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イメージのインストールに関する一般的な問題の対処方法

このマニュアルの内容はCisco IOSリリース11.2以降に基づいています。

この付録では、TFTPまたはremote copy protocol(rcp)サーバ アプリケーションを使用してCisco IOSソフトウェアイメージをインストールする際に発生する可能性のある問題の対応方法を説明します。rcpアプリケーションの場合は、手順に記載されているTFTPをrcpに読みかえてください。

準備作業

デフォルト ゲートウェイの問題

ルータ用のデフォルト ゲートウェイの決定

デフォルト ゲートウェイは常に、パケットがTFTPサーバまたはTelnetセッションソースあるいはその両方を備えたワークステーションに到達するために通過する次のホップです。traceroute コマンドの出力では、最初の行にデフォルト ゲートウェイのIPアドレスが示されます。

Router> traceroute 172.17.247.195

Type escape sequence to abort.

Tracing the route to 172.17.247.195

1 10.200.40.1 4 msec 4 msec 4 msec

2 172.17.247.195 4 msec * 0 msec

Router>

設定へのデフォルト ゲートウェイの追加

デフォルト ゲートウェイを追加するには、グローバル コンフィギュレーション モードでip default-gateway コマンドを使用します。

ip default-gateway [ip address]

ip-address

ルータのIPアドレス

TFTPサーバとルータが同一ネットワーク内にあることの確認

TFTPサーバのIPアドレスとマスク、およびルータのイーサネット インターフェイスを比較します。

例 1

TFTPサーバのIPアドレスは172.17.247.195 で、マスクは255.255.0.0です。ルータのインターフェイス イーサネット0のIPアドレスは172.17.3.192で、マスクは255.255.0.0です。この例では、TFTPサーバとルータのこのインターフェイスは同一ネットワークにあるので、デフォルト ゲートウェイは必要ありません。

例 2

TFTPサーバのIPアドレスは172.17.247.195 で、マスクは255.255.0.0です。ルータのインターフェイス イーサネット0のIPアドレスは172.10.3.192で、マスクは255.255.0.0です。この例では、両者は異なるIPネットワーク上にあるので、ルータに対してデフォルト ゲートウェイを設定する必要があります。

ルータ上のIPアドレスとマスクの決定

設定の中で、インターフェイス イーサネット ステートメントの下に表示されるIPアドレスコマンドを探します。

Router> en

Password:

Router# show run

Building configuration...

Current configuration:

!

version 11.3

service timestamps debug uptime

...................

interface Ethernet0

ip address 172.17.3.192 255.255.0.0

Windows 95でのTFTPサーバのIPアドレスの決定

  1. ツールバーから、[スタート]、次に[ファイル名を指定して実行]を選択します。
  2. winipcfgと入力してOKをクリックし、IPコンフィギュレーション ダイアログ ボックスを表示させます。

UNIXワークステーションでのTFTPサーバのIPアドレスの決定

  1. netstat -in.コマンドを入力します。ステーション上のインターフェイスのIPアドレスが表示されます。
  2. ルータネットワークへ接続するインターフェイスのIPアドレスを選択します。

ソフトウェア転送時の問題のトラブルシューティング

コピー時のエラーメッセージ[Text checksum verification failure]

コピー時に「!」ではなく「.」が多数表示される場合は、次の例のようなメッセージが表示されることがあります。

COPY: Text checksum verification failure

TFTP from 172.17.247.195 failed/aborted

Verifying checksum... invalid (expected 0x62B7,

computed 0x60B9)

show flash コマンドを入力した場合は、次の例のようなメッセージが表示されることがあります。

Router# show flash

PCMCIA flash directory:

File Length Name/status

1 3437967 c1600-sy-mz.120-8.0.2.T

2 3489036 c1600-y-l.112-19.P1

3 290304 c1600-y-l.112-18.P [invalid checksum]

いずれの場合もチェックサム障害で、ファイルがメモリに正常にコピーされておらず、再度コピーが必要なことを示します。最初に、TFTPサーバにコピーしたファイルのサイズが元のファイルと同じかどうかを確認します(ルータではサイズはバイトで表示され、TFTPサーバではキロバイトで表示されることがあるので注意してください)。ネットワークがきわめてビジーな場合は、このような現象がみられることがあるので、ネットワーク負荷がそれほど大きくないときに再度コピーするか、TFTPサーバおよびルータとの間でイーサネット直接接続を確立してファイルをダウンロードしてください。

エラーメッセージ[error opening tftp]

エラーメッセージの例を示します。

Router# copy tftp flash

Address or name of remote host [172.17.0.5]?

Source filename [rsp-dsv-mz.112-19.P1.bin]?

Destination filename [rsp-dsv-mz.112-19.P1.bin]?

Accessing tftp://172.17.0.5/rsp-dsv-mz.112-19.P1.bin...

%Error opening tftp://172.17.0.5/rsp-dsv-mz.112-19.P1.bin (No such file or directory)

このメッセージが表示された場合は、ファイルがTFTPサーバのルートディレクトリにあるかどうかを確認し、正しいファイル名を入力したか調べます。間違えやすい文字には「I」(iの大文字)、「l」(Lの小文字)、「1」(数字)があります。

タイムアウト エラー メッセージの表示

  1. PC上でTFTPサーバがオープンになっていることを確認します。
  2. ファイルがルートディレクトリにあるかどうかを確認します(メニューバーから View > Options を選択します)。

エラーメッセージ[Cant open file]

PC上でTFTPサーバが稼働しているかどうかを確認します。正しいファイル名をコピーしたかどうかを確認します。間違えやすい文字には「I」(iの大文字)、「l」(Lの小文字)、「1」(数字)があります。

RAMから起動インストールの手順

  1. 装置間でシステムイメージをコピーするには、グローバル コンフィギュレーション モードでcopyコマンドを使用します。

copy tftp ?

  1. copyコマンドの詳細については、『 Cisco IOS Configuration Fundamentals Command Reference 』Release 12.2( http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122cgcr/ffun_r/ffrprt2/
    frf006.htm#xtocid11853
    )を参照してください。方法はプラットフォームに応じて異なります。

この用途でのcopyコマンドの最も一般的な形式は次の3つです。

copy tftp flash

copy rcp flash

copy slot0: slot1:

次の例はcopy slot0:slot1 コマンドの使用法を示したものです。

Router# show slot0:

-#- ED --type-- --crc--- -seek-- nlen -length- -----date/time------

name

1 .D unknown 5E8B84E6 209D8 11 2392 Jan 22 2000 00:22:42

flashconfig

2 .. image 5E7BAE19 B623C4 22 11802988 Jan 22 2000 00:23:18

rsp-jsv-mz.1

20-8.0.2.T

Router# show slot1:

-#- ED --type-- --crc--- -seek-- nlen -length- -----date/time------

name

1 .. unknown 6A2B4BA7 6FA9E0 20 7186784 Jul 30 1999 15:05:19

rsp-jv-mz.11 1-26.CC1

2 .. config 631F0D8B 6FB1EC 6 1929 Oct 19 1999 06:15:49

config

3 .. config 631F0D8B 6FB9F8 7 1929 Oct 19 1999 06:16:03

config1

Router# copy slot0: slot1:

Source filename []? rsp-jsv-mz.120-8.0.2.T

Destination [slot1]?

CCCCCCCCCCCCCCCCCCCC

2392 bytes copied in 0.300 secs

リロード前の手順

  1. 新しいCisco IOSソフトウェアイメージが適切に保存されているかどうかを確認します。それには、show flashコマンドを使用してファイルが保存されており、サイズが正しく、無効なチェックサム メッセージがないことを確認します。

ファイルが表示されないか、ファイルに続けて[invalid checksum]が表示されるか、ファイルサイズがTFTPサーバ上のサイズと一致しない場合は、再度インストールを行う必要があります。ルータではサイズはバイトで表示され、TFTPサーバではキロバイトで表示されることがあるので注意してください。

  1. 設定でboot systemコマンドが正しい順序になっているかどうかを確認します。ルータは、コンフィギュレーション ファイルに入力された順序で、boot system コマンドを保存して実行します。リスト内のboot systemコマンドエントリが、無効な装置またはファイル名を指定している場合、ルータはそのエントリを省きます。

次の例は、コンフィギュレーション ファイルに定義されているboot systemコマンドです。

Router> en

Password:

Router# conf t

Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.

Router(config)#

Router(config)# boot system flash c1600-y-l.112-18.P

Router(config)# boot system flash

ソフトウェアイメージの確認による問題のトラブルシューティング

show versionコマンドが正しいイメージを表示しない場合

show versionコマンドの出力にロードしたばかりのCisco IOSイメージが表示されない場合は、次の作業を行います。

  1. 新しいCisco IOSソフトウェアイメージが適切に保存されているかどうかを確認します。それには、show flashコマンドを使用してファイルが保存されており、サイズが正しく、無効なチェックサム メッセージがないことを確認します。

ファイルが表示されないか、ファイルに続けて[invalid checksum]が表示されるか、ファイルサイズがTFTPサーバ上のサイズと一致しない場合は、再度インストールを行う必要があります。ルータではサイズはバイトで表示され、TFTPサーバではキロバイトで表示されることがあるので注意してください。

  1. 設定でboot systemコマンドが正しい順序になっているかどうかを確認します。ルータは、コンフィギュレーション ファイルに入力された順序で、boot system コマンドを保存して実行します。リスト内のboot systemコマンドエントリが、無効な装置またはファイル名を指定している場合、ルータはそのエントリを省きます。

Rxbootプロンプト[Router(boot)>]がリロード後表示される場合

  1. 新しいCisco IOSソフトウェアイメージが適切に保存されているかどうかを確認します。それには、show flashコマンドを使用してファイルが保存されており、サイズが正しく、無効なチェックサム メッセージがないことを確認します。

ファイルが表示されないか、ファイルに続けて[invalid checksum]が表示されるか、ファイルサイズがTFTPサーバ上のサイズと一致しない場合は、再度インストールを行う必要があります。ルータではサイズはバイトで表示され、TFTPサーバではキロバイトで表示されることがあるので注意してください。

  1. 設定でboot systemコマンドが正しい順序になっているかどうかを確認します。ルータは、コンフィギュレーション ファイルに入力された順序で、boot system コマンドを保存して実行します。リスト内のboot systemコマンドエントリが、無効な装置またはファイル名を指定している場合、ルータはそのエントリを省きます。
  2. config register値が正しいかどうかを確認します。最後の数字は2です。show version コマンドでこの値について調べることができます。値が正しくない場合は、有効な値に戻してイメージをリロードする必要があります。

関連資料

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