



設置の準備
この章では、Cisco AS5800を設置するために必要な機器および設置場所の要件について説明します。アクセス・サーバを設置する前に、設置場所の電源および配線、設置に必要な機器、正常な動作を維持するために必要な設置場所の環境条件について検討する必要があります。この章では、設置前の準備作業について、詳しく説明します。
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この装置の設置または交換は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。 このマニュアルに記載されている警告文の各国語表記については、装置に付属している『Cisco AS5800 Universal Access Server Regulatory Compliance and Safety Information』を参照してください。
設置場所の条件
Cisco AS5800は、環境モニタ・システムを使用して、過電圧や過熱による損傷からシステムおよびコンポーネントを保護します。正常な動作を維持し、不要なメンテナンス作業が生じないようにするには、設置する前に、設置場所の環境を整える必要があります。 設置後は、周辺の温度を32。F〜104。F(0〜40。C)に維持し、シャーシ周辺をできるだけ埃のない清潔な状態に保つようにしてください。
次に、アクセス・サーバの設置場所の環境条件について説明します。
AC/DC電源
Cisco 5814ダイヤル・シェルフおよびCisco 7206ルータ・シェルフは、AC入力またはDC入力電源のどちらにも対応します。
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AC入力のルータ・シェルフとDC入力のダイヤル・シェルフ(またはその反対)を組み合わせて使用しないでください。
AC電源を使用してCisco AS5800を完全な冗長構成にする場合は、Cisco 5814ダイヤル・シェルフおよびそのコンポーネント用に220 VAC 30Aの回路が2つ、Cisco 7206ルータ・シェルフ(または、分割ダイヤル・シェルフ構成の場合は複数)およびCisco 3640システム・コントローラ(使用する場合)用にさらに1120 VAC 15A回路が2つ必要です。
AC電源プランを参照してください。
DC電源を使用して、Cisco AS5800を完全な冗長構成にする場合は、Cisco 5814ダイヤル・シェルフおよびそのコンポーネント用に-48VDCで最大54Aを供給する回路が2つ、ルータ・シェルフ(または、分割ダイヤル・シェルフ構成の場合は複数)およびCisco 3640システム・コントローラ(使用する場合)用にさらに-48VDCで40Aを供給する回路が2つ必要です。
持ち運びに関する注意を参照してください。
Cisco 5814ダイヤル・シェルフ
Cisco 5814ダイヤル・シェルフは、DC入力電源装置だけの構成で発注することも、オプションのAC入力電源シェルフを追加して発注することもできます。
- DC入力電源装置は、アクセス・サーバに北米では48 VDC(平常値)、欧州では60 VDCの電力を供給します。
- AC入力電源装置は200〜240 VACの入力電圧で動作し、ダイヤル・シェルフのDC PEM(パワー・エントリ・モジュール)に48 VDCの電力を供給します。
DC入力電源装置の導線の色分けは、設置場所のDC電源の色分けによって決まります。通常、グリーンまたはグリーン/イエローをアース、ブラックを+48Vリターン、レッドまたはホワイトを-48Vに使用します。DC入力電源装置で選択するワイヤの色分けと、DC電源で使用されているワイヤの色分けを一致させる必要があります。
システム仕様およびケーブル仕様の詳細については、
Cisco AS5800の仕様を参照してください。
Cisco 7206ルータ・シェルフ
Cisco 7206ルータ・シェルフは、280WのAC入力電源装置または280WのDC入力電源装置のどちらかを指定して発注できます。
- AC入力電源装置には、Cisco 7206ルータ・シェルフを50/60 Hz、100〜240 VACの範囲内の入力電圧および周波数で動作させる、PFC(力率補正)回路が組み込まれています。
- 120 VACで動作する各AC入力電源装置は、最低5Aの電力供給が必要です。Cisco 7206ルータ・シェルフは、できるだけ電源の15Aレセプタクルに接続してください。
Cisco 7206ルータ・シェルフのAC入力電源の詳細については、Cisco 7206ルータ・シェルフに付属している『Cisco 7200 Series 280-Watt AC-Input Power Supply Replacement Instructions』(部品番号:78-3227-xx)を参照してください。
- DC入力電源装置は、48 VDCの入力電圧で動作し、ルータのミッドプレーンを介してルータ・シェルフの内蔵コンポーネントに+5V、+12V、12V、および+3VのDC電力を供給します。
- 48 VDCで動作する北米仕様の各DC入力電源装置は、最低14Aの電力供給が必要です。60 VDCで動作する欧州仕様の各DC入力電源装置は、最低8Aの電力供給が必要です。 Cisco 7206ルータ・シェルフは、できるだけ電源の15Aレセプタクルに接続してください。
Cisco 7206ルータ・シェルフのDC入力電源の詳細については、Cisco 7206ルータ・シェルフに付属している『Cisco 7200 Series 280-Watt DC-Input Power Supply Replacement Instructions』(部品番号:78-3420-xx)を参照してください。
完全な冗長性を確保するために、2つの電源装置をそれぞれ独立した電源に接続するようにしてください。また、設置場所で電源障害が発生した場合に備えて、UPS(無停止電源装置)による保護を推奨します。200 VACで動作する各AC入力電源装置は、最低で20Aの電力供給が必要です。 Cisco AS5800はできるだけ、電源の20A、200〜240 VACレセプタクルに接続してください。
持ち運びに関する注意-
フル装備のダイヤル・シェルフは、約278ポンド(126.1 kg)の重量になります。シャーシは、頻繁に移動するようには設計されていません。 ダイヤル・シェルフを設置する前に、再びシャーシを移動させなくてもすむように、設置場所の電源およびネットワーク接続が適切かどうかを確認してください(設置場所のその他の条件については、
設置場所に関する仕様を参照)。
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フォークリフトやその他の機械的なリフト装置を使用しないでダイヤル・シェルフを設置する場合は、あらかじめシャーシからブロア・アセンブリ、ダイヤル・シェルフ・カード、DC PEM、およびDSCカードを取り外し、さらに設置を手伝ってくれる人を2人確保してください。これらのFRUを取り外した状態で、5814ダイヤル・シェルフの重量は、114ポンド(50.7 kg)です。このマニュアルでは、フォークリフトを使用しないでCisco 5814をラックに設置する場合の手順を紹介します。少なくとも2人がかりで装置を持ち上げてラックに設置し、もう1人がボルトを取り付けるようにしてください。作業中、ラックの周囲を自在に動き回ることができるように、十分なスペースを確保してください。
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シャーシは2人以上で持ち上げる必要があります。 持ち上げる際は、シャーシ側面のハンドルを使用します。背筋を伸ばし、上体だけでなく脚に力を入れて持ち上げ、腰に負担がかからないようにします。 電源装置、フィルタ・モジュール、またはブロア・アセンブリのハンドルを持ってシャーシを持ち上げようとしないでください。シャーシやコンポーネントが壊れるおそれがあります。これらのハンドルは、シャーシの重量を支えるようには作られていません。このマニュアルに記載されている警告文の各国語表記については、装置に付属している『Regulatory Compliance and Safety Information』を参照してください。
DC PEMおよびブロア・アセンブリを取り外すことによってできたスペースを使用して、シャーシ本体を持ち上げます。
重量のあるコンポーネントを持ち運ぶ場合は、次のガイドラインに従ってください。
- コンポーネントは必ず、2人で持ち上げてください。1人でコンポーネントは持ち上げないでください。
- 足元が安定していることを確認し、両足でしっかりコンポーネントの重量を支えます。
- シャーシはゆっくりと持ち上げてください。急に動かしたり、持ち上げながら身体をひねったりしないでください。
- 背筋を伸ばし、上体だけでなく脚に力を入れて持ち上げてください。 アセンブリを持ち上げるときにかがまなければならない場合には、腰をかがめるのではなく、ひざを曲げて腰に負担がかからないようにします。
持ち上げるシステムの総重量を検討し、60ポンド(26.7 kg)を1人分の重量として計算してください。
必要な工具および機器
アクセス・サーバを設置するには、次の工具および機器が必要です。
- 静電気防止用リスト・ストラップ
- 静電気防止用マット
- No.2プラス・ドライバ
- 1/4インチ・マイナス・ドライバ
- 3/16インチ・マイナス・ドライバ(分割ダイヤル・シェルフ構成の場合)
- 巻き尺(任意)
- 水準器(任意)
- 『Cisco 7206 Installation and Configuration Guide』(ルータ・シェルフの設置用)
- 『Cisco AS5800 Universal Access Server Software Installation and Configuration Guide』
『Cisco AS5800 Universal Access Server Software Installation and Configuration Guide』は、今年後半、『Cisco AS5800 Universal Access Server Operation, Administration, Maintenance, and Provisioning Guide』に代わる予定です。
ラックマウント・キットには、次の部品が用意されています。
- ラックマウント・ブラケット x 6 ― ラックにダイヤル・シェルフを固定
- サポート・ブラケット x 2
- M5 x 10-mmのフラットヘッド・ネジ x 12 ― ラックマウント・ブラケットをダイヤル・シェルフに固定
- 10-32 x 3/8の溝付きネジ x 16 ― ラック搭載用
分割ダイヤル・シェルフ構成で設置する場合は、さらに次の外付け装置が必要になることがあります。
- DSU(データ・サービス・ユニット) ― 各シリアル・ポートと外部ネットワークを接続
- シリアル・ポートごとにシリアル・ポート・アダプタ・ケーブル ― ポートとリモート装置またはネットワークを接続
- T1 CSU/DSU(チャネル・サービス・ユニット/データ・サービス・ユニット) ― HDLC同期シリアル・データ・ストリームを有効なフレーミングおよび1の接続密度でT1データ・ストリームに変換。電話システムによっては、シリアル・ポートをT1ネットワークに接続するために、データ・ストリームに1ビット/時間単位(1の密度)という最小値が必要です。追加の機器として、数種類のT1 CSU/DSU装置を使用できます。大部分はV.35、EIA/TIA-449、またはEIA-530の電気インターフェイスを備えています。
- イーサネット・トランシーバ
- トークンリングMAU(メディア接続ユニット)
- オプティカル・バイパス・スイッチまたはコンセントレータ ― マルチモードFDDI(Fiber Distributed Data Interface)接続用
ダイヤル・シェルフのラックマウント準備
Cisco 5814ダイヤル・シェルフは、シャーシにブロア・アセンブリ、すべてのダイヤル・シェルフ・カード(トランク・カードおよびモデム・カード)、さらにDSCカードを搭載した状態で出荷されます。フル装備のダイヤル・シェルフは、278ポンド(126.1 kg)の重量になります。
装置ラックにCisco 5814を設置する前に、ダイヤル・シェルフからブロア・アセンブリ、DC PEM、ダイヤル・シェルフ・カード、およびDSCカードをいったん取り外し、ダイヤル・シェルフのラックマウント後にもう一度搭載するようにしてください(フォークリフトまたはその他の機器を使用してダイヤル・シェルフを持ち上げる場合は、この作業を省いてかまいません)。
ブロア・アセンブリ、PEM、および搭載されているカードを取り外したあとで、ダイヤル・シェルフのシャーシにラックマウント・ブラケットを取り付け、ラックにダイヤル・シェルフを設置します。
ブロア・アセンブリの取り外し-
ブロア・アセンブリの重量は27.5ポンド(12.5 kg)です。ブロア・アセンブリの取り外し/取り付けは、両手で行ってください。
ブロア・アセンブリは、次の手順で取り外します。
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静電気防止用リスト・ストラップの一端を自分自身に付け、もう一端をシャーシの塗装されていない面に取り付けます。
- ブロア・アセンブリの前面パネルにある2個の非脱落型ネジを緩めます(
ブロア・アセンブリの取り外しを参照)。
- 片手でブロア・アセンブリのハンドルをつかみ、スロットの中程まで、ブロア・アセンブリを手前にまっすぐ引き出します(
ブロア・アセンブリの取り外しを参照)。
- ブロア・アセンブリをダイヤル・シェルフのシャーシから引き出しながら、もう片方の手でブロア・アセンブリを下から支えます。
- ブロア・アセンブリをゆっくり引き出し、スロットから取り出して、再び取り付けるまで脇に置いておきます。
DC PEM(パワー・エントリ・モジュール)の取り外し
DC PEMは、次の手順で取り外します。
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1/4インチのマイナス・ドライバで、PEMの前面パネルにある非脱落型ネジを緩めます。
- ハンドルをつかみ、静かに揺すりながらPEMを引き出して、バックプレーン・コネクタから外し、さらにDC電源装置のシャーシからPEMを取り出します(
PEMの取り外し/取り付けを参照)。
- もう一方のPEMについても、ステップ1およびステップ2を繰り返します。
これで、PEMの取り外し作業は完了です。
ダイヤル・シェルフ・カード/DSCカードの取り外しに進んでください。
ダイヤル・シェルフ・カード/DSCカードの取り外し
ダイヤル・シェルフ・カードおよびDSCカードは、次の手順で取り外します。
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トランク・カードおよびモデム・カードの重量は、それぞれ8ポンド(3.3 kg)です。DSCカードの重量は、それぞれ8.5ポンド(3.8 kg)です。ダイヤル・シェルフ・カードの取り外し/取り付けは、両手で行ってください。
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各カードの元の位置を記録し、そのあとでカードをダイヤル・シェルフ・スロットから取り外します。カードを元どおりに取り付ける際に、この位置情報が必要になります。
- 静電気防止用リスト・ストラップの一端を自分自身に付け、もう一端をシャーシの塗装されていない面に取り付けします。
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静電気による損傷を防ぐために、トランク・カードを扱う場合は、必ずイジェクト・レバーとフレームの縁を持ち、なおかつ静電気防止用リスト・ストラップまたはその他のアース手段を使用してください。
- No. 2のプラス・ドライバで、カード前面パネルの上部と下部にあるパネル・ファスナを緩めます。
- 上部または下部にあるイジェクト・レバーをカードの前面パネルから引き離し、バックプレーン・コネクタからカードを外します(
イジェクト・レバーの使用方法を参照)。
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トランク・カード、モデム・カード、DSCカードをダイヤル・シェルフのバックプレーンから外したり、装着したりするときには、必ずイジェクト・レバーを使用してください。イジェクト・レバーを使用しなかった場合、カード障害を伝える間違ったシステム・エラー・メッセージが表示される可能性があります。ただし、イジェクト・レバーでカードを持ち上げたり、カードの重量を支えたりはしないでください。
- イジェクト・レバーをつかみ、カードの前面パネルを片手でつかめる程度まで、ダイヤル・シェルフのスロットからカードを部分的に引き出します。もう片方の手でカードの重量を下から支えながら、カードをスロットから引き出します(
ダイヤル・シェルフ・カード/DSCカードの取り外しを参照)。
シャーシにラックマウント・ブラケットを取り付ける手順
ブラケットの位置は、アクセス・サーバを設置するラックのタイプによって異なります。ここでは、4支柱ラックとTelcoラックの両方の場合について説明します。
シャーシ側面のネジ穴は、ブラケットを取り付けるためのもので、綿密に計算された位置に付けられています。ダイヤル・シェルフの前面には、前面を揃えたマウント方式用に、マウント・フランジもあります。4支柱ラックにダイヤル・シェルフを設置する場合は、2個のブラケット(各側面に1つずつ)をシャーシの背面下部(図2-7の位置dを参照)に取り付けて、背面でシャーシを支えることもできます。Telcoラックにダイヤル・シェルフを設置する場合は、ダイヤル・シェルフをラック中央の支柱より5インチ(12.7 cm)奥に配置して、6つのブラケット(各側面で3つずつ)をa、b、cの位置(
ダイヤル・シェルフのブラケット取り付け穴の位置を参照)に取り付けます。
設備の配線
ここでは、設置場所のプラント配線およびケーブル配線について説明します。 新規システムの設置場所を検討する際には、次に説明する、信号の距離制限、EMI、およびコネクタの互換性を考慮する必要があります。
干渉に関する考慮事項
配線が電磁場を相当距離通ると、干渉が起きる可能性があります。このことから、プラント配線を行う際には、次の2点に注意する必要があります。
- 配線を適切に行わないと、プラント配線から高周波干渉が発生する場合があります。
- 特に雷や無線送信機によって生じる強力なEMI(電磁波干渉)は、信号ドライバおよびレシーバを破壊したり、電力サージを回線上や装置内に流して電気ハザードを発生させる原因になります (この章で後述する、
電気製品を扱う場合の注意に記載されている安全に関する警告を読んでください)。
強力なEMIを予測して対策を講じるために、必要に応じてRFI(高周波干渉)の専門家に相談してください。
アース用導体を確実に敷設して、プラント配線にツイストペア・ケーブルを使用すれば、プラント配線から高周波干渉が発生することはほとんどありません。 推奨距離を超える場合は、データ信号ごとに、アース導体を施した高品質のツイストペア・ケーブルを使用してください(該当する場合)。
配線が推奨距離を超える場合、または配線が建物間にまたがる場合には、近くで発生する落雷の影響に特に注意する必要があります。 雷などの高エネルギー現象によって生じる電磁波パルスにより、電子デバイスを破壊するほどのエネルギーが、非シールド導体に発生する場合があります。 過去にこのような問題が発生したことがある場合には、必要に応じて、電力サージ抑止やシールドの専門家に相談してください。
距離制限およびインターフェイス仕様
ネットワーク容量および接続間距離は、信号タイプ、信号速度、および伝送媒体(信号伝送に使用するケーブル・タイプ)によって決まります。 たとえば、標準同軸ケーブルを使用すると、ツイストペア・ケーブルを使用した場合より、チャネル容量がはるかに大きくなります。 次に示す距離および速度制限は、IEEEのシグナリング推奨最大速度および距離ですが、実際には、これを超える速度および距離でも良い結果が得られることがよくあります。 たとえば、V.35の推奨最大速度は2 Mbpsですが、通常は4 Mbpsでも特に問題はありません。 電気に関する潜在的な問題を理解し、対処できるのであれば、制限を超える速度および距離を適用してもかまいません。ただし、ユーザ自身の責任で行ってください。
指定されている伝送速度および距離制限を超えないことを推奨します。
アクセス・サーバのネットワーク接続に関して、設置場所の準備を整える際には、下記を考慮する必要があります。
- 必要なケーブル・タイプ(ファイバ、Thick/Thin同軸、STP [シールド付きツイストペア]、またはUTP [シールドなしツイストペア])
- 距離制限
- インターフェイス接続に必要なケーブル
- トランシーバ、ハブ、スイッチ、モデム、CSU(チャネル・サービス・ユニット)、DSU(データ・サービス・ユニット)など、必要な他のインターフェイス機器
- ケーブルのピン配置(ケーブルを製作する場合)
アクセス・サーバを設置する前に、各コンポーネントのマニュアルに記載されている、他の外付け装置およびケーブルを手元に用意しておいてください。発注方法については、製品を購入した代理店にお問い合わせください。
安全に関する推奨事項
ここでは、人身事故や機器の損傷を防止するための注意事項について説明します。電源または電話線に接続する装置を扱う場合は、このガイドラインに従ってください。
- シャーシ内部の作業を行う前に、室内の緊急電源遮断スイッチがどこにあるかを確認しておきます。
- シャーシを移動させる前に、すべての電源コードおよび外部ケーブルを外してください。
- 危険を伴う作業は、1人では行わないでください。
- 回路の電源が切断されていると思い込まないで、必ず確認してください。
- 人体や装置に危険なことは行わないでください。
- 濡れた床、アースされていない電源延長コード、保護アースの不備などがないかどうか、作業場所の安全を十分に確認してください。
- DC入力電源には60AのDC回路ブレーカを推奨します。この回路ブレーカにより、United States National Electrical Code NFPA 70(米国)、Canadian Electrical Code, part I, C22.1(カナダ)、およびIEC 364(その他の国)で定められているショートおよび過電流障害に対する保護が確保できます。
- DC入力電源装置に接続できるのは、UL1950、CSA 950、EN 60950、およびIEC950のSELV(Safety Extra-Low Voltage)要件を満たすDC電源だけです。
- 固定配線の中で、すぐに手が届く場所に切断機構を組み込む必要があります。
- この装置は、National Electric Code、ANSI/NFPA 70の110-16、110-17、および110-18項に従って、人の出入りが制限された場所に設置してください。
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シャーシを開ける前に、電話線を取り外し、電話網の電圧に接触しないようにしてください。 このマニュアルに記載されている警告文の各国語表記については、装置に付属している『Cisco AS5800 Universal Access Server Regulatory Compliance and Safety Information』を参照してください。
電気製品を扱う場合の注意
Cisco 5814ダイヤル・シェルフ・カード、DSCカード、および電源装置は、システムの稼動中に、取り外しや交換を行っても、システムに悪影響を与えないよう設計されています。
ただし、Cisco 7206ルータ・シェルフを扱う場合は、システム電源を切断してから、I/OコントローラおよびNPE(ネットワーク処理エンジン)の取り外し/取り付けを行う必要があります。詳細については、Cisco 7206ルータ・シェルフに付属している『Cisco 7200 Series Installation and Configuration Guide』を参照してください。
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電源に接続されている装置を取り扱う際は、事前に指輪、ネックレス、腕時計などの装身具を外しておいてください。 これらの金属が電源やアースに接触すると、金属が過熱して大やけどをしたり、金属類が端子に焼き付くことがあります。 このマニュアルに記載されている警告文の各国語表記については、装置に付属している『Regulatory Compliance and Safety Information』を参照してください。
電気機器を取り扱うときは、次の基本的な注意事項を守ってください。
- 人体や装置に危険を及ぼすことは行わないでください。
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必ずインストレーション手順を読んでから、システムを電源に接続してください。 このマニュアルに記載されている警告文の各国語表記については、装置に付属している『Regulatory Compliance and Safety Information』を参照してください。
- 故障していると思われる機器は取り付けないでください。
さらに、電源は切断してあっても電話回線またはその他のネットワーク・ケーブルに接続したままの機器を取り扱う際は、次の注意事項に従ってください。
- 雷が発生しているときは、電話回線の取り付け作業を行わないでください。
- 防水設計されていない電話ジャックは、濡れた場所に取り付けないでください。
- 電話回線がネットワーク・インターフェイスから切り離されている場合以外、絶縁されていない電話ケーブルや端子には触れないでください。
- 電話回線の設置または変更は、十分注意して行ってください。
静電破壊の防止
ESD(静電気放電)により、装置や電子回路が損傷を受けることがあります(静電破壊)。静電破壊は、電子カードや電子部品の取り扱いが不適切な場合に発生し、故障または間欠的なシステム障害をもたらします。 アクセス・サーバのコンポーネントには、金属製のフレームに固定されたプリント回路ボードがあります。これらの金属フレームには、EMI(電磁波干渉)シールド、コネクタ、イジェクト・レバー、またはESDから保護するためのハンドルが備えられています。個々のフレームは、ボードを保護するように設計されていますが、静電気防止用ストラップは必要です。フレームを扱う場合は、必ずイジェクト・レバー、ハンドル、フレームの縁だけを持つようにします。回路またはコネクタ・ピンには決して触れないでください。
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Cisco 5814ダイヤル・シェルフ・カード/DSCカードのパネル・ファスナ、Cisco 7206ルータ・シェルフのNPEおよびI/Oコントローラの非脱落型ネジは必ず締めてください。非脱落型ネジは偶発的な脱落を防ぐだけではなく、適切なシステム・アースを提供し、バス・コネクタを正しく固定させるために必要です。
次に、ESDによる損傷を防止するためのガイドラインを示します。
- 必ず静電気防止用リスト/アンクル・ストラップを肌に密着させて着用してください。
- ダイヤル・シェルフ・カード、モジュール、またはポート・アダプタを扱うときは、静電気防止用ストラップの装置側がシャーシの塗装されていない面に接続されていることを確認してください。プリント回路ボードに触れないでください。また、衣類がプリント回路ボードに接触しないように注意してください。ダイヤル・シェルフ・カード、モジュール、またはポート・アダプタを扱う場合は、必ず「コンポーネント側を上」にして、静電気防止用マットなどの上に置くか、または静電気防止用の袋に収納してください。カードやモジュールなどを工場に送る場合は、取り外したものをただちに静電気防止用の袋に収めてください。
- Cisco 5814ダイヤル・シェルフ内のダイヤル・シェルフ・カードおよびDSC(ダイヤル・シェルフ・コントローラ)カード、Cisco 7206ルータ・シェルフ内のI/OコントローラおよびNPE(ネットワーク処理エンジン)が、それぞれのシャーシ・スロットに完全に装着されているかどうかを確認してください。すべてのイジェクト・レバーがロック位置になっていて、すべての非脱落型ネジがきちんと締められていることを確認してください。非脱落型ネジは偶発的な脱落を防ぐだけでなく、システムに適切なアースを提供し、バックプレーンにバス・コネクタを正しく固定させるために必要です。
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安全を守るために、静電気防止用ストラップの抵抗値を定期的にチェックしてください。 抵抗値は1〜10 Mohmでなければなりません。
ラックマウント時の考慮事項
一般的なラックマウント構成の場合、ラックにダイヤル・シェルフとルータ・シェルフを両方とも設置し、ダイヤル・シェルフをルータ・シェルフの下に取り付けます。このシステムのハードウェア構成として、ダイヤル・シェルフとルータ・シェルフを別々に取り付けることは推奨できません。ただし、どうしてもルータ・シェルフを隣接ラックに搭載しなければならない場合は、20フィートのインタコネクト・ケーブルを利用できます。AC入力電源を使用している場合は、ダイヤル・シェルフの下にAC入力電源シェルフを配置します。
ダイヤル・シェルフのすぐ上にルータ・シェルフを設置する場合、スペースに関する制約は特にありません。ただし、ダイヤル・シェルフの上にCisco 7206ルータ・シェルフ以外のものを配置する場合は、設置する装置のスペース要件を満たす必要があります。
1つのラックに2台のアクセス・サーバを積み重ねることができます。ただし、2つのシステム間に、最低でも1ラック・ユニットのスペースが必要です。
AC入力電源シェルフは、DC電源コード、モニタ・ケーブル、アース・ケーブル、および必須の保護カバーが収まるように、ダイヤル・シェルフより1ラック・ユニット(1.75インチ、すなわち4.28 cm)下に設置する必要があります。
1ラック・ユニット(1.75インチ、すなわち4.4 cm)は、ダイヤル・シェルフとAC入力電源シェルフ間の必須の保護カバーが対応できる、最大間隔です。
装置ラックによっては、マウント・ストリップの1本に沿って電源ストリップが付いているものもあります。ラックに電源ストリップが付いている場合は、ストリップの位置を考慮に入れて固定位置を決め、ダイヤル・シェルフ・カードおよびDSCカードをそれぞれのスロットからまっすぐ引き出せるように、ファスナの位置を検討してください。電源ストリップがラックマウント作業の邪魔になる場合は、電源ストリップを取り外してから、ダイヤル・シェルフをラックに搭載し、そのあとで電源ストリップを元どおりに取り付けます。
一般的な19インチ装置ラックの支柱およびマウント・ストリップに、一般的な19インチ4支柱ラックを示します。このラックには、背面の支柱の1本に電源ストリップが付いています。
Cisco 5814ダイヤル・シェルフ用のラックマウント・ブラケットを使用する場合は、次のガイドラインを考慮してください。
- ダイヤル・シェルフを2本の19インチ型の支柱またはレールの間に取り付ける場合は、内側の間隔(2本の支柱またはレールの内側の幅)を17.5インチ(44.45 cm)以上にしなければなりません。
- ダイヤル・シェルフの高さは28インチ(71.12 cm)です。
- 4支柱ラックまたはTelcoラックにダイヤル・シェルフを取り付ける場合は、必ず用意されているネジおよびブラケットをすべて使用して、シャーシをラックの支柱に固定してください。
ラックへの取り付け方を検討するときには、次のガイドラインを考慮してください。
- (ラック構成上、必要な場合は)前側のラックマウント・ブラケットを取り付け、そのあとでダイヤル・シェルフをラックに設置し、さらに後ろ側のブラケットを取り付けます。
- ダイヤル・シェルフはできるだけ開放型のラックに搭載してください。どうしてもキャビネットに搭載しなければならない場合は、キャビネット内の換気が十分に行われるようにしなければなりません。
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ダイヤル・シェルフの過熱を防ぐため、換気が不十分なまたは空調のないキャビネットまたは室内にCisco AS5800を設置しないでください。
- メンテナンス作業を考慮して、ラックの周囲に十分な空間をとってください。 システム・コンポーネントの取り外し/取り付けには、24インチ(61 cm)のスペースが必要です。
- ラックの転倒を防止するために、重量のある装置はラックの下段に設置して、重心を下に置くようにします。
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この装置をラックに取り付けるとき、またはラック内の装置を保守するときに、けがをしないように、システムの安定に特に配慮しなければなりません。次のガイドラインに従って、安全を確保してください。
- ラックにこの装置だけを設置する場合は、最下段に取り付ける必要があります。
- すでにある程度埋まっているラックにこの装置を設置する場合は、ラックの最下段に最も重量のあるコンポーネントを配置し、下から上に向かって設置していってください。
- ラックにスタビライザが付属している場合は、スタビライザを取り付け、そのあとでラックに装置を設置する、またはラック内の装置を保守します。
- Telcoラックを使用する場合は、ボルトでラックを床に固定してください。このタイプの設置方式では、ダイヤル・シェルフの片側だけを2本の支柱に固定することになるからです。ダイヤル・シェルフの重量によってラックが不安定にならないように注意してください。
- ダイヤル・シェルフ(またはオプションのAC入力電源シェルフ)を設置場所の電源(供給回路)に接続するときには、配線が過負荷にならないように注意してください。
- このマニュアルに記載されている警告文の各国語表記については、装置に付属している『Regulatory Compliance and Safety Information』を参照してください。
-
装置を電気回路に接続するときに、配線が過負荷にならないように注意してください。 このマニュアルに記載されている警告文の各国語表記については、装置に付属している『Regulatory Compliance and Safety Information』を参照してください。
- 通常の使用時に、ダイヤル・シェルフが必ずアースされているようにしてください。
-
この装置は、アースされていることが前提になっています。 通常の使用時に、ホストが必ずアースされているようにしてください。 このマニュアルに記載されている警告文の各国語表記については、装置に付属している『Regulatory Compliance and Safety Information』を参照してください。
- 装置シェルフを使用する場合は、そのシェルフがダイヤル・シェルフの重量および寸法に適しているかどうかを確認してください。
Cisco 5814の設置面積および外寸に、ダイヤル・シェルフの設置面積を示します。シェルフを独自に設計する場合の参考にしてください。できるだけ、Cisco 5814ダイヤル・シェルフ用に作られたラックマウント・キットを使用することをお勧めします。
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Telcoラックにルータを搭載する場合は、ラックの転倒を防止するために、ボルトでラックを床に固定し、さらに必要に応じて、適切な固定器具を使用してください。
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重心が低くなるように、重量のある装置ほど、ラックの下部に搭載してください。
これで、ダイヤル・シェルフをラックに設置する準備ができました。
ラックへのダイヤル・シェルフの設置に進んでください。
設置場所に関する仕様
動作時および保管時の環境仕様 に、動作時および保管時の環境条件を示します。 示されている範囲内であれば、アクセス・サーバの動作が維持されます。ただし、測定値がこれらの範囲の上限または下限に近い場合は、問題が潜在している可能性があります。 正常な動作を維持するには、動作の限界に達する前に、環境の異常を予測して、対策を講じる必要があります。
アクセス・サーバを冷却する空気は、ダイヤル・シェルフ・シャーシの前面から背面、ルータ・シェルフ・シャーシの右から左に流れます(ルータを前面から見た場合)。十分な通気を維持するために、すべてのスペース要件を満たすようにしてください。
動作時および保管時の環境仕様
仕様 | 最低 | 最高 |
|---|
周囲温度、動作時 | 32。F(0。C) | 104。F(40。C) |
周囲温度、非動作時および保管時 | 4。F (20。C) | 149。F(65。C) |
周囲湿度、動作時(結露しないこと) | 10% | 90% |
周囲湿度、非動作時および保管時(結露しないこと) | 5% | 95% |
高度、動作時および非動作時 | 海抜 | 10,000 ft (3050 m) |
振動、動作時 | 5〜200 Hz、 0.5 g(1オクテット/分) |
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振動、非動作時 | 5〜200 Hz、1 g(1オクテット/分) 200〜500 Hz、2 g (1オクテット/分) |
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吸気および排気のためのスペース | 24 in.(60.95 cm) |
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問題を予防するための設置場所構成:正常な動作の維持
システムを正常に稼働させるためには、アクセス・サーバの適切な設置場所や装置ラック、または配線クローゼットのレイアウトを検討する必要があります。 狭い間隔で複数の装置を設置したり、換気が不十分だったりすると、システムが過熱状態になります。 また、装置の配置が不適切なために、シャーシ・パネルに手が届かないと、システムのメンテナンス作業が困難になります。
Cisco AS5800の電源接続を検討するときには、次の注意事項および推奨事項に従ってください。
- 設置前に設置場所の電源をチェックし、設置後も定期的にチェックして、クリーンな電力が供給されていることを確認してください。 必要に応じて、電力調整器を使用してください。
- 落雷や電力サージによる損傷を防ぐために、適正なアースを施してください。

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