



Cisco AS5800の設置
この章では、アクセス・サーバの設置手順について説明します。次の作業が必要です。
AC電源装置にケーブルを接続する(AC方式の場合)
- AC電源装置をラックマウントする(AC方式の場合)
- ダイヤル・シェルフをラックマウントする
- ブロア・アセンブリ、DC PEM、ダイヤル・シェルフ・カード、またはDSCカードを元どおりに取り付ける
- DC PEMに電源入力を接続する
- AC電源保護カバーを取り付ける(AC方式の場合)
- ルータ・シェルフをラックマウントする
- 残っているすべてのケーブルを接続する
アクセス・サーバのハードウェアを設置する場合、所要時間は2〜3時間です。
オプションのAC入力電源シェルフを搭載する場合は、
AC電源接続を参照してください。
この章では、アクセス・サーバを手作業で設置することを想定しています。フォークリフトまたは油圧機器を利用して設置する場合は、一部の手順を省略できます。省略できる手順は、そのつど明記します。
AC電源接続
設置場所にあるのがAC電源だけの場合は、オプションのAC入力電源シェルフ(DS58-PWR-2AC)を搭載して、DC入力電源をダイヤル・シェルフ用に変換する必要があります。
独立した別個のAC入力電源シェルフを使用してAC入力電源を受け付け、AC入力電源をDC出力に変換して、DC方式のダイヤル・シェルフで使用できるようにします。 AC入力は、2本のAC電源コード(CAB-DS-AC=、他のオプションも可能)によって供給され、Cisco社のAC/DC電源コード(DS5800-CAB-ACDC=)を使用して、ダイヤル・シェルフのPEMに対応する48VのDC出力電力に変換されます。
AC入力電源シェルフは、Cisco AS5800のオプション・コンポーネントであり、DC方式のCisco 5814ダイヤル・シェルフ用にAC入力電力をDC出力電力に変換する目的で使用されます。AC入力電源シェルフには、2台のAC入力電源装置が組み込まれています。
ここでは、電源コードを接続し、AC入力電源シェルフをラックマウントする手順について説明します。ケーブル仕様の詳細については、
Cisco AS5800の仕様を参照してください。
必要な部品
電源シェルフをラックマウントするには、次の工具および部品が必要です。
- AC電源装置を2台装備したAC入力電源シェルフまたは拡張AC入力電源シェルフ
- AC電源コード x 2
- DCインタコネクト・ケーブル(CAB-5800-ACDC=) x 2ペア
- DB-25/DB-9モニタ・ケーブル(CAB-PEM=)x 1
- 6ゲージ・アース・ケーブル x 1
- 六角ナットおよびM4ネジ x 2
- 10-32 x 3/8インチ溝付きネジ x 4
- 金属製の保護カバーおよびネジ x 1
- 3/8インチ・ナット・ドライバ
- No.2プラス・ドライバ
- 1/4インチ・ マイナス・ドライバ
- DC電源コード用のワイヤ・ストリッパ(必要に応じて)
- ケーブルが邪魔にならないように一時的に固定するためのケーブル・タイ数本(必要に応じて)
電源コードを接続して、システムを起動する場合は、次の「
AC電源コードの接続」に進んでください。
AC電源装置にケーブルを取り付ける手順
AC電源装置のケーブルは、ラックマウント後に取り付けることもできますが、装置ラックが多数ある場合は作業スペースが限られるので、ケーブルを取り付けてから、AC電源装置をラックマウントするようにしてください。
AC電源シェルフの背面にケーブルを取り付ける手順は、標準のAC電源装置に取り付けたケーブルですが、拡張電源装置の場合も手順は同じです。拡張電源装置の背面図については、
Cisco AS5800の拡張AC入力電源シェルフ背面図を参照してください。AC電源装置のケーブルを取り付けるには、次の作業を行います。
-
AC入力電源シェルフの背面にあるアース・ポストに、アース・ケーブルの二重リング圧着端子を取り付けます(
AC電源シェルフの背面にケーブルを取り付ける手順のシャーシ下部を参照)。
- 両方のスタッドに六角ナットをはめ込み、ネジの切られたアース・ポストに二重リンク圧着端子を固定します。
- AC電源シェルフのシャーシ背面にある端子スタッド(BUS +のラベル)に、レッドのDCインタコネクト電源コード・リング圧着端子を2つ取り付けます(
AC電源シェルフの背面にケーブルを取り付ける手順を参照)。
- 六角ナットをはめ込み、スタッドにリング圧着端子を固定します。
- AC電源シェルフのシャーシ背面にある端子スタッド(BUSのラベル)に、ブラックのDCインタコネクト電源コード・リング圧着端子を2つ取り付けます (
AC電源シェルフの背面にケーブルを取り付ける手順を参照)。
- 六角ナットをはめ込み、端子スタッドにリング圧着端子を固定します。
- AC入力電源シェルフの背面にあるDB-25レセプタクルに、モニタ・ケーブルのDB-25プラグを差し込みます(
AC電源シェルフの背面にケーブルを取り付ける手順を参照)。ジャックネジを締めます。
ラックへの電源シェルフの設置
ラックに電源シェルフを設置するには、付属の溝付きネジを使用して、ラックの2本の支柱またはマウント・ストリップに、マウント・フランジを固定します。マウント・フランジは電源シェルフ全体の重量を支えるので、1つのマウント・フランジに少なくとも2本の溝付きネジを使用してください。
電源シェルフのすぐ上にダイヤル・シェルフを設置する場合は、1.75インチ(4.45 cm)の間隔が必要です。
-
重心が低くなるように、重量のある装置ほど、ラックの下部に搭載してください。
-
電源装置を2台装備したAC入力電源シェルフの重量は、約47ポンド(21.31 kg)です。電源シェルフを持ち上げる場合は、十分に注意してください。ひざを曲げて、両脚の力で持ち上げます。背中を痛めないようにしてください。AC入力電源シェルフから電源装置を取り外して、ラックに搭載することを推奨します。
標準電源装置を取り外す場合は、次の手順に従ってください。
-
電源装置の重量は1台で14.5ポンド(6.6 kg)です。電源装置の取り外し/取り付けは、両手で行ってください。
-
静電気防止用リスト・ストラップの一端を自分自身に付け、もう一端をシャーシの塗装されていない面に取り付けます。
- イジェクト・レバーの中央にある金属製のスプリング・クリップを持ち上げ、ロックを解除します。電源装置は、自動的にロックがかかるイジェクト・レバーで固定されています(
電源装置の取り外し/取り付けを参照)。
- イジェクト・レバーを下向きに押して、電源バックプレーンから電源装置を外します。
- 電源装置のハンドルをつかみ、ベイの中程まで引き出します。さらに、もう片方の手で電源装置を下から支え、完全にベイから引き出します。
- もう一方の電源装置についても、ステップ1〜ステップ4を繰り返します。
拡張AC入力電源シェルフの電源装置を取り外す場合、次の手順従ってください。
-
電源装置の重量は1台で11ポンド(5 kg)です。 電源装置の取り外し/取り付けは、両手で行ってください。
-
静電気防止用リスト・ストラップの一端を自分自身に付け、もう一端をシャーシの塗装されていない面に取り付けます。
- イジェクト・レバーにあるネジをひねり、電源装置のロックを解除します(
電源装置の取り外し/取り付けを参照)。
- イジェクト・レバーを持ち上げて、電源バックプレーンから電源装置を外します。
- 電源装置のハンドルをつかみ、ベイの中程まで引き出します。 さらに、もう片方の手で下から支え、完全にベイから引き出します。
- もう一方の電源装置についても、ステップ1〜ステップ4を繰り返します。
ラックに電源シェルフを取り付るには、次の手順に従ってください。
-
ラックへの通り道に邪魔なものがないかどうか、ラックが安定しているかどうかを確認します。
- ラックの手前に電源シェルフを置きます。けがをしないように、急に身体をひねったり動かしたりしないでください。
- 電源シェルフを持ち上げてラックに収め、前面のマウント・フランジが装置ラックの左右にあるマウント・ストリップまたは支柱と一列になるまで押し込みます。
- マウント・フランジの穴がマウント・ストリップの穴と重なり、マウント・フランジが支柱またはマウント・ストリップと一列になるように、電源シェルフの位置を調整します。
- 10-32 x 3/8インチの溝付きネジ(片側に最低2本ずつ)を電源シェルフのマウント・フランジに通し、さらにマウント・ストリップに差し込みます。1/4インチのマイナス・ドライバを使用して、すべてのネジを締めます。
- 電源装置を元どおりに搭載します。
- 電源装置を電源装置ベイに差し込みます。前面が電源シェルフのフレームと一列に揃うまで、電源装置を電源シェルフの中に完全に押し込みます。バックプレーン・コネクタを壊さないために、電源装置をベイに無理やり押し込んではなりません。
- 自動的にロックがかかるイジェクト・レバーを、金属製のスプリング・クリップがロックする(カチッという音が聞こえる)まで押します(
電源装置の取り外し/取り付けまたは
拡張電源シェルフの電源装置の取り外し/取り付けを参照)。
- もう一方の電源装置についても、ステップaおよびステップbを繰り返します。
4支柱ラックへのAC入力電源シェルフの取り付けに、4支柱ラックに搭載した標準AC入力電源シェルフを示します。
ラックへのダイヤル・シェルフの設置
ダイヤル・シェルフのシャーシを1人でラックに取り付けることはできません。2人、できれば3人で作業を行ってください。
ラックの支柱またはマウント・ストリップにラックマウント・ブラケットを固定するには、付属の溝付きネジを使用する必要があります。ブラケットでシャーシ全体の重量を支えるので、1つのブラケットに少なくとも2本の溝付きネジを使用してください。
ダイヤル・シェルフをラックに搭載する前に、前章で説明した、ダイヤル・シェルフに関する準備作業を完了しておいてください。ダイヤル・シェルフのシャーシをラックに取り付けるには、次の手順に従ってください。
-
けがを防ぐために、
安全に関する推奨事項で説明した安全に関する注意事項を読み直してから、ダイヤル・シェルフをラックに取り付けてください。
-
ラックへの通り道に邪魔なものがないかどうか、ラックが安定しているかどうかを確認します。
- 付属の溝付きネジと1/4インチのマイナス・ドライバを使用して、前側の各支柱またはマウント・ストリップに、サポート・ブラケットを1つずつ取り付けます。サポート・ブラケットは水平に取り付けてください(
Cisco AS5800サポート・ブラケットの取り付けおよび
4支柱ラックに搭載したCisco 5814ダイヤル・シェルフを参照)。
-
ブラケットでシャーシ全体の重量を支えるので、1つのブラケットに少なくとも2本の溝付きネジを使用しなければなりません。 また、これらのブラケットによって、ダイヤル・シェルフと電源装置の間に必要な間隔が確保できます。
- ラックの手前にダイヤル・シェルフ・シャーシを配置します。
-
シャーシは2人以上で持ち上げる必要があります。 シャーシ側面のハンドルを使用します。 背筋を伸ばし、上体だけでなく足に力を入れて持ち上げ、腰に負担がかからないようにします。 電源装置、フィルタ・モジュール、またはブロア・アセンブリのハンドルを持ってシャーシを持ち上げようとしないでください。シャーシやコンポーネントが損傷するおそれがあります。 これらのハンドルは、シャーシの重量を支えるようには作られていません。 このマニュアルに記載されている警告文の各国語表記については、装置に付属している『Regulatory Compliance and Safety Information』を参照してください。
- ダイヤル・シェルフ・シャーシを持ち上げて、ラックに押し込み、2つのサポート・ブラケットの上に載せます。前側のブラケットまたはシャーシのマウント・フランジが、装置ラックの左右にあるマウント・ストリップまたは支柱と揃うまで押し込みます。シャーシを完全に押し込んでから、1人または2人でハンドルを持ってシャーシを支えるか、DC PEMがあった位置をつかんでシャーシを支えます。
-
設置作業が完了するまでは、ブラケットでシャーシを支えます。ブラケットを取り外すかどうかは任意です。ブラケットを取り付けたままにすると、ダイヤル・シェルフとオプションのAC入力電源シェルフ間でスペースを維持する器具として利用できます。
- 2人でダイヤル・シェルフをしっかり支えている間に、もう1人が10-32 x 3/8インチの溝付きネジ(ブラケット1つに2本ずつ)をブラケット(またはシャーシのマウント・フランジ)に通し、さらにマウント・ストリップに差し込みます。フランジの下の方から先に2本のネジを取り付け、フランジに沿って均等な間隔で上の方のネジを取り付けます。1/4インチのマイナス・ドライバを使用して、すべてのネジを締めます。
ダイヤル・シェルフのラックマウントを完了するには、さらに後ろ側のブラケットをシャーシに取り付けます。次の
後ろ側のブラケットの取り付けに進んでください。
後ろ側のブラケットの取り付け
ここでは、Telcoラックおよび4支柱ラックに搭載する場合について、後ろ側のブラケットを取り付ける手順を説明します。
ダイヤル・シェルフ・コンポーネントの取り付け
ここでは、ダイヤル・シェルフ・コンポーネントの取り付け手順について説明します。
ブロア・アセンブリの取り付け
次の手順で、ダイヤル・シェルフにブロア・モジュールを取り付けます。
-
ブロア・アセンブリの重量は27.5ポンド(12.5 kg)です。 ブロア・アセンブリの取り外し/取り付けは、両手で行ってください。
-
片手でブロア・アセンブルのハンドルを持ち、もう片方の手でブロア・アセンブリを下から支えます(
ブロア・アセンブリの取り付けを参照)。
- ブロア・アセンブリをダイヤル・シェルフ・シャーシの開口部に合わせ、シャーシに押し込みます。
- ブロア・アセンブリ背面のコネクタが、ダイヤル・シェルフ・シャーシに完全にかみ合うまで、ブロア・アセンブリをシャーシに押し込みます。
- ブロア・アセンブリの前面パネルにある2個の非脱落型ネジを締めます。
PEMの取り付け
PEM(パワー・エントリ・モジュール)を取り付けるには、次の手順に従ってください(ダイヤル・シェルフにおけるPEMの位置については、
を参照)。
-
PEMのハンドルをつかみ、DC入力電源装置ベイに慎重に合わせます。
- PEMが電源装置ベイに完全に収まり、バックプレーン・コネクタと完全にかみ合うまで、PEMを押し込みます。
- 1/4インチのマイナス・ドライバで、PEMの前面パネルにある非脱落型ネジを締めます。
- アラーム・ケーブルをアラーム端子ブロックに差し込みます(
を参照)。
- もう一方のPEMについても、ステップ1〜ステップ4を繰り返します。
ダイヤル・シェルフにPEMを取り付ける手順は、これで完了です。
ダイヤル・シェルフ・カード/DSCカードの取り付け
トランク・カード、モデム・カード、およびDSC(ダイヤル・シェルフ・コントローラ)カードは、次の手順でシャーシに取り付けます。
-
ダイヤル・シェルフは、適切なスロットにトランク・カード、モデム・カード、およびDSCカードが搭載された状態で届きます。ダイヤル・シェルフ・シャーシにカードを元どおりに取り付ける場合は、カードを取り外す前に作成した記録(
ダイヤル・シェルフ・カード/DSCカードの取り外し)を参照してください。
元のカード構成を記録していない場合は、左から右に向かって番号がついているダイヤル・シェルフ・スロットに、次のようにカードを取り付けます。
- トランク・カードは、スロット番号0から始め、スロット番号0〜5に取り付けなければなりません
- モデム・カードは、バックプレーンのスロット番号2〜11に取り付けることができます。
- DSCカードは、バックプレーンのスロット番号12および13に取り付けなければなりません。DSCカードが1つだけの場合は、スロット12または13のどちらに取り付けてもかまいません。
-
トランク・カードおよびモデム・カードの重量は、それぞれ8ポンド(3.6 kg)です。 DSCカードの重量はそれぞれ8.5ポンド(3.8 kg)です。 ダイヤル・シェルフのカードを取り外し/取り付けは、両手で行ってください。
-
静電気防止用リスト・ストラップの一端を自分自身に付け、もう一端をシャーシの塗装されていない面に取り付けます。
-
静電気による損傷を防ぐために、トランク・カードを扱う場合は、必ずイジェクト・レバーとフレームのエッジを持ち、なおかつ静電気防止用リスト・ストラップまたはその他のアース器具を使用してください。
- カード・フレーム・ガイドをスロット上下の溝に慎重に合わせます。回路やコネクタ・ピンに触れないように注意してください。
- イジェクト・レバーがシャーシのフレームとかみ合うまで、フレームをスロットに押し込みます(
イジェクト・レバーの使用方法を参照)。
- イジェクト・レバーがトランク・カードの前面パネルのほうに曲がり、前面パネルがシャーシのフレームと一列になるまでカードを押し込んで、カードをバックプレーンに装着します。
-
トランク・カード、モデム・カード、またはDSCカードをダイヤル・シェルフから外したりダイヤル・シェルフに装着するときには、必ずイジェクト・レバーを使用してください。 イジェクト・レバーを使用しなかった場合、カードの故障を示す間違ったシステム・エラー・メッセージが表示される可能性があります。 ただし、イジェクト・レバーでカードを持ち上げたり、カードの重量を支えたりしてはなりません。
- No. 2のプラス・ドライバで、カード前面パネルの上部と下部にあるパネル・ファスナを締めます。 こうすることにより、カードが部分的にバックプレーンから外れることが防止できます。また、適切なEMIシールドが確保されます。
-
トランク・カード、モデム・カード、およびDSCカードのパネル・ファスナは、必ず締めてください。これらのファスナによって、偶発的な脱落を防止できると共に、適切なシステム・アースが確保できます。
- 取り付ける残りすべてのカードについて、
イジェクト・レバーがシャーシのフレームとかみ合うまで、フレームをスロットに押し込みます(図3-10を参照)。〜
No. 2のプラス・ドライバで、カード前面パネルの上部と下部にあるパネル・ファスナを締めます。 こうすることにより、カードが部分的にバックプレーンから外れることが防止できます。また、適切なEMIシールドが確保されます。を繰り返します。
-
誤ったエラー・メッセージが表示されるのを防ぐために、トランク・カードの取り外し/取り付けは一度に1つずつ行ってください。 さらに、トランク・カードの取り付け/取り外し後、少なくとも15秒間経過してから、次のカードの作業を始めてください。システムの再初期化が完了し、すべてのインターフェイスについて、その時点でのコンフィギュレーションが認識されるまでの時間が必要です。
- シャーシ内に埃が入らないように、また、適切な通気が維持されるように、空のカード・スロットには、必ず、ブランク・フィラー・カード(DS58-BLANK=)を取り付けてください。
-
内部コンポーネントの過熱を防ぐために、空のスロットには必ず、ブランク・フィラー・カードを取り付け、すべてのカードに冷気が適切に流れるようにしてください。
ダイヤル・シェルフのケーブル接続
ダイヤル・シェルフをラックに搭載し、すべてのコンポーネントを元どおりにダイヤル・シェルフに取り付けたあとで、DC電源またはAC入力電源シェルフからダイヤル・シェルフにDC電源を接続します。この段階で、AC入力電源シェルフからのモニタ・ケーブルも接続する必要があります。次に、オプションのAC入力電源シェルフを使用する場合を説明します。DC電源を使用する場合は、
DC電源接続を参照してください。
AC電源コードの接続
AC入力電源シェルフとダイヤル・シェルフ間のケーブルをすべて接続したあとで、電源シェルフをAC電源に接続する必要があります。さらに、システム電源を投入する前に、付属の電気接続保護カバーを電源シェルフの背面に取り付けなければなりません。ケーブル仕様の詳細については、
Cisco AS5800の仕様を参照してください。
-
この装置では、複数の電源コードを使用します。感電防止のために、2本の電源コードを外してから、装置のメンテナンス作業を行ってください。このマニュアルに記載されている警告文の各国語表記については、装置に付属している『Regulatory Compliance and Safety Information』を参照してください。
AC入力電源シェルフ/ダイヤル・シェルフ間のアース
ケーブル仕様の詳細については、
Cisco AS5800の仕様を参照してください。次の手順で、AC入力電源シェルフとダイヤル・シェルフ間をアース・ケーブルで接続します。
-
アース・ケーブルの他端にある二重リング圧着端子の穴の1つに、M4ネジを通します。さらに、ダイヤル・シェルフ・シャーシの下の方にある溝付きナットにネジを通し、ある程度までネジを締めます(
標準電源シェルフにアース・ワイヤを接続する手順の上のシャーシ、または拡張電源シェルフの場合は
拡張電源シェルフにアース・ワイヤを接続する手順を参照)。
- 2つ目のリング圧着端子穴と、ダイヤル・シェルフ・シャーシの下部にある2つ目のナットを重ね合わせ、穴にネジを通します。
- No.2のプラス・ドライバで両方のネジを締めます。
これで、アース・ケーブルの取り付け作業は完了です。
DC電源コードの接続
ケーブル仕様の詳細については、
Cisco AS5800の仕様を参照してください。次の手順で、DCインタコネクト電源コードを接続します。
-
電源シェルフ前面パネルのAC入力電源スイッチが、オフ(O)の位置になっていることを確認してください。
- ダイヤル・シェルフ背面にあるPEM DC端子ブロックのそれぞれで、ネジを緩めます(
DCインタコネクト・ケーブルの接続を参照)。
- レッドの絶縁されたケーブルの1本を持ち、むき出しになったワイヤの端を、各PEMのDC端子ブロック(48V RTNのラベル)に収め、端子ブロック・コネクタのネジをしっかり締めます(
DCインタコネクト・ケーブルの接続を参照)。
- ブラックの絶縁されたケーブルの1本を持ち、むき出しになったワイヤの端を、各PEMのDC端子ブロック(48Vのラベル)に収め、端子ブロック・コネクタのネジをしっかり締めます。もう一方のPEMで同じ作業を繰り返します(
DCインタコネクト・ケーブルの接続を参照)。
レッドのDCケーブルをAC入力電源シェルフのスタッド(BUS +のラベル)に取り付け、反対側を各PEMの48V RTN端子に接続する必要があります。ブラックのDCケーブルをスタッド(BUS のラベル)に取り付け、反対側を各PEMの 48V端子に接続する必要があります。 PEM端子ブロックに2本のDC導体を逆に取り付けると、PEM上で配線ミスを伝える警告LED(イエロー)が点灯します。損傷することはありませんが、電源をオフにして、接続を逆にする必要があります。
DC電源コードの取り付け作業は、これで完了です。次に、AC入力電源シェルフからダイヤル・シェルフのフィルタ・モジュールへ、モニタ・ケーブルを接続する必要があります。
モニタ・ケーブルの接続
ケーブル仕様の詳細については、
Cisco AS5800の仕様を参照してください。次の手順で、モニタ・ケーブルを接続します。
-
ダイヤル・シェルフ・フィルタ・モジュールの底面にあるDB-9レセプタクルに、モニタ・ケーブルのDB-9プラグを差し込みます(
モニタ・ケーブルの接続、または拡張電源シェルフの場合は
モニタ・ケーブルの接続を参照)。
- ジャックネジを締めます。
最大限の冗長性を確保するために、電源コードをそれぞれ異なるAC電源に接続してください。
-
AC入力電源シェルフをルータ・シェルフと同じ電源、または装置ラックの電源ストリップに接続しないでください。AC入力電源シェルフの20Aコネクタは、ルータ・シェルフ用の電源および装置ラックで通常使用される15Aの電源ストリップでは使用できません。
AC電源コードの接続作業は、これで完了です。
標準電源シェルフへの保護カバーの取り付け
安全上の理由から、システムに電源を投入する前に、標準AC入力電源シェルフに付属している金属製の保護カバーを取り付ける必要があります。保護カバーによって、ショートから電源コネクタがシールドされ、感電事故を防止できます。
拡張電源装置の場合は不要です。
保護カバーを取り付けるには、次の手順に従ってください。
-
金属製の保護カバーとダイヤル・シェルフの背面下部にある溝を合わせます(
標準電源シェルフに保護カバーを取り付ける手順を参照)。
- 保護カバーをスライドさせてはめ込み、付属のネジでカバーの前面をダイヤル・シェルフに固定します。
-
保護カバーは、製品に不可欠の部品です。保護カバーのない状態で、標準AC電源シェルフを稼働させないでください。保護カバーを取り付けずに装置を稼働させた場合は、安全性に関する認定が無効になると共に、発火や電気ハザードの危険性が生じます。
-
この装置はTN電源システムで機能するように設計されています。 このマニュアルに記載されている警告文の各国語表記については、装置に付属している『Regulatory Compliance and Safety Information』を参照してください。
- 各電源コードの反対側を220VAC電源に接続します。
最大限の冗長性を確保するために、電源コードをそれぞれ異なるAC電源に接続してください。
-
AC入力電源シェルフをルータ・シェルフと同じ電源、または装置ラックの電源ストリップに差し込まないでください。 AC電源シェルフの20Aコネクタは、ルータ・シェルフ用の電源および装置ラックで通常使用される15Aの電源ストリップでは使用できません。
DC電源接続
次に、AC入力電源シェルフを使用しないで、直接DC電源を使用する設置方法について説明します。
ダイヤル・シェルフのアース
Cisco 5814ダイヤル・シェルフは、出荷時点で、ダイヤル・シェルフ・シャーシ背面の左上の端にある2個のペムナットに、二重アース圧着端子が取り付けられています。ケーブル仕様の詳細については、
Cisco AS5800の仕様を参照してください。次の手順で、ダイヤル・シェルフをアースします。
-
アース導体を破損させたり、適切に取り付けていない状態で装置を使用したりすることは避けてください。 適切にアースされているかどうか不安なときは、電気検査局または電気技師に問い合わせて確認してください。 このマニュアルに記載されている警告文の各国語表記については、装置に付属している『Regulatory Compliance and Safety Information』を参照してください。
-
装置を設置するときには、必ずアースを最初に接続し、最後に切断します。 このマニュアルに記載されている警告文の各国語表記については、装置に付属している『Regulatory Compliance and Safety Information』を参照してください。
-
ダイヤル・シェルフの二重アース圧着端子の位置を確保して(
Cisco AS5800 背面図を参照)、1/4インチのマイナス・ドライバでシャーシからネジを外します。ネジは保管しておいてください。
- ユーザ側で用意した6ゲージのアース線に、二重アース圧着端子を取り付けます。
- 取り外したネジを使用して、アース圧着端子をダイヤル・シェルフのシャーシに固定します。
DC電源コードの接続
設置場所でDC電源を利用できる場合は、ユーザ側で専用のDC電源コードを用意してください。米国では、6 AWGの撚り線、または単線の銅線を使用する必要があります。その他の国では、16 mm2の単線または10 mm2の撚り線の銅線を使用します。
次の手順で、ケーブルを接続します。
-
ダイヤル・シェルフPEMの前面パネルにあるDC端子ブロックの位置を確認し、1/4インチのマイナス・ドライバでコネクタのネジを緩めます (
PEMのDC端子ブロックを参照)。
- DC電源コードの外側の絶縁部をはがし、銅線を1/2インチ(1.27 cm)ほどむき出しにします。
- むき出しにした電源コードをPEMのDC端子ブロックに接続し、端子ブロック・コネクタのネジをしっかり締めます(
PEMのDC端子ブロックを参照)。
- DC電源コードの反対側をDC電源に接続します。
- ステップ1〜ステップ4を繰り返し、DC電源コードを第2 PEMに接続します。
PEM端子ブロックに2本のDC導体を逆に取り付けると、PEM上で配線ミスを伝える警告LED(レッド)が点灯します。 損傷することはありませんが、電源をオフにして、接続を逆にする必要があります。
これで、ラックにダイヤル・シェルフを搭載する手順は、完了です。 次に、Cisco 7206ルータ・シェルフを装置ラックに搭載します。
ルータ・シェルフのラックマウント
ルータ・シェルフは、ダイヤル・シェルフと同じラックで、ダイヤル・シェルフの上に設置することが想定されていますが、隣接するラックにルータ・シェルフを設置してもかまいません。Cisco社のインタコネクト・ケーブル(6または20フィート)を使用して、ルータ・シェルフとダイヤル・シェルフを物理的に接続します。
ダイヤル・シェルフのすぐ上にルータ・シェルフを設置する場合、スペースに関する要件はありません。Cisco 7206ルータ・シェルフに付属しているラックマウント・ブラケットとケーブル・マネジメント・キットを使用して、ルータをラックに取り付けます。
Cisco 7206ルータ・シェルフの取り付け手順については、Cisco 7206ルータ・シェルフに付属している『Cisco 7206 Installation and Configuration Guide』を参照してください。 ルータ・シェルフを取り付けたあとで、ケーブルを接続します。次の「
ダイヤル・シェルフ/ルータ・シェルフ間の接続」に進んでください。
分割ダイヤル・シェルフ構成の場合、1台の5814ダイヤル・シェルフで2台のルータを使用できます。第2ルータ・シェルフは、第1ルータ・シェルフのすぐ上に設置します。
ダイヤル・シェルフ/ルータ・シェルフ間の接続
Cisco 7206ルータ・シェルフのダイヤル・シェルフ・インタコネクト・ポート・アダプタに1つ備わっているRJ-45レセプタクルを使用して、ルータ・シェルフとCisco 5814ダイヤル・シェルフを接続します。インタコネクト・ポート・アダプタは、7206ルータ・シェルフの任意のポート・アダプタ・スロットに搭載し、全二重ケーブルを1本使用して、Cisco 5814のDSCカードに直接接続します。
この接続には、Cisco社が提供するケーブルを使用しなければなりません。Cisco社のケーブルは、EMI(電磁波干渉)放射を低減させるシールド、およびコネクタを固定するジャックネジを使用してカスタマイズされています。インタコネクト・ポート・アダプタに付属しているこの特別に設計されたケーブルで、ダイヤル・シェルフとルータ・シェルフを接続する必要があります。ケーブル仕様の詳細については、
Cisco AS5800の仕様を参照してください。ケーブルが付属していない場合は、購入された代理店にご連絡ください。
ダイヤル・シェルフ・インタコネクト・ケーブルに、ジャックネジ・コネクタを備えたダイヤル・シェルフ・インタコネクト・ケーブルを示します。
ダイヤル・シェルフ・インタコネクト・ケーブルを接続するには、次の手順に従ってください。
-
発信WAN接続には、ダイヤル・シェルフ・インタコネクト・ポート・アダプタを使用しないでください。
-
装置の電源のオフ/オンにかかわらず、WANポートには危険なネットワーク電圧がかかっています。 WANポートの付近で作業するときには、感電しないように注意してください。 ケーブルを外すときには、最初に装置側から外してください。 このマニュアルに記載されている警告文の各国語表記については、装置に付属している『Regulatory Compliance and Safety Information』を参照してください。
-
感電する危険性があるので、SELV(Safety Extra-Low Voltage)回路は、TNV(電話網電圧)回路に接続しないでください。 LANポートにはSELV回路が使用されており、WANポートにはTNV回路が使用されています。 一部のLAN/WANポートは、どちらもRJ-45コネクタを使用します。 このマニュアルに記載されている警告文の各国語表記については、装置に付属している『Regulatory Compliance and Safety Information』を参照してください。
-
ダイヤル・シェルフ・インタコネクト・ケーブルの一端を、Cisco 7206ルータ・シェルフに組み込まれたダイヤル・シェルフ・インタコネクト・ポート・アダプタのRJ-45ポート(
ダイヤル・シェルフ・インタコネクト・ケーブルの接続を参照)に直接接続します。
- コネクタの両側のジャックネジを締めます。
- DSCカードの前面パネルにある[Dial Shelf Interconnect]というラベルのポートに、ケーブルのもう一端を接続します。
- コネクタの両側のジャックネジを締めます。
- 分割ダイヤル・シェルフ構成の場合、ステップ1〜ステップ4を繰り返し、第2 DSCカードと第2ルータ・シェルフを接続します。
-
(冗長構成のDSCカードを交換する場合以外)システムの稼働中に、インタコネクト・ケーブルは外さないでください。すべてのコールが失われます。
ルータ・シェルフ・ポート・アダプタ・ケーブルの接続
LAN/WANへの出口接続は、ホストのCisco 7206ルータ・シェルフから行います。ルータ・シェルフは、ポート・アダプタを使用して、FDDI、HSSI、ファスト・イーサネット、ATMなどのインターフェイスをサポートします。インターフェイス・ポート・アダプタごとに、別個のコンフィギュレーション・マニュアルとケーブル情報が付属しています。
たとえば、 Cisco 7206ルータ・シェルフにファスト・イーサネット・ポート・アダプタを搭載する場合は、ファスト・イーサネット・ポート・アダプタに付属しているコンフィギュレーション・ノート『PA-FE-TX and PA-FE-FX Fast Ethernet 100BASE-T Port Adapter Installation and Configuration』(部品番号:78-2659-xx)を参照してください。この資料は、Documentation CD-ROMでもご利用いただけます。
トランク・カードのケーブル接続
トランク・カードには、チャネライズドE1/T1回線用のRJ-45レセプタクル、またはT3トランク回線用のBNCコネクタが12個あります。T1/E1トランク回線へ接続するには、次の手順に従ってください。
-
1)メインの電源コネクタを外す前、および2)ケースを開けている間、またはそのどちらかでは、電話回線を切断しておく必要があります。このマニュアルに記載されている警告文の各国語表記については、装置に付属している『Regulatory Compliance and Safety Information』を参照してください。
-
雷が発生している間は、システムでの作業またはケーブルの接続/切断を行わないでください。このマニュアルに記載されている警告文の各国語表記については、装置に付属している『Regulatory Compliance and Safety Information』を参照してください。
-
この装置の設置または交換は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。 このマニュアルに記載されている警告文の各国語表記については、装置に付属している『Regulatory Compliance and Safety Information』を参照してください。
-
E1インターフェイスを搭載できるのは、ACAの認定を受けたカスタマ装置、またはACAの認定条件を免除されたDTE(データ端末装置)だけです。カスタマ装置は必ず、扉をネジで固定したキャビネットに収容し、ユーザがカスタマ装置の過電圧に接触することがないようにしなければなりません。カスタマ装置内の回路には、電話網電圧がかかっている可能性があります。
-
T1/E1ケーブルの一端をトランク・カードのRJ-45レセプタクルに直接接続します(
CT1/CE1トランク・カードへのRJ-45ケーブル接続を参照)。
- CT1ケーブルのネットワーク側を外部ネットワークに接続します。CE1ケーブルを接続する場合は、CE1ケーブルのネットワーク側をNT1(網終端1)装置に接続します。
- 残りのT1/E1ケーブル(最大11)について、ステップ1およびステップ2を繰り返します。
トランク・ケーブルおよびトランク・カードの詳細については、『Cisco AS5800 Universal Access Server Dial Shelf Card Guide』を参照してください。
-
装置の電源のオフ/オンにかかわらず、WANポートには危険なネットワーク電圧がかかっています。 WANポートの付近で作業するときには、感電しないように注意してください。 ケーブルを外すときには、最初に装置側から外してください。 このマニュアルに記載されている警告文の各国語表記については、装置に付属している『Regulatory Compliance and Safety Information』を参照してください。
T3回線は、次の手順で接続します。
-
T3送信ケーブルおよび受信ケーブルの端を、トランク・カードのBNCレセプタクル(
CT3トランク・カードのBNCケーブル接続を参照)に接続します。
- CT3ケーブルのネットワーク側を、外部ネットワークに接続します。
ルータ・シェルフのコンソール・ポート/AUXポート接続
DCEモードのコンソール・ポートおよびDTEモードのAUXポートは、ルータ・シェルフのI/Oコントローラにあります。コンソール・ポートは、データ端末を接続するDB-25レセプタクルです。データ端末は、初期設定スクリプトを実行したり、Cisco AS5800を起動したりするために使用します。AUXポートは、モデムまたは他のDCE装置(CSU/DSUまたは他のルータなど)とルータ・シェルフを接続するためのDB-25プラグです(
ルータ・シェルフのコンソール・ポート/AUXポート接続を参照)。
コンソール・ポートとAUXポートはどちらも非同期シリアル・ポートなので、これらのポートには非同期伝送が可能な装置を接続しなければなりません。
コンソール・ポートに端末を接続する前に、端末をルータのコンソール・ポートに合わせて、9600ボー、8データ・ビット、パリティなし、1ストップ・ビット(9600 8N1)に設定しておきます。端末をコンソール・ポートに接続するには、EIA/TIA-232 DCEコンソール・ケーブルが必要です。ルータが正常に動作してからであれば、端末を切り離してかまいません。コンソール・ポートはルータ・シェルフとダイヤル・シェルフの両方にありますが、ルータのコンソール・ポートから両方のシェルフの機能を利用できます。
AUXポートと接続装置との間のインターフェイス・ケーブルは、ユーザ側で用意する必要があります。コンソール・ポートおよびAUXポートのピン配置については、ルータ・シェルフに付属している『Cisco 7206 Installation and Configuration Guide』を参照してください。

All contents copyright (C) 1992--2003 Cisco Systems K.K.