および要求側の両ホストが同じケーブル プラント上にあると、アップストリーム帯域も消費されます。
トラフィック シェーピング機能は、アップストリーム パケットのスケジューリングを遅らせ、パケットを廃棄するのではなくケーブルCPEデバイス上のバッファに保管します。ユーザTCP/IPスタックは、アプリケーション トラフィックと適切に速度を合わせ、加入者の定義済みQoSレベルに相当するスループットを達成します。
Cisco uBR10012ルータは、次のトラフィック シェーピング機能をサポートしています。
設定については、 ダウンストリーム レート制限およびトラフィック シェーピングの設定 を参照してください。
設定については、 ダウンストリーム レート制限およびトラフィック シェーピングの設定 を参照してください。
DOCSIS QoSおよびその他のDOCSIS機能の設定については、『 DOCSIS 1.1 Feature Module for the Cisco uBR7200 Routers 』、または以下に示すDOCSIS機能に関するその他の資料を参照してください。
サービス フロー マネージャは新しいモジュールで、ケーブル インターフェイス上のサービス フローに関するさまざまなサービス フローを管理します。一般的なイベントには、新しいDOCSISサービス フローの作成、既存のサービス フローの属性変更、サービス フローの削除があります。
サービス テンプレートとクラス マネージャは、CMTS上の各種QoSサービス テンプレートとユーザ定義サービス クラスの作成、更新、削除を制御するソフトウェア モジュールです。
次のカテゴリを含む高速Data-over-CableシステムのCableLabs仕様をサポートします。
複数のチャネル間の動作のバランスをとるために、特定のケーブル チャネルを使用するCMを割り当てます。各Cisco uBR10012ルータ ケーブル インターフェイス カードは、特定のダウンストリーム チャネルおよびアップストリーム セグメントを使用します。使用するチャネルは、ネットワーク プラニングの際に定義します。
一般的なケーブル ネットワークでは、管理者によって、フィールド サービス技術者が行う設定の責任範囲および加入者CPE上で収集する情報量が制限されます。フィールド サービス技術者は、加入者宅またはオフィスを訪問し、CMまたはSTBを設置して、すべてのコンピューティング機器がDHCP対応であるかどうかを確認します。
CMTS管理者は、DHCPおよびDOCSISコンフィギュレーション ファイルを定義し、該当サーバにプッシュします。各CMまたはネットワーク上のSTBのCMが、初期設定後、DHCP要求を送信し、IPアドレスを受信し、TFTP/TODサーバ アドレスを取得し、DOCSISコンフィギュレーション ファイル(および必要なソフトウェア アップデート イメージ)をダウンロードできるようにするためです。
詳細は、Cisco.comの『 Cisco Cable Modem Termination System Feature Guide 』を参照してください。
DOCSIS 1.0準拠のCMがブロードバンド ネットワークに接続できるのは、次のプロセスが完了してからです。
CMTSのシステム管理者またはカスタマー サービス担当者は、ネットワークで使用しているプロビジョニング、課金、またはネットワーク管理システムで新しい加入者アカウントをアクティブにし、サポートするために、対応データベースが更新されているかどうかを確認する必要があります。通常、課金および管理システムには、各CMまたはSTBのシリアル番号およびMACアドレスが保管されています。
CMとCMTS間の通信を維持するために、初期およびステーション メンテナンス管理メッセージが送信されます。次の例はCMの再初期化の例です。
6d17h:580447.276 CMAC_LOG_DRIVER_INIT_IDB_RESET 0x080A2400
6d17h:580447.280 CMAC_LOG_LINK_DOWN
6d17h:580447.282 CMAC_LOG_RESET_FROM_DRIVER
6d17h:580447.284 CMAC_LOG_STATE_CHANGE
6d17h:580447.286 CMAC_LOG_LINK_UP
6d17h:580447.290 CMAC_LOG_STATE_CHANGE
6d17h:580447.416 CMAC_LOG_WILL_SEARCH_DS_FREQUENCY_BAND
81/453000000/855000000/6000000
6d17h:580447.420 CMAC_LOG_WILL_SEARCH_DS_FREQUENCY_BAND
6d17h:580447.424 CMAC_LOG_WILL_SEARCH_DS_FREQUENCY_BAND
83/111025000/117025000/6000000
6d17h:580447.428 CMAC_LOG_WILL_SEARCH_DS_FREQUENCY_BAND
84/231012500/327012500/6000000
6d17h:580447.432 CMAC_LOG_WILL_SEARCH_DS_FREQUENCY_BAND
85/333025000/333025000/6000000
6d17h:580447.436 CMAC_LOG_WILL_SEARCH_DS_FREQUENCY_BAND
86/339012500/399012500/6000000
6d17h:580447.440 CMAC_LOG_WILL_SEARCH_DS_FREQUENCY_BAND
87/405000000/447000000/6000000
6d17h:580447.444 CMAC_LOG_WILL_SEARCH_DS_FREQUENCY_BAND
88/123012500/129012500/6000000
6d17h:580447.448 CMAC_LOG_WILL_SEARCH_DS_FREQUENCY_BAND
89/135012500/135012500/6000000
6d17h:580447.450 CMAC_LOG_WILL_SEARCH_DS_FREQUENCY_BAND
90/141000000/171000000/6000000
6d17h:580447.454 CMAC_LOG_WILL_SEARCH_DS_FREQUENCY_BAND
91/219000000/225000000/6000000
6d17h:580447.458 CMAC_LOG_WILL_SEARCH_DS_FREQUENCY_BAND
92/177000000/213000000/6000000
6d17h:580447.462 CMAC_LOG_WILL_SEARCH_DS_FREQUENCY_BAND
6d17h:580447.466 CMAC_LOG_WILL_SEARCH_DS_FREQUENCY_BAND
6d17h:580447.470 CMAC_LOG_WILL_SEARCH_DS_FREQUENCY_BAND
95/175758700/211760500/6000300
6d17h:580447.474 CMAC_LOG_WILL_SEARCH_DS_FREQUENCY_BAND
96/121756000/169758400/6000300
6d17h:580447.478 CMAC_LOG_WILL_SEARCH_DS_FREQUENCY_BAND
97/217760800/397769800/6000300
6d17h:580447.482 CMAC_LOG_WILL_SEARCH_DS_FREQUENCY_BAND
6d17h:580447.486 CMAC_LOG_WILL_SEARCH_DS_FREQUENCY_BAND
99/403770100/997799800/6000300
6d17h:580447.490 CMAC_LOG_WILL_SEARCH_SAVED_DS_FREQUENCY 501000000
6d17h:580447.492 CMAC_LOG_WILL_SEARCH_SAVED_DS_FREQUENCY 555000000
6d17h:%LINEPROTO-5-UPDOWN:Line protocol on Interface cable-modem0,
6d17h:580448.496 CMAC_LOG_UCD_MSG_RCVD 1
6d17h:580448.500 CMAC_LOG_UCD_MSG_RCVD 2
6d17h:580448.502 CMAC_LOG_UCD_MSG_RCVD 3
6d17h:580448.504 CMAC_LOG_UCD_MSG_RCVD 4
6d17h:580449.812 CMAC_LOG_DS_64QAM_LOCK_ACQUIRED 555000000
6d17h:580449.814 CMAC_LOG_DS_CHANNEL_SCAN_COMPLETED
6d17h:580449.816 CMAC_LOG_STATE_CHANGE
6d17h:580450.510 CMAC_LOG_UCD_MSG_RCVD 1
6d17h:580450.512 CMAC_LOG_UCD_MSG_RCVD 2
6d17h:580450.514 CMAC_LOG_UCD_MSG_RCVD 3
6d17h:580450.518 CMAC_LOG_UCD_MSG_RCVD 4
6d17h:580452.524 CMAC_LOG_UCD_MSG_RCVD 1
6d17h:580452.528 CMAC_LOG_ALL_UCDS_FOUND
6d17h:580452.530 CMAC_LOG_STATE_CHANGE
6d17h:580452.534 CMAC_LOG_UCD_NEW_US_FREQUENCY 19984000
6d17h:580452.536 CMAC_LOG_SLOT_SIZE_CHANGED 8
6d17h:580452.616 CMAC_LOG_FOUND_US_CHANNEL 4
6d17h:580452.618 CMAC_LOG_UCD_MSG_RCVD 2
6d17h:580452.620 CMAC_LOG_UCD_MSG_RCVD 3
6d17h:580452.624 CMAC_LOG_UCD_MSG_RCVD 4
6d17h:580452.630 CMAC_LOG_MAP_MSG_RCVD
6d17h:580452.632 CMAC_LOG_INITIAL_RANGING_MINISLOTS 40
6d17h:580452.634 CMAC_LOG_STATE_CHANGE
6d17h:580452.636 CMAC_LOG_RANGING_OFFSET_SET_TO 9610
6d17h:580452.640 CMAC_LOG_POWER_LEVEL_IS 28.0 dBmV
6d17h:580452.642 CMAC_LOG_STARTING_RANGING
6d17h:580452.644 CMAC_LOG_RANGING_BACKOFF_SET 0
6d17h:580452.648 CMAC_LOG_RNG_REQ_QUEUED 0
6d17h:580452.690 CMAC_LOG_RNG_REQ_TRANSMITTED
6d17h:580452.694 CMAC_LOG_RNG_RSP_MSG_RCVD
6d17h:580452.698 CMAC_LOG_RNG_RSP_SID_ASSIGNED 6
6d17h:580452.700 CMAC_LOG_ADJUST_RANGING_OFFSET 2291
6d17h:580452.702 CMAC_LOG_RANGING_OFFSET_SET_TO 11901
6d17h:580452.704 CMAC_LOG_ADJUST_TX_POWER 9
6d17h:580452.706 CMAC_LOG_POWER_LEVEL_IS 30.0 dBmV
6d17h:580452.710 CMAC_LOG_STATE_CHANGE
6d17h:580452.714 CMAC_LOG_RNG_REQ_QUEUED 6
6d17h:580453.600 CMAC_LOG_RNG_REQ_TRANSMITTED
6d17h:580453.604 CMAC_LOG_RNG_RSP_MSG_RCVD
6d17h:580453.606 CMAC_LOG_RANGING_SUCCESS
6d17h:580453.608 CMAC_LOG_STATE_CHANGE dhcp_state
6d17h:580453.742 CMAC_LOG_DHCP_ASSIGNED_IP_ADDRESS 5.108.1.3
6d17h:580453.744 CMAC_LOG_DHCP_TFTP_SERVER_ADDRESS 128.1.1.2
6d17h:580453.746 CMAC_LOG_DHCP_TOD_SERVER_ADDRESS 128.1.1.2
6d17h:580453.750 CMAC_LOG_DHCP_SET_GATEWAY_ADDRESS
6d17h:580453.752 CMAC_LOG_DHCP_TZ_OFFSET 28800
6d17h:580453.754 CMAC_LOG_DHCP_CONFIG_FILE_NAME gold.cm
6d17h:580453.756 CMAC_LOG_DHCP_ERROR_ACQUIRING_SEC_SVR_ADDR
6d17h:580453.760 CMAC_LOG_DHCP_COMPLETE
6d17h:580453.884 CMAC_LOG_STATE_CHANGE
6d17h:580453.890 CMAC_LOG_TOD_REQUEST_SENT
6d17h:580453.904 CMAC_LOG_TOD_REPLY_RECEIVED 3165851032
6d17h:580453.910 CMAC_LOG_TOD_COMPLETE
6d17h:580453.912 CMAC_LOG_STATE_CHANGE
6d17h:580453.916 CMAC_LOG_SECURITY_BYPASSED
6d17h:580453.918 CMAC_LOG_STATE_CHANGE
6d17h:580453.920 CMAC_LOG_LOADING_CONFIG_FILE gold.cm
6d17h:%LINEPROTO-5-UPDOWN:Line protocol on Interface cable-modem0,
6d17h:580454.950 CMAC_LOG_CONFIG_FILE_PROCESS_COMPLETE
6d17h:580454.952 CMAC_LOG_STATE_CHANGE
6d17h:580454.956 CMAC_LOG_REG_REQ_MSG_QUEUED
6d17h:580454.960 CMAC_LOG_REG_REQ_TRANSMITTED
6d17h:580454.964 CMAC_LOG_REG_RSP_MSG_RCVD
6d17h:580454.966 CMAC_LOG_COS_ASSIGNED_SID 1/6
6d17h:580454.970 CMAC_LOG_RNG_REQ_QUEUED 6
6d17h:580454.976 CMAC_LOG_REGISTRATION_OK
6d17h:580454.978 CMAC_LOG_STATE_CHANGE
6d17h:580454.980 CMAC_LOG_PRIVACY_NOT_CONFIGURED
共有複数アクセス アップストリーム リンク上の保証された遅延またはジッタに影響されやすいトラフィックをサポートするための、拡張タイム スロット スケジューリングです。詳細については、 Cisco TCC+カードのステータスおよびメンテナンス確認用コマンド を参照してください。
TLVパーサおよびエンコーダは、CMTS上のTLVの解析およびエンコードを取り扱う新しいモジュールです。古いDOCSIS1.0/1.0+ TLVはすべてサポートされます。また、サービス フロー エンコーディング、クラシファイア エンコーディング、PHSルールのサポートなどDOCSIS 1.1には新しいTLVが多数追加されています。新しいTLVパーサ機能は、さまざまなMACメッセージ モジュールが使用します。
フローに属すパケットが出力チャネルから送信されるたびに、トークン バケット ポリシング機能がそのフローのレート制限ステータスを調べ、パラメータ数に関する情報を渡します。設定については、次のどちらかを参照してください。
Cisco uBR10012ルータ は、DOCSIS準拠双方向CM、Cisco uBR924またはCisco uBR904などのCiscoケーブル アクセス ルータ、Cisco uBR910シリーズ ケーブルData Service Unit(DSU;データ サービス ユニット)とのインターオペラビリティを装備しています。詳細については、 基本的なブロードバンド インターネット アクセスの設定 を参照してください。
アップストリームIPブロードキャストエコーをアクティブ化できるので、Cisco uBR10012ルータは、ブロードキャスト パケットをエコーできます。設定については、 オプションのIPパラメータの設定(ブロードキャストおよびマルチキャストエコー) を参照してください。
この機能を使用すると、各マルチキャスト パケット(ケーブルラインカードから受信)のコピーを受信側USポートのMACドメインに対応づけられたダウンストリーム ポートに送信できます。また、この機能では、MACドメイン内のすべてのCMが、同じMACドメイン内のCMによって送信されたマルチキャスト パケットを受信できます。詳細については、 オプションのIPパラメータの設定(ブロードキャストおよびマルチキャストエコー) を参照してください。
Cisco IOS Release 12.2XFを搭載したCisco uBR10012ルータでは、IPルーティングのコンフィギュレーションおよびパフォーマンスに役立つ機能をいくつか備えています。IPルーティングの詳細については、Cisco.comの以下の資料を参照してください。
レジストレーション タイムアウト値(T9タイマー)は設定可能です。この設定可能なタイマーパラメータは、CMが正常にレンジングステート2を完了してから最初のレジストレーション要求メッセージを発行するまでの経過時間を記述します。この時間の間、CMはIP接続、ToD、およびセキュリティ(オプション)を設定し、TFTPサーバからの動作パラメータを転送します。
この機能によって、CMレジストレーション値(T9タイマー)を変更できます。registration-timeout コマンドを使用してT9タイマーを設定またはリセットします。
プロキシAddress Resolution Protocol(ARP)により、Cisco uBR10012ルータは同じケーブル ネットワーク サブネット上のCMのために、ARP要求を発行できます。プロキシARPは、サブネット上のマシンがルーティングやデフォルトゲートウェイを設定しないでリモートサブネットに到達するのに役立ちます。
各ホストは、自身のネットワークの物理的な詳細がわからないので、ARP要求を送信するだけで宛先に到達できるフラット ネットワークであると見なします。ただし、すべてにARPを使用することのデメリットもあるので、そのいくつかを以下に説明します。
設定の詳細については、 ホスト間通信(プロキシARP)のアクティブ化 を参照してください。
このネットワーク管理機能は、総合DHCPサーバにより、プロビジョニングを簡易化します。DHCP、ToD、またはTFTPサービスの設定については、Cisco.comの『 Cisco Cable Modem Termination System Feature Guide 』の「Configuring DHCP, ToD, and TFTP Services」の章を参照してください。
この操作機能によって、レジストレーション プロセス中に、Cisco uBR10012ルータで、ケーブル インターフェイスからのToD(RFC 868)要求に応答できます。DHCP、ToD、またはTFTPサービスの設定については、Cisco.comの『 Cisco Cable Modem Termination System Feature Guide 』の「Configuring DHCP, ToD, and TFTP Services」の章を参照してください。
Cisco uBR10012ルータは、次のような複数のIPルーティング プロトコルをサポートします。
IPルーティング プロトコルの設定に関する詳細は、Cisco.comの『 Cisco IOS IP Configuration Guide, Release 12.2 』の 「IP Routing Protocols」 セクションを参照してください。
Cisco uBR10000シリーズCMTSは、次のように、CMTSヘッドエンド設定、管理、およびDOCSISサポートをよりパワフルで効率的なものにする機能を備えています。
Cisco uBR10012ルータは、加入者に対して、IF/RF信号、TV信号、およびアナログ/デジタルデータ信号を処理するブロードバンド インターネット アクセスを提供します。設定については、 基本的なブロードバンド インターネット アクセスの設定 を参照してください。
ケーブル インターフェイス バンドルによって、双方向ケーブル プラントでのルーティング機能付きでIPアドレスの保存が行われます。IPアドレスのスペースが制限されている場合は、インターフェイスのバンドルによってIPアドレス リソースが節約されます。
インターフェイス バンドルは、バンドル マスタをサポートするケーブル インターフェイス バンドルとしてグループ化された、複数のケーブル インターフェイスで1つのIPサブネットを共有します。この機能は、Multiprotocol Label Switching(MPLS;マルチプロトコル ラベル スイッチング)コンフィギュレーションで使用できます。設定については、『 Cisco Broadband Cable Command Reference Guide 』のcable bundle コマンドを参照してください。
Cisco IOS Release 12.2(4)XFでは、cable monitor コマンドをサポートします。このコマンドにより、外部LANパケット アナライザまたはその他のサーバは、ケーブル インターフェイス上のCisco CMTSとCMとの間で送信された特定タイプのトラフィックについて着信および発信データ パケットをモニタすることができます。この機能によりCMTS管理者は、カスタマーのデータ交換におけるトラフィックの問題を分析することができます。この機能の設定および使用方法の詳細については、Cisco.comおよびDocumentation CD-ROMの『 Cisco Cable Modem Termination System Feature Guide 』の「Cable Monitor for the Cisco CMTS」の章を参照してください。
cpe maxコマンドにより、Cisco uBR10012ルータは、CLIまたはSNMPを使用してCMごとのCPE数を報告および制限することができます。この機能は、複数のCPEデバイスをサポートするCMの機能とは無関係です。
コマンドの詳細については、『 Cisco Broadband Cable Command Reference Guide 』および『 Cisco Cable Modem Termination System Feature Guide 』を参照してください。これらは両方ともCisco.comで提供されています。
この操作機能により、HFCネットワーク上のすべてのケーブル インターフェイスは、それぞれのダウンストリーム周波数ではなく、固有のダウンストリーム チャネルIDによって識別されます。CMは、コネクションを設定するときにダウンストリーム周波数ではなく、ダウンストリームIDを通信します。システム管理者は、設定可能なダウンストリーム チャネルIDとして、デフォルト以外の値を入力できます。したがって、ケーブルネットワーク上で各ダウンストリーム チャネルIDが重複しないようにできます。設定の詳細については、 ダウンストリーム チャネルIDの割り当て を参照してください。
Cisco uBR10000シリーズCMTSは、DOCSISコンフィギュレーション ファイルの設定値を変更することによって、任意またはすべてのCMのダウンストリーム周波数を変更できます。DOCSIS QoSの設定については、Cisco.comの『 DOCSIS 1.1 for Cisco uBR7200 Series Universal Broadband Routers 』フィーチャ モジュールを参照してください。
各変調プロファイルの設定について、Cisco uBR10012ルータは次の情報をサポートしています。
ダイナミック アップストリーム変調および変調プロファイルについての詳細は、Cisco.com上の『 Cisco Cable Modem Termination System Feature Guide 』の「 Spectrum Management for the Cisco Cable Modem Termination System 」の章を参照してください。
障害を事前に防止するスペクトル管理機能により、パフォーマンスが向上します。この機能は、各アップストリーム ポートのアクティブ リターン パスでSignal-to-Noise Ratio(SNR;信号対雑音比)およびFECのカウンタをモニタします。この機能は、アップストリーム チャネルの信号品質が、設定されている変調方式をサポートできるかどうかを追跡し、必要に応じて、もっとも安定した変調方式に調整します。
ダイナミック アップストリーム変調および変調プロファイルについての詳細は、Cisco.com上の『 Cisco Cable Modem Termination System Feature Guide 』の「 Spectrum Management for the Cisco Cable Modem Termination System 」の章を参照してください。
Cisco IOS Release 12.2(4)BC1には、ケーブル インターフェイスへの直接接続を可能にすることによりPoint-to-Point Protocol over Ethernet(PPPoE)のサポートが追加されています。PPPoEは、サービス プロバイダにDSLのサポートを提供します。Cisco uBR10012ルータのケーブル インターフェイスでPPPoEをサポートすることにより、CMの後ろのCPEはIPアドレスを取得するメカニズムとしてPPPを使用し、ダイヤルアップPPPクライアントのように、そのIPアドレスをその後のすべてのデータ トラフィックに使用できます。 PPPダイヤルアップ セッションでは、PPPoEセッションが認証を受け、PPPoEクライアントとサーバ(Cisco uBR10012ルータまたはホーム ゲートウェイ)の間で IPアドレスのネゴシエーションが行われます。
PPPoEの設定については、Cisco.comで提供されている以下のマニュアルを参照してください。
Cisco IOS Release 12.2(4)XFでは、Cisco uBR10012ユニバーサル ブロードバンド ルータ上でのRPRに対するサポートが導入されています。RPR機能によって、Cisco uBR10012で冗長構成の2つのPREまたはPRE1を使用できます。これにより、プライマリPREまたはPRE1モジュールに障害が発生したり非アクティブになった場合は、システムが自動的にフェールオーバーを実行し、セカンダリPREまたはPRE1モジュールがすべてのシステム動作を引き継ぎます。
RPR機能では、フェールオーバーを実行するためにシステムを完全に再起動する必要はありません。システムが初期化されると、セカンダリPREまたはPRE1モジュールは簡略化された初期化ルーチンを実行します。つまり、セカンダリPREモジュールはセルフチェックをすべて実行してCisco IOSソフトウェアをロードしますが、通常のシステム動作を実行するのではなくプライマリPREモジュールのモニタを開始します。セカンダリPREまたはPRE1モジュールは、プライマリモジュールの障害を検出すると、すぐにプライマリ モジュールのシステム動作を引き継ぐことができます。
Cisco IOS Release 12.2(4)BC1bから、Cisco uBR10012ルータにcable modem remote-query コマンドが導入され、カスタマーはCMTSから直接CMのパーフォーマンス統計をクエリできるようになりました。ユーザはSNMPを使用してCMに定期的にポーリングを行い、次のような情報をキャッシュできます。
この情報は、1つのモデムの状態をすぐに知りたい場合や、プラント全体の状態を知りたい場合に役立ちます。設定については、『 Configuring cable modem remote-query Command 』( http://www.cisco.com/warp/public/109/remote_query.shtml )を参照してください。
SNMPバージョン3は、拡張セキュリティ機能を持ち、インターオペラビリティを向上させ、ネットワークを管理しやすくしています。MIB実装セットにより、SNMPマネージャは、システム カード ディスクリプション、シリアル番号、ハードウェアおよびソフトウェアのリビジョン レベル、およびスロットの位置などのデータを収集できます。詳細は、 グローバルパラメータの設定 および サポートされているMIB を参照してください。
スペクトル管理はCMTSで提供されるソフトウェアおよびハードウェアの機能であり、CMTSがダウンストリームとアップストリームの両方のプラント障害を検知して管理エンティティにレポートし、可能な場合は自動的に障害を軽減するようにします。スペクトル管理には様々な機能がありますが、これらについての詳細は、『 Cisco Cable Modem Termination System Feature Guide 』を参照してください。
show controller c x/y upstream コマンドの機能が拡張され、出力に追加の統計カウンタが表示されるようになっています。
Cisco uBR10012ルータは、ケーブル インターフェイスおよびPCアドレスの検証をサポートして、ケーブル インターフェイス SIDとMACアドレスが整合するようにします。このセキュリティ機能によってIPアドレスがスプーフィングされないようにします。ケーブル インターフェイスに接続しているPCには、DHCPサーバからIPアドレスが割り当てられます。別のPCまたはケーブル インターフェイスのユーザが同じIPアドレスをPCに静的に割り当てると、Cisco uBR10012ルータはこれを検出し、スプーフィングを阻止します。管理者はCLIから特定のケーブル インターフェイスのIPアドレスとMACアドレスを調べたり、SID番号により、ケーブル インターフェイスのMACテーブルで学習された全デバイスのIPアドレスとMACアドレスを見たりすることができます。
また、サービス プロバイダーのカスタマー データベースを使用して、スプーフィングしているケーブル インターフェイスとPCを特定し、不正使用を防ぐことができます。
アドレス検証の設定については、 HFCネットワーク上のケーブルモデムの管理 を参照してください。
この操作機能は、ユーザ間トラフィックのキャプチャを可能にするメカニズムを提供します。ワイヤタップ機能は、RF CPEデバイスのMACアドレスに基づくので、プライオリティの高いデータ接続またはデジタル接続のどちらにでも使用できます。この機能は、新しいインターフェイス コマンドのcable interceptコマンドで制御します。このコマンドには、パラメータとしてMACアドレス、IPアドレス、およびUDPポート番号が必要です。
cable intercept [ mac-address ] ip-address udp-port
この機能をアクティブにすると、Cisco uBR10012ルータは、各パケットで所定のMACアドレスの有無を調べます。一致するMACアドレス(起点または終点エンドポイントのどちらかで)が検出されると、パケットのコピーがUDPパケット内でカプセル化され、指定されたサーバの特定のIPアドレスおよびポートに送信されます。
コマンドの詳細については、Cisco.comの『 Cisco Broadband Cable Command Reference Guide 』を参照してください。
Cisco uBR10012ルータでは、CMは最大2000バイトの最大伝送バーストサイズで登録できます。これは、連結およびIP分解なしで設定されたDOCSIS 1.0および1.1 CMに適用されます。
ダイナミック アップストリーム変調および変調プロファイルの設定の詳細については、Cisco.comの次の資料を参照してください。
cable source-verifyコマンドによって、CMTS管理者はあるCMに接続するPCを起動してから、別のCMにそのPCを移動できます。これにより、ホスト テーブルにホスト情報が追加されます。セキュリティ違反を防止するために、この機能は旧SIDを使用してホストにpingを実行し、そのホストが実際に移動していることを確認できます。このセキュリティはアップストリームおよびダウンストリーム設定に適用されます。
no cable arpコマンドは、CPEホストまたはIP/MACアドレス対応づけを要求するCMに接続するデバイスに、CMTSがARPダウンストリームを送信しないようにします。CMTSがすでに対応を認識しているか、ほかの方法で学習できる場合は、IPパケットが転送されます。そうでない場合、宛先が不明のときは、パケットは廃棄されます。
CMネットワーク上のデバイスは大きなサブネットを共用することがありますが、最初にCMTSを通過しなければ相互に通信することはできません。no cable proxy arpコマンドは、CMTSが同じサブネット上のホストに対するARP要求に応答しないようにし、このようにしてCMに接続する加入者間のピアツーピア通信を防止します。
コマンドの詳細については、Cisco.comの『 Cisco Broadband Cable Command Reference Guide 』を参照してください。
この機能により、インターフェイスMACアドレスに基づいてケーブル ネットワーク アクティビィティを代行受信できます。
CMTSが、特定のCM間を行き来する全トラフィックを、特定のUDPポートにあるデータ コレクタに転送できるようにするには、ケーブル インターフェイス コンフィギュレーション モードでcable interceptコマンドを使用します。この機能を非アクティブにするには、このコマンドのno形式を使用します。
cable intercept mac-address ip-address udp-port
ダイナミック レンジング機能は、重大なプラント障害が発生した際にサービスの迅速な復旧をサポートするトラブルシューティング機能で、シスコシステムズでは特許を申請中です。ダイナミック レンジングを使用すると、ケーブル インターフェイス上のコンテンション レンジング スロットの保留時間が最小限になるので、多数のケーブル インターフェイスを迅速にオンラインに戻すことができます。その結果、ケーブル インターフェイスの再初期化時間が短縮されます。
これは、コンテンション帯域要求ミニスロット数および要求スロット数を変えるCisco uBR10000シリーズのアルゴリズムによって実現されます。ソフトウェアにより、現在のMAC割り当ておよび管理メッセージ(別名MAP)内で未割り当てのミニスロットが、必要に応じて要求ミニスロットに変換されます。アップストリームの負荷が小さい場合は、そのアップストリームのMAPの大半が未許可なので、スケジューラがすべての未割り当て(未認可)ミニスロットを要求ミニスロットに変換します。その結果、要求のチャンスが豊富にあるので、低負荷ではCMのアクセス遅延が少なくなります。アップストリームの負荷が大きくなると、スケジューラは次の要求帯域を割り当てる前にデータ許可を得るので、要求ミニスロット数が自動的に削減されます。
初期レンジングスロット(別名、初期メンテナンス スロット)はそれぞれが2ミリ秒幅です。これらのスロットは、ケーブルネットワークに参加するCMが使用するため、レンジング コリジョンが生じることがあります。CMは、CMTSとの初期接続のためだけに、これらのスロットを使用します。CMからの初期レンジングメッセージが正常に受信されると、CMは以降の動作では、これらのコンテンション レンジング スロットを使用しません。
CMTSは、ユニキャスト ステーション メンテナンス スロットで、CMを定期的にポーリングします。アップストリーム チャネルで多数のCMが同時に起動する状況(重大な電源障害後のサービス復旧、CMTSケーブル インターフェイス ライン カードのOnline Insertion and Removal[OIR;ホットスワップ]、光ファイバノードの保守など)では、関係するアップストリーム チャネルのそれぞれで、インパルス レンジング コンテンション ステートが発生します。アップストリーム上で再起動されたCMは、ほぼ同時に、ブロードキャスト初期レンジングスロットを使用して、初期レンジングMACメッセージを送信しようとします。Cisco uBR10000シリーズ アルゴリズムがイネーブルになっていない場合、CMは再試行する前に、任意数の初期レンジングスロットのコリジョンとバックオフを繰り返します。
Cisco uBR10000シリーズ アルゴリズムがイネーブルになっている場合は、CMTSは競合の激しいシナリオを検出し、初期レンジングスロットの周波数を増加して、レンジング コンテンションを迅速に解消します。激しいコリジョン ステートが解消されると(アップストリーム上で発生するレンジング コリジョンがほとんどなくなると)、CMTSはこの状況を検知して、元のステディ ステート モードに切り替えます。ステディ ステート モードでは、初期レンジングスロットの周波数がアップストリーム チャネル使用率の関数になります。追加のアップストリーム帯域を利用できる場合は、CMTSが割り当てる初期アップストリーム レンジング スロットが増加します。MACスケジューラは、データ認可のためのアップストリーム帯域が必要になるとすぐに、初期レンジングスロットの周波数を減らします。
複数のコンポーネントでのダイナミック レンジングに関する詳細については、シスコのWebサイト( http://www.cisco.com )を参照してください。
Multiprotocol Label Switching Virtual Private Network(MPLS VPN;マルチプロトコル ラベル スイッチング仮想私設網)を使用することにより、サービス プロバイダーは、共有Hybrid Fiber-coaxial(HFC)ネットワークおよびIPインフラストラクチャによるスケーラブルで効率的な私設網を構築できます。概要および設定については、Cisco.comの『 Cisco IOS Switching Services Configuration Guide 』 Release 12.2 の「 Multiprotocol Label Switching 」セクションを参照してください。
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